JP4086801B2 - プロジェクト見積り支援システムおよびプロジェクト見積り支援プログラム - Google Patents

プロジェクト見積り支援システムおよびプロジェクト見積り支援プログラム Download PDF

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Description

この発明は、プロジェクト見積り支援システムおよびプロジェクト見積り支援プログラムに関する。
従来のプロジェクト見積り支援システムでは、プロジェクトの見積りを行う際に、過去のプロジェクトの実績データを利用するという手段は存在したが、過去のプロジェクトから見積りに有効なプロジェクトを絞り込む手段は備えていなかった(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−322252号公報
従来のプロジェクト見積り支援システムでは、失敗したプロジェクトや、見積り対象プロジェクトと類似性のないプロジェクトを含む、保存されているすべての過去のプロジェクトの実績データを見積りデータの算出に使用するために、見積りデータの信頼性が低かったという問題点があった。この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、見積り対象プロジェクトを成功させるために有意な成功プロジェクトの実績データを統計することができ、精度の高いプロジェクト見積り支援システムを得ることを目的とする。
この発明は、プロジェクト特有のデータから前記プロジェクトを成功と失敗とに分類する基準である分類基準データの入力を受け付ける分類基準入力手段と、プロジェクト特有のデータを増減する割合であるプロジェクト特性重み付けデータの入力を受付けるプロジェクト特性重み付け入力手段と、主成分得点個数の入力を受け付ける主成分得点個数入力手段と、見積り対象のプロジェクトについて、当該プロジェクト計画時にプロジェクト管理者が指定する当該プロジェクト特有のデータを含む見積り対象プロジェクト特性データに、前記プロジェクト特性重み付け入力手段が受け付けたプロジェクト特性重み付けデータにより増減を施し、増減を施した前記見積り対象プロジェクト特性データと、前記成功プロジェクト特性データと、前記失敗プロジェクト特性データとの各々について、前記主成分得点個数入力手段が受け付けた主成分得点個数の主成分得点を算出して合算した合算値を算出し、前記成功プロジェクト特性データ各々の主成分得点の合算値と、前記見積り対象プロジェクト特性データの主成分得点の合算値とを比較して差異の小さい前記成功プロジェクト特性データを所定の個数だけ抽出することにより、前記成功プロジェクト特性データから前記見積り対象プロジェクトの類似プロジェクトを推定し類似成功プロジェクトデータとし、前記失敗プロジェクト特性データ各々の主成分得点の合算値と、前記見積り対象プロジェクト特性データの主成分得点の合算値とを比較して差異の小さい前記失敗プロジェクト特性データを所定の個数だけ抽出することにより、前記失敗プロジェクト特性データから前記見積り対象プロジェクトの類似プロジェクトを推定し類似失敗プロジェクトデータとする類似プロジェクト推定手段と、前記類似成功プロジェクトデータの実績データの分布と前記類似失敗プロジェクトデータの実績データの分布とを実績項目ごとに比較することにより、より有意な成功プロジェクトを絞り込み、絞り込んだ成功プロジェクトの実績データを統計し、前記見積り対象プロジェクトの見積りデータを作成する有意見積り手段とを備え、前記見積りデータが妥当でないとの指定をプロジェクト管理者から受け付けた場合には、再度、前記分類基準入力手段は分類基準データの変更を受け付け、前記プロジェクト特性重み付け入力手段はプロジェクト特性重み付けデータの変更を受け付け、前記主成分得点個数入力手段は主成分得点個数の変更を受け付けて、前記分類手段は、変更された分類基準データに基づき成功プロジェクト特性データと失敗プロジェクト特性データとを作成し、前記類似プロジェクト推定手段は、変更されたプロジェクト特性重み付けデータと変更された主成分得点個数とに基づき、類似成功プロジェクトデータと類似失敗プロジェクトデータとを抽出し、前記有意見積り手段は、前記類似成功プロジェクトデータと前記類似失敗プロジェクトデータとから、見積りデータを作成することを特徴とするプロジェクト見積り支援システムである。
この発明は、分類手段により、最終的に見積りデータは成功した過去のプロジェクトを統計したものとなり、類似プロジェクト推定手段により、最終的に見積りデータは、特性の重要度に応じて増減を施した見積り対象プロジェクトに類似した、過去のプロジェクトを統計したものとなり、有意見積り手段により、最終的に見積りデータは、できる限り成功した過去のプロジェクトの実績データを用いて算出されることになり、結果として、見積りの精度が向上する。
本発明は、複数プロジェクトの管理・見積もり支援をするシステムであって、プロジェクトの見積りを行うことを目的としており、開始するプロジェクトの見積りを行ってプロジェクト管理者に適切な見積もり内容を提示する。なお、図面では「プロジェクト」を「PJ」と略して記す。また、完了したプロジェクトに関しては、プロジェクト実績報告をそれぞれのプロジェクト管理者から受け付け、見積もり算出に用いる過去プロジェクトの初期データ投入をシステム管理者から受付ける。
なお、以下に述べるすべての実施の形態の説明において「〜手段」として説明するものは、見積りサーバ123が有しているCPU(中央処理装置)やバスやRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのハードウェアを用いて、プログラムにより実行される。あるいは、ファームウェアで実行されてもよい。あるいは、ハードウェア回路のみで実行されてもよい。
実施の形態1.
