JP4092695B2 - マルチキャストプレビュー制御システムおよびマルチキャストプレビュー制御方法 - Google Patents

マルチキャストプレビュー制御システムおよびマルチキャストプレビュー制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、IPネットワークにおけるマルチキャスト配信に関し、より詳細には、マルチキャストプレビュー制御システムおよびマルチキャストプレビュー制御方法に関する。
ブロードバンドネットワークの普及により、コンテンツ配信は普及し始めており、有料のコンテンツ配信も徐々に始まっている。有料コンテンツを配信するサービスにおけるプレビュー(事前視聴)としては、コンテンツ配信サーバに配備したプレビュー用のコンテンツを、ユーザにコンテンツの例として無料視聴させる方式がある。これは、ユーザへユニキャスト配信を用いてトラヒックを転送するものである。一方、マルチキャスト配信においては、実際に配信されているマルチキャストコンテンツを一定時間無料でプレビューすることを許可する方式がない。
従来のマルチキャストトラヒック受信においては、ユーザがマルチキャストトラヒックを受信する際には、ユーザがIGMPv2(1)、IGAP(2)、IGMPv3(3)、MLDv1(4)、MLDv2(5)、MLDA(6)等のマルチキャスト加入プロトコルを用いて、エッジルータへ“マルチキャストトラヒックの受信要求”を実施する。
上記マルチキャスト加入プロトコルの詳細は、以下の通りである。
(1)RFC2236
(2)draft-hayashi-igap-03
(3)RFC3376
(4)RFC2710
(5)draft-vida-mld-v2-07
(6)draft-hayashi-mlda-01
図7に、IGAP,MLDAの動作例を示す。Ipv4マルチキャストアドレスへの受信要求を実施するIGAPや、Ipv6マルチキャストアドレスへの受信要求を実施するMLDAでは、ユーザからのマルチキャストトラヒック受信要求を終端した、ユーザを収容するエッジルータ(以降、ユーザ収容エッジルータという)が当該要求に対するマルチキャストトラヒックをユーザへ送出してよいかどうかを判定するために、認証サーバへ当該マルチキャストトラヒック受信要求情報の要素を認証情報の要素に置き換え認証要求として送出することが可能となる。
ここで、例として認証サーバとユーザ収容エッジルータ間では、RADIUS(7)プロトコルを用いている。また、認証結果がAccess‐Accept(認証成功)であれば、当該ユーザの当該マルチキャストアドレスに対する視聴が開始されたものとして、トラヒックをユーザへ送出するとともに、Accounting-Requestを認証サーバへ送出し、課金開始やユーザのマルチキャストトラヒック受信状況の管理を行うことができる。
なお、上記RADIUS(7)プロトコルの詳細は、下記の通りである。
(7)RFC2138,RFC2139
しかしながら、有料マルチキャスト配信においては、マルチキャスト配信サーバから実際に送出されているマルチキャストトラヒックをユーザが一定時間無料で視聴(以下、プレビューという)できないという課題や、コンテンツ保護の観点からユーザにプレビューを許可した一定時間経過後(プレビュー可能時間)に、当該マルチキャストトラヒックを停止する仕組みが存在しないという課題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、前記従来技術に基づく問題点を解消することにある。
より具体的には、マルチキャスト配信サーバから実際に送出されているマルチキャストトラヒックをユーザがプレビューできるようにした、マルチキャストプレビュー制御システムおよびマルチキャストプレビュー制御方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ユーザが、配信者が設定したプレビュー可能時間内でのみプレビューできるようにして、配信者の著作権保護を実現した上でのプレビューを可能とした、マルチキャストプレビュー制御システムおよびマルチキャストプレビュー制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るマルチキャストプレビュー制御システムは、IPネットワークにおけるマルチキャスト通信に用いられ、少なくとも、ユーザを収容するユーザ収容エッジルータと、プレビューを管理するプレビュー管理サーバとを含むマルチキャストプレビュー制御システムであって、前記ユーザ収容エッジルータが、任意のユーザのプレビュー要求に対応するプレビュー可能な残時間を管理する手段と、前記プレビュー可能な残時間が満了していない場合にユーザにプレビューを提供する手段と、前記プレビュー可能な残時間が満了したときにプレビューを停止する手段とを有することを特徴とする。
