JP4098805B2 - 充放電システムおよび電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池の充放電システムに関し、特にシステムに接続されたハイブリッド電池パックおよびデュアル電池パックの高速充電に適した充放電システムに関する。
ノート型パーソナル・コンピュータ(以下、ノートPCという。)やPDAなどの携帯用情報端末装置は、二次電池で長時間動作することが望まれている。そのために、システム側での消費電力を低下させる改善や、二次電池の容量を増大させる改善が行われている。ノートPCに使用される二次電池は、複数の電池セルを直列に接続した電池パックとして構成される。二次電池の一例であるリチウム・イオン電池では、単一の電池セルのセル電圧が4.2Vであることから、これを3個ないし4個直列に接続して1つの電池パックを形成する。
電池の容量を増大させるには電池セルのサイズを大きくする必要があるが、それに伴い電池パックのサイズが大型化するために、収納スペースに制約があるノートPCにおいては電池の容量を増大することは容易ではない。これを解決する1つの方法として、主電池パックと補助電池パックの2つの電池パックを利用するデュアル電池パック方式が採用されている。デュアル電池パック方式では、主電池パックを常時ノートPCの専用ベイに装着し、ノートPCを携帯して長時間使用する場合に補助電池パックをDVDドライブなどと共用するマルチ・ベイに装着する。
また、ハイブリッド電池パックでは容量が異なる2種類の電池ブロックを1つのケースに収納することで、電池パックの形状、容量、および重量をノートPCに適合したものにしている。ノートPCでは、電池パックまたは電池ブロックが複数になった場合にも、重量、収納スペース、およびコストなどの観点から1台分の容量の充電器で充電することが一般的である。二次電池の1つであるリチウム・イオン電池は、定電圧定電流(CVCC)方式の充電器で充電する。放電終止電圧まで放電したリチウム・イオン電池を定電圧定電流方式で充電するときに流れる充電電流は、充電初期の定電流制御のもとでは一定値の大電流になり、その後定電圧制御に入って徐々に低下する。これは充電される単位時間当たりの電気量が充電末期になるほど少なくなり、充電の時間効率が低下することを意味する。
ノートPCの充放電システムは、ユーザに対してできるだけ早く携帯使用の環境を提供するために充電時間が短いことが要求される。従来ハイブリッド電池パックやデュアル電池パックなどのように2つの電池ブロックを搭載するノートPCにおいて、2つの電池ブロックを1個の電池ブロックを充電できる容量の充電器で充電するときは、図11に示すように一方の電池ブロックを定電流制御でライン51に示すように時刻T1まで充電し、つづいて、他方の電池ブロックを定電流制御でライン53に示すように時刻T2まで充電し、つづいて他方の電池ブロックを定電圧制御でライン55に示すように時刻T3まで充電し、最後に一方の電池ブロックを定電圧制御でライン57に示すように時刻T4まで充電していた。
このような順番で充電すると、充電時間効率のよい定電流制御を利用して2つの電池パックをそれぞれ約80%まで先に充電し、充電時間効率の悪い残りの20%部分を後に充電するので、時刻T1以降にACアダプタが外されて充電が中断されても、その時点で2つの電池パックを合計した電池容量は、一方の電池ブロックを100%まで充電してから他方の電池パックの充電を開始する方式よりも大きくすることができる。
特許文献1は、複数の電池に対する充電を効率よく短時間で行う技術を開示する。同文献の図4には、従来3つの電池を順番に3時間ずつ充電し、合計9時間かけて充電していた方式を、最初に1時間ずつ3つの電池を順番に充電し、その後3つの電池を同時に2時間かけて充電することにより充電時間を短縮する原理が示されている。特許文献2は、単一の充電器を使って複数の二次電池を並列充電することにより充電時間の短縮を図った充電装置を開示する。
特開平6−303729号公報 特開平8−214468号公報
特許文献1記載の充電方式は、システムとは切り離された状態で充電する充電器に適用されるものであり、システムに搭載された二次電池を充電するものではない。システムに搭載された電池を充電するためには、二次電池からシステム負荷に放電する回路にダイオードや抵抗が挿入されたりして電力損失や電圧降下が生じないようにする必要がある。また、充電中に急にAC電源が遮断されてもシステム負荷に対する電力の供給を継続させる工夫が必要である。したがって、同文献に開示する思想をそのままシステムに搭載された電池の充電方式として採用することはできず、複数の電池ブロックを同時に充電するためにはこれらの課題も同時に解決する必要がある。
特許文献2の図4、図8、および図10記載の充電装置では、DC/DCコンバータに対する放電回路にダイオードが入っており、放電時にダイオードによる電力損失および電圧降下が発生する。また、同文献の図9記載の充電装置では、電池の放電回路においてFETの外部にはダイオードが接続されていないが、FET5、FET6の寄生ダイオードによる電力損失および電圧降下が発生する。FET5またはFET6の一方がオンになって電圧が高い方の電池からDC/DCコンバータに電力を供給するときは、寄生ダイオードによる電力損失は発生しないが、2つの電池が同じ電圧になったときは、FET5およびFET6がオフになって寄生ダイオードを経由した放電回路が形成される。通常の使用状態では2つの電池が100%充電された後にACアダプタが抜かれて外部電源を喪失した状態になって両方の電池から放電するが、FET5、FET6がともにオフになるため、電力損失が発生することになる。
さらに、同文献に記載された充電装置ではいずれも、電池パックの内部に保護回路を設ける必要のあるハイブリッド電池を充電することができない。また同文献に記載された充電装置ではいずれも、放電時に2つの電池パックが並列に接続されることになるため、たとえば、2つの電池パックからそれぞれ50%放電した後に、1つの電池パックを収納するベイをDVDドライブに交換するような場合には、残りの電池パックの残存容量も50%になってしまうという不都合がある。
システムに接続されたデュアル電池パックやハイブリッド電池パックを充電する充電装置は、充電時間が短く、放電時の電力損失や電圧降下が少ないことが求められている。また、そのような充電装置は所定時間放電された後にマルチ・ベイから一方の電池パックが取り外されて他の周辺機器が取り付けられるようになっても他方の電池パックの残存容量ができるだけ多いことが求められている。
