JP4079553B2 - 不揮発性メモリ装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリ装置に関し、例えばSRAM,EEPROM,コンデンサ接続端子、および、コンデンサ接続端子の電位が、所定電位超に上昇したときにEEPROMのデ−タをSRAMに書込みすなわちリコールし、所定電位以下に低下したときにSRAMのデ−タをEEPROMに書込むすなわちストアするコントロ−ラ、を含む不揮発性メモリ、を主体とするメモリ装置に関する。特に、電源オフになったときに、前記ストアを確保するために一時的に電源電圧を保持する、前記コンデンサ接続端子に接続される外付コンデンサが、適正に接続されているか,容量が適正か、劣化がないか等の、異常有無を自動的に行なう不揮発性メモリ装置に関する。この装置は、例えばプリンタ,複写機等の画像形成装置において、画像プロセス条件,使用履歴デ−タ,ユ−ザ設定デ−タ,異常履歴デ−タ等の、画像形成情報の不揮発記憶に用いられる。
【0002】
【従来技術】
近年、たとえば、次の1)〜3)に示すような高付加価値機能を備えた画像形成装置が出現している:
1)使用枚数等の使用履歴データを不揮発性メモリに記憶し、そのデータに応じて画像形成プロセス制御のパラメータを変えて、長期的に安定した画像を得られるようにした複写機,
2)紙詰まりや自己診断エラー結果等の障害に関わる履歴データを不揮発性メモリに記憶しその記憶結果に応じて適切なアフターケアを受けられるようにした複写機、および、
3)ユーザーや目的業務別に異なる操作手順データを不揮発性メモリに記憶し操作手順のカスタマイズが可能な複写機。
【0003】
ところで、このような画像形成装置においては、不揮発性メモリに記憶されるデータは画像形成情報として重要なものであり、データ破壊などの不具合があってはならない。また、近年ではこのような用途の不揮発性メモリにNVRAMが使用される場合が多い。このNVRAMはハードディスク等の磁気メモリと比較し、小型/安価でありDRAM,SRAMと比較しては、バックアップ用の電源が不要であるというメリットを有する。
【0004】
NVRAMは、SRAMのセルとEEPROMのセルが1対1に対応した記憶セルであり、SRAMのデータをEEPROMにストアする機能と、EEPROMのデータをSRAMにリコールする機能を有する。図1に、NVRAMとその周辺機器の組合せの一例を示す。NVRAM9は、図2に示すように、SRAM92とEEPROM91よりなり、SRAM92の内容をEEPROM91にストアし、EEPROM91の内容をSRAM92にリコールする。
【0005】
図1の電源回路1は、電源SW2によりメイン制御板3へ電源の供給(ON)/切断(OFF)を行う。CPU4は、電源ON後、ROM7に格納されたプログラムにより動作を開始し一連の制御を行う。図5にNVRAM9の動作の一例を示す。電源ON後、Vccがトリガ電圧Vswを超えた時点でリコール動作を開始する。リコール動作は通常数10μsで終了する。その後は、通常のSRAMと同様に扱われ、CPU4によって、データのリード/ライトが行われる。電源OFF時は、Vccがトリガ電圧Vswよりも下がった時点でストア動作を開始する。ストア動作は通常数10ms前後で終了する。このストア動作をVccの下降時間によらず安定して行えるように、NVRAM9のコンデンサ接続端子(Vcap)には、従来は、外付けのコンデンサ10が直接に接続されている。図1および図2に示す容量検出回路11は、本願発明により付加されたものである。コンデンサの容量は通常100μF程である。
【0006】
通常、EEPROMのようなデバイスは書き換え回数に寿命(数k回〜数百k回)がありCPUアクセスの度に書き換えを行っていては、製品寿命を満足せず、装置の動作を保証できなくなる恐れがある。これに対してNVRAMの場合は、EEPROMへの書き換えは電源OFF時のみ行われるので製品寿命を満足することができるようになる。
【0007】
