JP4084599B2 - 着色感光性樹脂組成物及びカラーフィルター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光性樹脂組成物、特にカラーフィルターに使用される着色感光性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
着色感光性樹脂組成物を用いて作製されるカラーフィルターは、高いコントラストが要求されている。このようなカラーフィルターを作製するためには、着色感光性樹脂組成物中に含まれる顔料の微粒子化が必要とされている。このような顔料は、顔料分散物として調整された後に、これと、他の着色性樹脂組成物の構成成分と、を混合することにより着色感光性樹脂組成物中に添加されるのが一般的である。
【0003】
従来、前記顔料分散物に使用される有機溶剤としては、前記着色感光性樹脂組成物中に含まれるバインダーや重合開始剤等に対して溶解性の高いもの、あるいは、前記着色感光性樹脂組成物を基板あるいは仮支持体上に塗布した際に、塗布性、蒸発性にの優れたものが選ばれている。このような溶剤として、エステル系、ケトン系の溶剤が多く用いられていた。
しかし、これらの溶剤は、顔料分散物に添加される顔料分散剤の溶解性が悪いものが多く、顔料の微粒子化を進める上で必ずしも有効な溶剤ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決することを課題とする。すなわち、本発明は、着色感光性樹脂組成物中に含まれる顔料粒径が小さく、高い透過率を有する着色感光性樹脂組成物を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は以下の本発明により達成される。すなわち、本発明は、
<1> 少なくとも顔料分散物、バインダー、重合性モノマーおよび重合開始剤を含む着色感光性樹脂組成物において、前記顔料分散物が、少なくとも有機顔料、顔料分散剤および有機溶剤を含み、該有機溶剤分子の少なくとも一部がアミド構造を有し、前記有機溶剤の沸点が230℃以下であり、前記顔料分散剤が、顔料誘導体であり、且つ、その分子内にベンスイミダゾロン構造を有することを特徴とする着色感光性樹脂組成物である。
【0006】
<2> 前記顔料分散剤が、前記有機溶剤に3重量%以上溶解することを特徴とする<1>に記載の着色感光性樹脂組成物である。
【0009】
<3> 仮支持体上に、<1>または<2>に記載の前記着色感光性樹脂組成物からなる着色感光性樹脂層が少なくとも形成された転写シートを用いて、前記着色感光性樹脂層を、基板上に転写し、パターン露光、現像することにより作製されたことを特徴とするカラーフィルターである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、少なくとも顔料分散物、バインダー、重合性モノマーおよび重合開始剤を含む着色感光性樹脂組成物において、前記顔料分散物が、少なくとも有機顔料、顔料分散剤および有機溶剤を含み、該有機溶剤分子の少なくとも一部がアミド構造を有し、前記有機溶剤の沸点が230℃以下であり、前記顔料分散剤が、顔料誘導体であり、且つ、その分子内にベンスイミダゾロン構造を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の着色感光性樹脂組成物は上記したような構成を有するために、着色感光性樹脂組成物中に含まれる顔料の粒径が小さく、このため、高い透過率を有する着色感光性樹脂組成物を提供することができる。
【0012】
また、前記有機溶剤分子の少なくとも一部がアミド構造を有するために、エステル、ケトン類に対して溶解度の低い顔料分散剤でも高い溶解度を得ることができる。特に、顔料誘導体のような難溶性の顔料分散剤でも高い溶解度を得ることができる。
【0013】
さらに、前記有機溶剤の沸点が230℃以下であるために、基板上に塗布乾燥することにより形成された前記着色感光性樹脂組成物からなる層(以下、「着色感光性樹脂層」と略す)からカラーフィルターを形成した後の工程において実施される熱処理において、着色感光性樹脂層中に含まれる有機溶剤を十分に揮発させることができる。沸点が230℃以上である場合には、従来の熱処理温度では有機溶剤を十分に揮発させることができなかったり、あるいは、有機溶剤を揮発させるために熱処理温度を上げることにより、着色感光性樹脂層に含まれるバインダーの着色により透過率が低下する場合がある。
【0014】
《着色感光性樹脂組成物》
以下に本発明の着色感光性樹脂組成物の基本構成成分、すなわち、重合性モノマー、重合開始剤、バインダーおよび顔料分散物と、これら以外のその他の成分について順次説明する。
【0015】
(重合性モノマー)
本発明に用いられる重合性モノマーとしては公知の重合性モノマーであれば特に限定されないが、エチレン性不飽和二重結合を有し、光の照射によって付加重合するモノマーであることが好ましい。そのようなモノマーとしては、分子中に少なくとも1個の付加重合可能なエチレン性不飽和基を有し、沸点が常圧で100℃以上の化合物を挙げることができる。その例としては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートおよびフェノキシエチル(メタ)アクリレートなどの単官能アクリレートや単官能メタクリレート;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、トリ(アクリロイルオキシエチル)シアヌレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパンやグリセリン等の多官能アルコールにエチレンオキシドにプロピレンオキシドを付加した後(メタ)アクリレート化したもの等の多官能アクリレートや多官能メタクリレートを挙げることができる。
【0016】
さらに特公昭48−41708号公報、特公昭50−6034号公報および特開昭51−37193号公報に記載されているウレタンアクリレート類;特開昭48−64183号公報、特公昭49−43191号公報および特公昭52−30490号公報に記載されているポリエステルアクリレート類;エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の反応生成物であるエポキシアクリレート類等の多官能アクリレー卜やメタクリレートを挙げることができる。これらの中で、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジぺンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジぺンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートが好ましい。これらモノマーは、単独でも、二種類以上を混合して用いても良い。
【0017】
重合性モノマーの着色感光性樹脂組成物の全固形分に対する含有量は5〜70質量%が一般的であり、10〜50質量%が好ましい。
【0018】
(バインダー)
本発明に用いられるバインダーに関しては特に制限はなく、通常の膜形成性のポリマーを用いることができる。ただし、本発明でバインダーとして有利に用いられるのは、側鎖にカルボン酸基やカルボン酸塩基などの極性基を有するポリマーである。その例としては、特開昭59−44615号公報、特公昭54−34327号公報、特公昭58−12577号公報、特公昭54−25957号公報、特開昭59−53836号公報、および特開昭59−71048号公報に記載されているようなメタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マレイン酸共重合体等を挙げることができる。また側鎖にカルボン酸基を有するセルロース誘導体も挙げることができる。この他に水酸基を有するポリマーに環状酸無水物を付加したものも好ましく使用することができる。特に、米国特許第4139391号明細書に記載のベンジル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸の共重合体やベンジル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸と他のモノマーとの多元共重合体を挙げることができる。これらの極性基を有するバインダーポリマーは、単独で用いてもよく、あるいは通常の膜形成性のポリマーと併用する組成物の状態で使用してもよい。
【0019】
(重合開始剤)
