JP4094800B2 - slide door - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の側部等に開閉可能に取り付けるスライドドアに関し、全開状態にしたときに、移動を禁止する全開ストッパ機構を有するスライドドアに関する。
【0002】
【従来の技術】
図12に示すようなスライドドアDを有する車両においては、スライドドアDの全開時に、スライドドアDの移動を禁止する全開ストッパ機構が設けられている。
【0003】
従来の全開ストッパ機構としては、図13に示すような構造のものが用いられている。
図において、ガイドレール1は、車体側に設けられ、スライドドアDの開閉方向に向けられている。ローラ3,5は、ガイドレール1に移動可能に嵌合するもので、ベースプレート9に回転可能に支持されている。
【0004】
サポートプレート7は、スライドドアDのドアパネルに取り付けられている。ベースプレート9は、サポートプレート7に対しては、スライドドアDの厚み方向に調整可能に取り付けられている。
【0005】
これにより、スライドドアDはガイドレール1に案内されて、全閉位置と全開位置との間を移動できる。
そして、スライドドアDが全開位置へ移動した際に、全開ストッパ機構11と係合する全開ストライカ13が、車体側に配置されている。一方、ベースプレート9には、全開ストライカ13に係脱可能な係合溝15aが形成されたラッチ15が、ピン15cでもって回転可能に設けられている。このラッチ15は、図示しない付勢手段により、矢印F方向に付勢されている。
【0006】
又、ベースプレート9上には、フック17がピン17cにより回転可能に設けられている。フック17は、全開ストライカ13に係合してロック位置まで回転したラッチ15の突起部15bに突起部17aでもって係合し、ラッチ15をロック位置に拘束するものである。フック17は、図示しない付勢手段により、突起部17aがラッチ15の突起部15bと係合する方向Gに付勢されている。
【0007】
フック17には、スライドドアDのインナハンドルやアウタハンドル等によって駆動されるケーブル19が接続されている。
スライドドアDが全開方向に移動すると、ラッチ15の係合溝15aに全開ストライカ13が係合し、更に、ラッチ15が時計方向へ回転する。
【0008】
ラッチ15が回転すると、図14に示すように、フック17の突起部17aがラッチ15の突起部15bに係合し、ラッチ15の矢印F方向への回転を禁止される全開ロック状態となる。
【0009】
全開ロック状態を解除するには、スライドドアDのインサイドハンドルやアウトサイドハンドルを操作する。すると、ケーブル19が引き込まれ、フック17のラッチ15との係合が解除され、ラッチ15は、矢印F方向への回転が可能となり、全開ロック状態が解除される。このため、スライドドアを閉方向へ移動させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のスライドドアDにおいて、図15に示すように、下り斜面に車両が停車している状態で、スライドドアDを開ける場合、乗員はアウタハンドルやインナハンドルを引いて開ける場合がある。
【0011】
この時、ケーブル19が引かれた状態となり、ラッチ15の係合溝15aに全開ストライカ13が係合しても、フック17がラッチ15より離れた位置にあり、全開ロックとならず、スライドドアDが重力により閉じてしまう。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ハンドルを引いたまま全開状態にしても、確実にロックが行えるスライドドアを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決する請求項1記載の発明は、全開状態にしたときに、移動を禁止する全開ストッパ機構を有するスライドドアにおいて、前記全開ストッパ機構は、全開ストライカを車体側に設け、回転可能に設けられ、前記全開ストライカが進入可能な係合溝を有したラッチと、前記全開ストライカが係合溝に進入可能な位置にラッチを付勢するラッチ付勢手段と、該ラッチ付勢手段の付勢力に抗して回転した状態の前記ラッチに係合して前記ラッチの回転を拘束するフックと、該フックを前記ラッチに係合する方向に付勢するフック付勢手段と、前記フックを前記ラッチより離脱させるハンドルと、該ハンドルの操作力を前記フックへ伝達する伝達機構と、を前記スライドドア側に設け、前記伝達機構は、前記全開ストライカが前記係合溝内に進入し且つ前記フックが前記ラッチの回転を拘束したロック状態にある時のみ、前記ハンドルの操作力を前記フックへ伝達することを特徴とするスライドドアである。
【0014】
前記伝達機構は、前記全開ストライカが前記係合溝内に進入し且つ前記フックが前記ラッチの回転を拘束したロック状態にある時のみ、前記ハンドルの操作力を前記フックへ伝達することにより、ハンドルを引いてスライドドアを全開状態にしても、ハンドルの操作力がフックに伝達されず、全開ロックが行える。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の前記伝達機構は、前記ハンドルにより駆動される第1のレバーと、前記ラッチにより駆動され、前記第1のレバーと前記フックとの間に挿脱可能な部分を有し、該部分が前記第1のレバーと前記フックとの間に挿入された場合には前記第1のレバーの動きを前記フックへ伝達する第2のレバーとで構成し、前記ロック状態とした場合、第2のレバーの前記部分が第1のレバーとフックとの間に挿入する方向に駆動され、前記ハンドルを操作しない状態で、ロック状態とした場合、前記第2のレバーの前記部分は、前記第1のレバーと、前記フックとの間に挿入され、前記ハンドルを操作した状態で、ロック状態とした場合、前記ハンドルの操作力を解除すれば、前記第2のレバーの前記部分は、前記第1のレバーと、前記フックとの間に挿入されることを特徴とするスライドドアである。