また、最近ではSRAM92へのデータ更新があった場合にのみ、EEPROM91への書き換え(ストア)を行うようなNVRAMも製品化されており、より長寿命化が図られている。その一例が、特開平5−81148号公報に開示されている。これにおいては、SRAMの記憶内容を変更したときにはストア要求フラグを立て、電源オフ時にこのフラグがあることを条件にストアを行なう。これにより、電源オフ時には常にストア動作を行なう場合にくらべて、ストア実行回数が少くなることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このようにメリットの多いNVRAMであるが、下記のような欠点を持つ。ストア動作を電源OFF時のオートストア動作のみにたよった場合この動作は外付けのコンデンサ10の電荷による電圧補償によって行われるので、何らかの不具合によりコンデンサ10が外れてしまったり、狙いの容量よりも小さかったり、経時劣化により容量が抜けてしまったりした場合は、電圧補償が得られずストア動作を行なうための電圧が無いとか、ストア動作が完了しない間に、コンデンサ10の電圧がストア動作を行ない得ない低電位に降下してしまう可能性がある。
【0009】
このような場合は、前述のような様々な重要情報をSRAM92上で更新したにも関わらず、EEPROM91へストアされないため、電源OFFでSRAM92上にあったデータが消去されてしまうことになる。このような不具合を回避するため、SRAM92のデータ更新の度にEEPROM91へのストア動作を行っていては、NVRAMの特徴による長寿命化が損なわれる。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、コンデンサの実装状態を自動検知する不揮発メモリ装置を提供することを第1の目的とし、ストア動作の不完全実施を未然に防止することを第2の目的とし、第1記憶手段(92)のデータの第2記憶手段(91)へのストアを可及的に確保することを第3の目的とし、第2記憶手段(91)のデ−タの破壊を防止し寿命延長することを第4の目的とする。これらを比較的に安価なハ−ドウェアの付加によって実現することを第5の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)第1記憶手段(92),第2記憶手段(91),コンデンサ接続端子(Vcap)、および、コンデンサ接続端子(Vcap)の電位が、所定電位(Vsw)超に上昇したときに第2記憶手段(91)のデ−タを第1記憶手段(92)に書込みすなわちリコールし、所定電位(Vsw)以下に低下したときに第1記憶手段(92)のデ−タを第2記憶手段(91)に書込むすなわちストアするコントロ−ラ(93)、を含む不揮発性メモリ(9);
前記コンデンサ接続端子(Vcap)へのコンデンサ(10)の実装状態を検知する手段(11);および、
前記実装状態を検知する手段(11)の、実装状態が異常との検知に対応して、前記コントロ−ラ(93)に定期的にストアを行なわせる手段 (4,19) ;
を備える不揮発性メモリ装置(図1,図7)。
【0012】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対応事項を、参考までに付記した。
【0013】
本発明の不揮発性メモリ装置によれば、検知手段(11)がコンデンサ(10)の実装状態を検出するので、コンデンサ(10)の実装状態を表わす情報が自動的に得られる。この情報に基づいて、実装異常の場合のストア動作の不完全実施を未然に防止することができる。前記ストア周期を、不揮発性メモリ (9) の書き換え回数寿命および電源OFF/ONの想定頻度によって、あらかじめ適切な値に設定することにより、第1記憶手段 (92) のデ−タの消失が少くしかも不揮発性メモリ (9) の寿命低下が少い、電源ON中の自動的ストアが実現する。
【0014】
【発明の実施の形態】
(2)前記コントロ−ラに定期的にストアを行なわせる手段は、前記不揮発性メモリ(9)に対して、デ−タの書込み,読出しを行なうCPUであって、実装状態を検知する手段(11)が、実装状態が異常と検知した場合は、前記不揮発性メモリ(9)に対してストアコマンドを定期的に発行して前記コントロ−ラ(93)に定期的にストアを行なわせるCPU(4)である;上記(1)に記載の不揮発性メモリ装置(図1)。
【0015】