重合開始剤としては、用いる重合性モノマーに応じて適切なものを選択することができるが、光重合開始剤を用いることが望ましく、このような光重合開始剤としては、米国特許第2367660号明細書に開示されているビシナルポリケタルドニル化合物、米国特許第2448828号明細書に記載されているアシロインエーテル化合物、米国特許第2722512号明細書に記載のα−炭化水素で置換された芳香族アシロイン化合物、米国特許第3046127号明細書および同第2951758号明細書に記載の多核キノン化合物、米国特許第3549367号明細書に記載のトリアリールイミダゾール二量体とp−アミノケトンの組合せ、特公昭51−48516号公報に記載のベンゾチアゾール化合物とトリハロメチル−s−トリアジン化合物との組合せ、米国特許第4239850号明細書に記載されているトリハロメチル−s−トリアジン化合物、米国特許第4212976号明細書に記載されているトリハロメチルオキサジアゾール化合物等を挙げることができる。特に、トリハロメチル−s−トリアジン、トリハロメチルオキサジアゾールおよびトリアリールイミダゾール二量体が好ましい。着色感光性樹脂組成物の全固形分に対する光重合開始剤の含有量は、0.5〜20質量%が一般的であり、1〜15質量%が好ましい。
【0020】
(顔料分散物)
本発明に用いられる顔料分散物(以下、「顔料分散液」と称す場合がある)は、少なくとも有機顔料、顔料分散剤および有機溶剤を含み、該有機溶剤分子の少なくとも一部がアミド構造を有し、前記有機溶剤の沸点が230℃以下であれば特に限定されない。なお、顔料分散液中に含まれる前記有機溶剤の含有量は10質量%以下であることが好ましい。
【0021】
本発明において、前記有機顔料は、上記したような顔料分散液中に分散させた分散液として使用される。この分散液は、以下の方法によって調製することができる。
1)有機顔料と顔料分散剤とを予め混合して得られる組成物を、有機溶剤(またはビヒクル)に添加して分散させる方法、
2)有機溶剤(またはビヒクル)に、有機顔料と顔料分散剤を別々に添加して分散させる方法、
3)有機顔料と顔料分散剤とを予め別々に有機溶剤(またはビヒクル)に分散し、得られた分散体を混合する方法(この場合、顔料分散剤を有機溶剤のみで分散してもよい。)、
4)有機溶剤(またはビヒクル)に、有機顔料を分散した後、得られた分散体に顔料分散剤を添加する方法である。
【0022】
上記ビビクルとは、塗料が液体状態にあるときに顔料を分散させている媒質の部分をいい、液状であって上記有機顔料と結合して塗膜を固める部分(バインダー)とこれを溶解希釈する成分(上記有機溶剤)とを含む。
【0023】
上記有機顔料を分散させる際に使用する分散機としては、特に制限はなく、例えば、ニーダー、ロールミル、アトライダー、スーパーミル、ディゾルバ、ホモミキサー、サンドミル、等の公知の分散機が挙げられる。
【0024】
−有機顔料−
前記有機顔料としては公知の有機顔料であれば如何なるものを用いてもよいが、上記したような顔料分散液中に分散し易いものが好ましく、具体例としては、C.I.PR254、C.I.PR177、C.I.PR224、C.I.PG36、C.I.PB15:6、C.I.PB60、C.I.PG7、C.I.PY138、C.I.PY139、C.I.PY150、C.I.PY128、C.I.PY185、等を挙げることが出来る。
着色感光性樹脂組成物中の有機顔料の含有量は、3〜60質量%であることが好ましい。より好ましくは5〜50質量%である。
【0025】
−顔料分散剤−
前記顔料分散剤としては、顔料誘導体であり、且つ、その分子内にベンスイミダゾロン構造を有するものが用いられる。このような顔料分散剤であれば上記したような有機顔料を、顔料分散液中に均一に分散させることができるものであれば特に限定されず、公知のものを用いることができるが、前記有機溶剤に3重量%以上溶解するものが好ましく、5重量%以上溶解するものがより好ましい。有機溶剤に対する溶解量が3重量%よりも小さい場合には、顔料を微細化して均一に分散させることが困難になる場合がある。
【0028】
本発明に用いられる顔料分散剤は、顔料誘導体であり、且つ、その分子内にベンズイミダゾロン構造を有するものである。ベンズイミダゾロン構造を分子内に有する顔料誘導体は、顔料への吸着性が良好であり、顔料分散剤としてより優れている。
このような顔料分散剤としては公知のものを用いることができるが、例えば、特開2000−239554号公報、特開2001−172520号公報等に記載されているような公知のものを用いることができる。具体例としては、下記に示す化合物1を一例として挙げることができる。
【0029】
【化1】
【0030】
−有機溶剤−
前記有機溶剤としては、既述したように、少なくともアミド構造を有し、且つ、沸点が230℃以下であれば特に限定されないが、前記沸点は210℃以下であることがより好ましい。
