JP4079782B2 - 放送受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はFM放送等の放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
FMラジオ受信機等においては、妨害信号が希望局からの放送信号に隣接して発生した場合、いわゆる「隣接妨害」と呼ばれる通信信号の劣化が生じる。
【0003】
したがって、このような隣接妨害が発生した場合、これを検知して、受信機側で、たとえば受信信号を周波数変換した中間周波数信号(IF信号)を通過させるIFフィルタの通過帯域を変更することにより、このような隣接妨害の影響を低減するといった対策がとられている。
【0004】
特開平08−97738号公報には、希望波の周波数を中心として広帯域に含まれるエネルギーと狭帯域に含まれるエネルギーとを比較し、その比較結果に基づいて、隣接妨害の存在を検知する技術が開示されている。
【0005】
また、特開平05−191312号公報には、中間周波数フィルタにより、希望波の上側及び下側の周波数に存在する妨害波を検出し、この検出出力に応じて希望波抽出用のIFフィルタの帯域を妨害信号のエネルギーの小さい方へと移動させる技術が開示されている。
【0006】
上記特開平08−97738号公報に開示された技術では、妨害波と希望波との強度比(以下、UD比と呼ぶ)が比較的高い範囲では、検出出力が正確にUD比の大小に対応するが、UD比が比較的低い範囲ではその大小を正確には検知できないという問題点があった。
【0007】
上記特開平05−191312号公報に開示された技術では、比較的低い妨害波レベルでも検出可能にすると、希望波信号が高変調時には、妨害波が無くとも希望信号の上側及び下側に含まれる信号のパワーが増え、ある程度の妨害が存在するものと誤判定してしまうようになるという問題点があった。
【0008】
そこで、本出願人は、希望波の周波数を中心とした2つの隣接帯域に含まれる信号のパワーの差分値を算出する第1の検出部と、希望波の周波数を中心とした2つの隣接帯域に含まれる信号のパワーの加算値を算出する第2の検出部と、希望波の周波数を中心として広帯域と狭帯域に含まれる信号のパワーの差分値を算出する第3の検出部を備え、妨害レベルが高いときには第3の検出部、中程度では第2の検出部、低いときには第3の検出部の出力を用いることで、より広いUD比の範囲で正確にUD比の検出を可能とした隣接妨害検出装置を開発した(特願2002−084267参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平08−97738号公報
【特許文献2】
特開平05−191312号公報
【特許文献3】
特願2002−084267
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人が開発した上記隣接妨害検出装置では、入力IF信号の中心周波数にずれが生じた場合に、妨害波レベルの検出に誤差が生じたり、IFフィルタの中心周波数と入力信号の中心周波数に差が生じることによる信号の劣化が起こり得るという問題点があった。
【0011】
この発明は、入力変調信号の中心周波数にずれが生じた場合にも、妨害波レベルを正確に検出でき、妨害波の影響を効果的に低減させることができる放送受信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅が可変の第1のバンドパスフィルタ、上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて、第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段を備えており、上記妨害波レベル検出手段は、入力変調信号を入力としかつ妨害波を通過させるための1または複数の第2のバンドパスフィルタの出力に基づいて隣接妨害波レベルを検出するものであり、第2のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数が、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御されることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅が可変の第1のバンドパスフィルタ、上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて、第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段を備えており、上記妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第2のバンドパスフィルタと、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第3のバンドパスフィルタと、第2および第3のバンドパスフィルタを通過した信号の差分の絶対値を算出する演算手段とを備えており、第2および第3のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数が、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御されることを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅および通過帯域の中心周波数が可変の第1のバンドパスフィルタ、上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅および通過帯域の中心周波数を制御する制御手段を備えており、上記制御手段は、妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段、および妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルが所定値より小さい場合にのみ、第1のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数を、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数と一致するように制御する手段を備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明は、入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅および通過帯域の中心周波数が可変の第1のバンドパスフィルタ、上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅および通過帯域の中心周波数を制御する制御手段を備えており、上記妨害波レベル検出手段は、第1の妨害波レベル検出手段、第2の妨害波レベル検出手段、ならびに第1の妨害波レベル検出手段および第2の妨害波レベル検出手段の検出レベルに基づいて、妨害波レベルを決定する妨害波レベル決定手段を備えており、第1の妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数としかつ通過帯域の中心周波数が中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御される第2のバンドパスフィルタ、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数としかつ通過帯域の中心周波数が中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御される第3のバンドパスフィルタ、第2および第3のバンドパスフィルタを通過した信号の差分の絶対値を算出する演算手段を備えており、第2の妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第4のバンドパスフィルタと、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第5のバンドパスフィルタと、第4および第5のバンドパスフィルタを通過した信号の加算値を算出する演算手段とを備えており、上記制御手段は、妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段、および妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルが所定値より小さい場合にのみ、第1のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数を、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数と一致するように制御する手段を備えていることを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明は、入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅および通過帯域の中心周波数が可変の第1のバンドパスフィルタ、上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅および通過帯域の中心周波数を制御する制御手段を備えており、上記妨害波レベル検出手段は、第1の妨害波レベル検出手段、第2の妨害波レベル検出手段、ならびに第1の妨害波レベル検出手段および第2の妨害波レベル検出手段の検出レベルに基づいて、妨害波レベルを決定する妨害波レベル決定手段を備えており、第1の妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数としかつ通過帯域の中心周波数が中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御される第2のバンドパスフィルタ、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数としかつ通過帯域の中心周波数が中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御される第3のバンドパスフィルタ、第2および第3のバンドパスフィルタを通過した信号の差分の絶対値を算出する演算手段を備えており、第2の妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第4のバンドパスフィルタと、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第5のバンドパスフィルタと、第4および第5のバンドパスフィルタを通過した信号の加算値を算出する演算手段とを備えており、上記制御手段は、妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段、および第2の妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルが所定値より小さい場合にのみ、第1のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数を、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数と一致するように制御する手段を備えていることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5に記載の放送受信装置において、上記第1のバンドパスフィルタの出力を検波し、かつVCOを有するPLL方式の検波回路を備えており、上記中心周波数検出手段は、検波回路のVCO出力に基づいて、入力変調信号の中心周波数を検出するものであることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔1〕第1の実施の形態についての説明
