JP4077406B2 - オープンサービスアクセスのための拡張された遠隔通信システムアーキテクチャ - Google Patents

オープンサービスアクセスのための拡張された遠隔通信システムアーキテクチャ Download PDF

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Description

本発明は、複数の不均質ネットワーク上でアプリケーションサービスアクセスを提供する方法及びシステムに関するものである。本発明は移動通信から生じたものではあるが、全ての通信分野に適用できる。また、遠隔通信とコンピューティングとが統合しているので、本発明は、IP(Internet Protocol)ベースのネットワークなどパケット式ネットワーク上でのデータ通信にも適用できる。
第三者によるアプリケーションの開発を促進するために、第三世代移動通信システム(UMTS)のための標準化組織である 3GPP(第三世代パートナーシッププロジェクト)(http://www.3gpp.org )は、第三世代移動通信システム(UMTS)のためのオープンサービスアクセス(OSA)を導入した。OSAの標準は、3GPP, Virtual Home Environment ; Open Service Architecture (Release 4). Valbonne, 2001. (3GPP TS 23.127, V4.1.0, 2001-04)に定義されている。
OSAにより、アプリケーションは オープンインターフェースを介して、コールコントロール(CC)、ユーザステータス(US)、メッセージング(M)、ロケーションインフォメーション(LI)などのネットワークサービス機能にアクセスすることができる。そのようなアーキテクチャは、UMTSの成功に必要な一以上の「キラー(killer)」アプリケーションの実現において重要な役割を果たすことは間違いない。何がそのような「キラー」アプリケーションになるかは誰もまだ知らないことは強調するに値する。実際、GSMについては、SMS(Short Message Service)が「キラー」アプリケーションになることを誰も予測できなっかった。
OSAは移動通信ネットワークのみを対象としている。しかし、通信とコンピューティングとが統合し、また固定通信と移動通信とが統合してきているため、アプリケーションは、下層のネットワークと独立して適切に動作できることが非常に重要である。従って、OSAの適用範囲を広げて、PSTN/ISDNなどの移動通信ネットワーク以外のネットワークやIPベースネットワークを含めることが必要である。IPベースネットワークは、例えば、無線LAN(802.11)、ハイパーLAN、又はブルートゥースなどのように無線式と有線式があることは注目する価値がある。この状況について以下記載する。
残念なことに、OSAは移動通信ネットワークのみを対象としており、不均質ネットワークにOSAを実施する方法については明記していない。更に、3GPPで特定されているように、OSAは不均質ネットワークに適用するのには充分でない。本発明は、幾つかの異なるネットワークの最上部でOSAを実施するためのいろいろな実施形態を提案する。また、OSAに追加の機能が必要となり、本発明によってこれが提案される。
発明者らの知識によれば、上記の問題に対する解決策は現在のところ知られていない。OSAが準拠しているパーレイ(Parlay)アーキテクチャ(http://www.parlay.org )でさえも、パーレイを不均質ネットワーク上で実施する活動は行われていない。パーレイアーキテクチャの概観では、移動通信ネットワーク、ISDN及びIPベースネットワークをカバーするパーレイAPIが示されているが、その実施についの詳細はない。
第1の様相において、本発明は、複数の不均質ネットワーク上でアプリケーションサービスアクセスを提供する遠隔通信システムであって、アプリケーションと複数の不均質ネットワークとの間のインターフェースを提供する少なくとも一つのフレームワークを備えたオープンサービスアクセス(OSA)エクステンションを含むシステムを提供する。
端末IDアドミニストレータを設け、端末IDに基づいて必要なネットワークを選択するための情報をアプリケーションに提供するようにしてもよい。
第1の実施形態では、システムは、前記ネットワークのための唯一の共用フレームワークと、ネットワーク毎に設けられ、ネットワーク固有インターフェースを提供する一つのサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)とを含んでいる。このサービスキャパビリティフィーチャは、SCFが情報交換する下層ネットワークを示すジェネラルサービスプロパティを含んでいてもよい。このジェネラルサービスプロパティは、<operator, network> のペアを含む文字列として表される。
この実施形態では、端末IDアドミニストレータが端末IDに基づいてアプリケーションのために必要とされるネットワークサービスキャパビリティフィーチャを選択する。端末IDアドミニストレータは、アプリケーションと端末IDとの間にマッピング情報を含むデータベース/ディレクトリを含んでいてもよい。また、端末IDアドミニストレータは、アプリケーションとサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとの間、サービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとネットワークとの間、及びネットワークと端末IDとの間にマッピング情報を含むデータベース/ディレクトリを含んでいてもよい。端末IDアドミニストレータはリアルタイムで更新可能である。アプリケーションの問い合わせのためのインターフェースクラスを含む端末アドミニストレータ(TA SCF)によって、要求しているアプリケーションと端末IDアドミニストレータのインスタンスとの間のインターフェースが提供される。端末アドミニストレータ(TA SCF)は、アプリケーションが、所定の端末のための正しいサービスキャパビリティフィーチャについてのリファレンスを得ること、幾つかの端末IDについてのサービスキャパビリティインスタンスのリファレンスを同時に問い合わせること、所定の端末のネットワークIDを得ること、そのサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスの全てについてのリファレンスを得ること、及び特定のネットワーク上の全てのサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスの全てについてのリファレンスを得ることを可能にするプログラム手段を含む。
別の実施形態では、システムは、上記の構成に代え、前記ネットワークのための唯一の共用フレームワークと、ネットワークのために設けられ、共用ネットワークインターフェースを提供する共用サービスキャパビリティフィーチャ(SCF)とを含んでいる。ジェネラサービスプロパティは、SCFが情報交換する下層ネットワークを示すサービスキャパビリティフィーチャに含まれてもよい。このジェネラルサービスプロパティは、各々が<operator, network> のペアを含む文字列群として表される。インターフェースは、アプリケーションと下層のネットワークのインターフェースとの間の一から多数のマッピングを提供するサービスキャパビリティインターフェースクラスを含んでいてもよい。
