JP4094722B2 - ロータ用支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機のガスタービンエンジン内のロータを支持するための装置に関し、特に、ロータの長手方向支持を維持し、損傷を与える可能性のある不均衡力がエンジンの他の部分へ伝達されることを最小限にしながら不均衡にされたロータの振動性のある振れを受ける支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機の推進に使用される形式のガスタービンエンジンは、典型的には、半径方向へ延びるファン・ブレードのアレーを有するファンと、コンプレッサと、タービンと、タービンからコンプレッサ及びファンへ動力を伝達するためのシャフトとを含む。ロータは、各々がシールされた軸受室に収容される2以上の長手方向へ離間された軸受によって非回転の支持フレームに半径方向及び長手方向に支持されている。通常の運転条件では、ロータは軸受の中心を通る中心軸に半径方向に一致する重心を有する。ロータは、また、設計により、ロータの最大回転周波数よりも高い固有振動周波数を有している。
【0003】
エンジンの運転中、ファン・ブレードのフラグメントがブレードの残りのブレードから分離し、ロータの重心が中心軸からずれることがある。軸受はロータを半径方向へ規制するから、このロータは変位された重心を通る軸の周りではなく中心軸の周りに回転する。従って、不均衡な力が軸受を介して支持フレームへ伝達される。ブレード・フラグメントの分離は非常に望ましくないが、エンジンが安全に停止されるまで不均衡力に耐えられるように支持フレームを十分に丈夫にすることが共通するやり方である。具合が悪いことに、このように支持フレームを丈夫にすると、望ましくない重量が増加し、エンジンを大型にする。
【0004】
支持フレームの重量及び大きさを最小にする1つの可能な方法は、所定の値を超える半径方向の力が作用した時に、ロータを半径方向に拘束する能力が突然小さくなる(又は完全になくなる)支持装置を持つフレームにロータを支持することである。半径方向に拘束する能力が低下すると、ロータは、変位された重心を通るかそれに接近している回転軸の周りに自由に回転する。この結果、不均衡な力の支持フレームへの伝達は最小になり、その重量と大きさとをこれに対応させて減少することができる。
【0005】
単に半径方向に拘束をゆるめることは、不均衡な力の支持フレームへの伝達を最小にするために完全に満足できる方法ではない。ロータの支持装置がロータを半径方向同様長手方向へも拘束する場合、半径方向の拘束の緩めは、ロータの長手方向の支持と妥協しないやり方で行われなければならない。更に、半径方向に拘束が解かれたロータは、軸受室シールを容易に損傷する可能性のある振動性の半径方向の振れを受け、これによって室から潤滑及び冷却用の油を漏れさせる。油の損失は、たとえエンジンがブレード・フラグメントの分離に続いて停止されても、航空機のタービンエンジンにおいては重要である。止められたエンジンのロータは航空機の前進速度に基づいて低回転周波数で回転し続けるが、この場合、「風車」運動を行う。このような保持された回転は、止められたエンジンのファン・ブレードによって発生された空気力学的抗力を最小にするから、望ましいものである。潤滑油の損失が生じると、軸受がオーバーヒートと付着を起こし、ロータが風車運転をすることができなくなる。これに伴って抗力が増加し、特に問題になっているエンジンが航空機の中心線からずれている場合には、航空機の運航を困難にする。
【0006】
ロータの半径方向の拘束を単にゆるめるこの他の潜在的な欠点は、ロータとその支持機構との動力学に関連している。ロータの回転振動数が固有振動数よりも小さい場合には、不均衡な力とロータの振れとの間の位相角が、高回転周波数で90°より幾分少なくなる。ロータとその支持構造が依然変わらないままである限りは、不均衡な力は振れの振幅を増加させるように作用する。半径方向の拘束が突然にゆるめられると、不均衡な力と振れとの間の位相角は約180°に変わる。この変更が適当な緩衝によって適切に制御されないと、ロータの中心線が変位して変形が生じ得ることになる。非常に少なくみても、これらの変位はエンジンの損傷を受けていない軸受支持部に大きな大きさの力を掛けることになる。
【0007】