そこで本発明の目的は、複数の電池ブロックを短時間で充電することができる充放電システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、電池ブロックからシステム負荷に放電するときに電力損失や電圧降下を発生させない充放電システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、電子機器に搭載されたデュアル電池パックやハイブリッド電池パックの充電に適した充放電システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、電子機器に搭載された複数の電池パックを所定時間放電したあとに、一部の電池パックを取り外しても残りの電池パックの電池容量を多く残すことができる充放電システムを提供することにある。本発明の目的は、そのような充放電システムを採用した電子機器を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような充放電システムを構成するハイブリッド電池パックを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる充放電システムは、第1の電池ブロック、第2の電池ブロック、第1の充放電回路、第2の充放電回路、システム負荷、充電器、および制御回路を含んでいる。第1の充放電回路と第2の充放電回路はそれぞれ第1の整流素子と第2の整流素子を含んでいる。第1の整流素子と第2の整流素子は、それぞれイネーブル状態とディスエーブル状態に設定可能に構成されている。各整流素子はイネーブル状態に設定されると整流作用により電池間電流の発生を阻止し、ディスエーブル状態に設定されると導通する。
よって、第1の電池ブロックと第2の電池ブロックの構造が異なっていても、電池間電流を発生させることなく同時充電をすることができるようになり充電時間を短縮することができる。ここに同時充電とは、1台の充電器で複数の電池ブロックを同時に充電することをいう。同時充電中は、充電器が電池セルに印加する電圧が整流素子の抵抗による電圧降下で低下するので、充電器の充電電圧を単独充電時よりも上昇させることで同時充電を所定の時間で終了させることができる。本発明にかかる充放電システムは、第1の電池ブロックまたは第2の電池ブロックに対して充電している間に停電があってもシステム負荷に対する電力供給が遮断されないようにすることができる。
同時充電中は、第1の整流素子と第2の整流素子が各電池ブロックからシステム負荷に対して電力が供給されることを阻止しているので、停電になったときにこの状態を維持するとシステム負荷に対する電力供給が遮断されてしまう。本発明にかかる第1の充放電回路および第2の充放電回路は、それぞれ充電スイッチを含むように構成することができる。そして同時充電の状態において、第1の電池ブロックまたは第2の電池ブロックからシステム負荷に対する放電状態に移行するために、停電により充電器の出力電圧が低下したことを検出して、制御回路が第1の整流素子をディスエーブル状態に設定し、第1の充電スイッチをオン状態に設定し第2の充電スイッチをオフ状態に設定して第1の電池ブロックだけからの放電パスを形成する。
あるいは同様に第2の電池ブロックだけからの放電パスを形成するようにしてもよい。この結果、電池間電流の発生を阻止しながら第1の電池ブロックまたは第2の電池ブロックからシステム負荷に電力を供給することができる。また、電池間電流を阻止していた整流素子がディスエーブル状態に設定されて導通するため、電池ブロックからシステム負荷までの放電パスに電圧降下をもたらすようなダイオードを設ける必要がなくなる。
充電器は定電圧定電流制御方式を採用することができる。制御回路は、定電流制御により第1の電池ブロックだけを所定の容量まで充電し、つづいて定電流制御により第2の電池ブロックだけを所定の容量まで充電し、さらにつづいて、定電圧制御により第1の電池ブロックと第2の電池ブロックのそれぞれの残りの容量を同時充電するように第1の充放電回路および第2の充放電回路を制御する。充電電流が大きく充電時間効率のよい充電の前半では電池ブロックを個別に単独充電し充電の後半で同時充電を行うようにしているため、充電器の容量を同時充電のために大きくする必要がなく、かつ定電圧制御による充電時間を個別に充電するよりも半分の時間で完了することができる。単独充電と同時充電の切り替えのタイミングは、必ずしも定電流制御から定電圧制御に移行するタイミングに完全に一致させる必要はない。
制御回路は、第1の電池ブロックまたは第2の電池ブロックからシステム負荷に電力を供給するとき、第1の電池ブロックを放電終止電圧まで放電させた後に第2の電池ブロックの放電を開始するように第1の充放電回路および第2の充放電回路を制御することができる。このように制御すると、この充放電システムがノートPCに搭載されるような場合は、たとえば第1の電池ブロックと第2の電池ブロックを満充電容量の50%づつ同時に放電してから、第1の電池ブロックを取り外したマルチ・ベイにDVDドライブを装着して使用するようなときに、ノートPCには第2の電池ブロックの公称容量の50%しか電池容量が残っていないことになる。しかし、本発明のように第1の電池ブロックを放電終止電圧まで100%放電してから第1の電池ブロックを取り外しても第2の電池ブロックには100%の満充電容量が残ることになり、その後の携帯使用の時間を延ばすことができる。整流素子として、FETの寄生ダイオードを利用すると、FETをオン状態に設定することで整流素子をディスエーブル状態に設定して導通させることができ、FETをオフ状態にすることで整流素子をイネーブル状態に設定することができる。
本発明の第2の態様にかかる充放電システムは、ハイブリッド電池パックを含んでいる。ハイブリッド電池パックは、通常、構造の異なる複数の電池ブロックと過充電防止および過放電防止のための保護用のFETを備えている。またFETの制御はプログラムで行われる。したがって、ハイブリッド電池パックは保護用のFETを利用して同時充電のための整流素子を形成するように制御プログラムを変更することでFETの追加をしないでも本発明にかかる充放電システムを適用することができる。本発明の第3の態様にかかる充放電システムは、デュアル電池パックを含んで構成することができる。
本発明により、複数の電池ブロックを短時間で充電することができる充放電システムを提供することができた。さらに本発明により、電池ブロックからシステム負荷に放電するときに電力損失や電圧降下を発生させない充放電システムを提供することができた。さらに本発明により、電子機器に搭載されたデュアル電池パックやハイブリッド電池パックの充電に適した充放電システムを提供することができた。さらに本発明により、電子機器に搭載された複数の電池パックを所定時間放電したあとに、一部の電池パックを取り外しても残りの電池パックの電池容量を多く残すことができる充放電システムを提供することができた。本発明により、そのような充放電システムを採用した電子機器を提供することができた。さらに本発明により、そのような充放電システムを構成するハイブリッド電池パックを提供することができた。
