JP4079079B2 - 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 - Google Patents

車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 Download PDF

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本発明は、運転者の操作を補助する車両用運転操作補助装置に関する。
従来の車両用運転操作補助装置は、先行車と自車両との車間距離に基づき、アクセルペダルの操作反力を変更している(例えば特許文献1参照)。この装置は、車間距離の減少に伴いアクセルペダルの反力を増加させることによって、運転者の注意を喚起する。
本願発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。

特開平10−166889号公報 特開平10−166890号公報
上述したような従来の装置は、先行車までの車間距離に応じてアクセルペダル反力が増加するので、例えば車間距離が短くアクセルペダル反力が増大している状態で運転者がアクセルペダルを踏み直した場合には、アクセルペダルを操作しづらいという問題があった。特にアクセルペダルを一旦離した状態から再度踏み込む場合にアクセルペダルの操作性が悪くなるため、改善が望まれている。
本発明による車両用運転操作補助装置は、自車両周囲の障害物状況として、少なくとも自車両と障害物との車間距離を検出する障害物検出手段と、障害物検出手段による検出結果に基づいて、障害物に対する接近度合を表すリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、リスクポテンシャル算出手段によって算出されるリスクポテンシャルに基づいて、アクセルペダルが踏み込まれているときにリスクポテンシャルをアクセルペダルの操作反力により運転者に伝達するように、リスクポテンシャルが大きくなるほどアクセルペダルの操作反力が大きくなるように操作反力を算出するアクセルペダル反力算出手段と、アクセルペダルに操作反力を発生させる操作反力発生手段と、アクセルペダルの踏み込み状態を検出し、検出した踏み込み状態に基づいて、アクセルペダルが完全に解放されたことを判定するペダルオフ判定手段と、アクセルペダルの踏み込み状態を検出し、検出した踏み込み状態に基づいて、アクセルペダルが踏み込まれたことを判定するペダルオン判定手段と、ペダルオフ判定手段によってアクセルペダルが完全に解放されたと判定された状態から、ペダルオン判定手段によってアクセルペダルが踏み込まれていると判定されると、アクセルペダルが踏み直されたと判定する踏み直し判定手段と、ペダルオフ判定手段によってアクセルペダルが完全に解放されたと判定されると、アクセルペダル反力算出手段によって算出される操作反力を、アクセルペダルを踏み直す際のアクセルペダルの操作性を向上させる程度に低下させ、踏み直し判定手段によってアクセルペダルが踏み直されたと判定されると、低下させていた操作反力をアクセルペダル反力算出手段によって算出される操作反力まで徐々に変化させるアクセルペダル反力補正手段とを備える。
アクセルペダルが完全に解放されたと判定されるとアクセルペダル反力を低下するので、操作反力が増大しているような状態でアクセルペダルを一旦解放してから踏み直す場合に、運転者に板踏み感を与えることがない。また、アクセルペダルが踏み直されたと判定されると、低下していたアクセルペダル反力を徐々に自車両周囲のリスクポテンシャルに応じた値まで変化させるので、リスクポテンシャルを操作反力として運転者に伝えながら、踏み直し時のペダル操作性を向上させることができる。
《第1の実施の形態》
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の構成を示すシステム図であり、図2は、車両用運転操作補助装置1を搭載した車両の構成図である。
まず、車両用運転操作補助装置1の構成を説明する。レーザレーダ10は、車両の前方グリル部もしくはバンパ部等に取り付けられ、水平方向に赤外光パルスを照射して車両前方領域を走査する。レーザレーダ10は、前方にある複数の反射物(通常、前方車の後端)で反射された赤外光パルスの反射波を計測し、反射波の到達時間より、複数の前方車までの車間距離とその存在方向を検出する。検出した車間距離及び存在方向はコントローラ50へ出力される。なお、本実施の形態において、前方物体の存在方向は、自車両に対する相対角度として表すことができる。レーザレーダ10によりスキャンされる前方の領域は、自車正面に対して±6deg程度であり、この範囲内に存在する前方物体が検出される。
車速センサ20は、車輪の回転数や変速機の出力側の回転数を計測することにより自車両の車速を検出し、検出した自車速をコントローラ50に出力する。
コントローラ50は、CPUと、ROMおよびRAM等のCPU周辺部品とから構成され、車両用運転操作補助装置1全体の制御を行う。コントローラ50は、車速センサ20から入力される自車速と、レーザレーダ10から入力される距離情報から、自車両周囲の障害物状況、例えば自車両と各障害物との相対距離および相対速度といった障害物に対する走行状態を判定する。コントローラ50は、障害物状況に基づいて各障害物に対する自車両のリスクポテンシャルを算出する。さらに、コントローラ50は、障害物に対するリスクポテンシャルに基づいて、以下のような制御を行う。