このような有機溶剤としては、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAC、沸点:165.5℃)、N−メチルピロリドン(NMP、沸点:202℃)、N,N−ジメルフォルムアミド(DMF、沸点:153℃)、N,N−ジエチルフォルムアミド(沸点:177〜180℃)、N,N−ジメチルプロピオンアミド(沸点:174〜176℃)、N−メチルアセトアミド(沸点:204〜206℃)、N−メチルホルムアミド(沸点:180〜185℃)、N,N,N’,N’−テトラメチル尿素(沸点:177.5℃)等が挙げられる。
【0031】
(その他の添加剤)
着色感光性樹脂組成物は、上記成分の他に、更に熱重合防止剤を含むことが好ましい。熱重合防止剤の例としては、ハイドロキノン、p−メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2−メルカプトベンズイミダゾール、フェノチアジン等が挙げられる。
【0032】
着色感光性樹脂組成物には必要に応じて公知の添加剤、例えば可塑剤、界面活性剤、密着促進剤、紫外線吸収剤、溶剤等を添加することができる。
【0033】
着色感光性樹脂組成物は、上記の各固形成分を溶剤に溶解させた塗布液として準備し、これを仮支持体や基板等の表面に着色感光性樹脂組成物層を形成するために利用する。
【0034】
(溶剤)
着色感光性樹脂組成物の調製に使用される溶剤の例としては、メチルエチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、シクロヘキサノール、乳酸エチル、乳酸メチル、カプロラクタム等を挙げることができる。
【0035】
《着色感光性樹脂層の形成》
本発明の着色感光性樹脂組成物を用いて形成されるカラーフィルターは、基板表面に形成された着色感光性樹脂組成物からなる層(以下、「着色感光性樹脂層」と略す)を形成する工程等を経て作製される。この際、基板表面に本発明の着色感光性樹脂組成物を用いて着色感光性樹脂層を形成する方法としては、前記着色感光性樹脂組成物を公知の方法で基板の表面に塗布乾燥する方法等が挙げられる。
しかしながら、以下に説明するように、一旦、着色感光性樹脂組成物を仮支持体上に塗布乾燥することにより着色感光性樹脂層を形成した転写シートを作製し、この転写シートを用いて、基板の表面に前記着色感光性樹脂層を転写する方法が好ましい。
【0036】
−転写シート(感光性転写材料)−
前記転写シートとしては、仮支持体上に少なくとも着色感光性樹脂層が設けられたものであれば特に限定されず、仮支持体上に着色感光性樹脂層のみが設けられた構成や、少なくとも着色感光性樹脂層を含む2層以上からなる多層膜を設けたものであってもよい。
【0037】
仮支持体上への着色感光性樹脂層の形成は、着色感光性樹脂組成物を、例えば、スピナ、ホワイラ、ローラーコータ、カーテンコータ、ナイフコータ、ワイヤーバーコータ、エクストルーダ等の塗布機を用いて塗布することにより塗布層を形成し、この塗布層を乾燥することにより着色感光性樹脂層を得ることができる。
【0038】
上記転写シートは、仮支持体上に本発明の着色感光性樹脂組成物を用いて着色感光性樹脂層を形成することで、硬化後に高い耐熱性、硬度、耐溶剤性を有し、さらに、転写性に優れる。
【0039】
転写シートとしては、その感光性樹脂材料として上記の着色感光性樹脂組成物を用いること以外は、公知の転写シートと基本的には同一の構成を有するように構成することができる。公知の転写シートの構成の例は、特開平5−173320号公報に記載がある。転写シートの最も単純な構成は、柔軟なプラスチックフィルムなどからなるシート状の仮支持体の上に、着色感光性樹脂組成物からなる薄層が形成された構成であるが、前記仮支持体と着色感光性樹脂組成物層との間に、それらの間の剥離を容易にする層、着色感光性樹脂組成物層のクッションとなる層などのような下塗層や中間層を任意に設けることができる。好ましい構成の例としては、仮支持体の上に、アルカリ水溶液に可溶な熱可塑性樹脂層、中間層、そして着色感光性樹脂層が形成された構成を挙げることができる。なお、前記着色感光性樹脂層の上には、必要に応じて保護フィルムが積層されてもよい。
【0040】
(仮支持体)
