JP4075632B2 - 情報処理装置、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、及び、プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブ付ダイアログをウィンドウ内に表示して、各種設定に関する利用者の操作情報を取得し、その操作情報に基づき、外部装置を制御する制御手段に対して各種設定を施す情報処理装置、及び、それに用いるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、パーソナルコンピュータなどで知られる汎用型の情報処理装置は、Windows(登録商標)シリーズや、MacOS(登録商標)シリーズ、などのオペレーティングシステムが組み込まれて動作する。
【0003】
近年のオペレーティングシステムには、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)が実装されており、オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションは、例えば、モニタ上に、GUIとして機能するダイアログ(ダイアログボックスともいう)を表示することによって利用者の操作情報を得て、各種処理を実行する。この際、利用者は、マウスなどのポインティングデバイスを用い、ダイアログを操作することによって、アプリケーションに各種指令を入力することができる。
【0004】
ところで、ダイアログの一形態としては、タブ付きのダイアログが知られている。また特に、そのようなタブ付きのダイアログが採用された例としては、プロパティシートが知られている。プロパティシートは、各種データの設定や、設定内容の確認のためのGUIとして用いられるものであり、タブが付されたダイアログであるプロパティシートページ(以下、単に「ページ」とも表現する。)が複数個重ねあわされて構成される。
【0005】
このような構成のプロパティシートは、操作性が高く、利用者は、ポインティングデバイスを用いてタブを選択する程度で、所望のダイアログを呼び出すことができ、更には、別のタブを選択することによって、前に呼び出したダイアログを明示的に閉じる操作しなくとも、その前のダイアログを閉じ、新しいダイアログを呼び出すことができる。このように、プロパティシートは、大変利便性の高いものであるため、様々なアプリケーションに使用されている。
【0006】
しかしながら、プロパティシートには複数のダイアログ(ページ)が組み込まれるため、利用者は、その複数のダイアログのいずれか一つを操作したい場合であっても、まず最初にプロパティシートを呼び出さなければならなかった。
即ち、利用者は、プロパティシート内にある一つのダイアログ(ページ)を呼び出したい場合であっても、まずプロパティシートを呼び出して、更に、プロパティシート内に並べられた複数のタブの中から、呼び出したいダイアログのタブを見つけ出し、選択しなければ、そのダイアログを呼び出すことができなかった。そして、プロパティシート内に並べられた複数のタブの中から、呼び出したいダイアログのタブを見つけ出すためには、モニタを注視しなければならない場合があった。
【0007】
このような問題に対し、特許文献1では、利用者が呼び出したいページのタブの位置を確認し易いように、タブに目印となる画像を付すようにしている。更に、特許文献1では、アラーム機能の設定を行うためのダイアログにおいて、そのダイアログ内に存在するアラーム機能の有効/無効に関するチェックボックスが操作され、アラーム機能が無効にされた場合に、そのダイアログに対応するタブの画像に「×」マークを記して、アラーム機能が無効であることを示すようにしている。
【0008】
このように「×」マークを用いれば、ダイアログを開いてチェックボックスの状態を確認しなくてもダイアログの状態が確認できるようにプロパティシートを構成することができるし、アラーム機能が不要である利用者にとって、他のタブが見つけやすくなる。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−75694号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、基本的に、従来文字でタブに表現していたページの内容を画像を用いて理解しやすいようにし、利用者にとって選択する必要のないタブに「×」マークを付すことによって、選択する必要のないタブの位置を利用者に理解しやすいようにしただけであるので、複数のタブがある場合に、選択する必要のあるタブがどこに存在するのかについて、依然として利用者にわかり辛い場合があった。