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1は、アクセルペダル62を操作する際に発生する反力を制御することによって、運転者に周囲の環境を知らせるとともに自車両の加減速操作を補助し、運転者の運転操作を適切にアシストするものである。そこで、コントローラ50は、障害物状況から自車前方の障害物に対するリスクポテンシャルに基づいて、アクセルペダル62の反力制御量を算出する。
ただし、リスクポテンシャルのみに応じて反力制御量を決定すると、運転者がアクセルペダル62を踏み直す場合の操作性を損なってしまう可能性がある。例えば、リスクポテンシャルに応じて反力が増大した状態でアクセルペダル62を踏み直す場合、運転者はペダル反力が重くて操作しづらい、いわゆる板踏み感を感じ、ペダルの微調整がしづらくなってしまう。特に、アクセルペダル62を一旦離した状態から踏み直す際に、板踏み感が顕著になりアクセルペダル62の操作性が低下する。
そこで、コントローラ50は、運転者によるアクセルペダル62の操作状態とリスクポテンシャルとに基づいてアクセルペダル62の操作性を向上させるように反力制御量を補正し、補正した反力制御量をアクセルペダル反力制御装置60へと出力する。
アクセルペダル反力制御装置60は、コントローラ50から出力される反力制御量に応じて、アクセルペダル62のリンク機構に組み込まれたサーボモータ61で発生させるトルクを制御する。サーボモータ61は、アクセルペダル反力制御装置60からの指令値に応じて発生させる反力を制御し、運転者がアクセルペダル62を操作する際に発生する踏力を任意に制御することができる。
アクセルペダルストロークセンサ63は、リンク機構を介してサーボモータ61の回転角に変換されたアクセルペダル62の操作量を検出する。アクセルペダルストロークセンサ63は、検出したアクセルペダル操作量をコントローラ50に出力する。
図3に、コントローラ50の内部および周辺の構成を示すブロック図を示す。コントローラ50は、例えばCPUのソフトウェア形態により、障害物認識部51、リスクポテンシャル算出部52、アクセルペダル反力算出部53,反力変化量算出部54,踏み直し判定部55,およびアクセルペダル反力補正部56を構成する。
障害物認識部51は、レーザレーダ10および車速センサ20からの信号を入力し、自車両前方の障害物状況を認識する。具体的には、先行車との車間距離および相対速度を算出し、さらに自車速を検出する。リスクポテンシャル算出部52は、障害物認識部51の認識結果に基づいて、前方障害物に対する自車両のリスクポテンシャルを算出する。アクセルペダル反力算出部53は、リスクポテンシャル算出部52で算出したリスクポテンシャルに基づいてアクセルペダル62の反力制御指令値を算出する。
反力変化量算出部54は、リスクポテンシャルに基づいて、運転者がアクセルペダル62を踏み直したときにアクセルペダル反力制御指令値を補正するための反力変化量を算出する。踏み直し判定部55は、アクセルペダルストロークセンサ63から入力されるアクセルペダル操作量に基づいて、運転者がアクセルペダル62を踏み直したか否かを判定する。アクセルペダル反力補正部56は、反力変化量算出部54から入力される反力変化量と、踏み直し判定部55の判定結果とに基づいて、アクセルペダル反力算出部53で算出されたアクセルペダル反力制御指令値を補正し、反力指令値補正値を算出する。
以下に、第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の動作を詳細に説明する。図4に、第1の実施の形態のコントローラ50における運転操作補助制御処理の処理手順のフローチャートを示す。本処理内容は、一定間隔、例えば10msec毎に連続的に行われる。
まず、ステップS100で走行状態を読み込む。ここで、走行状態は、自車前方の障害物状況を含む自車両の走行状況に関する情報である。そこで、レーザレーダ10により検出される前方障害物までの車間距離Dや存在方向と、車速センサ20によって検出される自車両の走行車速Vを読み込む。
ステップS200では、ステップS100で読み込み、認識した走行状態データに基づいて、前方障害物の状況を認識する。ここでは、前回の処理周期以前に検出され、コントローラ50のメモリに記憶されている自車両に対する障害物の相対位置やその移動方向・移動速度と、ステップS100で得られた現在の走行状態データとにより、現在の障害物の自車両に対する相対位置やその移動方向・移動速度を認識する。そして、自車両の走行に対して障害物が、自車両の前方にどのように配置され、相対的にどのように移動しているかを認識する。
ステップS300では、障害物に対するリスクポテンシャルRPを算出する。障害物に対するリスクポテンシャルRPは以下のようにして算出する。
まず、認識された障害物に対する余裕時間TTC(Time To Contact)を算出する。障害物に対する余裕時間TTCは、以下の(式1)で求められる。
TTC=D/Vr ・・・(式1)
ここで、D:自車両と前方障害物との車間距離、Vr:自車両と前方障害物との相対速度をそれぞれ示す。