ここで、本発明に係るマルチキャストプレビュー制御システムにおいては、ユーザが、プレビューの要求を行う際に、当該要求がプレビューの要求であることを示す情報を含ませる手段を有し、前記ユーザ収容エッジルータが、ユーザからの前記要求を受信した際に、当該要求がプレビューの要求であることを認識し、前記プレビュー管理サーバへプレビューの要求を送出するために、プレビューであることを識別させるための情報を付加する手段を有することを特徴とする。
また、本発明に係るマルチキャストプレビュー制御システムにおいては、前記プレビュー管理サーバが、(1)ユーザ、マルチキャストアドレス、(2)ユーザ、マルチキャストアドレス、マルチキャストトラヒック配信サーバの配信元IPアドレス、もしくは、(3)ユーザ、マルチキャストトラヒック配信サーバの配信元IPアドレスの組毎に、プレビュー可能な残時間を保持する手段を有し、かつ、前記ユーザ収容エッジルータが、前記プレビュー管理サーバから、(1)ユーザ、マルチキャストアドレス、(2)ユーザ、マルチキャストアドレス、マルチキャストトラヒック配信サーバの配信元IPアドレス、もしくは、(3)ユーザ、マルチキャストトラヒック配信サーバの配信元IPアドレスの組を指定してプレビュー可能な残時間を取得する手段を有することを特徴とする。
また、本発明に係るユーザ収容エッジルータは、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマルチキャストプレビュー制御システムに用いるユーザ収容エッジルータであって、任意のユーザからのプレビュー要求に対応するプレビュー可能な残時間を管理する手段と、前記プレビュー可能な残時間が満了していない場合にユーザにプレビューを提供する手段と、前記プレビュー可能な残時間が満了したときにプレビューを停止する手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係るマルチキャストプレビュー制御方法は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のマルチキャストプレビュー制御システムにおけるマルチキャストプレビュー制御方法であって、任意のユーザのプレビュー要求に対応するプレビュー可能な残時間を管理し、前記プレビュー可能な残時間が満了していない場合にユーザにプレビューを提供するとともに、前記プレビュー可能な残時間が満了したときにプレビューを停止することを特徴とする。
なお、本発明に係るマルチキャストプレビュー制御方法は、これをコンピュータ制御により実行することが可能であり、本発明の権利範囲は、このためのプログラム、さらには、このプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体にも及ぶことはいうまでもない。
本発明を用いることで、ユーザが有料マルチキャストコンテンツを一定時間、無料で視聴(すなわち、プレビュー)できるようになる。また、プレビューDBを用いてプレビュー状況を管理することで、ユーザは、配信者が設定したプレビュー可能時間内でのみプレビューできるので、配信者の著作権保護を実現した上でのプレビューが可能となる。
より具体的には、本発明のマルチキャストプレビュー制御システムによれば、IGAPやMLDAのようなマルチキャストトラヒックのユーザの視聴状態を管理できるプロトコルを用いて、プレビュー状態も管理することによって、プレビュー用に作成したコンテンツではなく、実際にIPマルチキャストネットワーク内で配信されているコンテンツをプレビューできる。また、ユーザ収容エッジルータがユーザかつ番組毎の残プレビュー時間を示すタイマを保持し、残プレビュー時間を管理するので、残プレビュー時間がなくなったマルチキャストトラヒックを直ちに配信停止することができる。
以下、図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
以下の説明においては、まず、本発明に係るマルチキャストプレビュー制御システムを実現するための構成および作用の概要を、主に図8を用いて説明し、その後に、図1〜図6を用いて、詳細な動作を説明する。
本発明に係るマルチキャストプレビュー制御システムは、IPマルチキャストネットワーク3、ユーザ収容エッジルータ2、AAAサーバ4、プレビュー管理サーバ5、マルチキャストトラヒック配信サーバ6から構成される。