半径方向の拘束をゆるめることだけによる不都合は、損傷されたロータの回転周波数がその風車回転数に近づいて行くにつれてはっきりしてくる。ロータシステムのこの低下された固有振動数が風車周波数に類似した値になると、風車運転をしているロータの振動は、ロータを更に損傷し得る共振レベルへと増幅され得ることになる。
【0008】
従って、ロータを半径方向の拘束を単にゆるめるだけでは不均衡にされたロータを受け入れる完全に満足な手段が得られない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、ロータの長手方向の支持を維持しながら、ロータの不均衡な力をフレームに伝達するようにガスタービンエンジンのロータを支持フレームに支持することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、ロータを不均衡にしている間及びこれに続いて油シールに生じる損傷を最小にすることである。
【0011】
本発明の更なる目的は、ロータに不均衡が生じた直後に生じる厳しいロータ振動を減衰することにある。
【0012】
本発明の更なる他の目的は、ロータがその風車回転周波数で回転している間に損傷したロータの共振振動に対して保護を与えることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、タービンエンジンのロータを支持フレームに支持するための装置は、不均衡な力に応答して離脱し、不均衡な力を支持フレームに伝達することが無くかつロータの長手方向の支持に妥協することが無く円周方向へ延びるチャンネル内で半径方向へ摺動する変形可能な軸受支持部を含む。
【0014】
本発明の1実施形態において、軸受は、相互に対して半径方向へ変位可能なシールリングと当接するシールランドによって部分的に仕切られた、シールされた軸受室に収容されている。シールランドとシールリングとの当接面は、三次元曲面であり軸方向の相対変位がシールの一体性を損なわないようになっている。
【0015】
本発明の別の実施形態においては、支持装置は、過度のロータ振動を減衰するために一時的に作動するダンパを含む。
【0016】
本発明の他の実施形態においては、支持装置は、不均衡にされたロータを再心出ししその固有振動数を変更して風車速度における振動性の同調振れを抑制する心出しシステムを含む。
【0017】
本発明の主たる利点は、不均衡にされたロータによって生じる振動による力から支持フレームを分離することにより、重量が軽減されることである。他の利点は、軸受室のシールの損傷を最小にして潤滑剤の損失及びこの結果生じ次のファン・ブレード・フラグメントの分離を起こすロータの固着を阻止することである。他の利点は、風車回転周波数で同調振動を阻止することができることである。
【0018】
本発明の上述の特徴、利点及び作動は、次の、本発明を実施するための最良の態様及び添付図面の説明から明らかになるであろう。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1を参照して、航空機用ガスタービンは、ロータ10を有しており、このロータ10は、シャフト12と、代表的に14で示されており、ハブ16から半径方向外側へ延び、ラブストリップ18を有するファンケース17によって囲繞されるファン・ブレードのアレーとを有する。スプライン20及び接続ナット22は、ハブをシャフトの前端24に固定する。ロータは、玉軸受28のような長手方向へ離間された軸受、転がり軸受32及びシャフトの後端近傍の図示しない他の軸受によって支持フレーム26に回転可能に支持されている。軸受28,32は、シャフト12と支持フレーム26とによって半径方向に区画されシールされた環状室34に収容されている。シャフトは長手方向へ延びる中心軸36の周りに回転出来るようになっており、この中心軸は軸受の中心を通って、動力及び回転運動を、図示しないタービンからこれも図示しないコンプレッサ及びファンへ伝達する。
【0020】
軸受室の前端は、シールサポート38とシールキャリア42とシール44によって仕切られている。シール44は、キャリア42に設けられた非回転シールリング46と、シャフトに固定されたシールランド48とを含む。シールリングとシールランドは、軸受室の前端をシールするために互いに当接する面52,54を有する。図示しないが、同様のシール装置が転がり軸受32の後部で上記室の他端を仕切っている。
【0021】