更に、共用サービスキャパビリティフィーチャは、インターフェースクラスからネットワークインターフェースへマッピングを行うマッピング手段と、要求をアプリケーションから正しいネットワークインターフェースクラスに送るディスパッチャ手段とを含んでいてもよい。マッピング手段とディスパッチャ手段との間の登録インターフェースは、ディスパッチャへのネットワークの登録を可能にする。ディスパッチャ手段は、アプリケーションから到着する要求ために正しいサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)を選択する選択手段を含む。端末IDアドミニストレータは、端末IDに基づいて、アプリケーションのために必要とされるネットワークサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)を選択する。アプリケーションと端末IDとの間のマッピング情報は、端末IDアドミニストレータのデータベース/ディレクトリに含まれていてもよい。このデータベース/ディレクトリは、アプリケーションとサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとの間、サービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとネットワークとの間、及びネットワークと端末IDとの間にマッピング情報を含んでいる。本実施形態においても、端末IDアドミニストレータはリアルタイムで更新可能である。端末IDアドミニストレータ(TA SCF)は、SCFディスパッチャ手段のためのインターフェースを提供し、この端末IDアドミニストレータは、動作時に、そのSCFインスタンスに要求を送るために、所定の端末のための正しいサービスキャパビリティインスタンスについてのリファレンスを得るプログラム手段を含み、これには、アプリケーションが取り扱われる端末IDを得ること、要求しているアプリケーションのアプリケーションID、及びSCFインスタンスによって返されたサービスキャパビリティフィーチャインスタンスのリファレンスを得ることが含まれる。
更に別の実施形態では、システムは、各ネットワーク用のフレームワークを含んでいてもよく、各フレームワークは,前記ネットワークのためのサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)を有し、ネットワーク固有のインスタンスを提供する。各フレームワークは、他のフレームワーク内のサービスキャパビリティフィーチャを選択し、このサービスキャパビリティフィーチャに対するリファレンスを受け取ることを可能にする機構を含んでいてもよい。フレームワークのための選択可能なサービスキャパビリティフィーチャは予め定義されてもよい。各フレームワークは,端末IDに基づくネットワーク選択に関連して、アプリケーションにサービスキャパビリティ機能を提供する端末IDインフォメータを含んでいてもよい。端末IDインフォメータは、要求しているアプリケーションに、<terminal ID, belong(True/False)>のペアを含む文字列を返す。全てのフレームワークは、要求された時に相互認証手続きを実行するプログラム手段を含んでいてもよい。これは、前記フレームワークが提供するサービスキャパビリティフィーチャについての情報を他のフレームワークが要求する場合である。これを可能にするために、フレームワークは、拡張されたインターフェースを含んでいてもよい。この拡張されたインターフェースは、要求しているフレームワークの識別情報を、前記フレームワークに提供された予め定義されたサービスキャパビリティフィーチャのリストと共に戻す要求手続きと、あるフレームワークが、要求しているアプリケーションによって指定されたサービスプロパティに従って、サービスキャパビリティフィーチャインスタンスのリファレンスを返すことを他のネットワークに対して要求することを可能にする獲得手続きとを実行するプログラム手段を含んでいてもよい。端末IDアドミニストレータは、端末IDに基づいて、アプリケーションのために必要とされるネットワークサービスキャパビリティフィーチャを選択する。選択は、端末IDアドミニストレータと情報交換するデータベース/ディレクトリに基づくマッピング機能によって可能となる。データベース/ディレクトリは、アプリケーションとサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとの間、サービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとネットワークとの間、及びネットワークと端末IDとの間にマッピング情報を含んでいてもよい。各フレームワークがサポートする端末IDの範囲に関する情報を端末IDアドミニストレータに提供する情報インターフェースもまた端末IDアドミニストレータに含まれてもよい。端末IDアドミニストレータはリアルタイムで更新可能である。
不均質ネットワークの例としては、移動通信、UMTS、GSM、PSTN/ ISDNなどの遠隔通信ネットワーク(無線又は有線)、及びIP(有線)、無線LAN、ブルートゥース又はハイパーLAN(無線)などのパケット式ネットワークのようなコンピュータネットワークが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
更なる様相では、本発明は、複数の不均質ネットワーク上でアプリケーションサービスアクセスを提供する方法であって、アプリケーションと複数の不均質ネットワークとの間のインターフェースを提供する、不均質ネットワークためのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)中の少なくとも一つのフレームワークを用いてオープンサービスアクセス(OSA)エクステンションを実行することを含む方法を提供する。
更に別の様相では、本発明は、アプリケーションのためのオープンサービスアクセスを複数の不均質ネットワークに提供するためのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)のプログラムを提供する。該プログラムは、上記の方法を実施しそして上記のびシステムを確立するための指令群を含んでいる。
別の様相では、本発明は、アプリケーションのためのオープンサービスアクセスを複数の不均質ネットワークに提供するためのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を記憶した、コンピュータにより読出可能な媒体を提供する。該媒体は、上記の方法を実施し、上記のシステムを確立するための指令群を含んでいる。
本発明は、例えは、ネットワークオペレータ、サービス/アプリケーションプロバイダ、及びユーザなどの、遠隔通信及び情報交換分野における種々の関係者にいろいろな方法で利益をもたらす。ネットワークオペレータは、アプリケーションに対してより柔軟なサービスを提供できるであろう。従って、彼らは、より多くの数のアプリケーション、従って、より高いトラフィックを得ることができ、またより多数のユーザを得ることができる。サービス/アプリケーションプロバイダはアプリケーションをより簡単に開発でき、より興味のあるアプリケーションを開発できる。彼らは、ネットワークの相違を気にする必要がない。アプリケーションは不均質なネットワーク上で動作するため、アプリケーションはより一般的なものとなる。同一のアプリケーションを異なるネットワークで展開できるため、極めて多くの再使用が可能で、大幅な節約になる。ユーザは、OSA APIによって不均質なネットワーク上で動作可能とされた広範なアプリケーションを楽しむことができるであろう。本発明はOSAヘ適用するものであるが、PARLAYアーキテクチャにも適用可能である。何故なら、OSAは多くをPARLAYに依存しているからである。
