JP4076415B2 - 検索方法、検索装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

検索方法、検索装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対する検索命令を、検索装置を用いて統一的に実行するための検索方法、該検索方法に使用する検索装置、コンピュータを検索装置として機能させるためのコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
人事データベース、商品受発注データベース、受講者データベース等の企業、自治体、大学等の大規模データベースを構築して電子化することにより、業務の効率化を図る試みがなされている。このような大規模データベースシステムの構築は、各企業等が独自に構築するのではなく、外注によりシステム設計会社が、共通の基本ソフトウェアに、各企業のデータベースの仕様に合致する追加プログラムを編集して、各企業等のデータベースシステムを構築している。
【0003】
図17及び図18は企業Aのデータベースのレコードレイアウトを示す説明図である。図17及び図18は企業Aの人事データベースを示している。検索対象である社員毎に個人番号、氏名、職階、役職等の項目に対応するデータが記憶されている。項目である個人番号にはデータとして固有の4桁の通し番号が記憶されている。また、項目の様態C(Code)は、検索対象である社員が在籍者、退職者、研修者、出向者等の別を識別するものであり、在籍者にはコード2が、退職者にはコード3が付されて、それぞれ社員毎にデータが記憶されている。
【0004】
職階は企業内において一切の職務をその内容と責任の度合いに応じて統一的に付される等級付けであり、2桁の職階Cが検索対象である社員毎にデータとして記憶されている。その他、役職、管理所属等の項目も記憶されている。管理第2店番昇順という項目は、検索結果を表示する際のソート順位を検索対象である社員毎に割り振ったものであり、対外的な順序が付与されている。このような順序は企業内のルールに従い定められており、この他年順、入社順、給与順等の順位がデータとして社員毎に記憶されている。
【0005】
例えば、退職者を検索した場合、項目:様態Cのデータ3が記憶された「ACC(0003)」「AEE(0005)」の社員2名が抽出され、その検索結果の表示条件として、「管理第2店番号昇順」と指定されている場合は、項目:管理第2店番号昇順のデータ1837(ACC)及び0194(AEE)が読み出され、番号の小さい0194(AEE)の社員AEEが最初に表示され、次に番号の大きい1837(ACC)の社員ACCが検索結果として表示される。企業Aは上述した項目に対し所定の桁数を有するデータを社員毎に付与してデータベースを構築している。
【0006】
図19は企業Bのデータベースのレコードレイアウトを示す説明図である。図19は企業Bの人事データベースを示している。企業Aのデータベースと同様に、検索対象である社員毎に職員番号、漢字氏名、職員区分、資格等の項目に対応するデータが記憶されている。項目である職員番号にはデータとして固有の6桁の通し番号が記憶されている。企業Bでは企業Aの項目:個人番号に対応する項目として項目:職員番号が記憶されている。また、そのデータの桁数も企業Aが4桁で記憶しているのに対し、企業Bは6桁で記憶している。また、項目:様態Cについて着目すると、項目名及び桁数が同じであるが、各データが示す意味内容が異なっている。つまり、企業Aの様態Cが2の社員は在籍者を示し、3の社員は退職者を示しているのに対し、企業Bは、様態Cが1の社員を在籍者と示し、様態Cが2の社員を退職者と示している。このように、企業毎に独自の仕様に従いデータベースが構築されている。
【0007】
このようなデータベースに対して検索命令として、検索条件「在籍者の社員であって一般職の社員」を抽出し、検索結果の表示条件「対外序列」を実行する場合、従来は以下のようなSQL(Structured Query Language)プログラムを記述する必要があった。すなわち、検索対象である社員の中から、在籍者であり、かつ一般職の社員を対外序列順で表示するプログラムは以下のように記述していた。
【0008】
図20は従来のSQLプログラム例を示す説明図である。図20(a)は企業A用に記述したプログラムを示し、図20(b)は企業B用に記述したプログラムをそれぞれ示している。図17及び図18に示すように企業Aについては、在籍者は様態Cが2以下,一般職は職階が10以上30未満とそれぞれ定義されており、これを抽出するためには、図20(a)のプログラム文(A2)に示すように、「…If レコード!様態C<="2" AND レコード!職階C>="10" and <="30" Then…」と記述する。この記述されたSQLプログラムにより、クエリー(問い合わせ)がデータベースに対して発行され、企業Aの社員ABBとADDが抽出される。
【0009】
一方、企業Aの対外序列順は管理第2店番昇順で定義されているので、図20(a)のプログラム文(A1)で示すように「SQL文="SELECT*FROM T_PA ORDER BY 管理第2店番昇順」と記述する。この記述されたSQLプログラムにより、同様にクエリーがデータベースに対して発行され、社員ABBの管理第2店番昇順「2192」と、社員ADDの管理第2店番昇順「0274」とが抽出され、ORDER BY命令に従い番号順に並び替えられ、最終的に(1)社員ADD(2)社員ABBが検索命令に対する検索結果として出力される。
【0010】
同様に、図19に示すように企業Bについては、在籍者は様態Cが1以下,一般職は職員区分が540以下、であり、かつ資格が34以下とそれぞれ定義されており、これを抽出するためには、図20(b)のプログラム文(B2)に示すように、「…If レコード!様態C<="1" AND レコード!職員区分C<="540" ANDレコード!資格C<="34" Then…」と記述する。この記述されたSQLプログラムにより、クエリーがデータベースに対して発行され、企業Bの社員BAA、及びBDDが抽出される。
【0011】
一方、企業Bの対外序列順は勤務第2店番昇順で定義されているので、図20(b)のプログラム文(B1)で示すように「SQL文="SELECT*FROM T_PA ORDER BY 勤務第2店番昇順」と記述する。この記述されたSQLプログラムにより、同様にクエリーがデータベースに対して発行され、社員BAAの勤務第2店番昇順「365」、及び社員BDDの勤務第2店番昇順「274」が抽出され、ORDER BY命令に従い番号順に並び替えられ、最終的に(1)社員BDD(2)社員BAAが検索命令に対する検索結果として出力される。
【0012】
従来は、以上述べたように、基本となるデータベース制御用の基本プログラムに、各企業のデータベースの仕様に従い図20で説明したような追加プログラムを記述して、納品し(企業Aには、図20(a)が記述されたものを、企業Bには図20(b)が記述されたもの)、またその保守・設計にあたっていた。
【0013】
【特許文献1】
特開平8−185455号公報
【特許文献2】
特開平6−119392号公報
【特許文献3】
特開平2000−66932号公報
【特許文献4】
特開平9−167191号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各企業のデータベースに記憶されている項目、データの桁数、データの定義等が異なっているため、図20で示したように、企業毎に異なった追加プログラムを記述する必要があり、その作業負担が大きくなってきた。上述した例のように、同一の検索処理にも拘わらず、異なるデータベースの項目及び条件をSQLプログラムにより記述する必要があり、重複した作業がなされているという問題があった。
【0015】