【0016】
前記ロック状態とした場合、第2のレバーの前記部分が第1のレバーとフックとの間に挿入する方向に駆動され、前記ハンドルを操作しない状態で、ロック状態とした場合、前記第2のレバーの前記部分は、前記第1のレバーと、前記フックとの間に挿入され、前記ハンドルを操作した状態で、ロック状態とした場合、前記ハンドルの操作力を解除すれば、前記第2のレバーの前記部分は、前記第1のレバーと、前記フックとの間に挿入されることにより、ロック状態にないときには、第1のレバーの動き、すなわち、ハンドルの操作力は、第2のレバーに伝達されず、フックは動かない。
【0017】
よって、ハンドルを引いてスライドドアを全開状態にしても、ハンドルの操作力がフックに伝達されず、全開ロックが行える。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記ラッチに前記第2のレバーの動きを案内するカム部を形成したことを特徴とするスライドドアである。
【0019】
ラッチがロック状態になったことを第2のレバーに伝えるカム部をラッチに設けたことで、正確に動作を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
(全体構成)
図1に本発明の実施の形態例における基本的構成(平面図)を概念的に示した。この図において、ガイドレール51は、車体側に設けられ、スライドドアの開閉方向に向けられている。ローラ53,55は、ガイドレール51に移動可能に嵌合するもので、ベースプレート61に回転可能に支持されている。
【0021】
これにより、スライドドアはガイドレール51に案内されて、全閉位置と全開位置との間を移動できる。
このベースプレート61上には、開方向へ移動するスライドドアを途中で止める中間ストッパ機構63と、全開位置にスライドドアを保持する全開ストッパ機構65とが設けられている。ここで、ベースプレート61はアウタ側(窓側)に位置し、ガイドレール51はインナ側(車室内側)に位置する。又、図1は、スライドドアが全閉位置にある状態を示している。
【0022】
(中間ストッパ機構)
車体側には、中間ストッパ機構63に係合する中間ストライカ67が設けられている。スライドドアが全閉位置から全開位置へ向かって移動する際に、ウインドガラスが所定量以上開けられている場合は、中間ストッパ機構63のポール71と中間ストライカ67とが当接し、スライドドアはそれ以上の開方向への移動を規制される。
【0023】
ここで、中間ストッパ機構63を図1〜図3を用いて詳細に説明する。ベースプレート61上には、中間ストライカ67に当接可能なポール71が、ピン71cによって回転可能に支持されている。このポール71は、トーションスプリング71s(図3参照)により、矢印D方向へ付勢されている。又、ポール71の中間ストライカ67との当接部には、緩衝用のプレート71bが固着されている。
【0024】
更に、ベースプレート61上には、第1のフック73がピン73cによって回転可能に設けられている。第1のフック73は、中間ストライカ67と当接しない位置(図1に示す回転位置)まで回転したポール71の突起部71aに、突起部73aでもって係合し、ポール71をその位置に拘束するものである。この第1のフック73は、トーションスプリング73s(図3参照)により、突起部73aがポール71の突起部71aに係合する方向Eに付勢されている。
【0025】
第1のフック73の突起部73aがポール71の突起部71aに係合すると、ポール71の矢印D方向への回転は禁止される。
第1のフック73には、後述する中間ストッパコントロール機構によって駆動されるケーブル75が接続されている。
【0026】
ポール押し戻し部材68(図1参照)は、車体側に配置されている。ポール押し戻し部材68は、閉方向に移動中のスライドドア内のポール71に当接し、ポール71を、中間ストライカ67に対して当接可能な位置から当接不能な位置に回転させるものである。
【0027】
又、ベースプレート61に突設されたストッパ77は、第1のフック73による規制が解かれたポール71に当接し、ポール71をこの当接位置に停止させるものである。
【0028】
(全開ストッパ機構)
全開ストッパ機構65を図1,図2,図4、図5から図9を用いて詳細に説明する。
【0029】
図1に示すように、スライドドアが全開位置へ移動した際に、全開ストッパ機構65と係合する全開ストライカ69が、車体側に配置されている。
一方、ベースプレート61には、図5に示すように、全開ストライカ69に係脱可能な係合溝81aが形成されたラッチ81が、ピン81cでもって回転可能に設けられている。このラッチ81は、第3の付勢手段としてのトーションスプリング81s(図4参照)により、矢印F方向に付勢されている。
【0030】
ラッチ81の下面は、図8に示すように、カム板82が4本のねじ86を用いて取り付けられ、一体化されている。
ここで、図1に示すラッチ81の位置は、全開ストライカ69と係合可能な位置であり、外部から拘束されていない状態でのラッチ81は、ラッチ付勢手段としてのトーションスプリング81sにより、図1及び図2に示す位置に戻るように付勢されている。
【0031】
又、ベースプレート61上には、図4に示すように、ピン83cが立設され、このピン83cには、下から第2のレバー210,第1のレバー201,第2のフック83が回転可能に取り付けられている。
【0032】
第2のフック83は、全開ストライカ69に係合してロック位置まで回転したラッチ81の突起部81bに突起部83aでもって係合し、ラッチ81をロック位置に拘束するものである。
【0033】
