JP4094076B2 - カラーセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばファクトリーオートメーション(FA)の生産ラインなどにおいて被検出物の色を判別するためのカラーセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラーセンサ50は、図6に示すように、光の三原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)をそれぞれ発光する発光ダイオード(LED)51,52,53と、各発光ダイオードからの光を合成するための色合成プリズム54と、色合成プリズム54で合成された光を被検出物S側に反射させるとともに、レンズ55を通り被検出物Sに投光されて反射された光を透過させるハーフミラー56と、ハーフミラー56を透過し、レンズ57で集光された光を受光するフォトダイオード(PD)58と備えている。
【0003】
各発光ダイオード51,52,53には、駆動手段である投光回路59が接続されている。フォトダイオード58にはアンプ60が接続され、アンプ60にはA/D変換器61が接続されている。A/D変換器61には、投光回路59の駆動タイミングを制御するとともに、被検出物Sからの反射光の色データを、予め設定された基準色の色データと比較して判別結果を出力するマイクロプロセッサ62が接続されている。マイクロプロセッサ62には、基準色の色データ信号が入力されかつ該マイクロプロセッサからの出力信号が出力される入出力回路63が接続されている。
【0004】
またアンプ60には、周囲の温度変化による検出出力のドリフトを抑制するために、サーミスタまたはバリスタダイオードを含む温度補償回路64が接続されている。温度補償回路64では、サーミスタやバリスタダイオードの温度特性を利用して検出出力が補償されるようになっている。なお、電源回路65には、外部よりDC12〜24ボルトの電圧が供給されており、各回路へは直流電源電圧が印加されている。
【0005】
動作時には、各発光ダイオード51,52,53が所定のタイミングで順次点灯される。各発光ダイオードから射出された光は被検出物Sで反射され、その反射光がフォトダイオード58で受光される。フォトダイオード58では、その受光量に応じた受光信号が出力される。
【0006】
フォトダイオード58からの受光信号は、アンプ60に入力されて増幅され、次にA/D変換器61でディジタル信号に変換され、マイクロプロセッサ62に入力される。一方、マイクロプロセッサ62には、入出力回路63から基準色の色データ信号が予め入力されており、マイクロプロセッサ62は、この基準色の色データ信号と被検出物Sからの反射光の色データ信号とを比較して演算処理を行い、判別結果を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発光ダイオードは、一般に、高温になるほど発光光量が低下するといった特性があり、このような温度特性は、図5に示すように、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のいずれの色を発光する発光ダイオードであるかにより、その変化勾配が異なっている。また同じ色の発光ダイオードであっても、温度特性にばらつきが生じる。
【0008】
しかしながら、前記従来のカラーセンサでは、個々の発光ダイオードについて温度補償を行っていないため、温度補償が不十分であり、その結果、被検出物Sの色判別が不安定になる場合がある。
【0009】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、温度が変化した場合でも常に安定した色判別を行うことができるカラーセンサを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るカラーセンサは、光の三原色を発光する三種類の発光ダイオードと、前記各発光ダイオードに順次電流供給されるように、前記各発光ダイオードを順次駆動する駆動回路と、第1および第2の界面を内部に有し、当該色合成プリズムに接近して配置された第1および第2の発光ダイオードが第1の界面を挟んで互いに逆側に配設されるとともに、当該色合成プリズムに接近して配置された第1および第3の発光ダイオードが第2の界面を挟んで互いに逆側に配設されており、第1の界面が第1の発光ダイオードから射出された色光を全反射して第2の界面の一方の側に入射させるとともに、第2の発光ダイオードから射出された色光を全透過させて第2の界面の一方の側に入射させており、第2の界面がその他方の側に入射される第3の発光ダイオードからの色光の一部を反射させると同時に残りを透過させ、かつ第1および第2の発光ダイオードからの各色光の一部を反射させると同時に残りを透過させることにより、前記第1および第2の発光ダイオードからの各色光の前記第2の界面での透過光と前記第3の発光ダイオードからの色光の前記第2