JP4089182B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯を高周波点灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来の放電灯点灯装置の回路図である。図中、1は交流電源、2は整流回路、3は直流平滑回路、4はインバータ回路、5はインバータ制御回路、6は制御電源回路、7は電源電圧検出回路である。交流電源1は整流回路2により整流され、直流平滑回路3により平滑されて直流電圧に変換される。直流平滑回路3は少なくとも平滑コンデンサC11を含んで構成され、さらにチョークコイルやチョッパー回路を含むこともある。直流平滑回路3の平滑コンデンサC11に得られた直流電圧は、インバータ回路4のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路に印加される。スイッチング素子Q1,Q2はインバータ制御回路5により所定の周波数で交互にオン・オフされる。一方のスイッチング素子Q2の両端には直流カット用のコンデンサC13と共振用のインダクタL11を介して放電灯Laと共振用コンデンサC12の並列回路が接続されている。インダクタL11とコンデンサC12は共振回路を構成しており、共振作用によりコンデンサC12の両端に生じる高周波電圧が放電灯Laに印加される。
【0003】
図12は放電灯Laのランプ電圧VLaとインバータ回路4の動作周波数fの関係を示している。図12のイはインダクタL11とコンデンサC12により定まる無負荷時(消灯時)の出力特性であり、ロは放電灯点灯時の出力特性である。交流電源1が投入されると、放電灯Laの両端電圧を抑えながら(放電開始しないように)フィラメントを予熱する予熱モード(図12の動作周波数fph)、放電灯Laを始動させるように高い電圧を印加する始動モード(図12の動作周波数fst)を経て放電灯Laを安定点灯させる点灯モード(図12の動作周波数fs)に移行するように、インバータ制御回路5によりスイッチング素子Q1,Q2のオン・オフ周波数が制御される。
【0004】
インバータ制御回路5は、平滑用コンデンサC15を含んだ制御電源回路6により電源供給されており、交流電源1の投入後に電源供給を開始され、交流電源1の遮断後には電源供給を停止される。ここで、交流電源1の瞬間的な電圧降下や停電が発生した時(例えば雷サージ発生による電力系統の切替時等に発生)の動作について図13をもとに説明する。ただし、図13は電源電圧検出回路7が無い場合のものであり、電源電圧検出回路7の作用については後述する。
【0005】
t10で停電すると、直流平滑回路3の出力電圧(インバータ回路4の入力電圧)VC11は低下していくとともに、ランプ電流ILaが減少していき、ランプ電圧VLaが増加していく。ここで、制御電源回路6の電源容量(ここではコンデンサC15の容量で決定される)に対するインバータ制御回路5の消費電力に比べて、直流平滑回路3の電源容量(ここではコンデンサC11の容量で決定される)に対する放電灯Laの消費電力の比率は通常比較的大きいので、VC11の低下に対して制御電源回路6の出力電圧(インバータ制御回路5の入力電圧)Vccは緩やかに低下していく。したがって、停電後しばらくの間、インバータ制御回路5は点灯モード周波数fsでインバータ回路4を動作継続させることになり、コンデンサC11の電圧VC11が低下していき、t11で放電灯Laが立ち消えを起こした後も、点灯モード周波数fsでインバータ回路4を動作継続させている。その後、t12で交流電源1が復電すると、インバータ制御回路5は点灯モード周波数fsでインバータ回路4を動作継続させている為、図12のイ(無負荷共振特性)上の動作ポイントで動作していることになり、ランプ放電開始に必要な始動電圧V11を得られずランプ不点のままで、しかも、無負荷共振周波数foよりも低い動作周波数fsで進相動作を継続するため、スイッチング素子Q1,Q2に過大なストレスを与えることになる。
【0006】
電源電圧検出回路7は上記不具合を解決するために設けられており、整流回路2の出力を抵抗R1〜R4で分圧し、その分圧した電圧をコンデンサC1で平滑した検出電圧Vkを出力する。この検出電圧Vkがインバータ制御回路5のリセット端子(Reset)に入力され、内部に設けられた基準電圧以下になると、インバータ回路動作を停止するとともに、再度、検出電圧Vkが基準電圧を超えると、予熱モードからリスタートできるようにリセットされる。つまり、電源電圧の低下時に放電灯Laの立ち消えが発生する前に電源電圧検出回路7の検出電圧Vkが上記基準電圧以下となるようにして、リセット動作を行うことによって上記不具合を解決している。
【0007】
ここで、放電灯点灯装置が広範囲の交流入力電源(例えば100V〜200V)に対応可能な場合、交流電源の瞬間的な電圧降下や停電が発生した時、交流電源の電圧値によってリセット動作するまでの時間が異なり、交流電源が100Vの場合に比べて、交流電源が200Vの場合の方がリセット動作するまでの時間が長くなる。
【0008】
図14のニは交流電源が200Vの場合の検出電圧Vk1、ハは交流電源が100Vの場合の検出電圧Vk2を示したもので、t21で停電が発生すると、定常時電圧の低い100V時の検出電圧は早いタイミングt22で基準電圧Vth以下となり、リセット動作するが、定常時電圧の高い200V時の検出電圧は遅いタイミングt23でリセット動作する。この差が△T2=t23−t22となり、この△T2の間に放電灯Laが立ち消えをしてしまうと、復電後もランプは不点状態のままであり、かつスイッチング素子Q1、Q2が進相動作を持続しているので過大なストレスが印加される。
