JP4095417B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信環境に応じてパケット長を変化させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線パケット通信システムにおけるパケット長の最適値は、通信環境によって異なる。誤りのない理想的な通信環境では、パケット長が長いほど伝送効率が良い。その理由は、図12に示すようにパケット長が長いほど、固定長のパケットヘッダの割合が小さくなるためである。
【0003】
今、通信路誤りが発生する通常のパケット通信の通信環境を考える。パケット長が長ければ1パケット中にデータ誤りの発生する確率が高くなる。即ち誤り訂正を行わないパケット通信システムにおいては、パケット再送確率が高くなる。このため、パケット長が過度に長いと通信のスループットが低下する。一方、パケット長が短かれば1パケット中に誤りが発生する確率は低くなるが伝送効率は悪くなる。このため、パケット長が過度に短くても通信のスループットが低下する。一般にパケット通信システムでは、パケットの伝送効率とパケット誤り率とのトレードオフで最適なパケット長が存在する。
【0004】
パケット通信システムにおける最適なパケット長を決定する方法として、通信中のエラーレートを計測する手段を設け、エラーレートに応じたパケットサイズで通信を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1 】
特開平8−256149号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、重複する周波数帯を使用し、かつ異なる規格の通信手段(例えば、2.4GHz帯を用いる無線LANとBluetooth)を備える通信装置では、それら通信手段が互いに近接して、同時に通信を行う場合、相互干渉により双方の通信のエラーレートが増加するという問題が生じる。
【0007】
この場合、無線LANにとっての干渉源がBluetoothということが分かっているならば、最適な無線LANパケット長の範囲はおのずと決定される。
【0008】
しかし、上記特許文献1に記載される方法では、無線LANパケット長の許される全ての範囲の中から、パケット長の最適値を求めようとするので、誤差が大きくなる可能性があり、また最適値発見までの時間がかかるという問題がある。このため、発見した最適値が、時々刻々変化する通信環境に対応しきれない場合がある。
【0009】
さらに、当該方法では、無線LAN装置はエラーレート計測手段を備える必要がある。また、当該方法は、計測したエラーレートを通信相手に送信する手順を取るような独自の無線LANシステムであるため、製造コストが高く、また、他社製品との相互接続性がない。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、より単純な構成で、最適なパケット長を正確、かつ迅速に決定することができるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の無線通信装置は、無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段と、第2無線パケット通信手段とを備える無線通信装置において、前記第2無線パケット通信手段の動作状況が少なくとも通信状態、スリーブ状態、もしくは停止状態のいずれかを判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長を設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項6に記載の無線通信装置用制御プログラムは、無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段と、第2無線パケット通信手段とを備える無線通信装置により実行されるプログラムにおいて、前記第2無線パケット通信手段の動作状況が少なくとも通信状態、スリーブ状態、もしくは停止状態のいずれかを判別する判別ステップと、前記判別ステップによる判別結果に基づいて、前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長を設定する設定ステップとを前記無線通信装置に実行させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項7に記載の無線通信方法は、無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段と、第2無線パケット通信手段とを用いて無線通信する際の無線通信方法において、前記第2無線パケット通信手段の動作状況が少なくとも通信状態、スリーブ状態、もしくは停止状態のいずれかを判別し、この判別結果に基づいて前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長を設定することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。
【0014】
本発明の実施の形態に係る無線通信装置は、IEEE802.11b準拠の無線ローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)通信を行う無線LANアクセスポイント部101と、Bluetooth通信を行うBluetoothアクセスポイント部102と、内部レジスタを備え、装置全体を制御する制御部103と、各種情報を保持するメモリ104と、スイッチ等の入力部105と、LED等の出力部106と、有線のLANに接続するための有線LAN通信部107とを備えている。制御部103の内部レジスタには、Bluetoothアクセスポイント部102の動作モードに対応した無線LAN通信のパケット長の上限の値が予め書き込まれている。
【0015】
図2は、図1における無線LANアクセスポイント部101の構成を示すブロック図である。
【0016】
無線LANアクセスポイント部101は、アンテナ部201と、高周波処理部202と、ベースバンド処理部203と、媒体アクセス制御(MAC)部204とを備え、これらは、順に直列に接続されている。