潤滑システムは、給油管62と、冷却・潤滑油66を室内へ噴射するために円周方向に分配された複数の噴射ノズル64とを含む。支持フレーム内の吐出し路72,74は、使用済みの油を潤滑システムの空気分離器(ディーエアレータ)、フィルタ及びポンプへ戻すための通路を規定する。シール44は、望まない油の漏れが室から生じるのを防止する。
【0022】
支持フレームの前端は、前・後面82,84を有し円周方向へ延びるチャンネル78を具備するハウジング76である。ハウジング76は、フレームの一体物の延長部86と、ボルト92及びナット94によって延長部に固定されるキャップ88とから成る。ハウジング全体がフレームと一体に製造出来るが、説明した構造が望ましい。それは製造と組立を容易にするからである。
【0023】
本発明によれば、軸受は、シャフトに固定されたインナーレース102のような耐久性のある支持部100と、変形可能な支持部104とを有する。この実施形態において、変形可能な支持部は、半体108,110がボルトで結合し合う2体物の支持リング106と軸受アウターレース114から成る。変形可能な支持部は、支持リングから長手方向へ延びる前後の犠牲フランジ116,118を有する。各フランジは、ハウジング上の対応の対応の突起部122,124上にあって、支持リングがその前後面126,128でチャンネルの前後面82,84に当接した状態でチャンネル内に収容されるように、支持リングを位置・支持している。チャンネル及び支持リングの面82,84,126及び128とシールリングとシールランドの面52,54は、実質的に中心軸に一致する共通中心Cを有する球面のような三次元曲面である。球面と面との意義は、次に述べる本発明の作動の説明に照らして明らかになるであろう。
【0024】
ハウジング76は、環状凹部132を含んでもよい。外周シール136と円周方向へ配分されたスロット138(図2、図3(A)及び図3(B))を有する環状ピストン134は凹部内に配設されて、これと共働して、油が充填された減衰チャンバ142を規定する。ピストンは、支持リングの対応する斜面146に接触する斜面144を有する。以下に十分に説明するように、ピストンは、凹部内で前方へ変位して、ロータが不均衡になった時に、ピストンと減衰チャンバとが一時的な振動ダンパ148として作用するようになっている。チャンネルの底部154に設けられたスペーサ152は、組立中ピストンの前方への移動を制限する。スペーサは、又、ダンパの一時的な作動中にピストンの周方向に限定された前方への移動に抗し、ダンパの減衰容量を弱める。
【0025】
給油管62から延びる支線156は軸受潤滑油の一部を減衰チャンバ内へ向ける。通気孔158は油をチャンバから流出させて、通常のエンジンの運転中は、ピストンが実質的に釣り合いがとれた状態にある、−即ち、スペーサ152及び支持リング106に対して前側へ付勢されたり、凹部132内後方へ付勢されたりしないようにしている。
【0026】
通常のエンジン運転中、ロータの重心は実質的に中心軸に一致しており、軸受はロータを軸中心として回転させるように制約する。ファン・ブレード・フラグメントの分離が生じてロータが不均衡になった場合、ロータの重心は中心線からずらされる。軸受がロータを、変位した重心(又は少なくともその近く)を通る回転軸の周りではなく軸36の周りに回すように制約をしている限り、実質的に不均衡な力が支持フレームに伝達される。
【0027】
本発明の支持装置は不均衡な力が支持フレームに伝達されるのを最小にする。ファン・ブレード・フラグメントの分離に一致する大きさの半径方向の力を受けた時、支持リングの犠牲フランジ116,118が突然に変形して、変形可能な支持部がハウジングから離脱するようになる。即ち、支持リングは、最早、ハウジング内で半径方向に拘束されなくて、その代わりに、チャンネル内で半径方向へ自由に摺動する。変形可能な支持部の離脱に続いて、ロータは回転し続け、ロータの転がり軸受32の前方の部分が半径方向へ変位し振動する。ロータの回転と振動による変位との組み合わせによって転がり軸受の前方のロータの任意の点が三次元曲面を描くことになる。このように描かれた曲面の各々は曲率中心Cを中心とする球面に近いものであり、ここで、Cの正確な位置は、ロータのジャイロスコープ効果、ロータの剛性及びロータを半径方向に規制する他の無傷の軸受の位置のようなファクタによって決まる。チャンネルと支持リングとの面82,84,126及び128は描かれた面をなぞり、従って、支持リングはチャンネル内を円滑に摺動して、半径方向の不均衡な力をフレームへ伝達する事なしに異常な振動性の変位を受けるようになっている。更に、支持リングはチャンネルに収容され、ロータを長手方向へ拘束し続ける。