また、データベースの内容は追加、修正されることが多く、その度に追加プログラム中の項目、数値等を記述し直す必要があり、その作業負担は甚大であった。これらの問題は、データベースシステムを導入する企業数及びプログラム数の増加に従い顕著となる。
【0016】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、統一された検索命令に対する各企業のデータベース項目及び条件を定義テーブルに記憶しておき、また検索対象毎に各企業のデータベース項目に対応するデータに基づいて固有の識別情報を生成し、この生成した識別情報と定義テーブルとを用いて検索を実行することにより、各企業のデータベースサーバにインストールするプログラムを可能な限り統一化することが可能な検索方法、検索装置、及びコンピュータを検索装置として機能させるためのコンピュータプログラムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る検索方法は、複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対する検索命令を、プロセッサ及び入力部を備える検索装置を用いて統一的に実行するための検索方法において、前記検索装置のプロセッサ、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め定義テーブルに記憶るステップと、前記入力部から統一的な検索命令を受け付けた場合、前記プロセッサが、前記定義テーブルから受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を読み出す読み出しステップと、前記プロセッサが、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する希望のレイアウト順序の入力を前記入力部から受け付けて前記プロセッサにより記憶するステップと、前記プロセッサ、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、前記記憶した項目に対応するレイアウト順序に従い連結し、各検索対象を一意に特定できる識別情報として生成するステップと、前記プロセッサ、前記生成するステップにより複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、項目に対応するレイアウト順序に従い連結して生成した識別情報を項目に対応するレイアウト順及び桁数に対応させて識別情報ファイルに記憶するステップと、前記プロセッサ、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記読み出しステップにより読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、該抽出したデータが前記読み出しステップにより読み出した条件式に合致するか否かを判断し、合致する検索対象を検索結果として出力する出力ステップと、前記入力部から検索命令として表示条件を受け付けた場合、前記プロセッサが、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め記憶した前記定義テーブルから受け付けた表示条件に対応する項目を読み出す表示条件読み出しステップと、前記プロセッサが、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記表示条件読み出しステップにより読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、前記表示条件及び前記抽出したデータに基づいて前記出力ステップにより出力された検索対象を並び替えるステップとを備えることを特徴とする。
【0018】
第2発明にる検索装置は、複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対して検索命令を、実行することが可能なプロセッサ及び入力部を備える検索装置において、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応する前記データベースの項目及び条件式を記憶した定義テーブルと、前記入力部から統一的な検索命令を受け付けた場合、前記定義テーブルから受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を前記プロセッサにより読み出す読出手段と、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する希望のレイアウト順序の入力を前記入力部から受け付けて前記プロセッサにより記憶する手段と、前記プロセッサにより、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、前記記憶した項目に対応するレイアウト順序に従い連結し、各検索対象を一意に特定できる識別情報として生成する生成手段と、前記プロセッサにより、前記生成手段により複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、項目に対応するレイアウト順序に従い連結して生成した識別情報を項目に対応するレイアウト順及び桁数に対応させて識別情報ファイルに記憶する手段と、前記プロセッサにより、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記読出手段により読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、該抽出したデータが前記読出手段により読み出した条件式に合致するか否かを判断し、合致する検索対象を検索結果として出力する出力手段と、前記入力部から検索命令として表示条件を受け付けた場合、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め記憶した前記定義テーブルから受け付けた表示条件に対応する項目を前記プロセッサにより読み出す表示条件読出手段と、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記表示条件読出手段により読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、前記表示条件及び前記抽出したデータに基づいて前記出力手段により出力された検索対象を並び替える手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
第3発明にるコンピュータプログラムは、複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対する検索命令をプロセッサ及び入力部を備えるコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を、前記プロセッサにより定義テーブルに記憶するステップと、前記入力部から統一的な検索命令を受け付けた場合、前記定義テーブルから、受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を前記プロセッサにより読み出す読み出しステップと、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する希望のレイアウト順序の入力を前記入力部から受け付けて前記プロセッサにより記憶するステップと、前記プロセッサにより、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、前記記憶した項目に対応するレイアウト順序に従い連結し、各検索対象を一意に特定できる識別情報として生成するステップと、前記プロセッサにより、前記生成するステップにより複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、項目に対応するレイアウト順序に従い連結して生成した識