JP4092053B2 - Automotive engine mount using vulcanized chloroprene rubber composition - Google Patents

Automotive engine mount using vulcanized chloroprene rubber composition Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
エンジンマウント用ゴム組成物は、走行時の車内騒音を低減する必要から、走行状態の回転数で回転するエンジンの振動を車体に伝達しないように、100Hz付近での動的バネ定数を小さくする必要がある。また、エンジンの重量なども考慮すると、当該周波数における動倍率(動的バネ定数/静的バネ定数)を小さくする必要がある。更に、耐熱等の耐久性が高く、また、エンジンを長期に支えるため、高温における圧縮永久ひずみが小さいことが要求される。
本発明は、エンジンマウント用ゴム組成物及びそれを用いてなるエンジンマウントに関するものであり、更に詳しくは、耐熱性が著しく改善され、しかも優れた防振特性を兼ね備え、また高温における圧縮永久ひずみが小さい加硫物を与えるエンジンマウント用ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンマウント用ゴム組成物としては天然ゴム等のジエン系ゴムが多く使用されている。しかし、昨今の自動車の高出力化および排ガス規制等によりエンジンルームの温度は上昇傾向にあり、エンジンを弾性支持するためのエンジンマウント用ゴム組成物の耐熱性の要求が一段と厳しくなってきており、高耐熱性の材料が要望されている。天然ゴムより耐熱性が上位にあるクロロプレンゴム組成物の耐熱性を改善する方法は、いくつか提案されている。例えば、特開昭50−87437号公報には、クロロプレンゴムに亜鉛粉および水を添加して耐熱性を改良する方法、特開平2−34645号公報には、亜鉛粉末およびサーマルブラックを添加して耐熱性を改良する方法が、また、特開平3−81350号公報には、クロロプレンゴムに亜鉛粉末と4,4'−(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンを添加して耐熱性を改良する方法が記載されているが、耐熱性は必ずしも満足されるものではなく、その改良が望まれている。また、これらの公知資料には、エンジンマウントの重要特性である防振特性については何ら言及していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の課題を解決し、その加硫物の耐熱性が改善され、かつ100Hz付近での優れた防振特性を有し、しかも高温での圧縮永久ひずみが小さいエンジンマウント用のゴム組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、改善されたエンジンマウント用ゴム組成物を得るべく、クロロプレン系ゴム組成物について、その加硫物の耐熱性を改善し、更に防振特性および高温における低圧縮永久ひずみを兼ね備えるべく鋭意検討を重ねたところ、クロロプレン系ゴムと結晶子内の層平面のC軸方向の平均積み重なり高さLcが2nm以上のカーボンブラックと亜鉛粉とを組み合わせることにより、その達成が可能なことを見出し本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、クロロプレン系ゴムに結晶子内の層平面のC軸方向の平均積み重なり高さLcが2nm以上のカーボンブラックと亜鉛粉、更に必要に応じて老化防止剤として4,4'−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンを含有するエンジンマウント用ゴム組成物であって、その加硫物の耐熱性を改善し更に防振特性を兼ね備えたものである。
【0005】
以下、本発明について更に詳細に説明する。
本発明のエンジンマウント用ゴム組成物におけるクロロプレン系ゴムは、クロロプレン系ゴムを主成分とするものであるが、クロロプレンゴムの他に、必要に応じ、天然ゴム、SBR、ブチルゴム、BR、NBR、EPDM等を含有することが出来る。
【0006】
本発明のクロロプレン系ゴムは、クロロプレンの単独重合体またはクロロプレンとクロロプレンと共重合可能な他の単量体1種以上との混合物(以下、クロロプレン系単量体と称する)を重合させて得られた共重合体(以下、しばしばクロロプレン系ゴムと称する)である。
クロロプレンと共重合可能な単量体としては、例えば、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1−クロロ−1,3−ブタジエン、硫黄、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、イソプレン、ブタジエン並びにアクリル酸、メタクリル酸及びこれらのエステル類などが挙げられ、本発明の目的を満たす範囲で用いることができる。
【0007】
本発明で用いるクロロプレン系ゴムを得る重合方法には特に制限はなく、通常の重合方法が使用でき、クロロプレン系単量体をクロロプレンの重合に一般に用いられる重合開始剤の存在下に、通常用いられる方法により乳化重合して得ることができる。
この乳化重合を実施する場合の乳化剤は特に制限はなく、一般にクロロプレンの乳化重合に使用される乳化剤、例えば炭素数が6〜22の飽和または不飽和の脂肪酸のアルカリ金属塩、ロジン酸または不均化ロジン酸のアルカリ金属塩、β−ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物のアルカリ金属塩などが用いられる。
【0008】
クロロプレン系ゴムは分子量調節剤の種類により、イオウ変性タイプ、メルカプタン変性タイプ、キサントゲン変性タイプに分類される。イオウ変性タイプは、イオウとクロロプレンを共重合したポリマーをチウラムジスルフィドで可塑化し、所定のムーニー粘度に調整するものである。メルカプタン変性タイプは、n−ドデシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン、オクチルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類を分子量調節剤に使用するものである。また、キサントゲン変性タイプは、アルキルキサントゲン化合物を分子量調節剤に使用するものである。
【0009】