図1は本発明のプロジェクト見積り支援システムの実施の形態1の構成を示したブロック図である。図1に示すように、本実施の形態では、見積りサーバ123と、見積りサーバ123に接続された入力装置121と表示装置122とで構成される。
過去プロジェクト実績データ101は、過去プロジェクト実績データ記憶部に記憶される。過去プロジェクト特性データ102は、過去プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。成功プロジェクト特性データ104は、成功プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。失敗プロジェクト特性データ105は、失敗プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。類似成功プロジェクトデータ107は、類似成功プロジェクトデータ記憶部に記憶される。類似失敗プロジェクトデータ108は、類似失敗プロジェクトデータ記憶部に記憶される。見積りデータ110は、見積りデータ記憶部に記憶される。分類基準データ111は、分類基準データ記憶部に記憶される。プロジェクト特性重み付けデータ112は、プロジェクト特性重み付けデータ記憶部に記憶される。主成分得点個数データ113は、主成分得点個数データ記憶部に記憶される。見積り対象プロジェクト特性データ114は、見積り対象プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。
過去プロジェクト実績データ101は、複数の過去のプロジェクトについて、当該プロジェクト終了時に判明する実績データを含む。
過去プロジェクト特性データ102は、複数の過去のプロジェクトについて、当該プロジェクト計画時にプロジェクト管理者が指定する当該プロジェクト特有の特性データを含む。
分類手段103は、過去プロジェクト特性データ102を、分類基準データ111により、成功と失敗とに分類し、成功プロジェクト特性データ104と失敗プロジェクト特性データ105を作成する。
類似プロジェクト推定手段106は、プロジェクト特性重み付けデータ112と主成分得点個数データ113を用いて、成功プロジェクト特性データ104から見積り対象プロジェクト特性データ114に類似したプロジェクトを推定して類似成功プロジェクトデータ107を作成し、失敗プロジェクト特性データ105から見積り対象プロジェクト特性データ114に類似したプロジェクトを推定して類似失敗プロジェクトデータ108を作成する。
有意見積り手段109は第1の見積り手段であり、過去プロジェクト実績データ101から、類似成功プロジェクトデータ107と類似失敗プロジェクトデータ108に関わる実績データを取得し、類似成功プロジェクトデータ107と類似失敗プロジェクトデータ108の実績データを項目ごとに比較することにより、見積り対象プロジェクトの見積りに、より有意な成功プロジェクトの実績データを用いて、見積りデータ110を作成する。
過去プロジェクト入力手段115は、システム管理者が過去プロジェクトの実績データと特性データを入力するための手段であり、過去プロジェクト実績データ101と過去プロジェクト特性データ102を作成する。また、過去プロジェクト入力手段115は、作成しようとする過去プロジェクトの特性データが、既に見積り対象プロジェクト特性データ114に存在すれば、これをもとに、過去プロジェクト特性データ102を作成してもよい。
分類準入力手段116は、プロジェクト管理者が分類基準を入力するための手段であり、分類基準データ111を作成する。
プロジェクト特性重み付け入力手段117は、プロジェクト管理者がプロジェクト特性重み付けを入力するための手段であり、プロジェクト特性重み付けデータ112を作成する。
主成分得点個数入力手段118は、プロジェクト管理者が主成分得点個数を入力するための手段であり、主成分得点個数データ113を作成する。
見積り対象プロジェクト入力手段119は、プロジェクト管理者が見積り対象プロジェクト特性データを入力するための手段であり、入力装置121から入力されたデータから見積り対象プロジェクト特性データ114を作成する。
見積り表示手段120は、プロジェクト管理者が見積りデータを確認するための手段であり、見積りデータ110から得たデータを表示装置122に表示する。
入力装置121は、過去プロジェクト入力手段115と分類基準入力手段116とプロジェクト特性重み付け入力手段117と主成分得点個数入力手段118と見積り対象プロジェクト入力手段119における入力を補助する、キーボード・マウスなどの手段である。
表示装置122は、見積り表示手段120が画面を表示するディスプレイモニタなどの手段である。
次にデータについて説明する。
図2は、過去プロジェクト特性データ102、見積り対象プロジェクト特性データ114、成功プロジェクト特性データ104および失敗プロジェクト特性データ105のデータ例である。
過去プロジェクト特性データ102、見積り対象プロジェクト特性データ114、成功プロジェクト特性データ104および失敗プロジェクト特性データ105は、同一の構造を有し、過去プロジェクト特性データ102は、複数の過去プロジェクトについて、見積り対象プロジェクト特性データ114は、複数の見積り対象プロジェクトについて、成功プロジェクト特性データ104は、分類手段103により成功に分類された複数のプロジェクトについて、さらに失敗プロジェクト特性データ105は、分類手段103により失敗に分類された複数のプロジェクトについて、図2に例示するようなプロジェクト特性データを保持する。
プロジェクト特性データ201は、複数のプロジェクトについて、1プロジェクトごとに1レコード保持する。
プロジェクト名称202は、過去プロジェクトまたは見積り対象プロジェクトを示す項目である。
プロジェクト能力203、言語スキル204、開発規模205、Java(登録商標)使用割合206、C++使用割合207は、特性を表す項目例であり、プロジェクトの計画時にプロジェクト管理者が指定する当該プロジェクト特有のデータである。
また、プロジェクト特性データ201は、値が項目ごとに順序集合となっている。
図3は、図2に示したプロジェクト特性データ201の各項目について、値を説明した図である。
テーブル301は、図2の項目「プロジェクト能力」(203)の値の意味を例示している。
テーブル302は、図2の項目「言語スキル」(204)の値の意味を例示している。
テーブル303は、図2の項目「開発規模」(205)の値の意味を例示している。
テーブル304は、図2の項目「Java(登録商標)使用割合」(206)の値の意味を例示している。
テーブル305は、図2の項目「C++使用割合」(207)の値の意味を例示している。