【0017】
同図において、データ受信時、無線信号はアンテナ部201より取り込まれ、高周波処理部202においてベースバンド信号へと変換される。この変換されたベースバンド信号は、ベースバンド処理部203でディジタルデータに変換される。この変換されたディジタルデータは、媒体アクセス制御部204において、所定のデータフォーマットに変換され、制御部103へと送られる。一方、データ送信時は、これとは逆にデータが流れる。媒体アクセス制御部204は、制御部103からの制御情報や、ベースバンド処理部203からの情報を元に、高周波処理部202やベースバンド処理部203を休止又は停止させることができる。媒体アクセス制御部204は、送信パケット長の上限値を規定した送信パケット長設定レジスタを備えている。
【0018】
図3は図1におけるBluetoothアクセスポイント部102の構成を示すブロック図である。
【0019】
Bluetoothアクセスポイント部102は、アンテナ部301と、高周波処理部302と、ベースバンド処理部303と、ホストコントロールI/F(HCI)部304とを備え、これらは、順に直列に接続されている。
【0020】
同図において、データ受信時、無線信号はアンテナ部301より取り込まれ、高周波処理部302においてベースバンド信号へと変換される。この変換されたベースバンド信号は、ベースバンド処理部303でディジタルデータに変換される。この変換されたディジタルデータは、ホストコントロールI/F部304において、所定のデータフォーマットに変換され、制御部103へと送られる。一方、データ送信時は、これとは逆にデータが流れる。ホストコントロールI/F部304は、制御部103からの制御情報や、ベースバンド処理部303からの情報を元に、高周波処理部302やベースバンド処理部303を休止又は停止させることができる。
【0021】
図4は、本発明の実施の形態に係る無線通信装置を用いた通信システムの構成を示す図である。
【0022】
同図において、符号1は図1で示した本発明の実施の形態に係る無線通信装置であり、符号401,402は無線LAN通信部を備えたコンピュータであり、符号411,412はBluetooth通信部を備えたコンピュータである。無線通信装置1を介すことで、コンピュータ401,402,411,412の全てが互いに通信することが可能となる。また、コンピュータ401,402,411,412は無線通信装置1及び有線LAN2を介して、他のネットワーク機器32と通信することが可能となる。無線通信装置1のBluetoothアクセスポイント部102は、コンピュータ411,412との間で通信が行われているか否かを監視している。コンピュータ411,412のBluetooth通信部が動作していないか、又はそのBluetooth通信部が低消費電力モードで動作している場合は、無線通信装置1のBluetoothアクセスポイント部102から制御部103に、Bluetooth通信が行われていない旨の情報が送られる。Bluetoothアクセスポイント部102は、この情報を受けた制御部103の制御により低消費電力モードに移行する。また、無線通信装置1では、入力手段105の操作により、Bluetoothアクセスポイント部102を手動で低消費電力モードに移行させることができる。無線LANアクセスポイント部101に関しても同様である。
【0023】
無線通信装置1の無線LANアクセスポイント部101及びBluetoothアクセスポイント部102は、共に2.4GHz帯の周波数を使用して通信する。
【0024】
Bluetooth通信では、1MHzの帯域幅を用い、625μ秒毎に通信周波数をホップさせて通信を行う。このBluetooth通信の時間と通信周波数との関係を模式的に表したのが図5である。図5の横軸は時間を示し、縦軸は通信周波数を示している。図5における矩形は、その時間、その周波数を用いてBluetooth通信を行っていることを示している。
【0025】
無線LAN通信では、22MHzの帯域幅を用い、基本的には通信周波数を変更せずに通信を行う。無線LAN通信では通信が間欠的に行われ、11Mbpsでの通信時には、1パケットの長さは最大で約1800μ秒である。この無線LAN通信の時間と通信周波数との関係を模式的に表したのが図6である。図6の横軸は時間を示し、縦軸は通信周波数を示している。図6における矩形は、その時間、その周波数を用いて無線LAN通信を行っていることを示している。
【0026】
これら2種類の通信が、このまま同時に行われると2つの通信の時間と通信周波数との関係は図7に示すようになる。図7では、無線LAN通信の3パケットのうち、2パケット(全パケットの約66%)はBluetooth通信と重なり合っている。即ち、無線LAN通信とBluetooth通信とは互いに干渉し合うことになる。
【0027】
この無線LAN通信とBluetooth通信との干渉をより少なくするためには、無線LAN通信のパケット長の上限を最適な値にする必要がある。
【0028】
最適な無線LAN通信のパケット長の上限の値は、Bluetoothアクセスポイント部102の動作状態に応じた固定値である。この固定値は、対象とする無線通信装置において、予め実験やシミューレーションによって求められる値であり、制御部103の内部レジスタ又はメモリ104に保持される。Bluetoothアクセスポイント部102の動作モードやホッピングパターンに応じた、無線LAN通信の最適パケット長の値を制御部103の内部レジスタ又はメモリ104に保持しておき、Bluetoothアクセスポイント部102の動作状態に応じて、制御部103が無線LAN通信のパケット長を決定する。
【0029】
図8は、制御部103の内部レジスタの構成例を示す図である。
【0030】