上記仮支持体としては、可撓性を有し、加圧もしくは加圧及び加熱下においても著しい変形、収縮もしくは伸びを生じないものであることが好ましい。そのような仮支持体の例としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、トリ酢酸セルローズフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルムを挙げることができる。2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが特に好ましい。
【0041】
(中間層)
上記中間層は、着色感光性樹脂層を基板に密着した後で、仮支持体を剥離し、パターン露光するに際し、着色感光性樹脂層中での光硬化反応を阻害する空気中からの酸素の拡散を防止するためと、3つの層を積層する場合に熱可塑性樹脂層と着色感光性樹脂層が混じり合わないようにするためのバリアー層として設けられる。そのため、着色感光性樹脂層からは機械的に剥離できないようにし、かつ酸素の遮断能が高いことが好ましい。
【0042】
このような中間層はポリマーの溶液を仮支持体上に直接、または熱可塑性樹脂層を介して塗布することにより形成される。中間層に用いる好適なポリマーとして、特公昭46─32714号および特公昭5640824号の各公報に記載されているポリビニルエ−テル/無水マレイン酸重合体、カルボキシアルキルセルロースの水溶性塩、水溶性セルロースエーテル類、カルボキシアルキル澱粉の水溶性塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、各種のポリアクリルアミド類、各種の水溶性ポリアミド、ポリアクリル酸の水溶性塩、ゼラチン、エチレンオキサイド重合体、各種の澱粉およびその類似物からなる群の水溶性塩、スチレン/マレイン酸の共重合体、およびマレイネート樹脂、さらにこれらの2種以上の組合せがあげられる。特に好ましいのは、ポリビニルアルコールとポリビニルピリドンの組合せであり、ポリビニルアルコールは鹸化率が80%以上であるものが好ましい。
【0043】
ポリビニルピロリドン等のポリマーの含有量は中間層固形分の1質量%〜75質量%が好ましく、より好ましくは1質量%〜60質量%、さらに好ましくは10質量%〜50質量%である。1質量%未満では着色感光性樹脂層との十分な密着が得られず、75質量%を超えると、酸素遮断能が低下する。中間層の厚みは非常に薄く、約0.1〜5μm、特に0.2〜μmである。中間層の厚みが0・1μm未満の場合、中間層における酸素の透過性が高すぎ、5μmを超えると、現像時または中間層除去時に時間が掛かり過ぎる。
【0044】
(熱可塑性樹脂層)
熱可塑性樹脂層を構成する樹脂は、実質的な軟化点が80℃以下であることが好ましい。軟化点が80℃以下のアルカリ可溶性の熱可塑性樹脂としては、エチレンとアクリル酸エステルとの共重合体の鹸化物、スチレンと(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体の鹸化物、ビニルトルエンと(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体の鹸化物、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸ブチルと酢酸ビニル等の(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体の鹸化物等からすくなくとも1つ選ばれるのが好ましいが、さらに「プラスチック性能便覧」(日本プラスチック工業連盟、全日本プラスチック成形工業連合会編著、工業調査会発行、1968年10月25日発行)による軟化点が約80℃以下の有機高分子のうち、アルカリ水溶液に可溶なものを使用することが出来る。また軟化点が80℃を超える有機高分子物質においてもその有機高分子物質中に該高分子物質と相溶性のある各種の可塑剤を添加して実質的な軟化点を80℃以下に下げることも可能である。
【0045】
また、これらの有機高分子物質中に仮支持体との接着力を調節するために、実質的な軟化点が80℃を超えない範囲で各種のポリマーや過冷却物質、密着改良剤あるいは界面活性剤、離型剤等を加えることが可能である。好ましい可塑剤の具体例としては、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジオクチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジブチルフタレート、トリクレジルフォスフェート、クレジルジフェニルフォスフェート、ビフェニルジフェニルフォスフェートを挙げることができる。熱可塑性樹脂層の厚みは6μm以上が好ましい。この理由としては熱可塑性樹脂層の厚みが6μm未満であると1μm以上の下地の凹凸を完全に吸収することが出来ず、転写時に下地との間に気泡を生じやすくなるためである。また上限については、現像性、製造適性から100μm以下、好ましくは50μm以下である。