図5(a)に示すように、第2のフック83は、一端がベースプレート61に係止され、他端部が第2のフック83に係止されたフック付勢手段としてのスプリング83sにより、突起部83aがラッチ81の突起部81bと係合する方向Gに付勢されている。
【0034】
インナハンドルやアウタハンドルの操作力は、第1のレバー201および第2のレバー210からなる伝達機構200を介して第2のフック83へ伝達される。
【0035】
ここで、第2のレバー210は、第1〜第3のアーム部210a,210b,210cが形成されている(図9参照)。
そして、一端がベースプレート61に係止され、他端部が第2のレバー210の第2のアーム部210bに係止された付勢手段としてのスプリング210sにより、第1のアーム部210aがベース61に形成された切り起こし部61aに当接する方向Gに付勢されている。
【0036】
一方、第1のレバー201のアーム部201aの先端には、インナハンドルやアウタハンドルの操作力を伝達するケーブル85が係止されている。
そして、一端がベースプレート61に係止され、他端部が第1のレバー201のアーム部201aに係止された付勢手段としてのスプリング201sにより、アーム部201aが第2のレバー210の第1のアーム部210aに近づく方向Gに付勢され、第2のアーム部210bはラッチ81のカム板82に押接している。
【0037】
また、第2のレバー210の第3のアーム部210cには、第2のフック83の係合部83bに当接可能、また、第1のレバー201の押接部201bが当接可能な折り曲げ部210dが形成されている。
【0038】
さらに、第2のレバー210の中心部には、ピン83cが遊嵌する長穴210eが形成されている。
(ウインドレギュレータ)
本実施の形態例では、スライドドアは、図10に示すようなXアーム式のパワーウインドレギュレータを備えている。図10において、スライドドアのインナパネルに取り付けられたベースプレート101には、ピン103が回転可能に設けられている。ピン103には、リフトアーム105の中間部が固着されている。
【0039】
リフトアーム105の一方の回転端部には、ドリブンギヤ107が固着され、このドリブンギヤ107はベースプレート101上に設けられたモータ109の出力軸109a(図11参照)に設けられたピニオン110(図11参照)に噛合し、回転駆動されるようになっている。
【0040】
リフトアーム105の他方の回転端部には、ローラ111が設けられ、このローラ111はウインドガラス113の下端部に取り付けられたリフトアームブラケット115に形成されたガイド117に水平方向に移動可能に係合している。
【0041】
ベースプレート101のピン103には、イコライザアームブラケット123の一方の端部が回転可能に取り付けられている。このイコライザアームブラケット123の他方の端部側は、スライドドアのインナパネルに固着されている。
【0042】
リフトアーム105のピン103とローラ111との間には、リフトアーム105を貫通するスピンドル119が回転可能に設けられ、スピンドル119の一方の端部には、リフトアームブラケット115方向へ延びる第1のイコライザアーム121が固着されている。
【0043】
スピンドル119の他方の端部には、イコライザアームブラケット123方向へ延びる第2のイコライザアーム125が固着されている。
従って、第1及び第2のイコライザアーム121,125はスピンドル119を介して一体化されたアームとなっている。
【0044】
第1のイコライザアーム121の先端部には、リフトアームブラケット115のガイド117に移動可能に係合したローラ131が設けられ、第2のイコライザアーム125の先端部には、イコライザアームブラケット123に形成されたガイド133に移動可能に係合したローラ135が設けられている。
【0045】
又、内端部がピン103に掛止され、中間部がピン103の周囲にスパイラル状に巻回され、外端部がベースプレート101に掛止されたバランススプリング141により、リフトアーム105はウインドガラス113を持ち上げる方向へ付勢されている。
【0046】
このウインドレギュレータでは、モータ109を駆動すると、ドリブンギヤ107が固着されたリフトアーム105が、ピン103を中心に回転し、ウインドガラス113を昇降させる。
【0047】
(中間ストッパコントロール機構)
ベースプレート101の裏側には、中間ストッパコントロール機構151が設けられている。図11を用いて、中間ストッパコントロール機構151を説明する。モータ109の出力軸109aには、2つのアーム部を有するL字形のレバー153が回転可能に取り付けられている。又、ドリブンギヤ107には、カムとして、カムプレート155が固着されている。
【0048】
レバー153の一方のアーム部の端部には、カムプレート155に当接可能に、ローラ157が設けられている。又、レバー153の他方の回転端部には、中間ストッパ機構63に接続されたケーブル75が取り付けられている。
【0049】
ベースプレート101に固着されたブラケット161と、レバー153との間には、スプリング163が掛止されており、レバー153は、ローラ157がカムプレート155に当接する方向Mに付勢されている。尚、レバー153は、ローラ157がカムプレート155に当接していない場合にはブラケット161に設けられた切り起し部161aに当接している。
【0050】
このような構成の中間ストッパコントロール機構151は、モータ109が全閉状態のウインドガラス113を下げる方向へ駆動された場合、すなわち、図10においてリフトアーム105が矢印N方向へ移動した場合、ドリブンギヤ107は図11において矢印J方向へ移動する。
【0051】
これにより、ドリブンギヤ107に固着されたカムプレート155が図11における実線位置から二点鎖線位置へ移動し、レバー153を矢印K方向へ回転させ、ケーブル75を引き込む。
【0052】
