JP4081567B2 - 水中模擬生物および水中模擬生物の遊泳水槽 - Google Patents
水中模擬生物および水中模擬生物の遊泳水槽 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は水中模擬生物の遊泳水槽に係り、水中模擬生物を上昇、下降しながら遊泳する水中模擬生物の遊泳水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、天然のクラゲ、竜のおとし子の飼育も水槽内で飼育されているように、自然愛好家が増加している。厳冬のオホーツク海には流氷と共にクリオネが到来しその流氷のの下にだけいるクリオネは、可愛いらしいスタイルと泳ぎ方で人気の的になっている.特に、北海道など流氷の下にだけいるクリオネ、クラゲ、竜のおとし子は最近になって通信販売するものがでて、乱獲による減少も心配されている。クリオネは冷蔵庫に入れて飼育しても1ヶ月しかもたず飼育には難しいとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のクラゲ、竜のおとし子等の模擬生物の遊泳装置は水中ポンプからの噴流が水中にあるため、水の比重とほぼ等しくしなければ、対流する水の流れに沿った速度で移動するものであった。そのため、より本物に近い動きで遊泳するための水中模擬生物の遊泳装置の開発が望まれていた。そのようなクリオネファンに応えるべく、1年中餌も与えなくとも温度管理をしなくともよい鑑賞できる人工のクリオネ、クラゲ、竜のおとし子等の開発が望まれていた。本発明は上記要望に応えるためになされたもので、その目的とするところは水中模擬生物を水中で上昇、下降しながら遊泳するため、あたかも水中模擬生物が遊泳してるかのように動きを与えるように構成した水中模擬生物の遊泳用水槽装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、下記の手段を設けた。
水中模擬生物の遊泳水槽において、浮力体としての発泡体を包囲して成形した浮遊本体とからなる水中模擬生物と、水槽の底部に敷設され多数の吸引口を上部に設けた底部フィルタと、底部フィルタに接続された水中ポンプと、前記水中ポンプから垂直方向に接続されたL字形のパイプが水面上部の大気中に水平に配置され、下方に水を噴出せしめる複数のノズルを備えた吐出パイプから構成され、前記吐出パイプの複数のノズルから吐出する噴流により水槽内に下向きの水流を発生させ、その流れの抵抗を受けて水中模擬生物が下降を初め、最下端で自身の持つ浮力と上昇流に乗って上昇しながらクリオネ、クラゲ、竜のおとし子等、水中模擬生物のもつ固有の形状による抵抗の変化を利用して遊泳するように構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を基に説明する。
(実施例)本実施例は水中模擬生物(クリオネ10、クラゲ16、竜のおとし子18等) を水中で上昇、下降しながら遊泳するための水中模擬生物としてのクリオネを示す。図1はクリオネ10を示す図で、水中模擬生物としてのクリオネ10の頭部は、図2に示す断面図のように、発泡体を赤色の内臓12に埋没し、内臓12は浮遊本体13に包まれ、水中で直立の姿勢を保持するように構成している。この浮力体11である発泡体の浮力はクリオネ10の容積による浮力とクリオネの自重とのバランスの上に成り立つように上昇速度を決めている。クリオネ10および内臓12はシリコンゴム、エラストマ、軟質の塩化ビニール等のプラスチック材料を包み込むように積層して成型している。発泡体は発泡スチロール、スポンジ等の発泡体または、中空成形したプラスチック製の中空体が用いられる。
【0006】
クラゲ16は図3に示すように、同じく浮遊本体15はシリコンゴム、エラストマ、軟質の塩化ビニール等のプラスチック材料を成型して使用する。発泡体は発泡スチロール、スポンジ等の発泡体または、中空成形したプラスチック製の中空体がリング状に複数個用いられる。竜のおとし子18は図4に示すようにクリオネ10と同じく、浮遊本体11はシリコンゴム、エラストマ、軟質の塩化ビニール等のプラスチック材料を成型して使用する。発泡体は頭部に発泡スチロール、スポンジ等の発泡体が用いられる。
【0007】
水中模擬生物(クリオネ10、クラゲ16、竜のおとし子18等)を水中で上昇、下降しながら遊泳するための遊泳水槽装置で、図5にその全体構成を示す。
同図において、水中模擬生物は浮力体を内蔵した浮遊本体とからなり、水中模擬生物が遊泳する水槽30と、水槽30の上部に架台31を設け、架台31に設置した水中ポンプ32と、水中ポンプ32の吸引口32aに接続され水を吸引する吸引パイプ33と、ポンプ32の吐出口に接続され水を噴出せしめる複数のノズルを設けた吐出パイプ34とからなり、吐出ノズル34aから水を噴出して水流を発生せしめ水中模擬生物(クリオネ10、クラゲ16、竜のおとし子18)を遊泳せしめる20は水中模擬生物で、21は水中で上昇、下降しながら遊泳するために水槽上部から水を噴射し、水槽内に対流を生ぜしめ、あたかも水中模擬生物が垂直方向に遊泳してるかのように動きを与えるように構成した。