【0011】
また、このような問題は、設定項目が多く、表示タブ数が多いソフトウェアドライバ(例えば、プリンタドライバ)のプロパティシートにおいて顕著に生じていた。
勿論、このような問題は、表示するタブ数を減すことで解決することが可能である。しかしながら、ソフトウェアドライバ、特にプリンタドライバに関しては、高度な知識を有する非初心者からその印刷設定に関して高い自由度を求める声が強く、設定項目数を減らしてタブの数を減らすといった改善を行うことが難しかった。
【0012】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ソフトウェアドライバなどの制御手段に対して設定を施すためのダイアログをウィンドウ内に表示して、その設定に関する利用者の操作情報を取得し、その操作情報に基づき、外部装置を制御する制御手段に対して各種設定を施す情報処理装置において、利用者の使用方法に合わせ、利用者が操作しやすいようにタブ付ダイアログの表示形態を変更することができる技術を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の情報処理装置は、ダイアログ表示手段、操作回数記録手段、表示順序決定手段、表示順序変更手段、を備え、ダイアログ表示手段によってダイアログが表示されるウィンドウを介して入力される利用者の操作情報に基づき、外部装置を制御する制御手段に対して各種設定を施す。
【0014】
この情報処理装置が備えるダイアログ表示手段には、予め定められた一以上の設定項目からなる設定種目毎に、その設定種目に属する各設定項目のパラメータを操作可能なダイアログを表示するためのダイアログ情報と、そのダイアログに付されるタブの表示に必要なタブ情報、とが用意される。
【0015】
ダイアログ表示手段は、その各設定種目毎のダイアログ情報及びタブ情報に基づいて、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)として機能する上記ウィンドウ内に、各設定種目毎のタブを並べて表示し、そのタブ群から一つのタブが選択されると、その選択されたタブに対応するダイアログを上記ウィンドウ内に表示する。
【0016】
また、操作回数記録手段は、利用者の操作により各タブに対応するダイアログにて操作されたパラメータの操作回数(各タブのパラメータ操作回数)を記録し、表示順序決定手段は、操作回数記録手段によって記録された各タブのパラメータ操作回数に基づき、タブの表示順序を決定する。
【0017】
そして、表示順序変更手段は、表示順序決定手段によって決定された順序で、ダイアログ表示手段に、各タブを並べて表示させる。
【0018】
従って、この情報処理装置によれば、利用者によるウィンドウの使用方法に合わせて、タブを並び替えて表示することができる。具体的には、使用頻度の高いタブが利用者にとって目に付きやすい位置に配置されるように、タブを並び替えることができる。
【0019】
結果、請求項1記載の情報処理装置によれば、利用者の使用方法に適合するようにウィ ンドウの表示形態を変更することができ、タブの数を減すことなく、タブ付ダイアログの操作性を向上させることができる。
【0020】
特に、制御手段がプリンタドライバであり、ウィンドウ内に表示されるタブ付ダイアログが、プリンタドライバ設定用のプロパティシートである場合には、パラメータの操作回数について、特定の設定項目に偏りが生じることが多々あるが、本発明によれば、上述した動作により、プリンタドライバ設定用のプロパティシートの操作性を効果的に向上させることができる。
【0021】
また、ウィンドウ内に表示されるタブ付ダイアログが、高い設定自由度を備えるプリンタドライバ設定用のプロパティシートである場合には、ダイアログの使用方法について、初心者と非初心者とで大きな差が生じるが、本発明によれば、利用者が初心者・非初心者であるかを問わず、その操作性を向上させることができる。
【0022】
この他、請求項1に記載の情報処理装置においては、請求項2に記載のように、表示順序決定手段及び表示順序変更手段を構成すると良い。請求項2記載の情報処理装置においては、表示順序決定手段が、操作回数記録手段により記録された各タブのパラメータ操作回数に基づいて、ウィンドウ内に表示させるタブを選別すると共に、ウィンドウ内に表示させるタブとして選別された各タブについて、タブの表示順序を決定する構成にされている。また、表示順序変更手段は、ダイアログ表示手段に対し、表示順序決定手段によって選別された各タブを、表示順序決定手段によって決定された順序で、ウィンドウ内に並べて表示させる。