カムプレート155は、傾斜面155aと円弧面155bとからなり、傾斜面155aが最初にローラ157へ当接し、レバー153を矢印K方向へ回転駆動させる。そして、ウインドガラス113が所定の位置まで下がった時点で、ローラ157は円弧面155bに至るように設定されている。
【0053】
従って、ウインドガラス113が所定の位置以上降下しても、レバー153のその位置を保持し続け、ケーブル75を更に引き続けることがないようになっている。
【0054】
(中間ストッパ機構の作動)
図1及び図2を用いて、中間ストッパ機構63の作動を説明する。
スライドドアが全閉位置にあり、ウインドガラス113が全閉状態にある時は、図1に示すように、中間ストライカ67と当接できない位置まで回転したポール71に、第1のフック73が第2の付勢手段の付勢力によって係合している。
【0055】
ここで、ウインドガラス113を所定の位置まで下げると、中間ストッパコントロール機構151により、ケーブル75が引き込まれ、第1のフック73がポール71から離脱する方向(図1の反時計方向)に駆動され、ウインドガラスが所定の位置を超えた時点でポール71との係合が解除される。これにより、ポール71は、ポール押し戻し部材68の拘束がなくなれば、第1の付勢手段の付勢力により、ストッパ77に当接するまで回転し、中間ストライカ67に当接可能な状態となる。
【0056】
ウインドガラス113が所定の位置まで降下した状態のスライドドアを開方向へ移動すると、その移動につれて、ポール71は、ポール押し戻し部材68から離れるため、ストッパ77に当接するまで回転する。更に移動すると、ポール71は中間ストライカ67に当接し、中間ロック状態となる。これにより、スライドドアの移動が途中で禁止されることになる。
【0057】
ここで、中間ロック状態を解除するには、スライドドアを閉方向へ移動させ、図1の位置まで戻すと共にウインドガラス113を所定の位置より上昇させる。これにより、車体側に設けられたポール押し戻し部材68にポール71の背面が押され、ポール71は矢印Dと逆方向に回転し、再び第1のフック73がポール71に係合し、中間ロック状態が解除される。
【0058】
(全開ストッパ機構の作動)
図1、図2、図5〜図7を用いて、全開ストッパ機構65の作動を説明する。
スライドドアが非全開状態では、第3の付勢手段であるトーションスプリング81sの付勢力によりラッチ81は全開ストライカ69に係合可能な位置(図1、図2の位置)にある。
【0059】
(1)アウタハンドルやインナハンドルを引かずにスライドドアを全開方向に移動した場合
図5(a)に示すように、ラッチ81の係合溝81aに全開ストライカ69が係合し、更に、ラッチ81が矢印F方向と反対方向へ回転する。
【0060】
ラッチ81が回転すると、フック付勢手段としてのスプリング83sにより第2のフック83の突起部83aがラッチ81の突起部81bに係合し、ラッチ81の矢印F方向への回転を禁止し、ラッチ81は図5(b)および図2に二点鎖線で示したように、全開ロック状態となる。
【0061】
なお、図5(b)に示すように、ラッチ81が回転することにより、第2のレバー210はカム板82に案内されて、長穴210eの一方の端部側に位置していたピン83cが長穴210eの他方の端部側に位置するように移動し、第2のレバー210の折り曲げ部210dが第2のフック83の係合部83bに当接可能、また、第1のレバー201の押接部201bが当接可能な状態となる。
【0062】
この全開ロック状態を解除するには、インサイドハンドルやアウトサイドハンドルを操作する。すると、ケーブル85が引き込まれ、図5(c)に示すように、伝達機構200の第1のレバー201がピン83cを中心に時計方向に回転し、第1のレバー201の押接部201bが第2のレバー210の折り曲げ部210dを押し、第2のレバー210もピン83cを中心に時計方向に回転する。第2のレバー210が時計方向に回転することにより、第2のレバー210の折り曲げ部210dが第2のフック83の係合部83bを押し、第2のフック83のラッチ81との係合が解除され、ラッチ81は、矢印F方向への回転が可能となり、全開ロック状態が解除される。このため、スライドドアを閉方向へ移動させることができる。
【0063】
(2)アウタハンドルやインナハンドルを引いた状態でスライドドアを全開方向に移動した場合
次に、従来の構成では、全開ロックができなかったスライドドアを全開方向に移動した場合を図6および図7を用いて説明する。
【0064】
アウタハンドルやインナハンドルを引くと、ケーブル85が引かれ、図6(a)から図6(b)の状態となる。
すなわち、伝達機構200の第1のレバー201が回転するが、ラッチ81が回転していないので、第2のレバー210はその位置を保持している。すなわち、第2のレバー210の折り曲げ部210dが第2のフック83の係合部83bに当接可能、また、第1のレバー201の押接部201bが当接可能な状態とはなっていない。
【0065】
よって、第1のレバー201の回転は第2のフック83へ伝達されない。
そして、ラッチ81の係合溝81aに全開ストライカ69が係合し、更に、ラッチ81が矢印F方向と反対方向へ回転する。
【0066】
ラッチ81が回転すると、フック付勢手段としてのスプリング83sにより第2のフック83の突起部83aがラッチ81の突起部81bに係合し、ラッチ81の矢印F方向への回転を禁止し、ラッチ81は図6(c)で示したように、全開ロック状態となる。
【0067】
この時、第2のレバー210は、ラッチ81のカム板82に案内されて、長穴210eの一方の端部側に位置していたピン83cが長穴210eの他方の端部側に位置するように移動しようとするが、突起210dが第1のプレート201に当接し、その移動が阻止されている。
【0068】
