JP4095455B2 - 無線lan接続ソフトウエア、無線端末及びその制御方法 - Google Patents

無線lan接続ソフトウエア、無線端末及びその制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、複数の無線基地局と複数の無線端末とを含む無線通信システムに係り、とりわけ、通信対象となる情報の性質に応じて接続する無線基地局を選択する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数の無線基地局と、複数の無線端末により構成される無線通信システムのひとつに無線LANシステムの需要が急増している。その理由は、オフィスや家庭内の有線LANを無線化するだけでなく、屋外においてインターネット接続サービスを提供する手段として注目されているからに他ならない。
【0003】
このような無線LANシステムでは、通信データのセキュリティを確保するために、WEP(Wireless Equivalent Privacy)と呼ばれる暗号化技術が採用されている。WEPではWEPキーと呼ばれる暗号化鍵により送受信データを暗号化する技術である。
【0004】
現在利用されているWEPキーには64ビットと128ビットのものが存在する。このWEPキーのビット数はセキュリティ強度や通信実効速度(処理速度)と密接に関係している。すなわち、ビット数が増えると、データの符号化、復号化の処理時間は増えてしまうが、相対的にセキュリティ強度は高まることになる。反対に、ビット数が小さくなると、セキュリティ強度は低下するが、データの符号化、復号化の処理時間は短縮されるため処理速度が改善することになる。
【0005】
ところで、無線LANシステムに限らず、送受信されるデータは、データ種別もしくは使用するアプリケーションに応じて所望されるセキュリティ強度が異なっている。
【0006】
例えば、ユーザ認証、Eメールの情報などには個人情報が含まれているため高いセキュリティ強度が求められよう。一方で、Webで公開される情報は一般的な情報であることがほとんどであるから、Web閲覧の際にはセキュリティ強度よりも処理速度の方が優先されよう。また、Eメールでは、一般にテキストの情報がほとんどであるためデータサイズは小さいが、一方、Web閲覧では画像などデータサイズが大きいため、なおさら後者の処理速度は優先されよう。
【0007】
なお、ユーザごとの価値観の相異から、同じデータ種別もしくはアプリケーションであっても、ユーザごとに所望のセキュリティ強度は異なることもありうる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来において、セキュリティ強度を頻繁に変更することは一般的ではなかった。その原因は、セキュリティ強度を変更するためには、ユーザが手動で無線端末の設定を変更する必要があり、大変煩わしい作業だったからである。
【0009】
ましてや、送受信されるデータの種別や使用するアプリケーションは時々刻々と変化するにもかかわらず、その度ごとに手動で設定を変更することなど非現実的であった。
【0010】
従って、ユーザの手を煩わせることなく、使用するアプリケーションごとにセキュリティ強度を変更できる無線LANシステムのニーズがあるといえる。
【0011】
そこで、本発明は、上記課題を解決することが目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれと、複数ある優先パラメータのうち各通信アプリケーションプログラムによる所定通信プロトコルを用いた通信の際に優先して使用される優先パラメータとを対応付けた第1の情報と、複数の無線基地局の各名称と、各無線基地局が対応している通信パラメータとを対応付けた第2の情報を記憶する記憶部を有し、前記所定通信プロトコルを用いて通信する無線部の通信により無線基地局と接続して通信サービスを享受する無線LAN端末で実行される無線LAN接続ソフトウエアであって、無線基地局が送信する信号を受信し、前記無線部による前記所定通信プロトコルを用いた通信により接続可能な無線基地局を判定する判定工程と、前記通信アプリケーションプログラムが起動されると、複数ある優先パラメータのうち該起動された通信アプリケーションプログラムが優先して使用する優先パラメータを前記記憶部に記憶されている前記第1の情報に基づいて特定する特定工程と、前記無線基地局が送信する信号に含まれる無線基地局の名称と前記記憶部に記憶されている前記第2の情報に基づいて、前記特定工程において特定された優先パラメータに対応した通信パラメータによる通信を行える無線基地局を、前記判定工程において接続可能と判定された無線基地局の中から選択する選択工程と、前記選択工程において選択された無線基地局との接続処理を行う接続工程と、を実行するための無線LAN接続ソフトウエアを提供する。
また、複数ある無線基地局のいずれかを介して通信サービスを享受する無線端末であって、複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれと、複数ある優先パラメータのうち各通信アプリケーションプログラムによる所定通信プロトコルを用いた通信の際に優先して使用される優先パラメータとを対応付けた第1の情報と、複数の無線基地局の各名称と各無線基地局が対応している通信パラメータとを対応付けた第2の情報を記憶する記憶手段と、前記所定通信プロトコルを用いて無線基地局と通信する無線部と、無線基地局が送信する信号を受信し、前記無線部による前記所定通信プロトコルを用いた通信により接続可能な無線基地局を判定する判定手段と、前記通信アプリケーションプログラムが起動されると、複数ある優先パラメータのうち該起動された通信アプリケーションプログラムが優先して使用する優先パラメータを前記記憶手段により記憶されている前第1の情報に基づいて特定する特定手段と、前記無線基地局が送信する信号に含まれる無線基地局の名称と前記記憶手段により記憶されている前記第2の情報に基づいて、前記特定手段により特定された優先パラメータに対応した通信パラメータによる通信を行える無線基地局を、前記判定手段により接続可能と判定された無線基地局の中から選択する選択手段と、前記選択手段により選択された無線基地局との接続処理を行う接続手段と、を有する無線端を提供する。