【0023】
この情報処理装置によれば、表示順序決定手段の決定結果に基づいて、ダイアログ表示手段に、利用者にとって真に必要なタブのみを選択的に表示させることができる。また、使用頻度の高いタブについて、そのタブを利用者にとって目に付きやすい位置に配置することできる。従って、この情報処理装置によれば、タブ付ダイアログの操作性が一層向上する。
【0024】
その他、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置においては、表示順序決定手段を、請求項3に記載のように構成すると良い。
請求項3に記載の情報処理装置における表示順序決定手段は、操作回数記録手段によって記録された各タブのパラメータ操作回数のいずれかが所定数に達すると、操作回数記録手段によって記録された各タブのパラメータ操作回数に基づいて、タブの表示順序を決定する。
【0025】
請求項3に記載の情報処理装置によれば、各タブのパラメータ操作回数のいずれかが所定数に達するまで、タブの表示順序が変更されないので、あまりウィンドウ内のタブが操作されていないにもかかわらず、頻繁にタブの表示順序が切り替わることが原因で、かえってタブ付ダイアログの操作性が悪化してしまうのを防止することができる。例えば、利用者は、過去の経験に基づいて、タブの表示位置を即座に理解することができるが、頻繁にタブの表示順序を切り替えると、経験に基づく操作性の向上を阻害してしまう可能性もある。本発明によれば、そのような問題を解決することができるので、タブ付ダイアログの操作性を一層向上させることができる。
【0026】
また、請求項1又は請求項2記載の情報処理装置においては、表示順序決定手段を、請求項4記載のように構成しても良い。請求項4に記載の情報処理装置における表示順序決定手段は、操作回数記録手段によって記録された各タブのパラメータ操作回数の合計が所定数に達すると、操作回数記録手段によって記録された各タブのパラメータ操作回数に基づいて、タブの表示順序を決定する。
【0027】
この情報処理装置によれば、各タブのパラメータ操作回数の合計が所定数に達すると、表示順序決定手段によってタブの表示順序が決定されるので、タブの表示順序が頻繁に切り替わることで、かえってウィンドウの操作性が悪化してしまうのを防止することができる。
【0028】
その他、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報処理装置においては、請求項5記載のように表示順序変更手段及びダイアログ表示手段を構成して、タブの並び替えを行うようにすればよい。
【0029】
請求項5記載の情報処理装置における表示順序変更手段は、表示順序決定手段の決定結果に従い、ウィンドウ内に表示させるタブの順に、そのタブを表示する際に用いるべきタブ情報を、ダイアログ表示手段に対して指定する。一方、ダイアログ表示手段は、表示順序変更手段によって指定されたタブ情報を順に用いて、ウィンドウ内に各タブを並べて表示する。この発明(請求項5)によれば、既存のライブラリを利用して、簡単に本発明の各手段をコンピュータに実現させるためのプログラムを作成することができる。
【0030】
また、上述した請求項1〜請求項5に係る発明は、請求項6記載にように、外部のプリンタ装置を制御するプリンタドライバに対して各種設定を施すための情報処理装置に適用されると良い。請求項6記載の情報処理装置によれば、上述の効果を一層発揮でき、プリンタドライバ設定用のタブ付ダイアログの操作性を、利用者の使用方法に合わせて、効果的に向上させることができる。
【0031】
その他、請求項7に記載のように、ダイアログ表示手段、操作回数記録手段、表示順序決定手段、及び、表示順序変更手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを、外部装置を制御する制御手段に対して各種設定を施す情報処理装置に組み込めば、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の情報処理装置を構成することが可能である。尚、ダイアログ表示手段、操作回数記録手段、表示順序決定手段、及び、表示順序変更手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムは、例えば、CD−ROM、フレキシブルディスクなどの記録媒体に格納されても良い。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について、図面とともに説明する。尚、図1は、本発明が適用された情報処理装置1の構成を表す説明図である。
