JP4093414B2 - 家具部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、前端面に引き戸用ガイドレールが取り付けられる、収納庫の天板・底板や、棚等として好適な家具部材に関する。
【0002】
【従来技術の欠点】
例えば、収納庫の引き戸を案内するため、収納庫の、木質系板材(合板等の木材を主素材とする板材)からなる天板の前端面及び同底板の前端面に引き戸用ガイドレールを取り付ける際、引き戸用ガイドレールに形成された貫通孔を通じて天板・底板にねじをねじ嵌めることになるが、その際、ねじの先端部が天板・底板の前端面に当たりスムーズに天板・底板に入り込まないため、ねじを天板・底板の厚さ方向の設定位置にねじ嵌めることが出来ず、また、ねじを天板・底板の前端面に対して垂直に取り付けることが困難であるという欠点があった。
【0003】
【前記欠点を解消するための手段】
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
(1)請求項1の発明は、端部に端面に開口した端面の長手方向に沿うねじガイド溝が形成された木質系板材と、この木質系板材の前記端面に当てられた被取付部材と、この被取付部材に形成された貫通孔及びねじガイド溝を通じて木質系板材にねじ嵌められたねじとを有し、前記ねじガイド溝の幅がねじ軸部の先端部のみが嵌まる幅となされているものである。
(2)請求項2の発明は、端部に端面に開口した端面の長手方向に沿うねじガイド溝が形成された木質系板材と、この木質系板材の前記端面を覆う装飾帯材と、この装飾帯材に当てられた被取付部材と、この被取付部材に形成された貫通孔及びねじガイド溝を通じて木質系板材にねじ嵌められたねじとを有し、前記ねじガイド溝の幅がねじ軸部の先端部のみが嵌まる幅となされ、前記装飾帯材は、それにねじ軸部の先端部を人間の力で押し付けると孔があく強度となされているものである。
【0004】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
(1)請求項1及び2の発明によれば、被取付部材をねじにより木質系板材の端面に取り付ける際、ねじを、貫通孔及びねじガイド溝を通じて木質系板材にねじ嵌めるようにすれば、ねじガイド溝のねじ案内作用により、ねじを木質系板材の厚さ方向の設定位置にねじ嵌めることが出来、また、ねじを木質系板材の端面に対して垂直に取り付けやすい。また、ねじガイド溝に沿う所望の位置にねじガイド溝を利用して、ねじを木質系板材にねじ嵌めることが出来る。
(2)請求項2の発明によれば、木質系板材の、ねじガイド溝が形成された端面を装飾帯材で覆っているので、意匠的にも優れたものとすることが出来る。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、2つの発明の実施の形態を説明する。
なお、これらの説明において同一の部材は同一の符号で示す。
【0006】
[第1の実施の形態](図1〜図3参照)
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】
収納庫1は、左右幅が240cm前後で、高さが84cm前後で、前後長さが20〜30cm前後である。
【0008】
収納庫1は、天板3と、底板4と、天板3の左端と底板4の左端とに渡し止められた左の側板5と、天板3の右端と底板4の右端とに渡し止められた右の側板5と、天板3、底板4、左右の側板5の後部に取り付けられた背板6とを有すると共に前部に出し入れ口8を有している。天板3、底板4、側板5及び背板6は、木質系板材により構成されている。
【0009】
前記収納庫1の物品収納空間9は、左右の仕切板10により3つに分割され、物品収納空間9には所要段の棚板11が設けられている。前記仕切板10の前端面は、天板3の前端面及び底板4の前端面を含む仮想垂直面内に位置している。
【0010】
前記天板3の前端面及び底板4の前端面の各々に、上下の引き戸用ガイドレール14が以下に詳述するようにして取り付けられている。引き戸用ガイドレール14は、基部壁15と、基部壁15の下部に連設された、案内溝17を有する下部壁16と、基部壁15の上部に連設された上部壁18をと有している。なお、引き戸用ガイドレール14(天板3、底板4)は、左右長さが「L」である。
【0011】
前記天板3の前端部に前端面に開口した前端面の長手方向(左右方向)に沿うねじガイド溝21が形成されている。前記ねじガイド溝21の幅「H」は、引き戸用ガイドレール14を固定するねじ24のねじ軸部25の先端部25aのみが嵌まる幅となされている。前記引き戸用ガイドレール14の基部壁15には、長手方向に所定間隔で前後方向に貫通する貫通孔22が形成されている。
【0012】
以下、上側の引き戸用ガイドレール14を天板3の前端面に取り付ける方法を説明する。