不揮発性メモリ(9)に対して、デ−タ読み,書きのアクセスをするCPUは、不揮発性メモリ(9)に通してアクセスの1つとしてストアコマンドを与えることができ、不揮発性メモリ(9)はストアコマンドに応答してストアを実行する。本実施態様では、これを利用して、実装状態が異常のとき該CPU(4)によって、不揮発性メモリ(9)に定期的にストアを行なわせる。不揮発性メモリ(9)の書き換え回数寿命および電源OFF/ONの想定頻度によって、あらかじめ適切な周期を、CPU(4)に、プログラム上設定しておくことにより、第1記憶手段(92)のデ−タの消失が少くしかも不揮発性メモリ(9)の寿命低下が少い、電源ON中の自動的ストアが、ソフトウェアにて実現する。
【0016】
(3)前記コントロ−ラに定期的にストアを行なわせる手段を、前記不揮発性メモリに対して、デ−タの書込み,読出しを行ない前記実装状態を検知する手段が、実装状態が異常と検知した場合は、異状信号を発生するCPUと、該異状信号に応じて前記不揮発性メモリに対してストアコマンドを定期的に発行して前記コントロ−ラに定期的にストアを行なわせるタイマで構成した;上記(1)に記載の不揮発性メモリ装置(図7)。
【0017】
ストア周期を、不揮発性メモリ(9)の書き換え回数寿命および電源OFF/ONの想定頻度によって、あらかじめ適切な値に設定することにより、第1記憶手段(92)のデ−タの消失が少くしかも不揮発性メモリ(9)の寿命低下が少い、電源ON中の自動的ストアが実現する。
【0018】
(4)前記実装状態を検知する手段(11)は、前記コンデンサ接続端子(Vcap)からコンデンサ(10)への充電経路をON,OFFするスイッチング手段(12),これを一時的にOFFにする手段(4/20)、および、該スイッチング手段(12)がOFFになった後、ONに復帰するときのコンデンサ(10)の電位が高いと正常、低いと異常を示す情報を保持する手段(4/21);を含む上記(1),(2)又は(3)に記載の不揮発性メモリ装置(図2)。
【0019】
スイッチング手段(12)がOFFになると、コンデンサ(10)の接続不良のときにはコンデンサ(10)が充電されていないのでその電位は低電位であり、容量が小さいと充電がなく放電により電位が急速に低下する。接続が完全で容量が十分に高いと、放電による電位低下は極くゆるやかである。したがって、接続不良や容量不足のときには、スイッチング手段(12)がONに戻るときのコンデンサ(10)の電位は低く、異常情報を保持手段(4/21)が保持する。適正なコンデンサ(10)が適正に接続してあると、コンデンサ(10)の電位は高く、正常情報を保持手段(4/21)が保持する。この構成は、比較的に低コストなハ−ドウェアで実現しうる。電源オン直後に一度、スイッチング手段(12)をOFFにして異常/正常情報を保持手段(4/21)に保持した後は、電源オフになるまで、保持手段(4/21)の情報に基づいて、異常/正常対応の処置を、自動的に行なうことができる。
【0020】
(5)上記(2)又は(3)に記載の不揮発性メモリ装置を備え、該不揮発性メモリ装置の前記CPUが前記不揮発性メモリ(9)に、画像プロセス条件,使用履歴デ−タおよびユ−ザ設定デ−タを書込み;該CPU(4)が、電源オン直後に、前記実装状態を検知する手段(11)に、実装状態の検知を行なう信号(容量検出CAD)を与える、画像形成装置。
【0021】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0022】
【実施例】
−第1実施例−
図1に本発明の第1実施例を示す。この実施例は、デジタル複写機であり、原稿スキャナコントロ−ラ16の制御に従って、図示を省略した原稿スキャナが読み取った画像信号が、メイン制御板3を経由して、書き込みコントロ−ラ18に送られる。書き込みコントロ−ラ18に送られた画像信号に従って、図示しない感光体上に静電潜像が形成され、作像プロセスコントロ−ラ17による一連の電子写真プロセスによって、静電潜像の現像,用紙への転写,定着および排出が実行される。メイン制御板3上のCPU4は、ROM7に格納された制御プログラムによって一連の動作を行う。その際、RAM8はワークエリアとして、不揮発性メモリであるNVRAM9は前述のように各種重要情報の格納用として使用される。
