JP4084217B2

JP4084217B2 - X-ray CT system

Info

Publication number: JP4084217B2
Application number: JP2003072078A
Authority: JP
Inventors: 重尚羽倉; 巌宮野; 邦彦瀬尾; 好章天野
Original assignee: Hitachi Medical Corp
Current assignee: Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Priority date: 2003-03-17
Filing date: 2003-03-17
Publication date: 2008-04-30
Anticipated expiration: 2023-03-17
Also published as: JP2004275512A; WO2004082481A1

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検査者である被写体にＸ線ビームを回転照射しその投影画像を処理して断層像等を撮影するＸ線ＣＴ装置に係り、特に、被写体の一部にＸ線コーンビームを照射して、その部分の任意のＣＴ断層画像及びパノラマ画像を得ることのできる歯科医療のための画像撮影に使用して好適なＸ線ＣＴ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
歯科医療は、歯の裏にフィルムを当ててＸ線撮影する一般撮影、Ｘ線管とフィルムを同時に回転させて撮影するパノラマ撮影、Ｘ線管とフィルムとの距離を大きく取って撮影するセフアロ撮影等により撮影された画像を使用して行っているのが現状である。歯科用Ｘ線パノラマ撮影は、歯列に沿って連続的に曲面断層を撮影し、一枚の画像で歯列とその周辺の組織や骨の状態とを示す断層像をパノラマ状に展開して表示するものである。
【０００３】
従来のパノラマ撮影装置は、被写体を挟んで対向するＸ線発生装置と二次元Ｘ線検出装置とを搭載した旋回アームが、例えば、前後左右の移動部と回転部とにより支持され、被写体の周囲を歯列弓形状に近似させた複雑な軌道を描いて移動制御されるものであった。このようなパノラマ撮影装置に関する従来技術として、例えば、特許文献１等に記載された技術が知られている。
【０００４】
また、歯科用のＸ線撮影装置として、パノラマ撮影装置以外に歯牙の横断面画像を得るＣＴ機能を有するＸ線撮影装置が、例えば、特許文献２等に記載されて知られており、さらに、Ｘ線ＣＴ撮影をも行うことができるパノラマＸ線撮影装置が、例えば、特許文献３等に記載されて知られている。
【０００５】
さらに、被写体の一部にのみＸ線コーンビームを照射して、その部分の任意の断層画面、立体画像あるいはパノラマ画像を得ることを可能にしたＸ線ＣＴ撮影に関する従来技術として、例えば、特許文献４等に記載された技術が知られている。
【０００６】
この従来技術による装置は、歯列弓を含む顎部全体ではなく、歯牙や顎関節の周囲等の局所に限定してＸ線コ−ンビームを旋回照射することにより、被写体の被曝量を低減し、かつ、高分解能のＣＴ断層画像や三次元立体画像をえることができるものである。
【０００７】
前述した従来技術による歯科用パノラマ撮影装置あるいは歯科用ＣＴ装置は、被検者を立位または座位で撮影するものであり、いずれも、回転駆動部が被検者の頭上に存在するような構造をしている。
【０００８】
図８は従来技術による座位型Ｘ線ＣＴ装置の基本的な構造例を示す図であり、以下、図８を参照して従来技術によるＸ線ＣＴ装置について制御する。図８において、８０１は固定架台、８０２は回転部、８０３はＸ線発生装置、８０３ａはＸ線源、８０３ｂはＸ線コーンビーム、８０４はＸ線検出装置、８０５は回転軸、８０７は被検者、８０８は椅子、８０９は頭受け装置、８１０は制御装置、８１１は画像処理装置、８１２は画像表示装置である。
【０００９】
図８に示す従来技術によるＸ線ＣＴ装置は、回転部８０２が固定架台８０１から吊り下げられて椅子８０８に座った被検者８０７の頭上にあり、回転部８０２に保持されたＸ線発生装置８０３及びＸ線検出装置８０４が被検者８０７の周囲を回転軸８０５に沿って制御装置１０によって回転させられるように構成されている。被検者８０７の頭部は、頭受け８０９によって椅子８０８に固定される。
【００１０】
前述において、Ｘ線発生装置８０３のＸ線源８０３ａから放射されるＸ線コーンビームは、被検者８０７の撮影部位を透過してＸ線検出装置８０４により画像データとして検出される。この二次元Ｘ線検出装置８０４から採取された画像データは、画像処理装置８１１に送られる。画像処理装置８１１は、受信した画像データに演算処理を施し、二次元断層画像、ＣＴ画像または三次元立体画像を再構成し、それを画像表示装置８１２に表示する。
【００１１】
【特許文献１】
特開平０６−７８９１９公報
【００１２】
【特許文献２】
特開平０９−１２２１１８号公報
【００１３】
【特許文献３】
特開平１１−３１８８８６号公報
【００１４】
【特許文献４】
特開２０００−１３９０２号公報
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術は、装置の高さが必然的に被検者８０７の身長よりも高くなり、いずれの場合も装置高さが２メートルを超えるものとなる。歯科用Ｘ線撮影装置は、一般の診断用Ｘ線撮影装置と比較して、装置を設置するスペース及び装置を搬入するスペースが限定されることが多いことため、できるだけ小型・軽量であることが望ましい。しかし、従来技術による装置は、その高さを低くしようとすれば、被検者の頭部または被検者の周囲で被検者の位置設定・確認等の作業をする操作者の頭部と装置との高さ方向の距離が縮まり、被検者または操作者の頭部が装置と衝突する危険性が高くなるという問題点を有している。
【００１６】
また、立位型の装置の場合、前述のような頭部が装置と衝突する危険性を避けるために、装置の回転部が高さ方向に待避できる構造になっているが、図１に示すような座位型の装置は、被検者が装置の椅子に乗降する際の立ち上がり動作中に、頭部と装置とが衝突する危険性も高くなる。また、座位型の装置は、患者の身長に合わせて装置の測定部または被検者の高さを変える必要があるが、装置または患者の高さを調整する際にも、例えば、誤操作等によって被検者の頭部と装置とが衝突するおそれがある。
【００１７】
さらに、装置回転部の下は自由空間であり、一見すると回転部がなく安全に思われるが、被検者、操作者あるいは装置の保守作業者等が回転部の下に入り込むことが可能であるため、この状態で不用意に顔を上げたりすると、頭部と装置とが衝突するおそれもある。このように、従来技術による装置は、装置が静止状態にあっても、前述した自由空間に、被検者、操作者あるいはその他の作業者が入り込む可能性があり、装置と衝突するという危険性が常に存在することになるという問題点を有している。
【００１８】
特に、歯科用のＸ線ＣＴ装置の場合、顎関節部等の手術中に撮影を行うことがある。このような撮影を術中撮影（ＩＶＲ：Interventional Radiology）と呼ぶ。この術中撮影の場合、術者が被検者の患部に容易にアプローチできることが重要であり、被検者及び術者双方の安全が十分確保されたものでなければならないことは言うまでもない。