また、複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれと、複数ある優先パラメータのうち各通信アプリケーションプログラムによる所定通信プロトコルを用いた通信の際に優先して使用される優先パラメータとを対応付けた第1の情報と、複数の無線基地局の各名称と、各無線基地局が対応している通信パラメータとを対応付けた第2の情報を記憶する記憶部を有し、前記所定通信プロトコルを用いて通信する無線部の通信により無線基地局と接続して通信サービスを享受する無線端末の制御方法であって、無線基地局が送信する信号を受信し、前記無線部による前記所定通信プロトコルを用いた通信により接続可能な無線基地局を判定する判定工程と、前記通信アプリケーションプログラムが起動されると、複数ある優先パラメータのうち該起動された通信アプリケーションプログラムが優先して使用する優先パラメータを前記記憶部に記憶されている前記第1の情報に基づいて特定する特定工程と、前記無線基地局が送信する信号に含まれる無線基地局の名称と前記記憶部に記憶されている前記第2の情報に基づいて、前記特定工程において特定された優先パラメータに対応した通信パラメータによる通信を行える無線基地局を、前記判定工程において接続可能と判定された無線基地局の中から選択する選択工程と、前記選択工程において選択された無線基地局との接続処理を行う接続工程と、を有することを特徴とする無線端末の制御方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態を適用可能な無線LANシステムの構成例を示す図である。本実施形態において、ユーザは無線LANのステーション(以下STA)100を使用してインターネットへと接続する。インターネット接続サービスを提供している事業者は、無線LANのアクセスポイント(以下APと称す。)101〜103を飲食店、駅及び店舗内などに設置しているものとする。AP101〜AP103は、ADSLなどの有線回線104を介してインターネット105へと接続している。
【0014】
円106はAP101のサービスエリアを示している。すなわち、STA100が円106内に位置していれば、AP101に接続可能であることを意味している。同様に円107、円108はそれぞれAP102とAP103のサービスエリアを示している。なお、図1においてSTA100は、3つのサービスエリアの全てが重複したエリアに位置しているため、AP101〜103のいずれにも接続可能である。課金サーバ110は、STAに提供した通信サービスについての料金を課金するサーバである。なお、AP101〜103とSTA100は、IEEE802.11規格に基づく通信を行うものとするが、本発明はこの上位の規格について適用してもよいし、さらに他の規格に適用してもよい。
【0015】
図2は、本実施形態に係るSTAの構成例を示したブロック図である。無線部201は、APと接続するための通信回路などである。制御部202はSTA全体の制御を行なうCPUなどである。記憶部203は、制御プログラムや各種データを記憶するための記憶装置であり、RAMやROM及びハードディスクドライブなどからなる。記憶部203内には、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204とAP情報記憶テーブル205とが記憶されている。
【0016】
例えば、制御プログラムとしては、メーラープログラムやWEBブラウザプログラムだけでなく、事業者により提供される無線アクセスポイント(例:AP101〜103)へと接続して通信サービス(例:インターネット接続サービス)を享受する無線LAN端末(例:STA103)で実行される無線LAN接続ソフトウエアが含まれる。
【0017】
この無線LAN接続ソフトウエアは、例えば、複数の通信アプリケーションプログラム(例:WEBブラウザ、メーラー)のそれぞれについて、起動されたときに使用される通信パラメータ(例:セキュリティ強度、処理速度)を指定する指定手段(例:入力メニュー)と、通信アプリケーションプログラムが起動されると、起動された通信アプリケーションプログラムについて指定されている通信パラメータを使用しているはずの無線基地局を選択する選択手段(例:アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204とAP情報記憶テーブル205とを参照して選択)と、選択された無線基地局と接続する接続手段とを有するものである。
【0018】
表示部206は、液晶などの表示装置である。例えば、選択されたAPを表示したり、選択されたAPへの接続を許可するかを問い合わせるためのダイアログを表示したりする。
【0019】
図3は、本実施形態に係るAPの構成例を示す図である。無線部301は、STA100と接続するための通信回路などである。制御部302はAP全体の制御を行なうCPUなどである。記憶部303は、制御プログラムや各種データを記憶するための記憶装置であり、RAMやROMなどからなる。記憶部303内には、接続STA情報記憶テーブル304と、ESS−ID305とが記憶されている。外部I/F306は、有線回線104と接続するための通信回路であり、LANカードやADSLモデムなどである。
【0020】