上記のように、本発明は、不均質なネットワークのためのアプリケーションの開発を簡単にできるため、サービス/アプリケーションプロバイダの問題を解決できる。同時に、不均質なネットワーク(例えは、固定及び移動式の遠隔通信、並びにIPベースの通信)を有するネットワークオペレータに機会を与えることができる。本発明は添付の請求の範囲に定義されている。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
本発明は、二つの主要なアイテムから成っている。
・不均質ネットワークへのOSAの適用の提案。
・不均質ネットワーク上でOSAを実施するための実施形態。各実施形態について、必要な付加機能とそれらのOSAへの組み込みについて述べる。
本発明は、本来は第三世代移動通信ネットワークを対象にしていたOSA(オープンサービスアクセス)の適用範囲を不均質ネットワークまで広げる、即ち、PSTN、ISDN、及びIPベースのネットワーク(インターネット、イントラネット)をも含めるようにする。以下、不均質ネットワーク上でOSAを実施するための4つの実施形態について述べる。各実施形態に関連する問題を検討し、必要となる追加機能や特徴を呈示できる。
実施形態1:全てのネットワークのための共用OSAフレームワークと各ネットワークのための一つのサービスキャパビリティフィーチャ
本実施形態では、単一のOSAフレームワークが全てのネットワークを受け入れるが、各ネットワークは独自のサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)を有する。GSM/UMTSネットワークは、コールコントロール(CC)SCF、ユーザインターラクション(UI)SCF、ユーザステータス(US)SCFなどのSCFを有するであろう。図2に示すようにPSTN/ISDNネットワーク及びIPベースネットワークの場合も同様である。
従って、各SCFが各ネットワークに固有のインターフェースにマッピングされる。どの様にマッピングが行われるかはネットワークに依存する。例えば、GSMネットワークについて責任のあるCC SCFは、GSMネットワーク内でコールコントロールを出すインターフェースにマッピングされる。PSTN/ISDNネットワーク及びIPベースネットワーク内のCC SCFの場合も同様である。これにより、我々の不均質ネットワーク環境内の各ネットワークのためのコールコントロール・ネットワークサービスキャパビリティに対して標準化されたCC APIが得られ、第三者のアプリケーションが全てのネットワーク内でコールコントロールキャパビリティを使用できるようになる。他のSCFについても同様である。
必要とされる追加機能
A.SCFネーミング方式
各下層ネットワークのためのSCFは、OSAフレームワークを用いて識別されそして登録される必要がある。従って、SCFのサービスプロパティの値は、各SCFがどのネットワークに属しているかを示す必要がある。また、ネットワークの所有者、即ちネットワークオペレータを認識する必要がある。この目的のために、SCFが情報交換している下層ネットワークを示す、"Underlying Network"と呼ばれるジェネラルサービスプロパティが導入される。このプロパティ値は、<Operator, network> のペアを含む文字列である。例えは、ユーザステータスSCFの場合、その値は<Telenor, GSM>又は<Netcom, GSM>又は<Telenor, IP-based(SIP)>となり得る。
<オペレータ,ネットワーク>のペアを含む文字列である。
B.端末IDに基づくSCFインスタンスの選択
アプリケーションにとっての大きな問題は、端末識別器、即ち、端末ID、のみに基づいてどの様にして正しいSCFインスタンスを選択するかということである。通常の電話番号、名前、又はIPアドレスを端末IDとすることができる。例えば、アプリケーションが、ある端末に対しての呼び出しを確立することを望む場合、アプリケーションは正しいCC SCFに対して申し込む必要がある。幾つかの端末IDは、GSMネットワーク、例えばSIPアドレス、の範囲になく、従って、これらの端末に対しての呼び出し要求はGSMネットワークに送ってはならず、IPベースネットワークに送らなければならない。
別の問題は、アプリケーションが、例えば、「クリックツーコール(click to call )」アプリケーションの呼び出しを確立することを望む場合、その呼び出しを確立する下層ネットワーク、即ち、使用するCC SCFインスタンスを選択しなければならない。
更に、アプリケーションが、例えばユーザステータスSCFを使用する時に問題が発生する。ユーザステータス(US)SCFは、アプリケーションがユーザの端末の状態(到達可能、到達不可能、及び使用中)を得られるようにする。GSMネットワークのためのUS SCFは、GSMネットワークの範囲内の端末(HLRに登録されたGSM電話)にユーザステータスを伝えることができるだけであり、IPベースネットワークのためのUS SCFは、SIPサーバなどに登録されたユーザにユーザステータスを伝えることができるだけである。ユーザのユーザステータスをチェックすることを望むアプリケーションは、ユーザの端末IDに従って正しいSCFインスタンス、即ち正しい下層ネットワークを選択しなければならない。例えば、端末IDがGSM番号である場合、アプリケーションはGSMネットワークのためのUS SCFインスタンスを選択しなければならない。その後、アプリケーションは、選択したUS SCFインスタンスと交信することによって要求したユーザステータスを得ることができる。
上記の例から、SCFに対してアクションを行う時にアプリケーションは正しいSCFインスタンスを選択しなければならないという問題があることが分かる。アプリケーションは、端末の命名法又は番号の付け方についての情報、即ち、どの端末がどのネットワークに属しているかについての情報を有していなければならない。更に、端末IDと正しいSCFインスタンスとの間にリンクがなければならない。そのような情報は定常的なものでなく頻繁に変化し、頻繁に更新しなければならない。何故なら、人々は、端末、オペレータ、及び申し込み(subscriptions)を頻繁に変更するからである。アプリケーションが端末IDに基づいてSCFを選択するのを助ける端末IDアドミニストレータと呼ばれる追加の機能が必要となる。
端末IDアドミニストレータ(TA)は、図3に示すように、アプリケーションとSCFインスタンスとの間のマッピング、SCFインスタンスとネットワークとの間のマッピング、そして最後にネットワークと端末IDとの間のマッピングを含むデータベース/ディレクトリを有している。図面中の数字は基数を示す。1は1だけを示し、+1は1以上を示す。一つのアプリケーションは1以上のSCFインスタンスを有することができる。一つのSCFインスタンスは一つのアプリケーションしか有しない。一つのSCFは一つのネットワークしか有しないが、一つのネットワークが1以上のSCFを有する場合がある。一つのネットワークは1以上の端末を有しているが、一台の端末は一つのネットワークのみに属している。TAは、ネットワークオペレータが、変化が起きた時にそれを登録できるようにし、またアプリケーションが、上記の全てのマッピングに関する情報、例えば図4に示すような端末ID群のためのSCFインスタンスについて問い合わせできるようにする。
TAは、OSAを使用する任意のアプリケーションのための有用な機能を提供する。従って、TAは、アプリケーションのために容易にアクセスできなければならない。この目的のために、TAの機能を標準的なAPIとして要約する、端末アドミニストレータSCF(TA SCF)と呼ばれるOSAサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)が設けられる。TA SCFは、アプリケーションの問い合わせのためのインターフェースクラスを有している。アプリケーションの問い合わせのためのTA SCFインターフェースは、アプリケーションが使用できる下記のメソッドを含んでいる。