【００１９】
また、従来技術による装置は、被検者の頭部近傍の上下、前後または左右が閉鎖空間となるため、被検者が装置により圧迫感や閉塞感を受けることになるという被検者への心理的な影響の大きいものである。
【００２０】
一方、装置の設置スペースの点から見た場合、回転部を被検者の頭上に設置するためには、天井部に装置を固定する場合を除いて、一般に装置を設置する床面に対して、回転部を支持する支柱（図１の固定架台８０１のようなもの）を設置する必要がある。このため、従来技術による装置は、装置の設置スペースに、回転部が占める面積以外に、支柱部分を設置する面積が必要になるという設置面からの問題もある。
【００２１】
本発明の目的は、前述の点に鑑みてなされたものであり、安全性を向上させ、しかも、装置の高さや設置スペースを極力低減することのできるＸ線ＣＴ装置を提供することにある。
【００２２】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、被写体にＸ線ビームを回転照射しその投影画像を撮影するＸ線ＣＴ装置において、前記被写体を挟むように配置されたＸ線ビームを発生するＸ線発生手段及び被写体を透過したＸ線による像を検出するＸ線検出手段と、前記Ｘ線発生手段及びＸ線検出手段を前記被写体を挟んで回転させる回転軸とを備え、装置全体が安全装置を備えた円形のマット上に載置され、前記回転軸が、前記マット下部の床側に設けられており、前記安全装置は、前記マットに設けられた検知手段と、該検知手段による検知結果に基づいて前記Ｘ線発生手段及びＸ線検出手段の回転を制御する制御装置を含んで構成され、前記検知手段は、人が前記マットの上に乗ったか否かを検知し、前記制御装置は、人が前記マットの上に乗ったことを前記検知手段が検知したとき、前記Ｘ線発生手段及びＸ線検出手段の回転を停止させることにより達成される。
【００２３】
また、前記目的は、被写体にＸ線ビームを回転照射しその投影画像を撮影するＸ線ＣＴ装置において、前記被写体を挟むように配置されたＸ線ビームを発生するＸ線発生手段及び被写体を透過したＸ線による像を検出するＸ線検出手段と、前記Ｘ線発生手段を支持するＸ線発生手段用支柱と、前記Ｘ線検出手段を支持するＸ線検出手段用支柱と、前記Ｘ線発生手段用支柱及び前記Ｘ線検出手段用支柱を前記被写体を挟んで回転させる回転駆動機構部と、その上に前記Ｘ線発生手段用支柱及び前記Ｘ線検出手段用支柱を載置する円形のマットとを備え、前記マットは、前記Ｘ線発生手段用支柱及び前記Ｘ線検出手段用支柱の回転軌道内に人が入ったか否かを検知する検知手段を備えていることにより達成される。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるＸ線ＣＴ装置の実施形態を図面により詳細に説明する。
【００２６】
図１は本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置の前面側方から見た斜視図、図２は本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置の後面側方から見た斜視図、図３は本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置の正面図、図４は本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置に被検者が乗った状態での側面図、図５は本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置に被検者が乗った状態での上面図である。図１〜図５において、１０１は床面、１０２はマット、１０３はステップ、１０４はＸ線発生装置、１０５はＸ線撮像装置、１０６はＸ線発生装置用支柱、１０７はＸ線撮像装置用支柱、１０８は支柱連結部、１０９は足乗せ台、１１０は椅子用台座部、１１１は椅子用背もたれ、１１２は肘掛、１１３は椅子座面部、１１４は足元ガード、１１５は頭部固定装置、１１６は顎固定装置、１１７は頭部及び顎固定装置用支柱、１１８は電源ボックス、１１９はハンドルである。
【００２７】
本発明の実施形態によるＸ線ＣＴ装置は、図１〜図５に示すように、床面１０１上に設けられた円形のマット１０２上に、Ｘ線発生装置用支柱１０６に支持されたＸ線発生装置１０４と、Ｘ線撮像装置用支柱１０７に支持されたＸ線撮像装置１０５とが被写体である被検者の頭部を挟んで対向するように配置された構造を有する。Ｘ線発生装置用支柱１０６とＸ線撮像装置用支柱１０７とは、それらの下部で支柱連結部１０８により連結されて、支柱連結部１０８のほぼ中心位置、すなわち、マット１０２のほぼ中心位置を支点としてマット１０２上で回転可能に設置されている。
【００２８】
そして、支柱連結部１０８上には、被検者が撮影時に着座する椅子が、支柱連結部１０８と共に回転するＸ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５との回転に対して回転しないように、かつ、上下に昇降可能に設置されている。この椅子は、被検者が着座する肘掛１１２を備えた椅子座面部１１３と、椅子用台座部１１０と、この台座部１１０の後面に連結されている椅子用背もたれ１１１とにより構成される。椅子用台座部１１０の前側は、１段低く構成され前方に円形に突き出した部材を有して構成され。この部材には、その円形の円周部に沿って移動可能に円弧板状の足元ガード１１４が設けられている。また、椅子用台座部１１０の前側の１段低くなる部位には、椅子用台座部１１０内に収納可能に前後にスライドする足乗せ台１０９が設けられる。
【００２９】
前記椅子用背もたれ１１１は、その背面側の外周がＸ線発生装置用支柱１０６とＸ線撮像装置用支柱１０７との回転軌道に沿った円弧状に形成されているので、医師等が被検者の撮影中に装置に接近したときに、視覚的に前記Ｘ線発生装置用支柱１０６とＸ線撮像装置用支柱１０７との回転範囲を認識することができる。これにより、事故を未然に防止することができ、医師等にとって安全なＸ線ＣＴ装置を提供することができる。
【００３０】
さらに、椅子用台座部１１０には、頭部及び顎固定装置用支柱１１７が立てられており、その上部に、Ｘ線撮影時に被検者の頭部が動かないように保持しておく上下方向に移動させて固定することができる頭部固定装置１１５及び顎固定装置１１６が取り付けられている。また、椅子座面部１１３は、前後にスライド可能に設けられており、その下部には、座面部昇降用のハンドル１１９が設けられている。このハンドル１１９を手動で回すことにより、椅子座面部１１３を上下に移動させることができる。椅子座面部１１３の前後へのスライドによる位置調整と、ハンドル１１９による高さ調整とにより、被検者の身長、座高に合わせて椅子座面部１１３の位置、高さの調整を行うことができる。なお、高さの調整は、電動により行うように構成することができる。
【００３１】
また、支柱連結部１０８の前後には、ステップ１０３が連結されており、円形のマット１０２の外側には、略三角柱状に形成された電源ボックス１１８が設置されている。ステップ１０３は、被検者がＸ線ＣＴ装置の椅子座面部１１３に着座するときの階段として利用されるもので、被検者が足を載せたときに、マット１０２に接してマット１０２内の安全装置を働かせることができる。
【００３２】