【0046】
(着色感光性樹脂層)
着色感光性樹脂層は、該着色感光性樹脂層を基板に転写するときの温度(T℃)において、動的粘性率(η’)が一定の範囲にあることが望ましい。通常の着色感光性樹脂層を基板に転写する温度は、30℃<T<200℃であり、好ましくは50℃<T<160℃である。このような転写時の温度において、カラーフィルター用着色組成物の動的粘性率(η’)は、4×102<η’<1×106 (ポイズ)が好ましく、より好ましくは5×102<η’<2×106 (ポイズ)である。動的粘性率(η’)が4×102(ポイズ)よりも小さいと、着色感光性樹脂層を基板に転写する際に、該着色感光性樹脂組成物が流動しやすくなり、所定の厚みの着色感光性樹脂層を形成することが困難となる。一方、動的粘性率(η’)が5×102(ポイズ)よりも大きいと、転写フィルムを用いて着色感光性樹脂層を基板に転写に転写する際に、着色感光性樹脂層の流動性が極めて低くなり下層との層間に空隙が発生しやするなる。
【0047】
公知の光重合性組成物を用いた本発明に係わる着色感光性樹脂層の大部分はこの性質(動的粘性率)を有するが、前記着色感光性樹脂層に、熱可塑性結合剤の添加あるいは相溶性の可塑剤を添加することによってさらに改質することができる。
【0048】
《カラーフィルター》
次に本発明のカラーフィルターの製造方法について説明する。本発明のカラーフィルターは、R、G、Bの各画素毎に、下記の各工程を順次行なうことにより製造することができる。
(1)基板上に、着色感光性樹脂層を設ける工程;
(2)上記着色感光性樹脂層をパターン状に露光させる工程;
(3)露光させた着色感光性樹脂層を現像して、着色感光性樹脂層の露光部分から構成されるパターン状着色硬化層を得る工程;および
(4)上記パターン状着色硬化層を加熱することにより、焼成して更に硬化させる工程である。
【0049】
上記の工程(1)は、基板の表面に直接、着色感光性樹脂組成物を含む塗布液を塗布し、乾燥させることにより行なってもよいが、既述したような転写シートを用いて着色感光性樹脂層を基板表面に転写させる方法を利用して行なうことが好ましい。上記基板としては、ガラス板、ポリエチレンテレフタラート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、エポキシ樹脂等のプラスティックフィルムなどを適宜選定して用いることができる。
【0050】
上記の着色感光性樹脂層に対しては、次いでフォトマスクなどを用いる像様露光によりパターン状に露光させる工程、すなわち工程(2)が施され、次に、現像液を用いて光照射を受けなかった部分を溶解除去する現像工程、すなわち工程(3)が行なわれる。このようにして、基板の上に着色感光性樹脂層の露光部分に対応するパターン状着色硬化層を得ることができる。
【0051】
上記の工程(1)乃至(3)は、転写シートを用いる画像形成方法において、一般的に用いられる方法であり、たとえば、特開平5−173320号公報に記載されている。代表的な画像形成方法としては、転写シートの着色感光性樹脂層を液晶表示素子に設置する透明基板の表面に重ね、仮支持体を剥がし取ったのち、その被転写材料上の着色感光性樹脂組成物層にフォトマスクを介してパターン状の露光を行なう工程、露光後に感光性樹脂層を加熱する工程、現像処理して未露光部分を溶解除去する工程などを組み合わせた方法を利用することができる。
【0052】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0053】
《転写シートの作製》
[実施例1]
厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる仮支持体の上に下記の処方H1からなる塗布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が20μmの熱可塑性樹脂層を設けた。
【0054】
<熱可塑性樹脂層処方H1>
・メチルメタクリレート/2─エチルヘキシルアクリレート/ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比)