全開ロック状態となって、アウタハンドルやインナハンドルを引く操作力を解除すると、図7(a)の状態となる。
すなわち、第1のレバー201が矢印G方向に回転して、第2のレバー210の突起210dと第1のプレート201との当接が解除され、第2のレバー210の第1のアーム210aが第1のレバー201のアーム部201aに押接し、長穴210eの一方の端部側に位置していたピン83cが長穴210eの他方の端部側に位置するように移動し、第2のレバー210の折り曲げ部210dが第2のフック83の係合部83bに当接可能、また、第1のレバー201の押接部201bが当接可能な状態となる。
【0069】
この全開ロック状態を解除するには、インサイドハンドルやアウトサイドハンドルを操作する。すると、ケーブル85が引き込まれ、図7(b)に示すように、伝達機構200の第1のレバー201がピン83cを中心に時計方向に回転し、第1のレバー201の押接部201bが第2のレバー210の折り曲げ部210dを押し、第2のレバー210もピン83cを中心に時計方向に回転する。第2のレバー210が矢印G方向に回転することにより、第2のレバー210の折り曲げ部210dが第2のフック83の係合部83bを押し、第2のフック83のラッチ81との係合が解除され、ラッチ81は、矢印F方向への回転が可能となり、全開ロック状態が解除される。このため、スライドドアを閉方向へ移動させることができる。
【0070】
本実施の形態例のスライドドアでは、第1のレバー201と第2のレバー210とでなる伝達機構200を設け、ラッチ81がロック状態にある時のみ、アウタハンドルやインナハンドルの操作力を第2のフック83へ伝達するようにしたことにより、アウタハンドルヤインナハンドルを引いてスライドドアを全開状態にしても、アウタハンドルヤインナの操作力が第2のフック83に伝達されず、全開ロックが行える。
【0071】
尚、本発明は、上記の各実施の形態例に限定されるものではない。例えば、第2のレバー210の第2のアーム210bをラッチ81に係合するストライカ69により押すようにしてもよい。
【0072】
また、全開ストッパ機構65,中間ストッパコントロール機構151,ウインドレギュレータ等の構成は、上記実施の形態例のものに限る必要はない。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、前記伝達機構は、前記全開ストライカが前記係合溝内に進入し且つ前記フックが前記ラッチの回転を拘束したロック状態にある時のみ、前記ハンドルの操作力を前記フックへ伝達することにより、ハンドルを引いてスライドドアを全開状態にしても、ハンドルの操作力がフックに伝達されず、全開ロックが行える。
【0074】
請求項2記載の発明によれば、前記ロック状態とした場合、第2のレバーの前記部分が第1のレバーとフックとの間に挿入する方向に駆動され、前記ハンドルを操作しない状態で、ロック状態とした場合、前記第2のレバーの前記部分は、前記第1のレバーと、前記フックとの間に挿入され、前記ハンドルを操作した状態で、ロック状態とした場合、前記ハンドルの操作力を解除すれば、前記第2のレバーの前記部分は、前記第1のレバーと、前記フックとの間に挿入されることにより、ロック状態にないときには、第1のレバーの動き、すなわち、ハンドルの操作力は、第2のレバーに伝達されず、フックは動かない。
【0075】
よって、ハンドルを引いてスライドドアを全開状態にしても、ハンドルの操作力がフックに伝達されず、全開ロックが行える。
【0076】
請求項3記載の発明によれば、ラッチがロック状態になったことを第2のレバーに伝えるカム部をラッチに設けたことで、正確に動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例における基本的構成を概念的に示した平面図である。
【図2】本発明の実施の形態例における中間ストッパ機構及び全開ストッパ機構を示す平面図である。
【図3】図2における切断線A−Aにおける断面図である。
【図4】図2における切断線B−Bにおける断面図である。
【図5】本発明の実施の形態例における全開ストッパの動作を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態例における全開ストッパの動作を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態例における全開ストッパの動作を説明する図である。
【図8】本実施の形態例のラッチを説明する図である。
【図9】本実施の形態例の第2のレバーの斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態例におけるウインドレギュレータ及び中間ストッパコントロール機構の全体構成を示す図である。
【図11】図10中のH部分(中間ストッパコントロール機構)を裏側から見た拡大図である。
【図12】車両のスライドドアを示す図である。
【図13】従来の全開ストッパ機構を示す図である。
【図14】図13のラッチとフックの動作を説明する図である。
【図15】問題点を説明する図である。
【符号の説明】
69 全開ストライカ
81 ラッチ
81a 係合溝
83 第2のフック
200 伝達機構
201 第1のレバー
210 第2のレバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a slide door that is attached to a side portion of a vehicle so as to be openable and closable, and relates to a slide door having a fully open stopper mechanism that prohibits movement when fully opened.