椅子を構成する椅子用背もたれ１１１は、図２に示す斜視図から判るように、半円筒状に形成されており、その内部に、Ｘ線発生装置１０４及びＸ線撮像装置１０５に対する制御装置、図示しない画像処理装置、画像表示装置との間での通信を行う通信ユニット等が収納されている。説明している実施形態では、電源ボックス１１８を別に備えるとしているが、椅子用背もたれ１１１の内部空間に、電源部をもこの椅子用背もたれ１１１の内部に設けるようにしてもよい。
【００３３】
前述したような構成を有する本発明の実施形態によるＸ線ＣＴ装置の構成を示す図において、床面１０１を四角く示しているが、これは、本発明の実施形態によるＸ線ＣＴ装置の設置最小面積を示すもので、ほぼ、１８００ｍｍ×１８００ｍｍの大きさであり、この内側に、前述した電源ボックス１１８も配置される。すなわち、本発明の実施形態によるＸ線ＣＴ装置は、１８００ｍｍ×１８００ｍｍの大きさの小さな部屋に収納可能である。
【００３４】
また、図示Ｘ線ＣＴ装置は、床面１０１上に設けられた直径１６４０ｍｍの円形のマット１０２上に設置されているが、この円形のマット１０２により、このマット１０２内が、Ｘ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５との回転領域であることを視覚的に明瞭にすることができるので、被検者ゃ医師等に視覚的に注意を喚起して事故を防止することができる。そして、前述のマット１０２には、内部に感圧センサ等を備えた安全装置が設けられており、被検者、医師等がこのマット１０２上に乗った場合に、Ｘ線発生装置用支柱１０６及びＸ線撮像装置用支柱１０７の回転を停止させ、あるいは、誤って回転させようとしても回転しないようにしている。これにより、Ｘ線発生装置用支柱１０６及びＸ線撮像装置用支柱１０７の回転軌道内に人が入ったときに、前記Ｘ線発生装置用支柱１０６及びＸ線撮像装置用支柱１０７の回転を停止させることができるので、事故を未然に防止することができる。
【００３５】
次に、前述したように構成されている本発明の実施形態によるＸ線ＣＴ装置に被検者が着座する場合の動作について説明する。
【００３６】
被検者が着座する前に、Ｘ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５とは、図３に正面図として示すように、被検者が着座する椅子の両側に位置するように移動されられ、足元ガード１１４が側方に退避させられる。また、頭部固定装置１１５及び顎固定装置１１６は、図３に示す正面の位置から図２に示しているように脇に移動させられる。
【００３７】
前述したような状態で、被検者は、装置の前側から椅子の座面部１１３に着座することになる。このとき、被検者は、床面１０１からマット１０２、ステップ１０３、椅子用台座部１１０の下段部、足乗せ台１０９に順に歩を進めて椅子座面部１１３に着座する。すでに説明したように、マット１０２には、安全装置が組み込まれており、また、ステップ１０３は、人が足を乗せたときマット１０２に接して、安全装置を働かせるので、被検者は、安全に着座することができる。被検者の着座後、医師、技師等は、椅子座面部１１３の前後位置の調整、ハンドル１１９を使用して椅子座面部１１３の高さの調整を行うと共に、足乗せ台１０９を前後させて、被検者の足が楽に足乗せ台１０９の上にくるようにする。
【００３８】
さらに、医師、技師等は、頭部固定装置１１５及び顎固定装置１１６を正面に移動させ、高さの調整を行って被検者の頭部と顎とを固定する。被検者の頭部の位置は、歯牙等の撮影部位が、Ｘ線発生装置１０４からのＸ線により照射されてＸ線撮像装置１０５に至るような位置とされる必要があり、前述した椅子座面部１１３の高さの調整と頭部固定装置１１５及び顎固定装置１１６の高さの調整とを繰り返して決定される。その後、医師、技師等は、足もとガード１１４を正面に位置させて、撮影の準備を終了する。足もとガード１１４を正面に位置させておくことの理由は、被検者が不注意に足を前方に投げ出したような場合に、撮影中に回転するＸ線発生装置用支柱１０６及びＸ線撮像装置用支柱１０７に足を撲つけてしまうというような危険を回避するためである。また、足もとガード１１４の外周がＸ線発生装置用支柱１０６及びＸ線撮像装置用支柱１０７の回転軌道に沿った円弧状に形成されているため、被検者が椅子に腰掛たときに前記各支柱１０６、１０７の回転範囲を視覚的に明瞭にすることができ、被検者に安心感を与えることができる。
【００３９】
Ｘ線ＣＴ装置から被検者が降りる場合、被検者は、前述とは逆の動作を行うことになるが、この場合も、被検者が足をステップ１０３に乗せた後には、誤ってＸ線発生装置用支柱１０６及びＸ線撮像装置用支柱１０７が回転してくることがないので、安全に降りることができる。
【００４０】
すでに説明したように、ステップ１０３は、支柱連結部１０８の前後に設けられているが、これにより、Ｘ線発生装置１０４、Ｘ線撮像装置１０５が被検者の側方のどちら側に位置したときにも、被検者が装置に乗り降りすることができ、また、Ｘ線発生装置１０４、Ｘ線撮像装置１０５を被検者の前後に位置させたとき、２つのステップ１０３が被検査者の両側方に位置することになり、医師等は、この位置でのステップ１０３に乗って被検者の側方から被検者にアクセスして治療等を施すことができる。前記ステップ１０３は、前記椅子の横幅寸法より若干大きめの寸法にされている。そして、このステップ１０３は、被検者が前記椅子に腰掛けるときの階段であり、被検者が装置の外側のどの方向から椅子に腰掛けるのかを誘導するものである。また、ステップ１０３の両サイドに空間が形成されており、これにより、床面１０１とあまり段差が大きくない安全装置が組み込まれたマット１０２の露出面を広く形成することができるので、医師等が装置を緊急に停止させなければならないような場合に、回転している装置にあまり接近しなくても装置を停止させることが可能となる。
【００４１】
被検者がＸ線ＣＴ装置の椅子座面部１１３に着座し、位置調整されて頭部が固定された状態での側面の状況を図４に、上面から見た状況を図５に示している。なお、図４には、Ｘ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５とが被検者の側方に位置した状態で、Ｘ線撮像装置１０５を除いた状態を示している。このような状態で、Ｘ線発生装置用支柱１０６とＸ線撮像装置用支柱１０７とが、支柱連結部１０８と共に回転させられ、Ｘ線発生装置１０４からのＸ線が被検者の撮影部位に照射され、透過したＸ線がＸ線撮像装置１０５に至り、歯牙等の画像をＸ線撮像装置１０５から得ることができる。
【００４２】
撮影時におけるＸ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５とは、１つの軸を中心に、完全な円を描いて回転させられるのではなく、断層画像を撮影するのか、パノラマ画像を撮影するのかにより、回転中心を変化させながら、常に撮影部位を最も鮮明に撮影することができるように制御されて回転させられる。この回転の制御については、本発明の要旨とするところではないので、ここでの説明は省略する。
【００４３】
図６はＸ線発生装置及びＸ線撮像装置の回転駆動機構、椅子座面部の昇降駆動機構について説明する図である。図６において、１２０は回転駆動機構、１２１は昇降駆動機構、１２２は回転軸、１２３は椅子座面部支持用支柱、１２４は基台であり、他の符号は図１〜図５の場合と同一である。
【００４４】