の界面での反射光とを第1の光として射出させて被検出物側に照射させるとともに、前記第1および第2の発光ダイオードからの各色光の前記第2の界面での反射光と前記第3の発光ダイオードからの色光の前記第2の界面での透過光とを第2の光として第2の受光手段の側に射出させる色合成プリズムと、前記各発光ダイオードを出て前記色合成プリズムから前記第1の光として射出され、被検出物に照射されて反射された各色光の反射光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する第1の受光手段と、前記色合成プリズムに接近して配置され、前記各発光ダイオードを出て前記色合成プリズムから前記第2の光として射出された各色光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する第2の受光手段とを備え、前記第2の受光手段から出力された、各色光に対応する各受光信号の電圧レベルと、各色光について予め設定された基準電圧とを比較して、各発光ダイオードについての温度補償を行うように、前記駆動回路の駆動電圧を調整する駆動電圧調整回路を備え、前記駆動回路(10)の駆動タイミングを制御するとともに、前記駆動電圧調整回路(19,20,21)で調整された駆動電圧に基づいて変化した各発光ダイオード(2,3,4)からの被検出物への照射光を受光した前記第1の受光手段から出力された反射光の受光信号と予め設定された基準色の色データ信号とを比較して演算処理を行うことにより、被検出物の色の判別結果を出力する制御手段をさらに備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項2の発明に係るカラーセンサは、光の三原色を発光する三種類の発光ダイオードと、前記各発光ダイオードに順次電流供給されるように前記各発光ダイオードを順次駆動する駆動回路と、第1および第2の界面を内部に有し、当該色合成プリズムに接近して配置された第1および第2の発光ダイオードが第1の界面を挟んで互いに逆側に配設されるとともに、当該色合成プリズムに接近して配置された第1および第3の発光ダイオードが第2の界面を挟んで互いに逆側に配設されており、第1の界面が第1の発光ダイオードから射出された色光を全反射して第2の界面の一方の側に入射させるとともに、第2の発光ダイオードから射出された色光を全透過させて第2の界面の一方の側に入射させており、第2の界面がその他方の側に入射される第3の発光ダイオードからの色光の一部を反射させると同時に残りを透過させ、かつ第1および第2の発光ダイオードからの各色光の一部を反射させると同時に残りを透過させることにより、前記第1および第2の発光ダイオードからの各色光の前記第2の界面での透過光と前記第3の発光ダイオードからの色光の前記第2の界面での反射光とを第1の光として射出させて被検出物側に照射させるとともに、前記第1および第2の発光ダイオードからの各色光の前記第2の界面での反射光と前記第3の発光ダイオードからの色光の前記第2の界面での透過光とを第2の光として第2の受光手段の側に射出させる色合成プリズムと、前記各発光ダイオードを出て前記色合成プリズムから前記第1の光として射出され、被検出物に照射されて反射された各色光の反射光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する第1の受光手段と、前記色合成プリズムに接近して配置され、前記各発光ダイオードを出て前記色合成プリズムから前記第2の光として射出された各色光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する第2の受光手段と、前記駆動回路の駆動タイミングを制御するとともに、第2の受光手段から出力された各色光に対応する各受光信号の電圧レベルと各色光について予め設定された基準電圧との差を演算し、その演算結果に基づいて、第1の受光手段から出力された反射光の受光信号を補償することにより、被検出物の色の判別結果を出力する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項1の発明において、被検出物の色の判別を行う際には、まず、駆動回路から各発光ダイオードに順次電流を供給することにより、各発光ダイオードを点灯させる。このとき、各発光ダイオードの発光タイミングは、制御手段からの駆動タイミング信号により制御される。
【0013】
各発光ダイオードから射出された各色光は、被検出物に照射されて反射される。被検出物で反射された反射光は、第1の受光手段で受光される。第1の受光手段では、各色光についてその受光量に応じた受光信号が出力される。
【0014】
第1の受光手段から出力された受光信号は、制御手段に入力される。一方、制御手段には基準色の色データ信号が予め入力されており、制御手段は、この基準色の色データ信号と被検出物からの反射光の色データ信号とを比較して演算処理を行うことにより、被検出物の色の判別結果を出力する。
【0015】