さらに、(式1)から算出した余裕時間TTCを用いて、前方障害物に対するリスクポテンシャルRPを算出する。前方障害物に対するリスクポテンシャルRPは以下の(式2)で求められる。
RP=1/TTC ・・・(式1)
(式2)に示すように、リスクポテンシャルRPは余裕時間TTCの逆数を用いて、余裕時間TTCの関数として表され、リスクポテンシャルRPが大きいほど障害物への接近度合が大きいことを示している。
ステップS400では、ステップS300で算出したリスクポテンシャルRPに基づいて、アクセルペダル62に発生させる操作反力の反力制御指令値FAを算出する。リスクポテンシャルRPが大きいほど、アクセルペダル62を戻す方向へ操作反力を発生させる。
図5に、リスクポテンシャルRPと、アクセルペダル反力制御指令値FAとの関係を示す。図5に示すように、リスクポテンシャルRPが所定値RPmaxよりも小さい場合は、リスクポテンシャルRPが大きくなるほど、大きなアクセルペダル反力を発生させるようにアクセルペダル反力制御指令値FAを算出する。リスクポテンシャルRPが所定値RPmaxより大きい場合には、最大のアクセルペダル反力を発生させるように、アクセルペダル反力制御指令値FAを最大値FAmaxに固定する。
このように、リスクポテンシャルRPが所定値RPmaxより小さい場合は、アクセルペダル反力特性を変更し、リスクポテンシャルRPの大きさをアクセルペダル操作反力として運転者に知らせる。一方、リスクポテンシャルRPが所定値RPmaxより大きい場合は、アクセルペダル反力制御指令値FAを最大にして運転者がアクセルペダル62を解放するように促す。
ステップS500では、ステップS300で算出したリスクポテンシャルRPに基づいて、ペダル踏み直し時にアクセルペダル反力制御指令値FAを補正するための反力変化量ΔFAを算出する。
図6に、リスクポテンシャルRPとアクセルペダル反力変化量ΔFAとの関係を示す。図6に示すように、リスクポテンシャルRPが所定値RPmaxよりも小さい場合は、リスクポテンシャルRPが大きいほど、アクセルペダル62を踏み直してから速やかに反力制御指令値FAまで復帰させるように、大きなアクセルペダル反力変化量ΔFAを算出する。リスクポテンシャルRPが所定値RPmaxより大きい場合には、最大の変化量で反力制御指令値FAまで復帰するように、アクセルペダル反力変化量ΔFAを最大値ΔFAmaxに固定する。また、リスクポテンシャルRPが所定値RPminよりも小さい場合は、アクセルペダル反力変化量ΔFAを最小値ΔFAminに固定する。
ステップS600では、アクセルペダル操作量Sに基づいて、運転者がアクセルペダル62を踏み直したか否かを判定する。ステップS600で行うアクセル踏み直し判定処理を図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS601で、アクセルペダルストロークセンサ63によって検出されるアクセルペダル操作量Aを読み込む。ステップS602では、ステップS601で読み込んだペダル操作量Aがゼロか否かを判定する。ステップS602が肯定判定されると、ステップS603へ進む。
ステップS603では、アクセルペダル操作量Aがゼロとなってからの経過時間を表すカウンタAcntが所定時間T0よりも小さいか否かを判定する。ここで、所定時間T0は、例えば処理周期が10msecの場合は、例えば20(=200msec)に設定する。ステップS603が肯定判定されると、ステップS604に進み、カウンタAcntをインクリメントして終了する。
ステップS603が否定判定され、アクセルペダル操作量Aがゼロになってから所定時間T0以上経過している場合は、アクセルペダル62を完全に離していると判断し、ステップS605へ進む。ステップS605では、アクセルONフラグfAccelに0をセットして終了する。ステップS602が否定判定された場合は、アクセルペダル62を踏んでいると判断し、ステップS606へ進んでカウンタAcntを0にクリアする。その後、ステップS607では、アクセルONフラグfAccelに1をセットして終了する。
このように、ステップS600においてアクセルペダル62の踏み直し判定処理を行った後、ステップS700へ進む。ステップS700では、ステップS500で算出したアクセルペダル反力変化量ΔFAと、ステップS600でセットしたアクセルONフラグfAccelとに基づいて、ステップS400で算出したアクセルペダル反力制御指令値FAを補正する。
具体的には、アクセルペダル62を完全に離していると判定された場合は、アクセルペダル反力制御指令値FAを0に補正する。また、アクセルペダル62を踏んでいると判定された場合は、アクセルペダル62を離しているときに0に補正した反力制御指令値を、リスクポテンシャルRPに応じたアクセルペダル反力制御指令値FAまで、アクセルペダル反力変化量ΔFAで徐々に復帰させる。
以下に、ステップS700で行うアクセルペダル反力補正処理を図8を用いて説明する。
ステップS701では、ステップS600でセットされたアクセルONフラグfAccelが0か否かを判定する。ステップS701が肯定判定され、アクセルペダル62が離されている場合は、ステップS702へ進む。ステップS702では、反力指令値補正値FAhoseiに0をセットする。
