JP4079103B2 - 収納型電気設備 - Google Patents

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Description

本発明は電気機器等を収納する収納型電気設備に関し、特にキャビネットに収納した受配電設備の防水構造に関するものである。
近年、店舗、会社、工場等の他一般家庭で屋外に配置する電気機器等を収納する収納型電気設備は需要を増しており、雨水にさらされるなど防水面で劣悪な環境に耐える防水性能を益々必要とされてきている。特に受配電設備は省エネの観点から通常の店舗等でもその需要を伸ばしており、防水性能の強化と防水性能の品質継続が求められている。
そして従来より受配電設備は、板金加工によって解決する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。また、パッキンを用いて解決しているものもある(例えば特許文献2参照)。
図16から図20を用いて、従来の収納型電気機器の一例として、受配電設備について説明する。
図16は、一般的な受配電設備の外観図を示す。図16において、1は受配電設備の外装を成すキャビネットを示し、内部に受配電設備を構成する電気機器等が収納されている。なお、前記受配電設備を構成する電気機器とは図示しないが変圧器や遮断器やコンデンサ等である。またキャビネットには前面に扉3が設けられており、扉3を開放すると、キャビネット前面には開口部が設けられており、上記電気機器の出し入れ、点検等ができるようになっている。また、この扉3の内側周辺部を受けるキャビネットの扉受け面11が開口部に周辺に設けられている。
また図17は、図16で示すキャビネット1の上部詳細図を示す。図17において、11は扉3の内側周辺部を受けるキャビネットの扉受け面、3は内側に凹部を有する扉を示す。なお、この扉3は正面板とその周縁に設けた上下左右各側面板とから凹部を形成してなる開閉可能な箱状のものである。また2はキャビネットの一部をなし、扉受け面11と連続して構成されてキャビネットの前方向に突出した水切枠を示す。
また図18は、扉3を閉じた状態のキャビネット前面の要部断面図を示す。図18において、この水切枠2は、扉3の閉状態ではその凹部に覆われた状態になっており、長方形形状の開口部1aの周縁に設けられている。
さらに図19は、扉3の開状態での水切枠2の上部詳細図を示す。図19に示すように、水切枠2は、扉受け面11から前方向へ突き出して設けられ、水切枠2の天井面を構成する上部平面部21、側面を構成する側部平面部22、およびそれらと略垂直に、開口部1aの周縁部から外側に向かって鉛直上方および側面方向に外側方向に突き出した水切突き出し部23により構成される。なお、扉3の開状態でキャビネット開口部1aは空間となり、キャビネット1内部に収納する電気機器(図示せず)の出し入れ、点検等ができる。
以上のように構成された一般的な従来例の受配電設備の防水構造について、その動作を説明する。
屋外に設置された受配電設備1が雨天時等に受配電設備1が受ける雨水は、図18で示すように、扉3と扉受け面11の間にできる隙間3aを通り、水切枠2をつたって側部から下に落ちる。すなわち、雨水はまず図19に示す水切枠2の上部平面部21をつたって側部平面部22に至り、そのまま下方へ落ちる。この時、扉受け面11、上部平面部21、水切上前面22、および水切突き出し部23は、流水路を形成し、樋のごとく雨水を下方へ導き、キャビネット開口部1aからキャビネット1内に雨水が浸入するのを防いでいる。
図20は、特許文献1で示された従来の別の実施例における受配電設備の扉開状態の水切枠の上部と扉閉状態の水切枠の下部の詳細図を示す。図20において、210は上部平面部21の延長上に設けた滴下誘導部を示す。この滴下誘導部210により、上部平面部21の上面をつたった雨水が滴下誘導部210から雨水が水滴となり下方へ滴下する。これにより、雨水が、側部平面部22や水切突き出し部23をつたってキャビネット内面に浸入するのを防止する。
特開2000−78709号公報(第1図) 特開平9−26607号公報(第1図)
しかし、従来の受配電設備の防水手段は、雨水が水切枠をつたって下に落ちるが、側部平面部を伝う際、雨水の水量が多い場合は、水切突き出し部を乗り越えて、キャビネット内部へ雨水が浸入する。
