JP4076406B2 - 音声送信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は音声送信装置に関し、より詳細には、ワイヤレスで音声を送信するための音声送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来のワイヤレスで音声を送受信するための音声送受信システムの外観を示した図であり、図14は前記音声送受信システムを構成する音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。前記音声送受信システムは室内に設置される音声送信装置1と、音声送信装置1から送信されてくる音声を受信するための音声受信装置11とを含んで構成されている。なお、音声受信装置11はヘッドフォンを構成している。
【0003】
音声送信装置1は送信回路2(例えば、赤外線オーディオ信号送信用ICで株式会社東芝製のTA2061AF)と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rとを含んで構成されている。
【0004】
送信回路2にはLチャンネルの音声信号、及びRチャンネルの音声信号を入力することができ、入力されLチャンネルの音声信号をある特定の搬送波(例えば、2.3MHz)に載せ、前記音声信号で変調された変調波をアンプ3Lの入力側へ出力し、他方、入力されたRチャンネルの音声信号を前記搬送波とは別の搬送波(例えば、2.8MHz)に載せ、前記音声信号で変調された変調波をアンプ3Rの入力側へ出力することができるようになっている。
【0005】
アンプ3L、3Rの出力側はそれぞれトランジスタ4L、4Rのベースに接続され、トランジスタ4L、4Rのエミッタはそれぞれ抵抗6L、6Rを介して接地され、コレクタはそれぞれ発光ダイオード5L、5Rのカソードに接続されている。また、発光ダイオード5L、5Rのアノードにはそれぞれ直流電源7L、7R(例えば、DC9V)が接続されている。
【0006】
従って、Lチャンネルの変調波は、アンプ3L及びトランジスタ4Lで増幅されて、発光ダイオード5Lから発光信号として音声受信装置11に対して送信され、他方、Rチャンネルの変調波は、アンプ3R及びトランジスタ4Rで増幅されて、発光ダイオード5Rから発光信号として音声受信装置11に対して送信されるようになっている。
【0007】
音声受信装置11はフォト・トランジスタ(図示せず)と、イヤフォン12L、12Rと、ヘッドバンド13とを含んで構成されている。前記フォト・トランジスタは音声送信装置1から送信されてくる発光信号を受信すると、受信した発光信号を電気信号に変換することができるようになっており、この変換された電気信号に基づいて、イヤフォン12L、12Rから復調された音声が発せられるようになっている。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−131883号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、前記音声送受信システムでは、音声送信装置1と音声受信装置11とを繋ぐワイヤが不要であるため、音声受信装置11であるヘッドフォンを着用しながら自由に動き回ることができるといった優れた利点があるが、その反面で、下記のa〜cに示す問題がある。
【0010】
a.発光ダイオード5L、5Rから送信される発光信号が届きにくいところまで、音声受信装置11であるヘッドフォンを着用している者(以降、使用者とも記す)が移動した場合、雑音が入り、音声が聞きづらくなる。
b.前記発光信号が全く届かないところまで、前記使用者が離れてしまった場合、音声送信装置1における送信電力が全く無駄になる。
c.逆に、前記使用者が音声送信装置1の近くにいる場合、必要以上の電力を消費してしまうこととなる。
【0011】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、快適な音声受信を実現することはもちろん、消費電力の低減を図ることのできる音声送信装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る音声送信方法(1)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記増幅手段による増幅の調整を行う第1の増幅調整手段を備えていることを特徴としている。
【0013】
上記音声送信方法(1)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記増幅手段による増幅の調整が行われる。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、アンプ3L、3R(図14参照)による増幅を大きくし、他方、前記距離が近い場合は、アンプ3L、3Rによる増幅を小さくすることができる。
これにより、前記距離が遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、前記距離が遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、前記距離が近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0014】
また、本発明に係る音声送信方法(2)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段に印加される電圧値の調整を行う電圧値調整手段を備えていることを特徴としている。
【0015】
上記音声送信方法(2)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段に印加される電圧値の調整が行われる。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、発光ダイオード5L、5R(図14参照)に印加される電圧値を大きくし、他方、前記距離が近い場合は、発光ダイオード5L、5Rに印加される電圧値を小さくすることができる。
これにより、前記距離が遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、前記距離が遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、前記距離が近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0016】
また、本発明に係る音声送信方法(3)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段に供給される電流値の調整を行う電流値調整手段を備えていることを特徴としている。