ステップS701が否定判定され、アクセルペダル62が踏まれている場合は、ステップS703に進む。ステップS703では、ステップS400で算出された反力制御指令値FAが、反力指令値補正値の前回値FAhosei_zとステップS500で算出したアクセルペダル反力変化量ΔFAとの和(FAhosei_z+ΔFA)よりも大きいか否かを判定する。ステップS703が肯定判定されると、ステップS704に進み、反力指令値補正値FAhoseiを以下の(式3)に従って算出する。
FAhosei=FAhosei_z+ΔFA ・・・(式3)
ステップS703が否定判定されると、ステップS705に進む。ステップS705では、反力指令値補正値FAhoseiに、ステップS400で算出された反力制御指令値FAをそのままセットする。
ステップS706では、反力指令値補正値の前回値FAhosei_zとして反力指令値補正値FAhoseiをセットして終了する。
このようにステップS700においてアクセルペダル反力指令値補正値FAhoseiを算出した後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、ステップS700で算出した反力指令値補正値FAhoseiを、アクセルペダル操作反力制御装置60に出力する。アクセルペダル反力制御装置60は、コントローラ50から入力される指令値に応じてアクセルペダル反力を制御する。これにより、今回の処理を終了する。
このように、以上説明した第1の実施の形態においては、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)コントローラ50は、自車両周囲の障害物状況に基づいて、自車両周囲のリスクポテンシャルRPを算出し、リスクポテンシャルRPに基づいてアクセルペダル反力制御指令値FAを算出する。さらに、コントローラ50はアクセルペダル62の踏み直しを判定し、アクセルペダル62が完全に解放されたと判定されると、リスクポテンシャルRPに応じたアクセルペダル反力を低下し、その後アクセルペダル62が踏み直されたと判定されると、低下していたアクセルペダル反力をリスクポテンシャルRPに応じた値まで徐々に変化させる。これにより、例えば先行車までの車間距離が短くアクセルペダル反力が増大しているような状態でアクセルペダル62を踏み直した場合でも、運転者は板踏み感を感じることがない。その結果、自車両周囲のリスクポテンシャルRPをアクセルペダル反力として運転者に伝えながら、踏み直し時のペダル操作性を向上させることができる。
(2)コントローラ50は、アクセルペダルストロークセンサ63によって検出されるアクセルペダル操作量Aが略ゼロであるときに、アクセルペダル62が完全に解放されたと判定するので、特別なセンサ等を用いることなくアクセルペダル62が解放されたか否かを判定することができる。
(3)コントローラ50は、アクセルペダル操作量Aが略ゼロである状態が所定時間T0以上経過すると、アクセルペダル62が完全に解放されたと判定する。これにより、アクセルペダル操作量Aが瞬間的にゼロになった場合にはアクセルペダル62が解放されていないと判断することができ、より正確な判断を行うことができる。
(4)コントローラ50は、アクセルペダルストロークセンサ63によって検出されるアクセルペダル操作量Aが所定値以上、例えばゼロを上回るときに、アクセルペダル62が踏み込まれていると判定するので、特別なセンサ等を用いることなくアクセルペダル62が踏まれているか否かを判定することができる。
(5)コントローラ50は、アクセルペダル62が完全に解放されたと判定された状態から、アクセルペダル62が踏み込まれていると判定されると、アクセルペダル62が踏み直されたと判定するので、アクセルペダル62の踏み直しを正確に判定することができる。
(6)コントローラ50は、アクセルペダル62が踏み直されたと判定されると、低下していたアクセルペダル反力を、リスクポテンシャルRPに応じた値まで、反力変化量(所定の変化量)ΔFAで徐々に変化させる。これにより、例えば先行車との車間距離が短くアクセルペダル反力が増大している状態でアクセルペダル62を踏み直した場合でも、運転者は板踏み感を感じることがない。さらに、アクセルペダル62を踏み直してからアクセルペダル反力が急激に増大することがないので、ペダル操作性を向上させることができる。
(7)コントローラ50は、自車両周囲のリスクポテンシャルRPに応じて反力変化量ΔFAを変更するので、アクセルペダル62の踏み直し時に、アクセルペダル反力が自車両周囲の状況に合った変化量ΔFAで復帰し、運転者の違和感を軽減することができる。
(8)自車両周囲のリスクポテンシャルRPが大きいほど反力変化量ΔFAが大きくなるので、アクセルペダル踏み直し時の板踏み感を運転者に与えずに操作性を向上させるとともに、リスクポテンシャルRPが大きい場合には小さい場合に比べて運転者に早く適切な運転操作を促すことができる。
《第2の実施の形態》
