JP4084981B2 - 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、塩化ビニル樹脂を塩素化して、塩素化塩化ビニル系樹脂を製造する方法に関する。更に詳しくは、水性媒体中に塩化ビニル系樹脂を懸濁させ、これに塩素を供給して塩化ビニル系樹脂の塩素化反応を行い、塩素化塩化ビニル系樹脂を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
塩素化塩化ビニル系樹脂(CPVC)は耐熱性に優れた汎用樹脂の一つである。耐熱性はCPVCの分子に含まれる塩素量(塩素化度)が多い程有利であり、その製造方法としては以下の方法が一般的に用いられている。すなわち水性媒体中に塩化ビニル系樹脂(PVC)を懸濁させて、これに気体状又は液体状の塩素を供給して、PVCの塩素化反応を行う方法である。さらにこのような塩素化方法の中では、光(紫外線)を用いる光塩素化法と熱を用いる熱塩素化法が工業的に実施されている。(特許文献1)
この塩素化反応の反応プロセスは、次の3つのプロセスから成り立っていると考えられている。
【0003】
(1)Cl2 →2Cl・ (ラジカル生成反応)
(2)PVC + Cl・ → PVC・ + HCl (水素引抜き反応)
(3)PVC・ + Cl・ → CPVC (塩素化反応)
(1)は、光又は熱によって、塩素を塩素ラジカルにするラジカル生成反応であり、(2)は、塩素ラジカルによって、PVCから水素が引抜かれる水素引抜き反応であり、(3)は、ポリマーラジカル(PVC・)と塩素ラジカル又は塩素によって、CPVCが生成する反応である。(1)から(3)の反応式をまとめて下記反応式(A)で示される。
【0004】
(A) PVC + Cl2 → CPVC + HCl
従って、(A)の様な塩素化反応においては、原料塩素の約半分のみが塩素化反応に利用され、半分は塩酸副生に消費される。そのため塩素化反応後のスラリーのpHが例えば、1.5〜2.5となり反応器、乾燥機などの設備腐食が著しくなる為、設備の腐食を防止するため高価な金属などで設備をコーティングするなどの処置が必要であった。また、塩素化反応終了後のスラリー排水中の塩酸は、中和処理をする必要があり、多額の処理費を要するという工業的課題があった。
【0005】
これを改善する為に、水性媒体中にPVCを懸濁させたスラリーに次亜塩素酸金属塩を加え、これにプロトン酸を添加して塩素化する方法が提案されている(特許文献2)。確かにこの方法によれば反応後のスラリーに含まれる酸の量は少なくなる。しかし該方法ではプロトン酸を系外から投入する為PVC内部での塩素化反応が起こりにくく、不安定なビニリデン構造(−CCl2−)が生成したり、次亜塩素酸金属塩が反応後の樹脂中に残留して初期着色や熱安定性が悪化する等、実用上の問題がある。
【0006】
一方、CPVCの生産性は塩素化反応時間が大きく影響することが知られており、塩素化反応速度を向上させるべく様々な改良がなされている。例えば、塩化ビニル系樹脂1kgあたりの塩素化平均反応速度を2〜4モル/時間と制御する(特許文献3)、実質的に抗酸化剤を含まない塩化ビニル系樹脂を原料として用いる(特許文献4)、など塩素化反応時間を短縮させる手法が採用されている。確かにこれらの方法によって生産性は向上するが、CPVCにとって必須品質である加工時の初期着色性、熱安定性は不充分となる。この原因は、反応速度を高めることにより塩素化反応が不均一になりビニリデン構造が増加する為であると考えられる。
【0007】
この様な初期着色性を改善する方法として、種々の提案がなされてきた。例えば、原料PVC樹脂を製造する際、分散剤としてセルロース系分散剤を用い、これを塩素化する方法(特許文献5)、原料PVC樹脂を製造する際、分散剤としてポリオキシエチレン系分散剤を用い、これを塩素化する方法(特許文献6)、その他、塩素化を終了した塩素化ポリマーに、リンゴ酸、酒石酸などの酸類またはその塩類を添加する方法、同様に塩素化を終了した塩素化ポリマーに、酸化防止剤、リン系化合物などを添加する方法が提案されている。
しかしながら、いずれの方法もコストが高くなったり、透明性が低下したり、成形加工時にプレートアウトを発生したりする問題があり、十分とは言えない。
【0008】