本実施例の情報処理装置1は、主に、CPU11、ROM13、RAM15等から構成され当該装置を統括制御する制御部10と、その制御部10が内蔵する画像処理回路(図示せず)に接続されたモニタ21と、制御部10にバスを介して接続されたCD−ROMドライブ23及びハードディスク装置30と、USBインタフェース等を介して接続された入力機器25(キーボードやポインティングデバイス等)及びプリンタ装置27と、を備える。
【0058】
CD−ROMドライブ23には、記録媒体としてのCD−ROM24が装着され、ハードディスク装置30には、そのCD−ROMドライブ23を通じ、オペレーティングシステム(OS)31、プリンタドライバ33、プリンタドライバ33に対して各種設定を施すための印刷設定プログラム35、などがインストールされる。
【0059】
尚、本実施例のハードディスク装置30には、オペレーティングシステム(OS)31として、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)が実装された周知のWindows(登録商標)シリーズなどがインストールされる。また、プリンタドライバ33及び印刷設定プログラム35は、このオペレーティングシステム(OS)31上で動作し、プリンタ装置27は、そのプリンタドライバ33によって制御され、プリンタドライバ33により生成された印刷データに基づく画像を記録紙等に印刷する。
【0060】
印刷設定プログラム35は、プリンタドライバ33に対して各種設定を施すためのプログラムである。この印刷設定プログラム35は、オペレーティングシステム(OS)31に実装されたGUIの機能を利用して、制御部10に、プリンタドライバ33の設定にかかわる各種パラメータを利用者側で操作可能なプロパティシート40を表示させる。
【0061】
図2は、制御部10がオペレーティングシステム(OS)31上で印刷設定プログラム35を実行することによって、制御部10上で実現される各機能の構成を表す機能ブロック図である。制御部10は、印刷設定プログラム35を実行することによって、順序変更処理部51、プロパティシート生成処理部53、プロパティシート表示処理部55、操作回数記録処理部57、順序決定処理部59、としての機能を果たす。そして、プロパティシート40を表示するのに必要なシート情報DSを、プロパティシート生成処理部53によって生成し、そのシート情報DSに基づいて、プロパティシート40をモニタ21上に表示する。
【0062】
図3(a)は、印刷設定プログラム35によりモニタ21上に表示されるプロパティシート40の構成を表す説明図である。また図3(b)は、プロパティシート40内で表示される各ダイアログ(「おまかせ印刷」ダイアログ43a、「基本設定」ダイアログ、「拡張機能」ダイアログ43b、「サポート」ダイアログ)を用いて操作可能なパラメータの種類を表した説明図である。
【0063】
図3(a)に示すように、第一実施例のプロパティシート40は、ウィンドウ4内に、タブ41a〜41dを表示するためのタブ表示領域42と、各タブ41a〜41dに付されたダイアログ(「おまかせ印刷」ダイアログ43a、「基本設定」ダイアログ、「拡張機能」ダイアログ43b、「サポート」ダイアログ)を表示するためのダイアログ表示領域44と、を備えている。
【0064】
プロパティシート表示処理部55は、プロパティシート生成処理部53によって生成されたシート情報DSにしたがって、タブ表示領域42に、「おまかせ印刷」タブ41a、「基本設定」タブ41b、「拡張機能」タブ41c、「サポート」タブ41dなどを横方向に並べて表示する。また、このプロパティシート表示処理部55は、ポインティングデバイス等を通じて一つのタブ41a〜41dが選択されると、そのタブ41a〜41dに関連付けれたダイアログ情報DD0〜DD3に基づき、選択されたタブ41a〜41dに対応するダイアログ(「おまかせ印刷」ダイアログ43a、「基本設定」ダイアログ、「拡張機能」ダイアログ43b、「サポート」ダイアログのいずれか)を、ダイアログ表示領域44に表示する。
【0065】
尚、図3(a)には、「おまかせ印刷」タブ41aに関連付けられた「おまかせ印刷」ダイアログ43aの構成を示す。この図からも理解できるように、各ダイアログは、自身に付されたタブ41a〜41dと共に、上述のプロパティシートページを構成する。