【0023】
図2に、NVRAM9の給電系統と、外付コンデンサ10の実装状態を検知するための容量検出回路11の構成を示す。通常時ON状態となるような電子SW12(常閉スイッチング素子)を、外付コンデンサ10と、NVRAM9のコンデンサ接続端子(Vcap)との間に設けている。
【0024】
電源ONになり、画像形成装置各部に所定電圧が立上った時点にリセット回路6の出力が立上り、この立上りに応答してCPU4がROM7から初期化プログラムを読出して、初期化処理を実行する。この初期化が終了すると、CPU4は電子SW12を一時的にOFF(実装状態を検知)とする。画像形成装置各部に所定電圧が立上った時点に、電子SW12はONでコンデンサ10の充電が始まる。初期化処理においてCPU4は電子SW12をONにする出力を出力ポ−トTTにセットするので、電子SW12はONを継続する。コンデンサ10には電子SW12経由で定電圧Vccが印加され、これによって電荷が充電され、コンデンサ10は略Vccに充電される。この充電過程で、充電電圧がVswを越えたときに、NVRAM9がリコール動作を行う(図5参照)。
【0025】
その後CPU4が、出力ポートTTにより電源SW12をOFFし、コンデンサ10の実装状態の検知を行う。
【0026】
ところで、電源(Vcc=+5V)OFF時のストア動作中の電圧は、このコンデンサ10の電荷により保証される。また、NVRAM9の内部についての詳細な説明は割愛するが、コンデンサ10の電荷はストア動作のみに使用されるよう、ダイオード94(図2)により、電源ライン(Vcc)への逆流は阻止される。
【0027】
コンデンサ10が正常に実装されていれば、すなわち、NVRAM9のコンデンサ接続端子(Vcap)と機器ア−スGNDの間の容量(キャパシタ10)が、所定値以上であると、CPU4が、出力ポートTTにより電源SW12をOFFにしている間の、コンデンサ10の電位低下速度は遅く、FET14はONを継続し、抵抗15の電位はH(略+5V)を維持する。しかし、何らかの不具合によりコンデンサ10が外れてしまったり、狙いの容量よりも小さかったり、系時劣化により容量が抜けてしまったりした場合は、電源SW12をOFFにしたときのFET14のベ−スの電位低下が速く、FET14がONからOFFに転じ、抵抗15の電位がL(機器ア−ス)に低下する。この抵抗15の電位(H:正常/L:異常)を読取ることにより、コンデンサの実装状態の検知が完了する。
【0028】
電源SW12をOFFにしてから所定時間tp(正常/異常判定のためのしきい値)が経過したときに抵抗15の電位を読取り、電源SW12をONし、通常状態とする。なお、電源OFF時は、電子SW12のON/OFF状態によらず、ダイオード13経由でVcapにコンデンサ10の電荷が供給されるので、コンデンサ10の接続が適正であるときには、リコ−ルおよびストアが可能である。すなわち、電圧Vccの印加によってコンデンサ10が充電されて、コンデンサ10の電位(充電電圧)がVswを越えたときに、NVRAM9のコントロ−ラ93が、第2記憶手段であるEEPROM91の記憶デ−タを第1記憶手段であるSRAM92に書込む(リコ−ル)。その後、電圧Vccの印加が継続し、オペレ−タの入力および画像形成を繰返している間に、NVRAM9宛てデ−タの入力又は変更があると、SRM92のデ−タが書替えられる。その後電源OFFになってVccが消えるとき、コンデンサ10への給電が停止するのでその電位が低下を始め、Vsw以下に下ったときに、NVRAM9のコントロ−ラ93が、SRAM92の記憶デ−タをEEPROM91に書込む(ストア)。図5に、以上に説明した、コンデンサ10の電位の変化と、NVRAM9のコントロ−ラ93の動作を示す。
【0029】