本発明のクロロプレンゴムとしては、いずれの変性タイプも使用可能であるが、硫黄、メルカプタン、キサントゲンを組み合わせてクロロプレンゴムを変性したものも使用できる。しかし、硫黄変性タイプは、メルカプタン変性およびキサントゲン変性タイプに比較するとポリマー自体の耐熱性が劣るため、より耐熱性が要求される場合は、メルカプタン変性およびキサントゲン変性タイプを使用することが好ましい。更に、キサントゲン変性タイプは、耐熱性と防振特性の両者のバランスがとれていることから特に好ましい。
【0010】
キサントゲン変性タイプに使用されるアルキルキサントゲン化合物の具体例としては、ジメチルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサントゲンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィド、ジイソブチルキサントゲンジスルフィドなどがある。
アルキルキサントゲン化合物の使用量は、クロロプレン系重合体の分子量(あるいは、重合体を単離して得られるクロロプレン系ゴムのムーニー粘度)が適正となるように選定される。アルキル基の構造や目標とする分子量によって異なるが、一般にはクロロプレン系単量体100重量部に対して0.05〜5.0重量部、好ましくは0.3〜1.0重量部の範囲で用いられる。
【0011】
重合開始剤としては、クロロプレンの乳化重合に一般に用いられる公知の過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物類が用いられる。
【0012】
本発明においては重合温度及びモノマーの最終転化率は特に制限されないが、重合温度は0〜50℃であることが好ましく、更に20〜50℃であることが好ましい。また、モノマーの最終転化率は60〜90%の範囲に入るように行うことが好ましく、この転化率に達した時点で重合禁止剤を少量添加して重合を停止させる。
重合禁止剤としては、例えば、チオジフェニルアミン、4−ターシャリーブチルカテコール、2,2−メチレンビス−4−メチル−6−ターシャリーブチルフェノールなどの通常用いられる禁止剤が用いられる。
【0013】
未反応の単量体は、例えば、スチームストリッピング法によって除去し、その後、ラテックスのpHを調整し、常法の凍結凝固、水洗、熱風乾燥などにより重合体を単離することができる。
【0014】
本発明のエンジンマウント用ゴム組成物中に配合されるカーボンブラックは、熱分解法によるサーマルブラック、アセチレンブラック、また、不完全燃焼法によるファーネスブラック、チャンネルブラックのいずれも使用可能であるが、これらのカーボンブラックにおいて、結晶子内の層平面のC軸方向の平均積み重なり高さLcが2nm以上であることが必要であり、層平面のC軸方向の平均積み重なり高さLcが2.5nm以上のものが特に好ましい。
更に、平均粒径が60nm以下で、かつDBP吸油量が好ましくは100〜350ml/100g、更に好ましくは120〜300ml/100g、特に好ましくは140〜300ml/100gのカーボンブラックであることが好ましい。
結晶子内の層平面のC軸方向の平均積み重なり高さLcが2nmより小さいとクロロプレン系ゴム組成物を加硫して得られる加硫物の耐熱性が十分ではない。
更に、アセチレンブラックは、アセチレンガスを熱分解して得られるカーボンブラックであり、結晶化が著しく進み、しかもストラクチャーも高度に発達し、吸油量も大きいので、アセチレンブラックを使用したクロロプレン系ゴム組成物は、その加硫物の耐熱性の改善効果が大きく最も好ましい。
カーボンブラックの添加量はクロロプレン系ゴム100重量部に対して10〜70重量部が好ましく、20〜60重量部が更に好ましい。添加量が70重量部を超えると加工性が悪くなり、混練時の発熱性が大きくスコーチを起こし易くなり、また加硫物の脆化温度が高くなる。添加量が10重量部よりも少ないと加硫物の引張強度やモジュラスが低下し好ましくない。
【0015】
本発明に用いられる亜鉛粉の粒度は、200メッシュ通過したものが好ましい。亜鉛粉の添加量は、クロロプレン系ゴム100重量部に対し、1〜20重量部が好ましく、2〜20重量部が更に好ましい。1重量部より亜鉛粉が少ない場合は、加硫物の耐熱性が十分改良されず、また、20重量部より多い場合は加硫物の機械的特性が低下する。
【0016】
本発明に用いられる加硫剤には特に制限はないが、金属酸化物が好ましく、具体的には酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉛、四酸化三鉛、三酸化鉄、二酸化チタン、酸化カルシウム等が挙げられる。これらは2種以上を併用して用いることもできる。これらの加硫剤の添加量はクロロプレン系ゴム100重量部に対して3〜15重量部が好ましい。
また、下記の加硫促進剤と併用することにより更に効果的に加硫を行うこともできる。
【0017】
加硫促進剤としては、クロロプレン系ゴムの加硫に一般に用いられるチオウレア系、グアニジン系、チウラム系、チアゾール系、トリアジン系の加硫促進剤が使用できるが、チオウレア系のものが好ましい。チオウレア系の加硫促進剤としては、エチレンチオウレア、ジエチルチオウレア、トリメチルチオウレア、トリエチルチオウレア、N,N’−ジフェニルチオウレアなどが挙げられ、特にトリメリルチオウレアが好ましい。また、3−メチルチアゾリジンチオン−2あるいはチアジアゾールとフェニレンジマレイミドとの混合物、ジメチルアンモニウムハイドロジェンイソフタレートあるいは1,2−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール誘導体等の加硫促進剤も使用することができる。これらの加硫促進剤は上記に挙げたものを2種以上を併用して用いてもよい。また、過酸化物加硫剤も適用することができる。これらの加硫促進剤の添加量はクロロプレン系ゴム100重量部に対して0.5〜5重量部が好ましい。
【0018】
本発明のエンジンマウント用ゴム組成物中には、必要に応じ種々の添加剤、例えば軟化剤、可塑剤、加工助剤、老化防止剤、滑剤、充填剤等を配合することができる。
【0019】