ここで、ユーザ収容エッジルータ2は、プレビューを管理する携帯に依存したプレビュー管理タイマ21を保持する。プレビューを管理する形態には、例えば、ユーザかつマルチキャストアドレス毎にプレビュー管理を実施する場合や、ユーザかつ配信サーバごとにプレビューを管理する場合や、ユーザかつ配信サーバかつマルチキャストアドレス毎にプレビューを管理する場合等がある。プレビュー管理タイマとしては、プレビューの残時間を示すものを保持する。
また、プレビュー管理サーバ5は、プレビュー残時間を示したデータベース(プレビュー管理DB51)を保持する。プレビュー管理DB51の保持形態は、ユーザ収容エッジルータ2と同様に、ユーザかつマルチキャストアドレス毎に、ユーザかつ配信サーバ毎、ユーザかつ配信サーバ毎、ユーザかつ配信サーバかつマルチキャストアドレス毎等の形態で保持する。なお、プレビュー管理サーバとAAAサーバ4とは、物理的に同一筐体でもよい。
プレビュー開始時において、ユーザ1は、プレビュー要求したいマルチキャストアドレスに対してMLDAもしくはIGAPを用いてマルチキャストトラヒック受信要求を実施する。この要求時には、当該要求がプレビュー要求であることを明示して、要求を実施する。当該プレビュー要求を受信したユーザ収容エッジルータ2は、認証要求を行うAAAサーバ4に、認証要求とともに当該認証要求がプレビューに対する認証要求であることを明示する。
当該認証要求を受信したAAAサーバ4は、プレビュー要求をプレビュー管理サーバ5へ送信し、プレビュー管理サーバ5が保持するプレビュー管理FDB51から、ユーザのプレビュー要求に合致するプレビュー可能時間を引き出し、AAAサーバ4へ返す。AAAサーバ4は、認証成功の場合、ユーザ収容エッジルータ2にプレビュー可能時間を通知し、ユーザ収容エッジルータ2は、当該プレビュー可能時間を管理するとともに、ユーザ1へマルチキャストトラヒックを送信し始める。
ユーザ収容エッジルータ2に設定されたプレビュー可能時間が0になると、ユーザ収容エッジルータ2は直ちにマルチキャストトラヒックを停止し、AAAサーバ4に視聴終了を示す通知と当該プレビュー要求の可能時間が0になったことを通知する。
以上が、本発明に係るマルチキャストプレビュー制御システムを実現するための構成および作用の概要である。以下では、本発明の具体的実施例を、場合を分けて、それぞれにつき、順次、説明する。
まず、プレビュー開始時に、AAAサーバ4における認証が成功した場合について、図8のシステム構成と図1のプレビュー開始シーケンス図および図2のプレビュー管理DB例を用いて説明する。
〔実施例1〕
本実施例に係るマルチキャストプレビュー制御システムは、図8に示すようにユーザ1と、ユーザ収容エッジルータ2と、ユーザ収容エッジルータ2に保持されるプレビュー管理タイマ21と、IPマルチキャストネットワーク3と、AAAサーバ4と、プレビュー管理サーバ5と、プレビュー管理サーバ5に保持されるプレビュー管理DB51と、マルチキャストトラヒック配信サーバ6からなり、ユーザ1はユーザ収容エッジルータ2に収容されている。
事前準備として、プレビュー管理DB51には、プレビューを管理する形態毎のプレビュー残時間が設定されている。例えば、ユーザとマルチキャストアドレス毎にプレビュー時間を設定する場合には、図2に示すように、プレビュー管理DB51に設定される。
ユーザ1が、プレビュー要求を送出する際には、当該要求がプレビュー要求であることを明示して要求を行う。IGAPを用いる場合には、例えば、IGAPパケットフォーマットのReservedフィールドにプレビュー要求かそうでないかのフラグを付与するフィールドを設けることで、プレビュー要求であることを明示的に示す。また、MLDAを用いる場合には、MLDAパケットフォーマットのAuxiliary Data Recordフィールドに新規TypeとしてVendor specific dataで使用可能なTypeを用いて、プレビュー要求を示す情報をマルチキャストトラヒック受信要求に含めて送出する。
プレビュー開始時の動作は、図1に示す通りである。
ユーザ1がプレビューに対するマルチキャストトラヒック受信要求を、当該ユーザを収容しているユーザ収容エッジルータ2に送出する(ステップ11、以下、これをS11と略記する)。この要求はIGAPを用いてもMLDAを用いてもよい。
