JP4095600B2 - 磁気テープ走行装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気テープ走行装置に関し、特に磁気テープの走行速度を検出可能な磁気テープ走行装置に関する。
近年、磁気テープは、高密度記録化が進んでおり、例えばコンピュータのバックアップ用では200ギガバイト程度の記憶容量を有するものが出現している。このような磁気テープでは、密度記録を高めるためにテープの幅方向に数百本のデータトラックが形成されており、データトラックの幅および隣接するデータトラックの間隔が非常に狭くなっている。この幅の小さいデータトラックに磁気ヘッドの記録/再生素子を外れることなくトレースさせ、データの記録/再生を行うために、予め磁気テープにサーボパターンを書き込んでおき、磁気テープに対してデータの記録/再生を行う際には、磁気ヘッドの検出素子がこのサーボパターンを読み取りつつ、磁気テープと磁気ヘッドとのずれを検出し磁気ヘッドの位置(磁気テープの幅方向の位置)をサーボ制御している(特許文献1参照)。
ところで、この方法では、磁気ヘッドのずれを正確に検出するにはサーボパターンが正確に磁気テープに記録される必要がある。このため、サーボライタにおいてサーボパターンを書き込む際に、磁気テープの走行速度およびその変動が重要な制御要素となる。磁気テープの走行速度の制御に関しては、従来、磁気テープを巻き取る巻取リールあるいはリールモータの回転パルスをF/V(周波数から電圧への変換)回路を通して電圧に変換し、変換された電圧と基準電圧とを比較して走行速度の制御が行われている。すなわち、従来の走行速度の検出は、磁気テープからでなく磁気テープを巻き取るリールモータなどから間接的に検出するようになっている。このため、例えば磁気テープが巻取リールに巻き取られる際のすべりなどで、容易に誤差が発生し検出精度の向上に限界があった。これに変わる方法として磁気テープから直接に走行速度の検出ができるレーザドップラ速度計が用いられた。レーザドップラ速度計では、磁気テープのすべりなどの影響を受けずに走行速度を検出できるため、検出精度の向上が可能になる。
特開平8−30942号公報(段落0020,0021、図1)
しかしながら、レーザドップラ速度計においては、磁気テープに照射するレーザと磁気テープの垂直度が極めて重要で、また外部からの振動も誤差として現れるため、装置の設置が非常に困難で、特に高記録密度の磁気テープには十分な精度が得られないのが実情である。
本発明は、前記従来の問題点に鑑み、構成が簡単で、しかも高精度で磁気テープの走行速度を検出可能な磁気テープ走行装置を提供することを目的とする。
そのため、請求項1に記載の発明は、磁気テープの走行経路上に設けられ、前記磁気テープの走行方向に所定の間隔を設定した少なくとも二つの平行な線状の磁気ギャップを有する書込ヘッドと、前記書込ヘッドに周期的にパルス信号を出力して、前記磁気テープに前記磁気ギャップに対応した磁気パターンを書き込むパルス信号発生回路と、前記書込ヘッドの下流側に設けられ、前記磁気テープに書き込まれた磁気パターンを感知して対応するパルス信号を出力する読取ヘッドと、前記読取ヘッドから出力されたパルス信号に基づいて、一つの前記磁気パターン内の平行する二つの線状パターンから得られたパルス信号の時間間隔と、隣接する磁気パターン同士から得られたパルス信号の時間間隔とから、前記磁気テープの走行速度を演算する走行速度演算手段と、を備えるものとした。
請求項1の発明では、所定の周期で書込ヘッドに出力されるパルス信号によって磁気テープに磁気パターンが書き込まれるため、パルス信号の周期が一定の場合は、磁気テープ上の磁気パターン同士の間隔が一意的に磁気テープの走行速度によって決定される。すなわち磁気パターン同士の間隔が磁気パターンを記録する際の磁気テープの走行速度に依存する。これに対して、一つの磁気パターンでは磁気パターン内の各パターンが同時刻で記録されるため、その間隔が書込ヘッドに形成された磁気ギャップに依存して一定である。すなわち、磁気パターン内の各パターンの間隔は、磁気パターンを記録する際の磁気テープの走行速度に依存しない。したがって、磁気パターンを感知してパルス信号を出力する読取ヘッドからのパルス信号で、一つの磁気パターンで平行する二つの線状パターンから得られたパルス信号の時間間隔を基準に、隣接する磁気パターン同士から得られたパルス信号の時間間隔によって、磁気パターンを記録する際の磁気テープの走行速度を演算して求めることができる。