老化防止剤としては、アミン系、イミダゾール系、カルバミン酸金属塩、フェノール系、ワックス等、一般的な老化防止剤が使用できる。耐熱性の改良効果の大きい老化防止剤種としては、アミン系の4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン等が挙げられる。特に、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンは本発明のエンジンマウント用ゴム組成物の耐熱性を更に改善することができる。老化防止剤の添加量は、クロロプレン系ゴム100重量部に対し、1〜10重量部が好ましい。4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンの添加量は、クロロプレン系ゴム100重量部に対し、1〜10重量部が好ましく、3〜10重量部が更に好ましい。4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンが1重量部より少ない場合は加硫物の耐熱性が十分改良されず、また、10重量部より多い場合は、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンが、加硫物の表面にブルームするため好ましくない。これらの老化防止剤は、一種類もしくは併用して使用することができる。
【0020】
軟化剤としては、潤滑油、プロセスオイル、パラフィン、流動パラフィン、ワセリン、石油アスファルト等の石油系軟化剤、ナタネ油、アマニ油、ヒマシ油、ヤシ油等の植物油系軟化剤等、一般的な軟化剤が使用できる。
【0021】
可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペート等一般的な可塑剤を使用することができる。本発明のエンジンマウント用ゴム組成物の耐熱性を阻害しない、若しくは向上させる可塑剤としては、エーテル・チオエーテル系可塑剤、例えばブルカノールOT(Vulkanol OT:商品名、バイエル社製)、エステル系可塑剤、エーテル・エステル系可塑剤、例えばアデカサイザー RS−700、RS−735(商品名、旭電化工業社製)等が挙げられる。特に、エーテル・チオエーテル系可塑剤が耐熱性を向上させるとともに耐寒性を改善する効果があり、両者のバランスに優れていることから好ましい。これらの可塑剤は、要求される特性に応じて一種類あるいは複数を併用することができる。
【0022】
本発明におけるエンジンマウント用ゴム組成物の混練方法ならびに加硫方法は、通常のゴム工業で行われている方法を使用することができる。一般的には、ニーダー、バンバリーまたはロール等の混練り機によって混合し、目的に応じた形状に成形加工し成形加硫物を得ることができる。具体的には各成分を加硫温度以下の温度で混練した後、その混練物を各種形状に成形し加硫する。加硫時の温度や加硫時間は適宜設定することができる。加硫温度は、140〜190℃が好ましく、150〜180℃が更に好ましい。
【0023】
本発明のクロロプレン系ゴム組成物から得られる加硫物は、ゴムの機械特性に加えて耐熱性・防振特性に優れているため、耐熱性と防振特性が要求される自動車用防振ゴムに適しており、特に耐熱性のより厳しいエンジンマウント用に好適である。
本発明のエンジンマウント用ゴム組成物を用いて公知の方法によりエンジンマウントを作製することができる。エンジンマウントのタイプとしては、圧縮タイプ、せん断タイプおよびその中間の傾斜タイプに大別されるが、いずれのタイプにも本発明のゴム組成物は適用することができる。
【0024】
【実施例】
以下に実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明は下記の実施例により限定されるものではない。
実施例1〜2、比較例1〜4
表1に示す配合処方により、8インチロールを用いて混練を行い、厚さ2.3mmのシートを作製した。このシートについてプレス加硫を150℃×20分の条件で行って、厚さ2mmの加硫シートを作製した。加硫物の物性試験は、3号ダンベルを使用し硬さの測定はJIS K6253に従い行った。また、圧縮永久ひずみ試験は、JIS K6262に準拠して行った。
防振特性の評価は、JIS K6394に従い、円柱状サンプル(直径29mm、高さ12.5mm)を使用して実施した。防振特性の指標となる動倍率(Kd/Ks)は、動バネ定数(Kd)と静バネ定数(Ks)の比で計算され、静バネ定数は、まず軸方向に28%圧縮し、2回目の圧縮4%と12%の往路の平均応力から算出した。また、動バネ定数は、初期ひずみ10%、周波数100Hz、動ひずみ±0.4%の条件で求めた。
耐熱性は、JIS K6257に準拠し140℃のギアオーブン中に9日間保存した試験片を用い、上記の測定方法によって硬さの測定を行い、硬さの変化量で示した。
【0025】
結晶子内の層平面のC軸方向の平均積み重なり高さLc(nm)は、Cu−Kα線を用いたX線回折法における(002)回折線により、次式に従って計算した。Lc=(180・K・λ)/(π・β・COSΘ)
K=形状因子(0.9を用いた)
λ=X線の波長(0.154nm)
Θ=(002)回折線吸収バンドにおける極大値を示す角度
β=(002)回折線吸収バンドにおける半価幅を角度で示したもの
【0026】
【表1】

Figure 0004092053
【0027】
表1で用いた材料は下記の通り。
1)電気化学工業株式会社製、キサントゲン変性クロロプレンゴム(DCR−66)
2)電気化学工業株式会社製、デンカブラック粒状品(Lc=3.5nm、DBP吸油量=210ml/100g)
3)東海カーボン株式会社製、シーストS(Lc=1.8nm以下、DBP吸油量=68ml/100g)
4)旭カーボン株式会社製、アサヒサーマルFT(Lc=1.8nm以下、DBP吸油量=28ml/100g)
5)東海カーボン株式会社製、シースト3(Lc=1.8nm以下、DBP吸油量=101ml/100g)
6)バイエル(Bayer)社(ドイツ)製、エーテル・チオエーテル系可塑剤
【0028】
【発明の効果】
表1に示すように、クロロプレン系ゴムに結晶子内の層平面のC軸方向の平均積み重なり高さLcが2nm以上のカーボンブラックと亜鉛粉とを含有する本発明のエンジンマウント用ゴム組成物は、優れた耐熱性を有し、更に優れた防振特性(低い動倍率)と低圧縮永久ひずみのバランスがとれた加硫物および自動車用エンジンマウントを与える。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The rubber composition for engine mounts needs to reduce the dynamic spring constant in the vicinity of 100 Hz so as not to transmit the vibration of the engine that rotates at the running speed to the vehicle body because it is necessary to reduce the in-vehicle noise during driving. There is. In consideration of the weight of the engine and the like, it is necessary to reduce the dynamic magnification (dynamic spring constant / static spring constant) at the frequency. Furthermore, durability such as heat resistance is high, and in order to support the engine for a long time, it is required that the compression set at a high temperature is small.