この様に、従来におけるCPVCの製造においては、スラリー中の塩酸による設備腐食の問題、反応速度を高めて生産性を向上出来ない問題、初期着色性や透明性低下の問題、といった種々の工業的課題があり、これらのバランスを高める技術開発は、当業者の長年の課題となっている。
【0009】
【特許文献1】
特公昭46−17128
【0010】
【特許文献2】
特開2001−11116
【0011】
【特許文献3】
特開2002−060420
【0012】
【特許文献4】
特開2000−214012
【0013】
【特許文献5】
特開平3−166205
【0014】
【特許文献6】
特開平4−106110
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
塩素化反応の生産性を高めると共に、初期着色性、透明性などを改善し、副生塩酸による設備の腐食を防止できる塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意検討の結果、本発明を完成するに到ったものである。
【0017】
すなわち、本発明は次のとおりである。
(1)水性媒体中に塩化ビニル系樹脂を懸濁させ、これに塩素を供給して、紫外線照射によって塩化ビニル系樹脂の塩素化反応を行う塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法において、塩素化反応時、水性媒体中に次亜塩素酸塩を存在させることにより、塩素化反応終了時点でのスラリーのpHを3〜6に制御することを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法である。
(2)次亜塩素酸塩は、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、及び次亜塩素酸カリウムから選択される少なくとも一種であることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、塩素化時に、水性媒体中に次亜塩素酸塩を存在させることにより得られた塩素化塩化ビニル系樹脂の初期着色が改善できる。この働きは、次の様なプロセスを経ることによるものと推測される。
【0019】
(4)2HCl + NaClO → NaCl + Cl2 + H2O
(5)Cl2 → 2Cl・
すなわち、塩素化反応によってPVC系樹脂中に生成した塩酸と次亜塩素酸塩がPVC系樹脂の空隙部あるいは樹脂内部で反応して塩素を生成する(反応式4)。この塩素は光や熱によって塩素ラジカルを発生する(反応式5)。これにより従来法に比べてPVC系樹脂中の塩素ラジカル濃度が高いため、反応速度が大きくなると考えられる。同時に、樹脂中にてこれらの反応が生じる為、従来法に比べ均一な塩素化反応が可能となり、ビニリデン構造の生成が抑制され初期着色性能の向上に繋がるものと推測される。
【0020】
また塩素化反応と共に発生する塩酸は、次亜塩素酸塩の金属と反応して、最終的には、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの金属塩となり水懸濁スラリー中に溶解する。従って次亜塩素酸塩の添加量によって、塩素化反応終了時のpHを小さくコントロールすることが出来るため、反応スラリーの中和処理を軽減し、反応設備の腐食を防止することができる。
【0021】
本発明に使用する塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニル単量体を主成分とする樹脂であれば、特に限定されないが、通常、粘度平均重合度が350〜1250のポリ塩化ビニル単独樹脂が好ましく用いられる。粘度平均重合度が350未満のものを使用すると、塩素化塩化ビニル樹脂としての耐熱性能が低下する。一方、粘度平均重合度が1250を越えると、当該樹脂の成形加工が困難になる。
【0022】
本発明では、水性媒体に供給する塩素は、気体状であっても液体状であっても良いが、取扱いの容易さの観点から、気体状の塩素ガスを水性媒体中に供給する方法が好ましい。また本発明に於いては、ラジカル生成反応を起こす為に、熱を加えたり、紫外線を照射する方法があるが、反応制御の観点から紫外線を照射する方法が好ましく用いられる。
【0023】
