JP4096065B1 - 非接触icカード通信調整板、非接触icカードケース、および非接触icカードを収納可能な財布 - Google Patents

非接触icカード通信調整板、非接触icカードケース、および非接触icカードを収納可能な財布 Download PDF

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Abstract

【課題】量産性が良く、かつ、外部装置に面した面とは反対側にある非接触ICカードを読み取ってしまう読取りエラーを防止することができるようにした非接触ICカード通信調整板を提供する。
【解決手段】非接触ICカード通信調整板1は、外部装置40が発信する電磁波を利用して外部装置40と非接触で通信することができる非接触ICカード30の通信状態を調整するために、外部装置40と非接触ICカード30との間の電磁波を遮断ないし減衰させるシールドシート10と、シールドシート10の片面に積層され、外部装置40と非接触ICカード30との間の電磁波を透過させる、並行する帯状の磁性シート20と、を備え、並行する帯状の磁性シート20それぞれは、シールドシート10を非接触ICカード30に重ね合わせた使用状態において該非接触ICカード30の両側長端に沿うようにシールドシート10の一方の端縁11から他方の端縁11まで延設した。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部装置が発信する電磁波を利用して外部装置と非接触で通信することができる非接触ICカードに重ね合わせて使用する、前記外部装置と前記非接触ICカードとの通信状態を調整するための非接触ICカード通信調整板、非接触ICカードを収納したままで使用する非接触ICカードケース、および非接触ICカードを収納可能な財布に関する。
従来の非接触ICカード通信調整板としては、例えば本願出願人が提案した特許文献1に示すようなものや特許文献2に示すようなものがある。
すなわち、特許文献1は、電磁シールド効果を有する略四辺形の電磁シール層の片面または両面に該電磁シールド層よりもやや狭い面積を有する高透磁層を積層したものである。そして、高透磁層は、電磁シールド層にほぼ相似の形状を有しており、その周縁外側は電磁シールド層に囲まれるように形成されている。
また、特許文献2も同様に、導電性シートに磁性シートを積層したものであり、磁性シートは、導電性シートの形状より小さい形状であり、導電性シートの外周縁部分には積層しないようにしたものである。
特開2006−350748号公報 特許第3872496号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、電磁シールド層の外周縁部を残してその内側全体に高誘磁層が形成されており、同様に特許文献2に記載された技術でも導電性シートの外周縁部を残してその内側に磁性シートを積層するようにして形成してある。このため、電磁シールド層の外周縁部を高透磁層でない部分として残したり、導電性シートの外周縁部を磁性シートのない部分として残したりしなければならず、そのための生産技術が必要であった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、量産性が良く、かつ、外部装置に面した面とは反対側にある非接触ICカードを読み取ってしまう読取りエラーを防止することができるようにした非接触ICカード通信調整板を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 外部装置(40)が発信する電磁波を利用して前記外部装置(40)と非接触で通信することができる非接触ICカード(30)に重ね合わせて使用する、前記外部装置(40)と前記非接触ICカード(30)との通信状態を調整するための非接触ICカード通信調整板(1)において、
前記外部装置(40)と前記非接触ICカード(30)との間の電磁波を遮断ないし減衰させる、シールドシート(10)と、
前記シールドシート(10)の片面に積層され、前記外部装置(40)と前記非接触ICカード(30)との間の電磁波を透過させる、並行する帯状の磁性シート(20)と、を備え、
前記並行する帯状の磁性シート(20)それぞれは、前記シールドシート(10)を前記非接触ICカード(30)に重ね合わせた使用状態において該非接触ICカード(30)の両側長端に沿うように前記シールドシート(10)の一方の端縁(11)から他方の端縁(11)まで延設したことを特徴とする非接触ICカード通信調整板(1)。
[2] 外部装置(40)が発信する電磁波を利用して前記外部装置(40)と非接触で通信することができる非接触ICカード(30)に重ね合わせて使用する、前記外部装置(40)と前記非接触ICカード(30)との通信状態を調整するための非接触ICカード通信調整板(2)において、
前記外部装置(40)と前記非接触ICカード(30)との間の電磁波を遮断ないし減衰させる、シールドシート(10)と、
前記シールドシート(10)の両面に積層され、前記外部装置(40)と前記非接触ICカード(30)との間の電磁波を透過させる、並行する帯状の磁性シート(20)と、を備え、
