JP4076219B2 - バックライト及びそれを用いた液晶ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミニコン、ラジカセ等のオーディオ機器、携帯電話等の通信機器、または自動車の運転機器等において機器の動作状態を表示するディスプレイ装置、あるいは駅や街頭等において広告やニュース等を表示するディスプレイ装置に用いられるバックライト及びそれを用いた液晶ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ミニコン、ラジカセ等のオーディオ機器、携帯電話等の通信機器、または自動車の速度、エンジン回転数等を操作・制御する運転機器等において、機器の多機能化、インテリジェント化に合わせて、操作する使用者にその機器の動作状態を効率よく表示するディスプレイ装置が注目されている。
【0003】
また、駅や街頭等、多くの人が集まるところにある、文字表示板や広告表示板等のディスプレイ装置は、昔からある手書きの告知板、印刷ポスターから、LED、プラズマディスプレイ等による文字あるいはモザイクパターンの表示になり、静止状態から緩やかな動きにそして素早い動きのあるものに改良されてきている。
【0004】
なかでも、液晶(LCD)を用いた透過型表示装置は、省電力、薄型という利点があり、これまでの表示装置であった蛍光表示管、発光ダイオード(LED)のアレイ(いわゆる7セグメント等)から入れ替わりつつある。
【0005】
その中でも、最近においては可撓性をもつ液晶パネルも存在し、土台の面形状を気にすることなくディスプレイを設置できるようになりつつある。
【0006】
従来の技術として、湾曲した形状の表示装置を実現する照明装置としては、特開平11−86620号公報(特許文献1)に記載のようなものがある。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−86620号公報(第2−4頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術は、被照射物の前面に配置する照明装置であり、透明体で成型された導光板のみで被照射物を照明しなければならないという制限がある。このため、導光板により照明光として取り出せる光量に限界がある。この照明装置を液晶ディスプレイ等のバックライトとして用いた場合においては、視認性を向上するために、ディスプレイ全体の明るさを確保しようとすると、十分に光量の大きい発光装置を用いなければならず、消費電力が大きくなってしまうという問題があった。また、照明の配光は導光板に形成した拡散形状に依存してしまうため、配光のコントロールが十分にできないという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、透明な部材からなる導光板と、前記導光板の背面に設置された反射シートと、前記導光板の前面に配置された配光制御シートと、前記導光板の少なくとも一端面に近接して配置された線状光源とを備えたバックライトにおいて、前記導光板は、少なくとも一部に湾曲部分をもち、該導光板の厚さDと該湾曲部分の曲率半径Rが、D/R<0.5の条件を満たすことを特徴とするバックライトを提供する。
【0010】
また、本発明では、バックライトと可撓性を備えた液晶パネルとを備えた液晶ディスプレイ装置であって、前記バックライトは、透明な部材からなる導光板と、前記導光板の背面に設置された反射シートと、前記導光板の前面に配置された配光制御シートと、前記導光板の少なくとも一端面に近接して配置された線状光源とを備え、前記導光板は、少なくとも一部に湾曲部分をもち、該導光板の厚さDと該湾曲部分の曲率半径Rが、D/R<0.5の条件を満たすことを特徴とする液晶ディスプレイ装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳述する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る液晶ディスプレイ装置の斜視図である。図1に示した液晶ディスプレイ装置10は、液晶パネル11、湾曲バックライト12を備えている。
【0012】
液晶パネル11は、薄く可撓性を備えたガラス基板と、そのガラス基板上に集積された液晶素子および駆動回路とを備えた液晶パネルである。液晶パネル11そのものも可撓性を備えた液晶パネルとなっている。
【0013】
