JP4077250B2 - 老朽管路閉塞方法およびその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水本管に接続された老朽した取付管などを掘削して除去せずに埋設した状態で閉塞する老朽管路閉塞方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、宅地内に配管した排水管は公共桝を介して公共下水道の下水本管に取付管にて接続されている。この取付管などの老朽化した下水管路を更新する場合、この老朽化した管路を掘り出さず埋設したままの状態で放置すると、古くから使用されてきたコンクリートや陶器などによって成形された公共桝や取付管は、過大な負荷や地震などによって破損や断裂が生じ、この破損箇所や断裂箇所からは地下水などの不明水が流入する場合がある。
【0003】
そして、この不明水が下水本管に流入して下水処理場に流入すると、この下水処理場が過負荷となり、特に、雨水とは別に処理する分流式の下水処理場において処理する公共下水道においては、前記不明水が下水処理場に大量に流入すると、運転に支障をきたすなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、このように老朽化した取付管から不明水が下水本管に流入することを防止するため、取付管を掘り出すことなく埋設したままの状態でパッカーといわれる風船状栓体にて取付管の下水本管の取付け部近傍を栓体で閉塞し、この栓体まで上流側からコンクリート、モルタルなどを充填し、老朽化した取付管を閉塞する方法が考えられている。しかし、取付管の管路内を閉塞するための栓体と、この栓体を膨らますための通気管を取付管の所定位置まで挿入するためには治具を必要とし、また、下水道本管との取付部近傍まで栓体を挿入してから膨らませ、取付管の管路内を閉塞するための通気管、治具などもコンクリート、モルタルなどと埋め込むため、不経済であった。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、老朽した取付管の管路を管路外から容易かつ確実に閉塞でき、また、管路を栓手段にて閉塞した後、この栓手段の操作手段を回収することが出来る老朽管路閉塞方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の老朽管路閉塞方法は、圧縮により膨出され下水管の管路内周面に圧着して管路を閉塞する閉塞部材を有する栓手段と、この栓手段に係脱自在に係合されかつこの栓手段の閉塞部材を圧縮してこの閉塞部材を膨出させる操作手段とを備え、この操作手段に係合した前記栓手段を下水管の上流側開口端から管路内の所定位置まで挿入し、手許側で前記操作手段を操作することにより管路内の前記栓手段の閉塞部材を径方向に膨出させ管路の内周面に密着させて管路を閉塞し、この閉塞部材が管路を閉塞した状態で前記操作手段を前記栓手段から係合を解除して回収し、前記下水管内にこの下水管の上流側開口端から前記栓手段まで経時的に硬化する充填物を充填硬化させるものである。
【0007】
そして、操作手段に係合した栓手段を、閉塞部材が膨出していない状態で下水管内の所定位置まで挿入し、手許側で前記操作手段を操作して前記栓手段の閉塞部材を径方向に膨出させ下水管の内周面に密着させて管路を閉塞する。この下水管を閉塞部材により閉塞した状態で前記操作手段を前記栓手段から係合を解除して下水管から引き抜き回収し、前記下水管の上流側の開口端から栓手段まで経時的に硬化するモルタルなどの充填物を下水管内に充填して硬化させる。
【0008】
このように、栓手段は摩擦による抵抗が少ない状態で下水管の管路内の所定位置まで挿入でき、前記下水管を容易に閉塞することができ、操作手段を回収して再利用することが可能になり、また、前記下水管を確実に閉塞できて不明水が下水本管に流入することはない。
【0009】