本発明では、水性媒体中に次亜塩素酸塩を共存させることが必須である。次亜塩素酸塩は塩素化反応を始める前に添加しても良いし、塩素化反応中に断続的に又は連続的に添加しても良い。好ましくは塩素化反応を始める前に全部、または一部、望ましくは過半量を添加し、塩化ビニル系樹脂と次亜塩素酸塩を均一に分散して、接触させる方が良い。
【0024】
本発明では、次亜塩素酸塩として、例えば、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウムなどが使用されるが、取扱いの容易さ、製造コストなどの観点から、次亜塩素酸ナトリウムが好ましく使用される。
【0025】
本発明により、次亜塩素酸塩の添加量により塩素化反応終了時点でのスラリーを例えばpHを3〜6に制御できる。このことにより、従来の塩素化方法では塩酸が発生して塩素化終了時のpHは1.5〜2.0となり、反応器、乾燥機などの設備腐食が著しかったり、スラリー排水の中和処理に多額の処理費を要していたが、本発明では、塩素化反応終了時点でスラリー中に含まれるのは塩化ナトリウム、塩化カリウムなどであるため、中和処理費用が削減でき、設備腐食が大幅に減少できるというメリットがある。
【0026】
次亜塩素酸塩の添加量は特に限定されないが、目的とするCPVCの塩素化度に応じた添加量とする。塩ビ樹脂に対する塩素、次亜塩素酸ナトリウムの反応式を式(A)に以下に示す。
【0027】
2PVC+Cl2+NaClO→2CPVC+NaCl+H2O (A)
但し式(A)におけるPVC,CPVCは、それぞれのモノマー単位を示す。例えばPVCは(CH2−CHCl)を表している。
【0028】
式(A)から、例えば10kgの塩ビ樹脂(モノマー単位の分子量62.5、塩素化度56.8重量%)を塩素化反応させて塩素化度64重量%のCPVCを得る場合、必要な次亜塩素酸ナトリウム(分子量74.5)の量は約0.76kgとなる。
【0029】
添加量が少ない場合は、塩素化速度向上効果や初期着色改良効果を得るために十分な塩素ラジカル濃度を得難かったり、スラリー中に含まれる塩酸濃度を充分に減らすことが出来ないため、設備腐食減少効果が小さかったり中和処理が必要となる。一方あまり添加量が多過ぎると塩素化終了時に多量の金属塩が生成し、成形加工時に悪影響がでる為好ましくない。
【0030】
本発明で得たCPVCは、公知の各種配合剤、例えば熱安定剤、滑剤、耐衝撃強化剤等を添加して各種成型加工機に供し、種々の成型体として用いる。
【0031】
【実施例】
以下に実施例を示して、本発明の具体的な実施形態をより詳細に説明するが、これらは何ら本発明を限定するものではない。
【0032】
なお例中、塩素化反応後のスラリーのpHについてはpH試験紙により求めた。また初期着色性、透明性、熱安定性については以下の方法で評価した。
(1)初期着色性 : 目視により次の基準に従った。
【0033】
AA:無色に近い淡黄色 A:淡黄色
B:黄色
(2)透明性 : 目視により次の基準に従った。
【0034】
A:透明性大 B:若干濁りあり
(3)熱安定性 : 200℃のギアオーブン中でシートを加熱し、シートが黒色になる時間を測定した。
(実施例1)
攪拌翼、冷却用ジャケット、紫外線照射ランプを付設した内容積50Lの塩素化反応器に、重合度670の塩化ビニル樹脂7.5kg、イオン交換水42.5kg、次亜塩素酸ナトリウム0.58kgを仕込み、攪拌しながら反応器内の真空脱気と窒素置換を所定時間行なった後、塩素ガスを系内に吹き込み、紫外線を照射して塩素化反応を開始した。なお反応器内の温度及び圧力はそれぞれ50℃、0.02MPaに制御した。予め作成した検量線より、塩素化度64重量%に到達した時点で、紫外線照射を停止し塩素化反応を終了した。得られたスラリーを遠心脱水機にて、脱水・乾燥して塩素化塩化ビニル樹脂を得た。この際、反応時間は100分であり、スラリーのpHは5であった。
【0035】