【0017】
上記音声送信方法(3)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段に供給される電流値の調整が行われる。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、発光ダイオード5L、5R(図14参照)に供給される電流値を大きくし、他方、前記距離が近い場合は、発光ダイオード5L、5Rに供給される電流値を小さくすることができる。
これにより、前記距離が遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、前記距離が遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、前記距離が近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0018】
また、本発明に係る音声送信方法(4)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、2チャンネルからなる音声信号を1チャンネルの音声信号に変換する音声信号変換手段を備え、該音声信号変換手段により音声信号の変換が行われると、前記送信手段から1チャンネルの音声信号が送信されるように構成されていることを特徴としている。
【0019】
上記音声送信方法(4)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、2チャンネルからなる音声信号が1チャンネルの音声信号に変換される。そのため、例えば、前記距離が遠くステレオ受信が難しい場合は、ステレオ状態ではなくモノラル状態で音声信号を送信することができる。
これにより、前記距離が遠くステレオ受信が難しい場合は、モノラル状態で音声信号が送信されるため、前記距離が遠く離れた場合におけるノイズの軽減を図ることができる。
【0020】
また、本発明に係る音声送信方法(5)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号で前記搬送波を変調させないようにする変調禁止手段を備え、該変調禁止手段により変調が禁止されると、前記送信手段から前記搬送波だけが送信されるように構成されていることを特徴としている。
【0021】
上記音声送信方法(5)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号で変調することなく、前記搬送波だけが送信される。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、前記音声信号で変調させずに、前記搬送波だけを送信することができる。
これにより、前記距離が遠く受信が難しい場合は、前記搬送波だけが送信されるため、前記距離が遠く離れた場合におけるノイズの軽減を図ることができるとと共に、使用者に対して前記送信元から遠く離れていることを知らせることができる。
【0022】
また、本発明に係る音声送信方法(6)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号の送信を禁止する送信禁止手段を備えていることを特徴としている。
【0023】
上記音声送信方法(6)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号の送信が禁止される。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、前記音声信号の送信を禁止することができる。
これにより、前記距離が遠く受信が難しい場合は、前記音声信号の送信が禁止されるため、不要に電力が消費されるのを防ぐことができると共に、使用者に対して前記送信元から遠く離れていることを知らせることができる。
【0024】
また、本発明に係る音声送信方法(7)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記送信手段として、遠距離向きと近距離向きとが設けられ、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段の遠距離向きと近距離向きとの使い分けを行う使用切換手段を備えていることを特徴としている。
【0025】
上記音声送信方法(7)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段の遠距離向きと近距離向きとが使い分けられる。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、遠距離向きの(すなわち、前記音声信号の到達距離の長い)送信手段を使い、他方、前記距離が近い場合は、近距離向きの(すなわち、前記音声信号の到達距離の短い)送信手段を使うことができる。
これにより、前記距離が遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、前記距離が遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、前記距離が近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0026】
また、本発明に係る音声送信方法(8)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記搬送波に載せる前の音声信号の増幅の調整を行う第2の増幅調整手段を備えていることを特徴としている。
【0027】
上記音声送信方法(8)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記搬送波に載せる前の音声信号の増幅の調整が行われる。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、前記音声信号の信号レベルを上げ、他方、前記距離が近い場合は、前記信号レベルを下げることができる。
これにより、前記距離が遠い場合は、前記音声信号の信号レベルが上がるため、前記距離が遠く離れた場合でも安定した聴感レベルを維持することができる。また、前記距離が近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0028】
また、本発明に係る音声送信方法(9)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号に警告を示す信号を重畳する信号重畳手段を備え、該信号重畳手段により前記音声信号に警告を示す信号が重畳されると、前記送信手段から警告を示す信号が重畳された前記音声信号が送信されるように構成されていることを特徴としている。