図3に、図1に示すCPU4の、電源オン直後の初期化の直後に実行する「容量検出」CAD、すなわちコンデンサの実装状態の検知、の内容を示す。初期化を終えるとCPU4は、時間tdの経過を待つ(ステップ1)。時間tdが経過するとCPU4は、電子SW12をオフにして経過時間Tmの計測を開始して(ステップ2,3)、時間tpが経過するのを待つ(ステップ4)。この時間tpは、コンデンサ10の容量(キャパシタ)が異常に低い場合には、電子SW12がOFFになってからその電位が低電位に低下する時間であり、tp値は設定値である。コンデンサ10が接続不良又は過少容量の場合には、tpが経過したとき、あるいはその直前から、コンデンサ10(が接続される+端子)の電位は低電位であり、これによりFET14がオフ(高インピ−ダンス)であり、抵抗15の電位はL(機器ア−ス)である。このLは、コンデンサ10の接続状態が悪いことを意味する。容量が十分にあるコンデンサ10が適正に接続されているときには、tpの間のその電位低下は少く、tpが経過したときもFET14はオン(低インピ−ダンス)を継続し、これにより抵抗15の電位はH(略+5V)である。このHは、コンデンサ10の接続状態が良好であることを意味する。
【0030】
CPU4は、時間tpが経過したときに、抵抗15の電位(H:正常/L:異常)を読込む(ステップ5)。そして、それがHであると、電子SW12をオンに戻し(ステップ11)、「容量検出」CADを終了する。読込んだ電位がLであったときには、CPU4は、レジスタFAcaに、コンデンサ接続異常を示す「1」を書込み(ステップ7)、操作表示ボ−ドの液晶ディスプレイに「NVRAMハ−ドウェア異常」を表示し(ステップ8)、割込タイマTca(Tca時限のソフトウェアタイマ)をスタートして(ステップ9)、タイマTca割込みを許可し(ステップ10)、電子SW12をオンに戻し(ステップ11)、「容量検出」CADを終了する。
【0031】
CPU4は、タイマTca割込みを許可した状態では、タイマTcaがタイムオーバする毎に、図4に示す「タイマTca割込み」ITcaを実行する。すなわち、タイマTcaがタイムオーバすると、「タイマTca割込み」ITcaに進みそこでまず、タイマTcaを再スタートし(ステップ21)、出力ポ−トSTにLをセットする(ステップ22)。すなわちNVRAM9のハ−ドストア端子HTTに、ストアを行なわせるLを出力する。そして時間ttが経過するのを待ち(ステップ23,24)、ttが経過すると出力ポ−トSTをHに戻す(25)。そして、この割込み処理に入る直前に実行していた処理に戻る。時間ttは、NVRAM9のハ−ドストア端子HTTにLを与えてストアを起動し完了させるに要する時間より少し長い設定値である。
【0032】
図6に、コンデンサ10の接続状態が悪く、上述のように、タイマTca割込みを許可したときの、ポ−トSTの出力(NVRAM9のハ−ドストア端子HTTの入力)と、NVRAM9の動作との関係を示す。CPU4が、タイマTca割込みを許可した後、電源オフになるまで、CPU4が、ハ−ドストア端子HTTを利用して、NVRAM9に、Tca周期でストアを行なわせる。Tcaは、NVRAM9の書き換え回数寿命および電源OFF/ONの想定頻度によって、NVRAM9のSRAM92のデ−タの消失を可及的に避けしかもストア回数は可及的に下げるとの視点で、あらかじめ適切な値に設定されたものである。
【0033】
−第1実施例のー変形例−
図1に示すように、CPU4は、NVRAM9にアクセスするシステム構成であり、NVRAM9の初期化(デ−タクリア),NVRAM9へのデ−タの書込み,NVRAM9からのデ−タの読出し、ならびに、NVRAM9のストア(SRAM92のデ−タをEEPROM91に書込む)等を、アクセスコマンドを用いて行なうことができる。上述の第1実施例では、コンデンサ10の接続異常を検知したときには、NVRAM9のハ−ドストア端子HTTを利用して定周期TcaでNVRAM9にストア動作を行なわせるが、本変形例では、ハ−ドストア端子HTTを用いずに、アクセスコマンドを用いて、すなわちストアコマンドを与えることにより、CPU4はNVRAM9に定周期Tcaでストア動作を行なわせる。
【0034】
−第2実施例−