[充放電システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態にかかる充放電システムの概略ブロック図である。充放電システム10は、ノートPCなどの電子機器に搭載される。ノートPCは、ACアダプタ11による商用電源と二次電池から電源を得ることができる。充放電システム10においては、ACアダプタ11が交流電圧を直流電圧に変換して、ノートPCのシステム負荷43に電力を供給するとともに、充電器17を経由して電池ブロック33、35を充電する電力を供給する。ACアダプタ11が商用電源から電力を得ることができないときは、電池ブロック33、35からシステム負荷43に電力を供給する。ACアダプタ11は、一方のプラグ14をアウトレットに差し込み、他方のプラグをコンピュータの端子12に接続する。
図1の回路を構成するそれぞれの電界効果トランジスタ(FET)は、ドレインにアノードが接続され、ソースにカソードが接続された寄生ダーオード(ボディ・ダイオードともいう。)が形成されている。FET13は、プラグ14がアウトレットに差し込まれたACアダプタ11をコンピュータに接続したときに、システム負荷43に含まれるキャパシタンス成分を充電するために流れる大電流を抑制するために、オフ状態から所定の時間をかけて完全なオン状態になるように制御される。FET15は、ACアダプタ11が端子12でノートPCに接続されているが、プラグ14がアウトレットから外されて商用電源から電力が供給されないときに電池ブロック33または電池ブロック35から放電された電流がACアダプタ11にリークすることを防止するための素子である。充電器17は、ACアダプタ11から供給された直流電圧から充電電圧を生成して電池ブロック33、35を充電するための装置であり、定電圧定電流(CVCC)制御方式で動作する。
電池ブロック33、35はともにリチウム・イオン電池で、直列に接続された4個の電池セルにより構成されている。1個の電池セルの最大充電電圧は4.2Vで、充電器17は定電圧制御で単独充電するときに16.8Vの充電電圧を各電池ブロックに印加する。電池ブロック33と電池ブロック35を並列接続すると、両者間の電位差と電池セルの内部抵抗で決まる電池間電流が流れる。ここで並列接続とは、外部抵抗を介在しないで充電時または放電時に直接電池の同一極性間を接続することをいう。電池の内部抵抗は非常に小さいので、並列接続すると電池ブロック間に僅かな電位差があったとしても大きな電池間電流が流れて、回路素子が焼損したり電池セルの劣化を招いたりしてしまうので電池ブロック33と電池ブロック35は並列接続することはできない。
電池ブロック33または電池ブロック35を構成する電池セルを並列接続して電池ブロックの公称容量を増大させるときは、充放電特性が同一の電池セルを選択して行っている。充放電特性が同一であるという条件を満たすには、電池セルの構造および容量が同一で、さらには製造条件までが完全に同一であることが望ましい。ハイブリッド電池パックやデュアル電池パックを構成する電池ブロックは、相互に充放電特性が異なるので並列接続することはできない。並列接続の条件を満たしていない電池ブロック同士を本明細書では構造の異なる電池ブロックということにする。電池ブロック33と電池ブロック35は構造が異なる通常の電池ブロックであり並列接続することはできない。以後、本明細書においては、ある時点で電池に蓄えられている電気量を電池容量といい、電池が蓄えることができる最大の電気量を公称容量ということにする。
図2(A)に充電器17の充電特性を示す。放電終止電圧まで放電した電池ブロックを充電するときには、充電初期に電池ブロックに大きな充電電流が流れ充電が進むにしたがって充電電流は低下する。充電器の容量は最大の充電電流で決まるが、充電器17は電池ブロック33または電池ブロック35の中で大きい容量の電池ブロックだけを単独充電する容量を備えている。充電初期に電池ブロック33および電池ブロック35を同時に充電するためには大きな容量が必要となるので、小型軽量化を追求するノートPCでは複数の電池パックを装着できる場合でも通常の充電器は1つの電池パックだけを充電する容量になっている。
図2(A)は、充電器17の定電圧定電流特性を示している。充電器17は、放電終止電圧まで放電した電池ブロック33または電池ブロック35に対して充電を開始したときには、充電電流が一定値2.6Aになるように定電流制御をする。充電が進んで充電電圧が満充電電圧である16.8Vに到達したときに定電圧制御に切り替える。図2(B)は、充電時間に対する充電電流と電池容量の変化を示している。充電初期の定電流制御の状態では充電電流が大きいため単位時間あたりの電池容量の増加量が大きいが、定電圧制御の状態では充電電流が小さいため単位時間あたりの電池容量の増加量が小さくなっている。
図3は、充電時間に対する充電電圧、充電電流、およびセル電圧の変化を示す図である。1個の電池セルは、定電圧制御電圧V1が4.2Vである。充電器17は時刻T0で定電流制御しながら充電を開始し、時刻T1で定電圧制御に切り替え、時刻T2で充電を終了する。充電電流Icは、時刻T1まで一定の定電流制御電流I2となり、時刻T1で定電圧制御に切り替わった後に徐々に減衰する。充電電圧Vgは、定電流制御をするために時刻T1までは徐々に上昇し、時刻T1以降は定電圧制御電圧V1に設定される。電池ブロック33、35はいずれも4個の電池セルが直列に接続されているので、充電器17の定電圧制御電圧は、16.8Vになる。
セル電圧Vcは、電池セルの内部抵抗と充電電流により決まる電圧降下ΔV1の値だけ充電電圧Vgより低くなるが、充電が進行するにしたがって上昇し時刻T1以降は充電電流の低下に伴い定電圧制御電圧V1に近づいてゆく。充電の終了は、セル電圧Vcが定電圧制御電圧V1に到達した場合、または充電電流Icが充電終了電流I1まで低下した場合のいずれかで決定する。充電器17は定電圧制御電圧を単独充電ではV1に設定し、同時充電ではΔV2だけ上昇させたV2に変更できるようになっている。定電圧制御電圧V2は、本実施の形態において同時充電をするときに、ダイオード回路で発生する電圧降下を補償するために設定される。本実施の形態では、電池セルの定電圧制御電圧V2を4.4Vに設定し、充電器の定電圧制御電圧を単独充電のときは16.8Vに設定して同時充電のときは17.6Vに設定する。