請求項2に記載の発明は、前記書込ヘッドには、前記線状の磁気ギャップに対して傾斜し、かつ前記磁気テープの走行方向とは非平行な別の線状の磁気ギャップが形成されているものとした。
請求項2の発明では、磁気テープ上で互いに傾斜した線状パターンを書き込むことができる。
本発明によれば、読取ヘッドから出力されるパルス信号で、所定の演算によって直接に磁気テープからその走行速度を検出できるため、簡単な構成で、しかも高精度で走行速度を検出できる効果が得られる。また、線状の磁気ギャップに対して傾斜し、かつ磁気テープの走行方向とは非平行な別の線状の磁気ギャップを形成するようにすれば、磁気テープ上で互いに平行しない磁気パターンが形成されるため、磁気パターンをタイミングベースドサーボ方式のサーボパターンとして機能させることができる。
まず、図に基づいて高記録密度の磁気テープに記録されるサーボパターンについて説明する。
図1は、サーボパターンが記録されている磁気テープおよび磁気テープに対してデータの記録/再生を行う磁気ヘッドの構成を示す図である。
図1の(a)に示すように磁気テープMTには、所定の間隔を隔てて複数のサーボバンドSBが設定され、各サーボバンドSBの間はデータを記録するためのデータトラックが複数設定されたデータバンドDBである。サーボバンドSBを含めてデータトラック幅およびデータトラック間の幅は、記録密度の向上で狭く設定されている。サーボバンドSBでは、所定の間隔で、互いに傾斜した二つの線状パターンBa、Bbで構成されたサーボパターン(磁気パターン)SPが記録されている。
磁気ヘッドHは、磁気テープのドライブに備えられたもので、サーボバンドSB、データバンドDB内の各データトラックに対応させた複数のサーボ情報読取素子SH、データ記録素子WH、データ再生素子RHを有している。一つのデータトラック上では二つのデータ記録素子WHと一つのデータ再生素子RHが磁気テープMTの走行方向上で一列に並ぶように配置されている。
ドライブで磁気テープMTに対してデータの記録/再生を行う際には、磁気ヘッドHのサーボ情報読取素子SHがサーボパターンSPを感知して図1の(b)に示すようなサーボパターンSPと対応するサーボ信号を出力する。サーボパターンSPでは、線状パターンBa、Bbが互いに傾斜し、かつ磁気テープMTの走行方向(=長手方向)とは非平行になって交差しているため、サーボ情報読取素子SHが線状パターンBa、Bbを感知しパルス信号を出力するタイミングは、磁気テープMTと磁気ヘッドHの幅方向での相対位置によって異なる。
そのため、線状パターンBaからのパルス信号aと線状パターンBbからのパルス信号bとの時間間隔で、磁気テープMTに対する磁気ヘッドHの横方向のずれ量を検出できる。そして、このずれ量が小さくなる方向に磁気ヘッドHを移動させることにより、磁気ヘッドHのデータ記録素子WH、データ再生素子RHを正確にデータバンドDB内の所定のトラックにトレースさせることができ、エラーが発生することなくデータの記録/再生が可能になる。このサーボパターンSPは磁気テープがカートリッジに装着されて製品化される前にサーボライタによって記録される。
次に、磁気テープ走行装置として本発明を適用したサーボライタについて説明する。
図2は、サーボライタにおける磁気テープの走行経路を示す図で、図3はサーボライタの制御装置の構成を示す図である。
サーボライタ20は、図2に示すように送出リール21、巻取リール22、二つのガイド23、書込ヘッド25、読取ヘッド27を備えている。