図６に示す例は、Ｘ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５とのそれぞれを、被検者の頭部の前後に位置させた状態で側方から見た断面を示しており、また、椅子座面部１１３を電動で昇降させるようにした場合の例を示している。
【００４５】
この図６に示すように、それぞれの支柱１０６、１０７に支持されたＸ線発生装置１０４及びＸ線撮像装置１０５と、これらを連結する支柱連結部１０８とは、マット１０２のほぼ中央部に下部に設けられた基台１２４上に回転軸１２２に支持されて設置されている。この回転軸１２２は、中空のある程度太さのあるパイプ状に形成されており、椅子座面部支持用支柱１２３が、回転軸１２２の内部を通って基台１２４に支持されている。
【００４６】
図６から判るように、Ｘ線ＣＴ装置を歯科用として使用する場合、Ｘ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５とのほぼ中央に撮影したい対象物である歯牙を位置させる必要があり、しかも、Ｘ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５とは、基本的に、この歯牙の位置を中心として回転させる必要があるため、被検者の重心位置を支持する椅子座面部支持用支柱１２３の中心位置は、回転軸１２２の中心位置と異なったものとなる。このために、回転軸１２２は、回転軸１２２が回転させられた場合にも、内部を通る椅子座面部支持用支柱１２３が邪魔にならないように、ある程度の太さの中空部を持って形成されている。
【００４７】
回転軸１２２に対する回転駆動機構１２０は、Ｘ線発生装置１０４及びＸ線撮像装置１０５のそれぞれを支持しているＸ線発生装置用支柱１０６とＸ線撮像装置用支柱１０７とを連結する支柱連結部１０８の内部に組み込まれている。また、椅子座面部１１３を昇降させる昇降駆動機構１２１は、椅子用台座部１１０内に組み込まれている。これらの駆動機構１２０、１２１は、モータ等の駆動源を含む公知の機械的な機構により構成することができ、また、本発明の要旨とするところではないので、ここでの詳細な説明は省略する。
【００４８】
図６には、本発明の実施形態によるＸ線ＣＴ装置の各部の寸法を記載している。図６に示すように、Ｘ線発生装置１０４及びＸ線撮像装置１０５の中心高さは、床面から１５４０ｍｍ、Ｘ線発生装置１０４の最上部までの高さは、床面から１８４０ｍｍ、マット１０２の上面までの高さは、床面から５０ｍｍである。また、Ｘ線発生装置１０４及びＸ線撮像装置１０５の背面相互間の距離１５００ｍｍであり、この中心が撮像部位の位置となる。そして、Ｘ線発生装置１０４の前面から撮像部位の位置までの距離が３２０ｍｍ、Ｘ線撮像装置１０５の前面から撮像部位の位置までの距離が３００ｍｍである。
【００４９】
図７は電源ボックスの形状を示す３面図である。図７に示しているように、電源ボックス１１８は、直角二等辺三角形の鋭角部をそぎ落としたような略三角形の断面形状を有する三角柱状に形成されている。その断面の寸法は、二等辺部の長さ５００ｍｍ、鋭角部をそぎ落として形成した辺の長さ１１０ｍｍである。そして、その高さは１４００ｍｍである。このような形状の電源ボックス１１８は、マット１０２の外側に、マット１０２の円弧状の縁に電源ボックス１１８の長辺部を対向させて配置される。すでに説明したように、マット１０２の直径１６４０ｍｍであるので、このような配置により、電源ボックス１１８を含むＸ線ＣＴ装置を、１８００ｍｍ×１８００ｍｍの大きさとすることができる。
【００５０】
前述した本発明の実施形態によれば、Ｘ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５とを被検者の頭部を挟んで回転させるための回転軸が装置の床側に備えられているので、従来技術の場合のように、被検者の頭上側にＸ線発生装置及びＸ線撮像装置を保持する手段、それらを回転駆動する手段等の構造部を設置する必要をなくすことができる。
【００５１】
これにより、前述した本発明の実施形態によれば、被検者の頭上側に充分なスペースを確保することができ、また、Ｘ線発生装置１０４とＸ線撮像装置１０５との間にも広いスペースを確保することができるので、被検者に装置による圧迫感や閉塞感を与えるようなことを防止することができ、被検者が装置の構造部と衝突する等の危険を回避し、安全性を向上させるすることができ、さらに、装置高さや設置スペースの低減を図ることができる。
【００５２】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、安全性を向上させることができ、しかも、装置の高さや設置スペースを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置の前面側方から見た斜視図である。
【図２】本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置の後面側方から見た斜視図である。
【図３】本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置の正面図である。
【図４】本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置に被検者が乗った状態での側面図である。
【図５】本発明の一実施形態によるＸ線ＣＴ装置に被検者が乗った状態での上面図である。
【図６】Ｘ線発生装置及びＸ線撮像装置の回転駆動機構、椅子座面部の昇降駆動機構について制御する図である。
【図７】電源ボックスの形状を示す３面図である。
【図８】従来技術による座位型Ｘ線ＣＴ装置の基本的な構造例を示す図である。
【符号の説明】
１０１床面
１０２マット
１０３ステップ
１０４Ｘ線発生装置
１０５Ｘ線撮像装置
１０６Ｘ線発生装置用支柱
１０７Ｘ線撮像装置用支柱
１０８支柱連結部
１０９足乗せ台
１１０椅子用台座部
１１１椅子用背もたれ
１１２肘掛
１１３椅子座面部
１１４足元ガード
１１５頭部固定装置
１１６顎固定装置
１１７頭部及び顎固定装置用支柱
１１８電源ボックス
１１９ハンドル
１２０回転駆動機構
１２１昇降駆動機構
１２２回転軸
１２３椅子座面部支持用支柱
１２４基台[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an X-ray CT apparatus that rotates and irradiates an object to be inspected with an X-ray beam and processes a projection image thereof to take a tomographic image or the like, and in particular, an X-ray cone beam is applied to a part of the object. The present invention relates to an X-ray CT apparatus suitable for use in imaging for dentistry that can be irradiated to obtain an arbitrary CT tomographic image and panoramic image of the portion.