【0066】
「おまかせ印刷」ダイアログ43aは、「通常印刷(A4)」、「きれいに印刷(A4)」、「用紙を節約して印刷(A4)」、「写真印刷(A4)」、「L版いっぱいに写真印刷」、「はがき印刷」、「インクジェット用はがき印刷」、などの選択項目を備えている。プロパティシート表示処理部55は、その選択項目群の中から一の項目がポインティングデバイス等により選択され、その後「読み込み」ボタン45がクリックされると、その選択項目に関連付けられているパターン情報61内のパラメータ値に従って、図3(b)に示す各設定項目のパラメータ値を設定する。即ち、プロパティシート表示処理部55は、設定すべきパラメータ値が記された上記パターン情報61に従って、図3(b)に示す各設定項目のパラメータ値を一括変更し、その変更結果をRAM15等に一時記憶する。
【0067】
そして、プロパティシート表示処理部55は、プロパティシート40下部の「OK」ボタン46がクリックされると、その変更結果にしたがって、ハードディスク装置30に記憶されたプリンタドライバ33用の設定情報63を書き換え、プリンタドライバ33に対し、各種設定を施す。尚、上記パターン情報61及び設定情報63は、図3(b)に示す各設定項目毎のパラメータ値を備えるものであり、特にパターン情報61は、設定すべきパラメータ値を、上記各選択項目毎に備える。
【0068】
図3(b)に示すように、各設定項目は、「おまかせ印刷」、「基本設定」、「拡張機能」、「サポート」といった設定種目に予め分類されている。即ち、「おまかせ印刷」、「基本設定」、「拡張機能」、「サポート」といった各設定種目は、一以上の設定項目から構成され、各設定種目毎のダイアログは、その設定種目に属する各設定項目毎のパラメータを操作可能な構成にされている。
【0069】
例えば、「おまかせ印刷」ダイアログ43aは、「基本設定」ダイアログ、「拡張機能」ダイアログ43b、「サポート」ダイアログの各ダイアログで個別に操作可能な各設定項目毎のパラメータを、パターン情報61に従って一括に操作することが可能な構成にされている。
【0070】
一方、「基本設定」ダイアログは、「用紙種類」、「印刷品質」、「用紙サイズ」、「レイアウト」、「印刷向き」、「部数」、「ふちよせ印刷」、「カラー印刷/モノクロ印刷」といった各設定項目のパラメータを個別に操作可能な構成にされている。尚、図3(b)に示すように、「用紙種類」の設定項目に割り当てられたパラメータは、”普通紙”、”はがき”、などの値をとり、「印刷品質」に割り当てられたパラメータは、”標準”、”ファイン”、などの値をとる。また「用紙サイズ」の設定項目に割り当てられたパラメータは、当該プリンタ装置27にて印刷可能な用紙サイズに係る値(”A4”,”B5”等)をとる。
【0071】
その他、「レイアウト」の設定項目に割り当てられたパラメータは、1枚の記録紙に複数ページ分のデータを印刷する機能に係る値(”1ページ”,”2ページ”等)をとる。
また、「印刷向き」の設定項目に割り当てられたパラメータは、プリンタ装置27にセットされる記録紙の向きに係る値(”縦”,”横”)をとる。また、「部数」の設定項目に割り当てられたパラメータは、印刷部数にかかわる数値をとる。その他、「ふちよせ印刷」の設定項目に割り当てられたパラメータは、ふちよせ印刷機能のON/OFF切替に係る値をとる。そして、「カラー印刷/モノクロ印刷」の設定項目に割り当てられたパラメータは、カラー印刷、モノクロ印刷の切替に係る値(”カラー”,”モノクロ”)をとる。
【0072】
また、「サポート」ダイアログは、印刷画像のタイプ(テキスト、写真等)に関わる設定項目としての「イメージタイプ」、画質強調機能に関わる設定項目としての「画質強調」、左右反転機能に関わる設定項目としての「左右反転」について、各パラメータを個別に操作可能な構成にされている。その他、「拡張機能」ダイアログ43bは、プリントセットアップの短縮動作に関わる設定項目「クイックプリントセットアップ」のパラメータや、日付・時間印刷に関わる設定項目「日付・時間印刷」のパラメータを個別に操作可能な構成にされている。
【0073】