【0009】
上記不具合を解決した放電灯点灯装置が特願2000−311186号で提案されており、その回路を図15に示す。図15の従来例によれば、定格電圧が最も低い交流電源入力時の平滑用コンデンサC1の電圧と略同じ電圧のツェナダイオードZD1をコンデンサC1と並列に追加して、リセット回路が動作するまでの検出に要する時間を交流電源電圧値によらず略一定としている。
【0010】
また、抵抗R1〜R4の直列回路と直列にツェナダイオードZD2を接続し、交流電源が正常時の検出電圧値と電圧降下時の検出電圧値の差が大きくなるようにして、リセット回路が動作するまでの検出に要する時間を短くしている。このように、△T2の影響を実質的に無くすことで図11の従来例の課題を解決している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図15の従来例における動作は図16(a)〜(c)のようになる。一点鎖線部は図13と同じであり、同じ部分の説明は省略する。t10で交流電源の瞬間的な電圧降下あるいは停電が発生すると、ランプ電流ILaが減少するとともにランプ電圧VLaが増加する。放電灯Laが立ち消えするt11に至る前のt13でリセット回路が動作してインバータ回路の動作を停止する。t12で復電すると、交流電源が投入された時と同様に、予熱時のスイッチング周波数fphから始動電圧を発生させるスイッチング周波数fstを経て点灯時のスイッチング周波数fsに移行するので、放電灯Laは立ち消えを持続することはない。
【0012】
ところで一般的な放電灯点灯装置は、ランプが寿命末期等で電圧が上昇する異常になった時にランプ及びインバータに過大なストレスが加わり、破損に至ることを防止する目的で、例えばランプ両端電圧が所定電圧以上になるとインバータの動作を停止させる負荷異常検出手段(ランプ電圧検出回路)が付加されている。ランプ電圧検出回路は、ランプが正常点灯している時の電圧よりも高い電圧で動作するように設定されるが、極力低い電圧に設定すればするほど安全性の面で有利であることは言うまでもない。
【0013】
このような放電灯点灯装置で交流電源の瞬間的な電圧降下や停電が発生した時の動作を、図16(d)をもとに説明する。t10で交流電源の瞬間的な電圧降下あるいは停電が発生すると、ランプ電流ILaが減少するとともにランプ電圧VLaが増加する。ランプ電圧VLaが上昇し、ランプ電圧検出回路の動作電圧に達すると、強制的にインバータ回路の動作は停止維持される。すると、t12で復電してもインバータの動作が停止維持されているため、ランプ不点灯を持続してしまうといった不具合を生じる。
【0014】
通常の交流電源オフから交流電源オンまでの時間は、制御電源回路6の出力電圧Vccが立ち下がるまでの時間に対して十分長いので、交流電源オフ時にこのようなことが発生しても次の交流電源オン時には制御電源回路6の出力電圧Vccが無くなることによりランプ電圧検出回路がリセットされている。つまり、通常の交流電源オンでは問題無いが、上述のように交流電源の瞬間的な電圧降下や停電が発生した場合の復電時にランプ不点灯持続といった不具合を生じてしまう。
【0015】
ここで、リセット回路が動作した時にシーケンスリセット動作としてランプ電圧検出回路もリセットする(例えば、予熱及び始動の動作時まではランプ電圧検出回路動作を不動作とする)ようにすれば、復電した時にランプ電圧検出回路もリセットされているので、再び予熱時のスイッチング周波数fphから動作開始できる。
【0016】
しかしながら、t14(ランプ電圧検出回路動作)からt13(リセット回路動作)までの間に復電すると、上記と同様にランプ電圧検出回路が動作したまま復電するため、ランプ不点灯を持続してしまうといった不具合が生じることになる。
【0017】
仮に、従来例の構成で解決しようとすれば、わずかな交流電源の電圧降下でリセット動作するように設計すればよいが、同一電源系統に接続される他の機器が動作開始した時等に発生するわずかな電圧降下のたびにリセット動作することになり、ユーザーに不快感を与えてしまう恐れがある。
【0018】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、放電灯の異常を検出する負荷異常検出部を有する放電灯点灯装置において、交流電源の電圧検出結果に基づいて負荷異常検出部の動作を補正できるようにすることを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の放電灯点灯装置によれば、上記の課題を解決するために、交流電源の電源電圧を受けて直流電圧を出力する直流電源部と、直流電源部の出力電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯に供給する、少なくとも一つのインダクタ、コンデンサを含むインバータ回路部と、前記インバータ回路部の動作を前記放電灯の予熱、始動、点灯モードの順に制御する制御回路部と、放電灯の異常を検出し、前記インバータ回路部の出力低減又は停止を維持させる信号を発生する負荷異常検出回路部と、前記制御回路部及び前記負荷異常検出回路部の動作電源を生成する制御電源部と、交流電源の電源電圧に応じた大きさの直流の検出電圧を発生する電源電圧検出部と、前記電源電圧検出部の電圧が第一の所定値以下で動作する第一のリセット手段と、前記電源電圧検出部の電圧が第一の所定値よりも低い第二の所定値以下で動作する第二のリセット手段を備え、前記第一のリセット手段で前記負荷異常検出回路部の動作を実質的に不動作にするとともに、前記第二のリセット手段で前記制御回路部の動作をリセットすることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、実施の形態4以降が本発明に対応しており、実施の形態1〜3は本発明の前提となる構成として説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1に第一の実施の形態を示す。