請求項2の老朽管路閉塞装置は、固定締め付け部材、この固定締め付け部材に対向する可動締め付け部材、前記固定締め付け部材と前記可動締め付け部材との間に配設されかつ前記可動締め付け部材を締め付けることにより圧縮されて径方向に膨出し下水管の管路内周面に圧着される閉塞部材、および前記固定締め付け部材と前記可動締め付け部材とを締め付ける締め付け機構を備えた栓手段と、先端部に前記締め付け機構の締め付け部を形成するとともに基端部に第一操作部を有する操作体と、前記締め付け機構を締め付け操作可能に前記操作体を支持しかつ先端部に前記可動締め付け部材に係脱自在に係合する係合部を形成するとともに基端部に前記前記可動締め付け部材と前記係合部との係合の解除用の第二操作部を有する保持体とを備えた操作手段とを具備し、前記操作体の先端部の締め付け部と基端部の第一操作部との間、および保持体の先端部の係合部と基端部の第二操作部との間はそれぞれ可撓性材料によって連結したものである。
【0010】
そして、前記栓手段に備えられた前記閉塞部材は、前記固定締め付け部材と、この固定締め付け部材に対向する可動締め付け部材との間に配設され、前記可動締め付け部材を締め付けることにより圧縮されて径方向に膨出し下水管の管路内周面に圧着するため、前記栓手段を前記管路内の所定位置まで挿入する際には前記閉塞部材は膨出していないので摩擦による抵抗が少なく、また、可動締め付け部材を締め付けることにより圧縮され径方向に膨出して下水管の管路内周面に圧着されることにより、前記下水管の管路を容易に閉塞することができる。
【0011】
さらに、操作手段の先端部に形成した係合部を前記可動締め付け部材に係脱自在としたことにより、前記栓手段を下水管の管路の内周面に密着させて管路を閉塞した状態で前記操作手段を前記栓手段との係合を解除させて回収することができるため、この操作手段を再利用することが可能になる。
【0012】
また、前記操作体と前記保持体とを可撓性材料によって連結したことにより、管路が屈曲していても、前記栓手段を管路内の所定位置まで容易に挿入でき、管路外の手許側で閉塞部材を管路の内周面に密着させて管路を閉塞する作業を容易に行うことができるとともに、前記可動締め付け部材と前記係合部との係合を解除することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の老朽管路閉塞方法の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
図2に示すように、一般に家庭などに配設された排水管(図示せず)は宅地内のコンクリート製の公共桝1に接続し、またこの公共桝1にはコンクリート製あるいは陶器製などの取付管2の一端が接続され、この取付管2の他端は下水本管3に接続する。この下水本管3は下水処理場に接続されており、そして、家庭から流出した排水は排水管(図示せず)、公共桝1、取付管2を経て下水本管3に流れこみ、この下水本管3を通じて下水処理場に流入する。
【0015】
そして、前記取付管2の管路内に挿入される老朽管路閉塞装置10は、図1および図3に示すとおり、栓手段11と、この栓手段11に係脱自在に係合される操作手段12とを備えている。
【0016】
前記栓手段11は、図1および図3に示すとおり、固定締め付け部材13、係止部14を有する可動締め付け部材15、閉塞部材16、締め付け機構17とを備えている。
【0017】
前記固定締め付け部材13は、前記取付管2の管路内周部の内径よりも若干小さい外径寸法で、外周縁部18が外面側から内面側に傾斜状に縮径した略円板状で、中央部には外面側から内面側にボルト挿通孔19aが貫通形成されている。
【0018】
また、前記可動締め付け部材15は、前記固定締め付け部材13に離間対向して設けられており、前記取付管2の管路内周部の内径よりも若干小さい外径寸法で、外周縁部20が外面側から内面側に傾斜状に縮径した略円板状で、略中央部にボルト挿通孔19bが貫通形成されている。
【0019】
そして、前記閉塞部材16は、たとえばゴムなどの弾性体で成型し、前記固定締め付け部材13の外周縁部18と前記可動締め付け部材15の外周縁部20と略同一の外径を有する略円環形に形成され、また、この閉塞部材16の内周面は、両側縁部から中央部に向かって、前記固定締め付け部材13の外周縁部18および前記可動締め付け部材15の外周縁部20と略同一の傾斜を有して漸次狭小に縮径したテーパー状に形成されており、前記固定締め付け部材13の外周縁部18と前記可動締め付け部材15の外周縁部20とに跨って配設される。
【0020】