図4は、AP情報記憶テーブル205の一例を示した図である。AP情報記憶テーブル205には、各APごとの設定情報が記憶されている。AP名の格納欄400にはAPの名称が格納される。ESS−IDの格納欄401には、拡張サービスセット識別子(Extended Service Set Identity)と呼ばれる、APを特定するための固有情報が格納される。
【0021】
ESS−IDはAPごとに異なる名称としてもよいし、すべて同一の名称「例:ANY」としてもよい。また、特定のグループに属するAPには同一の名称を付し、他のグループに属するAPには異なる名称を付すことによりグループ分けすることにも利用できる。例えば、WEPキーを使用していないAPにはESS−IDを「Wlan1」として設定し、64ビットのWEPキーを使用しているAPにはESS−IDを「Wlan2」として設定し、128ビットのWEPキーを使用しているAPにはESS−IDを「Wlan3」として設定すれば、ESS−ID自体がセキュリティ強度や処理速度を表す指標としても使用できる。
【0022】
WEPキーの格納欄402には、WEPの使用の有無やWEPキーのビット数が格納されている。
【0023】
例えば、図4によれば、AP101はWEPを使用していないため「0」を格納している。AP102は、64ビットのWEPキーである「WEP1」を使用しているため「64」を格納している。AP103は128ビットのWEPキーである「WEP2」を使用しているため「128」を格納している。なお、「0」「64」などは単なる例示であり、WEPの使用の有無やWEPキーのビット数を特定できる識別情報であれば如何なるものであっても使用可能である。
【0024】
接続可能フラグ403には、周辺のAPから送信されたビーコン(同報信号)に対応するESS−IDが含まれている場合に1がセットされ、一方、対応するESS−IDを受信できなかければ0がセットされる。すなわち、接続可能フラグ403がセットされているAPは、STA100と通信が可能な距離にあることを意味している。
【0025】
なお、AP名400、ESS−ID401及びWEPキー402は、STAのユーザが事業者との契約時などにSTAの記憶部203にロードしてもらってもよいし、ユーザがキー操作等により直接入力してSTA100の記憶部203に記憶してもよい。
【0026】
図5は、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204の一例を示した図である。このアプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204には、アプリケーションごとにユーザによって指定されたパラメータが記憶されている。
【0027】
例えば、図5によれば、アプリケーション「アプリA」はセキュリティの優先度が高く指定されている。また「アプリB」は処理速度の優先度が高く指定されている。また、「アプリC」は優先度が特に指定されていない。
【0028】
図6は、実施形態に係るAP接続処理の一例を示したシーケンス図である。
【0029】
ステップS600において、STA100の制御部202は、無線部201を制御し、周辺のAP101〜103から送信されるビーコンを受信する。
【0030】
ステップS602において、制御部202は、受信したビーコン(同報信号)に含まれていたESS−IDを取得し、取得されたESS−IDに対応する接続可能フラグを立てる。例えば、ESS−IDとして「Wlan1」を受信したとすれば、Wlan1を検索キーとしてAP情報記憶テーブル205を検索し、Wlan1に対応する接続可能フラグを1にセットする。
【0031】
ステップS604において、制御部202は、ユーザによるキー操作等により所定の通信アプケーションプログラムの起動が指示されたかどうかを監視する。例えば、タスクマネージャ等により新規のプロセスが起動されたか否かを判定することにより監視を行なうことができる。
【0032】
ここでは、アプリケーションAを起動すべきとの指示がユーザにより入力されたものとする。アプリケーションAは、予めユーザにより優先パラメータとしてセキュリティ強度が指定されている。よって、優先パラメータがセキュリティ強度(これは、WEPキーのビット数が128あるか、ESS−IDがWlan3であることを意味する。)との条件を満たし、かつ、接続可能なAP(接続可能フラグが1であることを意味する。)の条件を満たすAPを選択することになる。
【0033】
ステップS606において制御部202は、接続先となるAPの選択処理を起動する。ここで、接続先AP選択処理の具体的なフローチャートを説明する。
【0034】
図7は、本実施形態に係る接続先AP選択処理の一例を示すフローチャートである。
【0035】
ステップS700において、制御部202は、AP情報記憶テーブル205を参照し、接続可能フラグが1となっているAPを抽出する。この処理は、接続すべきAPの候補を絞り込む処理であると認識することもできる。
【0036】
ステップS702において、制御部202は、接続可能フラグが1となっているAPを抽出できたかどうかを判定する。図4によれば、すべてのAPについて接続可能フラグ403がセットされているので、STA100はAP101〜AP103のすべてと接続が可能であると判定することになる。なお、接続可能なAPが存在しない場合は、ステップS720へと進み、制御部202は、表示部206に「APと接続不可」を表示し、一連の動作を終了する。
【0037】
ステップS704において、制御部202は、起動されたアプリケーションを特定する。例えば、アプリケーションの実行ファイル名等により起動されたアプリケーションが特定される。なお、本処理はステップS604において実行しておくこともできる。
【0038】