前記並行する帯状の磁性シート(20)それぞれは、前記シールドシート(10)を前記非接触ICカード(30)に重ね合わせた使用状態において該非接触ICカード(30)の両側長端に沿うように前記シールドシート(10)の一方の端縁(11)から他方の端縁(11)まで延設したことを特徴とする非接触ICカード通信調整板(2)。
[3] 前記非接触ICカード(30)がICに接続されたアンテナコイル(33)を内蔵し、
前記シールドシート(10)は、前記磁性シート(20)の占める領域および該磁性シート(20)それぞれによって挟まれる中間領域(12)双方の占める大きさが少なくとも前記アンテナコイル(33)の最外周縁が囲む領域よりも大きく、
前記使用状態において、前記中間領域(12)は、前記アンテナコイル(33)全体が収まらない幅に設定したことを特徴とする項[1]または[2]に記載の非接触ICカード通信調整板(1,2)。
[4] 前記磁性シート(20)は、前記使用状態において前記非接触ICカード(30)の両側長端に沿う前記シールドシート(10)の長端(13)の外縁までは達していないことを特徴とする項[1]から[3]の何れか一項に記載の非接触ICカード通信調整板(1,2)。
[5] 外部装置(40)と非接触で通信することができる非接触ICカード(30)を収納したままで使用する非接触ICカードケース(50)において、
前記非接触ICカード(30)を収納するICカード収納部(51)内に、前記外部装置(40)と前記非接触ICカード(30)との通信状態を調整するための項[1]から[4]の何れか一項に記載の非接触ICカード通信調整板(1,2)を備え、
前記非接触ICカード通信調整板(1,2)は、前記ICカード収納部(51)に収納した前記非接触ICカード(30)と重なり合うように取り付けたことを特徴とする非接触ICカードケース(50)。
[6] 外部装置(40)と非接触で通信することができる非接触ICカード(30)を収納可能な財布(60)において、
前記非接触ICカード(30)を収納するICカード収納部(61)内に、前記外部装置(40)と前記非接触ICカード(30)との通信状態を調整するための項[1]から[4]の何れか一項に記載の非接触ICカード通信調整板(1,2)を備え、
前記非接触ICカード通信調整板(1,2)は、前記ICカード収納部(61)に収納した前記非接触ICカード(30)と重なり合うように取り付けたことを特徴とする財布(60)。
前記本発明は次のように作用する。
非接触ICカード通信調整板(1)は、シールドシート(10)の片面に磁性シート(20)を備えており、この磁性シート(20)は、非接触ICカード通信調整板(1)を非接触ICカード(30)に重ね合わせたときに非接触ICカード(30)の両側長端に沿うようにシールドシート(10)の一方の端縁(11)から他方の端縁(11)まで帯状に並行に延設されている。したがって、並行する磁性シート(20)同士の間は、シールドシート(10)が露出している領域となっている。
シールドシート(10)に対してこのように磁性シート(20)が配設された非接触ICカード通信調整板(1)は、長いシールドシート(10)に磁性シート(20)を前記のように並行するように配設したものを、所定の長さに切断するだけでよい。従来技術においては、シールドシート(10)の外周縁部を磁性シート(20)の無い部分として残しておく必要が有ったが、本願発明に係る非接触ICカード通信調整板(1)では、並行する磁性シート(20)が延びる方向のシールドシート(10)両端縁(11,11)を磁性シート(20)の無い部分として残しておく必要がなく、前記のように極めて簡易に製造することができ、量産性に優れている。
このようにして製造された非接触ICカード通信調整板(1)のシールドシート(10)は、透過しようとする電磁波を遮蔽することができるものである。また、磁性シート(20)は、電磁波を空気層よりも高密度に透過させることができるものである。
したがって、非接触ICカード(30)の表裏両面のうち外部装置(40)に面する側に非接触ICカード通信調整板(1)が重ね合わされているような状態にあるときは、非接触ICカード通信調整板(1)側の面が磁性シート(20)を備える面であるか否かにかかわらず、シールドシート(10)が外部装置(40)からの電磁波を遮断して、非接触ICカード(30)と外部装置(40)との通信を防止することができる。
逆に、非接触ICカード通信調整板(1)が外部装置(40)とは反対側で非接触ICカード(30)に重ね合わさった状態にあり、すなわち、非接触ICカード(30)が外部装置(40)に面するような状態にあり、かつ、その重ね合わさった非接触ICカード通信調整板(1)側の面が磁性シート(20)を備えない面であるときは、外部装置(40)からの電磁波は、非接触ICカード(30)を透過した後、シールドシート(10)によって減衰させられるので、この場合にも外部装置(40)との通信を防止することができる。
