JP4091376B2 - 伝送ケーブルおよび伝送ケーブルとコネクタとの接続方法 - Google Patents

伝送ケーブルおよび伝送ケーブルとコネクタとの接続方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、伝送ケーブルおよび伝送ケーブルとコネクタとの接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータなどのサーバ間に使用する伝送ケーブルとしての集合ケーブルがあり、通信信号などを大容量で瞬時に送信しても、受信及び送信が瞬時または同時にスムーズに行う場合などに用いられる。上記の集合ケーブルは多数の信号線又は信号線対を内周側から外周側へ複数層状に配置して構成される。なお、信号線とは外周に低密度絶縁体からなる被覆材を被覆して構成されており、信号線対とは一対の信号線を平行に保持した2芯同軸ケーブル(ツイナックス)である。
【0003】
この2芯同軸ケーブル101は例えば図7に示されているように、信号線としての中心導体103A、103Bが平行に配置され、この中心導体103A、103Bの外周には被覆材105A、105Bが被覆されると共にドレイン線107と一緒に外周をAlーpetテープからなるシールド材109で被っている。
【0004】
この2芯同軸ケーブル101の中心導体103A、103B、ドレイン線107が、例えば図8(A)、(B)に示されているように、コネクタ111の信号線用タブ113A、113B、グランドタブ115に半田付けや溶接などで接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の2芯同軸ケーブル101の中心導体103A、103B、ドレイン線107を、コネクタ111の信号線用タブ113A、113B、グランドタブ115に半田付けや溶接などで接続する場合には、2芯同軸ケーブル101の口出しをする必要がある。
【0006】
また、従来の2芯同軸ケーブル101のアセンブリでは、各2芯同軸ケーブル101のグランド(GND)はそれぞれ個別であり、コネクタ内部またはレセプタクルから先の基板上で各GNDの導通をとっていた。各2芯同軸ケーブル101のシールド材を口出しする場合、各種レーザやカッターによる切断を行っていた。
【0007】
コネクタ111上でそれぞれのGNDの導通をとるため、基板を用いて基板上での配線の引き回しなどを必要としていた。レーザを用いてシールド材を切断する場合、切断面にバリが等ができてしまい、漏話特性(クロストーク)の悪化や信号線との短絡の可能性があった。また、カッターによる切断の場合、被覆絶縁に傷をつける恐れがある。いずれの場合も、各対のシールド材109(シールドテープ)端面をそろえることに労力を要すると共に実際にコントロールが難しく、耐クロストークを向上させるのが困難であった。そして、シールド材109(シールドテープ)端面と中心導体103A、103Bの接続部の距離が長いほど大きくなる傾向にある。
【0008】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、コネクタ上で各グランドを導通させる必要をなくし、無駄なグランドの引き回しを行う必要を無くし、電気特性上効率の良いグランド配線を可能にし、しかも、シールド材の切断に精度の要求をせず、シールド材端面のバラツキをなくしして、漏話特性などの向上を可能にした伝送ケーブルおよび伝送ケーブルとコネクタとの接続方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項によるこの発明の伝送ケーブルは、導体からなる信号線の外周を被覆材で被った1対の信号線対の外周をシールド材で被った複数の同軸ケーブルを並列に配置させた伝送ケーブルであって、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を切り裂き前記信号線を露出させると共に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部に導電性部材を被せてなることを特徴とするものである。
【0016】
したがって、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を切り裂き前記信号線を露出させると共に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部に導電性部材が被せられ、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキがなくなり、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上が図られる。
【0017】
請求項によるこの発明の伝送ケーブルは、請求項記載の伝送ケーブルにおいて、前記各同軸ケーブルのシールド材内にドレイン線を備え、この各ドレイン線の一部が前記導電性部材に接触されていることを特徴とするものである。
【0018】
したがって、各ドレイン線の一部が前記導電性部材に接触され、導電性部材とドレイン線の導通が取られる。その結果、請求項5と同様の作用を奏する。
【0019】
請求項によるこの発明の伝送ケーブルは、請求項または記載の伝送ケーブルにおいて、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダ内に一定のピッチで、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめる穴が形成されていることを特徴とするものである。
【0020】
したがって、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダ内に一定のピッチで、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめる穴が形成されているから、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキがなくなり、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上が図られる。
【0021】
請求項によるこの発明の伝送ケーブルは、請求項または記載の伝送ケーブルにおいて、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダが上部と下部に分割されていると共にこの上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチで、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめる溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0022】