別情報を項目に対応するレイアウト順及び桁数に対応させて識別情報ファイルに記憶するステップと、前記プロセッサにより、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記読み出しステップにより読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、該抽出したデータが前記読み出しステップにより読み出した条件式に合致するか否かを判断し、合致する検索対象を検索結果として出力する出力ステップと、前記入力部から検索命令として表示条件を受け付けた場合、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め記憶した前記定義テーブルから受け付けた表示条件に対応する項目を前記プロセッサにより読み出す表示条件読み出しステップと、前記プロセッサにより、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記表示条件読み出しステップにより読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、前記表示条件及び前記抽出したデータに基づいて前記出力ステップにより出力された検索対象を並び替えるステップとを実行させることを特徴とする。
【0022】
本発明にあっては、検索装置に、統一された検索条件または表示条件を含む検索命令に対応させてデータベースの項目及び条件式を予め定義テーブルに記憶させておく。すなわち、統一的な検索命令を、企業毎に異なるデータベースの項目及び企業毎に異なるデータの抽出条件式を予め定義テーブルに記憶しておく。検索装置が、検索命令を受け付けた場合、定義テーブルから受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式が読み出される。例えば、企業Aのデータベースに対し統一検索命令「在籍者でありかつ一般職の社員を抽出する」がなされた場合、定義テーブルから記憶された在籍者に対応する項目:様態C及び条件式:様態C<=2が読み出され、また一般職に対応する項目:職階C及び条件式:10<=職階C<=30が読み出される。
【0023】
検索装置は、続いて各検索対象の固有の識別情報をデータベース中の複数の項目に対応するデータを連結させて生成する。例えば、図17及び図18に示す企業Aの社員AAAの識別情報は、「0001(個人番号)AAA(氏名)2(様態C)40(職階C)080(役職C)01(管理所属C)0378(管理第2店番昇順)…」の如く生成され、社員ABBは「0002(個人番号)ABB(氏名)2(様態C)10(職階C)035(役職C)04(管理所属C)2192(管理第2店番昇順)…」の如く生成される。検索装置は、検索対象毎に生成した識別情報及び前記読み出した項目及び条件式から、検索命令に対する検索結果を出力する。つまり、項目に対応するデータが連結された識別情報から、読み出した項目に応じたデータを抽出する。例えば、識別情報のうち項目:様態C及び職階Cのデータ(社員ABBの場合、様態C2,職階C10)を抽出する。
【0024】
そして、抽出したデータが条件式に合致するか否か判断する。例えば社員ABBの場合、様態C<=2及び10<=職階C<=30の条件に合致し、また社員ADDの識別情報から条件に合致すると判断される。また検索命令として表示条件、例えば、管理第2店番昇順を受け付けている場合は、識別情報を参照してデータ「2192」及び「0274」を読み出し、並び替えた上で検索結果である(1)社員ADD及び(2)社員ABBを出力する。
【0025】
同様に、他の企業の検索装置にも企業毎の定義テーブルを設けておき、統一的な検索命令を受け付けた場合は、定義テーブルにより検索命令を解釈し、生成した検索対象毎の識別情報と照らし合わせて検索結果を出力する。このように構成したので各企業のデータベースを構築するためのプログラムの共通化を図ることができ、また修正、追加が生じた場合でも各企業の定義テーブルのみを修正すればよいので、保守、設計者の負担が大幅に低減できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は本発明にかかる検索装置を用いた検索方法の概要を示す模式図である。なお、以下では、企業の人事データをデータベースに記憶し、該データベースに対して検索命令を行う形態について説明するが、この形態に限らず商品の受発注データ、大学等の生徒の出席管理データ等をデータベースに記憶し、該データベースに対して検索命令を行う形態であっても良いことはもちろんである。図に示すように企業毎にデータベースシステムが構築されている。企業Aのデータベースシステムはデータベース(以下、人事DBという)151A及び定義テーブル152Aを記憶した検索装置(以下、DBサーバという)1A、LAN(Local Area Network)等の通信網NAを介して接続されたクライアントコンピュータ2A,2A,2A…により構成される。
【0027】
クライアントコンピュータ2Aから検索命令が入力された場合、検索命令はDBサーバ1Aへ出力される。DBサーバ1Aは、検索命令を定義テーブル152Aで解釈し、生成された検索対象の識別情報と解釈した検索命令に基づき人事DB151Aを検索して、検索結果をクライアントコンピュータ2Aへ出力する。なお、クライアントコンピュータ2Aはインターネット等の通信網NAによってDBサーバ1Aと接続する形態であっても良い。
【0028】
企業B(C)のデータベースシステムも同様に、人事DB151B(151C)及び定義テーブル152B(152C)を記憶したDBサーバ1B(C)に通信網NB(NC)を介して接続されたクライアントコンピュータ2B(2C),2B(2C),2B(2C)…により構成される。なお、以下では、場合によりDBサーバ1A,1B,1CをDBサーバ1で、人事DB151A,151B,151Cを人事DB151で、定義テーブル152A、152B、152Cを定義テーブル152で、通信網NA,NB,NCを通信網Nで、クライアントコンピュータ2A、2B、2Cをクライアントコンピュータ2でそれぞれ代表する。
【0029】
図2はDBサーバ1のハードウェア構成を示すブロック図である。図に示すように、CPU(Central Processing Unit)11にはバス17を介してRAM12,ハードディスク等の記憶部15、クライアントコンピュータ2と情報を送受信するためのゲートウェイ等の通信部16,液晶ディスプレイ等の表示部14、及びキーボード、マウス等の入力部13が接続される。記憶部15には人事DB151、定義テーブル152,及び識別情報ファイル153が記憶されており、検索命令を受け付けて人事DB151から検索結果を出力するための各種制御プログラム15Pが記憶部15にインストールされている。
【0030】
図3及び図4は企業Aの人事DB151Aのレコードレイアウトを示す説明図である。図に示すように、検索対象である社員毎に個人番号、氏名、職階、役職等の項目に対応するデータが記憶されている。項目である個人番号にはデータとして固有の4桁の通し番号が記憶されている。項目:氏名は20桁のデータとして記憶され、各社員の氏名が記憶されている。例えば氏名「AAA」の社員は個人番号が「0001」である。これらのデータはオペレータが入力部13から入力等することにより記憶すればよい。
【0031】
項目:郵便番号には7桁の郵便番号データが社員毎に記憶され、同様に項目:住所には80桁の住所データが社員毎に記憶されている。また、項目の様態Cは、検索対象である社員が在籍者、退職者、研修者、出向者等の別を識別するものであり、在籍者にはコード2が、退職者にはコード3が付されて、それぞれ社員毎にデータが記憶されている。例えば、社員ABBは在籍者であり、社員ACCは退職者となる。職階Cは企業内において一切の職務をその内容と責任の度合いに応じて統一的に付される等級付けとして数値で表したものであり、2桁の職階Cが検索対象である社員毎にデータとして記憶されている。職階は等級が上がるに連れ増加する。例えば社員AFFは職階CがAランクの50と記憶されており、また検索条件として職階C40以上と命令された場合、社員AAA及び社員AFFが検索結果として抽出される。