【0019】
図1は、第1の実施の形態におけるFM放送受信機の構成を示している。
【0020】
FM放送受信機は、受信アンテナ1と、受信アンテナ1からの信号を受けて、選局処理、増幅処理及び中間周波数増幅処理を行うフロントエンド部2と、フロントエンド部2の出力を受けて、希望周波数のIF信号を通過させるバンドパスフィルタを備えたIFフィルタ部3と、IFフィルタ部3の出力を受けてFM検波を行うPLL方式のFM検波部4と、検波された信号をステレオ復調するステレオ復調部5と、フロントエンド部の出力から、妨害波レベルを検出する妨害波レベル検出フィルタ部6と、妨害波レベル検出フィルタ部6の出力からUD比を判定し、IFフィルタ部3及びステレオ復調部5にUD比データを与えるUD比判定部7と、FM検波部4内のVCO出力から中心周波数を検出し、妨害波レベル検出フィルタ部6に中心周波数データを与える中心周波数検出部8を備えている。
【0021】
図2は、FM検波部4の構成を示している。
【0022】
FM検波部4としては、よく知られているPLL方式の検波回路が用いられている。FM検波部4は、位相検波器41、ローパスフィルタ(LPF)42および電圧制御発振器(VCO)43を備えている。
【0023】
VCO43で作られた局部発振信号と入力IF信号を位相検波器41によって位相検波し、その誤差電圧をLPF42を通して取り出してVCO43にフィードバックしている。フィードバックしている位相誤差電圧が検波出力となる。
【0024】
VCO43の出力信号の周波数は入力IF信号の中心周波数にほぼ等しくなるため、VCO出力の周波数を用いて入力IF信号の中心周波数を検出できる。FM検波部4のVCO43の出力信号は、中心周波数検出部8にも送られる。
【0025】
図3はVCO43の出力の一例を示している。
【0026】
中心周波数検出部8は、VCO出力において、値の切り返している個所の数をカウントすることにより、入力IF信号の中心周波数を算出する。例えば50msec間のVCO出力の波数をカウントし、そのカウント値nに基づいて入力IF信号の中心周波数(=n/50msec) を算出する。
【0027】
図4は、妨害波レベル検出フィルタ部6の構成を示している。
【0028】
妨害波レベル検出フィルタ部6は、希望波の周波数(中心周波数)より所定値だけ高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第1のバンドパスフィルタ61と、第1のバンドパスフィルタ61の出力を平滑化する平滑化処理部62と、希望波の周波数(中心周波数)より所定値だけ低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第2のバンドパスフィルタ63と、第2のバンドパスフィルタ63の出力を平滑化する平滑化処理部64と、両平滑化処理部62、64の出力の差分を出力する減算器65と、減算器65の出力の絶対値を妨害波レベル検出信号U1として出力する絶対値出力部66とを備えている。
【0029】
妨害波レベル検出フィルタ部6によって検出された妨害波レベル(妨害波レベル検出信号)U1は、UD比判定部7に送られる。妨害波レベル検出フィルタ部6によって検出された妨害波レベルU1はUD比に依存しているので、UD比判定部7は、妨害波レベル検出フィルタ部6によって検出された妨害波レベルU1に基づいてUD比を判定する。
【0030】
ところで、妨害波レベル検出フィルタ部6では、希望波の両側の隣接帯域に含まれる信号のパワーの差分を算出しているため、希望波の変調度が高い場合にも、妨害波レベルを正確に検出することが可能である。また、比較的低い妨害波レベル、例えば、UD比が−30dB以下でも妨害波レベルを検出することが可能である。しかしながら、入力IF信号の中心周波数が規定値からずれた場合に、妨害波レベルを誤検出するおそれがある。
【0031】
そこで、この実施の形態では、中心周波数検出部8からの中心周波数データに応じて、第1のバンドパスフィルタ61および第2のバンドパスフィルタ63の通過帯域の中心周波数を調整している。すなわち、入力IF信号の中心周波数が、諸誤差等により規定値からずれている場合には、それに応じて各バンドパスフィルタ61、63の中心周波数を調整することにより、妨害波レベルを正確に検出できるようにしている。
【0032】
UD比判定部7に判定されたUD比は、IFフィルタ部3及びステレオ復調部5に与えられる。
【0033】
IFフィルタ部3は、UD比判定部7から出力されるUD比データに基づいて、IFフィルタの通過帯域幅を制御する。例えば、隣接妨害がある場合には、その妨害波を除去できるようにIFフィルタの通過帯域幅を狭める。このような処理を行う場合には隣接妨害が発生した場合にのみ隣接妨害を有効に除去することとなるとともに、隣接妨害がないときについては歪率について良好な検波出力を得ることが可能となる。
【0034】
図5は、ステレオ復調部5の構成を示している。
【0035】
FM検波部4によりFM復調されたステレオコンポジット信号の(L−R)サブ信号および(L+R)メイン信号がステレオ復調部5に入力される。(L−R)サブ信号は、ゲインKが可変である増幅器51によって増幅された後、加算器52と減算器53に入力される。一方、(L+R)メイン信号は、加算器52と減算器53に入力される。加算器52からはL’信号が、減算器53からはR’信号が出力される。
【0036】
増幅器51のゲインKはUD比データに応じて調整され、これにより、ステレオ音声におけるステレオ分離度が変化し、妨害のレベルの高低に応じたセパレーション制御がなされる。具体的には、UD比データが大きくなる程、つまり、妨害波のレベルが高い程、Kが小さくされ、ステレオ分離度が低くなる。