一方、各発光ダイオードから射出された各色光は、第2の受光手段で受光される。第2の受光手段では、各色光についてその受光量に応じた受光信号が出力される。
【0016】
第2の受光手段から出力された受光信号は駆動電圧設定回路に入力される。駆動電圧設定回路では、第2の受光手段から出力される各色光の受光信号の電圧レベルと、各色光について予め設定された基準電圧とをそれぞれ比較して、各発光ダイオードについての温度補償を行うように、各発光ダイオードの駆動回路を制御する。
【0017】
すなわち、第2の受光手段から出力された受光信号の電圧レベルが基準電圧より高い場合には、駆動電圧を低く設定し、逆に、受光信号の電圧レベルが基準電圧より低い場合には、駆動電圧を高く設定する。
【0018】
したがって、カラーセンサの動作中に温度変化が生じた場合でも、個々の発光ダイオードにすぐに適正な電流が供給されることになり、これにより、各発光ダイオードの発光量が補償され、この結果、常に安定した色判別を行うことができる。
【0019】
請求項2の発明において、被検出物の色の判別を行う際には、請求項1の発明の場合と同様に、まず、制御手段からの駆動タイミング信号に基づいて、駆動回路から各発光ダイオードに順次電流を供給し、各発光ダイオードを点灯させる。
【0020】
各発光ダイオードから射出された各色光は、被検出物に照射されて反射され、その反射光は、第1の受光手段で受光される。第1の受光手段では、各色光についてその受光量に応じた受光信号が出力され、この受光信号は、制御手段に入力される。
【0021】
また、各発光ダイオードから射出された各色光は、第2の受光手段で受光される。第2の受光手段では、各色光についてその受光量に応じた受光信号が出力され、この受光信号は、制御手段に入力される。
【0022】
一方、制御手段では、各色光について予め基準電圧が設定されており、制御手段は、この基準電圧と、第2の受光手段から出力された、各色光に対応する各受光信号の電圧レベルとの差を演算し、その演算結果に基づいて、第1の受光手段から出力された反射光の受光信号と、予め設定された基準色の色データ信号とを比較し演算処理を行うことにより、被検出物の色の判別結果を出力する。
【0023】
これにより、カラーセンサの動作中に温度変化が生じ、各発光ダイオードの発光量が変化した場合でも、その変化量に基づいて反射光の受光信号が補償されることになるので、常に安定した色判別を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施態様によるカラーセンサのブロック構成図、図2はカラーセンサ中の各発光ダイオードの駆動タイミングの一例を示す図である。
図1に示すように、カラーセンサ1は、光の三原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)をそれぞれ発光する発光ダイオード(LED)2,3,4と、各発光ダイオード2,3,4から射出された光を合成するための色合成プリズム5とを備えている。
【0025】
発光ダイオード2,3から射出された赤色光および緑色光は、色合成プリズム5内の界面5aを透過し、また発光ダイオード4から射出された青色光は、界面5aで反射され、これにより、各色光が色合成プリズム5内で合成されるようになっている。
【0026】
色合成プリズム5の一側方には、該色合成プリズム内で合成された光を被検出物S側に反射させるとともに、レンズ6を通り被検出物Sに投光されて反射されてきた光を透過させるハーフミラー7と、ハーフミラー7を透過してレンズ8で集光された光を受光するフォトダイオード(PD)(第1の受光手段)9とが設けられている。
【0027】
各発光ダイオード2,3,4には、該各発光ダイオードに電流を供給する投光回路(駆動回路)10が接続されている。フォトダイオード9には、該フォトダイオードから出力された受光信号を増幅するためのアンプ11が接続されている。アンプ11には、該アンプで増幅された受光信号をディジタル値に変換するためのA/D変換器12が接続されている。
【0028】
A/D変換器12には、マイクロプロセッサ(制御手段)13が接続されている。マイクロプロセッサ13は、投光回路10の駆動タイミングを制御するとともに、被検出物Sで反射された反射光の色データを、予め設定された基準色の色データと比較して判別結果を出力するためのものである。
【0029】
マイクロプロセッサ13には入出力回路14が接続されている。入出力回路14は、基準色の色データ信号を予め設定(ティーチング)するための入力回路と、マイクロプロセッサ13からの出力信号が出力される出力回路とから構成されている。
【0030】
色合成プリズム5の他側方には、フォトダイオード(第2の受光手段)16が配置されている。フォトダイオード16は、発光ダイオード2,3から射出された光のうち、界面5aで反射される光と、発光ダイオード4から射出された光のうち、界面5aを透過する光とを受光して、各色光についてその受光量に応じた受光信号をそれぞれ出力するためのものである。