ステップS706において、制御部202は、起動されたアプリケーションの名称を検索キーとして、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204を参照し、対応するパラメータを抽出する。例えば、アプリケーションAであれば、「セキュリティ」が抽出される。また、ユーザが使用しているアプリケーションがアプリBだと判定された場合には、優先パラメータ501として「処理速度」が特定されることになる。
【0039】
ステップS708において、制御部202は、抽出されたパラメータに相応しいAPを、先に抽出された接続可能APの中から選択する。すなわち、接続すべきAPの候補をさらに絞り込む処理を実行する。
【0040】
例えば、パラメータが「セキュリティ」であれば、WEPキー402のビット数が最も大きいAP103が選択される。また、パラメータが「処理速度」であれば、WEPキーのビット数が最も小さいAPが選択される。AP101はWEPを使用していないので、WEPキー402の欄には0が格納されていおり、AP101〜AP103の中ではAP101が処理速度の速いAPとしてと選択される。
【0041】
これは、WEPキーのビット数が小さければ小さいほど、暗号化や復号化処理が簡易になるため処理速度が上昇するからである。暗号化を施さなければ最も速いことはいうまでもない。一方、WEPキーのビット数が大きくなればなるほど暗号化の強度が増すため、セキュリティが強化されることはいうまでもない。
【0042】
ステップS710において、制御部202は、表示部206に選択されたAPの特徴を表示する。例えば、セキュリティ−高度、セキュリティ優先、処理速度−高速、処理速度優先の如くである。これらは、文字で表示してもよいし、2次元のグラフにプロットして表示してもよい。要するに、ユーザにとってセキュリティ強度が高いのか低いのか(処理速度が速いのか遅いのか)が明確に理解できれば、どのような方法でも採用できるのである。セキュリティ強度や処理速度の高低を表す特定のLEDを点灯するが如くである。
【0043】
なお、表示でなくとも、音声部から音声によりこれらを出力してもよいことはいうまでもない。
【0044】
図8は、セキュリティ強度と処理速度との関係についての表示例を示した図である。とりわけ、選択されたAP103と他のAP101及びAP102とは明確に区別できることが望ましいため、それぞれに異なるマークを付して表示している。
【0045】
さて、このようにして接続すべきAPが決定されると、もとの処理に復帰する。
【0046】
ステップS608において、制御部202は、指定されたパラメータを使用し、選択されたAPと接続を開始する。
【0047】
ステップS610において、STA100は、選択されたAP103とリンクを接続した状態となり、インターネットへと接続可能となる。
【0048】
ところで、インターネットへ接続した後で、使用したいアプリケーションが変更されることもよくある。例えば、最初はメーラーが起動されたが、新着メールを確認した後、引き続きWEBを閲覧すべく、WEBブラウザが起動されるが如くである。
【0049】
このような場合に、最初に接続されたAPを引き続き使用していてもよいが、セキュリティや処理速度を優先する観点からは接続先APを再選択することが望ましいであろう。
【0050】
ステップS612において、制御部202は、さらに他のアプリケーションが起動されたかどうかを監視する。ここでは、異なるアプリケーションBが起動を指示されたものとする。
【0051】
ステップS614において、制御部202は、上述の接続先AP選択処理を再起動する。
【0052】
ステップS616において、制御部202は、指定されたパラメータ(例:処理速度=WEPなし)を使用し、選択されたAP(例:AP101)と接続を開始する。
【0053】
ステップS618において、STA100は、選択されたAP101とリンクを接続した状態となり、インターネットへと接続可能となる。
【0054】
なお、STA100とAPとの通信が終了したのであれば、ステップS620において、制御部202は、無線部201を制御し、APとの接続を切断し、一連の動作を終了する。
【0055】
以上の動作により、使用するアプリケーションに必要なセキュリティ強度をユーザが選択でき、前記ユーザが選択したセキュリティ強度による通信を行なうことが可能な無線通信システムを実現できる。
【0056】
以上の実施形態と関連付けて本発明を説明すると、本発明は、複数の無線基地局(例:AP)のうちのいずれかを介して通信サービス(例:インターネット接続サービス)を享受する無線端末(STA)であり、無線端末において実行される通信アプリケーションプログラム(例:メーラー、WEBブラウザ)ごとに、該通信アプリケーションプログラムが実行されたときに使用される通信パラメータ(例:セキュリティ優先、処理速度優先、WEPキーのビット数又はESS−ID)を指定する指定手段(例:制御部202)と、通信アプリケーションプログラムが起動されると、起動された通信アプリケーションプログラムについて指定されている通信パラメータを使用している無線基地局を選択する選択手段(例:制御部202)と、選択された無線基地局と接続する接続手段(例:制御部202)とを有する無線端末が提供される。
【0057】
なお、無線基地局は、例えば、無線LANのAPであり、自己の固有情報(例:ESS−ID)を送信する送信手段(無線部301)を有している。
【0058】