[0002]
[Prior art]
In the vehicle having the slide door D as shown in FIG. 12, a fully open stopper mechanism that prohibits the movement of the slide door D when the slide door D is fully opened is provided.
[0003]
As a conventional full-open stopper mechanism, a structure as shown in FIG. 13 is used.
In the figure, the guide rail 1 is provided on the vehicle body side and is directed in the opening / closing direction of the slide door D. The rollers 3 and 5 are movably fitted to the guide rail 1 and are rotatably supported by the base plate 9.
[0004]
The support plate 7 is attached to the door panel of the slide door D. The base plate 9 is attached to the support plate 7 so as to be adjustable in the thickness direction of the slide door D.
[0005]
Thereby, the slide door D is guided by the guide rail 1 and can move between the fully closed position and the fully open position.
When the slide door D moves to the fully open position, a fully open striker 13 that engages with the fully
[0006]
On the base plate 9, a hook 17 is rotatably provided by a
[0007]
A
When the slide door D moves in the fully open direction, the fully open striker 13 is engaged with the
[0008]
When the latch 15 rotates, as shown in FIG. 14, the
[0009]
To release the fully open lock state, the inside handle and outside handle of the slide door D are operated. Then, the
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
In the slide door D having the above-described configuration, as shown in FIG. 15, when the slide door D is opened in a state where the vehicle is parked on the down slope, the occupant may open it by pulling the outer handle or the inner handle.
[0011]
At this time, even when the
[0012]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a slide door that can be reliably locked even when the handle is pulled and fully opened.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1, which solves the above-described problem, is a slide door having a fully open stopper mechanism that prohibits movement when the fully open state is set, and the fully open stopper mechanism includes:allOpen strikerOn the vehicle sideProvided,TimesThe fully-open strikerHas an engaging groove that can be enteredA latch,Place the latch in a position where the fully open striker can enter the engagement groove.A latch biasing means for biasing;Engage with the latch in a state of rotating against the urging force of the latch urging means to rotate the latch.A hook for restraining, a hook biasing means for biasing the hook in a direction to engage the latch, a handle for detaching the hook from the latch,TheA transmission mechanism for transmitting the operating force of the handle to the hook;Is provided on the slide door side, and the transmission mechanism applies the operation force of the handle only when the fully open striker enters the engagement groove and the hook is in a locked state in which the rotation of the latch is restricted. Communicate to hookSliding door characterized byIs.
[0014]
The transmission mechanism transmits the operating force of the handle to the hook only when the fully open striker enters the engagement groove and the hook is in a locked state in which the rotation of the latch is restricted.As a result, even if the handle is pulled to open the slide door, the operating force of the handle is not transmitted to the hook, and the fully open lock can be performed.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, the transmission mechanism according to the first aspect of the present invention is such that the transmission mechanism is driven by the handle and the latch is driven between the first lever and the hook. A second lever that has a detachable portion and that transmits the movement of the first lever to the hook when the portion is inserted between the first lever and the hook; And the locked stateIf, When the portion of the second lever is driven in a direction to be inserted between the first lever and the hook and the handle is not operated, the portion of the second lever is When it is inserted between the first lever and the hook, and the handle is operated and is in a locked state, if the operating force of the handle is released, the portion of the second lever is The sliding door is inserted between the first lever and the hook.