図4は、その「拡張機能」ダイアログ43bの構成を表す説明図である。「拡張機能」ダイアログ43bは、上述した設定項目のパラメータを操作可能な構成にされている他、使用頻度の低いページを非表示にするためのタブ削除機能について、その機能の有効/無効を切り替えるためのチェックボックス47を備えている。即ち、「拡張機能」ダイアログ43bは、使用頻度の低いダイアログを表示可能とすべきか否かに関する情報を、ポインティングデバイス等により操作可能なチェックボックス47を通じ、取得可能な構成にされている。尚、プロパティシート表示処理部55は、上述の各ダイアログを通じて変更された各設定項目のパラメータ値を、ハードディスク装置30に記憶されたプリンタドライバ33用の設定情報63に反映させる際に、このチェックボックス47の状態を表す情報を、上記設定情報63としてハードディスク装置30に書き込む構成にされている。
【0074】
以上、プロパティシート40の構成及びプロパティシート表示処理部55の動作について説明したが、本実施例のプロパティシート40を構成する上記複数のタブ41a〜41dは、各プロパティシートページの操作回数C[i]にしたがって、並び替えられる。具体的に、タブ41a〜41dの並び替えは、操作回数記録処理部57が記録する各プロパティシートページの操作回数C[i]に基づいて、行われる。
【0075】
図5は、プロパティシート40がウィンドウ4内に表示されると操作回数記録処理部57が実行する操作回数記録処理を表すフローチャートである。操作回数記録処理部57は、当該処理の実行を開始すると、まず、ハードディスク装置30等に記憶されている操作履歴情報65を読み出して、各プロパティシートページの操作回数C[i]をRAM15のワークエリアにセットする(S110)。尚、操作履歴情報65には、各設定種目に対応するプロパティシートページ(ページ[i])毎の過去の操作回数C[i]が記されている。
【0076】
この後、操作回数記録処理部57は、ウィンドウ4内に表示されたダイアログを通じて各設定項目のパラメータが操作される度に、そのダイアログに対応するタブ41a〜41dが利用者の操作によりウィンドウ4を介して選択されたとして、S120でYesと判断し、その操作の際に用いられたページの操作回数C[i]をカウントアップする(S130)。この動作により、操作回数記録処理部57は、ワークエリアに記憶された各ページの操作回数C[i]を更新する。尚、操作回数記録処理部57は、タブ41a〜41dの選択によりダイアログ表示領域44に表示されるダイアログが切り替わる度に、タブ41a〜41dが選択されたとして、対応するページの操作回数C[i]をカウントアップする構成にされていてもよい。
【0077】
その後、操作回数記録処理部57は、プロパティシート40が閉じられたか否か判断し(S140)、閉じられていないと判断すると(S140でNo)、処理をS120に戻して、上述の動作(S120〜S130)を、ウィンドウ4下部の「OK」ボタン46がクリックされて、プロパティシート40が閉じられるまで繰り返し実行する。
【0078】
また、「OK」ボタン46がクリックされプロパティシート40が閉じられると、操作回数記録処理部57は、S140でYesと判断し、その後、ワークエリアに記憶された各ページの操作回数C[i]を、ハードディスク装置30に記憶された操作履歴情報65に反映させて、操作履歴情報65を更新する。これにより当該処理にてカウントアップされた各ページの操作回数C[i]は、ハードディスク装置30に記録される。その後、操作回数記録処理部57は、当該操作回数記録処理を終了する。
【0079】
一方、順序決定処理部59は、ハードディスク装置30に記憶された操作履歴情報65に基づいて、タブ41a〜41dの配列を決定する。図6は、順序決定処理部59が実行する順序決定処理を表すフローチャートである。
順序決定処理部59は、印刷設定プログラム35の実行開始時に動作し、まず最初に、ハードディスク装置30に記憶された操作履歴情報65を読み出す(S210)。その後、読み出された操作履歴情報65に記された各ページの操作回数C[i]に基づいて、各ページの操作回数C[i]のいずれかが所定値Aに達しているか否か判断する(S220)。
【0080】
ここで、各ページの操作回数C[i]のいずれもが所定値Aに達していないと判断すると(S220でNo)、順序決定処理部59は、デフォルトの順序で、ページの識別情報(ページの名称や、ページの識別番号等)を並べた配列情報67(図7(a)参照)を作成する(S230)。即ち、順序決定処理部59は、前回と同一の配列情報67を作成する。その後、順序決定処理部59は、作成された配列情報67を、後述の順序変更処理部51に入力(S235)して当該処理を終了する。
【0081】