【0031】
フォトダイオード16の出力側には、該フォトダイオードからの各受光信号を増幅するためのアンプ17が接続されている。アンプ17には、該アンプで増幅された各受光信号を、対応する各積分回路(駆動電圧設定回路)19,20,21に入力するための切換回路18が接続されている。切換回路18は、発光ダイオード2,3,4の各駆動タイミングに同期してマイクロプロセッサ13により切換制御される。
【0032】
なお、図示を省略しているが、上述の各回路には、電源回路からの直流電源電圧が印加されている。
【0033】
各積分回路19,20,21は、入力される受光信号を、予め設定された基準電圧VSR,VSG,VSBとそれぞれ比較して積分を行うものである。各積分回路19,20,21からの各出力VDR,VDG,VDBは、駆動電圧として各発光ダイオード2,3,4の投光回路10に入力されるようになっている。
【0034】
次に、本実施態様の動作について説明する。
カラーセンサ1の動作時には、投光回路10から各発光ダイオード2,3,4に順次電流が供給されることにより、各発光ダイオード2,3,4が所定のタイミングで順次点灯される。
【0035】
各発光ダイオード2,3,4の駆動タイミングとしては、たとえば図2に示すように、発光ダイオード2の駆動後、時間t経過後に発光ダイオード3が駆動され、その後さらに時間t経過後に発光ダイオード4が駆動される。時間tとしては、たとえば16〜17μsec に設定される。なお、各発光ダイオード2,3,4の駆動タイミングは、図2に示すものに限定されない。
【0036】
発光ダイオード2,3から射出された光は色合成プリズム5内の界面5aを透過し、また発光ダイオード4から射出された光は界面5aで反射される。そして、色合成プリズム5を出た光は、ハーフミラー7で反射されてレンズ6で集光され、被検出物Sに照射される。
【0037】
被検出物Sで反射された反射光は、ハーフミラー7を透過してレンズ8で集光され、フォトダイオード9で受光される。フォトダイオード9では、その受光量に応じた受光信号が出力される。
【0038】
フォトダイオード9からの受光信号は、アンプ11に入力されて増幅され、次にA/D変換器12でディジタル信号に変換され、マイクロプロセッサ13に入力される。
【0039】
一方、マイクロプロセッサ13においては、入出力回路14の入力信号TEにより予め設定された基準色の色データ信号が読み込まれ、記憶される(すなわちティーチング入力される)。マイクロプロセッサ13は、この基準色の色データ信号と被検出物Sからの反射光の色データ信号とを比較して演算処理を行うことにより、被検出物Sの色の判別結果を出力する。
【0040】
一方、発光ダイオード2,3から射出された光のうち、色合成プリズム5内の界面5aで反射された光は、フォトダイオード16で受光される。同様に、発光ダイオード4から射出された光のうち、色合成プリズム5内の界面5aを透過した光は、フォトダイオード16で受光される。フォトダイオード16では、各色光についてその受光量に応じた受光信号が出力される。
【0041】
フォトダイオード16から出力された各受光信号はアンプ17で増幅され、増幅された各受光信号は切換回路18に入力される。次に、マイクロプロセッサ13からの切換制御信号に基づいて切換回路18が切り換えられることにより、各色光の受光信号が後段のそれぞれ対応する各積分回路19,20,21に入力される。
【0042】
各積分回路19,20,21では、入力される受光信号を、予め設定された基準電圧VSR,VSG,VSBとそれぞれ比較して積分が行われる。ここで、各基準電圧VSR,VSG,VSBの設定は、被検出物Sとして白色のものを用意し、この被検出物から反射される各色光の光量が同じレベルになるように行われる。各積分回路19,20,21からの各出力VDR,VDG,VDBは、駆動電圧として、各発光ダイオード2,3,4の投光回路10に入力される。
【0043】
これにより、フォトダイオード16から出力され増幅された受光信号の電圧レベルが基準電圧より高い場合には、対応する発光ダイオードの駆動電圧が下げられ、逆にフォトダイオード16からの受光信号の電圧レベルが基準電圧より低い場合には、対応する発光ダイオードの駆動電圧が上げられることになる。
【0044】
したがって、動作中に温度変化が生じた場合でも、各発光ダイオード2,3,4にすぐに適正な電流が供給されることになり、これにより、各発光ダイオードの発光光量が補償され、この結果、常に安定した色判別を行うことができる。
【0045】
なお、前記実施態様では、フォトダイオード16を色合成プリズム5の近傍に配置した例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。色合成プリズム5で合成された光のうち、ハーフミラー7を透過する光を受光するように、図1の二点鎖線に示す位置にフォトダイオード16を配置するようにしてもよい。ただし、この場合には、カラーセンサ全体が若干大型化することになる。