次に、本発明の特徴をなす湾曲した形状のバックライト12について述べる。図2はバックライト12の分解した状態を示した斜視図である。バックライト12は、線状光源21、湾曲した導光板22、反射シート23、および配光制御シート24を備えている。
【0014】
線状光源21は、例えば冷陰極管をリフレクターにより包囲した光源装置や、LEDなどの微小発光素子を直線状に多数配置したアレイ状光源装置を、所要に応じて用いればよい。
【0015】
導光板22は、透明な部材を成型することにより製作される導光板である。ここで透明な部材としては、例えばアクリルやアートンなどを用いればよい。導光板22の構成の詳細は図3に断面図として示した。導光板22は、光入射面31、光出射面32、散乱マーク33から構成される。散乱マーク33は、円形や角形のドット印刷等を施す手段や、導光体面を加工した凹凸や溝を設ける手段が考えられ、これらを所要に応じて用いればよい。
【0016】
反射シート23は、前面をAl若しくはAg等の金属蒸着によりミラー面にしたものや、光高反射特性を有する樹脂を一体成型にしたものであってよい。
【0017】
配光制御シート24は、光拡散化のための手段を透明な樹脂を材料とするシートに施したものである。ここで光拡散化のための手段としては、シート内部に光拡散性の物質を混入したり、屈折率の異なる微小体を混入したものでもよく、またシート表面を粗面化したり、光拡散性の物質の皮膜を形成したものでもよい。また配光制御シート24としては、特定の方向に集光する機能を有するプリズムシート等を光拡散シートの代わりに適宜用いるか、または、プリズムシート等を光拡散シートとともに使用するようにしてもよい。
【0018】
バックライト12の機能について、図3を参照しながら説明する。線状光源21より発せられた光は、光入射面31より導光板内部に入射し、導光板内部で全反射を繰り返しながら伝搬する。その伝搬している間に散乱マーク33に衝突した光は、光出射面32の方向に拡散あるいは反射され、光出射面32より出射される。
【0019】
また散乱マーク33に衝突し、拡散された光のなかには、光出射面32から出射されるのではなく、導光板22の裏面から漏れ出す光が存在する。そのような漏れ出し光は、反射シート24によって反射され、導光板22を通過し、光出射面32から出射される。光出射面32により出射した光は、配光制御シート24により、拡散あるいは、特定の方向に偏向される。この光が液晶パネル11を、裏面から照明することになる。
【0020】
ここで、散乱マーク33を線状光源21に近い領域では、密度が疎になるようにし、線状光源21から遠ざかるにつれて、密度が密になるように配置しておけば、湾曲したバックライト12を一様な輝度を持つ光源装置にすることができる。
【0021】
またバックライト12に用いる導光板22としては、図4に示したように導光体22とは屈折率の異なる材料を用いた微小体37を、その内部に混入させた構成にしてもよい。この場合、線状光源21より発せられた光は、光入射面31より導光板内部に入射し、導光板内部の側面ではで全反射をうけ、反射を繰り返しながら伝搬する。そして伝播している間に、微小体37に1回または複数回衝突し、導光体22の側面での全反射条件が崩れる光が発生する。その光の中で、光出射面32より出射された光が、照明光となり対象物を照明する。導光体22の内部における微小体37の配列のさせ方は、ランダムに配置させてもよく、特定の配列をもって配置させてもよい。また、線状光源21に近いところでは微小体の密度を低くし、線状光源21から遠ざかるにつれて徐々に密度が高くなるような配置でもよい。これらの配置を所要に応じて選択し、また場合によっては組み合わせてもよい。
【0022】
この微小体37を混入させた導光板22を用いる場合は、導光板の裏面から出射してしまう光の量が、散乱マーク33を設置した導光板22よりも多くなるため、反射シート23はより有効な手段となる。
【0023】
さらには、湾曲バックライト12を光利用効率の良いバックライトとするために、導光板22の厚さDと曲率半径Rの関係は、D/R<0.5となるのが好ましい。これは一定の長さを持つ湾曲導光板において、伝搬率を0.8以上に保つための条件である。ここで伝搬率とは、光源から発生させた光量と、光源とは反対側の導光体端面から出射した光量の比により定義した値で、湾曲したことによる漏れ出し光の少なさを示す数値である。
【0024】