制御部103の内部レジスタには、Bluetoothアクセスポイント部102の動作モードに対応した無線LAN通信のパケット長の上限の値が書き込まれる。同図に示すように、例えば、レジスタ1には、Bluetoothアクセスポイント部102の通信時の無線LANパケット長の上限の値を書き込み、レジスタ2には、Bluetoothアクセスポイント部102のスリープ時の無線LANパケット長の上限の値を書き込み、レジスタ3には、Bluetoothアクセスポイント部102の停止時の無線LANパケット長の上限の値を書き込む。Bluetoothアクセスポイント部102は、制御部103の制御により、通信、スリープ、又は停止のいずれかの状態になる。制御部103は、自身が設定したBluetoothアクセスポイント部102の状態に応じて、無線LANパケット長の上限を示す所定のレジスタを読み込む。例えば、Bluetoothアクセスポイント部102の通信時は、制御部103はレジスタ1の値を読み込み、この値を無線LANアクセスポイント部101内の媒体アクセス制御部204内部にある送信パケット長設定レジスタに書き込む。無線LANアクセスポイント部101は、この送信パケット長設定レジスタに書き込まれた長さでパケットを送信する。尚、レジスタ1〜3の送信パケット長の上限の値は一例であり、これに限られるものではない。
【0031】
図9は、無線LAN通信のパケット長を設定する際の無線通信装置1の処理を示すフローチャートである。
【0032】
まず、無線通信装置1の制御部103は、Bluetoothアクセスポイント部102の動作状況を判別する(ステップS91)。この判別の結果、Bluetoothアクセスポイント部102が通信している場合には、無線LANアクセスポイント部101が、制御部103の制御に基づいてパケット長の上限を400μ秒(レジスタ1)に設定し、データ通信を行う(ステップS92)。Bluetoothアクセスポイント部102がスリープ状態である場合には、無線LANアクセスポイント部101が、制御部103の制御に基づいてパケット長の上限を800μ秒(レジスタ2)に設定し、データ通信を行う(ステップS93)。Bluetoothアクセスポイント部102が停止している場合には、無線LANアクセスポイント部101が、制御部103の制御に基づいてパケット長の上限を1800μ秒(レジスタ3)に設定し、データ通信を行う(ステップS94)。
【0033】
パケット長の上限を400μ秒に設定したときの2つの通信(無線LAN通信とBluetooth通信)の時間と通信周波数との関係は図10に示す。この場合、無線LAN通信の11パケットのうち、6パケット(約55%)がBluetooth通信と重なり合っているが、図7に示す場合と比べて、無線LAN通信のパケットがBluetooth通信と重なり合う割合が約11%減少している。従って、Bluetooth通信と無線LAN通信の双方のパケット再送確率を減少させることができる。
【0034】
また、パケット長の上限を800μ秒に設定したときの2つの通信(無線LAN通信とBluetooth通信)の時間と通信周波数との関係は図11に示す。無線LAN通信の6パケットのうち、3パケットがBluetooth通信と重なり合っている。この場合も、図7と比較して相互干渉の割合が減少する。
【0035】
上述したように、本実施の形態によれば、制御部103により、Bluetoothアクセスポイント部102の動作状況が判別され、この判別結果に基づいて無線LANアクセスポイント部101における無線LAN通信のパケット長が設定され、データ通信が行われるので、より単純な装置構成で、最適なパケット長を正確、かつ迅速に決定することができる。
【0036】
特に、無線LAN通信にとっての干渉源がBluetoothということが分かっている場合、無線LAN通信の最適なパケット長は統計的に算出できるので、この値を用いることにより、従来よりも単純な装置構成で、無線LAN通信に最適なパケット長を正確に、かつ迅速に決定することができる。またBluetooth通信と無線LAN通信の相互干渉の確率を減らすことができる。
【0037】
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータ又は制御部(具体的にはCPU)に供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0038】
この場合、上記プログラムは、不図示の該プログラムを記録した記録媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0039】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0040】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0041】
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−ROM、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0042】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0043】
〔実施態様1〕無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段(101)と、前記第1無線パケット通信と重複する周波数帯を使用し、かつ前記第1無線パケット通信とは異なる規格の第2無線パケット通信手段(102)とを備える無線通信装置において、
前記第2無線パケット通信手段の動作状況を判別する判別手段(103)と、前記判別手段による判別結果に基づいて前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長の上限値を設定する設定手段(101,103)とを備えることを特徴とする無線通信装置。
【0044】
〔実施態様2〕前記第1無線パケット通信の送信パケット長の上限値を予め記憶する記憶手段(103,104)を備え、前記設定手段は、前記判別手段による判別結果に基づいて前記記憶手段に記憶された送信パケット長の上限値を前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長の上限値として設定することを特徴とする実施態様1に記載の無線通信装置。
【0045】
〔実施形態3〕前記第1無線パケット通信手段は、無線LAN方式の通信を行うことを特徴とする実施形態1に記載の無線通信装置。
【0046】
〔実施形態4〕前記第1無線パケット通信手段は、無線LAN方式の通信を行い、前記第2無線パケット通信手段は、Bluetooth方式の通信を行うことを特徴とする実施形態1に記載の無線通信装置。