The present invention relates to a rubber composition for an engine mount and an engine mount using the rubber composition. More specifically, the heat resistance is remarkably improved, and the vibration resistance is excellent, and the compression set at a high temperature is high. The present invention relates to a rubber composition for an engine mount that gives a small vulcanizate.
[0002]
[Prior art]
Diene rubbers such as natural rubber are often used as rubber compositions for engine mounts. However, the temperature of the engine room is on the rise due to the recent increase in the output of automobiles and exhaust gas regulations, etc., and the heat resistance requirement of the engine mount rubber composition for elastically supporting the engine has become more severe. A material with high heat resistance is desired. Several methods for improving the heat resistance of a chloroprene rubber composition having higher heat resistance than natural rubber have been proposed. For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 50-87437, a method for improving heat resistance by adding zinc powder and water to chloroprene rubber, and in Japanese Patent Laid-Open No. 2-34645, zinc powder and thermal black are added. A method for improving heat resistance is disclosed in JP-A-3-81350 in which zinc powder and 4,4 ′-(α, α-dimethylbenzyl) diphenylamine are added to chloroprene rubber. However, the heat resistance is not always satisfied, and an improvement is desired. In addition, these known documents do not mention any anti-vibration characteristics which are important characteristics of the engine mount.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above-mentioned problems, improves the heat resistance of the vulcanizate, has excellent vibration-proof characteristics near 100 Hz, and has a low compression set at high temperatures. A composition is provided.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to obtain an improved rubber composition for an engine mount, the present inventors have improved the heat resistance of the vulcanized product of the chloroprene-based rubber composition, and further have vibration-proof properties and low compression set at high temperatures. As a result of repeated studies, it is possible to achieve this by combining chloroprene rubber and carbon black with an average stacking height Lc of 2 nm or more in the C-axis direction of the layer plane in the crystallite and zinc powder. Heading The present invention has been completed.