また、特許文献1に示す構造においては、雨水を下方へ滴下した場合、滴下した雨水は扉の下面に落下し、跳ねた雨水の一部がキャビネットの内部に浸入するという課題があった。
また、特許文献2等で示すようなパッキンを使用した場合は、パッキンの経年変化を考慮する必要があり、長期間の安定した防水性能を保持することが困難であるという課題があった。
本発明は前記従来の問題点を解決するもので、長期間にわたり安定した防水性能を有する受配電設備を提供することを目的とする。
本発明の収納型電気設備は、上記課題を解決するために、電気機器と、前記電気機器を収納し前面に略長方形形状の開口部を有するキャビネットとを備える収納型電気設備であって、前記キャビネットは前記開口部を開閉する扉と、前記開口部の上部および側部からそれぞれ前記キャビネットの前方向に突出して形成される上部平面部および側部平面部を有する水切枠とを備え、前記水切枠は、前記上部平面部に流れる水分を、前記扉を閉じた際に前記扉の内側周囲部を受ける前記キャビネットの扉受け面側へ誘導する水流誘導手段において、水流誘導手段としての凸部は、水切枠の上部平面部の側端部上の点から内側斜め前方へ前記上部平面部上に形成する直線を、扉受け面まで延長してなる直線を底辺として略鉛直上方に突出してなるものである。あるいは、水切枠の上部平面部の側端部上の点から内側斜め前方に前記上部平面部上に形成する直線と、前記上部平面部の側端部上の点から扉受け面まで後方斜め下方向へ形成する直線とをそれぞれ底辺として略鉛直上方に突出してなるものである。さらには、凸部の底辺と、水切枠の上部平面部の側端部と、扉受け面とで形成される部分は空洞であるものである。
また、本発明の収納型電気設備は、水切枠は、側部平面部の扉受け面に近い側に親水性塗料を塗布したものである。また水切枠は、側部平面部の前方向側に疎水性塗料を塗布したものである。
以上のように、本発明は長期間にわたって安定した防水性能を有する受配電設備を提供することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における収納型電気設備ついて、図1から図4を用いて説明する。なお、本実施の形態における収納型電気設備は、一例として図16で示すような受配電設備について説明する。
図1は、このような受配電設備における、扉開状態の水切枠2の上部詳細図を示し、211は水切枠2の上部平面部21から側面方向へ水平に突き出した凸部を示す。なお本実施の形態において、その他の構成については、従来の技術の一般的な従来例で説明した構成と同一のものに同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、本実施の形態で従来例と異なる点は上記した凸部211を設けた点であるのでこの凸部211の構成および作用について説明する。
凸部211は、図1に示すように、上部平面部21から側部平面部22よりも側面方向に水平に突出し、その先端は、水切突き出し部23の側面方向の突き出し面先端よりは内側になるようにして設ける。すなわち凸部211は、上部平面部21の一部のごとく同一面を成している。また凸部211は、キャビネット前方側のみ突出させ、扉受け面11に近い側は切り欠き部211aとなっている。なお、この切り欠き部211aの部分には、突出している部分は全くなく、上部平面部21と側部平面部22が略直角に連続した面を形成している。
以上のように構成された本実施の形態における受配電設備のキャビネット1の水切枠2について、降雨状態における動作を説明する。雨水は上部平面部21の上面をつたって側部平面部22に至るが、凸部211を設けている為に凸部211の側面方向の先端に達するよりも切り欠き部211aの方から早く側部平面部22に至る。このことから、凸部211よりも扉受け面11側の切り欠き部211aの方からの水の流れが早くなり、上部平面部21の上面を側面方向につたう雨水は、継続的に切り欠き部211aを通過して側部平面部22に至るようになる。
このことにより、雨水は側部平面部22の扉受け面11に近い側とその近辺の扉受け面11を流れ、水切突き出し部23を乗り越えてキャビネット内部に雨水が浸入することを防ぐことができる。すなわち凸部211は、上部平面部21に流れる水分を、扉受け面11側へ誘導する水流誘導手段として作用する。