当該マルチトラヒック受信要求を受信したユーザ収容エッジルータ2は、AAAサーバ4へ認証要求を行う。ここではAAAサーバとしてRADIUSを用いており、ユーザ収容エッジルータ2はAccess-RequestをAAAサーバ4へ送出する(S12)。その際に、RADIUSプロトコルのVendor-Specific Attributeを用いて、当該Access−Reportがプレビューに対するものであることを示すフラグを記述したAttribute(以降、プレビューAttributeという)も送出する。
当該認証要求を受信したAAAサーバ4は、認証を行い、(S13)、これと同時、もしくは前後して、プレビュー管理サーバ5にプレビューDB51参照要求を送出する(S14)。当該参照要求を受信したプレビュー管理サーバ5は、自身が保持するプレビュー管理DB51から、当該マルチキャストトラヒック受信要求に対応するプレビュー残時間を取り出し、AAAサーバ4にプレビュー残時間通知として返す(S15)。
ここで、例えば、図2(a)のプレビュー管理DB51を用いてプレビューを管理する場合、ユーザ(NAME)から、マルチキャストアドレス(A)、マルチキャストトラヒク配信サーバ6のIPアドレス(D)に対するプレビューDB参照要求をプレビュー管理DB51が受信した場合、プレビュー残時間の50秒という値をプレビュー残時間通知として返す。
プレビュー残時間通知を受信したユーザ収容エッジルータ2は、従来のIGAP、MLDAにおけるマルチキャスト視聴状況管理セッションに加えて、プレビュー時間をプレビュー管理タイマ21として管理する(S16、S17)。
例えば、図6に示すように、ユーザ、マルチキャストアドレス、マルチキャストトラヒック配信サーバ、マルチキャストトラヒック出力ポート、Query Timer、プレビュー管理タイマのセットで保持する。なお、この単位を、以降マルチキャストセッションと呼ぶ。ここで、Query Timerとは、ルータが送出するQueryに対してユーザがトラヒックを受信しているというQueryに対する応答を返さなければ、マルチキャストトラヒックを送信停止するためのタイマである。
ユーザ収容エッジルータ2が必要とする場合には、マルチキャストルーティングプロトコルを用いて、ユーザ1が要求したマルチキャストトラヒックを取得する処理が入る場合もあるが、ここではトラヒックを受信しているものとして記述する。
これにより、ユーザ1はマルチキャストトラヒックを受信し始めることが可能である。ユーザ1へマルチキャストトラヒックが送出(S18)し始められると、ユーザ収容エッジルータ2は、Accounting-Request(Start)をAccess-Request時に付与した、プレビューAttributeも付与する(S19)。これにより、AAAサーバ4は、プレビューであることを認識できる(S20)。
また、図3に示すようにAccess-Request受信時に認証結果が認証失敗(S33)であれば、認証失敗をユーザへ通知する(S36,S37)。
〔実施例2〕
次に、プレビュー時間満了時における動作について、図8のシステム構成と図4の動作シーケンス図を用いて説明する。
本実施例においても、マルチキャストプレビュー制御システムは、図8に示すようにユーザ1と、ユーザ収容エッジルータ2と、ユーザ収容エッジルータ2に保持されるプレビュー管理タイマ21と、IPマルチキャストネットワーク3と、AAAサーバ4と、プレビュー管理サーバ5と、プレビュー管理サーバ5に保持されるプレビュー管理DB51と、マルチキャストトラヒック配信サーバ6からなり、ユーザ1はユーザ収容エッジルータ2に収容されている。
事前準備として、プレビュー管理DB51には、プレビューを管理する形態毎のプレビュー残時間が設定されている。例えば、ユーザとマルチキャストアドレス毎にプレビュー時間を設定する場合には、図2に示すように、プレビュー管理DB51に設定される。
ユーザ1が、あるマルチキャストアドレスに対するトラヒックをプレビュー受信中(S41)に、ユーザ収容エッジルータ2が保持する当該プレビューに対するマルチキャストセッションのプレビュー管理タイマ21が0になり(S42)、満了した場合の動作を図4を用いて説明する。
プレビュー21タイマが満了したマルチキャストセッションについては、マルチキャストセッションを開放し、マルチキャストトラヒックを停止する(S43,S44)。
次に、ユーザ収容エッジルータ2は、Accounting-Request(Stop)内に、プレビューAttributeと、Vendor-Specific Attributeを用いて、プレビューの残時間(ここでは、0)を示すプレビュー残時間Attributeを含めてAAAサーバ4に送出する(S45)。これを受信したAAAサーバ4は当該マルチキャストセッションのプレビューが終了したことを管理できる。