本発明の下位の概念としては、複数ある無線基地局のいずれかを介して通信サービスを享受する無線端末であって、無線端末において実行される複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれと複数の無線基地局との対応関係(例:アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204、AP情報記憶テーブル205)を記憶する記憶手段と、複数の通信アプリケーションプログラムのうちいずれかが起動されると、起動された通信アプリケーションプログラムに対応する無線基地局を、記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて選択する選択手段と、記通信サービスを享受すべく前記選択された無線基地局と接続する接続手段とを有する無線端末が提供される。
【0059】
本発明のより下位の概念としては、複数ある無線アクセスポイントのいずれかを介して通信サービスを享受する無線LAN端末であって、前記無線アクセスポイントを特定するための固有情報と前記通信サービスを享受する際に使用される通信パラメータとの対応関係を、各無線アクセスポイントごとに記憶する第1の記憶手段と、前記無線LAN端末において実行される通信アプリケーションプログラムと前記通信パラメータとの対応関係を、前記通信アプリケーションプログラムごとに記憶する第2の記憶手段と、前記無線アクセスポイントを特定するための固有情報を受信することにより、接続可能な無線アクセスポイントを決定する決定手段と、前記複数の通信アプリケーションプログラムのうち起動された通信アプリケーションプログラムを特定する特定手段と、前記特定された通信アプリケーションプログラムに対応する通信パラメータを前記第2の記憶手段に記憶されている対応関係を参照して抽出し、前記接続可能な無線アクセスポイントのうち該抽出された通信パラメータを使用している無線アクセスポイントを前記第1の記憶手段に記憶されている対応関係を参照して選択する選択手段と、前記通信サービスを享受すべく、前記抽出された通信パラメータを使用し、前記選択された無線アクセスポイントと接続する接続手段とを有する無線LAN端末が提供される。
【0060】
なお、本発明は次のような観点から把握することもできる。すなわち、複数ある無線基地局のいずれかを介して通信サービスを享受する無線端末であって、セキュリティ強度を優先する第1の通信アプリケーションプログラムと、前記第1の通信アプリケーションよりもセキュリティ強度を優先しない第2の通信アプリケーションプログラムと、前記第1及び第2の通信アプリケーションプログラムのうちいずれが起動されるかを判定する判定手段と、前記第1の通信アプリケーションプログラムが起動されたときは、接続可能な無線基地局のうち、スループットよりもセキュリティ強度を優先した無線基地局と接続する接続手段とを有する無線端末が提供される。
【0061】
なお、前記接続手段は、前記第2の通信アプリケーションプログラムが起動されたときは、接続可能な無線基地局のうちセキュリティ強度よりもスループットを優先した無線基地局と接続するようにしてもよい。
【0062】
また、本発明の無線システムは、上述の無線端末と無線基地局とを含む無線通信システムを提供するものとして把握できることはいうまでもない。
【0063】
ところで、事業者によって提供されるサービスの観点からは本発明は次のように認識することもできる。すなわち、無線アクセスポイントを介して無線LAN端末をネットワークへと接続させるネットワーク接続サービスの提供方法は、前記無線端末において、該無線端末において事項される複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれについて、起動されたときに使用される通信パラメータを指定させるステップと、前記無線端末において、前記無線アクセスポイントから送信される同報信号を受信させ、前記無線端末から接続可能な無線アクセスポイントを特定させるステップと、前記無線端末において、前記通信アプリケーションプログラムが起動されると、起動された通信アプリケーションプログラムについて指定されている通信パラメータを使用しており、かつ、接続可能として特定された無線基地局を選択させるステップと、前記選択された無線基地局を前記無線端末と接続させるステップとを有する。
【0064】
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、ユーザはアプリケーションごとに優先パラメータを予め指定しておくだけで、後はAP選択プログラムにより自動的に接続先APが選択され、ユーザの手間を省ける利点があった。
【0065】
しかしながら、選択されたAP以外のAPを一時的に使用したい場合も予想される。そこで、第2の実施形態では、選択されたAPに接続してよいか否かをユーザにより決定させるステップを追加することで、AP選択の自由度を広げることを目的としている。とりわけ、本実施形態では、AP情報記憶テーブル205を修正せずとも、他のAPを選択できる利点がある。
【0066】
図9は、第2の実施形態に係るAP選択処理の一例を示すフローチャートである。第1の実施形態と同様の処理については同一の符号を付すことで詳細な説明を省略する。
【0067】
本実施形態では、S710において接続APの特徴を表示したあとに、ステップS912を追加している。
【0068】
すなわち、ステップS912において、制御部202は、ユーザに対して選択されたAPとの接続を許可するか否かを問い合わせるダイアログを表示部206に表示させる。さらに、ユーザからのキー入力に応じて、接続が許可されたか否かを判定する。接続が許可されれば、元の処理に復帰し、接続が不許可であれば他のAPを選択すべくS702へと戻る。なお、制御部202は、最初に選択されたAPが再度選択されることを防止すべく、当該APを選択候補から削除しておく。
【0069】
このように接続許可の問い合わせ処理を追加したことにより、AP情報記憶テーブル205を修正せずとも、ユーザによるAP選択の自由度を増すことができる。