なお、この切り欠き部211aは、上部平面部21を延長させて形成した全幅の凸部211から扉受け面11に近い側を切り欠く方法で形成してもいいし、凸部211を別パーツにして上部平面部21に接合するなどその他の方法によって形成してもよい。
また、この凸部211は、たとえば図2に示すように、扉受け面11側の縁部211bに、その凸部先端部211cから上部平面部21の側端部21aに向かって、Rカットにより曲線を形成した角部加工を施してあってもよい。あるいは、図示しないがCカット等の斜め直線を形成したものであってもよい。このように凸部211にRカットやCカット等の角部加工を設けることにより、雨水はより円滑に扉受け面11側近くの切り欠き部211aへ流れるようになり、より水切突出部23を乗り越えにくくなる。したがって、キャビネット1内部への雨水浸入防止性能をより高めることができる。
また図2においては、縁部211bの両端部のうち、上部平面部21の側端部21aに近い側の端部211dは、側端部21a上に設けるようにしたが、図3で示すように、側端部21aと扉受け面11との交点に設けてもよい。このようにすることにより、雨水は側部平面部22と扉受け面11が接する角部を流れるようになり、より水切突き出し部23を乗り越えにくくなりキャビネット内部への雨水浸入防止性能をより高めることができる。
あるいは図4に示すように、縁部211bの両端部のうち、端部211dは、上部平面部21と扉受け面11が交差して形成される直線211eを側面方向へ延長した直線上に設けてもよい。このようにすることによっても、雨水は扉受け面11側を流れやすくなり、より水切突き出し部23を乗り越えにくくなりキャビネット内部への雨水浸入防止性能をより高めることができる。
なお、図示ではキャビネット左側のみの記載であるが、右側のみまたは左右対称形状としてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について図5から図8を用いて説明する。なお本実施の形態において、従来の技術の一般的な従来例で説明した構成と同一のものには、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図5は、本実施の形態における扉開状態の水切枠の上部詳細図を示すものであり、211は凸部を示す。そして凸部211は、上部平面部21の側端部21aから略鉛直上方に突出しており、キャビネット前方側は水切突出部23に接している。また、この凸部211は、実施の形態1と同様、キャビネット前方側のみ突出しており、扉受け面11側は切り欠き部211aとなっている。そして、この切り欠き部211aでは突起部が全くなく、上部平面部21と側部平面部22が略直角に連続面を形成する。
以上のように構成された受配電設備のキャビネットの水切枠においても、実施の形態1と同様、降雨状態における雨水は、上部平面部21の上面をつたって側部平面部22に至るが、凸部211を設けている為に雨水は凸部211側でせき止められ、側部平面部22の扉受け面11側の切り欠き部211aに流れ込むので、側部平面部22の扉受け面11に近い側とその近辺の扉受け面11を流れ、水切突き出し部23を乗り越えてキャビネット内部に雨水が浸入することを防ぐことができる。
なお、凸部211は上部平面部21との成す上下方向の角度を直角以外に設けても同様の効果を得られる。特に、上部平面部21の側端部21aからキャビネットの側面方向へ斜め上方に突出させると効果は大きい。図6はその一例を示す図であり、凸部211を上部平面部21との上下方向の角度を約135度としている。
あるいは、凸部211は、上部平面部21の側端部21a上の点から内側斜め前方へ、上部平面部21上に形成する直線を底辺として略鉛直上方に突出したものであってもよい。すなわち凸部211を、側端部21aに対し鈍角を成すように設ける。図7はその一例を示すであり、凸部211は、側端部21aと135度の角度をなし、上部平面部21の側端部21a上の点から内側斜め前方へ、水切突き出し部23まで、上部平面部21上に形成する直線21bを底辺として略鉛直上方に突出したものである。このように、凸部211を上部平面部21の側端部21a上の点から内側斜め前方へ形成する直線21bを底辺として鉛直上方へ突出させることにより、雨水は側部平面部22の扉受け面11近辺へ流れるようなり、より水切突き出し部23を乗り越えにくくなりキャビネット内部への雨水浸入防止性能をより高めることができる。