図4は、過去プロジェクト実績データ101のデータ例である。
過去プロジェクト実績データ101は、複数の過去プロジェクトについて、1プロジェクトごとに1レコード保持する。
プロジェクト名称402は、過去プロジェクトを示す項目である。
売上高403、損益404、利益率405、プログラム試験密度406、ソフトウェア試験密度407、システム試験密度408、フィールド誤り検出率409は、実績を表す項目例であり、プロジェクトの終了時に判明する当該プロジェクトの実績データである。
また、過去プロジェクト実績データ101は、値が項目ごとに順序集合となっている。
図5は、類似成功プロジェクトデータ107と類似失敗プロジェクトデータ108のデータ例である。
プロジェクト名称502は、見積り対象プロジェクトに類似した、成功または失敗した過去プロジェクトを示す項目である。
図6は、見積りデータ110のデータ例である。
プロジェクト名称602は、見積り対象プロジェクトを示す項目である。
実績項目603は、プロジェクト特性データ201の実績項目(203〜207)が保存される。
統計項目604は、上限値、平均値、下限値、その他の統計項目が保存される。
統計値605は、実績項目603の実績データを用いて、統計項目604を算出した値が保存される。
図7は、分類基準データ111のデータ例である。
プロジェクト名称702は、見積り対象プロジェクトを示す項目である。
分類基準703は、過去プロジェクト特性データ102を、過去プロジェクト特性データ102の各レコードが保持する特性データにより、成功と失敗とに分類することが可能な基準である。
図8は、プロジェクト特性重み付けデータ112のデータ例である。
プロジェクト名称802は、見積り対象プロジェクトを示す項目である。
プロジェクト能力803、言語スキル804、開発規模805、Java(登録商標)使用割合806、C++使用割合807は、見積り対象プロジェクト特性データ114のデータを増減する割合を示す項目である。
プロジェクト特性重み付けデータ112の項目は、プロジェクト特性データ201の項目と対で設定されており、類似プロジェクト推定手段106が、見積り対象プロジェクト特性データ114の各項目を増減することができる値と単位であればよい。
図9は、主成分得点個数データ113のデータ例である。
プロジェクト名称902は、見積り対象プロジェクトを示す項目である。
主成分得点個数903は、類似プロジェクト推定手段106が、成功プロジェクト特性データ104の特性データからプロジェクトごとに算出する主成分得点個数と、失敗プロジェクト特性データ105の特性データからプロジェクトごとに算出する主成分得点個数と、プロジェクト特性重み付けデータ112により増減された見積り対象プロジェクト特性データ114の特性データから、見積り対象プロジェクトについて算出する主成分得点個数を表す。
次に、データについて補足説明する。
図1では、成功プロジェクト特性データ104を過去プロジェクト特性データ102から分離して表現している。
これは、類似プロジェクト推定手段106の入力として、成功プロジェクトを特定するための情報と、成功プロジェクトの特性データが必要であることをわかり易く表現するためのものであり、前述のふたつの要件を満たせば、その他のデータ形式であってもよく、例えば過去プロジェクト特性データ102に、成功または失敗の判別を表す項目を付加したものであってもよい。
失敗プロジェクト特性データ105についても同様である。
また、図1では、類似成功プロジェクトデータ107を過去プロジェクト特性データ102から分離して表現している。これは、有意見積り手段109の入力として、類似成功プロジェクトを特定するための情報が必要であることをわかり易く表現するためのものであり、前述の要件を満たせば、その他のデータ形式であってもよく、例えば過去プロジェクト特性データ102に、類似と、成功または失敗の判別を表す項目を付加したものであってもよい。
類似失敗プロジェクトデータ108についても同様である。
図7の分類基準データ111は、分かり易さのために分類基準703の内容を文書で表しているが、過去プロジェクト特性データ102を、過去プロジェクト特性データ102の各レコードが保持する特性データにより、成功と失敗とに分類することができれば、どのような形式でもよい。
図8のプロジェクト特性重み付けデータ112は、分かり易さのために各項目(803〜807)の内容を%単位の数値で表しているが、見積り対象プロジェクト特性データ114の各項目を増減することができれば、どのような形式でもよい。
図2に例示するプロジェクト特性データ201の項目と単位は、必ずしも項目203〜207である必要はなく、プロジェクトの計画時にプロジェクト管理者が指定する当該プロジェクト特有のデータを表す項目と単位であればよい。
例えば、COCOMOIIのスケールファクタの項目や、COCOMOIIのスケールファクタを細分化した項目であってもよい。
図4に例示する過去プロジェクト実績データ101の項目と単位は、必ずしも項目403〜409である必要はなく、プロジェクトの終了時に判明する当該プロジェクトの実績データを表す項目と単位であればよい。
図6に例示する見積りデータ110の統計項目604は、必ずしも上限値・平均値・下限値である必要はなく、プロジェクトの計画・管理・見積り等に役立ち、周知の方法を用いて算出できる統計項目であればよく、統計値605は前述の統計項目に対応する値であればよい。
分類基準データ111、プロジェクト特性重み付けデータ112および主成分得点個数データ113は、必ずしも全見積り対象プロジェクトについて定義されている必要はなく、ある見積り対象プロジェクトに固有のレコードが存在しない場合に使用するデフォルト値があってもよい。
プロジェクト名称202、402、502、602、702、802、902は、プロジェクトを特定することができればよく、例えば、プロジェクトを表す固有の番号などでもよい。
次に画面例について説明する。
図10に、見積り表示手段120が表示する画面例を示す。
次に、各種手段による初期データ投入、見積りおよびプロジェクト完了実績報告のワークフローについて説明する。
図20は、各種手段により初期データ投入を行うワークフローの例を示す。
過去プロジェクト入力手段115は、システム管理者から過去のプロジェクトの特性データと実績データの入力を受け付ける(ステップS2001)。
続いて、すべての過去プロジェクトについて入力済みでなければステップS2001に戻り、入力済みであればワークフローを終了する。(ステップS2002)。
従って、前述のワークフローにより、見積りを行う際に使用する初期データを投入できる。
また図20に示したワークフローは、本システム稼動時に、最初に行われるものである。