【0029】
上記音声送信方法(9)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号に警告を示す信号が重畳して送信される。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、前記音声信号に警告を示す信号を重畳して送信することができる。
これにより、前記距離が遠く受信が難しい場合は、前記音声信号に警告を示す信号が重畳して送信されるため、使用者に対して前記送信元から遠く離れていることを警告音で知らせることができる。
【0030】
また、本発明に係る音声送信方法(10)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段の使用数を変更する使用数変更手段を備えていることを特徴としている。
【0031】
上記音声送信方法(10)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段の使用数が変更される。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、前記送信手段の使用数を多くして前記音声信号の到達距離を長くし、他方、前記距離が短い場合は、前記送信手段の使用数を少なくして前記音声信号の到達距離を短くすることができる。
これにより、前記距離が遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、前記距離が遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、前記距離が近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0032】
また、本発明に係る音声送信方法(11)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記送信手段が、垂直方向、及び/又は水平方向に移動可能となるように構成され、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段の位置を移動させる移動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0033】
上記音声送信方法(11)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段が垂直方向、及び/又は水平方向に移動させられる。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、前記送信手段を上昇させたり、水平方向に移動させ、他方、前記距離が短い場合は、前記送信手段を下降させたり、水平方向に移動させることができる。
これにより、前記音声信号の到達範囲を適宜調整することができるため、前記距離が遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。
【0034】
また、本発明に係る音声送信方法(12)は、音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、前記送信手段が、前記音声信号の送信する向きを変更させることが可能となるように構成され、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記向きを変更させる変更制御手段を備えていることを特徴としている。
【0035】
上記音声送信方法(12)によれば、前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元(すなわち、前記音声送信装置)との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記送信手段における前記音声信号を送信する向きが変更される。そのため、例えば、前記距離が遠い場合は、前記向きを変更することができる。
これにより、前記音声信号の到達範囲を適宜調整することができるため、前記距離が遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る音声送信装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図14に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0037】
図中21は音声送信装置を示しており、音声送信装置21は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、制御回路22と、音声送信装置21と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成されている。なお、距離測定回路23は音声受信装置REから定期的に発信される信号を受信するためのフォト・トランジスタ(図示せず)を有しており、該フォト・トランジスタでの受信状態に基づいて、音声受信装置REとの距離Fを測定することができるようになっている。
【0038】
制御回路22には距離測定回路23が接続され、制御回路22は音声送信装置21と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、制御回路22は距離Fに基づいて、アンプ3L、3Rによる増幅量を調整することができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F以上であり、かつ所定の距離F(>F)未満の場合、アンプ3L、3Rによる増幅量を基準レベルLとし、距離Fが所定の距離F以上の場合、アンプ3L、3Rによる増幅量を基準レベルLの30%増しとなるように調整し、逆に、距離Fが所定の距離F未満の場合、アンプ3L、3Rによる増幅量を基準レベルLの30%下げとなるように調整する。
【0039】
上記実施の形態(1)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置21と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、アンプ3L、3Rによる増幅の調整が行われ、距離Fが遠い場合は、アンプ3L、3Rによる増幅を大きくし、他方、距離Fが近い場合は、アンプ3L、3Rによる増幅を小さくすることができるようになっている。
これにより、距離Fが遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、距離Fが遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、距離Fが近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0040】