[0002]
[Prior art]
Dental care is a general radiography where X-rays are taken by placing a film on the back of teeth, panoramic radiography where X-ray tube and film are rotated at the same time, and Cefaro radiography that takes a wide distance between X-ray tube and film. The current situation is that the images taken by the above are used. Dental X-ray panoramic radiographing continuously captures a curved tomographic image along the dentition, and develops a tomographic image showing the dentition and the surrounding tissue and bone in a single panoramic image. To display.
[0003]
In a conventional panoramic imaging apparatus, a swivel arm equipped with an X-ray generation device and a two-dimensional X-ray detection device facing each other with a subject interposed therebetween is supported by, for example, a front / rear / right / left moving unit and a rotating unit, The movement was controlled by drawing a complicated trajectory that approximated the shape of the dental arch. As a conventional technique related to such a panoramic photographing apparatus, for example, a technique described in Patent Document 1 is known.
[0004]
Further, as a dental X-ray imaging apparatus, an X-ray imaging apparatus having a CT function for obtaining a cross-sectional image of a tooth other than a panoramic imaging apparatus is known, for example, described in Patent Document 2 and the like. A panoramic X-ray imaging apparatus capable of performing X-ray CT imaging is also described, for example, in Patent Document 3 and the like.
[0005]
Further, as a conventional technique related to X-ray CT imaging that enables an X-ray cone beam to be irradiated only to a part of a subject and to obtain an arbitrary tomographic screen, stereoscopic image, or panoramic image of that part, for example, Patent Document The technique described in 4 etc. is known.
[0006]
This prior art device reduces the exposure of the subject by turning and irradiating the X-ray cone beam limited to the area around the teeth and temporomandibular joint, not the entire jaw including the dental arch. In addition, a high-resolution CT tomographic image and a three-dimensional stereoscopic image can be obtained.
[0007]
The above-described conventional dental panoramic imaging apparatus or dental CT apparatus is for imaging a subject in a standing position or a sitting position, and both have a structure in which the rotation drive unit is present on the head of the subject. I am doing.
[0008]
FIG. 8 is a diagram showing a basic structure example of a sitting type X-ray CT apparatus according to the prior art. Hereinafter, the X-ray CT apparatus according to the prior art will be controlled with reference to FIG. In FIG. 8, 801 is a fixed base, 802 is a rotating unit, 803 is an X-ray generator, 803a is an X-ray source, 803b is an X-ray cone beam, 804 is an X-ray detector, 805 is a rotating shaft, and 807 is a test object. 808 is a chair, 809 is a head receiving device, 810 is a control device, 811 is an image processing device, and 812 is an image display device.
[0009]
The X-ray CT apparatus according to the prior art shown in FIG. 8 is an X-ray generation apparatus in which a rotating unit 802 is suspended from a fixed base 801 and is above the subject 807 sitting on a chair 808 and held by the rotating unit 802. 803 and the X-ray detection apparatus 804 are configured to be rotated by the control apparatus 10 along the rotation axis 805 around the subject 807. The head of the subject 807 is fixed to the chair 808 by a head support 809.
[0010]
In the above description, the X-ray cone beam emitted from the X-ray source 803a of the X-ray generator 803 passes through the imaging region of the subject 807 and is detected as image data by the X-ray detector 804. Image data collected from the two-dimensional X-ray detection apparatus 804 is sent to the image processing apparatus 811. The image processing device 811 performs arithmetic processing on the received image data, reconstructs a two-dimensional tomographic image, CT image, or three-dimensional stereoscopic image, and displays it on the image display device 812.
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 06-78919
[0012]
[Patent Document 2]
JP 09-122118 A
[0013]
[Patent Document 3]
JP 11-318886 A
[0014]
[Patent Document 4]
JP 2000-13902 A
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional technology, the height of the device is necessarily higher than the height of the subject 807, and in any case, the height of the device exceeds 2 meters. The dental X-ray imaging apparatus is as small and light as possible because the space for installing the apparatus and the space for carrying in the apparatus are often limited as compared with a general diagnostic X-ray imaging apparatus. desirable. However, if the device according to the prior art is intended to reduce the height, the head of the operator or the head of the operator who performs operations such as position setting and confirmation of the subject around the subject There is a problem that the distance in the height direction from the apparatus is reduced, and the risk that the head of the subject or the operator collides with the apparatus increases.
[0016]
Further, in the case of an upright type apparatus, the rotating part of the apparatus can be retracted in the height direction in order to avoid the risk of the head colliding with the apparatus as described above. Such a sitting-type device has a high risk of collision between the head and the device during the standing-up operation when the subject gets on and off the chair of the device. In addition, the sitting-type device needs to change the height of the measuring unit of the device or the subject according to the height of the patient, but when adjusting the height of the device or the patient, for example, due to an erroneous operation or the like. The subject's head and the device may collide.
[0017]
In addition, the space below the rotating part of the device is a free space. At first glance, it seems safe without the rotating part, but it is possible for a subject, an operator, or a maintenance worker of the device to enter the rotating part. Therefore, if the face is carelessly raised in this state, the head and the device may collide. As described above, the device according to the prior art may cause a subject, an operator, or another operator to enter the above-described free space even when the device is in a stationary state, and there is a risk of collision with the device. Has the problem that it will always exist.
[0018]
In particular, in the case of a dental X-ray CT apparatus, imaging may be performed during surgery on the temporomandibular joint or the like. Such imaging is called intraoperative imaging (IVR: Interventional Radiology). In the case of this intraoperative imaging, it is important that the operator can easily approach the affected area of the subject, and it goes without saying that the safety of both the subject and the operator must be sufficiently ensured.
[0019]
In addition, since the apparatus according to the prior art has a closed space in the vicinity of the subject's head, the top, bottom, back and forth, or left and right, the subject can feel a feeling of pressure or obstruction by the apparatus. It has a great psychological impact.
[0020]
On the other hand, in view of the installation space of the device, in order to install the rotating part above the subject's head, it is generally against the floor where the device is installed, except when the device is fixed to the ceiling. It is necessary to install a column (such as the fixed mount 801 in FIG. 1) that supports the rotating unit. For this reason, the apparatus by a prior art also has the problem from the installation surface that the area which installs a support | pillar part is needed in the installation space of an apparatus other than the area which a rotation part occupies.