図21は、各種手段により見積りを行うワークフローの例を示す。
見積り対象プロジェクト入力手段119は、プロジェクト管理者から見積り対象のプロジェクトの特性データの入力を受け付ける(ステップS2101)。
続いて、分類手段103は、過去プロジェクト特性データ102を、分類基準データ111により、成功と失敗とに分類し、成功プロジェクト特性データ104と失敗プロジェクト特性データ105を作成する(ステップS2102)。
続いて、類似プロジェクト推定手段106は、プロジェクト特性重み付けデータ112と主成分得点個数データ113を用いて、成功プロジェクト特性データ104から見積り対象プロジェクト特性データ114に類似したプロジェクトを推定して類似成功プロジェクトデータ107を作成し、失敗プロジェクト特性データ105から見積り対象プロジェクト特性データ114に類似したプロジェクトを推定して類似失敗プロジェクトデータ108を作成する(ステップS2103)。
続いて、有意見積り手段109は、過去プロジェクト実績データ101から、類似成功プロジェクトデータ107と類似失敗プロジェクトデータ108に関わる実績データを取得し、類似成功プロジェクトデータ107と類似失敗プロジェクトデータ108の実績データを項目ごとに比較することにより、見積り対象プロジェクトの見積りに、より有意な成功プロジェクトの実績データを用いて、見積りデータ110を作成する(ステップS2104)。
続いて、見積り表示手段120は、見積りデータ110から得たデータを、例えば図10の形式で、表示装置122に表示する。
続いて、プロジェクト管理者から妥当な見積りが得られたかどうかの指定を受付け、妥当の結果が得らなかったとしたときは、ステップS2107に進み、妥当な見積りが得られたと指定されたときは、ワークフローを終了する(ステップS2106)。
ステップS2106で妥当な見積りが得られなかったと指定された場合、主成分得点個数入力手段118は、必要に応じて、プロジェクト管理者から見積り対象プロジェクトに関する主成分得点個数の変更を受け付ける。(ステップS2107)。
続いて、プロジェクト特性重み付け入力手段117は、必要に応じて、プロジェクト管理者から見積り対象プロジェクトに関するプロジェクト重み付けの変更を受け付ける。(ステップS2108)。
続いて、分類基準入力手段116は、必要に応じて、プロジェクト管理者から見積り対象プロジェクトに関する分類基準の変更を受け付ける。(ステップS2109)。
なお、ステップS2107〜ステップS2109は、この中でどのような順序で実行されてもよい。
続いて、ステップS2102からの処理を再度実行する。
前述のワークフローにより見積りを行うが、プロジェクト管理者に見積もり結果を表示し、また妥当な結果かどうかプロジェクト管理者の判断を受付けることにより、見積りデータ算出に使用する各種データを変更した上で、再度見積もりを行うことができる。また図21に示したワークフローは、それぞれのプロジェクトを開始するとき、プロジェクト管理者が見積もり処理を行う時点で、行われる。
図22は、各種手段によりプロジェクト完了実績報告を行うワークフローの例を示す。
過去プロジェクト入力手段115は、プロジェクト管理者から完了したプロジェクトの特性データと実績データの入力を受け付ける(ステップS2201)。
従って、前述のワークフローにより、新たに完了したプロジェクトのデータを、見積りを行う際に使用する初期データとして追加投入できる。
また図22に示したワークフローは、それぞれのプロジェクトが終了したとき、プロジェクト管理者またはシステム管理者により行われるものである。
次に処理の流れについて説明する。
図11は、分類手段103の処理の流れを示す。
分類手段103は、見積り対象プロジェクトに関わる分類基準データを分類基準データ111から取得する(ステップS1101)。
続いて、分類手段103は、複数の過去のプロジェクトについて、当該プロジェクト計画時にプロジェクト管理者が指定する当該プロジェクト特有のデータを含む過去プロジェクト特性データ102を、ステップS1101で取得したデータを基準にして、成功と失敗とに分類し、成功プロジェクト特性データ104と失敗プロジェクト特性データ105とを作成する。
なお、成功プロジェクト特性データ104と失敗プロジェクト特性データ105は、図2に例示したとおりである。
次に、分類手段103で作成されたデータに対する処理の流れについて説明する。
図12は、類似プロジェクト推定手段106の処理の流れを示す。
類似プロジェクト推定手段106は、成功プロジェクト特性データ104と失敗プロジェクト特性データ105との全データを取得し、見積り対象プロジェクト特性データ114から見積り対象プロジェクトに関わるデータを取得する(ステップS1201)。
続いて、類似プロジェクト推定手段106は、プロジェクト特性重み付けデータ112から、見積り対象プロジェクトに関わるデータを取得する(ステップS1202)。
続いて、類似プロジェクト推定手段106は、主成分得点個数データ113から、見積り対象プロジェクトに関わるデータを取得する(ステップS1203)。
続いて、類似プロジェクト推定手段106は、ステップS1202で取得したプロジェクト特性重み付けデータにより、ステップS1201で取得した見積り対象プロジェクト特性データの値を増減する(ステップS1204)。
続いて、類似プロジェクト推定手段106は、成功プロジェクト特性データ104の全プロジェクト、失敗プロジェクト特性データ105の全プロジェクト、ステップS1201で取得した見積り対象プロジェクト特性データのプロジェクトについて、プロジェクトごとにその特性データから主成分得点を算出する(ステップS1205)。なお、ここで主成分得点は、ステップS1203で取得した主成分得点個数で示される個数だけ算出する。
続いて、類似プロジェクト推定手段106は、ステップS1205で取得した主成分得点の合算を、プロジェクトごとに算出する(ステップS1206)。
続いて、類似プロジェクト推定手段106は、ステップS1206で取得した合算値について、成功プロジェクト特性データ104と失敗プロジェクト特性データ105との各プロジェクトの合算値と、ステップS1201で取得した見積り対象プロジェクト特性データのプロジェクトの合算値との差分を算出する(ステップS1207)。
続いて、類似プロジェクト推定手段106は、成功プロジェクト特性データ104に含まれるプロジェクトについて、ステップS1207で算出した見積り対象プロジェクトとの合算値の差異が、小さいものから順にX個のプロジェクトを選択し、類似成功プロジェクトデータ107を作成し、(ステップS1208)処理を終了する。ステップS1205で主成分得点を算出する方法は周知である。プロジェクトの類似性を推定することができれば、主成分得点以外の周知の方法を用いてもよい。