また、より効率を良くするためには、D/R<0.2とするのが好ましい。このようにすることで、湾曲した形状においても伝搬率を0.95以上に保つことができる。これらの条件は、計算機を用いた光学シミュレーションにより導出したものである。
【0025】
ここで用いた光学シミュレーションは、光線追跡とモンテカルロ法を用いたシミュレーションである。このシミュレーションの概要を、図3を参照しながら説明する。シミュレーションの光学系モデルは、図3に示した線状光源21と導光板22により構成されるバックライト12とほぼ同様であるが、散乱マーク33や微小体37は存在しないというモデルである。線状光源装置のモデルは、完全拡散の円筒面光源とそれを囲い込むようなU字断面の筒型反射鏡である。この反射鏡の開口面が導光板22の光入射面31に密着するように、線状光源21は導光板22に設置されている。伝搬率の計算では、線状光源21から光線を多数発生させ、導光板22内部に光入射面31から入射し、光入射面31とは反対側の側面36に到達する光線本数をカウントすることにより行う。もし導光板がほぼ直線に近い形状であれば、光入射面31から入射した光線は、導光板内部の壁面に衝突しても全反射をうけながら導光体内部で伝搬し、側面36に到達する。しかし、導光体を湾曲させ、その曲率半径Rを小さくしていくと、全反射をうけない光線が徐々に増加し、側面36に到達しない光線が増えてくる。これはすなわち伝搬率が減少することを意味している。また側面36に到達する光線本数は、導光板の厚さDにも依存し変化する。
【0026】
以上のような光学シミュレーションを、さまざまな条件のもとで繰り返し行うことにより、D/Rに対する伝搬率を計算した。この計算結果より求められたD/Rに対する伝搬率の変化をプロットしたグラフを図5に示す。図5によれば、湾曲導光板12の厚さDと曲率半径Rの比D/Rが0.2以下であれば伝搬率が0.95以上に保たれ、0.5以下であれば伝搬率が0.8以上に保たれることが分かる。D/Rが0.5以上では、D/Rが増加するとともに伝搬率が減少し、光利用効率が良く一様な輝度を持つバックライトを実現する導光板として機能しなくなってしまう。
(第2の実施の形態)
図6(a)は本発明に係るバックライトの断面図である。本実施形態では、バックライト12は、線状光源21、可撓性を持つ導光板22、反射シート23、および配光制御シート24により構成される。導光板22は可撓性を持つために、図6(b)のようにバックライト12を湾曲したバックライトとして用いることができる。
【0027】
線状光源21は、本実施形態においても例えば冷陰極管をリフレクターにより包囲した光源装置や、LEDなどの微小発光素子を直線状に多数配置したアレイ状光源装置を、所要に応じて用いればよい。
【0028】
反射シート23は、前面をAl若しくはAg等の金属蒸着によりミラー面にしたものや、光高反射特性を有する樹脂を一体成型にしたものであってよい。
【0029】
配光制御シート24は、光拡散化のための手段を透明な樹脂を材料とするシートに施したものである。ここで光拡散化のための手段としては、シート内部に光拡散性の物質を混入したり、屈折率の異なる微小体を混入したものでもよく、またシート表面を粗面化したり、光拡散性の物質の皮膜を形成したものでもよい。また配光制御シート24としては、特定の方向に集光する機能を有するプリズムシート等を光拡散シートの代わりに適宜用いるか、または、プリズムシート等を光拡散シートとともに使用するようにしてもよい。
【0030】
導光板22は、透明性の高い材料、例えばアクリルやアートンなどにより形成されている。導光板22は可撓性を持つようにするために、その厚さDを1mm以下、さらに望ましくは0.5mm以下とする。ここで例にあげた導光板22に用いられる透明性の高い材料は、硬質の材料である。材料の硬さを示す値としてヤング率があるが、このヤング率は各材料に固有の値であり、材料によって異なった値となる。しかし、アクリルやアートンなど透明性の高い材料は、一般的にヤング率が高く、そのため硬質となり可撓性を持たせるのが困難である。しかし導光板43の厚さDを1mm以下とすることで、可撓性を持たせることができる。
【0031】
導光板22は、上記した第1の実施の形態と同様に、光入射面31、光出射面32、散乱マーク33から構成される。また、導光板22とは屈折率の異なる材料を用いた微小体37を、その内部に混入させた構成にしてもよい。
【0032】