なお、上記実施の形態(1)に係る音声送信装置では、アンプ3L、3Rによる増幅量を数段階(ここでは、3段階)に分けて調整するようにしているが、別の実施の形態に係る音声送信装置では、前記増幅量をリニアに調整するようにしても良い。
【0041】
図2は、実施の形態(2)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0042】
図中24は音声送信装置を示しており、音声送信装置24は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、制御回路25と、音声送信装置24と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成されている。
【0043】
制御回路25には距離測定回路23が接続され、制御回路25は音声送信装置24と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、制御回路25は距離Fに基づいて、発光ダイオード5L、5Rに印加される電圧値を調整することができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F以上であり、かつ所定の距離F(>F)未満の場合、発光ダイオード5L、5Rに印加される電圧値を基準レベルL(例えば、9V)とし、距離Fが所定の距離F以上の場合、前記電圧値を基準レベルLの30%増しとなるように調整し、逆に、距離Fが所定の距離F未満の場合、前記電圧値を基準レベルLの30%下げとなるように調整する。
【0044】
上記実施の形態(2)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置24と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、発光ダイオード5L、5Rに印加される電圧値の調整が行われ、距離Fが遠い場合は、発光ダイオード5L、5Rに印加される電圧値を大きくし、他方、距離Fが近い場合は、発光ダイオード5L、5Rに印加される電圧値を小さくすることができるようになっている。
これにより、距離Fが遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、距離Fが遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、距離Fが近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0045】
なお、上記実施の形態(2)に係る音声送信装置では、発光ダイオード5L、5Rに印加される電圧値を数段階(ここでは、3段階)に分けて調整するようにしているが、別の実施の形態に係る音声送信装置では、前記電圧値をリニアに調整するようにしても良い。
【0046】
図3は、実施の形態(3)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0047】
図中26は音声送信装置を示しており、音声送信装置26は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4R、28L、28Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、制御回路27と、音声送信装置26と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成されている。
【0048】
制御回路27はトランジスタ28L、28Rのベースに接続され、トランジスタ28L、28Rのエミッタは接地され、コレクタはそれぞれトランジスタ4L、4Rのエミッタと抵抗6L、6Rとの間に接続されている。これにより、制御回路27からトランジスタ28L、28Rのベースに流される電流値によって、発光ダイオード5L、5Rに供給される電流値を調整することができるようになっている。
【0049】
また、制御回路27には距離測定回路23が接続され、制御回路27は音声送信装置26と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。よって、制御回路27は距離Fに基づいて、発光ダイオード5L、5Rに供給される電流値を調整することができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F以上であり、かつ所定の距離F(>F)未満の場合、発光ダイオード5L、5Rに供給される電流値を基準レベルLとし、距離Fが所定の距離F以上の場合、前記電流値を基準レベルLの30%増しとなるように調整し、逆に、距離Fが所定の距離F未満の場合、前記電流値を基準レベルLの30%下げとなるように調整する。
【0050】
上記実施の形態(3)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置26と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、発光ダイオード5L、5Rに供給される電流値の調整が行われ、距離Fが遠い場合は、発光ダイオード5L、5Rに供給される電流値を大きくし、他方、距離Fが近い場合は、発光ダイオード5L、5Rに供給される電流値を小さくすることができるようになっている。
これにより、距離Fが遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、距離Fが遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、距離Fが近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0051】
なお、上記実施の形態(3)に係る音声送信装置では、発光ダイオード5L、5Rに供給される電流値を数段階(ここでは、3段階)に分けて調整するようにしているが、別の実施の形態に係る音声送信装置では、前記電流値をリニアに調整するようにしても良い。
【0052】
図4は、実施の形態(4)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0053】
図中29は音声送信装置を示しており、音声送信装置29は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、ステレオ/モノラル切換回路30と、音声送信装置29と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成され、ステレオ/モノラル切換回路30にはLチャンネルの音声信号、及びRチャンネルの音声信号が入力されるようになっている。