またステップS1208で算出した見積り対象プロジェクトとの合算値の差異が、小さいものから順にX個のプロジェクトを選択するのは、より類似のプロジェクトを選択するためである。X個は通常20個程度が最適であるが、それ以外の数を任意に定め、類似プロジェクト推定手段106に指定するように構成することもできる。
なお、類似成功プロジェクトデータ107は、図5に例示したとおりである。
同様に類似プロジェクト推定手段106は、失敗プロジェクト特性データ105に含まれるプロジェクトについて、ステップS1207で算出した見積り対象プロジェクトとの合算値の差異が、小さいものから順にX個のプロジェクトを選択し、類似失敗プロジェクトデータ108を作成する(ステップS1208)。
なお、類似失敗プロジェクトデータ108は、図5に例示したとおりである。
ここで、X個とは、成功プロジェクト特性データ104と失敗プロジェクト特性データ105とを、見積り対象プロジェクトに類似したデータに絞り込む個数を表しており、有意見積り手段109ではX個の実績データから見積りデータを作成することになる。
図16〜図19には、図12に示す類似プロジェクト推定手段の処理の流れに沿ったデータ例を示す。なお、前述のデータ例においては、説明を簡易にするために、特性データの項目を「プロジェクト名称」「プロジェクト能力」「言語スキル」の3項目のみとする。
テーブル1601は、類似プロジェクト推定手段106のステップS1201により、成功プロジェクト特性データ104から取得されたデータ例である。
テーブル1605は、類似プロジェクト推定手段106のステップS1201により、失敗プロジェクト特性データ105から取得されたデータ例である。
テーブル1609は、類似プロジェクト推定手段106のステップS1201により、見積り対象プロジェクト特性データ114から取得された見積り対象プロジェクトに関わるデータ例である。
テーブル1613は、類似プロジェクト推定手段106のステップS1202により、プロジェクト特性重み付けデータ112から取得された見積り対象プロジェクトに関わるデータ例である。
テーブル1701は、類似プロジェクト推定手段106のステップS1203により、主成分得点個数データ113から取得された見積り対象プロジェクトに関わるデータ例である。なお、この値が2であることから、後述のステップS1205では、ふたつの主成分得点を算出することになる。
テーブル1704は、類似プロジェクト推定手段106のステップS1204により、テーブル1601の値をテーブル1613の値により増減したデータ例である。
テーブル1801の列1805と、テーブル1801の列1806と、テーブル1809の列1813と、テーブル1809の列1814と、テーブル1817の列1821と、テーブル1816の列1822とは、類似プロジェクト推定手段106のステップS1205により、テーブル1601とテーブル1605とテーブル1609とについて、各レコードの第1主成分と第2主成分得点を算出したデータ例である。
テーブル1801の列1807と、テーブル1809の列1815と、テーブル1817の列1823とは、類似プロジェクト推定手段106のステップS1206により、テーブル1801とテーブル1809とテーブル1817とについて、各レコードの第1主成分と第2主成分得点を合算したデータ例である。
テーブル1801の列1808と、テーブル1809の列1816とは、類似プロジェクト推定手段106のステップS1207により、テーブル1801とテーブル1809とについて、各レコードの主成分得点合算とテーブル1817の主成分得点合算との差分を算出したデータ例である。
テーブル1901の列1902は、類似プロジェクト推定手段106のステップS1208により、テーブル1801の列1808について、最も小さい物から順に、X個のプロジェクトを抽出したデータ例である。なお、この例ではX=3個としている。
テーブル1903の列1904は、類似プロジェクト推定手段106のステップS1208により、テーブル1809の列1816について、最も小さい物から順に、X個のプロジェクトを抽出したデータ例である。なお、この例ではX=3個としている。
次に、類似プロジェクト推定手段106で作成されたデータに対する処理の流れについて説明する。
図13は、有意見積り手段109の処理の流れを示す。
有意見積り手段109は、ある実績項目について、類似成功プロジェクトデータ107、類似失敗プロジェクトデータ108に関わる実績データを、過去プロジェクト実績データ101から取得する(ステップS1301)。
続いて、有意見積り手段109は、前述の実績項目について、類似成功プロジェクトデータと類似失敗プロジェクトデータを比較して、成功プロジェクトデータを絞り込む(ステップS1302)。なお、詳細は、図14と図15を用いて後述する。
続いて、有意見積り手段109は、ステップS1302で絞り込んだ成功プロジェクトの実績データから、項目ごとに上限値、平均値または下限値などの統計値を算出し、見積りデータとする(ステップS1303)。
なお、見積りデータは、図6に例示したとおりである。
続いて、有意見積り手段109は、すべての実績項目について、ステップS1301からステップS1303までの処理を施したかどうかを確認し、未完了であればステップS1301に戻り、次の実績項目について処理を続け、完了であれば処理を終了する(ステップS1304)。
次に、図13のステップS1302で、ある実績データについて、成功プロジェクトデータを絞り込む方法を説明する。
図14(1)、図14(2)、図15(3)および図15(4)は、ひとつの実績項目について、プロジェクトの分布を表す図である。
図14(1)に示すように、有意見積り手段109は、ある実績項目について、類似失敗プロジェクトの区間と、類似成功プロジェクトの区間が離れている場合は、類似成功プロジェクトの区間に存在するプロジェクトを、絞り込まれた成功プロジェクトとする。
また、図14(2)に示すように、有意見積り手段109は、ある実績項目について、類似失敗プロジェクトの区間と、類似成功プロジェクトの区間が重なっている場合は、類似成功プロジェクトの区間から類似失敗プロジェクトの区間を省いた区間に存在するプロジェクトを、絞り込まれた成功プロジェクトとする。
また、図15(3)に示すように、有意見積り手段109は、ある実績項目について、類似成功プロジェクトの区間が類似失敗プロジェクトの区間を含む場合は、類似成功プロジェクトの区間から類似失敗プロジェクトの区間を省いたふたつの区間のうち、類似成功プロジェクトの平均値との差異が小さい方の区間に存在するプロジェクトを、絞り込まれた成功プロジェクトとする。