また、前記締め付け機構17は、ボルト21と、このボルト21に螺合され被締め付け部となるナット22とによって形成される。このボルト21は、前記固定締め付け部材13の外側から内側へ向けて前記ボルト挿通孔19aに嵌挿し、この固定締め付け部材13に対向して設けられた前記可動締め付け部材15のボルト挿通孔19bの内側から外側へ向けて嵌挿し、この可動締め付け部材15の外側に突出した部分には前記ナット22が螺合されている。
【0021】
そして、前記可動締め付け部材15の外面には、係止部14がボルト挿通孔19bを中心として対称位置に2箇所に設けられている。この係止部14は、前記可動締め付け部材15の外面から突出形成しかつ外面に開口したねじ孔23aを有するボス部23と、このボス部23の端面に配設されかつ中央部に孔部25を開口形成した座金体24と、前記座金体24の孔部25から前記ボス部23のねじ孔23aに螺合してこの座金体24をボス部23に固着するビス26とにて形成され、この可動締め付け部材15の外面と座金体24との間には係合間隙26aが形成されている。
【0022】
一方、図3および図4に示すとおり、前記操作手段12は、操作体27、および保持体28とを備え、この操作体27の先端部の締め付け部29と基端部の第一操作部30との間は、たとえばスプリング鋼などの可撓性を有する材料にて棒状に形成された軸体31とにて連結されている。
【0023】
前記操作体27の先端部の前記締め付け部29は、前記締め付け機構17のナット22に嵌合してこの操作体27を軸方向に回動して前記ナット22を前記ボルト21に締め付け螺合するための略正六角形の締め付け孔32を先端面に開口するとともに、基端側の底部33が前記軸体31の先端側に溶接されている。
【0024】
また、前記操作体27の基端部には、第一操作部30が前記軸体31に対して着脱自在に取り付けられている。この第一操作部30は棒状で、図5に示すとおり、前記軸体31の軸方向に対して垂直に接合されている。
【0025】
さらに、図3および図6に示すとおり、前記保持体28は、先端部に係合部35を一体に形成した係合部材34と、第二操作部37を設けた基端部の支持部36と、この係合部材34と支持部36とを連結する連結部38とを備えている。
【0026】
前記保持体28の先端部の係合部材34は、先端面が前記操作体27の締め付け部29に嵌合可能な大きさに開口した略円筒形に形成され、前記操作体27の締め付け部29を栓手段11の締め付け機構17のナット22に嵌合してこのナット22を締め付け螺合操作することができるように、前記操作体27の締め付け部29を回動可能に保持している。
【0027】
また、この係合部材34の先端部外縁に沿って、略円盤状の係合部35が径方向に突出して設けられている。この係合部35は、前記可動締め付け部材15の外面と座金体24との間の前記係合間隙26aに挿入される厚みを有し、この係合部35には、径方向の溝状に開口し前記栓手段11の係止部14を挿入案内する一対の挿入開口部39と、この挿入開口部39に連続して周方向に軸対称に形成された係合溝部40とを有している。
【0028】
一方、前記保持体28の基端部の支持部36は基端部に底面部42を有する有底円筒形で、この底面部42の略中央部には前記軸体31を回動可能に挿通して支持する挿通孔43が貫通形成されている。
【0029】
また、図6および図7に示すとおり、前記係合部材34と前記支持部36との間は、可撓性を有する材料によって形成されてコイル状に巻回された連結部38によって連結され、この連結部38の先端側には前記係合部材34が取り付けられており、この連結部38の基端側には前記支持部36が前記連結部38の基端側内周に嵌合固着され、この支持部36には前記係合部材34の係合部35と前記係止部14との係合を解除操作する第二操作部37が溶接されている。また、前記支持部36の中央部には挿通孔43が形成されている。
【0030】
そして、前記連結部38の外周部は可撓性を有するカバー体38aによって被覆されている。
【0031】
次に、本発明の実施の形態において、この老朽管路閉塞装置を用いて老朽管路を閉塞する方法を以下に説明する。
【0032】
まず、図2に示す公共桝1を掘り起こして除去し、前記取付管2の上流側を開口する。
【0033】