【0037】
加算器52から出力されるL’信号は、ノイズ除去のためのローパスフィルタ54を介してゲインαの増幅器55aに入力される。また、加算器52から出力されるL’信号は、ゲイン(1−α)の増幅器55bにも入力される。両増幅器55a、55bの出力は加算器56によって加算されて、L信号として出力される。
【0038】
減算器53から出力されるR’信号は、ノイズ除去のためのローパスフィルタ57を介してゲインαの増幅器58aに入力される。また、減算器53から出力されるR’信号は、ゲイン(1−α)の増幅器58bにも入力される。両増幅器58a、58bの出力は加算器59によって加算されて、R信号として出力される。
【0039】
ゲインαはUD比データに応じて調整され、ハイカットで制御が行われる。すなわち妨害波のレベルの高いときにはゲインαを大きくし、ローパスフィルタ54、57を通過した信号の重み付けを大きくして高域成分をカットすることができる。
【0040】
〔2〕第2の実施の形態についての説明
【0041】
図6は、第2の実施の形態におけるFM放送受信機の構成を示している。
【0042】
図6のFM放送受信機は、図1のFM放送受信機と比べて、妨害波レベル検出フィルタ部106が異なっている。また、IFフィルタ部3の動作およびUD比判定部7の動作が、図1のFM放送受信機のそれと異なっている。
【0043】
妨害波レベル検出フィルタ部106は、中心周波数検出部8からの中心周波数データに応じて通過帯域の切替えを行う第1の妨害波レベル検出部106Aと、通過帯域の切替えを行わない第2の妨害波レベル検出部106Bとからなる。
【0044】
図7は、第1の妨害波レベル検出部106Aおよび第2の妨害波レベル検出部106Bの詳細な構成を示している。
【0045】
第1の妨害波レベル検出部106Aは、図1の妨害波レベル検出フィルタ部6と同じであり、希望波の周波数(中心周波数)より所定値だけ高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第1のバンドパスフィルタ61と、第1のバンドパスフィルタ61の出力を平滑化する平滑化処理部62と、希望波の周波数(中心周波数)より所定値だけ低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第2のバンドパスフィルタ63と、第2のバンドパスフィルタ63の出力を平滑化する平滑化処理部64と、両平滑化処理部62、64の出力の差分を出力する減算器65と、減算器65の出力の絶対値を第1の妨害波レベル検出信号U1として出力する絶対値出力部66とを備えている。
【0046】
第1の妨害波レベル検出部106Aによる妨害波レベル検出方式は、隣接帯域差分方式と呼ばれる。第1のバンドパスフィルタ61および第2のバンドパスフィルタ63の通過帯域は、中心周波数検出部8からの中心周波数データに応じて調整される。第1の妨害波レベル検出信号U1は、UD比判定部7に送られる。
【0047】
第2の妨害波レベル検出部106Bは、希望波の周波数より所定値だけ高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第3のバンドパスフィルタ71と、第3のバンドパスフィルタ71の出力を平滑化する平滑化処理部72と、希望波の周波数より所定値だけ低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第4のバンドパスフィルタ73と、第4のバンドパスフィルタ73の出力を平滑化する平滑化処理部74と、両平滑化処理部72、74の出力の和を第2の妨害波レベル検出信号U2として出力する加算器75とを備えている。
【0048】
第2の妨害波レベル検出部106Bによる妨害波レベル検出方式は、隣接帯域加算方式と呼ばれる。第2の妨害波レベル検出信号U2は、UD比判定部7に送られる。
【0049】
第1の妨害波レベル検出部106Aでは、希望波の両側の隣接帯域に含まれる信号のパワーの差分を算出しているため、希望波の変調度が高い場合にも、妨害波レベルを正確に検出することが可能である。また、比較的低い妨害波レベル、例えば、UD比が−30dB以下でも妨害波レベルを正確に検出することが可能である。しかしながら、入力IF信号の中心周波数が規定値からずれた場合に、妨害波レベルを誤検出するおそれがある。
【0050】
そこで、中心周波数検出部8からの中心周波数データに応じて、第1のバンドパスフィルタ61および第2のバンドパスフィルタ63の通過帯域の中心周波数を調整している。すなわち、入力IF信号の中心周波数が、諸誤差等により規定値からずれている場合には、それに応じて各バンドパスフィルタ61、63の中心周波数を調整することにより、妨害波レベルを正確に検出できるようにしている。ただし、妨害波レベルが非常に高い場合、例えば、UD比が0dBを越えている場合には、入力IF信号の中心周波数を正確に検出することができないため、妨害波レベルを誤検出するおそれがある。
【0051】
一方、第2の妨害波レベル検出部106Bでは、入力IF信号の中心周波数が規定値からずれた場合にも、妨害波レベルをほぼ正確に検出できる。しかしながら、希望波の変調度が高い場合には、妨害波が存在してなくても、ある程度妨害波が存在しているかのように妨害波レベルを誤検出してしまうため、妨害波レベルが比較的低い場合、例えば、UD比が−30dB以下のように妨害波レベルが比較的低い場合には、妨害波レベルを誤検出するおそれがある。
【0052】
以上のようなことから、UD比が−30dBを越えている場合には第2の妨害波レベル検出部106Bの出力(第2の妨害波レベル検出信号U2)を用いてUD比を判定し、UD比が−30dB以下の場合は、第1の妨害波レベル検出部106Aの出力(第1の妨害波レベル検出信号U1)を用いてUD比を判定することによって、広いUD比の範囲にわたってUD比を判定することが可能である。
【0053】