得られたCPVC100重量部に対して、耐衝撃強化剤B−12(鐘淵化学工業社製MBS)10重量部、ジブチル錫メルカプト系安定剤3重量部、パラフィンワックス1.2重量部を配合し、この配合物を175℃のロールで3分間混練りして厚さ0.6mmのシートを作成した。このシートを重ね合わせて180℃で10分間プレスし、厚み3mmのプレス板を得た。このプレス板は初期着色性ならびに透明性評価に供した。またロール混錬により得たシートは熱安定性評価に供した。結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1と同様に、攪拌翼、冷却用ジャケット、紫外線照射ランプを付設した内容積50Lの塩素化反応器に、重合度670の塩化ビニル樹脂7.5kg、イオン交換水40kgを仕込み、攪拌しながら反応器内の真空脱気と窒素置換を所定時間行なった後、塩素ガスを系内に吹き込み、紫外線を照射して塩素化反応を開始した。なお反応器内の温度及び圧力はそれぞれ50℃、0.02MPaに制御した。反応開始後10分の段階で、次亜塩素酸ナトリウム0.55kgを溶解した2.5kg水溶液を系内に投入し、予め作成した検量線より、塩素化度64重量%に到達した時点で、紫外線照射を停止し塩素化反応を終了した。得られたスラリーを遠心脱水機にて、脱水・乾燥して塩素化塩化ビニル樹脂を得た。この際、反応時間は104分であり、スラリーのpHは5であった。また実施例1と同様の操作でシート、プレス板を作成し各測定に供した。結果を表1に示す。
(実施例3)
重合度800の塩化ビニル樹脂7.5kgを仕込み、添加する次亜塩素酸塩を次亜塩素酸カリウム0.58kgとした以外は、実施例1と同様に行なった。得られたスラリーを遠心脱水機にて、脱水・乾燥して塩素化塩化ビニル樹脂を得た。この際、反応時間は95分であり、スラリーのpHは5であった。また実施例1と同様の操作でシート、プレス板を作成し各測定に供した。結果を表1に示す。
(実施例4)
重合度700の塩化ビニル樹脂7.5kgを仕込み、添加する次亜塩素酸ナトリウムを0.73kgとし、目標とするCPVCの塩素化度を66%とした以外は、実施例1と同様に行なった。得られたスラリーを遠心脱水機にて、脱水・乾燥して塩素化塩化ビニル樹脂を得た。この際、反応時間は133分であり、スラリーのpHは5であった。また実施例1と同様の操作でシート、プレス板を作成し各測定に供した。結果を表1に示す。
(比較例1)
次亜塩素酸ナトリウムを添加しないで、実施例1と同様の操作を行なって塩素化反応を進め、所定の塩素化度64%で塩素化反応を終了し、スラリーを脱水・乾燥して塩素化塩化ビニル樹脂を得た。この際、反応時間は126分であり、スラリーのpHは2であった。また、実施例1と全く同様の操作でシート、プレス板を作成し、各測定に供した。結果を表2に示す。
(比較例2)
次亜塩素酸ナトリウムを添加しないで、実施例1と同様の操作を行なって塩素化反応を進め、所定の塩素化度66%で塩素化反応を終了し、スラリーを脱水・乾燥して塩素化塩化ビニル樹脂を得た。この際、反応時間は168分であり、スラリーのpHは2であった。また、実施例1と同様の操作でシート、プレス板を作成し、各測定に供した。結果を表2に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】
実施例および比較例の結果から判る様に、本発明によれば初期着色性、透明性、熱安定性に優れた塩素化塩ビ樹脂を得ることが出来、塩素化反応時間が短くなり、生産性が大きく向上する。さらに、本発明の塩素化反応終了時のpHは比較例と比べて高く、排水処理費用が低減できると共に設備の腐食が改善する。また目標とする塩素化度を変えた場合においても同様の効果が得られる。
従って、本発明は、高い耐熱性と透明性を要求される用途に適し、生産性が高く、設備面でも有利であることから、その工業的価値は極めて高い。
Claims (2)
- 水性媒体中に塩化ビニル系樹脂を懸濁させ、これに塩素を供給して、紫外線照射によって塩化ビニル系樹脂の塩素化反応を行う塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法において、
塩素化反応時、水性媒体中に次亜塩素酸塩を存在させることにより、塩素化反応終了時点でのスラリーのpHを3〜6に制御することを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法。 - 次亜塩素酸塩が、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、及び次亜塩素酸カリウムから選択される少なくとも一種である請求項1に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法。
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