さらに、図8に示すように、凸部211の扉受け面11側の縁部211bは、凸部先端部211cから上部平面部21の側端部21aに向かってRカットにより曲線を形成した角部加工を施してあってもよい。あるいは、図示しないがCカット等の斜め直線を形成したものであってもよい。また図8に示すように、凸部211の扉受け面11側の縁部211bの両端部のうち、上部平面部21の側端部21aに近い側の端部211dは、上部平面部21の側端部21aと、扉受け面11との交点に設けている。これにより、雨水は側部平面部22と扉受け面11が接する角部を流れるようになり、より水切突き出し部23を乗り越えにくくなりキャビネット内部への雨水浸入防止性能をより高めることができる。なお、端部211dは、側端部21a上に設けてもよいし、上部平面部21と扉受け面11が交差して形成される直線を側面方向へ延長した直線上に設けても同様の効果が得られる。
なお、図示ではキャビネット左側のみの記載であるが、右側のみまたは左右対称形状としてもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について図9および図10を用いて説明する。なお本実施の形態において、従来の技術の一般的な従来例で説明した構成と同一のものには、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図9は、本実施の形態における扉3が開状態の水切枠2の上部詳細図を示す。図9において、凸部211は、上部平面部21の側端部21a上の点21cから内側斜め前方へ、上部平面部21上に形成する直線21bを、扉受け面11まで延長した直線211fを凸部の底辺として略鉛直上方に突出したものである。また、凸部の底辺をなす直線211fと、上部平面部21の側端部21aと、扉受け面11とで形成される三角形の部分211gは空洞部としている。
以上のように構成された本実施の形態における受配電設備のキャビネット1の水切枠2について、降雨状態における動作を説明する。雨水は、上部平面部21の上面をつたって側部平面部22に至るが、凸部211を設けている為に雨水は凸部211でせき止められ、略三角形の空洞部211gより下方へつたう。すなわち雨水は、凸部211が雨水を誘導して空洞部211gに多く流れ込ませるので、側部平面部22の扉受け面11に近い側およびと扉受け面11側に流れ込ませることができ、水切突き出し部23を乗り越えてキャビネット内部に雨水が浸入することを防ぐことができる。
また図10で示すように、凸部211は、上部平面部21の側端部21a上の点21cから内側斜め前方に上部平面部21上に形成する直線21bと、側端部21a上の点21cから扉受け面11まで後方斜め下方向へ形成する直線211hとをそれぞれ底辺として略鉛直上方に突出したものであってもよい。
このように上部平面部21から、鉛直方向以外に、側面方向および下方向に凸部を延長させることで、凸部211の下端面部分をつたって扉受け面11により多く流れるようになり、より水切突き出し部23を乗り越えにくくなりキャビネット1内部への雨水浸入防止性能をより高めることができる。なお図3においても、凸部211、側端部21a、および扉受け面11に囲まれた三角形の部分は空洞で、雨水を下部へ流すようにしている。
なお、図示ではキャビネット左側のみの記載であるが、右側のみまたは左右対称形状としてもよい。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4における扉開状態の水切枠の上部詳細図を示す。なお本実施の形態において、従来の技術の一般的な従来例で説明した構成と同一のものには、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図11において、凸部211は、上部平面部21の側端部21aから略水平に側面方向に突出してなる第1の突起部31と、第1の突起部31の突起部の先端部31aから略鉛直上方に突出してなる第2の突起部32とからなる。