以下に、本発明の第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置の構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ただし、第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置は、アクセルペダルストロークセンサ63の代わりに、運転者がアクセルペダル62を操作する際の踏力を検出する踏力センサを備えている。踏力センサは、例えばアクセルペダル62の表面に取り付けられたひずみゲージである。以降、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図9に、第2の実施の形態におけるコントローラ50Aの内部および周辺の構成を示すブロック図を示す。コントローラ50Aは、例えばCPUのソフトウェア形態により、障害物認識部51、リスクポテンシャル算出部52、アクセルペダル反力算出部53,時定数算出部57,踏み直し判定部58,およびアクセルペダル反力補正部59を構成する。障害物認識部51、リスクポテンシャル算出部52およびアクセルペダル反力算出部53における処理は、上述した第1の実施の形態と同様である。
時定数算出部57は、リスクポテンシャルRPに基づいて、運転者がアクセルペダル62を踏み直したときにアクセルペダル反力制御指令値を補正するための時定数を算出する。踏み直し判定部58は、運転者がアクセルペダル62を操作する際の踏力に基づいて、運転者がアクセルペダル62を踏み直したか否かを判定する。アクセルペダル反力補正部59は、時定数算出部57から入力される時定数と、踏み直し判定部58の判定結果とに基づいて、アクセルペダル反力算出部53で算出されたアクセルペダル反力制御指令値を補正し、反力指令値補正値を算出する。
以下に、第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の動作を詳細に説明する。図10に、第2の実施の形態のコントローラ50Aにおける運転操作補助制御処理の処理手順のフローチャートを示す。本処理内容は、一定間隔、例えば10msec毎に連続的に行われる。
ステップS100〜S400での処理は、図4のフローチャートを用いて説明した第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
ステップS550では、ステップS300で算出したリスクポテンシャルRPに基づいて、一時遅れフィルタの時定数Tを算出する。
図11に、リスクポテンシャルRPと一時遅れフィルタの時定数Tとの関係を示す。図11に示すように、リスクポテンシャルRPが所定値RPmaxよりも小さい場合は、リスクポテンシャルRPが大きいほど、アクセルペダル62を踏み直してから速やかに反力制御指令値FAまで復帰させるように、小さな一時遅れフィルタの時定数Tを算出する。リスクポテンシャルRPが所定値RPmaxより大きい場合には、最小の時間で反力制御指令値FAまで復帰するように、一時遅れフィルタの時定数Tを最小値Tminに固定する。また、リスクポテンシャルRPが所定値RPminよりも小さい場合は、一時遅れフィルタの時定数Tを最大値Tmaxに固定する。
ステップS650では、運転者がアクセルペダル62を操作する際の踏力Fに基づいて、運転者がアクセルペダルを踏み直したか否かを判定する。ステップS650で行うアクセル踏み直し判定処理を図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップS651では、踏力センサによって検出される、運転者がアクセルペダル62を操作する際の踏力Fを読み込む。ステップS652では、ステップS651で読み込んだ踏力Fがゼロか否かを判定する。ステップS652が肯定判定されると、ステップS653へ進む。
ステップS653では、アクセルペダル62を操作する際の踏力Fがゼロになってからの経過時間を表すカウンタAcntが所定時間T0よりも小さいか否かを判定する。ここで、所定時間T0は、例えば200msecに設定する(処理周期が10msecの場合はT0=4)。ステップS653が肯定判定されると、ステップS654に進み、カウンタAcntをインクリメントして終了する。
ステップS653が否定判定され、踏力Fがゼロになってから所定時間T0以上経過している場合は、アクセルペダル62を完全に離していると判断し、ステップS655へ進む。ステップS655では、アクセルONフラグfAccelに0をセットして終了する。ステップS652が否定判定されると、アクセルペダル62を踏んでいると判断し、ステップS656へ進んでカウンタAcntを0にクリアする。つづくステップS657では、アクセルONフラグfAccelに1をセットして終了する。
このように、ステップS650においてアクセルペダル62の踏み直し判定処理を行った後、ステップS750へ進む。
ステップS750では、ステップS550で算出した一時遅れフィルタの時定数Tと、ステップS650でセットしたアクセルONフラグfAccelとに基づいて、ステップS400で算出したアクセルペダル反力制御指令値FAを補正する。
具体的には、アクセルペダル62を完全に離していると判定された場合は、アクセルペダル反力制御指令値FAを0に補正する。また、アクセルペダル62を踏んでいると判定された場合は、アクセルペダル62を離しているときに0に補正した反力制御指令値を、時定数Tの一時遅れフィルタにより、リスクポテンシャルRPに応じたアクセルペダル反力制御指令値FAまで復帰させる。
以下に、ステップS750で行うアクセルペダル反力補正処理を図13を用いて説明する。