これに対して、非接触ICカード通信調整板(1)に重ね合わさった非接触ICカード(30)が外部装置(40)に面するような状態にあり、かつ、その重ね合わさった非接触ICカード通信調整板(1)側の面が磁性シート(20)を備える面であるときは、外部装置(40)からの電磁波は、非接触ICカード通信調整板(1)に遮られずに直接に非接触ICカード(30)に至る。そして、アンテナコイル(33)が電磁波を受信すると、磁誘導により非接触ICカード(30)内に電流が供給され、これにより、非接触ICカード(30)が動作して電磁波を発信する。このようにして、非接触ICカード通信調整板(1)は、非接触ICカード(30)と外部装置(40)との通信を可能にしたり、防止したりすることができる。
さらに、磁性シート(20)が並行する帯状に設けられており、磁性シート(20)の中間が空いてシールドシート(10)が露出しているので、シールド面積が大きくなり、逆側のカードの情報を読み取ってしまう読取りエラーの防止機能が向上する。
さらにまた、シールドシート(10)のうち、磁性シート(20,20)が占める領域および中間領域(12)が占める部分の大きさを少なくとも非接触ICカード(30)に内蔵されているアンテナコイル(33)の最外周縁が囲む領域よりも大きくし、かつ、磁性シート(20,20)間の中間領域(12)を使用状態においてアンテナコイル(33)全体が収まらない幅にすることにより、外部装置(40)と通信させようとする側の非接触ICカード(30)のアンテナコイル(33)が確実に磁性シート(20)と重なるので、外部装置(40)との通信を確実に行わせることができる。
また、磁性シート(20)を使用状態において非接触ICカード(30)の両側長端に沿うシールドシート(10)の長端(13)の外縁までは達しないように形成することにより、逆側の非接触ICカードの情報を読み取ってしまう読取りエラーの防止機能を一層に向上することができる。
また、非接触ICカード(30)を収納するICカード収納部(51)を有し、該ICカード収納部(51)に収納した非接触ICカード(30)と重なり合うように非接触ICカード通信調整板(1)を取り付けた非接触ICカードケース(50)によれば、非接触ICカード通信調整板(1)の奏する効果を好適に発揮させることができる。
また、非接触ICカード(30)を収納するICカード収納部(61)を有し、該ICカード収納部(61)に収納した非接触ICカード(30)と重なり合うように非接触ICカード通信調整板(1)を取り付けた財布(60)によれば、非接触ICカードケース(50)と財布(60)とを別個に所持する必要がなく、利便性にすぐれた財布(60)となる。
なお、磁性シート(20)は、非接触ICカード通信調整板(1)の片面に配設するだけでなく、両面に配設してもよい。
本発明にかかる非接触ICカード通信調整板によれば、磁性シートが並行する帯状に設けられており、磁性シートそれぞれは、シールドシートを非接触ICカードに重ね合わせた使用状態において該非接触ICカードの両側長端に沿うようにシールドシートの一方の端縁から他方の端縁まで延設したので、長いシールドシートに磁性シートを積層したものを所定の長さで切断するだけでよく、量産性が良い。
また、帯状の磁性シートの間にシールドシートが露出した中間領域を有しているので、シールド面積が大きくなり、逆側の非接触ICカードの情報を読み取ってしまう読取りエラーの防止機能が向上する。
さらにまた、シールドシートのうち、磁性シートが積層されている領域と中間領域双方との占める部分の大きさを少なくとも非接触ICカードに内蔵されているアンテナコイルの最外周縁が囲む領域よりも大きくし、中間領域をアンテナコイル全体が収まらない幅にしたので、外部装置と通信させようとする側の非接触ICカードのアンテナコイルが確実に磁性シートと重なり、もって非接触ICカードと外部装置との通信を確実に行わせることができる。
また、磁性シートを使用状態において非接触ICカードの両側長端に沿うシールドシートの長端の外縁までは達しないように形成したので、逆側の非接触ICカードの情報を読み取ってしまう読取りエラーの防止機能を一層に向上することができる。
本発明にかかる非接触ICカードケースによれば、非接触ICカード通信調整板の奏する効果を好適に発揮させることができる。
本発明にかかる財布によれば、ICカード収納部に取り付けた非接触ICカード通信調整板がICカード収納部に収納した非接触ICカードと重なり合い、非接触ICカード通信調整板の奏する効果を好適に発揮させることができるので、非接触ICカードケースと財布とを別個に所持する必要がなくなる。
以下、図面に基づき本発明の好適な各種の実施の形態を説明する。
図1から図4までは、本発明の第1の実施の形態を示している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板を示す平面図であり、図2は、図1の1−1断面図であり、図3は、図1の非接触ICカード通信調整板を示す背面図である。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板の作用を説明する図である。また、図9は、非接触ICカードを示す斜視図であり、図10は、非接触ICカードの使用状態を示す概略図である。
図9に示すように、非接触ICカード通信調整板1を使用する非接触ICカード30は、カード型の本体31にICチップ32と該ICチップ32に接続されたアンテナコイル33とが埋設されたものであり、無線による電磁波を利用して非接触で外部装置40との間でデータやプログラムの読み書きを行うものである。外部装置40はカードリーダ・ライタ等である。