したがって、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダが上部と下部に分割されていると共にこの上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチで、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめる溝が形成されているから、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキがなくなり、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上が図られる。
【0023】
請求項によるこの発明の伝送ケーブルは、請求項または記載の伝送ケーブルにおいて、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダが上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチで交互に開口部を備え、この各開口部に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめることを特徴とするものである。
【0024】
したがって、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダが上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチで交互に開口部を備え、この各開口部に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部が装着されるから、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキがなくなり、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上が図られる。
【0029】
請求項によるこの発明の伝送ケーブルとコネクタとの接続方法は、導体からなる信号線の外周を被覆材で被った1対の信号線対の外周をシールド材で被った複数の同軸ケーブルを並列に配置させた伝送ケーブルに、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を切り裂き前記信号線を露出させると共に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部に導電性部材を被せ、この導電性部材をコネクタの端部にほぼ密着して、コネクタに1対の信号線対を接続せしめることを特徴とするものである。
【0030】
したがって、各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を切り裂き前記信号線を露出させると共に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部に導電性部材を被せ、この導電性部材をコネクタの端部にほぼ密着して、コネクタに1対の信号線対が接続されるから、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキがなくなり、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上が図られる。
【0031】
請求項によるこの発明の伝送ケーブルとコネクタとの接続方法は、請求項記載の伝送ケーブルとコネクタとの接続方法において、前記各同軸ケーブルのシールド材内にドレイン線を備え、この各ドレイン線の一部が前記導電性部材に接触されていることを特徴とするものである。
【0032】
したがって、各ドレイン線の一部が前記導電性部材に接触され、導電性部材とドレイン線の導通が取られる。その結果、請求項11と同様の作用を奏する。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
この発明の実施の形態に係わる伝送ケーブルとしては、多数の導体からなる信号線または信号線対を内周側から外周側へ複数層状に配置して構成される集合伝送ケーブル(一般に、集合ケーブルという)であり、この伝送ケーブルに屈曲性を持たせるために上記の多数の導体からなる信号線または信号線対に撚りを加えながら集合されている。なお、信号線対とは一対の信号線をほぼ平行に保持したもので例えば2芯同軸ケーブルがある。
【0035】
伝送ケーブルとしての例えば2芯同軸ケーブル1は、図6(A)に示されているように、ほぼ平行な導体からなる信号線3、5とドレイン線7を備え、信号線3、5の外周には樹脂からなる被覆材9で被覆されている。そして、信号線3、5とドレイン線7を長手方向に外周をAlーpetテープからなるシールド材11で被っている。2芯同軸ケーブル1は、図6(B)に示されているように、ドレイン線7が存在していないものもある。そして、2芯同軸ケーブル1の端は、図1(A)、(B)に示されいるように、被覆材9およびシールド材11が例えばレーザやカッターなどで切り裂かれて信号線3、5、ドレイン線7の端部が露出すべく口出しが行われる。そして、信号線3、5、ドレイン線7の端部がコネクタに半田付けや溶接で接続されるものである。
例えば図1(A)に示されているように、2芯同軸ケーブル1の端部、すなわち、被覆材9およびシールド材11の端部に導電性部材としての例えば材質が銅からなる金属パイプ13を被せると、シールド材11、ドレイン線7と金属パイプ13とが導通状態となる。なお、前記金属パイプ13の材質は、銅だけでなく、磁性体ではないアルミなどそれ以外の金属であっても構わない。
【0036】
図1(B)に示されているように、コネクタ15の信号線接続用タブ17、19、グランド用タブ21にそれぞれ信号線3、5、ドレイン線7の端部が接続される。そして、前記金属パイプ13を図1(B)において上方向へスライドさせてコネクタ15の端面にほぼ密着させる。別の複数の2芯同軸ケーブル1を図1(B)において左右方向へ並列に配置して、同様に接続させると共に金属パイプ13を図1(B)において上方向へスライドさせてコネクタ15の端面に密着させることで、すべての信号線対に関してシールド材11の端面を同じ位置に保つことで、シールド材11の層がない部分を減らすことができ、耐クロストーク性の向上を図ることができる。
【0037】
図2(A)、(B)には、図1(A)、(B)に代わる他の実施の形態が示されている。図2(A)、(B)において、図1(A)、(B)における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図2(A)、(B)において、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブル1を並列に左右方向へ配置させた方向へ延伸したホルダ23からなり、このホルダ23内に一定のピッチPで、前記各同軸ケーブル1のシールド材9および信号線対3、5の端部を装着せしめる穴25が前後方向へ貫通して形成されている。
【0038】