[0021]
An object of the present invention is to provide an X-ray CT apparatus capable of improving safety and reducing the height and installation space of the apparatus as much as possible.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the object is to provide an X-ray generation means for generating an X-ray beam arranged so as to sandwich the subject in an X-ray CT apparatus for rotating and irradiating the subject with an X-ray beam and taking a projection image thereof. An X-ray detection unit that detects an image of X-rays that has passed through the subject, and a rotary shaft that rotates the X-ray generation unit and the X-ray detection unit with the subject interposed therebetween. The rotating shaft is provided on the floor side below the mat. The safety device includes a detection unit provided in the mat, and a control device that controls rotation of the X-ray generation unit and the X-ray detection unit based on a detection result by the detection unit, The detection means detects whether or not a person is on the mat, and the control device detects the X-ray generation means and the detection means when the detection means detects that a person is on the mat. Stop rotation of X-ray detection means Is achieved.
[0023]
Also, the purpose is In an X-ray CT apparatus for rotating and irradiating a subject with an X-ray beam and capturing a projection image thereof, an X-ray generation means for generating an X-ray beam arranged so as to sandwich the subject and an image of X-rays transmitted through the subject are obtained. X-ray detection means for detection, X-ray generation means support for supporting the X-ray generation means, X-ray detection support support for supporting the X-ray detection means, X-ray generation means support and X A rotation drive mechanism that rotates the support for the line detection means with the subject interposed therebetween, and a circular mat on which the support for the X-ray generation means and the support for the X-ray detection means are placed; Comprises a detecting means for detecting whether or not a person has entered the rotation trajectory of the X-ray generating means support column and the X-ray detection means support column. Is achieved.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of an X-ray CT apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0026]
1 is a perspective view seen from the front side of an X-ray CT apparatus according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view seen from the rear side of an X-ray CT apparatus according to an embodiment of the present invention. FIG. 4 is a front view of an X-ray CT apparatus according to an embodiment of the present invention, FIG. 4 is a side view of a subject on the X-ray CT apparatus according to an embodiment of the present invention, and FIG. It is a top view in the state where the subject got on the X-ray CT apparatus by an embodiment. 1 to 5, 101 is a floor surface, 102 is a mat, 103 is a step, 104 is an X-ray generator, 105 is an X-ray imager, 106 is an X-ray generator column, and 107 is an X-ray imager. Supporting column, 108 is a support connecting part, 109 is a footrest, 110 is a chair base, 111 is a chair back, 112 is an armrest, 113 is a chair seat surface part, 114 is a foot guard, 115 is a head fixing device, 116 Is a jaw fixing device, 117 is a head and a column for the jaw fixing device, 118 is a power supply box, and 119 is a handle.
[0027]
As shown in FIGS. 1 to 5, an X-ray CT apparatus according to an embodiment of the present invention has an X-ray supported on a support 106 for an X-ray generator on a circular mat 102 provided on a floor surface 101. The generator 104 and the X-ray imaging apparatus 105 supported by the X-ray imaging apparatus support column 107 are arranged so as to face each other with the head of the subject as the subject interposed therebetween. The support column 106 for the X-ray generator and the support column 107 for the X-ray imaging device are connected to each other by a support connecting portion 108 at a lower portion thereof, and the substantially center position of the support connecting portion 108, that is, the approximately center position of the mat 102 is supported. As shown in FIG.
[0028]
The chair on which the subject is seated at the time of photographing is not rotated on the support link 108 so as not to rotate with respect to the rotation of the X-ray generation device 104 and the X-ray imaging device 105 that rotate together with the support link 108. And it is installed so that it can be moved up and down. This chair includes a chair seat surface portion 113 having an armrest 112 on which a subject is seated, a chair pedestal portion 110, and a chair backrest 111 connected to the rear surface of the pedestal portion 110. The front side of the chair pedestal portion 110 is configured to have a member that is one step lower and protrudes in a circular shape forward. This member is provided with a foot guard 114 having an arc plate shape so as to be movable along the circular circumference. In addition, a footrest 109 that slides back and forth so as to be housed in the chair pedestal 110 is provided at a position that is one step lower on the front side of the chair pedestal 110.
[0029]
The chair back 111 has an outer periphery formed in an arc shape along the rotation trajectory between the X-ray generator support column 106 and the X-ray imaging device support column 107, so that a doctor or the like can examine the subject. When approaching the apparatus during imaging, the rotational range of the X-ray generation apparatus support column 106 and the X-ray imaging apparatus support column 107 can be visually recognized. Thereby, an accident can be prevented and an X-ray CT apparatus that is safe for a doctor or the like can be provided.
[0030]
Further, the chair pedestal 110 is provided with a head and chin fixing device support column 117, which is held in the vertical direction so that the head of the subject does not move during X-ray imaging. A head fixing device 115 and a chin fixing device 116 that can be moved and fixed to the chin are attached. The chair seat surface portion 113 is slidable forward and backward, and a handle 119 for raising and lowering the seat surface portion is provided at the lower portion thereof. By manually turning the handle 119, the chair seat surface portion 113 can be moved up and down. The position and height of the chair seat surface 113 can be adjusted according to the height and seat height of the subject by adjusting the position of the chair seat surface 113 by sliding back and forth and adjusting the height by the handle 119. The height adjustment can be performed by electric drive.
[0031]
Further, a step 103 is connected before and after the column connecting portion 108, and a power supply box 118 formed in a substantially triangular prism shape is installed outside the circular mat 102. Step 103 is used as a stair when the subject sits on the chair seat surface 113 of the X-ray CT apparatus. When the subject places his / her foot on the mat 102, Can work safety device.
[0032]
The chair back 111 constituting the chair is formed in a semi-cylindrical shape as can be seen from the perspective view shown in FIG. 2, and a control device for the X-ray generator 104 and the X-ray imaging device 105 is shown therein. A communication unit that performs communication with the image processing apparatus, the image display apparatus, and the like that are not included is housed. In the embodiment to be described, the power supply box 118 is provided separately. However, the power supply unit may be provided in the interior of the chair back 111 and the power back may be provided in the chair back 111.
[0033]
In the figure showing the configuration of the X-ray CT apparatus according to the embodiment of the present invention having the above-described configuration, the floor surface 101 is shown squarely, which is the minimum installation of the X-ray CT apparatus according to the embodiment of the present invention. It shows an area and is approximately 1800 mm × 1800 mm in size, and the above-mentioned power supply box 118 is also arranged inside this. That is, the X-ray CT apparatus according to the embodiment of the present invention can be stored in a small room having a size of 1800 mm × 1800 mm.