図10に示すように、このような外部装置40側から非接触ICカード30に誘導電磁波を照射すると、非接触ICカード30側でアンテナコイル33が誘導電磁波を受信し、アンテナコイル33で誘導起電力が生じる。この誘導起電力が非接触ICカード30の駆動電力となるとともに誘導電磁波に重畳された電磁波によりICチップ32に記憶されたデータが読み取られる。
このような非接触ICカード30に重ね合わせて使用する非接触ICカード通信調整板1は、外部装置40と通信する非接触ICカード30が外部装置40と通信するのを防止するために、非接触ICカード30と外部装置40との間の電磁波を遮断ないし減衰させる作用を発揮することができるものである。
図1、2および4に示すように、非接触ICカード通信調整板1は、電磁波を遮断ないし減衰させるためのシールドシート10に電磁波を透過させる磁性シート20を配設したものである。この非接触ICカード通信調整板1は、図10に示すように外部装置40と非接触ICカード30との間で行われる非接触の通信状態を調整するために使用するものである。
シールドシート10は、略四辺形の平面形状に形成されており、その大きさは、非接触ICカード30と重ね合わせたときに非接触ICカード30に内蔵されるアンテナコイル33より大きいものであることが好ましい。これにより、非接触ICカード通信調整板1を非接触ICカード30に重ね合わせたときに、外部装置40と非接触ICカード30との間の電磁波を確実に遮断ないし減衰させることができる。
非接触ICカード30のアンテナコイル33は、送信と受信を兼用するものであるが、これには限定されず、送信用、受信用に別個のアンテナを備えていてもよい。アンテナが送信用と受信用に別個のアンテナを備えている場合には、いずれか一方のアンテナをシールドシート10により遮蔽することができれば、非接触ICカード30と外部機器40との通信を防止することができる。
このシールドシート10は、導電性を備えることにより電磁シールド効果が得られる物質を用いて形成されている。金属であれば、例えば、金、銀、白金、銅、アルミニウム、鉄、ニッケル等である。また、金属以外の物質としては、例えば導電性セラミックなどを用いることができる。これら金属等は、メッシュ状、ラティス状、箔状、あるいは板状等に形成したものが使用される。
シールドシート10は、所定の媒体から成る基体(Base)に前記のように形成した金属等を貼付等して設けたものであってもよい。基体の素材としては、例えば、シート状のプラスチック、布、紙等を使用することができる。
また、シールドシート10は、平板状に形成した基体に粉状の金属等を塗布したものであってもよい。また、粉状のプラスチックに金属粉を含有させ、これを層状に成形したものであってもよい。さらに、層状の基体に金属等を貼付したり、縫い込んだりしてシールドシート10を構成するようにしてもよい。
基体に使用するプラスチックは、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の任意の樹脂材料を用いることができる。これら樹脂材料を基体とする場合、シールドシート10は、基体中に導電性パウダーが混入されたプラスチックフィルム状に形成されたもの、表面に金属薄膜が蒸着されたプラスチックフィルム状に形成されたもの、表面に金属箔が貼り付けられたプラスチックフィルム状に形成されたもの、表面に導電性樹脂が塗布されたプラスチックフィルム状に形成されたもの、内部に金属線又は金属製の網が埋め込まれたプラスチックフィルム状に形成されたもの等にすることができる。
以上のようにして形成したシールドシート10は、透過しようとする電磁波を遮蔽することができる。
このシールドシート10に積層する磁性シート20は、非接触により外部装置40と通信する非接触ICカード30が当該外部装置40と通信するのを誘導する役割を果たすものであり、シールドシート10との組み合わせにより、非接触ICカード30の通信状態を好適に調整するものである。
図1から図4までに示すように、本実施の形態の非接触ICカード通信調整板1が備える磁性シート20は、シールドシート10の片面に積層されている。磁性シート20は、並行する2本の帯状に形成されており、シールドシート10の両側長端13,13それぞれに沿うように延設されている。この磁性シート20それぞれは、シールドシート10の長端13の外縁までは達していない。
また、非接触ICカード通信調整板1を非接触ICカード30に重ね合わせた使用状態では、磁性シート20それぞれは、非接触ICカード30の両側長端に沿うように位置する。
この磁性シート20それぞれは、その延びる方向の両端が、シールドシート10の両短端側の端縁11,11まで延びている。この磁性シート20それぞれ自身が占める領域および磁性シート20それぞれによって挟まれる中間領域12双方の占める大きさは、少なくともアンテナコイル33の最外周縁が囲む領域よりも大きくなっている。なお、中間領域12は、磁性シート20の積層されていない領域であるので、シールドシート10が露出している領域となっている。