図1に戻って、FET25、27は、電池ブロック33に対する充放電パスを形成し、FET29、31は電池ブロック35に対する充放電パスを形成する。FET27、31には対応する電池ブロック33、35側にカソードが接続された寄生ダイオードが形成され、FET25、29には対応する電池ブロック33、35側にアノードが接続された寄生ダイオードが形成されている。FET27の寄生ダイオードおよびFET31の寄生ダイオードは、それぞれ本発明の第1の整流素子および第2の整流素子の一例である。FET27およびFET31がそれぞれオフ状態に設定されると、本発明にかかる第1の整流素子および第2の整流素子がそれぞれイネーブル状態に設定され、FET27およびFET31がそれぞれオン状態に設定されると、本発明にかかる第1の整流素子と第2の整流素子がディスエーブル状態に設定される。また、FET25およびFET29は、それぞれ本発明の第1の充電スイッチおよび第2の充電スイッチの一例である。FET19は電池ブロック33または電池ブロック35が放電するときに、充電器17に放電電流が流れることを阻止する目的で使用され、充電中はオン状態に設定され放電中はオフ状態に設定される。FET21は、ACアダプタ11がシステム負荷43に電力を供給しながら電池ブロック33、35を充電する際に、充電器17が充電電圧を発生することができるようにするために設けられている。FET21は、ACアダプタ11がシステム負荷43に電力を供給するときはオフ状態に設定され、ACアダプタ11が非接続状態で電池ブロック33または電池ブロック35からシステム負荷43に電力を供給するときはオン状態に設定される。
DC/DCコンバータ41は、ACアダプタ11または電池ブロック33、35から受け取った直流電圧からシステム負荷が使用する様々な値の直流電圧を生成する。システム負荷43は、LCD、磁気ディスク装置、あるいは半導体チップなどの電力を消費するノートPCの構成部品である。電池ブロック33と電池ブロック35は、公称容量および充放電特性が異なるため、充電時および放電時に並列接続状態になって電池間電流が流れるパスを形成しないようにしておく必要がある。FET25は、電池ブロック33を充電するときおよび電池ブロック33から放電するときにはオン状態になり、電池ブロック35を単独充電するときおよび電池ブロック35から放電するときにはオフ状態に設定される。FET29は、電池ブロック35を充電するときおよび電池ブロック35から放電するときにはオン状態になり、電池ブロック33を単独充電するときおよび電池ブロック33から放電するときにはオフ状態に設定される。
FET27、31は、それぞれの寄生ダイオードを利用して本実施の形態にかかる同時充電を行いながら電池間電流が流れることを阻止する役割を担っている。ここに、同時充電とは、複数の電池ブロックを並列接続して1つの充電器で充電することをいう。FET27とFET31は、電池ブロック33と電池ブロック35を、充電器17が同時充電するために、同時にオフ状態になってそれぞれの寄生ダイオードがいわゆるワイヤードOR回路を構成する。ここで同時にオフ状態になるとは、同一タイミングでオフ状態になる場合だけでなく、そのタイミングがずれてオフ状態になる場合を含む。同時充電の方法については後に詳しく説明する。
停電検出回路37は、充電器17で電池ブロック33および電池ブロック35を同時充電しているときに、ACアダプタ11のプラグ14がアウトレットから外れたり、商用電源が停電したりして充電器17の充電電圧が低下したことを検出して制御回路39に停電信号を送る。停電信号を受け取った制御回路39は、電池ブロック33、35からシステム負荷43に対する放電パスを形成するためにFET25、27、29、31、19、21を制御する。制御回路39は内部にプロセッサを有しており、各FETの制御をする他に、ノートPCとデータ通信をしたり、各電池ブロック33、35の電池容量、電流、および温度などの監視をしたりする。
[充放電システムの動作]
つづいて、図1の充放電システム10の動作を図4、図5を参照して説明する。図4は、充放電システムの動作を説明するためにFET25、27、29、31の動作状態を模式的に示した図で、図5は、電池ブロック33、35の充電経過時間に対する電池容量を示す図ある。充放電システム10が動作する前提として図1に示すACアダプタ11からシステム負荷43に電力が供給され、FET13、15、19はオン状態でFET21はオフ状態に設定されているものとする。また、電池ブロック33、35はともに放電終止電圧まで放電した状態になっているものとする。
本実施の形態にかかる充放電システム10は、以下のような視点で電池ブロック33、35に対する充放電ができるように構成する。まず、電池ブロック33、35は、充放電特性が異なるので、充電時も放電時も並列接続させないことにする。つぎに、放電時は各電池ブロック33、35からDC/DCコンバータ41までの間にダイオードや抵抗素子が介在して電圧降下や電力損失を生じることがないようにする。さらに、充電中に不意にACアダプタ11からの電力供給が停止したときにも、システム負荷43に対する電力の供給源がACアダプタ11から電池ブロック33、35に支障なく切り替わるようにする。
充電システムが、ハイブリッド電池パックを搭載したノートPCに組み込まれるときは、ハイブリッド電池パックに標準的に採用されている保護用のFETを利用して充放電パスを形成できるようにする。充放電システムが、デュアル電池パックを搭載したノートPCに組み込まれるときは、マルチ・ベイに装着された電池パックから先に放電させて、当該電池パックがノートPCから外されても、残った電池パックの電池容量を最大限残せるようにする。充電開始後できるだけ短時間に電池ブロック33と電池ブロック35の合計の電池容量を増大させることができるようにする。
この視点について補足すると、ノートPCは頻繁にモバイル使用に供されるため、ノートPCが2つの電池ブロックを搭載するときには、それらが完全に充電される前にモバイル使用を開始する場合がある。ユーザは、ACアダプタ11を接続してオフィスや家庭でノートPCを使用しているときでもできるだけ早く充電が完了されることを望んでいる。したがって、一体として考えた電池ブロック33、35に対して充電開始後の所定時間内にできるだけ多くの電気量を充電することが望まれている。
図4(A)は、FET25、27がオン状態に設定され、FET29、31がオフ状態に設定されて電池ブロック33を単独充電するための充電パスが形成されている。オフ状態のFETは寄生ダイオードが回路に作用するため、図4では寄生ダイオードだけを示している。図4(A)では、FET29、31がオフ状態に設定されているため電池ブロック33と電池ブロック35との間に電池間電流が流れることはない。図4(A)の回路状態において、充電器17は定電流制御で電池ブロック33を公称容量の約80%の電池容量まで充電する。定電流制御から定電圧制御に移行するときの電池容量は電池ブロックごとに異なるので、他の電池ブロックでは異なる割合になることがある。
図5には、電池ブロック33の充電が開始されてから時刻T1まで電池ブロック33だけが充電されている状態が、ライン51で示されている。時刻T1では電池ブロック33が公称容量の80%まで充電され、充電器17は定電圧制御に入る条件が成立した状態になっている。各電池ブロック33、35のセル電圧や充電状態は制御回路39が周知の方法で監視して判断できるようになっている。