【0032】
役職Cは社員の役職を3桁の数値データとして表したものであり、例えば部長は100,課長は090,主任は070と記憶されている。従って検索条件として役職が課長以上と命令された場合、役職Cが90以上の社員AFFが検索結果として抽出される。管理所属Cは各社員が属する所属先を2桁のデータとして表したものである。本社に所属するものは01,研究所Aに所属するものは05,営業所Dに所属するものは19と記憶されている。例えば、検索条件として本社所属社員と命令された場合、管理所属Cが01の社員AAA及び社員AFFが検索結果として抽出される。
【0033】
管理第2店番昇順Cは、検索結果を表示する際のソート順位を検索対象である社員毎に割り振ったものであり、例えば社外に対する対外的順序を昇順に4桁のデータとして付与している。数値が小さいほど対外的順序が高く、例えば社員AAAと社員AFFとを比較した場合、社員AAAの管理第2店番昇順C「0378」に対して、管理第2店番昇順C「0036」の社員AFFが小さいため、検索結果は番号順に従い、(1)社員AFF(2)社員AAAと出力される。
【0034】
管理第2店番降順Cも同様に、検索結果を表示する際のソート順位を検索対象である社員毎に割り振ったものであり、管理第2店番昇順Cと逆の順序で表示させたい場合に利用する。管理第2店番降順Cは、9999から各社員の管理第2店番昇順Cのデータをそれぞれ減じたものであり、例えば社員AAAは管理第2店番降順Cが「9621」となり、社員AFFは管理第2店番降順Cが「9963」となる。検索結果の表示条件として、管理第2店番降順Cが入力された場合、社員AAAの管理第2店番降順C「9621」の方が、社員AFFの管理第2店番降順C「9963」よりも小さいため、管理第2店番昇順Cの例とは逆に、検索結果が(1)社員AAA(2)社員AFFと出力される。
【0035】
このような順序は企業内のルールに従い定められており、この他年順、入社順、給与順等の順位がデータとして社員毎に記憶されており、管理第3店番昇順等の項目名が付されて記憶されている。以上述べた企業Aの人事DB151Aは、企業A独自の仕様に基づき、項目、データ、データの桁数、ソート順位などが決定されている。検索対象である各社員固有の識別情報は人事DB151Aに記憶された複数の項目のデータを連結して生成される。以下にその内容を説明する。
【0036】
図3及び図4のレイアウト順フィールドには、識別情報として連結される項目の、順序に関する情報が記憶されている。これらの情報は入力部13からオペレータが指定して入力するようにすればよい。CPU11は検索命令を受けた場合、この入力されたレイアウトに従い、項目のデータを連結して識別情報を生成して、記憶部15の識別情報ファイル153Aにこれを記憶する。
【0037】
図5は識別情報ファイル153Aのイメージを示す説明図である。図5に示すようにオペレータにより入力されたレイアウト順に従って各検索対象の固有の識別情報が記憶されている。なお、郵便番号及び住所についてはオペレータの指示により識別情報中に含めないことにしている。識別情報は各検索対象の社員を一意に特定できる関数であり、かつ識別情報中に各社員の人事データが組み込まれた関数でもある。例えば社員AAAについては、識別情報が「0001AAA240080010378962126327367…(AAAは20桁)」と記憶されており、最も左の桁位置を1とした場合、25桁目のデータ「2」に着目すれば、社員AAAは様態Cが2、換言すれば在籍者であることが把握できる。
【0038】
図6は定義テーブル152Aの説明図である。企業Aの定義テーブル152Aは複数の企業で統一的に使用する検索命令(検索条件及び表示条件など)に対応させて、企業Aの対応する項目及び条件式を記憶している。これらの内容はオペレータが入力部13から入力するようにすればよい。図7は定義テーブル152Aへの登録イメージを示す説明図である。図に示すように、各企業A,B,C…内において統一された検索命令、例えば検索条件「一般職の社員を抽出」、を登録する場合、企業Aではこれに対応する項目が職階Cであり、条件式が10<=職階C<=30であるので、これらをそれぞれ入力部13から入力して登録ボタンをクリックすることにより、定義テーブル152Aに各定義データが記憶されることになる。
【0039】
また、検索命令のうち、検索条件が「在籍者の社員抽出」の場合、対応する項目:様態C、及び条件式様態C<=2を記憶させておき、検索条件が「役員の社員抽出」の場合、対応する項目:職階C及び役職C、並びに条件式職階C>=50 and役職C>=100を記憶させておく。また検索命令のうち、検索結果の統一された表示条件が「対外序列昇順」である場合は、これに対応する企業A独自の管理第2店番昇順を対応項目として記憶させておく。以上の作業を繰り返すことにより、統一された検索命令に対する、人事DB151Aに対する検索項目、検索条件式、表示条件が決定されることになる。すなわち企業Aのオペレータは識別情報のレイアウト順の入力及び定義テーブル152Aに対する諸データの入力のみを実行すればよいことが分かる。
【0040】
続いて、企業Bの人事DB151B、及び定義テーブル152B等について説明する。図8は企業Bの人事DB151Bのレコードレイアウトを示す説明図である。図に示すように、検索対象である社員毎に職員番号、漢字氏名、職員区分、資格等の項目に対応するデータが記憶されている。企業Bの人事DB151Bは企業Bの方針に従って独自に設計されており、図3及び図4に示す企業Aの人事DB151Aと比較すると、項目、データの定義、及びデータの桁数等が相違している。項目である職員番号にはデータとして固有の6桁の通し番号が記憶されている。項目:漢字氏名は20桁のデータとして記憶され、各社員の漢字氏名が記憶されている。項目:郵便番号には7桁の郵便番号データが社員毎に記憶され、同様に項目:住所には80桁の住所データが社員毎に記憶されている。
【0041】
項目の様態Cは、検索対象である社員が在籍者、退職者、研修者、出向者等の別を識別するものであり、在籍者にはコード1が、退職者にはコード2が付されて、それぞれ社員毎にデータが記憶されている。例えば、社員BAAは在籍者であり、社員BBBは退職者となる。なお、企業Aの在籍者は2で定義されており、1で定義されている企業Bと相違する。職員区分Cは企業内において一切の職務をその内容と責任の度合いに応じて統一的に付される等級付けとして数値で表したものであり、3桁の職員区分Cが検索対象である社員毎にデータとして記憶されている。資格Cは社員の資格を2桁の数値データとして表したものである。企業Bにおいては、A企業と異なり、社員を一般職、管理職、及び役員に分類する場合、職員区分C及び資格Cの双方により判断する。
【0042】
一般職は職員区分Cが540以下であり、かつ、資格Cが34以下の社員とされる。この場合、社員BAA、社員BCC、及び社員BDDが抽出される。勤務所属Cは各社員が属する所属先を3桁のデータとして表したものである。本社に所属するものは100,研究所Aに所属するものは105,営業所Bに所属するものは265と記憶されている。例えば、検索条件として本社所属社員と命令された場合、勤務所属Cが100の社員BAAが検索結果として抽出される。
【0043】
勤務第2店番昇順Cは、検索結果を表示する際のソート順位を検索対象である社員毎に割り振ったものであり、例えば社外に対する対外的順序を昇順に3桁のデータとして付与している。これは、桁数及び項目の名称を除き企業Aの管理第2店番昇順と等価なものである。数値が小さいほど対外的順序が高く、例えば社員BAAと社員BFFとを比較した場合、社員BAAの勤務第2店番昇順C「365」に対して、勤務第2店番昇順C「036」の社員BFFが小さいため、検索結果は番号順に従い、(1)社員BFF(2)社員BAAと出力される。