【0054】
また、ステレオ/モノラル切換回路30には距離測定回路23が接続され、ステレオ/モノラル切換回路30は音声送信装置29と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、ステレオ/モノラル切換回路30は距離Fに基づいて、送信回路2へ出力する音声信号をステレオ信号からモノラル信号へ変換するようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F未満である場合、通常通り、ステレオ信号を出力し、他方、距離Fが所定の距離F以上である場合、モノラル信号を出力する。
【0055】
上記実施の形態(4)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置29と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、2チャンネルからなる音声信号(ステレオ信号)が1チャンネルの音声信号(モノラル信号)に変換され、距離Fが遠く音声受信装置REでステレオ受信が難しい場合は、ステレオ状態ではなくモノラル状態で音声信号を送信することができるようになっている。
これにより、距離Fが遠く音声受信装置REでステレオ受信が難しい場合は、モノラル状態で音声信号が送信されるため、距離Fが遠く離れた場合におけるノイズの軽減を図ることができる。
【0056】
図5は、実施の形態(5)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0057】
図中31は音声送信装置を示しており、音声送信装置31は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、ミュート回路32と、音声送信装置31と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成され、ミュート回路32にはLチャンネルの音声信号、及びRチャンネルの音声信号が入力されるようになっている。
【0058】
また、ミュート回路32には距離測定回路23が接続され、ミュート回路32は音声送信装置31と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、ミュート回路32は距離Fに基づいて、送信回路2へ出力する音声信号を零、又は低レベルに減衰させるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F未満である場合、通常通りの音声信号を出力し、他方、距離Fが所定の距離F以上である場合、音声信号を零、又は低レベルに減衰させて出力する。従って、距離Fが所定の距離F以上である場合、送信回路2からアンプ3L、3Rへは前記音声信号で変調することなく搬送波だけが出力されることとなる。
【0059】
上記実施の形態(5)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置31と音声受信装置REとの距離Fに基づき、距離Fが遠い場合は、前記音声信号で変調することなく、前記搬送波だけを送信することができるようになっている。
これにより、距離Fが遠く音声受信装置REで前記音声信号の受信が難しい場合は、前記搬送波だけが送信されるため、距離Fが遠く離れた場合におけるノイズの軽減を図ることができるとと共に、使用者に対して音声送信装置31から遠く離れていることを知らせることができる。
【0060】
図6は、実施の形態(6)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0061】
図中33は音声送信装置を示しており、音声送信装置33は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、制御回路34と、音声送信装置33と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成されている。
【0062】
制御回路34には距離測定回路23が接続され、制御回路34は音声送信装置33と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、制御回路34は距離Fに基づいて、発光ダイオード5L、5Rへの電力供給を止めたり、送信回路2の稼働を停止させたりすることができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F未満である場合、通常通り、発光ダイオード5L、5Rへの電力供給を行うと共に、送信回路2を稼働させ、他方、距離Fが所定の距離F以上である場合、発光ダイオード5L、5Rへの電力供給を止めると共に、送信回路2の稼働を停止させる。なお、送信回路2の稼働を停止させるには、送信回路2への電力供給を止めるようにすれば良い。
【0063】
上記実施の形態(6)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置33と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、前記音声信号の送信が禁止され、距離Fが遠い場合は、前記音声信号の送信を禁止することができるようになっている。
これにより、距離Fが遠く音声受信装置REで前記音声信号の受信が難しい場合は、前記音声信号の送信が禁止されるため、不要に電力が消費されるのを防ぐことができると共に、使用者に対して音声送信装置33から遠く離れていることを知らせることができる。
【0064】
図7は、実施の形態(7)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0065】
図中35は音声送信装置を示しており、音声送信装置35は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、近距離向きの(すなわち、音声信号の到達距離の短い)発光ダイオード36L、36Rと、遠距離向きの(すなわち、音声信号の到達距離の長い)発光ダイオード37L、37Rと、スイッチ38L、38Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、制御回路39と、音声送信装置35と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成されている。
【0066】
トランジスタ4Lのコレクタには近距離向きの発光ダイオード36Lのカソードと、遠距離向きの発光ダイオード37Lのカソードとが並列に接続され、発光ダイオード36L、37Lのアノードはスイッチ38Lを介して直流電源7Lが接続されるようになっている。
【0067】