getSCFinstance(<terminalID>,<applicationID><SCFreference>)
<terminalID>は、アプリケーションが取り扱われる端末ID、例えば、電話番号。
<applicationID> は、要求しているアプリケーションのID。
<SCFreference>は、TA SCFによって返されるSCFインスタンスのリファレンス。
このメソッドにより、アプリケーションは、所定の端末のための正しいSCFインスタンスのリファレンス、例えば電話番号を得ることができる。
getListofSCFinstances(<listofTerminalID>,<applicationID>,<listofSCFreferences>)
<listofTerminalID>は、SCFインスタンスを見つける端末IDのリスト。
<applicationID> は、要求しているアプリケーションのID。
<listofSCFreferences> は、TA SCFによって返されるリファレンス及び対応する端末IDのリスト。
このメソッドにより、アプリケーションは、幾つかの端末IDのためのSCFインスタンスのリファレンスを同時に問い合わせることができる。
getNetworkID(<terminalID>,<applicationID><NetworkID>)
<terminalID>は、アプリケーションが取り扱われる端末ID。
<applicationID> は、要求しているアプリケーションのID。
<NetworkID> は、TA SCFによって返される、端末が属しているネットワークのID。
このメソッドにより、アプリケーションは、所定の端末のネットワークIDを得ることができる。
getAllSCFinstance,(<applicationID><ListofSCFreferencse>)
<applicationID> は、要求しているアプリケーションのID。
<SCFreference>は、TA SCFによって返される、アプリケーションのためのSCFインスタンスのリファレンスのリスト。
このメソッドにより、アプリケーションは、アプリケーションの全てのSCFインスタンスのリストを得ることができる。
getAllSCFinstance,(<applicationID>,<networkID>,<ListofSCFreferencse>)
<applicationID> は、要求しているアプリケーションのID。
<networkID> は、ネットワークのID、例えば、<Telenor, GSM> 、 <OperatorX, ISDN>、<OperatorY, IP-based> など。
<SCFreference>は、TA SCFによって返される、アプリケーションのためのSCFインスタンスのリファレンスのリスト。
このメソッドにより、アプリケーションは、特定のネットワーク上のアプリケーションの全てのSCFインスタンスのリストを得ることができる。

アプリケーションが、端末ID、例えば電話番号12345678のユーザステータスを得ることを望んでいると仮定する。アプリケーションは、<terminalID>=12345678 とSCFの名称 <SCFtype> ="User Status" を含む問い合わせをTA SCF(getSCFinstance)に送出する。これに応答して、アプリケーションは、要求した端末IDが属しているユーザステータスSCFに対する目的とするリファレンスを受け取る。これにより、アプリケーションは、下層のネットワークを気にすることなく、正しいUS SCFを使用できる。従って、TA SCFを使用する時、本実施形態は、OSAのゴールにより確認される。
上記した実施形態1は図5に要約されている。
実施形態2:全てのネットワークのための共用フレームワーク及び共用SCF(サービスキャパビリティフィーチャ)
本発明のこの実施形態では、単一のOSAフレームワークが全てのネットワークを受け入れ、SCFが全ての下層のネットワークを代表する。例えば、コールコントロールSCFは、GSM/UMTSネットワーク、PSTN/ISDNネットワーク、及びIPベースネットワークのためのコールコントロールキャパビリティを組入れる。図6に示す他のSCFについても同様である。
従って、各SCFが全てのネットワークと通信する。例えば、CC SCFは、GSMネットワーク、PSTN/ISDNネットワーク、及びIPベースネットワーク内でコールコントロールを出すインターフェースにマッピングされる。アプリケーションは、単一のCC SCFのみを用いて全てのネットワーク上でコールコントロールを行うことができる。他のSCFについても同様である。
追加機能
A.SCFネーミング方式
この場合、SCFは幾つかの下層のネットワークを代表しており、それらのすべてを特定する必要がある。また、各ネットワークの所有者、即ち各ネットワークのネットワークオペレータを認識する必要がある。
本発明のこの実施形態では、SCFが情報交換している下層ネットワークを示す、"Underlying Network"と呼ばれるジェネラルサービスプロパティが導入される。このプロパティ値は、各々が<Operator, network> のペアを含む文字列群である。例えは、ユーザステータスSCFの場合、その値は[<Telenor, GSM>, <Netcom, GSM>, <Telenor, IP-based(SIP)>]となり得る。これは図7の例に示されている。図7では、アプリケーションが、OSAフレームワーク内の所望のサービスプロパティを使用して、GSMネットワーク及びIPベースネットワーク内のユーザステータスSCFを選択する(とトレードする)。これが図7において1で示されている。その後、OSAフレームワークは、サービス取引き(service trading )に同意し、GSM/UMTSネットワークとIPベースネットワークの両方と情報交換できるユーザステータスSCFの新しいインスタンスを作り、図7において1.1「新」によって示されているように、このユーザステータスインスタンスへのリファレンスをアプリケーションに返す。
B.ディスパッチング機能
本実施形態では、各SCFは、下層のネットワークの全てに対して責任があり、従って、SCFのインターフェースクラスが、各ネットワークについて全てのインターフェースにマッピングされる必要がある(一つから多数へのマッピング)。例えば、コールコントロールのインターフェースクラスは、OSAのコールコントロールAPIとPSTN/ISDNネットワークのためのSS7 INAPとの間のマッピング、OSAのコールコントロールAPIとIPベースネットワークのためのSIPプロトコルとの間のマッピング、及びOSAのコールコントロールAPIとGSM/UMTSネットワークのためのCAMELとの間のマッピングを実施しなければならない。これが図8に示されている。
各下層ネットワーク内のネットワーク機器は種々のベンダーによって開発される可能性がある(例えば、GSMのためのINシステムはEricsson、Alcatelによって開発され、SIPサーバはHotSip、Dynamicsoft、Ubiquityなどによって開発されている)ため、幾つかの問題が生じる。各ベンダーは、OSAインターフェースクラスと彼らのネットワーク機器へのインターフェースとの間のマッピングが実施できるだけである。更に、上記の解決策は柔軟性に欠ける。何故なら、一人のベンダーは、OSAインターフェースクラスから全ての不均質ネットワーク内の全てのネットワーク固有インターフェースへのマッピングを開発しなければならないためである。