[0034]
The illustrated X-ray CT apparatus is installed on a circular mat 102 having a diameter of 1640 mm provided on the floor surface 101. The circular mat 102 allows the inside of the mat 102 to be inside the X-ray generator 104. Since the rotation region between the X-ray imaging apparatus 105 and the X-ray imaging apparatus 105 can be visually clarified, the patient can be visually alerted to a doctor or the like to prevent an accident. The mat 102 is provided with a safety device having a pressure sensor or the like inside. When a subject, a doctor, or the like gets on the mat 102, the support 106 for the X-ray generator. In addition, the rotation of the support 107 for the X-ray imaging apparatus is stopped or is prevented from rotating even if it is erroneously rotated. Thus, when a person enters the rotation trajectory of the X-ray generator support column 106 and the X-ray imaging device support column 107, the rotation of the X-ray generation device support column 106 and the X-ray imaging device support column 107 is stopped. Accidents can be prevented beforehand.
[0035]
Next, an operation when the subject is seated on the X-ray CT apparatus according to the embodiment of the present invention configured as described above will be described.
[0036]
Before the subject is seated, the X-ray generator 104 and the X-ray imaging device 105 are moved so as to be positioned on both sides of the chair on which the subject is seated, as shown in a front view in FIG. The foot guard 114 is retracted to the side. Further, the head fixing device 115 and the chin fixing device 116 are moved to the side as shown in FIG. 2 from the front position shown in FIG.
[0037]
In the state as described above, the subject is seated on the seat surface portion 113 of the chair from the front side of the apparatus. At this time, the subject advances from the floor surface 101 to the mat 102, step 103, the lower part of the chair base 110, and the footrest 109 in order to be seated on the chair seat surface 113. As described above, the safety device is incorporated in the mat 102, and the step 103 is in contact with the mat 102 when a person puts his / her foot on, so that the safety device is operated. Can sit on. After the subject is seated, a doctor, an engineer, etc. adjusts the front / rear position of the chair seat surface portion 113, adjusts the height of the chair seat surface portion 113 using the handle 119, and moves the footrest 109 back and forth. The patient's feet are easily placed on the platform 109.
[0038]
Furthermore, a doctor, an engineer, etc. move the head fixing device 115 and the chin fixing device 116 to the front, and adjust the height to fix the head and chin of the subject. The position of the subject's head needs to be a position where an imaging region such as a tooth is irradiated with X-rays from the X-ray generation device 104 to reach the X-ray imaging device 105. The adjustment of the height of the seating surface 113 and the adjustment of the heights of the head fixing device 115 and the chin fixing device 116 are repeated. Thereafter, the doctor, the engineer, and the like place the foot guard 114 in front and finish the preparation for photographing. The reason why the foot guard 114 is positioned in front is that the X-ray generator support column 106 and the X-ray imaging device rotate during imaging when the subject inadvertently throws his / her foot forward. This is for avoiding a danger that a foot is put on the support column 107. Further, since the outer periphery of the foot guard 114 is formed in an arc shape along the rotation trajectory of the X-ray generator support column 106 and the X-ray imaging device support column 107, each of the above-mentioned items can be obtained when the subject sits down on the chair. The rotation range of the columns 106 and 107 can be visually clarified, and a sense of security can be given to the subject.
[0039]
When the subject descends from the X-ray CT apparatus, the subject performs the reverse operation to that described above. In this case as well, after the subject places his / her foot on step 103, the subject erroneously operates. Since the X-ray generator support column 106 and the X-ray imaging device support column 107 do not rotate, it is possible to descend safely.
[0040]
As already described, the step 103 is provided in front of and behind the support column connecting portion 108, so that the X-ray generation device 104 and the X-ray imaging device 105 are located on either side of the subject. Sometimes, when the subject can get on and off the apparatus, and when the X-ray generator 104 and the X-ray imaging device 105 are positioned before and after the subject, two steps 103 are performed on the subject. It will be located on both sides, and a doctor or the like can take the step 103 at this position and access the subject from the side of the subject to perform treatment or the like. The step 103 is slightly larger than the width of the chair. This step 103 is a step when the subject sits on the chair, and guides the direction from which the subject sits on the chair from the outside of the apparatus. In addition, a space is formed on both sides of the step 103, so that the exposed surface of the mat 102 in which a safety device with a large difference in level from the floor surface 101 can be formed, so that a doctor or the like can When the device must be stopped urgently, the device can be stopped even if the rotating device is not so close.
[0041]
FIG. 4 shows the situation of the side face when the subject is seated on the chair seat surface 113 of the X-ray CT apparatus, the position is adjusted, and the head is fixed, and the situation seen from the top is shown in FIG. . FIG. 4 shows a state in which the X-ray imaging device 105 is removed in a state where the X-ray generation device 104 and the X-ray imaging device 105 are located on the side of the subject. In such a state, the X-ray generator support column 106 and the X-ray imaging device support column 107 are rotated together with the support column connecting portion 108, and the X-rays from the X-ray generator 104 are applied to the imaging region of the subject. The irradiated and transmitted X-rays reach the X-ray imaging apparatus 105, and an image of a tooth or the like can be obtained from the X-ray imaging apparatus 105.
[0042]
Whether the X-ray generation device 104 and the X-ray imaging device 105 at the time of imaging are tomographic images or panoramic images, rather than being rotated around a single axis in a complete circle Thus, while changing the center of rotation, it is controlled and rotated so that the imaging region can always be imaged most clearly. Since this rotation control is not the gist of the present invention, a description thereof is omitted here.
[0043]
FIG. 6 is a diagram for explaining the rotation drive mechanism of the X-ray generator and X-ray imaging apparatus and the lift drive mechanism of the chair seat surface portion. In FIG. 6, 120 is a rotation drive mechanism, 121 is an elevating drive mechanism, 122 is a rotation shaft, 123 is a chair seat surface support column, 124 is a base, and other reference numerals are the same as those in FIGS. It is.
[0044]
The example shown in FIG. 6 shows a cross section viewed from the side in a state where each of the X-ray generation device 104 and the X-ray imaging device 105 is positioned in front of and behind the subject's head, The example at the time of making it raise / lower the chair seat surface part 113 electrically is shown.
[0045]
As shown in FIG. 6, the X-ray generator 104 and the X-ray imaging device 105 supported by the respective columns 106 and 107 and the column coupling unit 108 that couples them are arranged at the lower part of the mat 102. Is supported by a rotating shaft 122 and installed on a base 124 provided on the base plate. The rotating shaft 122 is formed in a hollow pipe shape having a certain thickness, and the chair seat surface portion supporting column 123 is supported by the base 124 through the inside of the rotating shaft 122.
[0046]
As can be seen from FIG. 6, when the X-ray CT apparatus is used for dentistry, it is necessary to position a tooth that is an object to be photographed in the approximate center between the X-ray generation apparatus 104 and the X-ray imaging apparatus 105, and The X-ray generation device 104 and the X-ray imaging device 105 basically need to be rotated around the position of the teeth, so the chair seat surface portion support column 123 that supports the position of the center of gravity of the subject. The center position is different from the center position of the rotating shaft 122. For this reason, the rotating shaft 122 is formed with a hollow portion having a certain thickness so that the chair seat surface supporting column 123 passing through the rotating shaft 122 does not get in the way even when the rotating shaft 122 is rotated. ing.