つづいて、図5の時刻T1で電池ブロック33の充電を一旦中断して電池ブロック35の充電に移行するために、制御回路39はFETを制御して充電パスの変更を行う。電池ブロック33を時刻T1以降も継続して100%まで充電しないのは、充電時間が経過するほど充電の時間効率が悪くなるので、電池ブロック33を80%充電した後は、時間効率のよい電池ブロック35の充電に移行して2つの電池ブロックを合計した容量が、時刻T1を経過した後において、電池ブロック33を100%充電してから電池ブロック35の充電に移行するより大きくなるようにするためである。図4(B)では、制御回路39がFET25をオフ状態に設定し、図4(C)では制御回路39がFET31をオン状態に設定する。図4(C)では、FET27とFET31がオン状態に設定されているので、商用電源が停電したとしても、電圧の高い方の電池ブロックから電力が供給されるのでシステム負荷43に対して安定した電力供給ができる。
図4(D)では、制御回路39がFET27をオフ状態に設定する。図4(E)では、制御回路39がFET29をオン状態に設定し、電池ブロック35に対する完全な充電パスが形成されて電池ブロック35の充電が開始される。図4(E)の状態において、充電器17は定電流制御で電池ブロック35を公称容量の80%まで単独充電する。この状態は図5のライン53で示されている。つづいて図5の時刻T2で電池ブロック33と電池ブロック35を同時充電するために、制御回路39はFETの設定を変更して新たな充電パスを形成する。
図4(F)では、制御回路39はFET31をオフ状態に設定し、図4(G)では制御回路39はFET25をオン状態に設定する。図4(G)の状態では、FET27、FET31がともにオフ状態となって寄生ダイオードが電池ブロック33、35間の電池間電流を阻止するため同時充電が可能となっている。ただし、寄生ダイオードを通過する電流による電圧降下で電池ブロック33、35に印加される充電電圧が低下するため、制御回路39は同時充電に切り替わったことを示す信号を充電器17に送る。充電器17は、図3に示したように定電圧制御電圧をセル電圧がV2になるように設定して、寄生ダイオードでの電圧降下に相当する分だけ充電電圧を上昇させる。
図4(G)の状態において、充電器17は電池ブロック33および電池ブロック35を定電圧制御により公称容量の80%から100%まで充電する。いずれの電池ブロック33、35も定電圧充電に移行する電池容量まで充電されており、定電圧制御での充電電流は小さいので、充電器17は1個の電池ブロックを充電する能力しかない場合であっても同時に2つの電池ブロック33、35を充電することができる。同時充電を開始するタイミングは、電池ブロックが定電流制御による充電が完了していることが絶対的な条件ではなく、同時充電時に充電器の容量が足りる状態まで各電池ブロックが充電されていれば、定電流制御による充電が終了しない状態から同時充電に移行してもよい。あるいは、最初は電池セルの定電圧制御電圧をV1に設定し、その後定電圧制御電圧V2に切り替えてもよいがその場合は充電時間効率が低下する。
図4(G)の状態で、セル電圧が定電圧制御電圧V1(4.2V)に到達したことを制御回路39が判断して図5に示す時刻T3で充電を中止する。本実施の形態では、定電圧制御電圧をV2(4.4V)に設定しているので、その状態で定電圧制御を継続すると電池ブロック33、35が過充電になるので、セル電圧を監視して充電を停止するようにしている。図11の従来の充電方法と対比すると明らかなように、本実施の形態にかかる充放電システムでは、定電圧制御で充電する充電時間を同一の充電器を使用しているのにもかかわらず、従来の充放電システムの半分の時間で完了することができる。
図4(G)の状態で行われる同時充電は比較的長い時間継続するので、このときユーザがACアダプタ11を取り外して携帯使用でノートPCを動作させる場合がある。図4(G)の状態では、FET27、31がともにオフ状態に設定されているので、システム負荷43に対する放電パスが形成されないため、このままではシステムがシャット・ダウンしてしまう。
本実施の形態ではACアダプタ11が外されたときに、停電検出回路37が充電器17の充電電圧の低下を検知して制御回路39に信号を送り、制御回路39はFET27またはFET31のいずれか一方をオン状態に切り替えて電池ブロック33または電池ブロック35からの放電パスを形成する。いずれの電池ブロックに対する放電パスを形成するかは、電池ブロック33、35の電池容量やそれまでの充放電回数などに基づいて制御回路39が決定する。図4(H)では、電池ブロック33から放電させるために制御回路39はFET29をオフ状態に設定して電池間電流の発生を阻止した上で、図4(I)でFET27をオン状態に設定し電池ブロック33からの放電パスを形成する。
このとき、制御回路39はFET21をオン状態に設定し、FET19をオフ状態に設定する。電池ブロック33からDC/DCコンバータ41までの放電パスにはダイオードや抵抗が含まれないので、電池ブロック33の電力が効率よくシステム負荷43に供給される。その後ACアダプタ11が接続されて商用電源から電力が供給されるときは、FET19がオン状態に設定され、FET21がオフ状態に設定されて図4(J)の状態で充電が開始される。
図6は、本実施の形態にかかる充放電システムを搭載した電子機器の一例であるノートPC100の外形図で、図7は、ハイブリッド電池パック105の外形図である。ノートPC100は、図6(A)に示すように、システム本体101と液晶表示装置103で構成され、システム本体101の表面にはキーボードが取り付けられている。システム本体101の内部にはシステム負荷となるマザーボード、磁気ディスク装置、および本実施の形態にかかる充放電システムの一部などが搭載されている。また、システム本体101の裏側には図6(B)に示すようにハイブリッド電池パック105が装着され、補助磁気ディスク装置、DVDドライブなどを装着することができるマルチ・ベイ102が設けられている。
図7に示すように、ハイブリッド電池パック105は、それぞれ4個のリチウム・イオン電池セルが直列に接続された円筒形電池ブロック107と角形電池ブロック109を備えている。円筒形電池ブロック107は角形電池ブロック109より体積が大きく容量も大きい。ハイブリッド電池パック105は、体積および形状の異なる円筒形電池ブロック107と角形電池ブロック109を収納した単体の電池パックとして形成されるため、電池パック用のベイに対するノートPC100の構造上の制約条件の中で、より大きい公称容量の電池パックを実現することができる。すなわち、角形電池ブロック109の部分はシステム本体101の電池用ベイに収納され、円筒形電池ブロック107の部分はシステム本体101の外側に配置されるようにすることで、システム本体101の厚さや長さを大きくしないで公称容量を大きくすることができる。