【0044】
勤務第2店番降順Cも同様に、検索結果を表示する際のソート順位を検索対象である社員毎に割り振ったものであり、勤務第2店番昇順Cと逆の順序で表示させたい場合に利用する。勤務第2店番降順も、項目の名称及び桁数を除き、企業Aの管理第2店番号降順と等価である。勤務第2店番降順Cは、999から各社員の勤務第2店番昇順Cのデータをそれぞれ減じたものであり、例えば社員BAAは勤務第2店番降順Cが「634」となり、社員BFFは勤務第2店番降順Cが「963」となる。検索結果の表示条件として、勤務第2店番降順Cが入力された場合、社員BAAの勤務第2店番降順C「634」の方が、社員BFFの勤務第2店番降順C「963」よりも小さいため、勤務第2店番昇順Cの例とは逆に、検索結果が(1)社員BAA(2)社員BFFと出力される。
【0045】
以上述べた企業Bの人事DB151Bは、企業B独自の仕様に基づき、項目、データ、データの桁数、ソート順位などが決定されている。検索対象である各社員固有の識別情報は人事DB151Bに記憶された複数の項目のデータを連結して生成される。以下にその内容を説明する。
【0046】
図8のレイアウト順フィールドには、識別情報として連結される項目の、順序に関する情報が記憶されている。これらの情報は入力部13からオペレータが指定して入力するようにすればよい。CPU11は検索命令を受けた場合、この入力されたレイアウトに従い、項目のデータを連結して識別情報を生成して、記憶部15の識別情報ファイル153Bにこれを記憶する。
【0047】
図9は識別情報ファイル153Bのイメージを示す説明図である。図に示すようにオペレータにより入力されたレイアウト順に従って各検索対象の固有の識別情報が記憶されている。なお、郵便番号及び住所についてはオペレータの指示により識別情報中に含めないことにしている。識別情報は各検索対象の社員を一に意に特定できる関数であり、かつ識別情報中に各社員の人事データが組み込まれた関数でもある。例えば社員BAAについては、識別情報が「000001BAA150030100365634…(BAAは20桁)」と記憶されており、最も左の桁位置を1とした場合、27桁目のデータ「1」に着目すれば、社員BAAは様態Cが1、換言すれば在籍者であることが把握できる。なお、識別情報ファイル153Bは人事DB151Bと同期しており、人事DB151Bの内容が修正された場合は、その内容が識別情報ファイル153Bにも反映される。
【0048】
図10は定義テーブル152Bの説明図である。企業Bの定義テーブル152Bは複数の企業で統一的に使用する検索命令(検索条件及び表示条件など)に対応させて、企業Bの対応する項目及び条件式を記憶している。これらの内容はオペレータが入力部13から入力するようにすればよい。図11は定義テーブル152Bへの登録イメージを示す説明図である。図に示すように、検索命令、例えば検索条件「一般職の社員を抽出」、を登録する場合、企業Bでは、企業Aと異なり、これに対応する項目が職員区分C及び資格Cであり、条件式が職員区分C<=540 and資格C<=34であるので、これらをそれぞれ入力部13から入力して登録ボタンをクリックすることにより、定義テーブル152Bに各定義データが記憶されることになる。
【0049】
また、検索命令のうち、検索条件が「在籍者の社員抽出」の場合、対応する項目:様態C、及び条件式様態C<=1を記憶させておき、検索条件が「役員の社員抽出」の場合、対応する項目:職員区分C及び資格C、並びに条件式700<=職員区分C and 60<資格Cを記憶させておく。また検索命令のうち、検索結果の統一された表示条件が対外序列昇順である場合は、これに対応する企業B独自の勤務第2店番昇順を対応項目として記憶させておく。以上の作業を繰り返すことにより、統一された検索命令に対する、人事DB151Bに対する検索項目、検索条件式、表示条件が決定されることになる。すなわち企業Bのオペレータは識別情報のレイアウト順の入力及び定義テーブル152Bに対する諸データの入力のみを実行すればよいことが分かる。同様に企業C、企業Dについても各企業独自に設計されたデータベースに対して、識別情報のレイアウト順序の特定及び定義テーブルの作成をそれぞれ行えばよいことになる。
【0050】
このようにして構築した各企業の人事DB151に対するSQLプログラムは以下のとおり統一したものとなる。図12はプログラムの一部を記述した説明図である。上述した例と同じく、統一した検索命令として、検索条件を「在籍者であって、かつ、一般職の社員を抽出」とし、表示条件を「対外序列昇順」とした場合、各企業の人事DB151に対するプログラムはP1及びP2で表すことができる。なお、図12におけるプログラムの一部の例は、1件ずつ読み込み「在籍者であって、かつ、一般職の社員」を判断しているが、場合によっては、SQL文のWHERE句(抽出条件)の位置に記述しても良い。
【0051】
検索条件「在籍者であって、かつ、一般職の社員を抽出」に対するプログラムはP1に記述されている。図12に示すようにプログラムP1は「If %個人判定(“[在籍者][一般職]”,レコード!識別情報)=True Thenと記述されている。このプログラムが実行された場合、企業Aの場合、CPU11は図6に示す定義テーブル152Aを参照して、検索条件に対応する項目及び条件式を抽出する。上述した例では、項目:様態C、条件式:様態C<=2及び項目:職階、条件式:10<=職階C<=30が抽出される。
【0052】
さらにCPU11は識別情報ファイル153Aから検索対象である社員毎の識別情報を読み出し、定義テーブルから得た情報に基づいて、項目「様態C」及び「職階C」が記憶されている桁数のデータ(25桁目及び26桁〜27桁目のデータ)を抽出する。この抽出したデータが条件式に合致する場合、Trueのフラグをセットする。これを全ての検索対象である社員毎に行う。上述の例では社員ABB及び社員ADDが抽出される。
【0053】
続いて表示条件を示すプログラムP2は「SQL文="SELECT * FROM T_PA ORDER BY %個人判定("[対外序列]",識別情報)と記述される。CPU11は定義テーブル152Aを参照して、統一表示条件である、対外序列に対応する項目:管理第2店番昇順を抽出する。CPU11は、Trueフラグがセットされた識別情報から管理第2店番昇順を表す桁数(33桁目〜36桁目のデータを読み出す。上述の例では社員ABBの2192及び社員ADDの0274が識別情報から読み出され、ORDER BY命令に従い、検索結果が(1)社員ADD(2)社員ABBと出力される。
【0054】
かかるプログラムは企業Bの人事DB151Bに適用することができる。検索条件「在籍者であって、かつ、一般職の社員を抽出」に対するプログラムは同様にP1でよい。図12に示すようにプログラムP1は「If %個人判定(“[在籍者][一般職]”,レコード!識別情報)=True Thenと記述されている。このプログラムが実行された場合、企業Bの場合、CPU11は図10に示す定義テーブル152Bを参照して、検索条件に対応する項目及び条件式を抽出する。上述した例では、項目:様態C、条件式:様態C<=1及び項目:職員区分C及び資格C、条件式:職員区分C<=540 and 資格C<=34が抽出される。
【0055】
さらにCPU11は識別情報ファイル153Bから検索対象である社員毎の識別情報を読み出し、項目「様態C」、「職員区分C」、「資格C」が記憶されている桁数のデータ(27桁目、28桁〜30桁目、31桁〜32桁目)を抽出する。この抽出した番号が条件式に合致する場合、Trueのフラグをセットする。これを全ての検索対象である社員毎に行う。上述の例では社員BAA及び社員BDDが抽出される。
【0056】