送出リール21では、幅広のウェブ原反から製品幅に裁断された磁気テープMTが大径巻のパンケーキでセットされており、磁気テープMTを送り出している。送出リール21から送出される磁気テープMTにはサーボパターンSPが記録されておらず、この磁気テープMTは、二つのガイド23によって案内されて、巻取リール22に巻き取られる。磁気テープMTの走行経路上で二つのガイド23の間に、上流側に書込ヘッド25、下流側に読取ヘッド27が並んで配置され、磁気テープMTが書込ヘッド25を通過する際に、書込ヘッド25によってサーボパターンSPが記録される。サーボパターンSPが記録された磁気テープMTが巻取リール22に巻き取られる際に、読取ヘッド27がサーボパターンSPを感知しサーボ信号を出力する。
図4は、書込ヘッドと読取ヘッドの構成を示す図である。
書込ヘッド25は、サーボパターンSPを書き込むために、磁束を発生するためのコイルを備えるとともに磁気テープMTに面した部位に磁気ギャップ25aが形成されている。磁気ギャップ25aは、図示のように磁気テープMT上で例えば4本のサーボバンドSB1,SB1,SB1,SB1が形成されるように所定の間隔で四つが一列に配置されている。磁気ギャップ25aでは、図示のように互いに平行しテープ長手方向に対して所定の角度を有する二つの線状ギャップ25bと線状ギャップ25bに対して傾斜した線状ギャップ25cが設定されている。磁気ギャップ25aは、微小なうえ、二つの線状ギャップ25b間の平行度を向上させるために半導体技術を応用したリソグラフィによって形成されている。
読取ヘッド27は、磁気テープMTに書き込まれたサーボパターンSPを感知してサーボ信号を出力するためのヘッドで、図4に示すように書込ヘッド25と同様に4本のサーボバンドSB1,SB1,SB1,SB1の幅方向位置に対応して一列に配置された4個の読取素子27a,27a,27a,27aを有し、各サーボバンドSB1からサーボパターンSPを感知し、サーボ信号を出力するようになっている。読取素子27aは、テープの幅方向の大きさが線状ギャップ25bより小さく設定されている。
サーボライタ20の制御装置は、図3に示すように巻取リール22の回転を制御する制御部30と、書込ヘッド25に記録パルス電流を出力するパルス電流発生部24と、読取ヘッド27から出力されたサーボ信号に基づいて磁気テープMTの走行速度を演算する走行速度演算部32とを有している。走行速度演算部32には基準信号発生部31で発生した基準パルス信号が出力されている。
巻取リール22には、巻取リール22を回転させ磁気テープMTを巻き取るためのリールモータが備えられ、制御部30はリールモータを制御することによって、サーボパターンSPを書き込む際の磁気テープMTの走行速度を制御する。なお、送出リール21には図示しない張力付与機構が設けられ、磁気テープMTが巻取リール22に搬送される際に磁気テープMTに一定の張力が付与され、弛み発生の防止、また走行速度の安定化を図っている。
パルス電流発生部24は、書込ヘッド25のコイルに記録パルス電流を供給し、磁気ギャップ25aに漏れ磁束を発生させてサーボパターンSPを書き込む回路であり、磁気テープMTの設定走行速度v’に応じて所定周波数の記録パルス電流を書込ヘッド25に出力している。したがって、磁気テープMTの走行速度が一定の場合、図4に示すように一定の間隔ごとに磁気テープMTに磁気ギャップ25aと同形状のサーボパターンSPが記録される。
読取ヘッド27は、磁気テープMTの走行速度を検出するために、通過する磁気テープMTからサーボパターンSPを感知しサーボ信号を出力する。図4では、説明のため読取ヘッド27と書込ヘッド25とは離れているが、サーボパターンSPが記録されてからサーボ信号として検出されるまでの時間差を少なくするために、読取ヘッド27ができるだけ、書込ヘッド25に接近して配置されるのが望ましい。
図5は、サーボパターン、記録パルス電流およびサーボ信号の関係を示す図で、(a)は磁気テープに記録されたサーボパターン、(b)はパルス電流発生部から出力される記録パルス電流、(c)は読取ヘッドから出力されるサーボ信号を示している。