図8は、ノートPC100の主要な構成を示す概略ブロック図である。CPU151は、OSの制御下で各種プログラムを実行するノートPC100の中心的な構成要素である。CPU151は、システムバスであるFSB(Front Side Bus)153、高速のI/O装置用バスとしてのPCI(Peripheral Component Interconnect)バス161、ISAバスに代わる新しいインタフェースであるLPC(Low Pin Count)バス165という3段階のバスを介して各構成要素に接続されている。
FSB153とPCIバス161は、メモリ/PCIチップと呼ばれるCPUブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)157によって連絡されている。CPUブリッジ157は、メイン・メモリ155へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントローラ機能や、FSB153とPCIバス161との間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータ・バッファなどを含んだ構成となっている。メイン・メモリ155は、CPU151が実行するプログラムの読み込み領域および作業領域として利用される揮発性のメモリである。
ビデオ・サブシステム159は、ビデオに関連する機能を実現するためのサブシステムでありビデオ・コントローラを含んでいる。ビデオ・コントローラは、CPU151からの描画命令を処理して描画情報をビデオ・メモリに書き込むと共に、ビデオ・メモリからこの描画情報を読み出して液晶ディスプレイ(LCD)103に描画データとして出力する。PCIバス161には、I/Oブリッジ163が接続されている。I/Oブリッジ163は、PCIバス161とLPCバス165とのブリッジ機能やIDE(Integrated Device Electronics)インタフェース機能などが設けられている。
[ハイブリッド電池パックへの適用]
本実施の形態にかかる充放電システムは、好適にはハイブリッド電池パックを構成要素に含む。図9は、ハイブリッド電池パック105の基本構成を示すブロック図である。ハイブリッド電池パック105は、それぞれリチウム・イオン電池のセルが4個直列に接続された円筒形電池ブロック107と角形電池ブロック109を収納している。電池ブロック107、109は図1の電池ブロック33、35に対応している。
さらにハイブリッド電池パック105は、各電池ブロック107、109に対応した保護用のFET203、205、213、215を含んでいる。FET203、213は過放電防止用に使用され、FET205、215は過充電防止用に使用される。FET203、FET213は過電流保護の機能も有する。FET203、205、213、215は、ハイブリッド電池パック105に標準的に装備されるが、本実施の形態との関連では電池ブロック107、109に対する充放電パスを形成するために使用される。FET203、205は図1のFET27、25に対応し、FET213、215は図1のFET31、29にそれぞれ対応している。
ハイブリッド電池パック105はまた連絡スイッチ201と制限抵抗202で構成された過放電防止回路を含んでいる。連絡スイッチ201は、放電時に一方の電池ブロックが過放電状態に至らないように他方の電池ブロックで充電するためのスイッチである。たとえば、一方の電池ブロックのセル電圧が放電中に3Vまで下がったら連絡スイッチ201をオン状態に設定して他方の電池ブロックで充電し、セル電圧が3.2Vまで回復したら連絡スイッチ201をオフ状態に設定する。連絡スイッチ201の動作は、FET203、205、213、215の動作とは独立して行うことができる。
連絡スイッチ201がオン状態に設定されたときは、電池ブロック間の電位差により制限抵抗202を通じて電池間電流が流れるが、その値は最大でも100mA〜200mA程度に設定するので、電池ブロックや回路素子に損傷をもたらしたり、充放電性能の低下をもたらしたりすることはない。ハイブリッド電池パック105が過放電防止回路を備えることにより、電池ブロック107と電池ブロック109を同時充電している間に停電が発生したりACアダプタが外されたりしたときに、いずれの電池ブロックからでも放電することができるようになる。計測/制御回路207、217は、センス抵抗209、219を通じて充電電流や放電電流を計測したり、図示しない回路で電池ブロック107、109のセル電圧を計測したりする。計測制御回路207、217はまたFET203、205、213、215を動作させるドライバ回路を含んでいる。停電検出回路221は、充電器の充電電圧が低下したことを検出してその信号をCPU231に送る。
CPU231はRAMを含んでおり、計測/制御回路207、217にコマンドを送って充電電流値、放電電流値、およびセル電圧値などを読み込んでハイブリッド電池パック105の容量管理をしたり、FET203、205、213、215を制御するためのコマンドを計測/制御回路207、217に送ったりする。CPU231は、たとえばSBS(Smart Battery System)のインタフェースを介してエンベデッド・コントローラ167と通信をして、電池パック105の電池容量や充放電状態などのデータを転送する。EEPROM211は、CPUが実行するプログラムを格納したり、電池ブロック107、109の基本情報を格納したりする。CPU231および計測/制御回路207、217は、図1の制御回路39に対応する。
ハイブリッド電池パック105は、このように図1に示した充放電システムの多くの要素を含んでいる。本実施の形態にかかる充放電システムは、従来のハイブリッド電池パックを採用した充放電システムに対して、電池パックの内部ではEEPROM211に格納するプログラムを変更して停電検出回路221を設ける。電池パックの外部では、充電器17が定電圧制御電圧の補償機能を有するように変更する。CPU231はEEPROM211に格納されたプログラムを実行して、図4で示した手順でFET203、205、213、215を制御して充放電パスを形成する。エンベデッド・コントローラ167は、ハイブリッド電池パック105の外部に設けられたFETを制御する。
CPU231は、各電池ブロック107、109を合計した電池容量を管理して2つの電池ブロック107、109からなるハイブリッド電池パック105を1つの電池ブロックで構成されているものとして扱い、エンベデッド・コントローラ167に電池容量のデータを送っている。ハイブリッド電池パック105は、中に2つの電池ブロック107、109が設けられているにもかかわらず、外形上は1つの電池パックである。図11に示した従来の充電方式では、ユーザは1つの電池パックに対する充電時間として長すぎると感じることがあるが、本実施の形態にかかる同時充電を実行することで電池ブロック107、109の充電時間を短縮することができ、ユーザが感じるこのようなストレスを軽減することができる。
[デュアル電池パックへの適用]