UD比が−30dBを越えているか否かの判定は、第1の妨害波レベル検出部106Aの出力(第1の妨害波レベル検出信号U1)に基づいて行うことが好ましいが、上述したようにUD比が0dBを越えている場合には妨害波レベルを誤検出するおそれがある。そこで、まず、第2の妨害波レベル検出部106Bの出力(第2の妨害波レベル検出信号U2)に基づいて、UD比が0DBを越えているか否かを判定し、妨害波レベルが0DB以下である場合に、第1の妨害波レベル検出部106Aの出力(第1の妨害波レベル検出信号U1)に基づいてUD比が−30dBを越えているか否かを判定することが好ましい。
【0054】
図8は、UD比判定部7のUD比判定処理手順を示している。
【0055】
まず、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベル(第2の妨害波レベル検出信号U2)が、0dBのUD比に対応する第1の閾値Th1を越えているか否かを判定する(ステップ1)。
【0056】
第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベルU2が第1の閾値Th1を越えている場合には、UD比が0dBを越えていると判定され、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベルU2を、1.0〜0.2の範囲に正規化する(ステップ2)。このようにして得られた正規化された値が、UD比データとして、IFフィルタ部3およびステレオ復調部5に送られる。
【0057】
上記ステップ1において、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベルU2が第1の閾値Th1以下であると判別された場合には、UD比が0dB以下であると判定され、第1の妨害波レベル検出部106Aによって検出された妨害波レベル(第1の妨害波レベル検出信号U1)が、−30dBのUD比に対応する第2の閾値Th2を越えているか否かを判定する(ステップ3)。
【0058】
第1の妨害波レベル検出部106Aによって検出された妨害波レベルU1が第2の閾値Th2を越えている場合には、UD比が−30dBを越えていると判定され、ステップ2に移行して、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベルU2を、1.0〜0.2の範囲に正規化する。このようにして得られた正規化された値が、UD比データとして、IFフィルタ部3およびステレオ復調部5に送られる。
【0059】
上記ステップ3において、第1の妨害波レベル検出部106Aによって検出された妨害波レベルU1が第2の閾値Th2以下である場合には、UD比が−30dB以下であると判定され、ステップ4に移行して、第1の妨害波レベル検出部106Aによって検出された妨害波レベルU1を、0.2〜0.0の範囲に正規化する(ステップ4)。このようにして得られた正規化された値が、UD比データとして、IFフィルタ部3およびステレオ復調部5に送られる。
【0060】
IFフィルタ部3には、UD比判定部7からUD比データが入力される。第2の実施の形態では、IFフィルタ部3には、さらに、中心周波数検出部8によって検出された入力IF信号の中心周波数データが入力されるとともに、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベルU2が入力される。
【0061】
IFフィルタ部3は、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベルU2が所定の閾値Th3以下の場合には、中心周波数検出部8によって検出された入力IF信号の中心周波数にIFフィルタの通過帯域の中心周波数が一致するように、IFフィルタの通過帯域の中心周波数を制御(通過帯域の中心周波数制御)するとともに、UD比判定部7からのUD比データに応じて、IFフィルタの通過帯域幅を制御(通過帯域幅の制御)する。例えば、UD比データに基づいて、隣接妨害が存在する場合には、その妨害波を除去できるようにIFフィルタの帯域幅を狭める。このような処理を行う場合には隣接妨害が発生した場合にのみ隣接妨害を有効に除去することとなるとともに、隣接妨害がないときについては歪率について良好な検波出力を得ることが可能となる。
【0062】
一方、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベルU2が所定の閾値Th3を越えた場合には、IFフィルタ部3は、IFフィルタの通過帯域幅の制御を行うが、通過帯域の中心周波数制御を行わない。
【0063】
第2の妨害波レベルU2が所定の閾値Th3以下の場合には通過帯域の中心周波数数制御を行うが、第2の妨害波レベルU2が所定の閾値Th3を越えた場合には通過帯域の中心周波数制御を行わない理由について説明する。
【0064】
妨害波レベルが大きい場合、例えば、UD比が0dBを越えた場合には、中心周波数検出部8による検出結果は、妨害波の中心周波数側に遷移してしまう。そこで、入力IF信号の中心周波数のずれによる検出誤差の少ない、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された第2の妨害波レベルU2に基づいて、妨害波レベルが、入力IF信号の中心周波数を中心周波数検出部8が正しく検出できる範囲にあるか否かを判別する。そして、妨害波レベルが、入力IF信号の中心周波数を中心周波数検出部8が正しく検出できる範囲にある場合にはIFフィルタの通過帯域の中心周波数制御を行い、妨害波レベルが、入力IF信号の中心周波数を中心周波数検出部8が正しく検出できない範囲にある場合にはIFフィルタの通過帯域の中心周波数制御を行わないようにしているのである。
【0065】
このように、妨害波レベルU2が所定の閾値Th3を越えた場合にはIFフィルタの通過帯域の中心周波数数制御を行わないようにしているので、中心周波数検出部8の誤検出によって、IFフィルタの通過帯域の中心周波数が妨害波に近づくように移動してしまうといったことが防止される。