この実施の形態は図15の従来例にランプ電圧検出回路8を追加するとともに、インバータ回路4を自励式インバータとしてインバータ制御回路5を削除した構成である。ランプ電圧検出回路8は、ランプ電圧VLaが上昇し所定電圧に達するとスイッチ手段SWのオン信号を出力して、強制的にインバータ回路4の動作を停止維持するように動作する。
【0021】
また、交流電源1の電源電圧に応じた大きさの直流の検出電圧を発生する電源電圧検出回路7の検出電圧Vkはランプ電圧検出回路8と接続される。図2にランプ電圧検出回路8の具体的構成の一例を示す。放電灯Laの非接地側管端とインダクタL11との接続点には、コンデンサC20の一端が接続されている。コンデンサC20の他端にはダイオードD21のアノードとダイオードD23のカソードが接続されている。ダイオードD23のアノードは接地点(放電灯Laの接地側管端)に接続されており、ダイオードD21のカソードと接地点との間には、抵抗R20,R22の直列回路が接続されている。抵抗R22の両端にはコンデンサC22が並列接続されている。コンデンサC22の電圧VdはコンパレータCP1の+端子に印加されている。制御電源回路6の出力電圧VccはコンパレータCP1に電源電圧として供給されるとともに、抵抗R25を介してツェナーダイオードZD20に印加される。ツェナーダイオードZD20と抵抗R25の接続点に得られる定電圧は、コンパレータCP1の−端子に印加されている。コンパレータCP1の出力端子は抵抗R26によりプルアップされるとともに、ダイオードD28を介してコンパレータCP1の+端子に接続されており、さらに、スイッチ手段SWのオン・オフ制御信号として出力される。
【0022】
放電灯Laの両端電圧VLaは高周波的に極性が交番するが、放電灯Laの非接地側管端とインダクタL11との接続点が負極性のピークとなるときに、ダイオードD23を介してコンデンサC20が充電され、これにより、コンデンサC20には放電灯Laの両端電圧VLaの負極性のピークが充電される。放電灯Laの非接地側管端とインダクタL11との接続点が正極性のピークとなるとき、この放電灯Laの両端電圧VLaにコンデンサC20の電圧が加算されることにより、ランプ電圧VLaのピークtoピークに応じた電圧が検出される。この電圧をダイオードD21を介して抵抗R20,R22の直列回路に印加して分圧し、コンデンサC22により平滑して、ランプ電圧の検出電圧Vdを得ており、コンパレータCP1の+端子に入力される。コンパレータCP1の−端子にはツェナーダイオードZD20により決定された基準電圧が入力される。通常動作時は検出電圧Vdが基準電圧より低いため、コンパレータCP1の出力はLowレベルであり、スイッチ手段SWにオフ信号を出力する。
【0023】
ランプが寿命末期等の異常状態になるとランプ両端電圧VLaが上昇し、検出電圧Vdが基準電圧以上になると、コンパレータCP1の出力はオープンとなり、抵抗R26を介してスイッチ手段SWにHighレベルのオン信号を出力するとともに、ダイオードD28を介して検出電圧Vdを高い電圧のまま保持させる。つまり、インバータ回路4の動作を停止維持させるようになっている。一方、電源電圧検出回路7はインバータ回路4の入力である電解コンデンサC11のプラス側電位を検出しているが、図1のように、整流回路2の出力を検出してもよい。
【0024】
電源電圧検出回路7の出力電圧VkはダイオードD27を介してランプ電圧VLaの検出電圧Vdのラインに接続されており、通常時にはダイオードD27はオフするようになっている。交流電源1の瞬間的な電圧降下や停電が発生し、電源電圧検出回路7の出力電圧Vkが低下していくと、ダイオードD27を介して上昇しようとする検出電圧Vdを抑制することができるので、ランプ電圧検出回路8の誤検出動作を防止することができる。
【0025】
ここで、この実施の形態ではインバータ回路4は自励式インバータであるため、交流電源の低下で立ち消えを起こしていても周波数が自動的に変化していき、復電後ランプを再点灯させることができる。この実施の形態では、瞬間的な電圧降下や停電が発生した場合にランプ電圧検出回路8の検出電圧Vdに電源電圧検出回路7の検出電圧Vkに応じた補正をかけているので、ランプが異常状態になった場合の検出機能を維持したまま、電源電圧の低下による誤検出動作を防止し、ユーザーに不快感を与えることなく復電後のランプ立ち消えを防止できる。
【0026】
(実施の形態2)