磁気テープMTに記録されたサーボパターンSPは、図4に示すように、書込ヘッド25に形成された磁気ギャップ25aと同じ形状に形成されている。すなわち、二つの線状パターンBb1、Bb2は、互いに平行しテープ長手方向に対して所定の角度を有している。線状パターンBcは、線状パターンBb1、Bb2に対して傾斜し、かつ磁気テープMTの走行方向とは平行しないようになっている。ここで、線状パターンBb1、Bb2、Bcは、それぞれ図4に示す磁気ギャップ25b、25b、25cとそれぞれ対応している。
したがって、平行する線状パターンBb1、Bb2に関して、読取ヘッド27の読取素子27aがサーボバンドSB1内に位置する限り、磁気テープMTが幅方向に位置変化しても、線状パターンBb1、Bb2の間隔が変化することなく、その結果、(c)で示すように、読取ヘッド27の位置によらず、線状パターンBb1からのパルス信号b1と、線状パターンBb2からのパルス信号b2とからは同じ時間間隔Aが得られる。この時間間隔Aの情報は後記する磁気テープの走行速度の検出に用いられる。これに対して、線状パターンBb2と線状パターンBcに関しては、磁気テープMTが幅方向に位置変化した場合、線状パターンBcと線状パターンBb2との間の間隔が変化する。
したがって、線状パターンBb2からのパルス信号b2と線状パターンBcからのパルス信号cとの時間間隔Mで、磁気テープの横方向のずれを検出することができる。すなわち、サーボライタ20において磁気テープMTの走行速度の検出に平行する線状パターンBb1、線状パターンBb2を用いるが、ドライブで磁気テープMTに対してデータの記録/再生を行う際には、線状パターンBb2と線状パターンBcを用いて磁気ヘッドH(図1参照)のサーボ制御を行う。
なお、サーボライタ20において、書込ヘッド25に対して磁気テープMTの幅方向の位置を制御する必要がある場合、線状パターンBb2と線状パターンBcを用いて書込ヘッド25をサーボ制御することもできる。
各サーボパターンSPは、前記したようにパルス電流発生部24が図5の(b)に示すように一定周期の記録パルス電流PP1を書込ヘッド25に出力することによって書き込まれるため、(a)で示すように磁気テープMTにおけるサーボパターンSP同士の間隔Lbは、記録パルス電流PP1が発生しない休止時間ZC1の長さと磁気テープMTの走行速度vによって決定される。ところで、記録パルス電流PP1の周期は、磁気テープMTの設定走行速度v’に応じて一定に設定されているため、各記録パルス電流PP1が発生しない休止時間ZC1が一定となり、したがって、サーボパターンSP同士の間隔Lbが一意的に磁気テープMTの走行速度vによって決定される。読取ヘッド27からのサーボ信号では、(c)に示すように各パルス信号b1、b2、cは、線状パターンBb1、Bb2、Bcと対応関係にあるため、例えばパルス信号b1とそれより一つ前のパルス信号b1’との時間間隔Bを測定することによって、磁気テープMT上で隣接するサーボパターンSP同士の間隔Lbを求めることができ、磁気テープMTの走行速度を検出することができる。ここで、直接に時間を測って時間間隔Bを検出するのでは、時間が基準になるため、検出精度を上げるために高精度の計時装置が必要になる。サーボライタ20では、これとは別に、構成が簡単で、しかも高精度で走行速度を検出可能な方法を用いる。以下、この方法について説明する。
前記したようにサーボパターンSP同士の間隔Lbは、記録パルス電流PP1の周波数が一定の場合、一意的に磁気テープMTの走行速度vに依存する。これに対して、一つのサーボパターンSPでは、線状パターンBb1、Bb2、Bcは同じ記録パルス電流PP1によって同じタイミングで書き込まれるため、線状パターン同士の間隔は、書き込む際の磁気テープMTの走行速度vに依存しない。したがって、走行速度に依存しない線状パターンBb1、Bb2、Bc間の間隔を基準としてサーボパターンSP同士の間隔Lbを計測すれば、計時装置の精度に依存せずに、走行速度を検出することができるため、構成が簡単で、しかも高精度検出できる。特に、線状パターンBb1と線状パターンBb2では、その間隔Laが磁気テープMTに対する読取ヘッド27の幅方向位置に依存せず一定値であるため、読取ヘッド27の位置が変化しても精度を落とすことなく検出できることから、検出精度がより高くなる。