以上、本実施の形態をハイブリッド電池パックを構成要素とする充放電システムを例にして説明したが、本実施の形態にかかる充放電システムは、2つの電池パックからなるデュアル電池パックを構成要素に含むことができる。図10はデュアル電池パックを構成する一方の電池パックの基本構成を示すブロック図である。デュアル電池パックは、たとえば、一方の電池パック305を図6のハイブリッド電池パック105が装着されるベイに主電池パックとして装着し、同様の構成の他方の電池パック305をDVDドライブを取り外したマルチ・ベイ102に装着することで構成する。
電池パック305は、電池ブロック309、過放電防止用のFET313、過充電防止用のFET315、CPU331、EEPROM311、計測/制御回路317、センス抵抗319を備えている。CPU331は、FET313、315を過放電、過充電、過電流などを防止するために計測/制御回路317にコマンドを送って制御する。電池パック305は、図1に示した電池ブロック33または電池ブロック35に相当する。本実施の形態にかかる充放電パスを形成するためのFETはシステム本体の基板に設けられ、エンベデッド・コントローラ167により図4に示した手順で動作するように制御される。デュアル電池パックを搭載するノートPCでは、携帯使用時において補助電池パックを外してDVDドライブや磁気ディスク装置などの他の周辺機器をマルチ・ベイに装着することがある。
本実施の形態にかかる充放電システムでは、放電をそれぞれの電池パックから単独に行うことができるので、補助電池パックから先に放電するように設定しておけば、たとえば、放電を開始してから補助電池パックを100%放電してシステム本体から外したときに、主電池パックには100%の電気量を残すことができるので、主電池パックと補助電池パックを同時に放電する方式より有利である。これまで電池ブロックの数を2個で説明してきたが、本実施の形態にかかる充放電システムは電池ブロックの数を3個以上にすることも可能である。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
電子機器全般の充放電システムに適用できる。
本実施の形態にかかる充放電システムの基本構成を示すブロック図である。 充電器の充電特性と電池の充電状態を示す図である。 充電時間に対する充電電圧、充電電流、セル電圧の変化を示す図である。 充放電システムの動作を説明する図である。 本実施の形態にかかる充放電システムにおける各電池ブロックの充電経過時間に対する電池容量を示す図ある。 ノートPCの外形図である。 ハイブリッド電池パックの外形図である。 ノートPCの主要な構成を示す概略ブロック図である。 ハイブリッド電池パックの基本構成を示したブロック図である。 デュアル電池パックの一方の電池パックの基本構成を示したブロック図である。 従来の充放電システムにおける各電池ブロックの充電経過時間に対する電池容量を示す図ある。
符号の説明
10…充放電システム
101…システム本体
105…ハイブリッド電池パック
107…円筒形電池ブロック
109…角形電池ブロック

Claims (20)

  1. 第1の電池ブロックと、
    イネーブル状態とディスエーブル状態に設定可能な第1の整流素子を含み前記第1の電池ブロックに対する充放電パスを形成する第1の充放電回路と、
    前記第1の電池ブロックと構造の異なる第2の電池ブロックと、
    イネーブル状態とディスエーブル状態に設定可能な第2の整流素子を含み前記第2の電池ブロックに対する充放電パスを形成する第2の充放電回路と、
    前記第1の充放電回路または前記第2の充放電回路を経由して前記第1の電池ブロックまたは前記第2の電池ブロックから電力の供給を受けるシステム負荷と、
    前記第1の充放電回路を経由して前記第1の電池ブロックに充電電流を供給し、前記第2の充放電回路を経由して前記第2の電池ブロックに充電電流を供給する充電器と、
    前記第1の整流素子と前記第2の整流素子をともにイネーブル状態に設定して前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックを同時充電させる制御回路とを有し、
    前記充電器は、前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックを同時充電するときに単独充電するときに比べて充電電圧を上昇させる充放電システム。
  2. 前記第1の充放電回路が前記制御回路で制御される第1の充電スイッチを含み、前記第2の充放電回路が前記制御回路で制御される第2の充電スイッチを含み、前記制御回路は、前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックが同時充電されている間に前記充電器の出力電圧が低下したとき、前記第1の整流素子をディスエーブル状態に設定し前記第1の充電スイッチをオン状態に設定し前記第2の充電スイッチをオフ状態に設定して前記第1の電池ブロックから前記システム負荷に電力を供給させることができる請求項1記載の充放電システム。
  3. 前記充電器は定電圧定電流制御方式を採用し、前記制御回路は、前記充電器の定電流制御により前記第1の電池ブロックだけを所定の容量まで充電し、つづいて前記充電器の定電流制御により前記第2の電池ブロックだけを所定の容量まで充電し、さらにつづいて、前記充電器の定電圧制御により前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックのそれぞれの残りの容量を同時充電するように前記第1の整流素子、前記第1の充電スイッチ、前記第2の整流素子、および前記第2の充電スイッチを制御する請求項記載の充放電システム。
  4. 前記制御回路は、前記第1の電池ブロックまたは前記第2の電池ブロックから前記システム負荷に電力を供給するとき、前記第1の電池ブロックを放電終止電圧まで放電させた後に前記第2の電池ブロックの放電を開始するように前記第1の整流素子、前記第1の充電スイッチ、前記第2の整流素子、および前記第2の充電スイッチを制御する請求項記載の充放電システム。
  5. 前記第1の整流素子と前記第2の整流素子が寄生ダイオードを備えるFETである請求項1記載の充放電システム。
  6. 第1の電池ブロックと、該第1の電池ブロック側にカソードが接続された寄生ダイオードを備える第1のFETを含む第1の充放電回路と、前記第1の電池ブロックと構造の異なる第2の電池ブロックと、該第2の電池ブロック側にカソードが接続された寄生ダイオードを備える第2のFETを含む第2の充放電回路と、前記第1のFETと前記第2のFETを制御する制御回路と、前記第1の充放電回路と前記第2の充放電回路に接続された電源端子とを備えるハイブリッド電池パックと、
    定電圧定電流制御方式を採用し前記電源端子から充電電流を供給する充電器と、