[0047]
The rotation drive mechanism 120 for the rotation shaft 122 is a column coupling unit that couples the X-ray generation device column 106 and the X-ray imaging device column 107 that support the X-ray generation device 104 and the X-ray imaging device 105, respectively. It is incorporated in 108. In addition, a lift drive mechanism 121 that lifts and lowers the chair seat surface portion 113 is incorporated in the chair base portion 110. These drive mechanisms 120 and 121 can be configured by a known mechanical mechanism including a drive source such as a motor, and are not the gist of the present invention, and thus detailed description thereof is omitted here. To do.
[0048]
FIG. 6 shows the dimensions of each part of the X-ray CT apparatus according to the embodiment of the present invention. As shown in FIG. 6, the center height of the X-ray generator 104 and the X-ray imaging device 105 is 1540 mm from the floor, the height to the top of the X-ray generator 104 is 1840 mm from the floor, and the mat 102. The height to the upper surface is 50 mm from the floor surface. The distance between the back surfaces of the X-ray generator 104 and the X-ray imaging device 105 is 1500 mm, and this center is the position of the imaging region. The distance from the front surface of the X-ray generator 104 to the position of the imaging region is 320 mm, and the distance from the front surface of the X-ray imaging device 105 to the position of the imaging region is 300 mm.
[0049]
FIG. 7 is a trihedral view showing the shape of the power supply box. As shown in FIG. 7, the power supply box 118 is formed in a triangular prism shape having a substantially triangular cross-sectional shape obtained by scraping off an acute angle portion of a right-angled isosceles triangle. The dimensions of the cross section are the length of the isosceles portion of 500 mm and the length of the side formed by cutting off the acute angle portion. And the height is 1400 mm. The power box 118 having such a shape is disposed outside the mat 102 with the long side portion of the power box 118 facing the arc-shaped edge of the mat 102. As described above, since the diameter of the mat 102 is 1640 mm, the X-ray CT apparatus including the power supply box 118 can be 1800 mm × 1800 mm in size by such an arrangement.
[0050]
According to the above-described embodiment of the present invention, the rotation axis for rotating the X-ray generation device 104 and the X-ray imaging device 105 with the subject's head interposed therebetween is provided on the floor side of the device. As in the case of the prior art, it is possible to eliminate the need to install a structure unit such as a means for holding the X-ray generation apparatus and the X-ray imaging apparatus and a means for rotationally driving them above the subject's head.
[0051]
Thus, according to the above-described embodiment of the present invention, a sufficient space can be secured above the subject's head, and the space between the X-ray generator 104 and the X-ray imaging device 105 is wide. Since space can be secured, it is possible to prevent the subject from being given a feeling of pressure or blockage by the device, avoiding danger such as the subject colliding with the structure of the device, Safety can be improved, and further, the apparatus height and installation space can be reduced.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, safety can be improved, and the height and installation space of the apparatus can be greatly reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an X-ray CT apparatus viewed from the front side according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view seen from the rear side of the X-ray CT apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view of an X-ray CT apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a side view of the subject on the X-ray CT apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a top view of the subject on the X-ray CT apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram for controlling the rotation drive mechanism of the X-ray generator and the X-ray imaging apparatus and the lift drive mechanism of the chair seat surface portion.
FIG. 7 is a three-side view showing the shape of a power supply box.
FIG. 8 is a diagram showing a basic structural example of a sitting X-ray CT apparatus according to the prior art.
[Explanation of symbols]
101 Floor
102 mats
103 steps
104 X-ray generator
105 X-ray imaging device
106 Column for X-ray generator
107 Column for X-ray imaging device
108 Column connection
109 Footrest
110 Chair base
111 Chair back
112 armrest
113 Chair seat
114 Foot guard
115 Head fixing device
116 Jaw fixation device
117 Prop for head and chin fixation device
118 Power box
119 Handle
120 Rotation drive mechanism
121 Lifting drive mechanism
122 Rotating shaft
123 Chair Support Seat Supports
124 base

Claims

In an X-ray CT apparatus for rotating and irradiating a subject with an X-ray beam and photographing a projection image thereof,
X-ray generation means for generating an X-ray beam arranged so as to sandwich the subject, X-ray detection means for detecting an image by X-rays transmitted through the subject, and the X-ray generation means and the X-ray detection means for the subject A rotating shaft that rotates with the
The entire device is placed on a circular mat with safety devices,
The rotating shaft is provided on the floor side of the lower portion of the mat ;
The safety device includes a detection unit provided on the mat, and a control device that controls rotation of the X-ray generation unit and the X-ray detection unit based on a detection result by the detection unit,
The detection means detects whether a person has been on the mat,
An X-ray CT apparatus characterized in that the control device stops rotation of the X-ray generation means and the X-ray detection means when the detection means detects that a person has been on the mat .

In an X-ray CT apparatus for rotating and irradiating a subject with an X-ray beam and photographing a projection image thereof,
X-ray generation means for generating an X-ray beam arranged so as to sandwich the subject, X-ray detection means for detecting an image by X-rays transmitted through the subject, and X-ray generation means for supporting the X-ray generation means A strut, an X-ray detection means support for supporting the X-ray detection means, a rotation drive mechanism for rotating the X-ray generation means support and the X-ray detection means support with the subject interposed therebetween, And a circular mat for placing the X-ray generation means support column and the X-ray detection means support column,
The X-ray CT apparatus according to claim 1, wherein the mat includes detection means for detecting whether or not a person has entered the rotation trajectory of the X-ray generation means column and the X-ray detection unit column .

The X-ray CT apparatus according to claim 2,
A control device for controlling the rotation of the X-ray generation means and the X-ray detection means based on a detection result by the detection means;
When the detection means detects that a person has been on the mat and the person has entered the rotation trajectory of the support column for the X-ray generation unit and the support column for the X-ray detection unit, An X-ray CT apparatus characterized in that the rotation of the X-ray generation means and the X-ray detection means is stopped .

The X-ray CT apparatus according to claim 1, 2, or 3,
The X-ray CT apparatus characterized in that the detection means is a pressure-sensitive sensor disposed inside the mat .

The X-ray CT apparatus according to any one of claims 1 to 4,
An X-ray CT apparatus comprising: a chair on which the subject is seated between the X-ray generation means and the X-ray detection means, wherein the seat surface of the chair can be moved up and down .

The X-ray CT apparatus according to claim 5.
An X-ray CT apparatus comprising a footrest on the front side of the chair, and a foot guard that is pivotable laterally in front of the footrest .