また、トランジスタ4Rのコレクタには近距離向きの発光ダイオード36Rのカソードと、遠距離向きの発光ダイオード37Rのカソードとが並列に接続され、発光ダイオード36R、37Rのアノードはスイッチ38Rを介して直流電源7Rが接続されるようになっている。
【0068】
制御回路39には距離測定回路23が接続され、制御回路39は音声送信装置35と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、制御回路39は距離Fに基づいて、スイッチ38L、38Rの切り換えを行うことによって、直流電源7L、7Rからの電力を供給する発光ダイオードの切り換えを行うことができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F未満の場合、近距離向きの発光ダイオード36L、36Rと、直流電源7L、7Rと接続させるようにスイッチ38L、38Rの切り換えを行い、他方、距離Fが所定の距離F以上の場合、遠距離向きの発光ダイオード37L、37Rと、直流電源7L、7Rと接続させるようにスイッチ38L、38Rの切り換えを行う。
【0069】
上記実施の形態(7)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置35と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、近距離向きの発光ダイオード36L、36Rと遠距離向きの発光ダイオード37L、37Rとが使い分けられ、距離Fが近い場合は、近距離向きの発光ダイオード36L、36Rを使い、他方、距離Fが遠い場合は、遠距離向きの発光ダイオード37L、37Rを使うことができるようになっている。
これにより、距離Fが遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、距離Fが遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また逆に、距離Fが近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0070】
なお、上記実施の形態(7)に係る音声送信装置では、近距離向きの発光ダイオード36L、36Rと、遠距離向きの発光ダイオード37L、37Rとの2種類の発光ダイオードを使い分ける場合についてのみ説明しているが、別の実施の形態に係る音声送信装置では、3種類以上の発光ダイオードを使い分けるようにしても良い。
【0071】
図8は、実施の形態(8)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0072】
図中40は音声送信装置を示しており、音声送信装置40は送信回路2と、アンプ3L、3R、41L、41Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、制御回路42と、音声送信装置40と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成され、送信回路2へはアンプ41L、41Rそれぞれを介してLチャンネルの音声信号、及びRチャンネルの音声信号が取り込まれるようになっている。
【0073】
制御回路42には距離測定回路23が接続され、制御回路42は音声送信装置40と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、制御回路42は距離Fに基づいて、アンプ41L、41Rによる増幅量を調整することができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F以上であり、かつ所定の距離F(>F)未満の場合、アンプ41L、41Rによる増幅量を基準レベルLとし、距離Fが所定の距離F以上の場合、アンプ41L、41Rによる増幅量を基準レベルLの30%増しとなるように調整し、逆に、距離Fが所定の距離F未満の場合、アンプ41L、41Rによる増幅量を基準レベルLの30%下げとなるように調整する。
【0074】
上記実施の形態(8)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置40と音声受信装置REとの距離に基づいて、搬送波に載せる前の音声信号の増幅の調整が行われ、距離Fが近い場合は、音声信号の信号レベルを上げ、他方、距離Fが遠い場合は、前記信号レベルを下げることができるようになっている。
これにより、距離Fが遠い場合は、前記音声信号の信号レベルが上がるため、距離Fが遠く離れた場合でも安定した聴感レベルを維持することができる。また、距離Fが近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0075】
なお、上記実施の形態(8)に係る音声送信装置では、アンプ41L、41Rによる増幅量を数段階(ここでは、3段階)に分けて調整するようにしているが、別の実施の形態に係る音声送信装置では、前記増幅量をリニアに調整するようにしても良い。
【0076】
図9は、実施の形態(9)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0077】
図中43は音声送信装置を示しており、音声送信装置43は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5Rと、抵抗6L、6Rと、直流電源7L、7Rと、音声重畳回路44と、警告を示す信号を発生する警告音発生回路45と、音声送信装置43と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成され、音声重畳回路44にはLチャンネルの音声信号、及びRチャンネルの音声信号が入力されるようになっている。
【0078】
また、音声重畳回路44には距離測定回路23が接続され、音声重畳回路44は音声送信装置43と音声受信装置REとの距離Fを把握することができ、また、音声重畳回路44には警告音発生回路45が接続され、音声重畳回路44は警告を示す信号を取り込むことができるようになっている。また、音声重畳回路44は距離Fに基づいて、送信回路2へ出力する音声信号に警告を示す信号を重畳するようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F以上である場合、警告を示す信号を重畳した音声信号を送信回路2へ出力する。
【0079】
上記実施の形態(9)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置43と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、前記音声信号に警告を示す信号が重畳して送信され、距離Fが遠い場合は、前記音声信号に警告を示す信号を重畳して送信することができるようになっている。