ステップS751では、ステップS650でセットされたアクセルONフラグfAccelが0か否かを判定する。ステップS751が肯定判定され、アクセルペダル62が離されている場合は、ステップS752に進んで反力指令値補正値FAhoseiに0をセットする。ステップS751が否定判定され、アクセルペダル62が踏まれている場合は、ステップS753に進む。
ステップS753では、ステップS400で算出された反力制御指令値FAが、反力指令値補正値の前回値FAhosei_zと予め設定した所定値ΔF0との和(FAhosei_z+ΔF0)よりも大きいか否かを判定する。ステップS753が肯定判定されると、ステップS754に進む。ステップS754では、反力指令値補正値FAhoseiを以下の(式4)に示すように、ステップS550で算出した時定数Tの一時遅れフィルタを用いて算出する。
FA_hosei=1/(Ts+1)・FA・・・(式4)
ステップS753が否定判定されると、ステップS755に進み、反力指令値補正値FAhoseiに、ステップS400で算出された反力制御指令値FAをそのままセットする。
ステップS756では、反力指令値補正値の前回値FAhosei_zとして反力指令値補正値FAhoseiをセットして終了する。
このように、ステップS750においてアクセルペダル反力指令値補正値FAhoseiを算出した後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、ステップS750で算出した反力指令値補正値FAhoseiをアクセルペダル操作反力制御装置60に出力し、今回の処理を終了する。
このように、以上説明した第2の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
(1)コントローラ50Aは、アクセルペダルを踏み込む際の踏力Fが略ゼロであるときに、アクセルペダル62が完全に解放されたと判定するので、例えば運転者がアクセルペダル62に足をのせているだけのような状態では、アクセルペダル62が解放されていないと判断するので、アクセルペダル62が解放されたか否かを、より正確に判定することができる。
(2)コントローラ50Aは、アクセルペダル62を踏み込む際の踏力Fが略ゼロである状態が所定時間T0以上経過すると、アクセルペダル62が完全に解放されたと判定する。これにより、踏力Fが瞬間的にゼロになった場合にはアクセルペダル62が解放されていないと判断することができ、より正確な判断を行うことができる。
(3)コントローラ50Aは、踏力Fが所定値以上、例えばゼロを上回るときに、アクセルペダル62が踏み込まれていると判定するので、アクセルペダル62が踏まれているか否かを、より正確に判定することができる。
(4)コントローラ50Aは、アクセルペダル62が踏み直されたと判定されると、低下していたアクセルペダル反力を、リスクポテンシャルRPに応じた値まで、所定の時定数Tを持った一時遅れフィルタにより徐々に変化させる。これにより、例えば先行車との車間距離が短くアクセルペダル反力が増大している状態でアクセルペダル62を踏み直した場合でも、運転者は板踏み感を感じることがない。さらに、アクセルペダル62を踏み直してからアクセルペダル反力が急激に増大することがないので、ペダル操作性を向上させることができる。
(5)コントローラ50Aは、自車両周囲のリスクポテンシャルRPに応じて時定数Tを変更するので、アクセルペダル62の踏み直し時に、アクセルペダル反力が自車両周囲の状況に合った時定数Tで復帰し、運転者の違和感を軽減することができる。
(6)自車両周囲のリスクポテンシャルRPが大きいほど時定数Tが小さくなるので、アクセルペダル踏み直し時の板踏み感を運転者に与えずに操作性を向上させるとともに、リスクポテンシャルRPが大きい場合には小さい場合に比べて運転者に早く適切な運転操作を促すことができる。
上述した第1および第2の実施の形態においては、アクセルペダル操作量Aまたはアクセルペダル62を踏み込む際の踏力Fが0を上回る場合に、アクセルペダル62が踏み込まれていると判定した。ここで、アクセルペダル操作量Aまたは踏力Fが0を上回る所定値以上の場合に、アクセルペダル62が踏み込まれていると判定することももちろん可能である。
上述した第1の実施の形態においては、図6に示すマップを用いてリスクポテンシャルRPに応じた反力変化量ΔFAを設定した。ただし、リスクポテンシャルRPが大きくなるほど反力変化量ΔFAが大きくなるように設定すれば、図6のマップ以外のマップに従って反力変化量ΔFAを算出することもできる。同様に、第2の実施の形態においてリスクポテンシャルRPに応じた時定数Tを算出する際には、リスクポテンシャルRPが大きくなるほど時定数Tが小さくなるように設定すれば、図11に示すマップには限定されない。
上述した第1の実施の形態においては、アクセルペダル操作量Aに基づいてアクセルペダル62の踏み直し判定を行った。しかし、これには限定されず、第2の実施の形態と同様にアクセルペダル62を操作する際の踏力Fに基づいて踏み直し判定を行うこともできる。また、第2の実際の形態において、アクセルペダル踏力Fの代わりにアクセルペダル操作量Aに基づいて踏み直し判定を行うことも可能である。