この各穴25に各同軸ケーブル1のシールド材9および信号線対3、5の端部を、図2(B)に示されているように、装着せしめると、コネクタ15の信号線接続用タブ17、19、グランド用タブ21にそれぞれ信号線3、5、ドレイン線7の端部が接続される。そして、ホルダ23を図2(B)において上方向へスライドさせてコネクタ15の端面に密着させることで、すべての信号線対に対してシールド材11の端面を同じ位置に保つことで、シールド材11の層がない部分を減らすことができ、耐クロストーク性の向上を図ることができる。
【0039】
また、複数の同軸ケーブル1上でコモングランドとなると共に各同軸ケーブル1のシールド材11をホルダ23内に位置させるため、シールド材11の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブル1のシールド材11の端面はホルダ23の端面となるため、各同軸ケーブル1のシールド材11の端面のバラツキをなくすることができ、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
【0040】
図3(A)、(B)には、図1(A)、(B)に代わる他の実施の形態が示されている。図3(A)、(B)において、図1(A)、(B)における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図3(A)、(B)において、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブル1を並列に配置させた左右方向へ延伸したホルダ27からなり、このホルダ27が上部27Uと下部27Dに分割されていると共にこの上部27U、下部27Dにそれぞれ相対向して一定のピッチPで、前記各同軸ケーブル1のシールド材11および信号線対3、5の端部を装着せしめる溝29U、29Dが相対向して形成されている。
【0041】
この下部25Dの各溝29Dに各同軸ケーブル1のシールド材9および信号線対3、5の端部を、図3(B)に示されているように、装着せしめると共に、上部25Uの溝29Uを前記溝29Dに一致させて上部27Uを下部27Dに被せると、コネクタ15の信号線接続用タブ17、19、グランド用タブ21にそれぞれ信号線3、5、ドレイン線7の端部が接続される。そして、ホルダ27を図3(B)において上方向へスライドさせてコネクタ15の端面に密着させることで、複数の同軸ケーブル1上でコモングランドとなり、また、各同軸ケーブル1のシールド材11をホルダ27内に位置させるため、シールド材11の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブル1のシールド材11の端面はホルダ25の端面となるため、各同軸ケーブル1のシールド材11の端面のバラツをなくすることができ、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
【0042】
図4(A)、(B)には、図1(A)、(B)に代わる他の実施の形態が示されている。図4(A)、(B)において、図1(A)、(B)における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図4(A)、(B)において、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブル1を並列に配置させた左右方向へ延伸したホルダ31からなり、このホルダ31が上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチPで交互に例えばU字形状の開口部31D、31Uを備え、この各開口部31D、31Uに図6(B)に示した前記各同軸ケーブル1のシールド材11および信号線対3、5の端部が装着される
したがって、複数の同軸ケーブル1上でコモングランドとなり、また、各同軸ケーブル1のシールド材11をホルダ31の各開口部31D、31U内に位置させるため、シールド材11の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブル1のシールド材11の端面はホルダ27の端面となるため、各同軸ケーブル1のシールド材11の端面のバラツキをなくすることができ、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
【0043】
図5(A)、(B)には、図4(A)、(B)に代わる変形の形態が示されている。図5(A)、(B)において、図4(A)、(B)における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図5(A)、(B)において、ホルダ33の各開口部33D、33Uにドレイン線7が入り込む凹部35が形成されている。それ以外は図4(A)、(B)と同じである。
【0044】
各凹部35に各ドレイン線7が入り込れるだけで、それ以外の作用並びに効果は図4(A)、(B)と同じである。
【0045】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0049】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項の発明によれば、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を切り裂き前記信号線を露出させると共に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部に導電性部材が被せられ、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキをなくすることができ、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
【0050】
請求項の発明によれば、各ドレイン線の一部が前記導電性部材に接触され、導電性部材とドレイン線の導通を取ることができる。その結果、請求項4と同様の効果を奏することができる。
【0051】
請求項の発明によれば、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダ内に一定のピッチで、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめる穴が形成されているから、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキをなくかることがてき、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
【0052】
請求項の発明によれば、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダが上部と下部に分割されていると共にこの上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチで、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめる溝が形成されているから、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキをなくすることができ、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