また、磁性シート20の幅は、非接触ICカード通信調整板1を非接触ICカード30に重ね合わせた使用状態において、アンテナコイル33のうち磁性シート20の延びる方向と略同方向に延びる部分の幅よりも広くなっている。さらに、中間領域12は、前記使用状態において、アンテナコイル33全体が収まらない幅となるように形成されている。すなわち、使用状態においてアンテナコイル33が磁性シート20とは重ならずに、アンテナコイル33の全体が中間領域12のみと重なってしまうようなことはない。したがって、使用状態においては、磁性シート20とアンテナコイル33とは、必ず重なる部分がある。
このように形成される磁性シート20は、透磁率μに優れた材料が使用される。例えば、使用する電磁波の周波数において、比透磁率は100以上のものが好ましく、より好ましくは1000以上のものである。具体的には、パーマロイ、フェライト、センダスト、方向性ケイ素鋼等を使用することができる。これにより、磁性シート20は、電磁波を空気層よりも高密度に透過させることができる。
磁性シート20は、プラスチックフィルム等に前記の材料を蒸着等させることによって形成することができる。また、前記の材料を公知の方法によりシールドシート10上に層状に形成してもよい。この場合、長いプラスチックフィルム等に磁性シート20を設けたものを、所定の長さに切断するだけでよい。これにより、極めて簡易に製造することができ、量産性に優れている。
なお、シールドシート10と磁性シート20とを積層する方法としては、特に制限はなく、公知の方法を使用することができ、例えば、それぞれ単独で形成されたシールドシート10と磁性シート20を接着剤や粘着剤を介して接着する等の手段により、両者を積層し、一体化させてもよい。
このようにして製造した非接触ICカード通信調整板1は、非接触ICカード30と略同じ大きさであってもよいし、ある程度余裕のある大きさであっても良い。
次に作用を説明する。
図4は、本実施の形態の非接触ICカード通信調整板1の表裏両面に非接触ICカード30を重ね合わせた使用状態での非接触ICカード通信調整板1の作用を説明する図である。図示したように、非接触ICカード通信調整板1のうち、シールドシート10に磁性シート20を積層した面には非接触ICカード30aが重ね合わせられており、シールドシート10に磁性シート20が積層されていない面には非接触ICカード30bが重ね合わされている。
図4において、白抜き矢印は、非接触ICカード30aおよび非接触ICカード30bの情報を読み取るための電磁波(信号)を示している。また、「○」印は、通信が正常に行われることを示し、「×」印は、通信が正常に行われないことを示す。
図4においてシールドシート10の左側から非接触ICカード30aに向かう電磁波は、非接触ICカード30aの裏面に配置されている磁性シート20によってシールドシート10の影響が軽減される。これにより、非接触ICカード30aは、外部からの電磁波を問題なく受信することができ、また、非接触ICカード30aから電磁波を発信することができる。これは、高透磁率の磁性シート20中は磁界が集中しやすいため、非接触ICカード30aも磁界の中に置かれることになるからである。このため、非接触ICカード30aは、外部からの電磁波を受信し、また、電磁波を発信することができる。したがって、シールドシート10の左側から非接触ICカード30aに向かう方向に外部装置40が電磁波を発信したときには、非接触ICカード30aと外部装置40との間で通信をすることができる。
一方、同じシールドシート10の左側から非接触ICカード30aに向かう電磁波は、シールドシート10の右側に重ね合わせられた非接触ICカード30bに対しては、非接触ICカード通信調整板1のシールドシート10によって遮蔽されるので非接触ICカード30bに到達することはない。このため、非接触ICカード30bが電磁波を受信することはなく、外部装置40と非接触ICカード30bとの通信は妨げられる。
次に、シールドシート10の右側から非接触ICカード30bに向かう電磁波はシールドシート10により減衰するので、非接触ICカード30bは電磁波を好適に受信することができない。このため、シールドシート10の右側から非接触ICカード30bに向かう方向の電磁波を外部装置40が発信したときには、非接触ICカード30bと外部装置40との通信が妨げられることになる。
一般に、導体(シールドシート10)の内部には電磁波が存在せず、また、空気と導体との境界面でも境界条件より電磁波が充分に存在しない性質を有する。このため、図4に示すように非接触ICカード30bを読み取るための電磁波が右側から発信されても、非接触ICカード30bの裏面に配置されるシールドシート10のために電磁波が減衰してしまう。これにより、非接触ICカード30bは、非接触ICカード30bに対して電磁波を発信した外部装置40と通信することができない。
また、非接触ICカード30aに対してシールドシート10の右側から進行して来る電磁波は、非接触ICカード30bに対してシールドシート10の左側から進行して来る電磁波がシールドシート10に遮断されてしまうのと同様にシールドシート10によって遮断されるので、非接触ICカード30aに到達することがない。このため、非接触ICカード30aによる電磁波の受信は行われず、シールドシート10の右側にある外部装置40は、非接触ICカード30aとの通信を妨げられる。