【0070】
[第3の実施形態]
本実施形態では、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204の作成処理を説明する。
【0071】
図10は、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204の作成処理に使用されるプルダウンメニューの一例を示した図である。
【0072】
プルダウンメニュー1001は、優先パラメータを指定する対象となるアプリケーションを選択するためのものである。プルダウンメニュー1002は、対応する優先パラメータを指定するものである。ボタン1003は、プルダウンメニュー1001により指定されたアプリケーションと、プルダウンメニュー1002により指定された優先パラメータと対応付けてアプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204に登録するための実行ボタンである。これらはポインティングデバイスにより操作される入力手段であるポインタ1004により指示される。
【0073】
図11は、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204の作成処理に使用されるダイアログの一例を示した図である。
【0074】
このダイアログには、セキュリティ強度と処理速度との関係を2次元的に示したものである。このダイアログには、上述のアプリケーション選択用のプルダウンメニュー1001と、優先パラメータ指定用の2次元の領域1100が表示されている。この指定領域1100内のどこかのポイントをポインタ1004などでクリックすると、制御部202は、そのポイントに指定マーク1101を表示させ、当該ポイントに対応する優先パラメータを決定し、プルダウンメニュー1001により指定されたアプリケーションと対応付けて、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204に登録する。
【0075】
とりわけ、図11の例では、ポインタ1004を操作してアプリAについて設定を行っている場合であり、とりわけ優先パラメータとしてセキュリティ強度を指定する場合を示している。
【0076】
このように、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204を作成する際にもユーザフレンドリーな作成画面を表示することにより、視覚的にわかりやすくすることができ、さらにはユーザの使い勝手を向上することができよう。
【0077】
[第4の実施形態]
本実施形態では各AP(使用したパラメータ)ごとに異なる料金体系を適用することを可能ならしめるものである。
【0078】
図12は、接続STA情報記憶部304の具体例を示した図である。APの制御部302は、接続したSTAの接続時間1201や通信量(パケット数など)1202など課金に必要なデータを監視し、STAごとに接続STA情報記憶部304へと記憶する。すなわち、接続STA情報記憶部304には、課金の元になる利用情報が格納されている。
【0079】
事業者は、図1の課金サーバ110を設け、各APに記憶されている接続STA情報記憶部304から、これらの利用情報を収集する。
【0080】
図13は、APごとの課金単位を記憶した課金単位テーブルの一例を示した図である。各APごとに、AP名称とその課金単位とが対応付けられて格納されている。なお、この課金テーブルは、APの記憶部303に記憶されていてもよいし、課金サーバの記憶部に記憶されていてもよい。
【0081】
図14は、課金テーブルの一例を示す図である。各STAごとに、STA名称、接続時間、通信量、料金が記憶されている。
【0082】
課金サーバは、各APに記憶されている接続STA情報記憶部304から利用情報を収集し、収集された利用情報に対応するAPの課金単価を、課金単位テーブルを参照することで取得する。さらに、収集された通信量と取得された課金単価をかけて料金を求め、課金テーブルの料金欄に加算する。なお、接続時間に基づいて料金を計算してもよいことはいうまでもない。
【0083】
このようにして、事業者は、APの接続STA情報記憶部304を参照することにより、STAが接続したAPと、その接続時間やその通信量を把握することができるため、APごとに料金設定ができる。例えば、セキュリティ強度が相対的に高いAPは料金を相対的に高くするなどの料金体系を構築することが可能となる。
【0084】
ここで、本発明を実施形態と関連付けて説明すると、複数の通信パラメータは、通信パラメータごとの付加価値(例:セキュリティ強度や処理速度)に応じて使用単価(例:課金単位)が異なるようにすることもできる。
【0085】
また、本発明に係る上述の無線端末に対して提供した通信サービスについて課金する課金システム(例:AP、課金サーバ)であって、前記無線端末が接続した無線基地局と、該無線基地局との接続時間又は通信量とを管理する接続管理手段(例:接続STA情報記憶部304)と、前記無線基地局ごとの接続単価と、前記該無線基地局との接続時間又は通信量とに基づいて課金する課金手段(例:課金サーバ)とを備える課金システムが提供される。
【0086】
[他の実施形態]
上述の実施形態では、アプリケーションごとに優先するパラメータを設定したが、接続先(例えば接続するURLなど)ごとに優先するパラメータを設定してもよい。
【0087】
なお、上述の実施形態では、APごとに課金単価を管理していたが、通信パラメータごとに課金単価を管理してもよい。この場合、本発明に係る他の課金システムは、前記無線端末が無線基地局と接続した際に使用した通信パラメータと、該無線基地局との接続時間又は通信量とを管理する接続管理手段と、前記通信パラメータごとの接続単価と、前記該無線基地局との接続時間又は通信量とに基づいて課金する課金手段とを備えることになろう。