【0053】
請求項の発明によれば、前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダが上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチで交互に開口部を備え、この各開口部に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部が装着されるから、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキをなくすることがてき、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
【0056】
請求項の発明によれば、各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を切り裂き前記信号線を露出させると共に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部に導電性部材を被せ、この導電性部材をコネクタの端部にほぼ密着して、コネクタに1対の信号線対が接続されるから、複数の同軸ケーブル上でコモングランドとなる。また、各同軸ケーブルのシールド材を導電性部材内に位置させるため、シールド材の切断に精度を要求せず、さらに、各同軸ケーブルのシールド材の端面は導電性部材の端面となるため、各同軸ケーブルのシールド材の端面のバラツキをなくすることができ、耐漏話特性(耐クロストーク特性)、耐ノイズ性の向上を図ることがてきる。
【0057】
請求項の発明によれば、各ドレイン線の一部が前記導電性部材に接触され、導電性部材とドレイン線の導通を取ることができる。その結果、請求項と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は伝送ケーブルとしての2芯同軸ケーブルの端部に導電性部材としての金属パイプを被せた斜視図、(B)は(A)の2芯同軸ケーブルをコネクタに接続せしめた状態の平面図である。
【図2】(A)は伝送ケーブルとしての2芯同軸ケーブルの端部を導電性部材としてのホルダの穴に装着せしめた斜視図、(B)は(A)の2芯同軸ケーブルをコネクタに接続せしめた状態の平面図である。
【図3】(A)は伝送ケーブルとしての2芯同軸ケーブルの端部を導電性部材としてのホルダの溝に装着せしめた斜視図、(B)は(A)の2芯同軸ケーブルをコネクタに接続せしめた状態の平面図である。
【図4】 (A)は伝送ケーブルとしての2芯同軸ケーブルの端部を導電性部材としてのホルダの開口部に装着せしめた斜視図、(B)は(A)の2芯同軸ケーブルをコネクタに接続せしめた状態の平面図である。
【図5】(A)は伝送ケーブルとしての2芯同軸ケーブルの端部を導電性部材としてのホルダの開口部に凹部を設けて装着せしめた斜視図、(B)は(A)の2芯同軸ケーブルをコネクタに接続せしめた状態の平面図である。
【図6】(A)、(B)は伝送ケーブルとしての2芯同軸ケーブルの端部の状態を示した斜視図である。
【図7】従来の伝送ケーブルとしての2芯同軸ケーブルの断面図である。
【図8】(A)、(B)は従来の伝送ケーブルとしての2芯同軸ケーブルの端部をコネクタに接続せしめた状態を示した斜視図、平面図である。
【符号の説明】
1 2芯同軸ケーブル(伝送ケーブル)
3 信号線
5 信号線
7 ドレイン線
9 被覆材
11 シールド材
13 金属パイプ(導電性部材)
15 コネクタ
17、19 信号線用タブ
21 グランド用タブ
23 ホルダ(導電性部材)
25 穴
27 ホルダ(導電性部材)
27U 上部
27D 下部
29U、29D 溝
31 ホルダ(導電性部材)
31U、31D 開口部
33 ホルダ(導電性部材)
33U、33D 開口部
35 凹部

Claims (7)

  1. 導体からなる信号線の外周を被覆材で被った1対の信号線対の外周をシールド材で被った複数の同軸ケーブルを並列に配置させた伝送ケーブルであって、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を切り裂き前記信号線を露出させると共に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部に導電性部材を被せてなることを特徴とする伝送ケーブル。
  2. 前記各同軸ケーブルのシールド材内にドレイン線を備え、この各ドレイン線の一部が前記導電性部材に接触されていることを特徴とする請求項記載の伝送ケーブル。
  3. 前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダ内に一定のピッチで、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめる穴が形成されていることを特徴とする請求項または記載の伝送ケーブル。
  4. 前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダが上部と下部に分割されていると共にこの上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチで、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめる溝が形成されていることを特徴とする請求項または記載の伝送ケーブル。
  5. 前記導電性部材が、複数の同軸ケーブルを並列に配置させた方向へ延伸したホルダからなり、このホルダが上部、下部にそれぞれ相対向して一定のピッチで交互に開口部を備え、この各開口部に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を装着せしめることを特徴とする請求項または記載の伝送ケーブル。
  6. 導体からなる信号線の外周を被覆材で被った1対の信号線対の外周をシールド材で被った複数の同軸ケーブルを並列に配置させた伝送ケーブルに、前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部を切り裂き前記信号線を露出させると共に前記各同軸ケーブルのシールド材および信号線対の端部に導電性部材を被せ、この導電性部材をコネクタの端部にほぼ密着して、コネクタに1対の信号線対を接続せしめることを特徴とする伝送ケーブルとコネクタとの接続方法。
  7. 前記各同軸ケーブルのシールド材内にドレイン線を備え、この各ドレイン線の一部が前記導電性部材に接触されていることを特徴とする請求項記載の伝送ケーブルとコネクタとの接続方法。
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