次に、AAAサーバ4は、プレビューDB更新要求をプレビュー管理DB51に送出し(S46)、DBに新規残時間を書き込む。ここでは0となるが、途中でユーザがプレビューを終了した際には、0より大きい値の残時間が書きこまれる。この結果は、AAAサーバ4を介してユーザ収容エッジルータ2に送られる(S47,S48)。
〔実施例3〕
次に、ユーザが自発的にプレビュー終了を要求した場合の動作について、図8のシステム構成と図5の動作シーケンス図を用いて説明する。
本実施例においても、マルチキャストプレビュー制御システムは、図8に示すようにユーザ1と、ユーザ収容エッジルータ2と、ユーザ収容エッジルータ2に保持されるプレビュー管理タイマ21と、IPマルチキャストネットワーク3と、AAAサーバ4と、プレビュー管理サーバ5と、プレビュー管理サーバ5に保持されるプレビュー管理DB51と、マルチキャストトラヒック配信サーバ6からなり、ユーザ1はユーザ収容エッジルータ2に収容されている。
事前準備として、プレビュー管理DB51には、プレビューを管理する形態毎のプレビュー残時間が設定されている。例えば、ユーザとマルチキャストアドレス毎にプレビュー時間を設定する場合には、図2に示すように、プレビュー管理DB51に設定される。
ユーザ1が、あるマルチキャストアドレスに対するトラヒックをプレビュー受信中(S51)に、ユーザが自発的に当該マルチキャストアドレスに対するプレビューを終了する要求をユーザ収容エッジルータに送出し(S52)、プレビューを終了する場合の動作について、図5を用いて説明する。
ユーザ1がプレビュー終了要求を送出する際には、当該要求がプレビューに対する終了要求であることを明示して要求を行う。IGAPを用いる場合はIGAPパケットフォーマットのReservedフィールドにプレビュー要求かそうでないのかのフラグを付与するフィールドを設けることで、プレビュー要求であることを明示的に示す。
また、MLDAを用いる場合は、MLDAパケットフォーマットのAuxiliary Data Recordsフィールドに新規TypeとしてVendor specific dataで使用可能なTypeを用いてプレビュー要求を示す情報をマルチキャストトラヒック受信要求に含めて送出する。
プレビュー終了要求が、ユーザ収容エッジルータ2に到着したら、ユーザ収容エッジルータ2は、当該終了要求に対応するマルチキャストセッションを開放し、マルチキャストトラヒックを停止する(S53,S54)。次に、ユーザ収容エッジルータ2は、Accounting-Request(Stop)内に、プレビューAttributeと、Vendor-Specific Attribueを用いて、プレビューの残時間(ここでは、0より大きい値)を示すプレビュー残時間Attributeを含めてAAAサーバに送出する(S55)。
これを受信したAAAサーバ4は、当該マルチキャストセッションのプレビューが終了したことを管理できる。次に、AAAサーバ4はプレビューDB更新要求をプレビュー管理DB51宛に送出し(S56)、DBに新規残時間を書き込む。ここでは、0より大きい値となる。この結果は、AAAサーバ4を介してユーザ収容エッジルータ2に送られる(S57,S58)。
上記各実施例によれば、ユーザが有料マルチキャストコンテンツをプレビューできるようになる。また、プレビューDBを用いてプレビュー状況を管理することで、ユーザは、配信者が設定したプレビュー可能時間内でのみプレビューできるので、配信者の著作権保護を実現した上でのプレビューが可能となる。
なお、上記実施形態並びに実施例は、いずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更や改良を行ってもよいことはいうまでもない。
例えば、上記実施形態並びに実施例においては、マルチトラヒック受信要求を受信したユーザ収容エッジルータが、AAAサーバ4に認証要求を行う例を示したが、これは必須の要件ではなく、認証を省略してもよい場合もある等が挙げられる。
また、前述の通り、本発明においては、その動作の全部もしくは一部を、コンピュータ制御により実行することが可能であり、本発明は、そのためのコンピュータ制御プログラム、さらにはこのプログラムを記録した記録媒体をも、その権利範囲に含むものであることもいうまでもない。