【0028】
ロータが変位すると、また、シールランド48がシールリング46に対して半径方向へ変位される。従って、シールリングとシールランドとの面52,54もCを中心とする球面であって、これらの面の相対変位が非破壊的に生じる、即ち、ランドとリングとに最小の損傷しか与えないようになっている。その結果、シールを通過する潤滑油の漏れが最小になって、ロータの固着とそれに伴う空気力学的抗力の増加を防ぐことになる。
【0029】
ブレード・フラグメントの分離の直後、不均衡な力の瞬間方向とロータ変位の瞬間方向との間の位相角が約90°になって、特に厳しいロータ振動を生じる。これらの振動のいくらかは振動しているロータとファン・ケース・ラブストリップ18とが接触するために減衰される。それにも拘わらず、さらに減衰させることが望ましいこともある。振動ダンパ148が一時的に動作して、不均衡な力と変位との間の位相関係をより好都合な約180°に変える。ロータのこの厳しい半径方向の変位によって支持リングの傾斜面146がピストン134の傾斜面144に強制的に押圧され、これによってピストンは更に凹部へ押入される。ピストンが長手方向へ変位すると、油が支線156及び通気孔(これは、ピストンが凹部に押入された時に計量装置として作動する)を介して減衰チャンバから押し出され、過度なロータ変位を減衰する。変位があまり厳しくない振幅で安定し、ロータの回転が変位された重心の周りで安定すると、これ以上の減衰は必要でなくなる。従って、ピストンを凹部の開放端の方へ強制的に押して支持リングと接触するように押し戻すためにピストンに掛ける回復力は要らない。従って、ダンパの作用は一時的で、開始時間は変形可能な支持部が突然ハウジングから離脱する時間より早くなく、終了時間はロータ回転が変位された重心の周りに安定する時間よりも遅くなくなっていることが分かる。これと同様に重要なことであるが、ピストンと不均衡な力との間の接触が継続しなくなると、不均衡な力が、振動しているロータから支持フレームへ確実に伝達されなくすることができる。
【0030】
ロータ変位は振動の性質を有するから、支持リングによってピストンに作用する力は、ピストンに円周方向に均等に係る力ではなく、ピストンの円周に沿って大きくなって行く円周方向に偏在した力である。駆動力が円周方向に偏在している性質を有するために、ピストンを縦軸162の周りに傾けさせ、凹部内へ円滑に摺動させるのではなく動かなくさせようとする。ピストンが動かなくなると、意図されている減衰作用が生じなくなる。それ故に、ピストンは、スロット138を含んで、その変形前の状態(図3(A))から偏在的に変形した状態(図3(B))へ弾性的に変形するように、十分に可撓性あるものになっている。従って、ピストンは、円周方向へ順次進んだ状態で凹部に押入され、停滞を生じる可能性を最小限にする。
【0031】
不均衡になっているロータがロータの風車回転周波数にほぼ等しい固有振動数を有する場合、風車運動をしているロータは変形を行う可能性のある共振振動を受ける。従って、ロータの固有振動数をわずか変えて大きな振幅の同調変位を抑えることが望ましい。このような調整を行うためのシステムが図4に示された再心出しシステム164である。このシステムは、1つのばね166又は減衰チャンバ142の円周の周りに離間された複数のばね166を用いる。このばねは、ピストン134の斜面144を支持リング106の斜面146に接触させるように付勢する回復力を作用させる。回復力は、また、例えば、油を減衰チャンバ内へ押圧することによる等の他の任意の便利な手段によって与えられても良い。その由来は何であれ、回復力はロータの再心出しを行い、更に重要なことは、ロータの剛性を高め、その固有振動数を風車周波数から僅かにずらす。回復力は、また、通常の均衡のとれた運転中にピストンを支持リングに接触させておいて、ダンパがロータの不均衡に応答して遅れを生じることがなく確実に動作するようにする。回復力は、支持フレームを通して再度作用し、それ故にフレームに不均衡な力を伝達するが、風車運転中に不均衡な力はフレームの構造的な一体性を崩すには十分な大きさになっていない。更に回復力の大きさは、不均衡な力のフレームへの伝達を最小にする一方、ロータの固有振動数を同調振動を十分に阻止するように変更するという衝突し合う条件を満足するように選択される。
【0032】