さらに、凸部211は、第2の突起部32を形成する扉受け面11側の縁部211bを、第2の突起部32の先端部上の点211cからその根元部211dに向かってRカットまたはCカット等の加工を施し、曲線または斜め直線に形成している。
さらに、この実施の形態の発展形として、図12に示すように、凸部211は、第1の突起部31の扉受け面11に近い部分に空洞部211gを有している。
以上のように構成された受配電設備のキャビネットの図11で示す水切枠2において、降雨時に、雨水は、上部平面部21及び凸部211の上面をつたってくるが、鉛直上方に突出して設けられた第2の突起部32でせき止められ、角部加工した縁部211bによってできる隙間より、扉受け面11につたいキャビネット1下部へ到達するため、水切横前面24を乗り越えてキャビネット内部に雨水が浸入することを防ぐことができる。
また、図12に示す水切枠2において、第1の突起部31の扉受け面11に近い部分に空洞部211gを設けることにより、同様の効果が得られる。なお、このように、第1の突起部31に空洞部211gを設けておけば、第2の突起部32の縁部に特に角部加工を施さなくてもよい。
なお、図示では左側のみの記載であるが、左右対称形状としてもよい。
(実施の形態5)
図13は、本発明の実施の形態4における扉開状態の水切枠の上部詳細図を示す。本実施の形態において、従来の技術の一般的な従来例で説明した構成と同一のものには、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図13において、水切枠2は、上部平面部21および側部平面部22の扉受け面11に近い側に親水性塗料を塗布したものであり、251は親水性の塗料を塗布した親水性塗料塗布部を示す。
また、図14において、水切枠2は、上部平面部21および側部平面部22の前方向側に疎水性塗料を塗布したものであり、252は疎水性の塗料を塗布した疎水性塗料塗布部を示す。
以上のように構成された受配電設備のキャビネットの水切枠について、降雨状態における動作を説明する。雨水は、上部平面部21の扉受け面11に近い側に親水性塗料塗布部251を設けている為に上部平面部21上の雨水の流速は、上部平面部21の前方側よりも扉受け面11に近い側の方が早くなり、雨水は継続的に上部平面部21の扉受け面11に近い側を通過して側部平面部22に至るようになる。さらに、側部平面部22の扉受け面11に近い側にも親水性塗料塗布部251を設けている為に、側部平面部22においても雨水の流速は扉受け面11に近い側が早くなり、前方側の流量は少なくなり、水切突き出し部23を乗り越えてキャビネット内部に雨水が浸入することを防ぐことができる。
また、上部平面部21および側部平面部22の前方向側に疎水性塗料を塗布した図14についても同様の理由により、水切突き出し部23を乗り越えてキャビネット内部に雨水が浸入することを防ぐことができる。
なお、親水性塗料および疎水性塗料の指定位置への塗布は、どちらか一方でもよいし、両方とも施せばいっそう効果が得られる。
さらに本発明の実施の形態による効果をいっそう高めるための方法について図15を用いて説明する。すなわち図15は実施の形態1から4において説明した本発明の実施の形態における水流誘導手段としての凸部211を上部平面部21の両側端のうちいずれか一方に設置した場合に、凸部211が設けられていない片側端部に、その側端部から略鉛直上方に突出させてなる止水手段を設けた状態を示すものである。図15において、233は、上部平面部21の凸部211が設けられていない側の端部21dから略鉛直上方に突出し、水切突き出し部23と扉受け面11に接する止水手段として設けた塞ぎ板を示す。そして、降雨時に雨水は、水切枠2の上部平面部21は、一方が塞ぎ板233で塞がれているため、凸部211が設けられた反対側からのみ下方へつたい、塞ぎ板233が設けられている方はキャビネット1内部に雨水が浸入することはない。
以上のように、本発明の実施の形態においては、キャビネット開口部から浸入する雨水を防止することができ、長期間にわたって安定した防水性能を有する受配電設備を提供することができる。
本発明の受配電設備の防水構造は、長期間にわたって安定した防水性能を有する受配電設備を提供することができ、電気機器をキャビネットに収納した受配電設備等として産業上有用である。