図3に第二の実施の形態を示す。この実施の形態は図1に対してランプ電圧検出回路8にリセット端子(Reset)を設けたものである。このリセット端子(Reset)は電源電圧検出回路7の検出電圧Vkに接続されており、電源電圧の検出電圧Vkが基準電圧以下になると、ランプ電圧検出回路8の出力をLowレベルにするように動作する。このような構成を採ることにより、交流電源1の瞬間的な電圧降下や停電が発生し、電源電圧の検出電圧Vkが低下していくと、ランプ電圧検出回路8を不動作とするので、誤検出動作を防止することができる。
【0027】
ここでもインバータ回路4は自励式インバータとしてあり、交流電源1の低下でランプLaが立ち消えを起こしていても周波数が自動的に変化していき、復電後、ランプを再点灯させることができる。このようにして、ユーザーに不快感を与えることなく復電後のランプ立ち消えを防止できる。
【0028】
(実施の形態3)
図4に第三の実施の形態を示す。この実施の形態は図3においてインバータ回路4にインバータ制御回路5を付加して他励式インバータとするとともに、インバータ回路4の点灯モード周波数をインダクタL11とコンデンサC12により定まる無負荷時共振周波数foとほぼ同じに設定したものである。ランプ電圧検出回路8はランプ電圧が異常に上昇するとインバータ制御回路5にHighレベルの信号を送り、インバータ回路4の動作を停止させる。
【0029】
図3の実施の形態と同様に、ランプ電圧検出回路8のリセット端子(Reset)は電源電圧検出回路7の検出電圧Vkに接続されており、検出電圧Vkが基準電圧以下になるとランプ電圧検出回路8の出力をLowレベルにするように動作する。すなわち、交流電源1の瞬間的な電圧降下や停電が発生し、検出電圧Vkが低下していくと、ランプ電圧検出回路8を不動作とするので、誤検出動作を防止することができる。
【0030】
インバータ回路4は図12における無負荷時共振周波数foの近傍で動作するため、交流電源の低下で立ち消えを起こしていても、復電後に始動電圧V11以上の電圧をランプに印加させることができる。つまり、ランプを再点灯させることができる。このようにして、ユーザーに不快感を与えることなく復電後のランプ立ち消えを防止できる。
【0031】
(実施の形態4)
図5に第四の実施の形態を示す。この実施の形態は図15の従来例にランプ電圧検出回路8を追加したもので、ランプ電圧VLaが上昇し所定電圧に達するとランプ電圧検出回路8が動作し、強制的にインバータ回路4の動作を停止維持されるようにインバータ制御回路5を動作させる。また、電源電圧検出回路7の検出電圧Vkはランプ電圧検出回路8のリセット端子Reset1とインバータ制御回路5のリセット端子Reset2に接続されている。
【0032】
ランプ電圧検出回路8のリセット端子Reset1の基準電圧はインバータ制御回路5のリセット端子Reset2の基準電圧よりも高く設定されている。このような構成を採ることにより、交流電源1の瞬間的な電圧降下や停電が発生し、電源電圧検出回路7の検出電圧Vkが低下していくと、まず、ランプ電圧検出回路8の動作を不動作として、検出電圧Vkがさらに低下した後にインバータ制御回路5をリセットして電圧降下時にインバータ回路4の動作を停止するとともに復電後、放電灯Laを予熱モードから再起動させている。
【0033】
つまり、図16におけるt10〜t14の間にランプ電圧検出回路8のリセット端子Reset1を動作させ、t14からt11の間にインバータ制御回路5のリセット端子Reset2を動作させるようにしているので、ユーザーに不快感を与えることなく、復電後のランプ立ち消えを防止することができる。
【0034】
(実施の形態5)
図6に第五の実施の形態を示す。この実施の形態は図5の実施の形態に第2の電源電圧検出回路7’を追加するとともに、この電源電圧検出回路7’の出力電圧Vk’をランプ電圧検出回路8のリセット入力端子であるReset1に入力している。
【0035】
ここで、第2の電源電圧検出回路7’は例えば電源電圧検出回路7と同様の構成であり、抵抗R1〜R3の抵抗値を小さくすることにより、検出電圧Vkよりも高い検出電圧Vk’を出力するようにしているとともに、ランプ電圧検出回路8のリセット端子Reset1とインバータ制御回路5のリセット端子Reset2の基準電圧は同じに設定している。このような構成を採ることにより、交流電源1の瞬間的な電圧降下や停電が発生し、検出電圧Vk及びVk’が低下していくと、まず、第2の電源電圧検出回路7’の検出電圧Vk’によりランプ電圧検出回路8の動作を不動作として、さらに、電源電圧検出回路7の検出電圧Vkが低下した後にインバータ制御回路5をリセットして電圧降下時にインバータ回路4の動作を停止するとともに復電後、放電灯Laを予熱モードから再起動させている。
【0036】
つまり、図16におけるt10〜t14の間にランプ電圧検出回路8のリセット端子Reset1を動作させ、t14からt11の間にインバータ制御回路5のリセット端子Reset2を動作させるようにしているので、ユーザーに不快感を与えることなく復電後のランプ立ち消えを防止することができる。
【0037】
(実施の形態6)
図7に第六の実施の形態を示す。この実施の形態は、図5の実施の形態でインバータ回路4をランプ2灯並列接続構成とするとともに、ランプ電圧検出回路8の具体的構成の一例を示したものである。まず、ランプ2灯の並列接続構成について説明する。インバータ回路4のスイッチング素子Q2の両端には直流カット用のコンデンサC16と共振用のインダクタL12を介して放電灯La2と共振用コンデンサC17の並列回路が接続されている。インダクタL12とコンデンサC17は共振回路を構成しており、共振作用によりコンデンサC17の両端に生じる高周波電圧が放電灯La2に印加される。これにより2灯目の放電灯La2の点灯回路が構成されている。1灯目の放電灯La1の点灯回路の構成については上述の各実施の形態と同様である。これにより、2灯の放電灯La1,La2の並列点灯回路が構成される。