本発明のこの実施形態では、OSAに対して幾つかの必要な変更を加えている。SCFが二つの別々のコンポーネントに分割されている。
・一方のコンポーネントがOSAインターフェースクラスから下層ネットワークのインターフェースへのマッピングを実施する。
・他方のコンポーネントが、アプリケーションからの要求を、正しい下層ネットワークに接続された正しいSCFへディスパッチする(送る)責任を負う。
SCFを二つのコンポーネントに分割することにより、ネットワーク機器のベンダーは、OSAインターフェースクラスから彼らのネットワーク機器へのマッピング(一対一のマッピング)を開発するだけでよく、アプリケーションは、SCFが多くの不均質ネットワークと情報交換するのにも関わらず、一つのSCFだけを取り扱えばよい。インターフェースマッピングを実施するコンポーネントは、特にOSAで明記されたSCFと同一である。
アプリケーションからの要求をディスパッチするコンポーネントである「SCFディスパッチャ」は、OSAに対する追加の機能である。勿論、アプリケーションへのインターフェースは、OSA仕様において各SCFについて明記されているものと同じでなければならない。
更に、二つのSCFコンポーネントの間には「登録インターフェース」が設けられており、各ネットワークのためのSCFが「SCFディスパッチャ」に登録することを可能にする。ネットワーク固有SCFは、「SCFディスパッチャ」にそれ自身へのリファレンスとそれがサポートするサービスプロパティを提供する。従って、「SCFディスパッチャ」は、ネットワーク固有SCFの能力についての知識を保持し、従ってそれ自身をOSAフレームワークに登録し、それがサポートするサービスプロパティ、即ち、各ネットワーク固有SCFインスタンスによって提供される全てのサービスプロパティの全体を提供することができる。
各アプリケーションのためにSCFディスパッチャのインスタンスが作られる。どの下層ネットワークがアプリケーションによるサービスキャパビリティの使用を許容するかに依存して、各ネットワークのためのSCFの対応するインスタンスが作られる。SCFディスパッチャインスタンスは、これらのSCFインスタンス全てのリファレンスを記憶する。また、「SCFディスパッチャ」は、アプリケーションからの要求が到着した時に、正しいSCFインスタンスを選択するための機能も有する。そのような機能の必要性を示すために、アプリケーションがUS SCFに対してユーザのステータスを要求する場合を想定する。GSMネットワーク、PSTN/ISDNネットワーク、及びIPベースネットワーク(SIP)のためのUS SCFをアプリケーションが使用できるようにするサービスレベルアグリーメントの表示をアプリケーションが有している。US SCF(「US SCFディスパッチャ」)は、三種類の下層ネットワークと情報交換することが可能である。従って、それは、要求を正しいUS SCFインスタンスにディスパッチするために、どの下層のネットワークが要求に関連しているかを決定できなければならない。これは、前の実施形態1に記載した要件、即ち、端末IDに基づいて正しいSCFインスタンスを選択するという要件と実際には同じである。
従って、「SCFディスパッチャ」は、端末IDからSCFインスタンスを問い合わせるために端末IDアドミニストレータ(TA)を使用しなければならない。これにより、「SCFディスパッチャ」は、端末IDアドミニストレータへの問い合わせ結果を用いて、アプリケーションからの要求を正しいSCFインスタンスにディスパッチできる。なお、ネットワークSCFからの応答や報告は全て、対応するアプリケーションに送られる前に「SCFディスパッチャ」を通過することに注意されたい。これが図9に示されている。
C.端末IDに基づくSCFインスタンスの選択
図9にも示されているように、端末IDアドミニストレータが必要とされる。端末IDアドミニストレータ(TA)は、アプリケーションとSCFインスタンスとの間のマッピング、SCFインスタンスとネットワークとの間のマッピング、そして最後にネットワークと端末IDとの間のマッピングを含むデータベース/ディレクトリサービスを有している。図10は端末IDアドミニストレータによって保持されている関係を示す。図面中の数字は基数を示す。1は1だけを示し、+1は1以上を示す。
端末IDアドミニストレータは、ネットワークオペレータが、変化が起きた時にそれを登録できるようにする。また、端末IDアドミニストレータは、下記のメソッドを含むSCFディスパッチャへのインターフェースを提供する。
getSCFinstance(<terminalID>,<applicationID><SCFreference>)
<terminalID>は、アプリケーションが取り扱われる端末ID、
<applicationID> は、要求しているアプリケーションのID、
<SCFreference>は、SCFインスタンスによって返されるSCFインスタンスのリファレンスである。
このメソッドにより、SCFディスパッチャは、所定の端末のための正しいSCFインスタンスのリファレンスを得て、そのSCFインスタンスへ要求を送ることができる。
本第2実施形態における端末IDアドミニストレータは見ることができず、第1実施形態と同じ方法でアプリケーションに利用することもできないが、例えば、SCFディスパッチャのためのフレームワーク内のみに存在している。

アプリケーションが、端末ID、例えば電話番号12345678のユーザステータスを得ることを望んでいると仮定する。アプリケーションは、<terminalID>=12345678 とSCFの名称 <SCFtype> ="User Status" を含む問い合わせをCC SCFディスパッチャに送出する。CC SCFディスパッチャは、要求(getSCF instance)を、端末IDからSCFインスタンスへのマッピングを介して端末IDアドミニストレータに送る。これに応答して、CC SCFディスパッチャは、要求した端末IDが属しているユーザステータスSCFに対する目的とするリファレンスを受け取る。これにより、ディスパッチャは、下層のネットワークを気にすることなく、正しいUS SCFを使用できる。
実施形態3:ネットワーク毎のフレームワーク
本実施形態では、一つのOSAフレームワークが一つの下層ネットワークのみを受け入れる。例えば、GSMネットワーク内のOSAフレームワークは、GSMネットワーク内のサービスキャパビリティについてのみ責任があり、GSMネットワーク内の全てのSCF(図11に示すCC SCF及びUS SCF)の全てを制御する。図11に示すようにPSTN/ISDNネットワーク及びIPベースネットワークについても同様である。
各SCFが各ネットワークに固有のインターフェースにマッピングされる。例えば、GSMネットワークのCC SCFは、GSMネットワーク内でコールコントロールを出すインターフェースにマッピングされる。PSTN/ISDNネットワーク及びIPベースネットワーク内のCC SCFについても同様である。これにより、アプリケーションは、各OSAフレームワークを個別にアドレス指定することにより、全ての下層ネットワーク内のサービスキャパビリティを使用できる。
追加の機能
A.端末IDに基づくフレームワークの選択
アプリケーションは、どのフレームワークがある端末IDをアドレス指定しているのかを知る必要がある。本実施形態では、各フレームワークが、SCF「端末IDインフォメータ」を有している。端末IDインフォメータSCFは、フレームワークによってサポートされている下層ネットワークに端末が属しているか否かをアプリケーションが問い合わせることを可能にするインターフェースを有している。この問い合わせ手続きは以下のように表すことができる。