続いて表示条件を示すプログラムP2も同様に「SQL文="SELECT * FROM T_PA ORDER BY %個人判定("[対外序列]",識別情報)と記述される。CPU11は定義テーブル152Bを参照して、統一表示条件である、対外序列に対応する項目:勤務第2店番昇順を抽出する。CPU11は、Trueフラグがセットされた識別情報から勤務第2店番昇順を表す桁数の番号を読み出す。上述の例では社員BAAの365及び社員BDDの274が識別情報から読み出され、ORDER BY命令に従い、検索結果が(1)社員BDD(2)社員BAAと出力される。
【0057】
このように、本発明の検索装置にインストールするプログラムは上述したように各企業のデータベースシステムにおいて共有することができる。また、図20に記述されたプログラムA1,A2,B1,B2と比較すると、各企業固有の項目名、データ、条件式がプログラムP1,P2には全く記述されておらず、システム設計者のプログラム作成負担を大幅に軽減することが可能となる。特に、仕様が変更された場合でも、各企業共有のプログラムは全く変更する必要はなく識別情報のレコード順及び定義テーブルを編集するだけで良く、システム導入後の保守、管理も一層容易になる。
【0058】
以下に、本発明の検索装置の導入及び処理手順を、フローチャートを用いて説明する。図13は検索処理を実行する以前に予め行われる処理内容を示すフローチャートである。まず、人事DB151を読み出し(ステップS121)、図7に示す定義テーブル登録メニューを読み出して表示部14に表示する(ステップS122)。オペレータは統一された検索命令(検索条件及び表示条件)に対応する人事DB151の項目及び条件式を入力部13から入力する(ステップS123)。CPU11は、検索命令に対する項目及び条件式が入力された場合、これを受け付け、定義テーブル152に記憶する(ステップS124)。
【0059】
さらにオペレータは人事DB151の複数の項目に希望するレイアウト順序を入力する(ステップS125)。CPU11はレイアウト順序が入力された場合、人事DB151の各項目に対応させてレイアウト順序を記憶する(ステップS126)。レイアウト順序が入力された場合、CPU11は検索対象である各社員固有の識別情報をレイアウト順序に従い、各項目のデータを人事DB151から読み出して連結し生成する(ステップS127)。生成された各社員の識別情報は、図5に示す如く項目、レイアウト順、及び桁数に対応させて、識別情報ファイル153に記憶される(ステップS128)。以上により、検索処理以前の処理が終了する。なお、本実施の形態においては識別情報ファイル153を記憶部15に設ける構成としているが、必ずしも設ける必要はなく、検索処理の実行時に、識別情報を逐次レイアウト順序に基づき生成するようにしても良い。あるいは、人事DB151に仮想的なテーブル定義を行って、仮想的に存在するようにしても良い。
【0060】
図14及び図15は検索処理の実行手順を示すフローチャートである。まず、クライアントコンピュータ2から検索命令(検索条件、表示条件)が入力された場合、DBサーバ1はこれを受け付ける(ステップS131)。CPU11は定義テーブル152を参照して、受け付けた統一的な検索命令に対応する項目及び条件式を読み出す(ステップS132)。さらに、識別情報ファイル153から生成した識別情報を読み出す(ステップS133)。
【0061】
CPU11は検索条件に対応する項目の桁数に係るデータを識別情報から抽出する(ステップS134)。例えば、上述の例では、社員AAAの識別情報からは、項目:様態Cに該当する25桁目のデータ「2」が抽出される。CPU11は抽出した全ての項目に係るデータが、ステップS132で読み出した全ての項目に係る条件式に合致するか否かを判断する(ステップS135)。合致する場合は(ステップS135でYES)、識別情報にフラグをセットする(ステップS136)。一方、条件式に合致しない場合は(ステップS135でNO)、ステップS136の処理をスキップする。CPU11は全ての識別情報についてステップS135の判断を実行したか否かを判断する(ステップS137)。すなわち、検索対象である全ての社員に対して検索を行ったか否かを判断する。
【0062】
全ての識別情報について判断していないと判断した場合は(ステップS137でNO)、ステップS134へ移行し、全ての識別情報について判断を行うまで処理を繰り返す。ステップS137においてYESの場合、ステップS136においてフラグがセットされた識別情報を抽出する(ステップS141)。次いで、表示条件のソート処理へ移行する。CPU11は表示条件に対応する項目の桁数のデータを、抽出された識別情報から抽出する(ステップS142)。例えば、表示条件が対外序列である場合、企業Aの管理第2店番に対応する33桁〜36桁のデータが抽出される。CPU11はORDER BY命令に従い、抽出したデータが小さい識別情報順に並び替え処理を行う(ステップS143)。最後に、表示条件に従って並び替えた検索結果を、通信網Nを介してクライアントコンピュータ2へ出力する(ステップS144)。なお、検索条件と表示条件は独立しており、ある社員が検索条件に該当するかのみを判断したい場合は、ステップS135でYESとなりTrueを返却することもできる。
【0063】
実施の形態2
図16は実施の形態2に係るDBサーバ1の構成を示すブロック図である。また、実施の形態1に係るDBサーバ1を実行させるためのコンピュータプログラムは、本実施の形態2のようにDBサーバ1にプレインストールして提供することも、またCD−ROM、MO等の可搬型記録媒体で提供することも可能である。さらに、コンピュータプログラムを回線経由で搬送波として伝搬させて提供することも可能である。以下に、その内容を説明する。
【0064】
図16に示すDBサーバ1に、項目及び条件を読み出させ、識別情報を生成させ、検索結果を出力させるプログラムが記録された記録媒体1a(CD−ROM、MO又はDVD−ROM等)がDBサーバ1の記憶部15にインストールされている。かかるプログラムはDBサーバ1のRAM12にロードして実行される。これにより、上述のような本発明のDBサーバ1として機能する。
【0065】
(付記1) 複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対する検索命令を、検索装置を用いて統一的に実行するための検索方法において、
前記検索装置に、統一された検索条件または表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め定義テーブルに記憶させておき、検索命令を受け付けた場合、前記定義テーブルから受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を読み出し、
前記データベースに記憶された複数の項目に対応するデータに基づいて、検索対象毎に固有の識別情報を生成し、
前記検索対象毎に生成した識別情報及び前記読み出した項目及び条件式から、検索命令に対する検索結果を出力する
ことを特徴とする検索方法。
(付記2) 複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対して検索命令を実行することが可能な検索装置において、
統一された検索条件または表示条件を含む検索命令に対応する前記データベースの項目及び条件式を記憶した定義テーブルと、
検索命令を受け付けた場合、前記定義テーブルから受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を読み出す読出手段と、
前記データベースに記憶された複数の項目に対応するデータに基づいて、検索対象毎に固有の識別情報を生成する生成手段と、
生成手段により検索対象毎に生成した識別情報及び前記読出手段により読み出した項目及び条件式から、検索命令に対する検索結果を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする検索装置。