本発明の他の実施形態が図5に示されている。この実施形態は、チャンネルの底部154に設けられたバンパ172の形態の変位制御部材を含む。このバンパはゴム又は他の弾性材製であり、金属の衝撃防止部材174によって衝撃力から保護されている。この実施形態は、基本的には先に説明された実施形態と同様に作動する。フランジ116,118は過度の不均衡な力によって変形され、変形可能な支持部はチャンネル78内へ円滑に摺動する。高い振幅での変位は、支持リング106とバンパとが接触して衝撃防止部材174がバンパに衝撃による損傷を与えないようにすることによって制約される。ロータ振動の振幅が低下すると、支持リングとバンパとの間に更には接触が生ぜず、不均衡な力がフレームに伝達されないようになる。この実施形態には、一時的に作用するダンパや選択的に備えられる再心出しシステムは含まれない。従って、この特別の形状は、ロータの減衰されていない振動が許容範囲内にあり、ファン・ブレード・フラグメントの損失に伴うその固有振動数がロータの風車回転周波数と異なるようなほとんどのロータに適用できる。
【0033】
図6は、変形可能な支持部が永久変形可能な材料の層176によってチャンネル78内に支持される一体物の支持リング106から成る、簡略化された別の実施形態を示している。変形可能な層は、図7に示されたハニカム・セル178
の壁付きアレーのような変形を受け得る多細胞状アレーであってもよい。過度な半径方向の不均衡な力を受けると、変形可能な層に降伏が生じ、支持リング106がハウジングから離脱してチャンネル内に自由に摺動して行き、これによって不均衡な力をフレーム26へ伝達することを阻止するようになっている。しかし、この実施形態は、一時的に作動するダンパも再心出しシステムも含まず、従って、その用途は、風車条件での減衰および固有振動数の変更が不必要と判断される適用例に制限される。
【0034】
当業者にとって、本発明に種々の変更及び改良が出来る。例えば、変形可能な支持部と耐久性のある支持部については、変形可能な支持部はシャフトに固定されたハウジング内に内蔵され、耐久性のある支持部は支持フレームに固定されている。これら及び他の変化及び変形は本発明の精神及び範囲から逸脱せずに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 変形可能な軸受支持部とロータ振動を一時的に減衰するための減衰ピストンとを備えた、本発明のガスタービンエンジンのロータ支持装置の横断面図である。
【図2】 図1の減衰ピストンの一部の斜視図である。
【図3】 図3(A)は、図2において未変形の状態にある減衰ピストンの展開図であり、図3(B)は、図2において変形された状態にある減衰ピストンの展開図である。
【図4】 図1の支持装置に類似するが低い回転周波数で不均衡にされたロータを再心出しするための心出しシステムを含む支持装置の拡大図である。
【図5】 弾性バンパがロータ振動を減衰するための一時的なダンパとして機能する、本発明の他の実施形態の横断面図である。
【図6】 変形可能な軸受支持部が変形可能な細胞状アレーである、本発明の他の実施形態の横断面図である。
【図7】 図6の7−7方向に取られた変形可能な細胞状アレーの図である。
【符号の説明】
12…シャフト、
14…ファンブレード、
16…ハブ、
17…ファンケース、
18…ラブストリップ、
20…スプライン、
22…接続ナット、
24…前端、
26…支持フレーム、
28…玉軸受、
32…転がり軸受、
34…環状室、
36…中心軸、
38…シールサポート、
42…シールキャリア、
44…シール、
46…非回転シールリング、
48…シールランド、
52,54 …面、
62…給油管、
64…噴射管、
66…冷却・潤滑油、
72,74…吐出し路、
76…ハウジング、
78…チャンネル、
82…前面、
84…後面、
86…延長部、
88…キャップ、
92…ボルト、
94…ナット、
100…支持部、
102…インナ−レース、
104…変形可能な支持部、
106…支持リング、
108,110…半体、
114…軸受アウターレース、
116…前犠牲フランジ、
118…後犠牲フランジ、
122…前突起部、
124…後突起部、
126…前面、
128…後面、
132…環状凹部、
134…環状ピストン、
136…外周シール、
138…スロット、
142…油が充填された減衰チャンバ、
144,146…斜面、
148…振動ダンパ、
152…スペーサ、
154…チャンネルの底部、
156…支線、
158…通気孔、
162…縦軸、
164…再心出しシステム、