=55/28.8/11.7/4.5、質量平均分子量=90000)15質量部
・ポリプロピレングリコールジアクリレート(平均分子量=822)6.5質量部
・テトラエチレングリコールジメタクリレート 1.5質量部
・p−トルエンスルホンアミド 0.5質量部
・ベンゾフェノン 1.0質量部
・メチルエチルケトン 30質量部
【0055】
次に上記熱可塑性樹脂層上に、下記の処方B1からなる塗布液を塗布、乾燥させて、中間層を設けた。
【0056】
<中間層処方B1>
・ポリビニルアルコール(クラレ(株)製、PVA205、鹸化率=80%)130質量部
・ポリビニルピロリドン(GAFコーポレンション社製、PVP、K−90)60質量部
・フッ素系界面活性剤(旭硝子(株)製、サーフロンS−131) 10質量部
・蒸留水 335質量部
【0057】
上記熱可塑性樹脂層および中間層を有する仮支持体上に、それぞれ以下の表1に示す処方を有する実施例1、2、および、比較例1の3種の着色感光性樹脂組成物を含む塗布溶液をそれぞれ塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が2.5μmの着色感光性樹脂層を形成し、さらにこの上に厚さ12μmのポリプロピレンからなる被覆シートを貼り合わせることにより、実施例1、2、および、比較例1のR層用転写シート(感光性転写材料)をそれぞれ作製した。
【0058】
【表1】
【0059】
−顔料分散液の調整−
なお、表1中に示す顔料分散液(C.I.PR254分散液A、C.I.PR254分散液B、および、C.I.PR254分散液C)については、以下に示すようにして調整したものを用いた。
【0060】
<C.I.PR254分散液A(顔料分散液A)の調整>
下記に示す組成物をビーズ分散機を用いて顔料分散を行った。具体的な調整手順を以下に説明する。
・顔料分散剤(化合物1) 0.1kg
・N.N−ジメチルアセトアミド(沸点:165.5℃) 0.4kg
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 7.5kg
・顔料(PR254) 1.0kg
・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比)
=73/27、質量平均分子量=30000) 1.0kg
まず、顔料分散剤1をジメチルアセトアミドに溶解し、ついで攪拌しながらプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート中に投入し、分散剤が再沈した白濁液を作製した。この白濁液に顔料(PR254)の粉体、ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体を投入し攪拌し、混合液を得た。次に、この混合液をビーズ分散機(使用したビーズ:平均粒径0.3mmのジルコニアビーズ)を用いて循環しながら4時間分散させ、分散液(C.I.PR254分散液A)を得た。
【0061】
<C.I.PR254分散液B(顔料分散液B)の調整>
上記のC.I.PR254分散液Aの調整において、ジメチルアセトアミドの代わりに、N−メチルピロリドン(沸点:202℃)を用いた以外は、全く同様にして調整し、分散液(C.I.PR254分散液B)を得た。
【0062】
<C.I.PR254分散液C(顔料分散液C)の調整>
下記に示す組成物をビーズ分散機を用いて顔料分散を行った。具体的な調整手順を以下に説明する。
・顔料分散剤(化合物1) 0.1kg
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(沸点:146℃)7.5kg
・顔料(PR254) 1.0kg
・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比)
=73/27、質量平均分子量=30000) 1.0kg
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート中に顔料分散剤1、顔料(PR254)の粉体、ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体を投入し攪拌し、混合液を得た。次に、この混合液をビーズ分散機(使用したビーズ:平均粒径0.3mmのジルコニアビーズ)を用いて循環しながら4時間分散させ、分散液(C.I.PR254分散液C)を得た。
【0063】