That is, the present invention relates to carbon black and zinc powder having an average stacking height Lc in the C-axis direction of the layer plane in the crystallite of 2 nm or more on chloroprene-based rubber, and 4,4′- A rubber composition for engine mounts containing bis (α, α-dimethylbenzyl) diphenylamine, which improves the heat resistance of the vulcanizate and further has anti-vibration properties.
[0005]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
The chloroprene rubber in the rubber composition for engine mounts of the present invention is mainly composed of chloroprene rubber. In addition to the chloroprene rubber, natural rubber, SBR, butyl rubber, BR, NBR, EPDM may be used as necessary. Etc. can be contained.
[0006]
The chloroprene rubber of the present invention is obtained by polymerizing a chloroprene homopolymer or a mixture of chloroprene and one or more other monomers copolymerizable with chloroprene (hereinafter referred to as chloroprene monomer). (Hereinafter often referred to as chloroprene rubber).
Examples of the monomer copolymerizable with chloroprene include 2,3-dichloro-1,3-butadiene, 1-chloro-1,3-butadiene, sulfur, styrene, acrylonitrile, methacrylonitrile, isoprene, butadiene, and Examples thereof include acrylic acid, methacrylic acid, and esters thereof, and can be used within a range that satisfies the object of the present invention.
[0007]
The polymerization method for obtaining the chloroprene rubber used in the present invention is not particularly limited, and a normal polymerization method can be used. A chloroprene monomer is usually used in the presence of a polymerization initiator generally used for chloroprene polymerization. It can be obtained by emulsion polymerization by a method.
The emulsifier for carrying out this emulsion polymerization is not particularly limited, and is generally used for emulsion polymerization of chloroprene, for example, alkali metal salts of saturated or unsaturated fatty acids having 6 to 22 carbon atoms, rosin acid or disproportionate. An alkali metal salt of chlororosin acid, an alkali metal salt of a formalin condensate of β-naphthalenesulfonic acid, or the like is used.
[0008]
Chloroprene-based rubbers are classified into sulfur-modified types, mercaptan-modified types, and xanthogen-modified types, depending on the type of molecular weight regulator. In the sulfur-modified type, a polymer obtained by copolymerizing sulfur and chloroprene is plasticized with thiuram disulfide and adjusted to a predetermined Mooney viscosity. The mercaptan-modified type uses alkyl mercaptans such as n-dodecyl mercaptan, tert-dodecyl mercaptan, and octyl mercaptan as molecular weight regulators. The xanthogen-modified type uses an alkyl xanthogen compound as a molecular weight regulator.
[0009]
Any modified type can be used as the chloroprene rubber of the present invention, but a chloroprene rubber modified by combining sulfur, mercaptan and xanthogen can also be used. However, since the sulfur-modified type is inferior in heat resistance of the polymer itself as compared to the mercaptan-modified and xanthogen-modified types, it is preferable to use the mercaptan-modified and xanthogen-modified types when more heat resistance is required. Furthermore, the xanthogen-modified type is particularly preferable because it balances both heat resistance and vibration isolation characteristics.
[0010]
Specific examples of the alkyl xanthogen compound used for the xanthogen-modified type include dimethyl xanthogen disulfide, diethyl xanthogen disulfide, diisopropyl xanthogen disulfide, diisobutyl xanthogen disulfide and the like.
The amount of the alkyl xanthogen compound used is selected so that the molecular weight of the chloroprene polymer (or the Mooney viscosity of the chloroprene rubber obtained by isolating the polymer) is appropriate. Although it varies depending on the structure of the alkyl group and the target molecular weight, it is generally 0.05 to 5.0 parts by weight, preferably 0.3 to 1.0 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the chloroprene monomer. Used.
[0011]
As the polymerization initiator, known organic peroxides such as potassium persulfate, ammonium persulfate, sodium persulfate, hydrogen peroxide, and t-butyl hydroperoxide generally used for emulsion polymerization of chloroprene are used.
[0012]
In the present invention, the polymerization temperature and the final conversion rate of the monomer are not particularly limited, but the polymerization temperature is preferably 0 to 50 ° C, more preferably 20 to 50 ° C. Moreover, it is preferable to carry out so that the final conversion rate of a monomer may be in the range of 60 to 90%, and when this conversion rate is reached, a small amount of a polymerization inhibitor is added to stop the polymerization.