これにより、距離Fが遠く音声受信装置REで前記音声信号の受信が難しい場合は、前記音声信号に警告を示す信号が重畳して送信されるため、使用者に対して音声送信装置43から遠く離れていることを警告音で知らせることができる。
【0080】
図10は、実施の形態(10)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、図1に示した音声送信装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0081】
図中46は音声送信装置を示しており、音声送信装置46は送信回路2と、アンプ3L、3Rと、トランジスタ4L、4Rと、発光ダイオード5L、5R、47L、47Rと、抵抗6L、6Rと、スイッチ48L、48Rと、直流電源7L、7R、49L、49Rと、制御回路50と、音声送信装置46と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23とを含んで構成されている。
【0082】
トランジスタ4Lのコレクタには発光ダイオード5Lと並列に、別の発光ダイオード47Lのカソードと接続され、発光ダイオード47Lのアノードはスイッチ48Lを介して直流電源49L(例えば、DC9V)が接続されるようになっている。
【0083】
また、トランジスタ4Rのコレクタにも発光ダイオード5Rと並列に、別の発光ダイオード47Rのカソードと接続され、発光ダイオード47Rのアノードはスイッチ48Rを介して直流電源49R(例えば、DC9V)が接続されるようになっている。
【0084】
制御回路50には距離測定回路23が接続され、制御回路50は音声送信装置46と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、制御回路50は距離Fに基づいて、スイッチ48L、48RのON/OFFの切り換えを行うことによって、使用する発光ダイオードの数を変更することができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F未満の場合、スイッチ48L、48RがOFFとなるようにし、他方、距離Fが所定の距離F以上の場合、スイッチ48L、48RがONとなるようにする。
【0085】
上記実施の形態(10)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置46と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、発光ダイオードの使用数が変更され、距離Fが遠い場合は、発光ダイオードの使用数を多くして前記音声信号の到達距離を長くし、他方、距離Fが短い場合は、発光ダイオードの使用数を少なくして前記音声信号の到達距離を短くすることができるようになっている。
これにより、距離Fが遠い場合は、前記音声信号の到達距離が伸びるため、距離Fが遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。また、距離Fが近い場合は、消費電力の低減を図ることができる。
【0086】
なお、上記実施の形態(10)に係る音声送信装置では、距離Fに基づいて、1チャンネル当たり使用する発光ダイオードの個数(ここでは、最大2個)を変更しているが、別の実施の形態に係る音声送信装置では、使用する発光ダイオードの個数は3個以上であっても良い。
【0087】
図11は、実施の形態(11)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中51は音声送信装置を示しており、音声送信装置51は制御回路52と、音声送信装置51と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23と、発光ダイオード5L、5R(図14参照)を垂直方向へ移動させるための垂直移動手段53と、発光ダイオード5L、5Rを水平方向へ移動させるための水平移動手段54とを含んで構成されている。
【0088】
制御回路52には距離測定回路23が接続され、制御回路52は音声送信装置51と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、制御回路52は距離Fに基づいて、垂直移動手段53、及び水平移動手段54を制御することができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F以上であり、かつ所定の距離F(>F)未満の場合、発光ダイオード5L、5Rを基準位置へ移動させ、距離Fが所定の距離F以上の場合、発光ダイオード5L、5Rを上昇させると共に、水平面に対してもいずれかの方向に移動させ、逆に、距離Fが所定の距離F未満の場合、発光ダイオード5L、5Rを下降させると共に、水平面に対してもいずれかの方向に移動させる。
【0089】
なお、距離測定回路23については、音声受信装置REから定期的に発信される信号の受信状態を検出することができるようになっているため、発光ダイオード5L、5Rの適切な移動位置については、前記受信状態に基づいて判断することができるようになっている。
【0090】
上記実施の形態(11)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置51と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、発光ダイオード5L、5Rが垂直方向、及び水平方向に移動させられ、距離Fが遠い場合は、発光ダイオード5Lを上昇させたり、水平方向に移動させ、他方、距離Fが短い場合は、発光ダイオード5Rを下降させたり、水平方向に移動させることができるようになっている。
これにより、前記音声信号の到達範囲を適宜調整することができるため、距離Fが遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。
【0091】
図12は、実施の形態(12)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中55は音声送信装置を示しており、音声送信装置55は制御回路56と、音声送信装置55と音声受信装置RE(図示せず)との距離Fを測定するための距離測定回路23と、発光ダイオード5L、5R(図14参照)から送信される信号の向きを変更するための送信向き変更手段57とを含んで構成されている。
【0092】
制御回路56には距離測定回路23が接続され、制御回路56は音声送信装置55と音声受信装置REとの距離Fを把握することができるようになっている。また、制御回路56は距離Fに基づいて、送信向き変更手段57を制御することができるようになっており、例えば、距離Fが所定の距離F以上である場合、送信向きをいずれかの方向に変更する。