【0046】
図3は、本発明の他の実施態様によるカラーセンサを示している。図3において、前記実施態様と同一符号は同一または相当部分を示している。
ここでは、アンプ17から後段の部分の構成が前記実施態様と異なっている。 このカラーセンサ1′においては、アンプ17にはA/D変換器25が接続されており、該A/D変換器の出力側はマイクロプロセッサ13に接続されている。
【0047】
この場合には、フォトダイオード16から出力された、発光ダイオード2,3,4の各発光量に対応する各受光信号は、アンプ17で増幅された後、A/D変換器25に入力されてディジタル信号に変換され、マイクロプロセッサ13に入力される。
【0048】
一方、マイクロプロセッサ13においては、入出力回路14からのティーチング入力信号TEが入力されると、各発光ダイオード2,3,4に対応するフォトダイオード16の受光電圧V′R ,V′G ,V′B を基準電圧V′SR,V′SG,V′SBとするとともに、フォトダイオード9の受光電圧を基準色データとして読み込み、記憶する。これらは、入出力回路14のティーチング入力信号TEが再び入力されるまで保持されている。
【0049】
ここで、図4は、各発光ダイオード2,3,4の駆動タイミングの一例を示すとともに、入出力回路14のティーチング入力信号TEによる基準信号の取り込みの例を示している。
【0050】
同図に示すように、マイクロプロセッサ13は、A/D変換器25から出力された各発光ダイオード2,3,4の各受光電圧V′R ,V′G ,V′B と、前述のように記憶された基準電圧V′SR,V′SG,V′SBとを比較し、その差ΔV′R ,ΔV′G ,ΔV′B に基づいて、フォトダイオード9から取り込まれる反射光の受光信号を補償した後、受光信号と前記基準色データとを比較して、被検出物Sの色の判別を行う。
【0051】
これにより、動作中に温度変化が生じ、各発光ダイオード2,3,4の発光量が変化した場合でも、その変化量に基づいて、被検出物Sからの反射光の受光信号が評価されることになるので、常に安定した色判別を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明に係るカラーセンサによれば、各発光ダイオードに常時適正な電流が供給されるようにしたので、温度が変化した場合でも各発光ダイオードの発光量が補償され、これにより、常に安定した色判別を行うことができる効果がある。
【0053】
また請求項2の発明に係るカラーセンサでは、各発光ダイオードから射出される各色光の受光信号の電圧レベルと予め設定された基準電圧との差に基づいて、被検出物からの反射光の受光信号を補償するようにしたので、温度変化により各発光ダイオードの発光量が変化した場合でも、その変化量に基づいて反射光の受光信号が補償されることになり、これにより、常に安定した色判別を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるカラーセンサのブロック構成図。
【図2】前記カラーセンサにおける各発光ダイオードの駆動タイミングの一例を示す図。
【図3】本発明の他の実施態様によるカラーセンサのブロック構成図。
【図4】前記カラーセンサ(図3)において、各発光ダイオードの駆動タイミングの一例を示すとともに、基準信号の取り込みの例を示す図。
【図5】発光ダイオードの温度特性を示す図。
【図6】従来のカラーセンサのブロック構成図。
【符号の説明】
1,1′ カラーセンサ
2,3,4 発光ダイオード
9 フォトダイオード(第1の受光手段)
10 投光回路(駆動回路)
13 マイクロプロセッサ(制御手段)
16 フォトダイオード(第2の受光手段)
19,20,21 積分回路(駆動電圧設定回路)

Claims (2)

  1. 光の三原色を発光する第1ないし第3の三種類の発光ダイオード(2,3,4)と、
    前記各発光ダイオード(2,3,4)に順次電流供給されるように、前記各発光ダイオード(2,3,4)を順次駆動する駆動回路(10)と、
    第1および第2の界面を内部に有し、当該色合成プリズム(5)に接近して配置された前記第1および第2の発光ダイオード(2,3)が前記第1の界面を挟んで互いに逆側に配設されるとともに、当該色合成プリズム(5)に接近して配置された前記第1および第3の発光ダイオード(2,4)が前記第2の界面(5a)を挟んで互いに逆側に配設されており、前記第1の界面が前記第1の発光ダイオード(2)から射出された色光を全反射して前記第2の界面(5a)の一方の側に入射させるとともに、前記第2の発光ダイオード(3)から射出された色光を全透過させて前記第2の界面(5a)の一方の側に入射させており、前記第2の界面(5a)がその他方の側に入射される前記第3の発光ダイオード(4)からの色光の一部を反射させると同時に残りを透過させ、かつ前記第1および第2の発光ダイオード(2,3)からの各色光の一部を反射させると同時に残りを透過させることにより、前記第1および第2の発光ダイオード(2,3)からの各色光の前記第2の界面(5a)での透過光と前記第3の発光ダイオード(4)からの色光の前記第2の界面(5a)での反射光とを第1の光として射出させて被検出物側に照射させるとともに、前記第1および第2の発光ダイオード(2,3)からの各色光の前記第2の界面(5a)での反射光と前記第3の発光ダイオード(4)からの色光の前記第2の界面(5a)での透過光とを第2の光として第2の受光手段(16)の側に射出させる色合成プリズム(5)と、