【0038】
各放電灯La1,La2には、それぞれにランプ電圧のピークtoピークに応じた電圧を検出するランプ電圧検出部が設けられている。2灯目の放電灯La2の非接地側管端とインダクタL12との接続点には、コンデンサC21の一端が接続されている。コンデンサC21の他端にはダイオードD22のアノードとダイオードD24のカソードが接続されている。ダイオードD24のアノードは接地点(放電灯La2の接地側管端)に接続されており、ダイオードD22のカソードと接地点との間には、抵抗R21,R23の直列回路が接続されている。抵抗R23の両端にはコンデンサC23が並列接続されている。コンデンサC23の電圧Vd2はダイオードD26を介してコンパレータCP1の+端子に印加されている。1灯目の放電灯La1のランプ電圧検出部の構成は、図2で説明したものと同様であり、コンデンサC22に得られる電圧Vd1はダイオードD25を介してコンパレータCP1の+端子に印加されている。ダイオードD25,D26のカソード側には、抵抗R24とコンデンサC24の並列回路が接続されており、電圧Vd1,Vd2のうち、いずれか高い方の電圧が検出電圧VdとしてコンパレータCP1の+端子に印加される。コンパレータCP1の入力端子は高インピーダンスのため、抵抗R24、コンデンサC24は誤動作防止の目的で接続してある。コンパレータCP1の−端子にはツェナーダイオードZD20により決定された基準電圧が入力される。通常動作時は検出電圧Vdが基準電圧より低いため、コンパレータCP1の出力はLowレベルであり、インバータ制御回路5にLowレベルの信号を出力する。
【0039】
2灯の放電灯La1,La2のいずれかが寿命末期等の異常状態になると、ランプ両端電圧が上昇し、検出電圧Vdが基準電圧以上になると、コンパレータCP1の出力はオープンとなり、プルアップ用の抵抗R26を介してインバータ制御回路5にHighレベル信号が出力される。インバータ制御回路5はHighレベル信号が入力されると、インバータ回路4の動作を停止維持させるようになっている。
【0040】
本構成において交流電源の瞬間的な電圧降下あるいは停電が発生した場合、両方のランプ両端電圧が上昇し、検出電圧Vd1,Vd2の両方からコンデンサC24を充電していくため、1灯用負荷の場合よりいっそう検出電圧Vdが上昇する。一方、交流電源の電源電圧検出回路7の検出電圧Vkはリセット端子Reset1として設けられたコンパレータCP2の+端子に入力される。コンパレータCP2の−端子にはツェナーダイオードZD21により決定された基準電圧が入力される。このツェナーダイオードZD21により決定される基準電圧は、インバータ制御回路5のリセット端子であるReset2の基準電圧よりも高く設定してある。通常動作時は電源電圧検出回路7の検出電圧VkがツェナーダイオードZD21により決定される基準電圧よりも高いため、コンパレータCP2の出力はオープンであり、ランプ電圧の検出電圧Vdに対して影響を与えない。
【0041】
交流電源の瞬間的な電圧降下あるいは停電が発生し、電源電圧検出回路7の検出電圧VkがツェナーダイオードZD21により決定される基準電圧以下になると、コンパレータCP2の出力はLowレベルとなり、抵抗R28を介してランプ電圧の検出電圧Vdを低下させる。このような構成を採ることにより、交流電源1の瞬間的な電圧降下や停電が発生し、検出電圧Vkが低下していくと、まず、リセット端子Reset1に対応するコンパレータCP2によりランプ電圧検出回路8の動作を不動作として、さらに、検出電圧Vkが低下した後にインバータ制御回路5をリセットして電圧降下時にインバータ回路4の動作を停止するとともに、復電後、放電灯La1,La2を予熱モードから再起動させている。つまり、この実施の形態のように、交流電源の瞬間的な電圧降下あるいは停電が発生した時にランプ電圧の検出電圧Vdの上昇が大きい場合でも、リセット端子Reset1に対応するコンパレータCP2の動作さえ敏感にすればよいので、ユーザーに不快感を与えることなく復電後のランプ立ち消えを防止することができる。
【0042】
(実施の形態7)
図8に第七の実施の形態を示す。この実施の形態は、図5の実施の形態でインバータ回路4をランプ2灯直列接続構成とするとともに、ランプ電圧検出回路8の具体的構成の他の一例を示したものである。共振用のコンデンサC12には2灯の放電灯La1,La2の直列回路が接続されており、一方の放電灯La2の両フィラメントの電源側端子間には逐次点灯用のコンデンサC18が並列接続されている。放電灯La1,La2の共通側フィラメントはコンデンサC19を介して共振用のインダクタL11の2次巻線出力により予熱され、非共通側フィラメントは共振用のコンデンサC12を介して流れる電流により予熱される。
【0043】
2灯の放電灯La1,La2の直列回路に印加される電圧は、ランプ電圧検出回路8の抵抗R20,R22の直列回路により分圧される。抵抗R22に得られた分圧電圧は、その一方の極性でダイオードD23を介してコンデンサC20に充電され、他方の極性でコンデンサC20の電圧と加算されて、ダイオードD21とツェナーダイオードZD22の直列回路を介してコンデンサC24と抵抗R24の並列回路に印加され、ピークtoピークに応じた電圧Vdとして検出される。この実施の形態では、ランプ電圧を抵抗R20とR22で分圧した電圧をコンデンサC20以降に入力するため、コンデンサC20、ダイオードD21は図7の実施の形態に比べて耐圧の低い部品を使用することができる。