    前記電源端子を経由して前記第1の電池ブロックまたは前記第2の電池ブロックのいずれか一方から電力の供給を受けるシステム負荷とを有し、
    前記制御回路は、前記第1のFETと前記第2のFETをともにオフ状態に設定して前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックを同時充電させ、前記充電器は、同時充電するときの充電電圧を単独充電するときの充電電圧より上昇させる充放電システム。
  7. 前記充電器が定電圧制御で充電するときに前記制御回路は前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックを同時充電させる請求項記載の充放電システム。
  8. 前記第1の充放電回路が前記第1の電池ブロック側にアノードが接続された寄生ダイオードを備える第3のFETを含み、前記第2の充放電回路が前記第2の電池ブロック側にアノードが接続された寄生ダイオードを備える第4のFETを含み、前記制御回路は、前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックが同時充電されている間に前記充電器の出力電圧が低下したとき前記第1のFETと前記第3のFETをオン状態に設定し前記第4のFETをオフ状態に設定して前記第1の電池ブロックから前記システム負荷に電力を供給させることができる請求項記載の充放電システム。
  9. 前記第1のFETおよび前記第2のFETがそれぞれ前記第1の電池ブロックおよび前記第2の電池ブロックに対する過放電防止機能を有し、前記第3のFETおよび前記第4のFETがそれぞれ前記第1の電池ブロックおよび前記第2の電池ブロックに対する過充電防止機能を有する請求項記載の充放電システム。
  10. 前記制御回路は、前記充電器の定電流制御により前記第1の電池ブロックだけを所定の容量まで充電し、つづいて前記充電器の定電流制御により前記第2の電池ブロックだけを所定の容量まで充電し、さらにつづいて前記充電器の定電圧制御により前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックのそれぞれの残りの容量を同時充電するように前記第1のFET、前記第2のFET、前記第3のFETおよび前記第4のFETを制御する請求項記載の充放電システム。
  11. 前記ハイブリッド電池パックが、前記充電器の出力電圧の低下を検出する電源検出部を有する請求項記載の充放電システム。
  12. 前記ハイブリッド電池パックが、前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックとを制限抵抗で接続した過放電防止回路を有する請求項記載の充放電システム。
  13. 第1の電池ブロックと、該第1の電池ブロック側にカソードが接続された寄生ダイオードを備える第1のFETを含む第1の充放電回路とを有する第1の電池パックと、
    前記第1の電池ブロックと構造が異なる第2の電池ブロックと、該第2の電池ブロック側にカソードが接続された寄生ダイオードを備える第2のFETを含む第2の充放電回路とを有する第2の電池パックと、
    定電圧定電流制御方式を採用し、前記第1の充放電回路を経由して前記第1の電池ブロックに充電電流を供給し、前記第2の充放電回路を経由して前記第2の電池ブロックに充電電流を供給する充電器と、
    前記第1の電池ブロックまたは前記第2のブロックのいずれか一方から電力の供給を受けるシステム負荷と、
    前記第1のFETと前記第2のFETをともにオフ状態に設定して前記充電器に前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックを同時充電させる制御回路とを有し、
    前記充電器は、前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックを同時充電するときに単独充電するときに比べて充電電圧を上昇させる充放電システム。
  14. 前記第1の充放電回路が過充電防止用の第3のFETを含み、前記第2の充放電回路が過充電防止用の第4のFETを含む請求項13記載の充放電システム。
  15. 前記制御回路は、前記充電器の定電流制御により前記第1の電池パックだけを所定の容量まで充電し、つづいて前記充電器の定電流制御により前記第2の電池パックだけを所定の容量まで充電し、さらにつづいて、前記充電器の定電圧制御により前記第1の電池パックと前記第2の電池パックのそれぞれの残りの容量を同時充電するように前記第1のFET、前記第2のFET、前記第3のFETおよび前記第4のFETを制御する請求項14記載の充放電システム。
  16. 前記制御回路は、前記第1の電池パックまたは前記第2の電池パックから前記システム負荷に電力を供給するとき、前記第1の電池ブロックを最終放電電圧まで放電させた後に前記第2の電池ブロックの放電を開始するように前記第1のFET、前記第2のFET、前記第3のFET、および前記第4のFETを制御する請求項14記載の充放電システム。
  17. システム負荷と、
    前記システム負荷に電力を供給する第1の電池ブロックと、
    イネーブル状態とディスエーブル状態に設定可能な第1の整流素子を含み前記第1の電池ブロックに対する充放電パスを形成する第1の充放電回路と、
    前記システム負荷に電力を供給し前記第1の電池ブロックと構造の異なる第2の電池ブロックと、
    イネーブル状態とディスエーブル状態に設定可能な第2の整流素子を含み前記第2の電池ブロックに対する充放電パスを形成する第2の充放電回路と、
    前記第1の充放電回路を経由して前記第1の電池ブロックに充電電流を供給し、前記第2の充放電回路を経由して前記第2の電池ブロックに充電電流を供給する充電器と、
    前記第1の整流素子と前記第2の整流素子をともにイネーブル状態に設定して前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックを同時充電させる制御回路とを有し、
    前記充電器は、前記第1の電池ブロックと前記第2の電池ブロックを同時充電するときに単独充電するときに比べて充電電圧を上昇させる電子機器。
  18. 前記第1の電池ブロックと前記第1の充放電回路と前記第2の電池ブロックと前記第2の充放電回路と前記制御回路とがハイブリッド電池パックに収納されている請求項17記載の電子機器。
  19. 前記第1の電池ブロックと前記第1の充放電回路が第1の電池パックに収納され、前記第2の電池ブロックと前記第2の充放電回路が第2の電池パックに収納されている請求項17記載の電子機器。
  20. 前記第2の電池パックが装着される前記電子機器のベイに電池パック以外の周辺機器を装着することができる請求項19記載の電子機器。
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