次に、図6に基づいて走行速度演算の一例について説明する。
ここで、例えば(a)で示すように磁気テープMTに記録された線状パターンBb1、線状パターンBb2における磁気テープ走行方向の間隔Laを100μmとし、このとき、磁気テープMTの設定走行速度v’を5m/s、記録パルス電流の周波数を25KHzとした場合、磁気テープMTで各サーボパターンSPが記録される間隔Lbが200μmとなる。すなわち、記録パルス電流の周波数を25KHz、磁気テープMTの設定走行速度v’を5m/sに設定した場合、サーボパターンSP同士の間隔Lbと、線状パターンBb1、Bb2の間隔Laとの比Lb/Laが2になるため、(b)に示すように線状パターンBb1からのパルス信号b1と一つ前の線状パターンBb1’からのパルス信号b1’との時間間隔Bと、線状パターンBb1からのパルス信号b1と線状パターンBb2からのパルス信号b2との時間間隔Aとの比B/Aが、同様に2になる。すなわち、比B/Aが2であれば、磁気テープMTの走行速度vが設定走行速度v’と同じ5m/sであり、それより大きければ、磁気テープMTの走行速度vが設定走行速度v’5m/sより大きく、逆の場合はそれより小さくなっている。
したがって、既知値である二つの線状パターンの間隔の比Lb/La、設定走行速度v’、パルス信号からの時間間隔Bと時間間隔Aとの比B/Aによって、磁気テープMTの走行速度vを演算して求めることができる。この検出方法では、時間間隔Aが基準値となるため、例えば前記した例では、時間間隔を計測するための基準周波数を50MHzに設定すれば、0.1μmの分解能が得られる。すなわち、走行速度vとしては、0.1%の検出精度が得られる。時間が基準でないこの方法は、例えば基準周波数に誤差があっても、時間間隔Aと時間間隔Bの検出に同時に現れれば、検出精度に影響を与えることがないため、基準信号発生部31の精度に依存せずに、走行速度vを検出可能になる。
走行速度演算部32には、パルス電流発生部24で発生する記録パルス電流の周波数、磁気テープMTの設定走行速度v’を記憶し、またサーボパターンSPは図4に示すように書込ヘッド25の磁気ギャップ25aと同じ形状のため、磁気ギャップ25a内の二つの線状ギャップ25bの間隔を磁気テープMTに記録されたサーボパターンSP内の線状パターンBb1、線状パターンBb2の間隔Laとして記憶する。走行速度演算部32では、図6の(b)に示すように読取ヘッド27からのサーボ信号に基づいて、線状パターンBb1からのパルス信号b1と線状パターンBb2からのパルス信号b2との時間間隔Aを基準信号発生部31からの基準パルス信号を計数することによって検出する。
さらに、線状パターンBb1からのパルス信号b1と一つ前のサーボパターンSP’内の線状パターンBb1’からのパルス信号b1’との時間間隔Bを、同様に基準信号発生部31からの基準パルス信号を計数することによって検出する。この二つの値で、B/Aの除算を演算する。この比B/Aを用いて、記憶した間隔Laと、設定走行速度v’、記録パルス電流の周波数とで、v’・La/Lb・B/Aの演算式を用いて前記したように磁気テープMTの走行速度vを演算して求める。なお、Lbは設定走行速度v’と記録パルス電流の周波数によって演算される。ここで、例えば比B/Aの値が2.2の場合、前記の例では、v’・La/Lb・B/Aの演算式によって走行速度vが5.5m/sと演算される。
走行速度演算部32で演算された走行速度vは、制御部30に出力され、制御部30では、現在の走行速度と設定走行速度とを比較して、誤差があった場合には、誤差が小さくなるように、リールモータを制御する。
このように、送出リール21から送出された磁気テープMTが巻取リール22に巻き取られるとともに、磁気テープMTにサーボパターンSPが書き込まれる。巻取リール22に巻き取られた磁気テープMTを所定の長さで切断してカートリッジに装着すれば製品として磁気テープカートリッジが得られる。