TerminalInfoReq <terminal ID, belong(True/False)>
端末IDは、真(True)又は偽(False) と共に、SCFインターフェースからOSAフレームワークを介して、問い合わせをしたアプリケーションに返される。端末がフレームワークに属していない場合、手続きは偽(False) を返し、アプリケーションは、真(True)を回答として受信するまで、他のフレームワークを問い合わせることで手続きを進める。この様にして、アプリケーションは所望のSCFを選択して使用できる。真/偽はブール論理によって表される。

アプリケーションが、端末ID、例えば電話番号12345678のユーザステータスを得ることを望んでいる。アプリケーションは、<terminalID>=12345678 とSCFの名称 <SCFtype> ="User Status" を含む問い合わせをOSAフレームワークに送出する。OSAフレームワークはその要求を端末IDインフォメータSCFに送る。端末IDがそのフレームワーク中に存在していた場合、インフォメータSCFインターフェースがOSAフレームワークに真を返す。これにより、アプリケーションは所望のSCFを選択して使用する。偽が返された場合、アプリケーションは、別のOSAフレームワークに要求を送る。
実施形態4:異なるOSAフレームワーク間の通信と協調
本実施形態では、第3実施形態と同様に、一つのOSAフレームワークは単一の下層ネットワークしか受け入れない。しかし、フレームワーク間での通信と協調が可能となっている。フレームワーク間の相互運用可能性が確立され、多くの不均質ネットワークからのサービスキャパビリティを利用するためには、アプリケーションは一つOSAフレームワークだけと取引きをすればよい(図12参照)。
アプリケーションは、「ホーム」フレームワークのSCFを使用できるだけでなく、それらの「ホーム」フレームワークに向けて要求を出すだけで、他のネットワーク上の他のフレームワークに属しているSCFも使用できる。フレームワークは、その後、実際のフレームワークと通信して、SCFインスタンスのリファレンスを問い合わせる。そのようなインスタンスがアプリケーションのために作られていない場合には、「外の(foreign)」フレームワークがインスタンス作り、そのリファレンスを「ホーム」フレームワークに返す。その後、「ホーム」フレームワークは要求しているアプリケーションにリファレンスを返す。サービスキャパビリティフィーチャのために、アプリケーションは、GSM、PSTN、IPなどの種々のネットワークを表す幾つかのSCFインスタンスのリファレンスを有し得る。従って、各SCFインスタンスのサービスプロパティは区別されている。端末IDアドミニストレータは、端末IDが与えられると、使用すべきSCFのリファレンスを返す。これが図13に示されている。図13は、GSMネットワークとIPベースネットワークの両方におけるUS SCFの使用を示す。
アプリケーションが、GSMネットワーク内のフレームワークを使用して、GSMネットワーク内のユーザステータスSCF及びIPベースネットワーク内のユーザステータスSCFを選択する場合を想定する(図13の1.及び2.)。GSMネットワーク内のUSがOSAによって定義されたような通常の方法でトレードされる。その後、GSMネットワーク内のフレームワークは、アプリケーションが提供したサービスプロパティを使用してIPベースネットワーク内のフレームワークに対して新たなUS SCFインスタンスを作ることを依頼し、USインスタンスへのリファレンスをアプリケーションに返す。(リファレンスは、作られたSCFインスタンスへのポインタである。実際の実施形態は、その実施に依存する)。本実施形態におけるOSAインターフェースは、フレームワークが他のフレームワーク内のSCFを選択すると共に、SCFインスタンスへのリファレンスを受け取れるようにするための機構を含んでいる。図13では、この機構が2−1であり、GSMネットワーク内のOSAフレームワークが、IPベースネットワーク内のOSAフレームワーク内のOSAフレームワーク通信API内のメソッドを使用して、IPベースネットワーク内のUS SCFを選択(トレード)する。その後、フレームワークは、OSA標準内に明記された通常のトレーディング機能を使用して、SCFインスタンスに対するリファレンスをアプリケーションに返す。図13の2−2おいては、IPベースネットワークのOSAフレームワークがサービストレーディングに同意し、IPベースネットワークのためのUS SCFの新しいインスタンスを作り、このSCFに対するリファレンスをGSMネットワーク内のOSAフレームワークに返す。その後、このフレームワークは、リファレンスをSCFアプリケーションに返す。
追加機能
A.フレームワーク間の通信
種々の下層ネットワークのためのOSAフレームワークは、相手のことを互いに知っており、アプリケーションの役に立つために協調する。異なるフレームワーク間でどのようなSCFを提供するかは事前に決められる。更に、以下の機能がOSAフレームワークに含められる。
フレームワーク間の認証
不正使用や攻撃を防ぐために、フレームワーク間での更なる動作を許可する前にフレームワークで強力な相互認証手続きを行うことが好ましい。この認証手続きは、当技術分野で知られている任意のものでよい。
フレームワーク間のサービストレーディング
本発明のこの実施形態では、各フレームワークがインターフェースで拡張され、これにより他のフレームワークが当該フレームワークが提供するSCFについての情報を要求できるようにしている。従って、インターフェースは以下のSCF要求メソッドを含んでいる。
SCFrequest(<requestingFrameworkID>, <ListOfSCFoffered> )
<requestingFrameworkID> は、要求側フレームワークの識別情報であり、
<ListOfSCFoffered>は、要求側フレームワークに提供されるSCFのリストである。このリストは、要求側フレームワークによって異なる。
提供されたSCFのリストを受信すると、要求側OSAフレームワークは、「ローカル」登録SCFと同様に、提供されたSCFのリストを保存する。このようにして、要求側OSAフレームワークは、要求しているアプリケーションにリストを提示できる。また、要求側OSAフレームワークは、どのOSAフレームワークがどのSCFを有しているかについての情報を保存している。
フレームワーク間のサービス利用
各フレームワークがインターフェースで拡張され、これにより他のフレームワークが当該フレームワークのSCFを利用できるようにしている。インターフェースは以下のメソッドを含んでいる。
getSCFinstance(<serviceID>, <serviceProperties>, <reference>, <frameworkID>, <applicationID>)
<serviceID> は、要求しているSCFのID、
<serviceProperties> は、要求しているフレームワークに属しているアプリケーションによって特定されたプロパティのリスト、
<reference> は、SCFインスタンスのリファレンス、
<frameworkID> は、要求しているフレームワークのID、
<applicationID> は、要求しているアプリケーションのIDである。
このメソッドにより、OSAフレームワークは、他のフレームワークに対して、そのアプリケーションによって依頼されたサービスプロパティに従って、SCFインスタンスのリファレンスを返すことができる。そのようなインスタンスが存在しない場合、フレームワークはインスタンスを作る。OSAフレームワークは、受信したリファレンスを各OSAフレームワークに保存しなければならない。OSAフレームワークは、SCFインスタンスのリファレンスとそれらの対応するフレームワークのリストを有していなければならない。上述したインターフェースを用いたOSAフレームワーク間の通信が図14に示されている。