【0047】
〔実施態様5〕無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段と、前記第1無線パケット通信と重複する周波数帯を使用し、かつ前記第1無線パケット通信とは異なる規格の第2無線パケット通信手段とを備える無線通信装置で使用される無線通信装置用制御プログラムにおいて、前記第2無線パケット通信手段の動作状況を判別する判別ステップと、前記判別ステップによる判別結果に基づいて前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長の上限値を設定する設定ステップとを前記無線通信装置に実行させることを特徴とする無線通信装置用制御プログラム。
【0048】
〔実施態様6〕無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段と、前記第1無線パケット通信と重複する周波数帯を使用し、かつ前記第1無線パケット通信とは異なる規格の第2無線パケット通信手段とを用いて無線通信する際の無線通信方法において、
前記第2無線パケット通信手段の動作状況を判別し、この判別結果に基づいて前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長の上限値を設定することを特徴とする無線通信方法。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、より単純な構成、処理で、最適なパケット長を正確、かつ迅速に決定することができる。また、第1無線パケット通信手段と第2無線パケット通信手段の相互干渉の確率を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における無線LANアクセスポイント部101の構成を示すブロック図である。
【図3】図1におけるBluetoothアクセスポイント部102の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る無線通信装置を用いた通信システムの構成を示す図である。
【図5】 Bluetooth通信の時間と通信周波数との関係を模式的に表した図である。
【図6】無線LAN通信の時間と通信周波数との関係を模式的に表した図である。
【図7】 Bluetooth通信と無線LAN通信の2種類の通信が同時に行われるときの2つの通信の時間と通信周波数との関係を示す図である。
【図8】制御部103の内部レジスタの構成例を示す図である。
【図9】無線LAN通信のパケット長を設定する際の無線通信装置1の処理を示すフローチャートである。
【図10】パケット長の上限を400μ秒に設定したときの2つの通信(無線LAN通信とBluetooth通信)の時間と通信周波数との関係を示す図である。
【図11】パケット長の上限を800μ秒に設定したときの2つの通信(無線LAN通信とBluetooth通信)の時間と通信周波数との関係を示す図である。
【図12】パケット長と固定長のパケットヘッダの割合を示す図である。
【符号の説明】
101 無線LANアクセスポイント部
102 Bluetoothアクセスポイント部
103 制御部
104 メモリ
105 入力部
106 出力部
107 有線LAN通信部

Claims (7)

  1. 無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段と、第2無線パケット通信手段とを備える無線通信装置において、
    前記第2無線パケット通信手段の動作状況が少なくとも通信状態、スリーブ状態、もしくは停止状態のいずれかを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長を設定する設定手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記第1無線パケット通信に用いる送信パケット長の範囲を予め記憶する記憶手段を備え、
    前記設定手段は、前記記憶手段に記憶された送信パケット長の範囲に基づいて前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長を設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記設定手段は、前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長の上限値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1無線パケット通信手段と前記第2無線パケット通信手段とは、重複する周波数帯を使用して通信することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1無線パケット通信手段は、固定の周波数帯域を用いた通信を行い、
    前記第2無線パケット通信手段は、周波数ホッピング方式の通信を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段と、第2無線パケット通信手段とを備える無線通信装置により実行されるプログラムにおいて、
    前記第2無線パケット通信手段の動作状況が少なくとも通信状態、スリーブ状態、もしくは停止状態のいずれかを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップによる判別結果に基づいて、前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長を設定する設定ステップとを前記無線通信装置に実行させることを特徴とする無線通信装置用制御プログラム。
  7. 無線パケット通信を行う第1無線パケット通信手段と、第2無線パケット通信手段とを用いて無線通信する際の無線通信方法において、
    前記第2無線パケット通信手段の動作状況が少なくとも通信状態、スリーブ状態、もしくは停止状態のいずれかを判別し、
    この判別結果に基づいて前記第1無線パケット通信手段の送信パケット長を設定することを特徴とする無線通信方法。
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