As the polymerization inhibitor, for example, usually used inhibitors such as thiodiphenylamine, 4-tertiarybutylcatechol, 2,2-methylenebis-4-methyl-6-tertiarybutylphenol are used.
[0013]
The unreacted monomer can be removed by, for example, a steam stripping method, and then the pH of the latex is adjusted, and the polymer can be isolated by conventional freeze-coagulation, water washing, hot air drying, and the like.
[0014]
Carbon black compounded in the rubber composition for engine mounts of the present invention can be any of thermal black and acetylene black by pyrolysis method, furnace black and channel black by incomplete combustion method. In the carbon black, the average stacking height Lc in the C-axis direction of the layer plane in the crystallite needs to be 2 nm or more, and the average stacking height Lc in the C-axis direction of the layer plane is 2.5 nm or more. Those are particularly preferred.
Further, carbon black having an average particle size of 60 nm or less and a DBP oil absorption of preferably 100 to 350 ml / 100 g, more preferably 120 to 300 ml / 100 g, and particularly preferably 140 to 300 ml / 100 g is preferable.
If the average stacking height Lc in the C-axis direction of the layer plane in the crystallite is smaller than 2 nm, the heat resistance of the vulcanizate obtained by vulcanizing the chloroprene rubber composition is not sufficient.
Furthermore, acetylene black is a carbon black obtained by thermally decomposing acetylene gas, crystallization progresses remarkably, structure is highly developed, and oil absorption is large. Therefore, a chloroprene rubber composition using acetylene black. Is most preferable because of its large effect of improving the heat resistance of the vulcanizate.
The amount of carbon black added is preferably 10 to 70 parts by weight, more preferably 20 to 60 parts by weight, based on 100 parts by weight of the chloroprene rubber. When the added amount exceeds 70 parts by weight, the workability is deteriorated, the exothermic property at the time of kneading is large and scorch is liable to occur, and the embrittlement temperature of the vulcanizate is increased. When the addition amount is less than 10 parts by weight, the tensile strength and modulus of the vulcanizate are lowered, which is not preferable.
[0015]
The particle size of the zinc powder used in the present invention is preferably one that has passed 200 mesh. The amount of zinc powder added is preferably 1 to 20 parts by weight and more preferably 2 to 20 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the chloroprene rubber. When the amount of zinc powder is less than 1 part by weight, the heat resistance of the vulcanizate is not sufficiently improved, and when it is more than 20 parts by weight, the mechanical properties of the vulcanizate are deteriorated.
[0016]
There are no particular restrictions on the vulcanizing agent used in the present invention, but metal oxides are preferred, specifically zinc oxide, magnesium oxide, lead oxide, trilead tetroxide, iron trioxide, titanium dioxide, calcium oxide, etc. Is mentioned. These may be used in combination of two or more. The addition amount of these vulcanizing agents is preferably 3 to 15 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the chloroprene rubber.
Moreover, it can also vulcanize more effectively by using together with the following vulcanization accelerator.
[0017]
As the vulcanization accelerator, thiourea-based, guanidine-based, thiuram-based, thiazole-based, and triazine-based vulcanization accelerators generally used for vulcanization of chloroprene-based rubbers can be used, but thiourea-based ones are preferable. Examples of the thiourea-based vulcanization accelerator include ethylene thiourea, diethyl thiourea, trimethyl thiourea, triethyl thiourea, N, N′-diphenyl thiourea, and trimeryl thiourea is particularly preferable. Also, use a vulcanization accelerator such as 3-methylthiazolidinethione-2 or a mixture of thiadiazole and phenylene dimaleimide, dimethylammonium hydrogen isophthalate or 1,2-dimercapto-1,3,4-thiadiazole derivative. Can do. These vulcanization accelerators may be used in combination of two or more of those listed above. A peroxide vulcanizing agent can also be applied. The addition amount of these vulcanization accelerators is preferably 0.5 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of chloroprene rubber.
[0018]
In the rubber composition for engine mounts of the present invention, various additives such as a softening agent, a plasticizer, a processing aid, an anti-aging agent, a lubricant, a filler and the like can be blended as necessary.
[0019]
As the anti-aging agent, general anti-aging agents such as amine-based, imidazole-based, carbamic acid metal salt, phenol-based and wax can be used. Examples of the antioxidant agent having a large effect of improving heat resistance include amine-based 4,4′-bis (α, α-dimethylbenzyl) diphenylamine, octylated diphenylamine and the like. In particular, 4,4′-bis (α, α-dimethylbenzyl) diphenylamine can further improve the heat resistance of the rubber composition for engine mounts of the present invention. The addition amount of the antioxidant is preferably 1 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the chloroprene rubber. The amount of 4,4′-bis (α, α-dimethylbenzyl) diphenylamine added is preferably 1 to 10 parts by weight and more preferably 3 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the chloroprene rubber. When the amount of 4,4′-bis (α, α-dimethylbenzyl) diphenylamine is less than 1 part by weight, the heat resistance of the vulcanizate is not sufficiently improved, and when it is more than 10 parts by weight, 4,4′- Bis (α, α-dimethylbenzyl) diphenylamine is not preferred because it blooms on the surface of the vulcanizate. These anti-aging agents can be used alone or in combination.