このように、本実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板1によれば、非接触ICカード30と非接触ICカード通信調整板1との重ね合わせ方および非接触ICカード通信調整板1に重ね合わせた非接触ICカード30を外部装置40が発する電磁波が来る方向に対してどのように位置させるかによって、非接触ICカード30と外部装置40との通信を好適に調整することができる。
また、帯状の磁性シート20,20が並行して設けられており、それら磁性シート20,20の間の中間領域12ではシールドシート10が露出しているので、非接触ICカード通信調整板1のシールド面積が大きくなり、逆側の非接触ICカードの情報を読み取ってしまう読取りエラーの防止機能が向上する。
さらにまた、シールドシート10を少なくとも非接触ICカード30に内蔵されているアンテナコイル33の最外周縁が囲む領域よりも大きくし、中間領域12を使用状態において、アンテナコイル33全体が収まらない幅にすることにより、外部装置40と通信させようとする側の非接触ICカード30のアンテナコイル33が確実に磁性シート20と重なるので、外部装置40との通信を確実に行わせることができる。
また、磁性シート20を使用状態において非接触ICカード30の両側長端に沿うシールドシート10の長端13の外縁までは達しないように形成することにより、逆側のカードの情報を読み取ってしまう読取りエラーの防止機能を一層に向上することができる。
図5から図8までは、本発明の第2の実施の形態を示している。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板を示す平面図であり、図6は、図5の5−5断面図であり、図7は、図5の非接触ICカード通信調整板を示す背面図である。図8は、本発明の第2の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板の作用を説明する図である。
本実施の形態では、非接触ICカード通信調整板2のシールドシート10の両面に磁性シート20を設けた点が第1の実施の形態とは異なっている。
なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
図6から図8までに示すように、本実施の形態においてはシールドシート10の片面にだけに磁性シート20が配設されているのではなく、もう一方の面にも磁性シート20が配設されている。図5および図7に示したように、シールドシート10の両面に配設された磁性シート20は、シールドシート10の面上で配設されている領域が同じになっている。ただし、磁性シート20を配設する領域は、両面を同じにする必要はない。例えば、両面それぞれの磁性シート20と磁性シート20との間に形成されている中間領域12の幅は、非接触ICカード30と非接触ICカード通信調整板2とを重ね合わせた使用状態において、アンテナコイル33全体が中間領域12に収まらない程度に狭ければ、両面で異なっていてもよい。また、磁性シート20の材質は両面ともに同一のものであってもよいし、異なるものであってもよい。
次に作用を説明する。
図8は、本実施形態の非接触ICカード通信調整板2の表裏両面に非接触ICカード30を重ね合わせた使用状態での非接触ICカード通信調整板2の作用を説明する図である。図示した例では、非接触ICカード通信調整板2の一方の面には非接触ICカード30aが、もう一方の面には非接触ICカード30bがそれぞれ重ね合わせられている。
図4と同様に、図8においても、白抜き矢印は、非接触ICカード30aおよび非接触ICカード30bの情報を読み取るための電磁波(信号)を示している。また、「○」印は、通信が正常に行われることを示し、「×」印は、通信が正常に行われないことを示す。
図8に示すように、非接触ICカード通信調整板2に重ね合わせられた非接触ICカード30aおよび非接触ICカード30bそれぞれは、裏面に非接触ICカード通信調整板2の磁性シート20が配置されている。このため、第1の実施の形態でも示したように、非接触ICカード通信調整板2を境にして、通信しようとする非接触ICカード30a(30b)が配置されている側と同じ側から非接触ICカード30a(30b)に向けられた電磁波は、シールドシート10の影響がない。したがって、非接触ICカード通信調整板2を境にして非接触ICカード30a(30b)と同じ側にある外部装置40から非接触ICカード30a(30b)に向けられた電磁波は非接触ICカード30a(30b)によって受信され、また、電磁波を受信した非接触ICカード30a(30b)は、応答する電磁波を外部装置40に発信することができる。したがって、外部装置40と非接触ICカード30a(30b)とは良好に通信することができる。