【0066】
なお、上記実施の形態では、第2の妨害波レベル検出部106Bによって検出された妨害波レベルU2が所定の閾値Th3を越えた場合には、IFフィルタ部3は、IFフィルタの通過帯域の中心周波数制御を行わないようにしているが、UD比判定部7からのUD比データが所定の閾値を越えた場合に、IFフィルタの通過帯域の中心周波数制御を行わないようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
この発明によれば、入力変調信号の中心周波数にずれが生じた場合にも、妨害波レベルを正確に検出でき、妨害波の影響を効果的に低減させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるにおけるFM放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】FM検波部4の構成を示すブロック図である。
【図3】VCO43の出力波形の一例を示す模式図である。
【図4】妨害波レベル検出フィルタ部6の構成を示すブロック図である。
【図5】ステレオ復調部5の構成を説明する概略ブロック図である。
【図6】第2の実施の形態におけるにおけるFM放送受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】妨害波レベル検出フィルタ部106の構成を示すブロック図である。
【図8】UD比判定部7のUD比判定処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 受信アンテナ
2 フロントエンド部
3 IFフィルタ部
4 FM検波部
5 ステレオ復調部
6、106 妨害波レベル検出フィルタ部
7 UD比判定部
8 中心周波数検出部

Claims (6)

  1. 入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅が可変の第1のバンドパスフィルタ、
    上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、
    入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および
    妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて、第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段を備えており、
    上記妨害波レベル検出手段は、入力変調信号を入力としかつ妨害波を通過させるための1または複数の第2のバンドパスフィルタの出力に基づいて隣接妨害波レベルを検出するものであり、
    第2のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数が、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御されることを特徴とする放送受信装置。
  2. 入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅が可変の第1のバンドパスフィルタ、
    上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、
    入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および
    妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて、第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段を備えており、
    上記妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第2のバンドパスフィルタと、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第3のバンドパスフィルタと、第2および第3のバンドパスフィルタを通過した信号の差分の絶対値を算出する演算手段とを備えており、
    第2および第3のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数が、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御されることを特徴とする放送受信装置。
  3. 入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅および通過帯域の中心周波数が可変の第1のバンドパスフィルタ、
    上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、
    入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および
    妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅および通過帯域の中心周波数を制御する制御手段を備えており、
    上記制御手段は、妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段、および妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルが所定値より小さい場合にのみ、第1のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数を、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数と一致するように制御する手段を備えていることを特徴とする放送受信装置。