次に、下水本管3に接続されている取付管2の長さを確認し、この取付管2の下水本管3に開口した先端近傍に閉塞部材16を位置させて操作手段12の第一操作部30と第二操作部37とが基端開口部より外方に位置される長さの操作手段12を用意する。そして、図1に示すとおり、栓手段11の可動締め付け部材15の外面側において、前記操作体27の先端面に開口した前記締め付け孔32を前記ナット22に嵌合し、また、前記係止部14を前記係合部材34の係合部35の挿入開口部39に合せて前記係合部35を前記可動締め付け部材15の外面に当接し、前記第二操作部37を時計方向に回転させて前記可動締め付け部材15の外面と座金体24との間に位置する係合間隙26aのボス部23に前記係合部35の係合溝部40を係合して、この操作手段12の先端に栓手段11を係合することにより、前記栓手段11側を先にして、前記栓手段11と前記操作手段12を前記取付管2の開口端から挿入し、前記栓手段11を前記取付管2の下水本管3近傍の所定位置まで嵌挿する。
【0034】
次に、手許側にて前記操作手段12の第二操作部37を保持したまま第一操作部30を時計方向に回転させる操作を行い、前記軸体31を回転させて前記操作体27の先端面に開口した前記締め付け孔32を時計方向に回転させることにより前記ナット22が締め付け螺合され、前記可動締め付け部材15と前記固定締め付け部材13との間隙が狭められてこの両外周縁部18,20との間に跨って配設された栓手段11の前記閉塞部材16が径方向に膨出されて管路の内周面に密着し、前記取付管2の管路を閉塞する。
【0035】
次に、前記操作手段12の手許側において、前記第一操作部30を保持したまま前記第二操作部37を反時計方向に回転させる操作を行い、前記可動締め付け部材15のボス部23と前記係合部35の係合溝部40との係合を解除し、さらに保持体28を引き抜き方向に引き出して前記可動締め付け部材15から前記係合部35を離反して前記栓手段11から前記操作手段12を離脱させ、前記操作手段12を前記取付管2の開口端から抜き出して回収する。
【0036】
そして、前記操作手段12を回収した後、前記取付管2の内部に、この取付管2の上流側開口端からこの前記栓手段11まで、たとえばモルタルのような経時的に硬化する充填物を管路内に流し込んで充填させると、この充填物は経時的に硬化されて前記取付管2を閉塞する。
【0037】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0038】
前記栓手段11に備えられた前記閉塞部材16は、前記固定締め付け部材13と、この固定締め付け部材13に対向する可動締め付け部材15との間に配設され、前記可動締め付け部材15を締め付けることにより圧縮されて径方向に膨出し下水管としての取付管2の管路内周面に圧着するため、前記栓手段11を前記管路内の所定位置まで挿入する際には前記閉塞部材16は膨出していないので摩擦による抵抗が少なく、また、可動締め付け部材15を締め付けることにより圧縮され径方向に膨出して取付管2の管路内周面に圧着されることにより、前記取付管2の管路を容易に閉塞することができる。
【0039】
また、操作手段12の先端部に形成した係合部材34の係合部35を前記可動締め付け部材15に係脱自在としたことにより、前記栓手段11を前記取付管2の管路の内周面に密着させて管路を閉塞した状態で前記操作手段12を前記栓手段11との係合を解除させて回収することができるため、この操作手段12を再利用することが可能になる。
【0040】
そして、操作手段12に係合した栓手段11を、閉塞部材16が膨出していない状態で取付管2内の所定位置まで挿入し、手許側で前記操作手段12を操作して前記栓手段11の閉塞部材16を径方向に膨出させ取付管2の内周面に密着させて管路を閉塞する。この取付管2を閉塞部材16により閉塞した状態で前記操作手段12を前記栓手段11から係合を解除して取付管2から引き抜き回収し、前記取付管2の上流側の開口端から管路が経時的に硬化するモルタルの充填物を取付管2内に充填して硬化させる。
【0041】
このように、栓手段11は摩擦による抵抗が少ない状態で取付管2の管路内の所定位置まで挿入でき、前記取付管2を容易に閉塞することができ、操作手段12を回収して再利用することが可能になり、また前記取付管2を確実に閉塞できて不明水が下水本管3に流入することはない。
【0042】