また、外部装置40から発信される電磁波は、シールドシート10を透過できないので、非接触ICカード通信調整板2を境にして通信しようとする非接触ICカード30a(30b)が配置されている側とは反対側から非接触ICカード30a(30b)に向けられた電磁波は、シールドシート10によって遮断される。したがって、非接触ICカード通信調整板2を境にして非接触ICカード30a(30b)と外部装置40とが異なる側にある場合にはそれらの間における通信は防止される。
以上のように構成された本発明の第2の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板2は、第1の実施の形態にかかる非接触ICカード通信調整板1について説明した作用効果と同様の作用効果を発揮することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る非接触ICカードケースを示す斜視図である。
非接触ICカードケース50は、非接触ICカード30を収納したままで非接触ICカード30と外部装置40とを非接触で通信することができるようにしたものである。この非接触ICカードケース50は、断面が略矩形状のICカード収納部51が形成され、その内部には、該内部を2つに仕切るように前記した第1の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板1または第2の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板2が取り付けられている。この非接触ICカード通信調整板1(2)は、ICカード収納部51から脱落しないように、接着、溶着、縫付け等によって取り付けられている。
ICカード収納部51は、非接触ICカード30を収容したときに、非接触ICカード通信調整板1(2)と重ね合わさった非接触ICカード30のアンテナコイル33の一部が必ず磁性シート20と重なるような大きさおよび形状に形成されている。
非接触ICカード30は、非接触ICカード通信調整板1(2)によって2つの部分に仕切られたICカード収納部51の何れの部分にも収容することができる。ICカード収納部51内に取り付けられたものが磁性シート20を片面だけに配設した第1の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板1である場合には、2つに仕切られた部分の何れに非接触ICカード30を収納するかによって非接触ICカード通信調整板1の作用効果が異なるので、適宜に判断して非接触ICカード30を収納すればよい。なお、ICカード収納部51の内に取り付けられたものが非接触ICカード通信調整板1である場合には、ICカード収納部51の内部を2つに仕切るのではなく、非接触ICカード通信調整板1をICカード収納部51の内壁の一部に沿うように取り付けてもよい。
ICカード収納部51内に取り付けられたものが磁性シート20を両面に配設した第2の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板2である場合には、2つに仕切られた部分の何れに非接触ICカード30を収納しても非接触ICカード通信調整板2の作用効果は同じである。
以上のように構成された非接触ICカードケース50は、ICカード収納部51に非接触ICカード30を収納したままで非接触ICカード30と外部装置40との通信を可能にしたり、防止したりの調整をすることができる。
なお、図示した非接触ICカードケース50は、断面が略矩形状のICカード収納部51を有するものであるが、カード状のベース部材に、空間的な遊びが殆どないポケットを備え、該ポケット内のベース部材側に非接触ICカード通信調整板1(2)を取り付けて、そのポケットに非接触ICカード30を差し込むようにしたものでもよい。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図12は、本発明の第4の実施の形態に係る財布を示す斜視図であり、二つ折の財布60を開いたときの見開き面側を示している。
財布60は、札入れタイプのものであり、非接触ICカード30を収納したままで非接触ICカード30と外部装置40とを非接触で通信することができるようにしたものである。この財布60は、各種カードを収納することができるカード収納部61、紙幣を収納しておくための紙幣収納部62、および非接触ICカード30を収納することができるICカード収納部63が設けられている。
ICカード収納部63の内部には、非接触ICカード通信調整板1(2)が縫い付けるなどして固定されている。ICカード収納部63は、その内部に非接触ICカード30を収容したときに、非接触ICカード通信調整板1(2)と重ね合わさった非接触ICカード30のアンテナコイル33の一部が必ず磁性シート20と重なるような大きさおよび形状に形成されている。
このように構成された財布60は、矢印で示したように非接触ICカード30をICカード収納部63に収納したときに非接触ICカード通信調整板1(2)が前記の説明のように作用するので、非接触ICカード30を財布60から取り出さず、財布60に収納したままで非接触ICカード30と外部装置40との通信を可能にしたり、防止したりの調整をすることができる。
また、非接触ICカード30を利用する場合、非接触ICカード30を収納しておく非接触ICカードケース50を別個に所持する必要がなく、利便性にすぐれた財布60となる。