(付記3) 前記生成手段は、前記データベースに記憶された複数の項目に対応するデータを所定の順序で連結して識別情報を生成するよう構成してあることを特徴とする付記2に記載の検索装置。
(付記4) 前記出力手段は、項目に対応するデータが連結された識別情報から、前記読み出した項目に応じたデータを抽出し、抽出したデータが条件式に合致する検索対象を検索結果として出力するよう構成してあることを特徴とする付記3に記載の検索装置。
(付記5) 複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対する検索命令をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
検索命令を受け付けた場合、コンピュータに、統一された検索条件または表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を記憶した定義テーブルから、受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を読み出させる読出ステップと、
コンピュータに、前記データベースに記憶された複数の項目に対応するデータに基づいて、検索対象毎に固有の識別情報を生成させる生成ステップと、
コンピュータに、前記検索対象毎に生成させた識別情報及び前記読み出させた項目及び条件式から、検索命令に対する検索結果を出力させる出力ステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記6) 前記生成ステップは、前記データベースに記憶された複数の項目に対応するデータを所定の順序で連結して識別情報を生成することを特徴とする付記5に記載のコンピュータプログラム。
(付記7) 前記出力ステップは、
コンピュータに、項目に対応するデータが連結された識別情報から、前記読み出した項目に応じたデータを抽出させるステップと、
コンピュータに、抽出させたデータが条件式に合致するか否か判断させるステップと、
コンピュータに、合致すると判断した場合に、該データに対応する検索対象を検索結果として出力させるステップと
を含むことを特徴とする付記6に記載のコンピュータプログラム。
(付記8) 複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対する検索命令をコンピュータに実行させるためのコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
検索命令を受け付けた場合、コンピュータに、統一された検索条件または表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を記憶した定義テーブルから、受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を読み出させる読出ステップと、
コンピュータに、前記データベースに記憶された複数の項目に対応するデータに基づいて、検索対象毎に固有の識別情報を生成させる生成ステップと、
コンピュータに、前記検索対象毎に生成させた識別情報及び前記読み出させた項目及び条件式から、検索命令に対する検索結果を出力させる出力ステップと
を実行させることを特徴とする記録媒体。
【0066】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明にあっては、検索装置に、統一された検索条件または表示条件を含む検索命令に対応させてデータベースの項目及び条件式を予め定義テーブルに記憶させておき、検索命令を受け付けた場合、定義テーブルから受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を読み出させる。続いて各検索対象の固有の識別情報をデータベース中の複数の項目に対応するデータを連結させて生成し、検索対象毎に生成した識別情報及び前記読み出した項目及び条件式から、検索命令に対する検索結果を出力する。つまり、項目に対応するデータが連結された識別情報から、読み出した項目に応じたデータを抽出する。
【0067】
同様に、他の企業の検索装置にも企業毎の定義テーブルを設けておき、統一的な検索命令を受け付けた場合は、定義テーブルにより検索命令を解釈し、生成した検索対象毎の識別情報と照らし合わせて検索結果を出力するようにしたので各企業の独自データベースを構築した上においてもプログラムの共通あ化を図ることができる。これは企業毎に固有のデータベース項目(プログラムを共通化する都合で項目に関する情報を強制的に統一しない)を意識せず、1項目にまとめた識別情報のみをプログラムに記述することで実現できるものである。特に、仕様が変更された場合でも、各企業共有のプログラムは全く変更する必要はなく識別情報のレコード順及び定義テーブルを編集するだけで良く、システム導入後の保守、管理も一層容易になる等、本発明は優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる検索装置を用いた検索方法の概要を示す模式図である。
【図2】DBサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】企業Aの人事DBのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図4】企業Aの人事DBのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図5】識別情報ファイルのイメージを示す説明図である。
【図6】定義テーブルの説明図である。
【図7】定義テーブルへの登録イメージを示す説明図である。
【図8】企業Bの人事DBのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図9】識別情報ファイルのイメージを示す説明図である。
【図10】定義テーブルの説明図である。
【図11】定義テーブルへの登録イメージを示す説明図である。
【図12】プログラムの一部を記述した説明図である。
【図13】検索処理を実行する以前に予め行われる処理内容を示すフローチャートである。
【図14】検索処理の実行手順を示すフローチャートである。
【図15】検索処理の実行手順を示すフローチャートである。
【図16】実施の形態2に係るDBサーバの構成を示すブロック図である。
【図17】企業Aのデータベースのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図18】企業Aのデータベースのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図19】企業Bのデータベースのレコードレイアウトを示す説明図である。
【図20】従来のSQLプログラム例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 検索装置(DBサーバ,1A,1B,1C)
2 クライアントコンピュータ(2A,2B,2C)
151 データベース(人事DB,151A,151B,151C)
152 定義テーブル(152A,152B,152C)
N 通信網(NA,NB,NC)
1a 記録媒体
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
153 識別情報ファイル

Claims (3)

  1. 複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対する検索命令を、プロセッサ及び入力部を備える検索装置を用いて統一的に実行するための検索方法において、
    前記検索装置のプロセッサ、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め定義テーブルに記憶るステップと、