図7の(a)に、第2実施例の概要を示す。外付コンデンサ10の接続異常のときには第1実施例のCPU4は、直接にNVRAM9にストア動作を行なわせるが、第2実施例は、タイマ19を備えて、このタイマ19でNVRAM9にストア動作を行なわせる。図7に、タイマ19の入,出力信号を示す。第2実施例のCPU4は、第1実施例と同様に、「容量検出」CADを行なうが、接続異常を検知すると、タイマ19を動作させる。すなわち、タイマ19に与えているイネ−ブル信号レベルを、ディスエ−ブル(非動作)指示のHからイネ−ブル(動作)指示のLに切換える。タイマ19は、動作指示(L)がある間、定周期Tcaで、ストア指示パルス(L)を、NVRAM9のハ−ドストア端子HTTに与える。これにより、NVRAM9が周期Tcaでストア動作を行なう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の電気系統の概要を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す容量検出回路11とNVRAM9の給電線との接続を示す電気回路図である。
【図3】 図1に示すCPU4の機能「容量検出」CADの内容を示すフローチャートである。
【図4】 図1に示すCPU4の機能「タイマTca割込」ITcaの内容を示すフローチャートである。
【図5】 図1に示すNVRAM9の、コンデンサ10の電圧変化に応じた動作を示すタイムチャートである。
【図6】 図1に示すCPU4の、コンデンサ10の接続状態が異常のときの、NVRAM9をストア動作させるタイミングを示すタイムチャートである。
【図7】 (a)は、本発明の第2実施例の構成の主要部の概要を示すブロック図、(b)はコンデンサ10の接続状態が異常のときの、タイマ19がNVRAM9をストア動作させるタイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
5:クロック発振器
6:リセット回路
14:FET
Claims (5)
- 第1記憶手段,第2記憶手段,コンデンサ接続端子、および、コンデンサ接続端子の電位が、所定電位超に上昇したときに第2記憶手段のデ−タを第1記憶手段に書込みすなわちリコールし、所定電位以下に低下したときに第1記憶手段のデ−タを第2記憶手段に書込むすなわちストアするコントロ−ラ、を含む不揮発性メモリ;
前記コンデンサ接続端子へのコンデンサの実装状態を検知する手段;および、
前記実装状態を検知する手段の、実装状態が異常との検知に対応して、前記コントロ−ラに定期的にストアを行なわせる手段;
を備える不揮発性メモリ装置。 - 前記コントロ−ラに定期的にストアを行なわせる手段は、前記不揮発性メモリに対して、デ−タの書込み,読出しを行なうCPUであって、前記実装状態を検知する手段が、実装状態が異常と検知した場合は、前記不揮発性メモリに対してストアコマンドを定期的に発行して前記コントロ−ラに定期的にストアを行なわせるCPUである;請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
- 前記コントロ−ラに定期的にストアを行なわせる手段を、前記不揮発性メモリに対して、デ−タの書込み,読出しを行ない前記実装状態を検知する手段が、実装状態が異常と検知した場合は、異状信号を発生するCPUと、該異状信号に応じて前記不揮発性メモリに対してストアコマンドを定期的に発行して前記コントロ−ラに定期的にストアを行なわせるタイマで構成した;請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
- 前記実装状態を検知する手段は、前記コンデンサ接続端子からコンデンサへの充電経路をON,OFFするスイッチング手段,これを一時的にOFFにする手段、および、該スイッチング手段がOFFになった後、ONに復帰するときのコンデンサの電位が高いと正常、低いと異常を示す情報を保持する手段;を含む、請求項1,2又は3に記載の不揮発性メモリ装置。
- 請求項2又は3に記載の不揮発性メモリ装置を備え、該不揮発性メモリ装置の前記CPUが前記不揮発性メモリに、画像プロセス条件,使用履歴デ−タおよびユ−ザ設定デ−タを書込み;該CPUが、電源オン直後に、前記実装状態を検知する手段に、実装状態の検知を行なう信号を与える、画像形成装置。
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