また、図15(4)に示すように、有意見積り手段109は、ある実績項目について、類似失敗プロジェクトの区間が類似成功プロジェクトの区間を含む場合は、類似成功プロジェクトの区間に存在するプロジェクトを、絞り込まれた成功プロジェクトとする。
なお、図14(1)、図14(2)、図15(3)および図15(4)に示す方法で絞り込まれた成功プロジェクトを、本発明では、「より有意な成功プロジェクト」と表現している。なお、図14〜図15で示した成功プロジェクト絞込みの方法は、ステップS1302に示した処理を模式的に示したものであり、有意見積り手段109はF:類似失敗プロジェクトの区間、S:類似成功プロジェクトの区間、X:類似失敗プロジェクトの平均値、Y:類似成功プロジェクトの平均、σ:標準偏差を用いて、有意な成功プロジェクトを絞り込む。
従って、本発明の実施の形態1では、分類手段103により、最終的に見積りデータ110は成功した過去のプロジェクトを統計したものとなり、見積りの精度が向上し、類似プロジェクト推定手段106により、最終的に見積りデータ110は、特性の重要度に応じて増減を施した見積り対象プロジェクトに類似した、過去のプロジェクトを統計したものとなり、見積りの精度が向上し、有意見積り手段109により、最終的に見積りデータ110は、できる限り成功した過去のプロジェクトの実績データを用いて算出されることになり、見積りの精度が向上する。
実施の形態2.
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。
図23は本発明のプロジェクト見積り支援システムの実施の形態2の構成を示したブロック図である。図23に示すように、本実施の形態では、見積り算出サーバ2323と、複数の入出力端末2325と、入出力端末2325に接続された入力装置121と表示装置122とで構成され、見積り算出サーバ2323と入出力端末2325とは、通信装置2324及び通信装置2326により、接続されている。通信装置2324と通信装置2326間は、ローカルエリアネットワークや広域網などで構成される。
過去プロジェクト実績データ101は、過去プロジェクト実績データ記憶部に記憶される。過去プロジェクト特性データ102は、過去プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。成功プロジェクト特性データ104は、成功プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。失敗プロジェクト特性データ105は、失敗プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。類似成功プロジェクトデータ107は、類似成功プロジェクトデータ記憶部に記憶される。類似失敗プロジェクトデータ108は、類似失敗プロジェクトデータ記憶部に記憶される。見積りデータ110は、見積りデータ記憶部に記憶される。分類基準データ111は、分類基準データ記憶部に記憶される。プロジェクト特性重み付けデータ112は、プロジェクト特性重み付けデータ記憶部に記憶される。主成分得点個数データ113は、主成分得点個数データ記憶部に記憶される。見積り対象プロジェクト特性データ114は、見積り対象プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。
見積り算出サーバ2323について、過去プロジェクト実績データ101〜見積り対象プロジェクト特性データ114は実施の形態1で図1を用いて説明したとおりであり、また入出力端末2325が有する過去プロジェクト入力手段115〜見積り表示手段120も実施の形態1で説明したとおりである。
次に入出力端末2325の構成を説明する。
過去プロジェクト入力手段115は、システム管理者が過去プロジェクトの実績データと特性データを入力するための手段であり、通信装置2321と通信装置2324を介して入出力端末2325から見積り算出サーバ2323にデータを送信し、過去プロジェクト実績データ101と過去プロジェクト特性データ102を作成する。また、過去プロジェクト入力手段115は、作成しようとする過去プロジェクトの特性データが、既に見積り対象プロジェクト特性データ114に存在すれば、通信装置2321と通信装置2324を介して入出力端末2325と見積り算出サーバ2323とでデータを送受信し、見積り対象プロジェクト特性データ114をもとに、過去プロジェクト特性データ102を作成してもよい。
分類準入力手段116は、プロジェクト管理者が分類基準を入力するための手段であり、通信装置2321と通信装置2324を介して入出力端末2325から見積り算出サーバ2323にデータを送信し、分類基準データ111を作成する。
プロジェクト特性重み付け入力手段117は、プロジェクト管理者がプロジェクト特性重み付けを入力するための手段であり、通信装置2321と通信装置2324を介して入出力端末2325から見積り算出サーバ2323にデータを送信し、プロジェクト特性重み付けデータ112を作成する。
主成分得点個数入力手段118は、プロジェクト管理者が主成分得点個数を入力するための手段であり、通信装置2321と通信装置2324を介して入出力端末2325から見積り算出サーバ2323にデータを送信し、主成分得点個数データ113を作成する。
見積り対象プロジェクト入力手段119は、プロジェクト管理者が入力装置121を用いて見積り対象プロジェクト特性データを入力するための手段であり、通信装置2321と通信装置2324を介して入出力端末2325から見積り算出サーバ2323にデータを送信し、見積り対象プロジェクト特性データ114を作成する。
見積り表示手段120は、プロジェクト管理者が表示装置122を用いて見積りデータを確認するための手段であり、通信装置2324と通信装置2321を介して見積り算出サーバ2323から入出力端末2325にデータを送信し、見積りデータ110から得たデータを表示装置122に表示する。
入力装置121は、過去プロジェクト入力手段115と分類基準入力手段116とプロジェクト特性重み付け入力手段117と主成分得点個数入力手段118と見積り対象プロジェクト入力手段119における入力を補助する、キーボード・マウスなどの手段である。
表示装置122は、見積り表示手段120が画面を表示するディスプレイモニタなどの手段である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、見積り算出サーバ2323と複数の入出力端末2325とで構成されるので、複数のプロジェクト管理者がそれぞれの入出力端末2325を用いて、データ入力、見積もりの確認をすることができる。
実施の形態3.