そして、前記操作手段12が備える操作体27と保持体28とを可撓性材料によって連結したことにより、取付管2の管路が屈曲していても、前記栓手段11を取付管2の管路内の所定位置まで容易に挿入でき、取付管2の管路外の手許側で閉塞部材16を管路の内周面に密着させて取付管2の管路を閉塞する作業を容易に行うことができるとともに、前記可動締め付け部材15と前記係合部35との係合を解除することができる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、栓手段は摩擦による抵抗が少ない状態で下水管の管路内の所定位置まで挿入でき、前記下水管を容易に閉塞することができ、操作手段を回収して再利用することが可能になり、また、前記下水管を確実に閉塞できて不明水が下水本管に流入することはない。
【0044】
請求項2の発明によれば、栓手段を前記管路内の所定位置まで挿入する際には閉塞部材は膨出していないので摩擦による抵抗が少なく、また、可動締め付け部材を締め付けることにより圧縮され径方向に膨出して下水管の管路内周面に圧着されることにより、下水管の管路を容易に閉塞することができる。
【0045】
さらに、栓手段を下水管の管路の内周面に密着させて管路を閉塞した状態で操作手段を栓手段との係合を解除させて回収することができるため、この操作手段を再利用することが可能になり、経済性が向上する。また、管路が屈曲していても、栓手段を管路内の所定位置まで容易に挿入でき、管路外の手許側で閉塞部材を管路の内周面に密着させて管路を閉塞する作業を容易に行うことができるとともに、可動締め付け部材と係合部材との係合を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す老朽管路閉塞装置の縦断側面図である。
【図2】 下水管路の説明図である。
【図3】 図1に示す、本発明の一実施の形態を示す老朽管路閉塞装置の一部を切り欠いた側面図である。
【図4】 同上老朽管路閉塞装置の操作体の一部を切り欠いた側面図である。
【図5】 同上老朽管路閉塞装置の操作体の正面図である。
【図6】 同上老朽管路閉塞装置の保持体の一部を切り欠いた断面図である。
【図7】 同上老朽管路閉塞装置の保持体の正面図である。
【符号の説明】
10 老朽管路閉塞装置
11 栓手段
12 操作手段
13 固定締め付け部材
15 可動締め付け部材
16 閉塞部材
17 締め付け機構
27 操作体
28 保持体
29 締め付け部
30 第一操作部
35 係合部
37 第二操作部
Claims (2)
- 圧縮により膨出され下水管の管路内周面に圧着して管路を閉塞する閉塞部材を有する栓手段と、この栓手段に係脱自在に係合されかつこの栓手段の閉塞部材を圧縮してこの閉塞部材を膨出させる操作手段とを備え、
この操作手段に係合した前記栓手段を下水管の上流側開口端から管路内の所定位置まで挿入し、手許側で前記操作手段を操作することにより管路内の前記栓手段の閉塞部材を径方向に膨出させ管路の内周面に密着させて管路を閉塞し、この閉塞部材が管路を閉塞した状態で前記操作手段を前記栓手段から係合を解除して回収し、前記下水管内にこの下水管の上流側開口端から前記栓手段まで経時的に硬化する充填物を充填硬化させる
ことを特徴とする老朽管路閉塞方法。 - 固定締め付け部材、この固定締め付け部材に対向する可動締め付け部材、前記固定締め付け部材と前記可動締め付け部材との間に配設されかつ前記可動締め付け部材を締め付けることにより圧縮されて径方向に膨出し下水管の管路内周面に圧着される閉塞部材、および前記固定締め付け部材と前記可動締め付け部材とを締め付ける締め付け機構を備えた栓手段と、
先端部に前記締め付け機構の締め付け部を形成するとともに基端部に第一操作部を有する操作体と、前記締め付け機構を締め付け操作可能に前記操作体を支持しかつ先端部に前記可動締め付け部材に係脱自在に係合する係合部を形成するとともに基端部に前記前記可動締め付け部材と前記係合部との係合の解除用の第二操作部を有する保持体とを備えた操作手段と
を具備し、
前記操作体の先端部の締め付け部と基端部の第一操作部との間、および保持体の先端部の係合部と基端部の第二操作部との間はそれぞれ可撓性材料によって連結した
ことを特徴とする老朽管路閉塞装置。
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