[0020]
General softening agents such as lubricating oils, process oils, paraffins, liquid paraffins, petroleum jelly, petroleum asphalt, and other oil-based softeners, rapeseed oil, linseed oil, castor oil, coconut oil and other vegetable oil-based softeners The agent can be used.
[0021]
As the plasticizer, general plasticizers such as dioctyl phthalate and dioctyl adipate can be used. Plasticizers that do not inhibit or improve the heat resistance of the rubber composition for engine mounts of the present invention include ether / thioether plasticizers such as vulcanol OT (trade name, manufactured by Bayer), ester plasticizers. And ether ester plasticizers such as Adekasizer RS-700 and RS-735 (trade name, manufactured by Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.). In particular, ether / thioether plasticizers are preferred because they have the effect of improving heat resistance and cold resistance, and are excellent in balance between the two. These plasticizers can be used alone or in combination according to the required properties.
[0022]
As a kneading method and a vulcanizing method of the rubber composition for engine mount in the present invention, a method performed in a normal rubber industry can be used. Generally, it can mix with kneaders, such as a kneader, a Banbury, or a roll, and can shape | mold it into the shape according to the objective, and can obtain a shaping | molding vulcanizate. Specifically, after kneading each component at a temperature lower than the vulcanization temperature, the kneaded product is formed into various shapes and vulcanized. The temperature at the time of vulcanization and the vulcanization time can be appropriately set. The vulcanization temperature is preferably 140 to 190 ° C, and more preferably 150 to 180 ° C.
[0023]
The vulcanizate obtained from the chloroprene-based rubber composition of the present invention is excellent in heat resistance and vibration isolation characteristics in addition to the mechanical characteristics of rubber. And is particularly suitable for engine mounts with stricter heat resistance.
An engine mount can be produced by a known method using the rubber composition for an engine mount of the present invention. The engine mount type is roughly classified into a compression type, a shearing type, and an intermediate inclination type, and the rubber composition of the present invention can be applied to any type.
[0024]
【Example】
EXAMPLES The present invention will be described in detail below with reference to examples, but the present invention is not limited to the following examples.
Examples 1-2 and Comparative Examples 1-4
According to the formulation shown in Table 1, kneading was performed using an 8-inch roll to prepare a sheet having a thickness of 2.3 mm. This sheet was subjected to press vulcanization at 150 ° C. for 20 minutes to prepare a vulcanized sheet having a thickness of 2 mm. The physical properties of the vulcanizate were measured using a No. 3 dumbbell and the hardness was measured according to JIS K6253. Further, the compression set test was performed in accordance with JIS K6262.
The evaluation of the anti-vibration property was performed using a cylindrical sample (diameter 29 mm, height 12.5 mm) according to JIS K6394. The dynamic magnification (Kd / Ks) serving as an index of the vibration isolation characteristic is calculated by the ratio of the dynamic spring constant (Kd) and the static spring constant (Ks). The static spring constant is first compressed by 28% in the axial direction, and 2 It calculated from the average stress of 4% and 12% of outward compression. The dynamic spring constant was determined under conditions of an initial strain of 10%, a frequency of 100 Hz, and a dynamic strain of ± 0.4%.
Heat resistance was measured by the above measurement method using a test piece stored in a 140 ° C. gear oven for 9 days in accordance with JIS K6257, and indicated by the amount of change in hardness.
[0025]
The average stacking height Lc (nm) in the C-axis direction of the layer plane in the crystallite was calculated according to the following equation using the (002) diffraction line in the X-ray diffraction method using the Cu—Kα ray. Lc = (180 · K · λ) / (π · β · COSΘ)
K = form factor (using 0.9)
λ = X-ray wavelength (0.154 nm)
Θ = An angle indicating the maximum value in the (002) diffraction line absorption band β = A half width in the (002) diffraction line absorption band expressed in angle.
[Table 1]
Figure 0004092053
[0027]
The materials used in Table 1 are as follows.
1) Xanthogen-modified chloroprene rubber (DCR-66) manufactured by Denki Kagaku Kogyo Co., Ltd.
2) Denka Black granular product (Lc = 3.5 nm, DBP oil absorption = 210 ml / 100 g) manufactured by Denki Kagaku Kogyo Co., Ltd.