    前記各発光ダイオード(2,3,4)を出て前記色合成プリズム(5)から前記第1の光として射出され、被検出物に照射されて反射された各色光の反射光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する第1の受光手段(9)と、
    前記色合成プリズム(5)に接近して配置され、前記各発光ダイオード(2,3,4)を出て前記色合成プリズム(5)から前記第2の光として射出された各色光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する第2の受光手段(16)と、
    前記第2の受光手段(16)から出力された、各色光に対応する各受光信号の電圧レベルと、各色光について予め設定された基準電圧とを比較して、前記各発光ダイオード(2,3,4)についての温度補償を行うように、前記駆動回路(10)の駆動電圧を調整する駆動電圧調整回路(19,20,21)と、
    前記駆動回路(10)の駆動タイミングを制御するとともに、前記駆動電圧調整回路(19,20,21)で調整された駆動電圧に基づいて変化した各発光ダイオード(2,3,4)からの被検出物への照射光を受光した前記第1の受光手段(9)から出力された反射光の受光信号と予め設定された基準色の色データ信号とを比較して演算処理を行うことにより、被検出物の色の判別結果を出力する制御手段(13)と、
    を備えたカラーセンサ。
  2. 光の三原色を発光する第1ないし第3の三種類の発光ダイオード(2,3,4)と、
    前記各発光ダイオード(2,3,4)に順次電流供給されるように、前記各発光ダイオード(2,3,4)を順次駆動する駆動回路(10)と、
    第1および第2の界面を内部に有し、当該色合成プリズム(5)に接近して配置された前記第1および第2の発光ダイオード(2,3)が前記第1の界面を挟んで互いに逆側に配設されるとともに、当該色合成プリズム(5)に接近して配置された前記第1および第3の発光ダイオード(2,4)が前記第2の界面(5a)を挟んで互いに逆側に配設されており、前記第1の界面が前記第1の発光ダイオード(2)から射出された色光を全反射して前記第2の界面(5a)の一方の側に入射させるとともに、前記第2の発光ダイオード(3)から射出された色光を全透過させて前記第2の界面(5a)の一方の側に入射させており、前記第2の界面(5a)がその他方の側に入射される前記第3の発光ダイオード(4)からの色光の一部を反射させると同時に残りを透過させ、かつ前記第1および第2の発光ダイオード(2,3)からの各色光の一部を反射させると同時に残りを透過させることにより、前記第1および第2の発光ダイオード(2,3)からの各色光の前記第2の界面(5a)での透過光と前記第3の発光ダイオード(4)からの色光の前記第2の界面(5a)での反射光とを第1の光として射出させて被検出物側に照射させるとともに、前記第1および第2の発光ダイオード(2,3)からの各色光の前記第2の界面(5a)での反射光と前記第3の発光ダイオード(4)からの色光の前記第2の界面(5a)での透過光とを第2の光として第2の受光手段(16)の側に射出させる色合成プリズム(5)と、
    前記各発光ダイオード(2,3,4)を出て前記色合成プリズム(5)から前記第1の光として射出され、被検出物に照射されて反射された各色光の反射光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する第1の受光手段(9)と、
    前記色合成プリズム(5)に接近して配置され、前記各発光ダイオード(2,3,4)を出て前記色合成プリズム(5)から前記第2の光として射出された各色光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する第2の受光手段(16)と、
    前記駆動回路(10)の駆動タイミングを制御するとともに、第2の受光手段(16)から出力された各色光に対応する各受光信号の電圧レベルと各色光について予め設定された基準電圧との差を演算し、その演算結果に基づいて、第1の受光手段(9)から出力された反射光の受光信号を補償することにより、被検出物の色の判別結果を出力する制御手段(13)と、
    を備えたカラーセンサ。
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