サーボライタ20においてはサーボパターンSPを書き込む際、読取ヘッド27でサーボパターンSPを感知して読取ヘッド27から出力されるサーボ信号に基づいて、二つの時間間隔を検出するだけで、磁気テープMTから直接に走行速度vを検出できるため、極めて簡単な構成で、しかも高精度で走行速度vを検出できる。また、基準信号発生部31で発生する基準パルス信号の周波数を高く設定することによって、簡単に検出精度を上げることも可能である。そして、基準パルスの周波数の誤差は検出結果に現れないため、基準信号発生部31の精度の管理が極めて簡単になり、長期に亘って検出精度を維持することができる。このように磁気テープMTの走行速度を高精度で検出できるため、高精度で磁気テープMTの走行速度vの制御が可能になり、サーボパターンSPを高い精度で書き込むことが可能になる。
なお、実施形態では、走行速度vに依存する情報としてサーボパターンSP同士の間隔Lbを用いたが、例えば図6の(a)に示すように線状パターンBb2と一つの前の線状パターンBb1との間隔Leを用いることもできる。この場合、サーボ信号では、(b)に示すように線状パターンBb2からのパルス信号b2と一つ前の線状パターンBb1からのパルス信号b1’との時間間隔Eを用いて走行速度vを演算することになる。
サーボパターンが記録されている磁気テープおよび磁気テープに対してデータの記録/再生を行う磁気ヘッドの構成を示す図である。 サーボライタにおける磁気テープの走行経路を示す図である。 サーボライタの制御装置の構成を示す図である。 書込ヘッドと読取ヘッドの構成を示す図である。 サーボパターン、記録パルス電流およびサーボ信号の関係を示す図で、(a)は磁気テープに記録されたサーボパターン、(b)はパルス電流発生部から出力される記録パルス電流、(c)は読取ヘッドから出力されるサーボ信号を示している。 走行速度演算の例を説明するための図である。
符号の説明
20 サーボライタ
21 送出リール
22 巻取リール
23 ガイド
24 パルス電流発生部(パルス信号発生回路)
25 書込ヘッド
27 読取ヘッド
30 制御部
31 基準信号発生部
32 走行速度演算部(走行速度演算手段)
Bb 線状パターン
Bb1’ 線状パターン
Bb1 線状パターン
Bb2 線状パターン
Ba 線状パターン
Bc 線状パターン
DB データバンド
H 磁気ヘッド
MT 磁気テープ
PP1 記録パルス電流
RH データ再生素子
SP サーボパターン
SB サーボバンド
SB1 サーボバンド
SH サーボ情報読取素子
SP’ サーボパターン
WH データ記録素子
ZC1 休止時間

Claims (2)

  1. 磁気テープの走行経路上に設けられ、前記磁気テープの走行方向に所定の間隔を設定した少なくとも二つの平行な線状の磁気ギャップを有する書込ヘッドと、
    前記書込ヘッドに周期的にパルス信号を出力して、前記磁気テープに前記磁気ギャップに対応した磁気パターンを書き込むパルス信号発生回路と、
    前記書込ヘッドの下流側に設けられ、前記磁気テープに書き込まれた磁気パターンを感知して対応するパルス信号を出力する読取ヘッドと、
    前記読取ヘッドから出力されたパルス信号に基づいて、一つの前記磁気パターン内の平行する二つの線状パターンから得られたパルス信号の時間間隔と、隣接する磁気パターン同士から得られたパルス信号の時間間隔とから、前記磁気テープの走行速度を演算する走行速度演算手段と、を備えることを特徴とする磁気テープ走行装置。
  2. 前記書込ヘッドには、前記線状の磁気ギャップに対して傾斜し、かつ前記磁気テープの走行方向とは非平行な別の線状の磁気ギャップが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ走行装置。
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