166…ばね、
172…バンパ、
174…衝撃防止部材、
176…層、
178…ハニカム・セル、
C…共通中心
Claims (11)
- 長手方向へ延びる軸の周りに回転可能なシャフトを有する支持装置であって、この支持装置は、
非回転の支持フレームと、
前記シャフトと前記フレームとの間に半径方向に設けられ、該フレームに該シャフトを保持するための軸受と、
を備えてなり、
前記軸受は、前記シャフト及び前記フレームの一方に固定される耐久性のある支持部と、前記シャフト及び前記フレームの他方に固定されたハウジング内で円周方向へ延びるチャンネル内に収容された変形可能な支持部と、を有し、所定のしきい値を超える半径方向の力が作用した時に、前記シャフトを長手方向へ支持しながら前記変形可能な支持部が離脱して該シャフトの異常な振れを吸収するように構成され、
前記チャンネルは前記ハウジングの前面および後面によって部分的に規定され、前記変形可能な支持部も前記チャンネルの前記前面および後面のそれぞれに当接する前面および後面を有し、
前記チャンネルの前面・後面及び前記変形可能な支持部の前面・後面は、前記シャフトが異常に振れている間、前記変形可能な支持部が前記チャンネル内を摺動するように、三次元曲面になっていることを特徴とするロータ用支持装置。 - 前記軸受は、シールランドとシールリングとから成るシールによって部分的に仕切られるシールされた軸受室内に収容され、該シールランド及び該シールリングは互いに当接する当接シール面を有して前記シャフトの異常な振れに応答して互いに変位可能に構成され、
前記チャンネルは前記ハウジングの前面および後面によって部分的に規定され、前記変形可能な支持部も前記チャンネルの前記前面および後面のそれぞれに当接する前面および後面を有し、
該当接シール面、前記チャンネルの前面・後面及び前記変形可能な支持部の前面・後面は、前記シャフトが異常に振れている間、前記変形可能な支持部が前記チャンネル内を摺動して不均衡な力を前記フレームに伝達せずに前記シャフトの異常な振れを吸収するように、三次元曲面になっている請求項1に記載のロータ用支持装置。 - 前記三次元曲面は、共通中心を有する球面である請求項1又は2に記載のロータ用支持装置。
- 前記変形可能な支持部は支持リングから成り、該支持リングはそれから延びる犠牲フランジを有し、前記ハウジングは、通常運転のために前記支持リングを前記チャンネル内に位置決めすべく各フランジに対応する突起部を含み、該フランジは、過剰な半径方向の力を掛けると変形され得るようになっており、前記変形可能な支持部が離脱して前記シャフトの異常な振れを吸収する請求項1又は2に記載のロータ用支持装置。
- 前記変形可能な支持部は、支持リングと変形可能な層とから成り、該変形可能な層は前記過剰の半径方向に力が作用した時に永久変形をする請求項1又は2に記載のロータ用支持装置。
- 前記変形可能な層は細胞状アレーである請求項5に記載のロータ用支持装置。
- 前記過剰な半径方向の力は、前記ロータの変位された重心から生じるロータの不均衡に起因し、前記支持装置は、限定された時間間隔以上は作動せず、該時間間隔は、開始時間が前記変形可能な支持部の離脱時よりも早くなく、終了時が前記ロータの回転が変位された重心の周りで安定化する時よりも後でないように設定されたダンパを有する請求項1又は2に記載のロータ用支持装置。
- 前記ハウジングは凹部を含み、前記ダンパは、該凹部内にあって該凹部と共働して減衰チャンバを規定するピストンを有し、該ピストンは前記ロータの振れに応答して該凹部内に変位可能になっていて、前記チャンバ内の流体が前記ロータの振動を一時的に減衰するようになっている請求項7に記載のロータ用支持装置。
- 前記ピストン及び前記変形可能な支持部は、該変形可能な支持部の半径方向への変位が該ピストンの長手方向への変位とこれに伴うロータ振動の減衰とを含むようにロータの振れに応答して協働する傾斜面を有する請求項8に記載のロータ用支持装置。
- 前記変形可能な支持部の離脱に続いて前記シャフトに回復力を掛けるための心出しシステムを有し、心出し力は前記ロータの剛性を十分に高め、不均衡な力を前記フレームに伝達する事が無く、前記ロータの風車運転の間同調振動を無くするように前記ロータの固有振動数を変更する請求項7に記載のロータ用支持装置。
- 前記心出しシステムはばねを含む請求項10に記載のロータ用支持装置。
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