B.端末IDアドミニストレータ
端末IDが与えられた場合、アプリケーションは、どのSCFインスタンスを使用すべきかを知る必要がある。何故なら、端末は異なるネットワークに属することがあり、従って異なるSCFインスタンスによって取り扱われる可能性があるからである。ここでも、アプリケーションは、フレームワークの支援を必要とする。本実施形態では、各フレームワークに、SCFとして実施された端末IDアドミニストレータ(TA)が設けられている。このTA SCFは実施形態1で記載したものと同様である。更に、TA SCFには、各OSAフレームワークがサポートする端末IDの範囲が供給される。(端末IDは、例えば、電話番号、IPアドレス、又は名前である。)これらは、TA間での情報交換を可能するか、又は共通の情報データベースを設けることにより、オフラインインストレーションなどの幾つかの方法で供給できる。

アプリケーションが、端末ID、例えば電話番号12345678のユーザステータスを得ることを望んでいる。アプリケーションは、<terminalID>=12345678 とSCFの名称 <SCFtype> ="User Status" を含む問い合わせをOSAフレームワークに送出する。OSAフレームワークはその要求を端末IDアドミニストレータSCFに送る。端末IDがそのフレームワーク中に存在していた場合、アプリケーションは所望のSCFを選択して使用する。要求された端末IDがOSAでサポートされる範囲に入っていない場合、OSAフレームワークは、SCFインスタンスのリファレンス及びそれらの対応するフレームワークのフレームワークリストに従って、別のフレームワークを要求する。
本発明の好適な実施形態について記載したが、本発明の概念を含む他の実施形態も使用可能であることは当業者には明らかであろう。本発明の上記及びその他の実施例は例示を目的とするものであって、本発明の実際の範囲は添付の請求の範囲から決定すべきものである。
OSAを介してアプリケーションが移動通信ネットワークにアクセスする現在のアーキテクチャを左側に示し、本発明の実施形態による不均質ネットワークのための拡張されたOSAを右側に示す。 共用のフレームワークを使用しているが各ネットワークが独自のSCFを有している、本発明の第1実施形態による不均質ネットワークのための拡張されたOSAを示す。 本発明の第1実施形態におけるTAによって保持されている関係を示す。 本発明の第1実施形態における端末IDアドミニストレータの幾つかのプロパティを示す。 本発明の第1実施形態における端末アドミニストレータSCFの使用を示す。 全ての下層ネットワークを受け入れる共用SCFと共用フレームワークを使用しての本発明の実施を示す図である。 本発明の更なる実施形態によるSCFの使用を示す。 本発明の第2の実施形態の実施の例を示す。 本発明の第2の実施形態によるOSA内のディスパッチャ機能の図である。 本発明の第2の実施形態による端末IDアドミニストレータによって保持される関係を示す。 下層ネットワーク毎に一つのフレームワークを使用した本発明の第3の実施形態を示す。 本発明の第4の実施形態によるフレームワーク間における通信と協調を示す。 図12に示す実施形態による、GSMネットワークとIPベースネットワークの両方におけるUS SCFの使用を示す。 本発明の第4の実施形態によるOSAフレームワーク通信インターフェースを介してのフレームワーク間における通信を示す。

Claims (40)

  1. 複数の不均質ネットワーク上でアプリケーションサービスアクセスを提供する遠隔通信システムであって、アプリケーションと複数の不均質ネットワークとの間のインターフェースを提供する少なくとも一つのフレームワークを備えたオープンサービスアクセス(OSA)エクステンションを含むシステム。
  2. 端末IDに基づいて必要なネットワークを選択するための情報をアプリケーションに提供する端末IDアドミニストレータを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. アプリケーションのための拡張されたオープンサービスアクセスを複数の不均質ネットワークに提供する遠隔通信システムであって、前記ネットワークのための唯一の共用フレームワークと、ネットワーク毎に設けられネットワーク固有のインターフェースを提供する一つのサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)とを含むシステム。
  4. サービスキャパビリティフィーチャは、どの下層(underlying)ネットワークとSCFが情報交換しているかを示すジェネラルサービスプロパティを含む、請求項3に記載の遠隔通信システム。
  5. ジェネラルサービスプロパティは、<operator, network> のペアを含む文字列である、請求項3に記載の遠隔通信システム。
  6. 端末IDに基づいてアプリケーションのために必要とされるネットワークサービスキャパビリティフィーチャを選択する端末IDアドミニストレータを含む、請求項3に記載の遠隔通信システム。
  7. 端末IDアドミニストレータは、アプリケーションと端末IDとの間のマッピング情報を含むデータベース/ディレクトリを含む、請求項6に記載の遠隔通信システム。
  8. 端末IDアドミニストレータは、アプリケーションとサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとの間のマッピング情報、サービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとネットワークとの間のマッピング情報、及びネットワークと端末IDとの間のマッピング情報を含むデータベース/ディレクトリ含む、請求項6又は7に記載の遠隔通信システム。
  9. 端末IDアドミニストレータは、リアルタイムで更新可能である、請求項6に記載の遠隔通信システム。
  10. アプリケーションの問い合わせのためのインターフェースクラスを含む端末アドミニストレータ(TA SCF)を含み、要求しているアプリケーションと端末IDアドミニストレータとの間のインターフェースを提供する、請求項6に記載の遠隔通信システム。
  11. 端末アドミニストレータ(TA SCF)は、アプリケーションに対して、
    −所定の端末のための正しいサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスについてのリファレンスを得ること、
    −幾つかの端末IDについてのサービスキャパビリティインスタンスのリファレンスを同時に問い合わせること、
    −所定の端末のネットワークIDを得ること、
    −そのサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスの全てについてのリファレンスを得ること、及び
    −特定のネットワーク上のそのサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスの全てについてのリファレンスを得ること
    を可能にするプログラム手段を含む、請求項4に記載の遠隔通信システム。
  12. アプリケーションのための拡張されたオープンサービスアクセスを複数の不均質ネットワークに提供する遠隔通信システムであって、前記ネットワークのための唯一の共用フレームワークと、ネットワークのために設けられ共用ネットワークインターフェースを提供する共用サービスキャパビリティフィーチャ(SCF)とを含むシステム。