上述した第1および第2の実施の形態においては、自車両と先行車との余裕時間TTCに基づいて自車両周囲のリスクポテンシャルRPを算出した。ただし、これには限定されず、例えば自車両と先行車との車間時間THWを加えてリスクポテンシャルRPを算出することもできる。
上述した第1および第2の実施の形態においては、アクセルペダル62を完全に離していると判定されると、アクセルペダル反力制御指令値FAを0に補正したが、これには限定されない。例えば、運転者がアクセルペダル62を踏み直したときに、アクセルペダル62が解放されたときに設定されていた反力制御指令値FAよりも低い値から、リスクポテンシャルRPに基づいて算出される現時点での反力制御指令値FAまで、アクセルペダル反力を徐々に変化させることも可能である。このように構成することによっても、第1および第2の実施の形態と実質的に同様の効果を得ることができる。
以上説明した第1および第2の実施の形態においては、障害物検出手段として、レーザレーダ10および車速センサ20を用い、リスクポテンシャル算出手段としてリスクポテンシャル算出部52、アクセルペダル反力算出手段としてアクセルペダル反力算出部53,アクセルペダル反力補正手段としてアクセルペダル反力補正部56,59を用いた。また、ペダルオフ判定手段、ペダルオン判定手段および踏み直し判定手段として、アクセルペダルストロークセンサ63、踏力センサおよび踏み直し判定部55,58を用いた。ただし、これらには限定されず、障害物検出手段として、レーザレーダ10の代わりに例えば別方式のミリ波レーダを用いたり、CCDカメラやCMOSカメラを用いることもできる。
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 図1に示す車両用運転操作補助装置を搭載した車両の構成図。 第1の実施の形態のコントローラの内部および周辺の構成を示すブロック図。 第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御プログラムの処理手順を示すフローチャート。 リスクポテンシャルとアクセルペダル反力制御指令値との関係を示す図。 リスクポテンシャルとアクセルペダル反力変化量との関係を示す図。 アクセルペダル踏み直し判定処理を説明するフローチャート。 アクセルペダル反力補正処理を説明するフローチャート。 第2の実施の形態のコントローラの内部および周辺の構成を示すブロック図。 第2の実施の形態による車両用運転操作補助制御プログラムの処理手順を示すフローチャート。 リスクポテンシャルと一時遅れフィルタの時定数との関係を示す図。 アクセルペダル踏み直し判定処理を説明するフローチャート。 アクセルペダル反力補正処理を説明するフローチャート。
符号の説明
10:レーザレーダ
20:車速センサ
50:コントローラ
60:アクセルペダル反力制御装置

Claims (14)

  1. 自車両周囲の障害物状況として、少なくとも自車両と障害物との車間距離を検出する障害物検出手段と、
    前記障害物検出手段による検出結果に基づいて、前記障害物に対する接近度合を表すリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、
    前記リスクポテンシャル算出手段によって算出される前記リスクポテンシャルに基づいて、アクセルペダルが踏み込まれているときに前記リスクポテンシャルを前記アクセルペダルの操作反力により運転者に伝達するように、前記リスクポテンシャルが大きくなるほど前記アクセルペダルの操作反力が大きくなるように前記操作反力を算出するアクセルペダル反力算出手段と、
    前記アクセルペダルに前記操作反力を発生させる操作反力発生手段と、
    前記アクセルペダルの踏み込み状態を検出し、検出した踏み込み状態に基づいて、前記アクセルペダルが完全に解放されたことを判定するペダルオフ判定手段と、
    前記アクセルペダルの踏み込み状態を検出し、検出した踏み込み状態に基づいて、前記アクセルペダルが踏み込まれたことを判定するペダルオン判定手段と、
    前記ペダルオフ判定手段によって前記アクセルペダルが完全に解放されたと判定された状態から、前記ペダルオン判定手段によって前記アクセルペダルが踏み込まれていると判定されると、前記アクセルペダルが踏み直されたと判定する踏み直し判定手段と、
    前記ペダルオフ判定手段によって前記アクセルペダルが完全に解放されたと判定されると、前記アクセルペダル反力算出手段によって算出される前記操作反力を、前記アクセルペダルを踏み直す際の前記アクセルペダルの操作性を向上させる程度に低下させ、前記踏み直し判定手段によって前記アクセルペダルが踏み直されたと判定されると、低下させていた前記操作反力を前記アクセルペダル反力算出手段によって算出される前記操作反力まで徐々に変化させるアクセルペダル反力補正手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  2. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記ペダルオフ判定手段は、前記アクセルペダルの踏み込み状態として、前記アクセルペダルの操作量を検出するペダル操作量検出手段を備え、前記ペダル操作量検出手段によって検出される前記アクセルペダルの操作量が略ゼロであるときに前記アクセルペダルが完全に解放されたと判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  3. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記ペダルオフ判定手段は、前記アクセルペダルの操作量が略ゼロである状態が所定時間以上経過すると、前記アクセルペダルが完全に解放されたと判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  4. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記ペダルオフ判定手段は、前記アクセルペダルの踏み込み状態として、運転者が前記アクセルペダルを操作する際の踏力を検出するペダル踏力検出手段を備え、前記ペダル踏力検出手段によって検出される前記アクセルペダルの踏力が略ゼロであるときに前記アクセルペダルが完全に解放されたと判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  5. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記ペダルオフ判定手段は、前記アクセルペダルの踏力が略ゼロである状態が所定時間以上経過すると、前記アクセルペダルが完全に解放されたと判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  6. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記ペダルオン判定手段は、前記アクセルペダルの踏み込み状態として、前記アクセルペダルの操作量を検出するペダル操作量検出手段を備え、前記ペダル操作量検出手段によって検出される前記アクセルペダルの操作量が所定値以上であるときに前記アクセルペダルが踏み込まれていると判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  7. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記ペダルオン判定手段は、前記アクセルペダルの踏み込み状態として、運転者が前記アクセルペダルを操作する際の踏力を検出するペダル踏力検出手段を備え、前記ペダル踏力検出手段によって検出される前記アクセルペダルの踏力が所定値以上であるときに前記アクセルペダルが踏み込まれていると判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記アクセルペダル反力補正手段は、前記踏み直し判定手段によって前記アクセルペダルが踏み直されたと判定されると、低下していた前記操作反力を前記アクセルペダル反力算出手段によって算出される前記操作反力まで、所定の変化量で徐々に変化させることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  9. 請求項8に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記アクセルペダル反力補正手段は、前記リスクポテンシャル算出手段によって算出される前記リスクポテンシャルに基づいて、前記所定の変化量を変更することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  10. 請求項9に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記アクセルペダル反力補正手段は、前記リスクポテンシャルが大きくなるほど前記所定の変化量を大きくすることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  11. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記アクセルペダル反力補正手段は、前記踏み直し判定手段によって前記アクセルペダルが踏み直されたと判定されると、低下していた前記操作反力を前記アクセルペダル反力算出手段によって算出される前記操作反力まで、所定の時定数を持った一時遅れフィルタにより徐々に変化させることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  12. 請求項11に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記アクセルペダル反力補正手段は、前記リスクポテンシャル算出手段によって算出される前記リスクポテンシャルに基づいて、前記所定の時定数を変更することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  13. 請求項12に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記アクセルペダル反力補正手段は、前記リスクポテンシャルが大きくなるほど前記所定の時定数を小さくすることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置を備えることを特徴とする車両。
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