    前記入力部から統一的な検索命令を受け付けた場合、前記プロセッサが、前記定義テーブルから受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を読み出す読み出しステップと、
    前記プロセッサが、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する希望のレイアウト順序の入力を前記入力部から受け付けて前記プロセッサにより記憶するステップと、
    前記プロセッサ、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、前記記憶した項目に対応するレイアウト順序に従い連結し、各検索対象を一意に特定できる識別情報として生成するステップと、
    前記プロセッサ、前記生成するステップにより複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、項目に対応するレイアウト順序に従い連結して生成した識別情報を項目に対応するレイアウト順及び桁数に対応させて識別情報ファイルに記憶するステップと、
    前記プロセッサ、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記読み出しステップにより読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、該抽出したデータが前記読み出しステップにより読み出した条件式に合致するか否かを判断し、合致する検索対象を検索結果として出力する出力ステップと、
    前記入力部から検索命令として表示条件を受け付けた場合、前記プロセッサが、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め記憶した前記定義テーブルから受け付けた表示条件に対応する項目を読み出す表示条件読み出しステップと、
    前記プロセッサが、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記表示条件読み出しステップにより読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、前記表示条件及び前記抽出したデータに基づいて前記出力ステップにより出力された検索対象を並び替えるステップと
    を備えることを特徴とする検索方法。
  2. 複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対して検索命令を、実行することが可能なプロセッサ及び入力部を備える検索装置において、
    統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応する前記データベースの項目及び条件式を記憶した定義テーブルと、
    前記入力部から統一的な検索命令を受け付けた場合、前記定義テーブルから受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を前記プロセッサにより読み出す読出手段と、
    前記データベースに記憶された複数の項目に対応する希望のレイアウト順序の入力を前記入力部から受け付けて前記プロセッサにより記憶する手段と、
    前記プロセッサにより、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、前記記憶した項目に対応するレイアウト順序に従い連結し、各検索対象を一意に特定できる識別情報として生成する生成手段と、
    前記プロセッサにより、前記生成手段により複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、項目に対応するレイアウト順序に従い連結して生成した識別情報を項目に対応するレイアウト順及び桁数に対応させて識別情報ファイルに記憶する手段と、
    前記プロセッサにより、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記読出手段により読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、該抽出したデータが前記読出手段により読み出した条件式に合致するか否かを判断し、合致する検索対象を検索結果として出力する出力手段と、
    前記入力部から検索命令として表示条件を受け付けた場合、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め記憶した前記定義テーブルから受け付けた表示条件に対応する項目を前記プロセッサにより読み出す表示条件読出手段と、
    前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記表示条件読出手段により読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、前記表示条件及び前記抽出したデータに基づいて前記出力手段により出力された検索対象を並び替える手段と
    を備えることを特徴とする検索装置。
  3. 複数の項目に対応させて複数の検索対象に係るデータがそれぞれ異なる仕様で設計されて記憶された複数のデータベースに対する検索命令をプロセッサ及び入力部を備えるコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を、前記プロセッサにより定義テーブルに記憶するステップと、
    前記入力部から統一的な検索命令を受け付けた場合、前記定義テーブルから、受け付けた検索命令に対応する項目及び条件式を前記プロセッサにより読み出す読み出しステップと、
    前記データベースに記憶された複数の項目に対応する希望のレイアウト順序の入力を前記入力部から受け付けて前記プロセッサにより記憶するステップと、
    前記プロセッサにより、前記データベースに記憶された複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、前記記憶した項目に対応するレイアウト順序に従い連結し、各検索対象を一意に特定できる識別情報として生成するステップと、
    前記プロセッサにより、前記生成するステップにより複数の項目に対応する所定の桁からなるデータを、項目に対応するレイアウト順序に従い連結して生成した識別情報を項目に対応するレイアウト順及び桁数に対応させて識別情報ファイルに記憶するステップと、
    前記プロセッサにより、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記読み出しステップにより読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、該抽出したデータが前記読み出しステップにより読み出した条件式に合致するか否かを判断し、合致する検索対象を検索結果として出力する出力ステップと、
    前記入力部から検索命令として表示条件を受け付けた場合、統一された検索条件及び表示条件を含む検索命令に対応させて前記データベースの項目及び条件式を予め記憶した前記定義テーブルから受け付けた表示条件に対応する項目を前記プロセッサにより読み出す表示条件読み出しステップと、
    前記プロセッサにより、前記識別情報ファイルに記憶した項目のレイアウト順及び桁数に対応する識別情報を読み出し、前記表示条件読み出しステップにより読み出した項目に対応する前記識別情報の桁数に係るデータを抽出し、前記表示条件及び前記抽出したデータに基づいて前記出力ステップにより出力された検索対象を並び替えるステップと
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
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