【0088】
上述の実施形態では、優先パラメータを「セキュリティ」や「処理速度」などの概念で示したが、より直接的にWEPキーのビット数を表す「128」「64」「0」などで代用することも可能である。この様にすれば、概念から数値への変換処理が不要となるため、AP情報記憶テーブル205のWEPキーの欄402に格納されている数値と、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204の優先パラメータの欄501に格納されている数値とを、単純に比較判定することで、好適なAPを決定することが可能となろう。
【0089】
また、図1に示したように、事業者は同一のエリアに、それぞれ異なる通信パラメータを使用する複数のAPを設置することが望ましい。これは、ユーザがアプリケーションごとに好適なAPを確実に利用できるようにするためである。
【0090】
例えば、上述のように、WEPを使用しないAP101と、64ビットのWEPキーを使用するAP102と、128ビットのWEPキーを使用するAP103との3種類のAPが存在する場合には、これら3種類の各APが1以上存在するように店舗などのサービススポットに設置することが望ましいであろう。
【0091】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0092】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラム(本実施例では図6、図7又は図9に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
【0093】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0094】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0095】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0096】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0097】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0098】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0099】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0100】
【発明の効果】
本発明によれば、所定の通信プロトコルに従って無線基地局と接続する無線端末において、複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれにおいて優先して使用すべき優先パラメータを予め決めておき、優先して使用すべき優先パラメータによる通信に対応している無線基地局を受信した無線基地局の名称に基づいて選択することで、従来よりもユーザの手を煩わせることなく、使用する通信アプリケーションプログラムに応じた品質(例えば、セキュリティ強度、処理速度)で通信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態を適用可能な無線LANシステムの構成例を示す図である。
【図2】図2は、本実施形態に係るSTAの構成例を示したブロック図である。
【図3】図3は、本実施形態に係るAPの構成例を示す図である。
【図4】図4は、AP情報記憶テーブル205の一例を示した図である。
【図5】図5は、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204の一例を示した図である。
【図6】図6は、実施形態に係るAP接続処理の一例を示したシーケンス図である。
【図7】図7は、本実施形態に係る接続先AP選択処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】図8は、セキュリティ強度と処理速度との関係についての表示例を示した図である。
【図9】図9は、第2の実施形態に係るAP選択処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】図10は、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204の作成処理に使用されるプルダウンメニューの一例を示した図である。
【図11】図11は、アプリケーション/優先パラメータ対応テーブル204の作成処理に使用されるダイアログの一例を示した図である。
【図12】図12は、接続STA情報記憶部304の具体例を示した図である。
【図13】図13は、APごとの課金単位を記憶した課金単位テーブルの一例を示した図である。
【図14】図14は、課金テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
100…無線LANステーション
101〜103…無線LANアクセスポイント
104…有線回線
105…インターネット
106〜108…サービスエリア(通信可能範囲)
110…課金サーバ

Claims (9)

  1. 複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれと、複数ある優先パラメータのうち各通信アプリケーションプログラムによる所定通信プロトコルを用いた通信の際に優先して使用される優先パラメータとを対応付けた第1の情報と、複数の無線基地局の各名称と、各無線基地局が対応している通信パラメータとを対応付けた第2の情報を記憶する記憶部を有し、前記所定通信プロトコルを用いて通信する無線部の通信により無線基地局と接続して通信サービスを享受する無線LAN端末で実行される無線LAN接続ソフトウエアであって、