3) Seast S (Lc = 1.8 nm or less, DBP oil absorption = 68 ml / 100 g) manufactured by Tokai Carbon Co., Ltd.
4) Asahi Thermal FT manufactured by Asahi Carbon Co., Ltd. (Lc = 1.8 nm or less, DBP oil absorption = 28 ml / 100 g)
5) Toast Carbon Co., Ltd., Seast 3 (Lc = 1.8 nm or less, DBP oil absorption = 101 ml / 100 g)
6) Ether / thioether plasticizer manufactured by Bayer (Germany) [0028]
【The invention's effect】
As shown in Table 1, the rubber composition for an engine mount of the present invention containing carbon black and zinc powder having an average stacking height Lc of 2 nm or more in the C-axis direction of the layer plane in the crystallite in the chloroprene rubber is as follows. The present invention provides a vulcanizate and an engine mount for automobiles that have excellent heat resistance, and further have a balance between excellent vibration isolation characteristics (low dynamic magnification) and low compression set.

Claims (10)

クロロプレン系ゴム、結晶子内の層平面のC軸方向の平均積み重なり高さLcが2nm以上のカーボンブラック及び亜鉛粉を含有することを特徴とするクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 Vulcanization obtained by vulcanizing a chloroprene rubber composition , containing carbon black and zinc powder having an average stacking height Lc of 2 nm or more in the C-axis direction of the layer plane in the crystallites. An automobile engine mount characterized by using an object. クロロプレン系ゴム100重量部に対して、カーボンブラックを10〜70重量部、亜鉛粉を1〜20重量部配合してなることを特徴とする請求項1記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 The chloroprene rubber composition according to claim 1, wherein 10 to 70 parts by weight of carbon black and 1 to 20 parts by weight of zinc powder are blended with 100 parts by weight of chloroprene rubber. An automotive engine mount characterized by using a vulcanized product. 可塑剤を含有してなることを特徴とする請求項1または2記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 An automobile engine mount characterized by using a vulcanized product obtained by vulcanizing the chloroprene-based rubber composition according to claim 1 or 2, which contains a plasticizer . クロロプレン系ゴムがキサントゲン変性クロロプレン系ゴムまたはメルカプタン変性クロロプレン系ゴムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 The chloroprene rubber is xanthogen-modified chloroprene rubber or mercaptan-modified chloroprene rubber, and uses a vulcanized product obtained by vulcanizing the chloroprene rubber composition according to any one of claims 1 to 3. An engine mount for automobiles. クロロプレン系ゴムがキサントゲン変性クロロプレン系ゴムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 The automobile using the vulcanized product obtained by vulcanizing the chloroprene rubber composition according to any one of claims 1 to 4, wherein the chloroprene rubber is xanthogen-modified chloroprene rubber. Engine mount for. カーボンブラックが平均粒径60nm以下で、DBP吸油量が100〜350ml/100gのカーボンブラックであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 The chloroprene rubber composition according to any one of claims 1 to 5, wherein the carbon black is carbon black having an average particle size of 60 nm or less and a DBP oil absorption of 100 to 350 ml / 100 g. An automotive engine mount characterized by using a vulcanized product. カーボンブラックのDBP吸油量が140〜300ml/100gであることを特徴とする請求項6記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 7. An automobile engine mount using a vulcanized product obtained by vulcanizing a chloroprene rubber composition according to claim 6, wherein the carbon black has a DBP oil absorption of 140 to 300 ml / 100 g . カーボンブラックが、Lcが2.5nm以上、平均粒径が60nm以下、DBP吸油量が140〜300ml/100gのカーボンブラックであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 The chloroprene according to any one of claims 1 to 5, wherein the carbon black is a carbon black having an Lc of 2.5 nm or more, an average particle diameter of 60 nm or less, and a DBP oil absorption of 140 to 300 ml / 100 g. An engine mount for automobiles using a vulcanized product obtained by vulcanizing a rubber-based rubber composition. カーボンブラックがアセチレンブラックであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 Carbon engine is acetylene black, The engine mount for motor vehicles characterized by using the vulcanizate formed by vulcanizing the chloroprene-type rubber composition of any one of Claims 1-8 characterized by the above-mentioned . 老化防止剤として4,4'−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンをクロロプレン系ゴム100重量部に対して、1〜10重量部含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のクロロプレン系ゴム組成物を加硫してなる加硫物を用いることを特徴とする自動車用エンジンマウント。 10. The composition according to any one of claims 1 to 9, wherein 1 to 10 parts by weight of 4,4'-bis (α, α-dimethylbenzyl) diphenylamine is contained as an anti-aging agent with respect to 100 parts by weight of chloroprene rubber. An automobile engine mount characterized by using a vulcanized product obtained by vulcanizing the chloroprene rubber composition according to item 1 .
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