《カラーフィルターの作製》
上記したように作製した実施例1、2および比較例1のR層用転写シートを用いて、下記に示すように実施例1、2および比較例1のカラーフィルターを作製した。
【0064】
厚さ1.1mm、400mm×300mmの透明ガラス基板(コーニング社製、#7059)を洗浄し、シランカップリング剤(信越化学社製、KBM−603)1%水溶液に3分間浸漬後、30秒間純水洗浄して過剰なシランカップリング剤を洗い落とし、水切りしてオーブンで110℃20分間熱処理した。R層用着転写シート(赤色画像形成材料)の被覆シートを剥離し、着色感光性樹脂組成物層が形成された面をシランカップリング剤処理した透明ガラス基板にラミネーター(ソマール(株)製、オートカットラミネーターASL−24)を用いて加圧(10kg/cm)、加熱して貼り合わせ、続いて仮支持体と熱可塑性樹脂層との界面で剥離し、仮支持体を除去した。次に所定のフォトマスクを介して露光し、現像し、不要部を除去した後、超高圧水銀灯を用いてカラーフィルター形成面の反対側から紫外線を300mj/cm2で照射し、透明ガラス基板上に赤色画素パターン(カラーフィルター)を形成した。転写、露光、現像、ポスト露光の各条件は表2に示すとおりである。
【0065】
【表2】
【0066】
なお、表2中の現像1および現像2は以下の条件で実施した。
(現像1)
熱可塑性樹脂層、中間層を溶解除去するための現像で、現像液としてトリエタノールアミン1%水溶液を用い、33℃でシャワー現像した。
(現像2)
着色感光性樹脂組成物層を現像し、現像液としてカラーモザイク現像液CD−1000(富士ハントエレクトロニクステクノロジー社製)1%水溶液を用い、33℃でシャワー現像した。
上述の条件により形成したカラーフィルターは画素の抜け(白抜け)が無く、各画素のサイドエッチも小さく、カラーフィルターとして充分な性能を有していた。
【0067】
(評価)
<粘度評価>
実施例1、2および比較例1で用いた顔料分散液A、BおよびCの粘度を、粘度計(東京精密社製、RE−80L)により測定した。結果を以下の表3に示す。
【0068】
【表3】
【0069】
<コントラスト評価>
実施例1〜2及び比較例1で得られた赤色カラーフィルターのコントラストをLUMINANCE COLORIMETER BM−7((株)トプコン製)を用いて測定した。結果を以下の表4に示す。
【0070】
【表4】
【0071】
表3から判るように、実施例1および実施例2の着色感光性樹脂組成物の作製に用いた顔料分散液AおよびBの粘度は、比較例1の着色感光性樹脂組成物の作製に用いた顔料分散液Cの粘度よりも低い。一方、顔料分散液の粘度は、顔料分散液中に含まれる顔料の粒径に強く左右され、粒径が小さくなる程粘度が小さくなる。従って、実施例1および実施例2の着色感光性樹脂組成物中に含まれる顔料の粒径は、比較例1と比べるとより微粒子化していることが判る。
また、表4より、比較例1よりもより微粒子化した顔料を含む実施例1および実施例2の着色感光性樹脂組成物を用いて作製されたカラーフィルターは高いコントラストを示すことがわかった。
【0072】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、着色感光性樹脂組成物中に含まれる顔料粒径が小さく、高い透過率を有する着色感光性樹脂組成物、および、該着色性感光性樹脂組成物を用いて作製された高いコントラストを有するカラーフィルターを提供することができる。
Claims (3)
- 少なくとも顔料分散物、バインダー、重合性モノマーおよび重合開始剤を含む着色感光性樹脂組成物において、
前記顔料分散物が、少なくとも有機顔料、顔料分散剤および有機溶剤を含み、該有機溶剤分子の少なくとも一部がアミド構造を有し、前記有機溶剤の沸点が230℃以下であり、前記顔料分散剤が、顔料誘導体であり、且つ、その分子内にベンスイミダゾロン構造を有することを特徴とする着色感光性樹脂組成物。 - 前記顔料分散剤が、前記有機溶剤に3重量%以上溶解することを特徴とする請求項1に記載の着色感光性樹脂組成物。
- 仮支持体上に、請求項1または2に記載の前記着色感光性樹脂組成物からなる着色感光性樹脂層が少なくとも形成された転写シートを用いて、前記着色感光性樹脂層を、基板上に転写し、パターン露光、現像することにより作製されたことを特徴とするカラーフィルター。
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