【0044】
ツェナーダイオードZD22は通常動作時の検出電圧Vdとランプ寿命末期時等でランプ電圧が上昇する時の検出電圧Vdの差を大きくし、異常状態を確実に検出する目的で追加している。すなわち、極力、電圧の上昇分のみを検出するように、通常状態での電圧をツェナーダイオードZD22によりカットするようにしている。
【0045】
2灯の放電灯La1,La2のいずれかが寿命末期等の異常状態になると、異常状態側のランプ両端電圧が上昇する。正常状態側のランプ両端電圧の上昇は小さいが、2灯分のランプ電圧を検出しているため、検出電圧Vdも上昇する。検出電圧Vdが基準電圧以上になると、コンパレータCP1の出力はオープンとなり、プルアップ用の抵抗R26を介してインバータ制御回路5にHighレベル信号を出力する。インバータ制御回路5はHighレベル信号が入力されると、インバータ回路4の動作を停止維持させるようになっている。
【0046】
本構成においても交流電源の瞬間的な電圧降下あるいは停電が発生した場合、両方のランプ両端電圧が上昇するため、1灯用負荷の場合より一層、ランプ電圧の検出電圧Vdが上昇する。そこで、ランプ電圧検出回路8のリセット端子Reset1として設けられたコンパレータCP2の+端子に入力される電源電圧の検出電圧VkがツェナーダイオードZD21により決定される基準電圧以下になると、コンパレータCP2の出力がLowレベルとなり、インバータ制御回路5への信号をコンパレータCP1の出力状態にかかわらずLowレベル信号とする。
【0047】
図9はインバータ制御回路5の一例を示したものである。図中、51はIC化された発振回路であり、端子Rosc、Coscに接続された抵抗及びコンデンサで決定される周波数の信号を出力端子OUTから出力する。端子Roscから流れ出す電流値が大きいほど(端子Roscとグランド間に接続される抵抗が小さいほど)周波数は高くなる。出力端子OUTからの信号は駆動回路52に入力され、駆動回路52は入力された信号の周波数で交互にスイッチング素子Q1、Q2をオン・オフさせている。
【0048】
端子AはHighレベル信号が入力されると、出力端子OUTから出力される信号を停止し、駆動回路52の動作も停止させる。一方、端子BはLowレベル信号が入力されると出力端子OUTから出力される信号を停止し、駆動回路52の動作も停止させる。コンパレータCP4とCP5は、予熱モード、始動モード及び点灯モードを切り替えるためのタイマー回路を構成している。コンパレータCP4とCP5の−端子には抵抗R34、R35、R36で分圧された基準電圧が入力され、+端子には抵抗R33とコンデンサC31の積分回路の電圧が入力されている。制御電源Vccが立ち上がると、コンパレータCP4とCP5の出力はLowレベルからスタートしている。この時、発振回路51の端子Roscには抵抗R40とR38及びR39が並列に接続されるため、周波数は予熱モード時の周波数(図12のfph)となる。
【0049】
所定時間経過後、コンデンサC31の電圧(コンパレータCP5の+端子の電位)が抵抗R34、R35と抵抗R36の分圧(コンパレータCP5の−端子の電位)を超えると、コンパレータCP5の出力がオープンとなり、端子Roscには抵抗R40とR38の並列回路が接続されるため、周波数は始動モード時の周波数(図12のfst)となる。
【0050】
その後、コンデンサC31の電圧(コンパレータCP4の+端子の電位)が抵抗R34と抵抗R35、R36の分圧(コンパレータCP4の−端子の電位)を超えると、コンパレータCP4の出力もオープンとなり、端子Roscは抵抗R40のみの接続に変化するため、周波数は点灯モード時の周波数(図12のfs)となる。
【0051】
また、コンパレータCP4の出力がLowレベルである予熱、始動モードにおいては、抵抗R37、ダイオードD31を介してランプ電圧の検出出力Vdを低電圧としているので、ランプが点灯するまでの間、ランプ電圧検出回路8が動作することはない。
【0052】
リセット端子Reset2として設けられたコンパレータCP3の+端子に入力される電源電圧の検出電圧VkがツェナーダイオードZD31により決定される基準電圧以下になると、コンパレータCP3の出力がLowレベルとなり、発振回路51のB端子をLowレベルとして駆動回路52の動作を停止させるとともに、ダイオードD33を介してコンデンサC31の電荷を引き抜き、タイマー回路を初期状態にリセットする。ここで、基準電圧を決定するツェナーダイオードZD31は、ランプ電圧検出回路8のリセット端子Reset1として設けられたコンパレータCP2の基準電圧を決定するツェナーダイオードZD21より低い電圧に設定してある。
【0053】
このような構成を採ることにより、交流電源の瞬間的な電圧降下や停電が発生し、電源電圧の検出電圧Vkが低下していくと、まず、コンパレータCP2(Reset1に対応)によりランプ電圧検出回路8の動作を不動作として、さらに、検出電圧Vkが低下した後にコンパレータCP3(Reset2に対応)によりインバータ制御回路5をリセットして、電圧降下時にインバータ回路4の動作を停止するとともに復電後、放電灯を予熱モードから再起動させている。