[0016]
The locked stateIf, When the portion of the second lever is driven in a direction to be inserted between the first lever and the hook and the handle is not operated, the portion of the second lever is When it is inserted between the first lever and the hook, and the handle is operated and is in a locked state, if the operating force of the handle is released, the portion of the second lever is When it is not in the locked state by being inserted between the first lever and the hook, the movement of the first lever, that is, the operating force of the handle is not transmitted to the second lever, and the hook Does not move.
[0017]
Therefore, even if the handle is pulled and the sliding door is fully opened, the operating force of the handle is not transmitted to the hook and the lock can be fully opened..
[0018]
The invention described in claim 3 is described in claim 2.In the present invention, the second lever is attached to the latch.MovementIt is a sliding door characterized in that a cam portion for guiding is formed.
[0019]
By providing the latch with a cam portion that informs the second lever that the latch is in the locked state, the operation can be obtained accurately.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(overall structure)
FIG. 1 conceptually shows the basic configuration (plan view) in the embodiment of the present invention. In this figure, the guide rail 51 is provided on the vehicle body side and is directed in the opening / closing direction of the slide door. The rollers 53 and 55 are movably fitted to the guide rail 51 and are rotatably supported by the
[0021]
Accordingly, the slide door is guided by the guide rail 51 and can move between the fully closed position and the fully open position.
On the
[0022]
(Intermediate stopper mechanism)
An intermediate striker 67 that engages with the
[0023]
Here, the
[0024]
Further, on the
[0025]
When the
A
[0026]
The pole pushing back member 68 (see FIG. 1) is disposed on the vehicle body side. The pole push-
[0027]
Further, the
[0028]
(Fully open stopper mechanism)
The fully open stopper mechanism 65 will be described in detail with reference to FIGS. 1, 2, 4, and 5 to 9. FIG.
[0029]
As shown in FIG. 1, a full-
On the other hand, as shown in FIG. 5, the
[0030]
As shown in FIG. 8, the lower surface of the
Here, the position of the
[0031]
Further, as shown in FIG. 4, a
[0032]
The
[0033]
As shown in FIG. 5 (a), the
[0034]
The operating force of the inner handle and the outer handle is transmitted to the
[0035]
Here, the
Then, the
[0036]
On the other hand, a
Then, the
[0037]
Also, the
[0038]
Further, an
(Window regulator)
In the present embodiment, the slide door includes an X arm type power window regulator as shown in FIG. In FIG. 10, a
[0039]
A driven gear 107 is fixed to one rotating end of the lift arm 105, and the driven gear 107 is a pinion 110 (see FIG. 11) provided on an
[0040]
A
[0041]
One end of an
[0042]
A
[0043]
A
Therefore, the first and
[0044]
A
[0045]
Further, the lift arm 105 is windshielded by a
[0046]
In this window regulator, when the
[0047]
(Intermediate stopper control mechanism)
An intermediate
[0048]
A
[0049]
A
[0050]
The intermediate
[0051]
As a result, the
[0052]
The
[0053]
Therefore, even if the
[0054]
(Operation of the intermediate stopper mechanism)
The operation of the
When the sliding door is in the fully closed position and the
[0055]
Here, when the
[0056]
When the sliding door with the
[0057]
Here, in order to release the intermediate lock state, the slide door is moved in the closing direction, returned to the position shown in FIG. 1, and the
[0058]
(Operation of fully open stopper mechanism)
The operation of the fully open stopper mechanism 65 will be described with reference to FIGS. 1, 2, and 5 to 7.
When the sliding door is not fully opened, the
[0059]
(1) When the sliding door is moved in the fully open direction without pulling the outer handle or inner handle
As shown in FIG. 5A, the fully
[0060]
When the
[0061]
As shown in FIG. 5B, when the
[0062]
To release this fully open lock state, the inside handle and outside handle are operated. Then, the
[0063]
(2) When the sliding door is moved in the fully open direction with the outer handle or inner handle pulled
Next, in the conventional configuration, a case where the sliding door that could not be fully opened is moved in the fully opened direction will be described with reference to FIGS. 6 and 7.
[0064]
When the outer handle or the inner handle is pulled, the
That is, the
[0065]
Therefore, the rotation of the
Then, the fully
[0066]
When the
[0067]
At this time, the
[0068]
When the operation force for pulling the outer handle or the inner handle is released in the fully open locked state, the state shown in FIG.
That is, the
[0069]
To release this fully open lock state, the inside handle and outside handle are operated. Then, the
[0070]
In the sliding door according to the present embodiment, the
[0071]
The present invention is not limited to the embodiments described above. For example, the
[0072]
Further, the configurations of the fully open stopper mechanism 65, the intermediate
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention of claim 1,The transmission mechanism transmits the operating force of the handle to the hook only when the fully open striker enters the engagement groove and the hook is in a locked state in which the rotation of the latch is restricted.As a result, even if the handle is pulled to open the slide door, the operating force of the handle is not transmitted to the hook, and the fully open lock can be performed.