  4. 入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅および通過帯域の中心周波数が可変の第1のバンドパスフィルタ、
    上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、
    入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および
    妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅および通過帯域の中心周波数を制御する制御手段を備えており、
    上記妨害波レベル検出手段は、第1の妨害波レベル検出手段、第2の妨害波レベル検出手段、ならびに第1の妨害波レベル検出手段および第2の妨害波レベル検出手段の検出レベルに基づいて、妨害波レベルを決定する妨害波レベル決定手段を備えており、
    第1の妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数としかつ通過帯域の中心周波数が中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御される第2のバンドパスフィルタ、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数としかつ通過帯域の中心周波数が中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御される第3のバンドパスフィルタ、第2および第3のバンドパスフィルタを通過した信号の差分の絶対値を算出する演算手段を備えており、
    第2の妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第4のバンドパスフィルタと、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第5のバンドパスフィルタと、第4および第5のバンドパスフィルタを通過した信号の加算値を算出する演算手段とを備えており、
    上記制御手段は、妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段、および妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルが所定値より小さい場合にのみ、第1のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数を、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数と一致するように制御する手段を備えていることを特徴とする放送受信装置。
  5. 入力変調信号を帯域制限することによって希望波の変調信号を通過させかつ通過帯域幅および通過帯域の中心周波数が可変の第1のバンドパスフィルタ、
    上記第1のバンドパスフィルタの出力に基づいて入力変調信号の中心周波数を検出する中心周波数検出手段、
    入力変調信号に基づいて隣接妨害波レベルを検出するための妨害波レベル検出手段、および
    妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅および通過帯域の中心周波数を制御する制御手段を備えており、
    上記妨害波レベル検出手段は、第1の妨害波レベル検出手段、第2の妨害波レベル検出手段、ならびに第1の妨害波レベル検出手段および第2の妨害波レベル検出手段の検出レベルに基づいて、妨害波レベルを決定する妨害波レベル決定手段を備えており、
    第1の妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数としかつ通過帯域の中心周波数が中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御される第2のバンドパスフィルタ、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数としかつ通過帯域の中心周波数が中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数に応じて制御される第3のバンドパスフィルタ、第2および第3のバンドパスフィルタを通過した信号の差分の絶対値を算出する演算手段を備えており、
    第2の妨害波レベル検出手段は、希望波の周波数より高い周波数を通過帯域の中心周波数とする第4のバンドパスフィルタと、希望波の周波数より低い周波数を通過帯域の中心周波数とする第5のバンドパスフィルタと、第4および第5のバンドパスフィルタを通過した信号の加算値を算出する演算手段とを備えており、
    上記制御手段は、妨害波レベル決定手段によって決定された妨害波レベルに基づいて第1のバンドパスフィルタの通過帯域幅を制御する手段、および第2の妨害波レベル検出手段によって検出された妨害波レベルが所定値より小さい場合にのみ、第1のバンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数を、中心周波数検出手段によって検出された入力変調信号の中心周波数と一致するように制御する手段を備えていることを特徴とする放送受信装置。
  6. 上記第1のバンドパスフィルタの出力を検波し、かつVCOを有するPLL方式の検波回路を備えており、上記中心周波数検出手段は、検波回路のVCO出力に基づいて、入力変調信号の中心周波数を検出するものであることを特徴とする請求項1、2、3、4および5のいずれかに記載の放送受信装置。
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