まず、天板3の前端面に上側の引き戸用ガイドレール14の基部壁15を当てがい、その後、貫通孔22及びねじガイド溝21を通じて天板3にねじ24をねじ嵌める。その際、ねじ軸部25の先端部25aをねじガイド溝21に人間の力で押し込むと、先端部25aがねじガイド溝21に案内されてねじガイド溝21の開口縁部に食い込む。そのため、ねじ24を天板3の厚さ方向の設定位置にねじ嵌めることが出来、また、ねじ24の位置規制がねじガイド溝21の開口縁部で行なわれるので、ねじ24がぐらぐらと位置が定まらない状態とはならず、その結果、ねじ24を天板3の端面に対して垂直に取り付ける作業が行ないやすい。そして、ねじ24を完全にねじ込むと、ねじ24の頭部26が貫通孔22の周縁部を天板3の前端面に押し付ける。
【0013】
なお、底板4の前端部にも、天板3に形成されたねじガイド溝21と同様のねじガイド溝21が形成され、下側の引き戸用ガイドレール14も前記上側の引き戸用ガイドレール14と同様に底板4の前端面に取り付けられる。
【0014】
前記上下の引き戸用ガイドレール14に、2枚の引き戸28が左右動自在に案内されている。なお、云うまでもないが、引き戸28の左右動を許容するように、収納庫1の中央部に引き戸28が存在しないスペースが形成されている。
前記引き戸28は、引き戸本体29と、この引き戸本体29の前面に取り付けられた把手30と、引き戸本体29の後面の4隅に取り付けられた、軸心を前後方向に向けた車輪32を有する車輪ユニット31とを有している。前記車輪32はフランジ33を有しており、このフランジ33が案内溝17に嵌まっている。
【0015】
[第2の実施の形態](図4及び図5参照)
なお、この説明において、前とは図4左側を、後とは同右側をいい、左とは図4の紙面裏側を、右とは同表側をいう。
【0016】
部屋の側壁(図示略)に公知の手段により取り付けられた棚装置36は、前端部に前端面に開口した前端面の長手方向に沿うねじガイド溝21が形成された木質系板材からなる棚板37(例えば、左右長さが100cm程度のもの)と、この棚板37の前端面を覆う装飾帯材38と、この装飾帯材38に当てられたフック39と、このフック39に形成された貫通孔40及びねじガイド溝21を通じて棚板37にねじ嵌められたねじ24とを有している。前記ねじガイド溝21の幅「H」が、ねじ軸部25の先端部25aのみが嵌まる幅となされ、前記装飾帯材38は、それにねじ軸部25の先端部25aを人間の力で押し付けると孔があく強度となされている。
【0017】
なお、フック39を棚板37に取り付ける方法は以下の通りである。
まず、装飾帯材38にフック39を当てがい、その後、貫通孔40及びねじガイド溝21を通じて、棚板37にねじ24をねじ嵌める。その際、ねじ軸部25の先端部25aにより作業員の力で装飾帯材38に孔をあけ、ねじ軸部25の先端部25aをねじガイド溝21に至らせ、その後、ねじ24を回動させることになる。
【0018】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)引き戸用ガイドレール14及びフック39が、請求の範囲でいう被取付部材の具体例である。なお、被取付部材は、引き戸用ガイドレール14やフック39以外のものであってもよい。
(2)装飾帯材38の素材は、装飾帯材38にねじ軸部25の先端部25aを人間の力で押し付けると孔があく強度であれば、任意である。
(3)木質系板材を垂直状態とする場合もある。また、ねじガイド溝21を形成する端部は、木質系板材の後部、左右部であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す簡略正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う中間省略の拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す中間省略の要部断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【符号の説明】
3 天板
14 引き戸用ガイドレール(被取付部材)
21 ねじガイド溝
22 貫通孔
24 ねじ
25 ねじ軸部
25a 先端部
Claims (2)
- 端部に端面に開口した端面の長手方向に沿うねじガイド溝が形成された木質系板材と、この木質系板材の前記端面に当てられた被取付部材と、この被取付部材に形成された貫通孔及びねじガイド溝を通じて木質系板材にねじ嵌められたねじとを有し、前記ねじガイド溝の幅がねじ軸部の先端部のみが嵌まる幅となされている家具部材。
- 端部に端面に開口した端面の長手方向に沿うねじガイド溝が形成された木質系板材と、この木質系板材の前記端面を覆う装飾帯材と、この装飾帯材に当てられた被取付部材と、この被取付部材に形成された貫通孔及びねじガイド溝を通じて木質系板材にねじ嵌められたねじとを有し、前記ねじガイド溝の幅がねじ軸部の先端部のみが嵌まる幅となされ、前記装飾帯材は、それにねじ軸部の先端部を人間の力で押し付けると孔があく強度となされている家具部材。
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