実施例に係るプレビュー開始動作例を示すシーケンス図である。 プレビュー管理DBの一構成例を示す図である。 プレビュー開始時の認証失敗の場合の動作例を示すシーケンス図である。 プレビュー時間満了時のプレビュー終了動作例を示すシーケンス図である。 ユーザが自発的にプレビューを終了した時の動作例を示すシーケンス図である。 ユーザ収容ルータのマルチキャストセッション管理例を示す図である。 IGAP、MLDAのマルチキャストトラヒック受信動作例を示すシーケンス図である。 マルチキャストプレビュー制御システム構成例を示す図である。
符号の説明
1 ユーザ
2 ユーザ収容エッジルータ
21 プレビュー管理タイマ
3 IPマルチキャストネットワーク
4 AAAサーバ
5 プレビュー管理サーバ
51 プレビュー管理DB
6 マルチキャストトラヒック配信サーバ
S11〜S20,S31〜S37,S41〜S48,S51〜S58およびS71〜S80 処理ステップ

Claims (7)

  1. IPネットワークにおけるマルチキャスト通信に用いられ、少なくとも、ユーザを収容するユーザ収容エッジルータと、プレビューを管理するプレビュー管理サーバとを含むマルチキャストプレビュー制御システムであって、
    前記ユーザ収容エッジルータが、任意のユーザのプレビュー要求に対応するプレビュー可能な残時間を管理する手段と、
    前記プレビュー可能な残時間が満了していない場合にユーザにプレビューを提供する手段と、
    前記プレビュー可能な残時間が満了したときにプレビューを停止する手段と
    を有することを特徴とするマルチキャストプレビュー制御システム。
  2. 請求項1に記載のマルチキャストプレビュー制御システムにおいて、
    ユーザが、プレビューの要求を行う際に、当該要求がプレビューの要求であることを示す情報を含ませる手段を有し、
    前記ユーザ収容エッジルータが、ユーザからの前記要求を受信した際に、当該要求がプレビューの要求であることを認識し、前記プレビュー管理サーバへプレビューの要求を送出するために、プレビューであることを識別させるための情報を付加する手段を有する
    ことを特徴とするマルチキャストプレビュー制御システム。
  3. 請求項1または2に記載のマルチキャストプレビュー制御システムにおいて、
    前記プレビュー管理サーバが、
    (1)ユーザ、マルチキャストアドレス
    (2)ユーザ、マルチキャストアドレス、マルチキャストトラヒック配信サーバの配信元IPアドレス、
    もしくは
    (3)ユーザ、マルチキャストトラヒック配信サーバの配信元IPアドレス
    の組毎に、プレビュー可能な残時間を保持する手段を有し、
    かつ、前記ユーザ収容エッジルータが、前記プレビュー管理サーバから、
    (1)ユーザ、マルチキャストアドレス
    (2)ユーザ、マルチキャストアドレス、マルチキャストトラヒック配信サーバの配信元IPアドレス、もしくは、
    (3)ユーザ、マルチキャストトラヒック配信サーバの配信元IPアドレス
    の組を指定してプレビュー可能な残時間を取得する手段を有する
    ことを特徴とするマルチキャストプレビュー制御システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のマルチキャストプレビュー制御システムに用いるユーザ収容エッジルータであって、
    任意のユーザからのプレビュー要求に対応するプレビュー可能な残時間を管理する手段と、
    前記プレビュー可能な残時間が満了していない場合にユーザにプレビューを提供する手段と、
    前記プレビュー可能な残時間が満了したときにプレビューを停止する手段と
    を有することを特徴とするユーザ収容エッジルータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のマルチキャストプレビュー制御システムにおけるマルチキャストプレビュー制御方法であって、
    任意のユーザのプレビュー要求に対応するプレビュー可能な残時間を管理し、
    前記プレビュー可能な残時間が満了していない場合にユーザにプレビューを提供するとともに、前記プレビュー可能な残時間が満了したときにプレビューを停止する
    ことを特徴とするマルチキャストプレビュー制御方法。
  6. 請求項5に記載のマルチキャストプレビュー制御方法をコンピュータ制御により実行するためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のマルチキャストプレビュー制御方法のプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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