さらに、バックライト12が光利用効率の良いバックライトとするために、導光板22の厚さDと曲率半径Rの関係は、D/R<0.5となるのが好ましい。これは一定の長さを持つ湾曲導光板において、伝搬率を0.8以上に保つための条件である。ここで伝搬率とは、第1の実施の形態における説明において示した定義と同様である。より効率を良くするためには、D/R<0.2とするのが好ましい。このようにすることで、湾曲した形状においても伝搬率を0.95以上に保つことができる。
【0033】
この導光板22を用いることにより、バックライト12は湾曲の曲率を所定範囲内で自由に選択できるフレキシブルなバックライトとして用いることができる。また、バックライト12と可撓性を持つ液晶パネルとを組み合わせることにより、湾曲の曲率を所定範囲内で自由に選択できるフレキシブルな液晶ディスプレイとして用いることができる。
(第3の実施の形態)
図7(a)は本発明に係るバックライトの断面図である。本実施形態では、バックライト12は、線状光源21と、可撓性を持つ導光板22aおよび導光体22bにより構成される。導光板22aおよび導光板22bは可撓性を持つために、図7(b)のようにバックライト12を湾曲したバックライトとして用いることができる。
【0034】
導光板22aおよび導光板22bの材料ならびに構成は、第2の実施の形態に用いた導光板と同様のものである。したがって、それぞれの導光板の厚さD1とD2はともに、1mm以下にする。しかし、厚さD1とD2が同じ値である必要はない。上側にある導光体22aの機能は、第2の実施の形態と同様である。光入射面32aから入射した光は、散乱マーク33aによって散乱され、光出射面31aから導光板外部へ出射する。
【0035】
下側にある導光板22bでも、光は同様の過程を経て光出射面31bから導光体外部へ出射する。しかし上側に導光板22aがあるため、その出射した光は導光体22aが導光体22bと接する接面34aから導光板22aの内部に入射する。そして導光体22aを横断する形で通過し、光出射面31aから導光板22a外部に出射する。
【0036】
この実施の形態においても、導光板22bの裏面から漏れ出す光が存在する。そのような漏れ出し光は、反射シート24によって反射され、導光板22aおよび導光板22bを通過し、光出射面32aから出射される。光出射面32aにより出射した光は、配光制御シート24により、拡散あるいは、特定の方向に偏向される。この光が液晶パネル11を、裏面から照明することになる。
【0037】
このように導光板22aと導光板22bを、重ね合わせて用いると、線状光源装置21から発せられる光をより多く導光板内部に伝搬させることができるため、光の利用効率を向上させることができる。光の利用効率が高いために、より輝度の高いバックライト12を実現することができる。
【0038】
導光体22aと導光体22bは重ね合わされているが、接着により張り合わせるような固定はしない。このように固定しないようにし、互いの接面が摺り合う摺動接面としておく。これによりバックライト12全体としては可撓性が損なわれることはなく、フレキシブルなバックライトとして用いることができる。
【0039】
線状光源21は、本実施形態においても例えば冷陰極管をリフレクターにより包囲した光源装置や、LEDなどの微小発光素子を直線状に多数配置したアレイ状光源装置を、所要に応じて用いればよい。
【0040】
反射シート23は、前面をAl若しくはAg等の金属蒸着によりミラー面にしたものや、光高反射特性を有する樹脂を一体成型にしたものであってよい。
【0041】
配光制御シート24は、光拡散化のための手段を透明な樹脂を材料とするシートに施したものである。ここで光拡散化のための手段としては、シート内部に光拡散性の物質を混入したり、屈折率の異なる微小体を混入したものでもよく、またシート表面を粗面化したり、光拡散性の物質の皮膜を形成したものでもよい。また配光制御シート24としては、特定の方向に集光する機能を有するプリズムシート等を光拡散シートの代わりに適宜用いるか、または、プリズムシート等を光拡散シートとともに使用するようにしてもよい。
【0042】
本実施形態では、バックライト12を図7(a)のように導光板を2枚用いる構成の説明をしたが、本発明は導光板の枚数によって制限されものでなく、3枚以上の構成にしてもよい。
【0043】
本実施形態のようにバックライト12を構成すれば、高い輝度をもち湾曲の曲率を所定範囲内で自由に選択できるフレキシブルなバックライトとして用いることができる。またバックライト12と可撓性を持つ液晶パネルとを組み合わせることにより、高い輝度をもち湾曲の曲率を所定範囲内で自由に選択できるフレキシブルな液晶ディスプレイとして用いることができる。