  13. サービスキャパビリティフィーチャは、どの下層ネットワークとSCFが情報交換しているかを示すジェネラルサービスプロパティを含む、請求項12に記載の遠隔通信システム。
  14. ジェネラルサービスプロパティは、各々が<operator, network> のペアを含む文字列群である、請求項13に記載の遠隔通信システム。
  15. インターフェースは、アプリケーションと下層のネットワークのインターフェースとの間の一から多数へのマッピングを提供するサービスキャパビリティインターフェースクラスを含む、請求項12に記載の遠隔通信システム。
  16. 共用サービスキャパビリティフィーチャは、インターフェースクラスからネットワークインターフェースへマッピングを行うマッピング手段と、要求をアプリケーションから正しいネットワークインターフェースクラスに送るディスパッチャ手段とを含む、請求項12に記載の遠隔通信システム。
  17. ディスパッチャへのネットワークの登録を可能にする、マッピング手段とディスパッチャ手段との間の登録インターフェースを含む、請求項16に記載の遠隔通信システム。
  18. ディスパッチャ手段は、アプリケーションから到着する要求のために正しいサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)を選択する選択手段を含む、請求項16に記載の遠隔通信システム。
  19. 端末IDに基づいてアプリケーションのために必要とされるネットワークサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)を選択する端末IDアドミニストレータを含む、請求項12に記載の遠隔通信システム。
  20. 端末IDアドミニストレータは、アプリケーションと端末IDとの間にマッピング情報を含むデータベース/ディレクトリを含む、請求項15に記載の遠隔通信システム。
  21. 端末IDアドミニストレータは、アプリケーションとサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとの間、サービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとネットワークとの間、及びネットワークと端末IDとの間にマッピング情報を含むデータベース/ディレクトリを含む、請求項19又は20に記載の遠隔通信システム。
  22. 端末IDアドミニストレータは、リアルタイムで更新可能である、請求項19に記載の遠隔通信システム。
  23. 端末IDアドミニストレータ(TA SCF)は、SCFディスパッチャ手段のためのインターフェースを提供し、前記端末IDアドミニストレータは、
    −そのSCFインスタンスに要求を送るために、所定の端末のための正しいサービスキャパビリティインスタンスについてのリファレンスを得るプログラム手段を含み、これには
    −アプリケーションが取り扱っている端末IDを得ること、
    −要求しているアプリケーションのアプリケーションID、及びSCFインスタンスによって返されたサービスキャパビリティフィーチャインスタンスのリファレンスを得ることが含まれる、請求項19に記載の遠隔通信システム。
  24. アプリケーションのための拡張されたオープンサービスアクセスを複数の不均質ネットワークに提供する遠隔通信システムであって、ネットワーク毎に設けられたフレームワークを含み、各フレームワークは,前記ネットワークのためのサービスキャパビリティフィーチャ(SCF)を有し、ネットワーク固有のインスタンスを提供するシステム。
  25. 各フレームワークは,端末IDに基づくネットワーク選択に関連して、アプリケーションにサービスキャパビリティ機能を提供する端末IDインフォメータを含んでいる、請求項24に記載の遠隔通信システム。
  26. 端末IDインフォメータは、要求しているアプリケーションに、<terminal ID, belong(True/False)>のペアを含む文字列を返す、請求項25に記載の遠隔通信システム。
  27. 各フレームワークは、他のフレームワーク内のサービスキャパビリティフィーチャを選択し、このサービスキャパビリティフィーチャに対するリファレンスを受け取ることを可能にする機構を含んでいる、請求項24に記載の遠隔通信システム。
  28. フレームワークのための選択可能なサービスキャパビリティフィーチャは予め定義されている、請求項27に記載の遠隔通信システム。
  29. 全てのフレームワークが相互認証手続きを含む、請求項24に記載の遠隔通信システム。
  30. 各フレームワークは、前記フレームワークが提供するサービスキャパビリティフィーチャについての情報を他のフレームワークが要求することを可能にする拡張されたインターフェースを含む、請求項24に記載の遠隔通信システム。
  31. 拡張されたインターフェースは、要求しているフレームワークの識別情報を、前記フレームワークに提供された予め定義されたサービスキャパビリティフィーチャのリストと共に返す要求手続きと、あるフレームワークが、要求しているアプリケーションによって指定されたサービスプロパティに従って、サービスキャパビリティフィーチャインスタンスのリファレンスを返すことを他のネットワークに対して要求することを可能にする獲得手続きとを含む、請求項30に記載の遠隔通信システム。
  32. 端末IDに基づいてアプリケーションのために必要とされるネットワークサービスキャパビリティフィーチャを選択する端末IDアドミニストレータを含む、請求項24に記載の遠隔通信システム。
  33. 端末IDアドミニストレータは、アプリケーションと端末IDとの間でマッピング情報を含むデータベース/ディレクトリを含む、請求項32に記載の遠隔通信システム。
  34. 端末IDアドミニストレータは、アプリケーションとサービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとの間、サービスキャパビリティフィーチャのインスタンスとネットワークとの間、及びネットワークと端末IDとの間でマッピング情報を含むデータベース/ディレクトリ含む、請求項32又は33に記載の遠隔通信システム。
  35. 端末IDアドミニストレータは、各フレームワークがサポートする端末IDの範囲に関する情報を端末IDアドミニストレータに提供する情報インターフェースを含む、請求項32に記載の遠隔通信システム。
  36. 端末IDアドミニストレータは、リアルタイムで更新可能である、請求項32に記載の遠隔通信システム。
  37. ネットワークは少なくとも一つの遠隔通信ネットワークと少なくとも一つのコンピュータネットワークである、請求項1、3、12、又は24に記載の遠隔通信システム。
  38. 遠隔通信ネットワークは、移動通信、UMTS、GSM、PSTN/ ISDNなどの無線又は有線ネットワークである、請求項37に記載の遠隔通信システム。
  39. コンピュータネットワークは、IP(有線)、無線LAN、ブルートゥース又はハイパーLAN(無線)などのパケット式ネットワークである、請求項37に記載の遠隔通信システム。
  40. 複数の不均質ネットワーク上でアプリケーションサービスアクセスを提供する方法であって、アプリケーションと複数の不均質ネットワークとの間のインターフェースを提供する、不均質ネットワークためのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)中の少なくとも一つのフレームワークを用いてオープンサービスアクセス(OSA)エクステンションを実行することを含む方法。
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