【0054】
この実施の形態においても、交流電源の瞬間的な電圧降下あるいは停電が発生した時にランプ電圧の検出電圧Vdの上昇が大きくなるが、実施の形態3と同様にランプ電圧検出回路8のコンパレータCP2(Reset1に対応)の動作さえ敏感にすればよいので、ユーザーに不快感を与えることなく復電後のランプ立ち消えを防止することができる。
【0055】
また、ランプが始動するまでの間にランプ両端に発生する高電圧がランプ電圧検出回路8の検出電圧Vdに発生しないようにしてあるので、ランプ電圧検出回路8の誤検出動作を防止できる。
【0056】
(実施の形態8)
図10に第八の実施の形態の要部構成を示す。全体構成は図8と同様である。図10はインバータ制御回路5の他の一例を示したものであり、図9のインバータ制御回路5とはリセット手段として設けられたコンパレータCP3が動作したときのリセット方法が異なる。また、コンパレータCP4の出力はダイオードD31を介して発振回路51のA端子に接続してあるので、ランプが始動するまでの間にランプ両端に発生する高電圧によりランプ電圧検出回路8の出力がHighレベルになろうとしてもA端子をLowレベルにして誤検出動作を防止している。
【0057】
リセット手段として設けられたコンパレータCP3の+端子に入力される電源電圧の検出電圧VkがツェナーダイオードZD31により決定される基準電圧以下になると、コンパレータCP3の出力がLowレベルとなり、ツェナーダイオードZD32を介してコンデンサC31の電荷を引き抜く。ここで、ツェナーダイオードZD32の電圧は、コンパレータCP5の基準電圧(抵抗R34、R35と抵抗R36の分圧)より大きく、コンパレータCP4の基準電圧(抵抗R34と抵抗R35、R36の分圧)より小さい値に設定している。すなわち、コンパレータCP3の出力がLowレベルとなると、コンパレータCP4のみLowレベル出力となるところまでリセットするように設定している。また、コンパレータCP3の基準電圧を決定するツェナーダイオードZD31は、ランプ電圧検出回路8のリセット端子Reset1の基準電圧(ツェナーダイオードZD21により決定される電圧)より低い電圧に設定してある。
【0058】
このような構成を採ることにより、交流電源の瞬間的な電圧降下や停電が発生し、電源電圧の検出電圧Vkが低下していくと、まず、Reset1によりランプ電圧検出回路8の動作を不動作として、さらに検出電圧Vkが低下した後に、コンパレータCP3(Reset2に対応)によりインバータ制御回路5を始動モードまでリセットして電圧降下時にインバータ回路4の動作を始動モードから動作開始させ、復電後、始動モードから点灯モードに移行させている。すなわち、瞬間的な電圧降下や停電が発生した時でも、極力ランプが点灯維持できるようにしているとともに、復電後、速やかに通常点灯状態になるので、ユーザーに与える違和感を最低限に抑えることができる。
【0059】
また、ランプが始動するまでの間にランプ両端に発生する高電圧がランプ電圧検出回路8の検出電圧Vdに発生しても、ランプ電圧検出回路8の出力を無視できるようにしているので、インバータ制御回路5の誤検出動作を防止できる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、交流電源の電源電圧を受けて直流電圧を出力する直流電源部と、直流電源部の出力電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯に供給する、少なくとも一つのインダクタ、コンデンサを含むインバータ回路部と、前記インバータ回路部の動作を前記放電灯の予熱、始動、点灯モードの順に制御する制御回路部と、放電灯の異常を検出し、前記インバータ回路部の出力低減又は停止を維持させる信号を発生する負荷異常検出回路部と、前記制御回路部及び前記負荷異常検出回路部の動作電源を生成する制御電源部と、交流電源の電源電圧に応じた大きさの直流の検出電圧を発生する電源電圧検出部と、前記電源電圧検出部の電圧が第一の所定値以下で動作する第一のリセット手段と、前記電源電圧検出部の電圧が第一の所定値よりも低い第二の所定値以下で動作する第二のリセット手段を備え、前記第一のリセット手段で前記負荷異常検出回路部の動作を実質的に不動作にするとともに、前記第二のリセット手段で前記制御回路部の動作をリセットするようにしたので、交流電源の瞬間的な電圧降下や停電が発生した時に負荷異常検出回路部が誤検出してランプが不点灯となることはなく、ユーザーに不快感を与えることが無い。また、交流電源の電圧が正常な状態でランプ寿命末期等の負荷異常が生じたときには負荷異常検出回路部により負荷異常を検出してインバータ回路部を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の全体構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態の要部構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態の全体構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態の全体構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第四の実施の形態の全体構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第五の実施の形態の全体構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第六の実施の形態の全体構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第七の実施の形態の全体構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第七の実施の形態の要部構成を示す回路図である。