本発明の受配電設備の実施の形態1における扉開状態の水切枠を説明する第1の図 同第2の図 同第3の図 同第4の図 本発明の受配電設備の実施の形態2における扉開状態の水切枠を説明する第1の図 同第2の図 同第3の図 同第4の図 本発明の受配電設備の実施の形態3における扉開状態の水切枠を説明する第1の図 同第2の図 本発明の受配電設備の実施の形態4における扉開状態の水切枠を説明する第1の図 同第2の図 本発明の受配電設備の実施の形態5における扉開状態の水切枠を説明する第1の図 同第2の図 同第3の図 一般的な受配電設備の外観図 一般的な受配電設備の扉閉状態の上部詳細図 一般的な受配電設備の扉閉状態の要部断面図 一般的な受配電設備の扉開状態の上部詳細図 従来の一実施例における受配電設備の扉開状態の上部詳細図
符号の説明
2 水切枠
11 扉受け面
21 上部平面部
22 側部平面部
31 第1の突起部
32 第2の突起部
211 凸部
21a 側端部
211b 縁部
211c 凸部先端部
211d 側端部に近い側の端部
211g 空洞部
233 塞ぎ板
251 親水性塗料塗布部
252 親水性塗料塗布部

Claims (5)

  1. 電気機器と、前記電気機器を収納し前面に略長方形形状の開口部を有するキャビネットとを備える収納型電気設備であって、前記キャビネットは前記開口部を開閉する扉と、前記開口部の上部および側部からそれぞれ前記キャビネットの前方向に突出して形成される上部平面部および側部平面部を有する水切枠とを備え、前記水切枠は、前記上部平面部に流れる水分を、前記扉を閉じた際に前記扉の内側周囲部を受ける前記キャビネットの扉受け面側へ誘導する水流誘導手段を備えた収納型電気設備において、前記水流誘導手段は、水切枠の上部平面部の側端部上の点から内側斜め前方へ前記上部平面部上に形成する直線を、扉受け面まで延長してなる直線を底辺として略鉛直上方に突出してなる凸部である収納型電気設備。
  2. 電気機器と、前記電気機器を収納し前面に略長方形形状の開口部を有するキャビネットとを備える収納型電気設備であって、前記キャビネットは前記開口部を開閉する扉と、前記開口部の上部および側部からそれぞれ前記キャビネットの前方向に突出して形成される上部平面部および側部平面部を有する水切枠とを備え、前記水切枠は、前記上部平面部に流れる水分を、前記扉を閉じた際に前記扉の内側周囲部を受ける前記キャビネットの扉受け面側へ誘導する水流誘導手段を備えた収納型電気設備において、前記水流誘導手段は、水切枠の上部平面部の側端部上の点から内側斜め前方に前記上部平面部上に形成する直線と、前記上部平面部の側端部上の点から扉受け面まで後方斜め下方向へ形成する直線とをそれぞれ底辺として略鉛直上方に突出してなる凸部である収納型電気設備。
  3. 凸部の底辺と、水切枠の上部平面部の側端部と、扉受け面とで形成される部分は空洞である請求項または記載の収納型電気設備。
  4. 電気機器と、前記電気機器を収納し前面に略長方形形状の開口部を有するキャビネットとを備える収納型電気設備であって、前記キャビネットは前記開口部を開閉する扉と、前記開口部の上部および側部からそれぞれ前記キャビネットの前方向に突出して形成される上部平面部および側部平面部を有する水切枠とを備え、前記水切枠は、側部平面部の扉受け面に近い側に親水性塗料を塗布したことにより、前記上部平面部に流れる水分を、前記扉を閉じた際に前記扉の内側周囲部を受ける前記キャビネットの扉受け面側へ誘導する水
    流誘導手段を備えた収納型電気設備
  5. 電気機器と、前記電気機器を収納し前面に略長方形形状の開口部を有するキャビネットとを備える収納型電気設備であって、前記キャビネットは前記開口部を開閉する扉と、前記開口部の上部および側部からそれぞれ前記キャビネットの前方向に突出して形成される上部平面部および側部平面部を有する水切枠とを備え、前記水切枠は、側部平面部の前方向側に疎水性塗料を塗布したことにより、前記上部平面部に流れる水分を、前記扉を閉じた際に前記扉の内側周囲部を受ける前記キャビネットの扉受け面側へ誘導する水流誘導手段を備えた収納型電気設備。
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