【0044】
以上、本発明を、実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、これら実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0045】
例えば、前記の例のように液晶パネルが凹面となるような湾曲ディスプレイ装置ではなく、逆に図8に示すように液晶パネルが凸面となるような液晶ディスプレイ装置でもよい。
【0046】
また、図9のように湾曲した線状光源25を用いて、その光源を導光板22の湾曲に沿った側面に設置するような形態でもよい。
【0047】
また、バックライト12の全体が湾曲しているわけではなく、図10に示したバックライト12のように、その一部において湾曲部35を持つ構成にしてもよい。この場合も、湾曲バックライト12が光利用効率の良いバックライトとするためには、導光板22の厚さDと湾曲部35における曲率半径Rの関係は、D/R<0.5となるのが好ましい。さらに効率を良くするためには、D/R<0.2とするのがより好ましい。
【0048】
また上記した実施形態においては、線状光源装置を片側の側面に設置していたが、バックライト12の輝度を向上させるため線状光源装置を複数の側面に取り付けてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、円柱の側面などの湾曲した面に取り付けられるバックライトを得ることができる。このバックライトは、湾曲していても一様な輝度を保つことができ、また平面状のバックライトと同じ光利用効率を実現するものである。
【0050】
また、このバックライトと可撓性を持つ液晶パネルを組み合わせることにより、円柱の側面などの湾曲した面に取り付けられる液晶ディスプレイ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液晶ディスプレイ装置の実施形態を示す斜視図。
【図2】 本発明に係るバックライトの実施形態を示す斜視図。
【図3】 第1の実施形態におけるバックライトを示す断面図。
【図4】 第1の実施形態におけるバックライトを示す断面図。
【図5】 導光板の伝搬率の変化を表すグラフ。
【図6】 第2の実施形態におけるバックライトを示す断面図。
【図7】 第2の実施形態におけるバックライトを示す断面図。
【図8】 本発明に係る液晶ディスプレイ装置の変形例を示す斜視図。
【図9】 本発明に係る液晶ディスプレイ装置の変形例を示す斜視図。
【図10】 本発明に係るバックライトの変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
10:液晶ディスプレイ装置
11:液晶パネル
12:バックライト
21:線状光源
22:導光板
23:反射シート
24:配光制御シート
31:光出射面
32:光入射面
33:散乱マーク
34:接面
35:湾曲部
36:側面
37:微小体

Claims (4)

  1. 透明な部材からなる導光板と、前記導光板の背面に設置された反射シートと、前記導光板の前面に配置された配光制御シートと、前記導光板の少なくとも一端面に近接して配置された線状光源とを備えたバックライトであって、
    前記導光板は、少なくとも一部に湾曲部分をもち、該導光板の厚さDと該湾曲部分の曲率半径Rが、D/R<0.5の条件を満たすことを特徴とするバックライト。
  2. 前記導光板は、該導光板の厚さ D と該湾曲部分の曲率半径 R が、 D R <0.2の条件を満たすことを特徴とする請求項1記載のバックライト。
  3. バックライトと可撓性を備えた液晶パネルとを備えた液晶ディスプレイ装置であって、
    前記バックライトは、透明な部材からなる導光板と、前記導光板の背面に設置された反射シートと、前記導光板の前面に配置された配光制御シートと、前記導光板の少なくとも一端面に近接して配置された線状光源とを備え、
    前記導光板は、少なくとも一部に湾曲部分をもち、該導光板の厚さDと該湾曲部分の曲率半径Rが、D/R<0.5の条件を満たすことを特徴とする液晶ディスプレイ装置。
  4. 前記導光板は、該導光板の厚さ D と該湾曲部分の曲率半径 R が、 D R <0.2の条件を満たすことを特徴とする請求項記載の液晶ディスプレイ装置。
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