【図10】本発明の第八の実施の形態の要部構成を示す回路図である。
【図11】第一の従来例の回路図である。
【図12】第一の従来例におけるランプ電圧の周波数特性図である。
【図13】第一の従来例の瞬時停電発生時の動作説明図である。
【図14】第一の従来例の電源電圧の違いによる検出動作の違いを示す説明図である。
【図15】第二の従来例の回路図である。
【図16】第二の従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 交流電源
2 整流回路
3 直流平滑回路
4 インバータ回路
6 制御電源回路
7 電源電圧検出回路
8 ランプ電圧検出回路
Claims (9)
- 交流電源の電源電圧を受けて直流電圧を出力する直流電源部と、
直流電源部の出力電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯に供給する、少なくとも一つのインダクタ、コンデンサを含むインバータ回路部と、
前記インバータ回路部の動作を前記放電灯の予熱、始動、点灯モードの順に制御する制御回路部と、
放電灯の異常を検出し、前記インバータ回路部の出力低減又は停止を維持させる信号を発生する負荷異常検出回路部と、
前記制御回路部及び前記負荷異常検出回路部の動作電源を生成する制御電源部と、
交流電源の電源電圧に応じた大きさの直流の検出電圧を発生する電源電圧検出部と、
前記電源電圧検出部の電圧が第一の所定値以下で動作する第一のリセット手段と、
前記電源電圧検出部の電圧が第一の所定値よりも低い第二の所定値以下で動作する第二のリセット手段を備え、
前記第一のリセット手段で前記負荷異常検出回路部の動作を実質的に不動作にするとともに、
前記第二のリセット手段で前記制御回路部の動作をリセットすることを特徴とする放電灯点灯装置。 - 交流電源の電源電圧を受けて直流電圧を出力する直流電源部と、
直流電源部の出力電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯に供給する、少なくとも一つのインダクタ、コンデンサを含むインバータ回路部と、
インバータ回路部の動作を前記放電灯の予熱、始動、点灯モードの順に制御する制御回路部と、
放電灯の異常を検出し、前記インバータ回路部の出力低減又は停止を維持させる信号を発生する負荷異常検出回路部と、
前記制御回路部及び前記負荷異常検出回路部の動作電源を生成する制御電源部と、
交流電源の電源電圧に応じた大きさの直流の検出電圧を発生する第一の電源電圧検出部と、
前記第一の電源電圧検出部よりも小さい直流の検出電圧を発生する第二の電源電圧検出部と、
前記第一の電源電圧検出部の電圧及び前記第二の電源電圧検出部の電圧が所定値以下で動作する第一のリセット手段及び第二のリセット手段を備え、
前記第一のリセット手段で前記負荷異常検出回路部の動作を無効にするとともに、
前記第二のリセット手段で前記制御回路部の動作をリセットすることを特徴とする放電灯点灯装置。 - 前記負荷異常検出回路部は放電灯の電圧を検出するランプ電圧検出回路であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 前記インバータ回路部は複数の放電灯を負荷とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 前記第二のリセット手段は前記制御回路部の動作を前記放電灯の始動モード制御までリセットすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 前記第二のリセット手段は前記インバータ回路部の発振動作を停止させるとともに、前記制御回路部の動作を初期動作までリセットすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 前記制御回路部の動作が初期動作から始動モード制御までの間、前記負荷異常検出回路部の動作を無効とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 前記直流電源部の電源容量と前記インバータ回路部の負荷インピーダンスの時定数が前記制御電源部の電源容量と前記制御回路部及び前記負荷異常検出回路部のインピーダンスの時定数よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 前記電源電圧検出部は交流電源の電源電圧を分圧して平滑用コンデンサで平滑した直流の検出電圧を発生し、前記電源電圧検出部の平滑用コンデンサと分圧抵抗の時定数が前記制御電源部の電源容量と前記制御回路部及び前記負荷異常検出回路部のインピーダンスの時定数よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
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