【0093】
なお、距離測定回路23については、音声受信装置REから定期的に発信される信号の受信状態を検出することができるようになっているため、発光ダイオード5L、5Rの適切な向きについては、前記受信状態に基づいて判断することができるようになっている。
【0094】
上記実施の形態(12)に係る音声送信装置によれば、音声送信装置55と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、発光ダイオード5L、5Rにおける前記音声信号を送信する向きが変更され、距離Fが遠い場合は、前記向きを変更することができるようになっている。
これにより、前記音声信号の到達範囲を適宜調整することができるため、距離Fが遠く離れた場合における聴感レベルの改善を図ることができる。
【0095】
なお、上記実施の形態(1)〜(12)に係る音声送信装置では、音声送信装置21、24、…と音声受信装置REとが1対1の場合についてのみ説明しているが、本発明は音声送信装置21、24、…と音声受信装置REとは1対1に限られるものではなく、1対n(≧2)であっても良く、その場合には、最も離れている使用者を送信制御の対象としても良いし、全体の統計をとり、所定の割合(例えば、95%)以上の使用者が満足できるように送信の制御を行うようにしても良い。
【0096】
また、上記実施の形態(1)〜(12)に係る音声送信装置では、音声受信装置REから定期的に発信される信号に基づいて、音声送信装置21、24、…と音声受信装置REとの距離Fを測定するようになっているが、距離Fを求める方法はこの方法に限定されるものではなく、別の方法としては、例えば、音声送信装置21、24、…から応答用信号を送信し、音声受信装置REが前記応答用信号を受信すると、返信用信号を送信するようにし、音声送信装置21、24、…において前記応答用信号の送信時と前記返信用信号の受信時との時間差に基づいて、距離Fを求めるといった方法が挙げられる。
【0097】
また、上記実施の形態(1)〜(12)に係る音声送信装置では、音声送信装置21、24、…と音声受信装置REとの距離Fに基づいて、各種送信制御を行うようになっているが、別の実施の形態に係る音声送信装置では、音声送信装置21、24、…から送信される信号の音声受信装置REでの受信状態や、音声受信装置REから送信される信号の音声送信装置21、24、…での受信状態に基づいて、前記各種送信制御を行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(2)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図3】実施の形態(3)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図4】実施の形態(4)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図5】実施の形態(5)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図6】実施の形態(6)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図7】実施の形態(7)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図8】実施の形態(8)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図9】実施の形態(9)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図10】実施の形態(10)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図11】実施の形態(11)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図12】実施の形態(12)に係る音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図13】従来のワイヤレスで音声を送受信するための音声送受信システムの外観を示した図である。
【図14】従来の音声送受信システムを構成する音声送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
2 送信回路
3L、3R、41L、41R アンプ
4L、4R、28L、28R トランジスタ
5L、5R、36L、36R 発光ダイオード
37L、37R、47L、47R 発光ダイオード
21、24、26、29、31、33 音声送信装置
35、40、43、46、51、55 音声送信装置
22、25、27、34、39、42、50、52、56 制御回路
23 距離測定回路
30 ステレオ/モノラル切換回路
32 ミュート回路
38L、38R、48L、48R スイッチ
40 音声重畳回路
45 警告音発生回路
53 垂直移動手段
54 水平移動手段
57 送信向き変更手段

Claims (3)

  1. 音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、
    前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号で前記搬送波を変調させないようにする変調禁止手段を備え、
    該変調禁止手段により変調が禁止されると、前記送信手段から前記搬送波だけが送信されるように構成されていることを特徴とする音声送信装置。
  2. 音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、
    前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号の送信を禁止する送信禁止手段を備えていることを特徴とする音声送信装置。
  3. 音声信号で搬送波を変調する変調手段と、変調波を増幅する増幅手段と、増幅した前記変調波に基づいて前記音声信号を送信する送信手段とを備えた音声送信装置において、
    前記音声信号の送信先と前記音声信号の送信元との距離に関する情報、又は前記距離に相当する情報に基づいて、前記音声信号に警告を示す信号を重畳する信号重畳手段を備え、
    該信号重畳手段により前記音声信号に警告を示す信号が重畳されると、前記送信手段から警告を示す信号が重畳された前記音声信号が送信されるように構成されていることを特徴とする音声送信装置。
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