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。
図24は本発明のプロジェクト見積り支援システムの実施の形態3の構成を示したブロック図である。図24に示すように、本実施の形態では、見積りサーバ123と、見積りサーバ123に接続された入力装置121と表示装置122とで構成される。
過去プロジェクト実績データ101は、過去プロジェクト実績データ記憶部に記憶される。過去プロジェクト特性データ102は、過去プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。成功プロジェクト特性データ104は、成功プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。類似成功プロジェクトデータ107は、類似成功プロジェクトデータ記憶部に記憶される。見積りデータ110は、見積りデータ記憶部に記憶される。分類基準データ111は、分類基準データ記憶部に記憶される。プロジェクト特性重み付けデータ112は、プロジェクト特性重み付けデータ記憶部に記憶される。主成分得点個数データ113は、主成分得点個数データ記憶部に記憶される。見積り対象プロジェクト特性データ114は、見積り対象プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。
実施の形態3は、実施の形態1の有意見積り手段109を見積り手段2409に変えて、失敗プロジェクト特性データ105と類似失敗プロジェクトデータ108と削除したものである。
従って、本発明の実施の形態3では、実施の形態1と比べて、有意見積り手段109による効果がなくなるものの、分類手段103により、最終的に見積りデータ110は成功した過去のプロジェクトを統計したものとなり、見積りの精度が向上し、類似プロジェクト推定手段106により、最終的に見積りデータ110は、特性の重要度に応じて増減を施した見積り対象プロジェクトに類似した、過去のプロジェクトを統計したものとなり、見積りの精度が向上する。
次に、実施の形態3と後述の実施の形態4において、実施の形態1における有意見積り手段109の代わりに追加された見積り手段2409の処理の流れについて説明する。
図25は、見積り手段2409の処理の流れを示す。
見積り手段2409は、ある実績項目について、類似成功プロジェクトデータ107または成功プロジェクト特性データ104に関わる実績データを、過去プロジェクト実績データ101から取得する(ステップS2501)。
続いて、見積り手段2409は、ステップS2501で取得したの実績データから、項目ごとに上限値、平均値または下限値などの統計値を算出し、見積りデータとする(ステップS2502)。なお、見積りデータは、図6に例示したとおりである。
続いて、見積り手段2409は、すべての実績項目について、ステップS2501からステップS2502までの処理を施したかどうかを確認し、未完了であればステップS2501に戻り、次の実績項目について処理を続け、完了であれば処理を終了する(ステップS2503)。
実施の形態4.
つぎに、この発明の実施の形態4について説明する。
図26は本発明のプロジェクト見積り支援システムの実施の形態4の構成を示したブロック図である。図26に示すように、本実施の形態では、見積りサーバ123と、見積りサーバ123に接続された入力装置121と表示装置122とで構成される。
過去プロジェクト実績データ101は、過去プロジェクト実績データ記憶部に記憶される。過去プロジェクト特性データ102は、過去プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。成功プロジェクト特性データ104は、成功プロジェクト特性データ記憶部に記憶される。見積りデータ110は、見積りデータ記憶部に記憶される。分類基準データ111は、分類基準データ記憶部に記憶される。
実施の形態4は、実施の形態1の有意見積り手段109を見積り手段2409に変えて、類似プロジェクト推定手段106と失敗プロジェクト特性データ105と類似成功プロジェクトデータ107と類似失敗プロジェクトデータ108とプロジェクト特性重み付けデータ112と主成分得点個数データ113と見積り対象プロジェクト特性データ114とプロジェクト特性重み付け入力手段117と主成分得点個数入力手段118と見積り対象プロジェクト入力手段119とを削除したものである。
従って、本発明の実施の形態4では、実施の形態1と比べて、有意見積り手段109と類似プロジェクト推定手段106による効果がなくなるものの、分類手段103により、最終的に見積りデータ110は成功した過去のプロジェクトを統計したものとなり、見積りの精度が向上する。
本発明のプロジェクト見積り支援システムの実施の形態1の構成を示したシステム構成図である。 プロジェクト特性データの一例を示した図である。 図2の各項目の値の意味を例示した図である。 過去プロジェクト実績データの一例を示した図である。 類似成功プロジェクトデータと類似失敗プロジェクトデータの一例を示した図である。 見積りデータの一例を示した図である。 分類基準データの一例を示した図である。 プロジェクト特性重み付けデータの一例を示した図である。 主成分得点個数データの一例を示した図である。 見積り表示手段が表示する画面例を示した図である。 分類手段の処理の流れを示す。 類似プロジェクト推定手段の処理の流れを示したフローチャートである。 有意見積り手段の処理の流れを示したフローチャートである。 有意見積り手段において、ある実績項目について、類似成功プロジェクトと類似失敗プロジェクトを比較して、より有意な成功プロジェクトを絞り込む処理を示した模式図である。 有意見積り手段において、ある実績項目について、類似成功プロジェクトと類似失敗プロジェクトを比較して、より有意な成功プロジェクトを絞り込む処理を示した模式図である。 類似プロジェクト推定手段の処理の流れに沿ったデータ例を示した図である。 類似プロジェクト推定手段の処理の流れに沿ったデータ例を示した図である。 類似プロジェクト推定手段の処理の流れに沿ったデータ例を示した図である。 類似プロジェクト推定手段の処理の流れに沿ったデータ例を示した図である。 システム管理者が各種手段を用いて初期データ投入を行うワークフローの例を示した図である。 プロジェクト管理者が各種手段を用いて見積りを行うワークフローの例を示した図である。 プロジェクト管理者またはシステム管理者が各種手段を用いてプロジェクト完了実績報告を行うワークフローの例を示した図である。 本発明のプロジェクト見積り支援システムの実施の形態2の構成を示したブロック図である。 本発明のプロジェクト見積り支援システムの実施の形態3の構成を示したブロック図である。 見積り手段の処理の流れを示したフローチャートである。 本発明のプロジェクト見積り支援システムの実施の形態4の構成を示したブロック図である。