    無線基地局が送信する信号を受信し、前記無線部による前記所定通信プロトコルを用いた通信により接続可能な無線基地局を判定する判定工程と、
    前記通信アプリケーションプログラムが起動されると、複数ある優先パラメータのうち該起動された通信アプリケーションプログラムが優先して使用する優先パラメータを前記記憶部に記憶されている前記第1の情報に基づいて特定する特定工程と、
    前記無線基地局が送信する信号に含まれる無線基地局の名称と前記記憶部に記憶されている前記第2の情報に基づいて、前記特定工程において特定された優先パラメータに対応した通信パラメータによる通信を行える無線基地局を、前記判定工程において接続可能と判定された無線基地局の中から選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択された無線基地局との接続処理を行う接続工程と、
    を無線LAN端末に実行させるための無線LAN接続ソフトウエア。
  2. 複数ある無線基地局のいずれかを介して通信サービスを享受する無線端末であって、
    複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれと、複数ある優先パラメータのうち各通信アプリケーションプログラムによる所定通信プロトコルを用いた通信の際に優先して使用される優先パラメータとを対応付けた第1の情報と、複数の無線基地局の各名称と各無線基地局が対応している通信パラメータとを対応付けた第2の情報を記憶する記憶手段と、
    前記所定通信プロトコルを用いて無線基地局と通信する無線部と、
    無線基地局が送信する信号を受信し、前記無線部による前記所定通信プロトコルを用いた通信により接続可能な無線基地局を判定する判定手段と、
    前記通信アプリケーションプログラムが起動されると、複数ある優先パラメータのうち該起動された通信アプリケーションプログラムが優先して使用する優先パラメータを前記記憶手段により記憶されている前第1の情報に基づいて特定する特定手段と、
    前記無線基地局が送信する信号に含まれる無線基地局の名称と前記記憶手段により記憶されている前記第2の情報に基づいて、前記特定手段により特定された優先パラメータに対応した通信パラメータによる通信を行える無線基地局を、前記判定手段により接続可能と判定された無線基地局の中から選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された無線基地局との接続処理を行う接続手段と、
    を有する無線端末。
  3. 前記優先パラメータは、セキュリティ強度又は処理速度を含むことを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  4. 前記選択手段により選択された無線基地局に関する情報を表示部に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  5. 前記表示手段は、前記選択手段により選択された無線基地局と、他の無線基地局との優先パラメータに関する関係を示す図を表示することを特徴とする請求項4に記載の無線端末。
  6. 前記選択手段により選択された無線基地局をユーザによる指示により再選択する再選択手段を有することを特徴する請求項2乃至請求項4の何れかに記載の無線端末。
  7. 前記各通信アプリケーションプログラムによる前記所定通信プロトコルを用いた通信の際に優先して使用される優先パラメータをユーザ操作に基づいて登録する登録手段を有することを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  8. 前記複数の優先パラメータは、各優先パラメータの付加価値に応じて使用単価が異なることを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  9. 複数の通信アプリケーションプログラムのそれぞれと、複数ある優先パラメータのうち各通信アプリケーションプログラムによる所定通信プロトコルを用いた通信の際に優先して使用される優先パラメータとを対応付けた第1の情報と、複数の無線基地局の各名称と、各無線基地局が対応している通信パラメータとを対応付けた第2の情報を記憶する記憶部を有し、前記所定通信プロトコルを用いて通信する無線部の通信により無線基地局と接続して通信サービスを享受する無線端末の制御方法であって、
    無線基地局が送信する信号を受信し、前記無線部による前記所定通信プロトコルを用いた通信により接続可能な無線基地局を判定する判定工程と、
    前記通信アプリケーションプログラムが起動されると、複数ある優先パラメータのうち該起動された通信アプリケーションプログラムが優先して使用する優先パラメータを前記記憶部に記憶されている前記第1の情報に基づいて特定する特定工程と、
    前記無線基地局が送信する信号に含まれる無線基地局の名称と前記記憶部に記憶されている前記第2の情報に基づいて、前記特定工程において特定された優先パラメータに対応した通信パラメータによる通信を行える無線基地局を、前記判定工程において接続可能と判定された無線基地局の中から選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択された無線基地局との接続処理を行う接続工程と、
    を有することを特徴とする無線端末の制御方法。
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