本発明の第1の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板を示す平面図である。 図1の1−1断面図である。 図1の非接触ICカード通信調整板を示す背面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板の作用を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板を示す平面図である。 図5の5−5断面図である。 図5の非接触ICカード通信調整板を示す背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る非接触ICカード通信調整板の作用を説明する図である。 非接触ICカードを示す斜視図である。 非接触ICカードの使用状態を示す概略図である。 本願発明の第3の実施の形態に係る非接触ICカードケースを示す斜視図である。 本願発明の第4の実施の形態に係る財布を示す簡略図である。
符号の説明
1…非接触ICカード通信調整板
2…非接触ICカード通信調整板
10…シールドシート
11…端縁
12…中間領域
13…長端
20…磁性シート
30…非接触ICカード
30a…非接触ICカード
30b…非接触ICカード
31…本体
32…ICチップ
33…アンテナコイル
40…外部装置
50…非接触ICカードケース
51…ICカード収納部
60…財布
61…カード収納部
62…紙幣収納部
63…ICカード収納部

Claims (6)

  1. 外部装置が発信する電磁波を利用して前記外部装置と非接触で通信することができる非接触ICカードに重ね合わせて使用する、前記外部装置と前記非接触ICカードとの通信状態を調整するための非接触ICカード通信調整板において、
    前記外部装置と前記非接触ICカードとの間の電磁波を遮断ないし減衰させる、シールドシートと、
    前記シールドシートの片面に積層され、前記外部装置と前記非接触ICカードとの間の電磁波を透過させる、並行する帯状の磁性シートと、を備え、
    前記並行する帯状の磁性シートそれぞれは、前記シールドシートを前記非接触ICカードに重ね合わせた使用状態において該非接触ICカードの両側長端に沿うように前記シールドシートの一方の端縁から他方の端縁まで延設したことを特徴とする非接触ICカード通信調整板。
  2. 外部装置が発信する電磁波を利用して前記外部装置と非接触で通信することができる非接触ICカードに重ね合わせて使用する、前記外部装置と前記非接触ICカードとの通信状態を調整するための非接触ICカード通信調整板において、
    前記外部装置と前記非接触ICカードとの間の電磁波を遮断ないし減衰させる、シールドシートと、
    前記シールドシートの両面に積層され、前記外部装置と前記非接触ICカードとの間の電磁波を透過させる、並行する帯状の磁性シートと、を備え、
    前記並行する帯状の磁性シートそれぞれは、前記シールドシートを前記非接触ICカードに重ね合わせた使用状態において該非接触ICカードの両側長端に沿うように前記シールドシートの一方の端縁から他方の端縁まで延設したことを特徴とする非接触ICカード通信調整板。
  3. 前記非接触ICカードがICに接続されたアンテナコイルを内蔵し、
    前記シールドシートは、前記磁性シートの占める領域および該磁性シートそれぞれによって挟まれる中間領域双方の占める大きさが少なくとも前記アンテナコイルの最外周縁が囲む領域よりも大きく、
    前記使用状態において、前記中間領域は、前記アンテナコイル全体が収まらない幅に設定したことを特徴とする請求項1または2に記載の非接触ICカード通信調整板。
  4. 前記磁性シートは、前記使用状態において前記非接触ICカードの両側長端に沿う前記シールドシートの長端の外縁までは達していないことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の非接触ICカード通信調整板。
  5. 外部装置と非接触で通信することができる非接触ICカードを収納したままで使用する非接触ICカードケースにおいて、
    前記非接触ICカードを収納するICカード収納部内に、前記外部装置と前記非接触ICカードとの通信状態を調整するための請求項1から4の何れか一項に記載の非接触ICカード通信調整板を備え、
    前記非接触ICカード通信調整板は、前記ICカード収納部に収納した前記非接触ICカードと重なり合うように取り付けたことを特徴とする非接触ICカードケース。
  6. 外部装置と非接触で通信することができる非接触ICカードを収納可能な財布において、
    前記非接触ICカードを収納するICカード収納部内に、前記外部装置と前記非接触ICカードとの通信状態を調整するための請求項1から4の何れか一項に記載の非接触ICカード通信調整板を備え、
    前記非接触ICカード通信調整板は、前記ICカード収納部に収納した前記非接触ICカードと重なり合うように取り付けたことを特徴とする財布。
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