符号の説明
101 過去プロジェクト実績データ、102 過去プロジェクト特性データ、103 分類手段、104 成功プロジェクト特性データ、105 失敗プロジェクト特性データ、106 類似プロジェクト推定手段、107 類似成功プロジェクトデータ、108 類似失敗プロジェクトデータ、109 有意見積り手段、110 見積りデータ、11 分類基準データ、112 プロジェクト特性重み付けデータ、113 主成分得点個数データ、114 見積り対象プロジェクト特性データ、2409 見積り手段。

Claims (3)

  1. プロジェクト特有のデータから前記プロジェクトを成功と失敗とに分類する基準である分類基準データの入力を受け付ける分類基準入力手段と、
    プロジェクト特有のデータを増減する割合であるプロジェクト特性重み付けデータの入力を受付けるプロジェクト特性重み付け入力手段と、
    主成分得点個数の入力を受け付ける主成分得点個数入力手段と、
    複数の過去のプロジェクトについて、当該プロジェクト計画時にプロジェクト管理者が指定する当該プロジェクト特有のデータを含む過去プロジェクト特性データを、前記分類基準入力手段が受け付けた分類基準データと前記当該プロジェクト特有のデータ値により成功と失敗とに分類し、成功プロジェクト特性データと失敗プロジェクト特性データとを作成する分類手段と、
    見積り対象のプロジェクトについて、当該プロジェクト計画時にプロジェクト管理者が指定する当該プロジェクト特有のデータを含む見積り対象プロジェクト特性データに、前記プロジェクト特性重み付け入力手段が受け付けたプロジェクト特性重み付けデータにより増減を施し、増減を施した前記見積り対象プロジェクト特性データと、前記成功プロジェクト特性データと、前記失敗プロジェクト特性データとの各々について、前記主成分得点個数入力手段が受け付けた主成分得点個数の主成分得点を算出して合算した合算値を算出し、前記成功プロジェクト特性データ各々の主成分得点の合算値と、前記見積り対象プロジェクト特性データの主成分得点の合算値とを比較して差異の小さい前記成功プロジェクト特性データを所定の個数だけ抽出することにより、前記成功プロジェクト特性データから前記見積り対象プロジェクトの類似プロジェクトを推定し類似成功プロジェクトデータとし、前記失敗プロジェクト特性データ各々の主成分得点の合算値と、前記見積り対象プロジェクト特性データの主成分得点の合算値とを比較して差異の小さい前記失敗プロジェクト特性データを所定の個数だけ抽出することにより、前記失敗プロジェクト特性データから前記見積り対象プロジェクトの類似プロジェクトを推定し類似失敗プロジェクトデータとする類似プロジェクト推定手段と、
    前記類似成功プロジェクトデータの実績データの分布と前記類似失敗プロジェクトデータの実績データの分布とを実績項目ごとに比較することにより、より有意な成功プロジェクトを絞り込み、絞り込んだ成功プロジェクトの実績データを統計し、前記見積り対象プロジェクトの見積りデータを作成する有意見積り手段とを備え
    前記見積りデータが妥当でないとの指定をプロジェクト管理者から受け付けた場合には、再度、前記分類基準入力手段は分類基準データの変更を受け付け、前記プロジェクト特性重み付け入力手段はプロジェクト特性重み付けデータの変更を受け付け、前記主成分得点個数入力手段は主成分得点個数の変更を受け付けて、前記分類手段は、変更された分類基準データに基づき成功プロジェクト特性データと失敗プロジェクト特性データとを作成し、前記類似プロジェクト推定手段は、変更されたプロジェクト特性重み付けデータと変更された主成分得点個数とに基づき、類似成功プロジェクトデータと類似失敗プロジェクトデータとを抽出し、前記有意見積り手段は、前記類似成功プロジェクトデータと前記類似失敗プロジェクトデータとから、見積りデータを作成す
    ことを特徴とするプロジェクト見積り支援システム。
  2. 実績項目ごとの見積りの上限値と下限値とを表示する見積り表示手段を備え、
    前記有意見積り手段は、実績項目ごとに、前記類似成功プロジェクトデータが分布する実績値の第1の区間と、前記類似失敗プロジェクトデータが分布する実績値の第2の区間とを算出し、前記第1の区間と前記第2の区間とが重複しない場合は、前記第1の区間に実績値が該当するプロジェクトを絞り込まれた成功プロジェクトとして抽出し、前記第1の区間と前記第2の区間とが重複する場合は、前記第1の区間から前記第2の区間を省いた区間に実績値が該当するプロジェクトを絞り込まれた成功プロジェクトとして抽出し、前記第1の区間が前記第2の区間を包含する場合は、前記第1の区間から前記第2の区間を省いたふたつの区間のうち、類似成功プロジェクトデータの実績値の平均値との差異が小さい方の区間に実績値が該当するプロジェクトを絞り込まれた成功プロジェクトとして抽出し、前記第2の区間が前記第1の区間を包含する場合は、前記第1の区間に実績値が該当するプロジェクトを絞り込まれた成功プロジェクトとして抽出し、前記絞り込まれた成功プロジェクトの実績値の上限値と下限値とを算出し、
    前記見積り表示手段は、前記有意見積り手段が算出した、実績項目ごとの上限値と下限値とを表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト見積り支援システム。
  3. コンピュータを、請求項1または2に記載のプロジェクト見積り支援システムとして機能させるための、プロジェクト見積り支援プログラム。
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