また、水中フィルタに水中模擬生物が吸着しないように所定の時間ごとにタイマが作動し、モータ32を一時停止し、水中模擬生物とモータ32の分離を図りながら、遊泳するようにした。
【0008】
以上、述べた遊泳用水槽装置は、水槽内の水の浄化を図るため酸化チタンをベースとした粉体をガラスビーズ5に付着し、抗菌作用を持ち、衛生上も安全である。また、遊泳用水槽装置は、紫外線により水槽底部に発光蓄光材を付着せしめたガラスビーズ6を敷設し幻想的な雰囲気をかもし出すことができる。
【0009】
【発明の効果】
本発明の遊泳水槽は、浮力体としての発泡体を包囲して成形した浮遊本体とからなる水中模擬生物と、水槽の底部に敷設され多数の吸引口を上部に設けた底部フィルタと、底部フィルタに接続された水中ポンプと、前記水中ポンプから垂直方向に接続されたL字形のパイプが水面上部の大気中に水平に配置され、下方に水を噴出せしめる複数のノズルを備えた吐出パイプから構成したので、前記吐出パイプの複数のノズルから吐出する噴流により水槽内に下向きの水流を発生させ、その流れの抵抗を受けて水中模擬生物が下降を初め、最下端で自身の持つ浮力と上昇流に乗って上昇しながらクリオネ、クラゲ、竜のおとし子等、水中模擬生物のもつ固有の形状による抵抗の変化を利用して遊泳する水中模擬生物を水中で上昇、下降しながら遊泳するため、あたかも水中模擬生物が遊泳してるかのように複雑で、デリケートな動きを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリオネの正面図である。
【図2】クリオネのA−A断面図を示す。
【図3】クラゲの正面図である。
【図4】竜の落とし子の側面図である。
【図5】水中模擬生物が遊泳する電動ポンプによる水槽の正面図である。
【符号の説明】
10 クリオネ
11 浮力体
12 内臓
13 浮遊本体
16 クラゲ
18 竜のおとし子
20 水槽
21 底部フィルタ
22 水中ポンプ
30 水槽
31 架台
32 水中ポンプ
33 吸引パイプ
34 吐出パイプ
Claims (1)
- 水中模擬生物の遊泳水槽であって、浮力体としての発泡体を包囲して成形した水中模擬生物と、水槽の底部に敷設され複数の吸引口を上部に設けた底部フィルタと、底部フィルタに接続された水中ポンプと、前記水中ポンプから垂直方向に接続されたL字形のパイプが水面上部の大気中に水平に配置され、下方に水を噴出せしめる複数のノズルを備えた吐出パイプとから構成され、前記吐出パイプの複数のノズルから吐出する噴流により水槽内に下向きの水流を発生させ、水中模擬生物を遊泳せしめるように構成したことを特徴とする水中模擬生物の遊泳用水槽。
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JP36522799A JP4081567B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 水中模擬生物および水中模擬生物の遊泳水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36522799A JP4081567B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 水中模擬生物および水中模擬生物の遊泳水槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001137562A JP2001137562A (ja) | 2001-05-22 |
JP4081567B2 true JP4081567B2 (ja) | 2008-04-30 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36522799A Expired - Fee Related JP4081567B2 (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 水中模擬生物および水中模擬生物の遊泳水槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
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1999
- 1999-11-17 JP JP36522799A patent/JP4081567B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001137562A (ja) | 2001-05-22 |
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