[0074]
According to the invention of claim 2, the locked stateIf, When the portion of the second lever is driven in a direction to be inserted between the first lever and the hook and the handle is not operated, the portion of the second lever is When it is inserted between the first lever and the hook, and the handle is operated and is in a locked state, if the operating force of the handle is released, the portion of the second lever is When it is not in the locked state by being inserted between the first lever and the hook, the movement of the first lever, that is, the operating force of the handle is not transmitted to the second lever, and the hook Does not move.
[0075]
Therefore, even if the handle is pulled and the sliding door is fully opened, the operating force of the handle is not transmitted to the hook and the lock can be fully opened..
[0076]
Claim3According to the described invention, it is possible to accurately obtain the operation by providing the latch with the cam portion that notifies the second lever that the latch is in the locked state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view conceptually showing a basic structure in an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing an intermediate stopper mechanism and a fully open stopper mechanism in an embodiment of the present invention.
3 is a cross-sectional view taken along a cutting line AA in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along a cutting line BB in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a diagram for explaining the operation of the fully open stopper in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram for explaining the operation of the fully open stopper in the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram for explaining the operation of the fully open stopper according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram illustrating a latch according to this embodiment.
FIG. 9 is a perspective view of a second lever of the present embodiment example.
FIG. 10 is a diagram showing an overall configuration of a window regulator and an intermediate stopper control mechanism in an embodiment of the present invention.
11 is an enlarged view of a portion H (intermediate stopper control mechanism) in FIG. 10 as viewed from the back side.
FIG. 12 is a view showing a sliding door of a vehicle.
FIG. 13 is a view showing a conventional full-open stopper mechanism.
14 is a diagram for explaining the operation of the latch and hook of FIG. 13;
FIG. 15 is a diagram illustrating a problem.
[Explanation of symbols]
69 Fully open striker
81 latch
81a engaging groove
83 Second hook
200 Transmission mechanism
201 first lever
210 Second lever
Claims (3)
前記全開ストッパ機構は、
全開ストライカを車体側に設け、
回転可能に設けられ、前記全開ストライカが進入可能な係合溝を有したラッチと、
前記全開ストライカが係合溝に進入可能な位置にラッチを付勢するラッチ付勢手段と、
該ラッチ付勢手段の付勢力に抗して回転した状態の前記ラッチに係合して前記ラッチの回転を拘束するフックと、
該フックを前記ラッチに係合する方向に付勢するフック付勢手段と、
前記フックを前記ラッチより離脱させるハンドルと、
該ハンドルの操作力を前記フックへ伝達する伝達機構と、
を前記スライドドア側に設け、
前記伝達機構は、前記全開ストライカが前記係合溝内に進入し且つ前記フックが前記ラッチの回転を拘束したロック状態にある時のみ、前記ハンドルの操作力を前記フックへ伝達することを特徴とするスライドドア。In a sliding door having a fully open stopper mechanism that prohibits movement when in the fully open state,
The fully open stopper mechanism is
A fully open striker is installed on the vehicle body side,
A latch provided rotatably and having an engagement groove into which the fully-open striker can enter;
Latch urging means for urging the latch to a position where the fully open striker can enter the engagement groove;
A hook that engages with the latch in a state of rotating against the biasing force of the latch biasing means and restrains the rotation of the latch;
Hook biasing means for biasing the hook in a direction to engage the latch;
A handle for releasing the hook from the latch;
A transmission mechanism for transmitting the operating force of the handle to the hook;
Is provided on the sliding door side,
The transmission mechanism transmits the operation force of the handle to the hook only when the fully open striker enters the engagement groove and the hook is in a locked state in which the rotation of the latch is restrained. Sliding door.
前記ハンドルにより駆動される第1のレバーと、
前記ラッチにより駆動され、前記第1のレバーと前記フックとの間に挿脱可能な部分を有し、該部分が前記第1のレバーと前記フックとの間に挿入された場合には前記第1のレバーの動きを前記フックへ伝達する第2のレバーとで構成し、
前記ロック状態とした場合、第2のレバーの前記部分が第1のレバーとフックとの間に挿入する方向に駆動され、
前記ハンドルを操作しない状態で、ロック状態とした場合、前記第2のレバーの前記部分は、前記第1のレバーと、前記フックとの間に挿入され、
前記ハンドルを操作した状態で、ロック状態とした場合、前記ハンドルの操作力を解除すれば、前記第2のレバーの前記部分は、前記第1のレバーと、前記フックとの間に挿入されることを特徴とする請求項1記載のスライドドア。The transmission mechanism is
A first lever driven by the handle;
Driven by the latch and having a detachable portion between the first lever and the hook, and when the portion is inserted between the first lever and the hook, the first lever A second lever that transmits the movement of the first lever to the hook,
If you and the locked state, the portion of the second lever is driven in a direction to be inserted between the first lever and the hook,
When the handle is not operated and locked, the portion of the second lever is inserted between the first lever and the hook,
When the handle is operated and the lock state is set, if the operation force of the handle is released, the portion of the second lever is inserted between the first lever and the hook. The sliding door according to claim 1.
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