一方、各ページの操作回数C[i]のいずれかが所定値Aに達していると判断すると(S220でYes)、順序決定処理部59は、処理をS225に移して、ハードディスク装置30に記憶された設定情報63に基づき、タブの削除機能が有効にされているか否か判断する。そしてタブの削除機能が無効にされていると判断すると(S225でNo)、処理をS230に移行する。
【0082】
この他、順序決定処理部59は、タブの削除機能が有効にされていると判断すると(S225でYes)、処理をS240に移行し、操作回数がB以上であるページ(即ち、C[i]≧Bであるページ)に関して、操作回数の多い順に、ページの識別情報(ページの名称等)を並べた配列情報67を作成する(図7(b)参照)。その後、順序決定処理部59は、S250にて、「拡張機能」ページ(即ち、ページ[2])の操作回数C[2]がB以上である(即ち、C[2]≧Bである)か否か判断する(S250)。
【0083】
ここで、「拡張機能」ページの操作回数C[2]がB以上であると判断すると(S250でYes)、順序決定処理部59は、S240にて作成された配列情報67を、そのまま順序変更処理部51に入力し(S260)、当該順序決定処理を終了する。
【0084】
一方、順序決定処理部59は、S250にて、「拡張機能」ページの操作回数C[2]がB未満であると判断すると(S250でNo)、S240にて作成された配列情報67の最後に、「拡張機能」ページ(ページ[2])の識別情報を追加して、配列情報67を修正し(S270)、その修正後の配列情報67(図7(d)参照)を順序変更処理部51に入力して(S280)、当該順序決定処理を終了する。
【0085】
図7は、S235、S260、S280の各処理で順序変更処理部51に入力される配列情報67の構成を表す説明図である。図7(a)に示すように、A>C[0],A>C[1],A>C[2],A>C[3]である場合には、S235にて、デフォルトの順序であるページ[0]、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]、の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が、順序変更処理部51に入力される。一方、図7(b)に示すように、C[1]≧A>C[2]>C[3]>C[0]≧Bである場合には、S260にて、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]、ページ[0]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が、順序変更処理部51に入力される。一方、図7(c)に示すように、C[1]≧A>C[2]>C[3]≧B>C[0]である場合には、S260にて、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が、順序変更処理部51に入力される。
【0086】
その他、図7(d)に示すように、C[1]≧A>C[3]≧B>C[0]>C[2]である場合には、S240にて、ページ[1]、ページ[3]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が生成される。その後、その配列情報67に修正が加えられて、ページ[1]、ページ[3]、ページ[2]の順にページの識別情報が並べられた修正後の配列情報67が、S280にて順序変更処理部51に入力される。
【0087】
尚、このように「拡張機能」ページを特別に扱うのは、「拡張機能」ダイアログ43bに、タブの削除機能に関する上述のチェックボックス47が存在するためである。即ち、第一実施例では、「拡張機能」ダイアログ43bに関してタブの削除機能が働かないようにし、これによって、タブの削除機能が常時切り替えられるようにしている。
【0088】
続いて、この配列情報67が入力される順序変更処理部51の動作について説明する。図8は、印刷設定プログラム35の実行時に、順序変更処理部51が実行する順序変更処理を表すフローチャートである。
順序変更処理部51は、この順序変更処理を開始すると、配列情報67を順序決定処理部59から取得し(S310)、その配列情報67に基づいて、プロパティシートページの作成数Nを、配列情報67に登録されたページ数に決定し、その作成数Nに関する情報を、後述のプロパティシート生成処理部53に入力する(S320)。
【0089】
その後、順序変更処理部51は、m=1に設定してカウンタの初期化を行い(S330)、続くS340及びS350の処理を繰り返し実行して、m=1,2,…,Nの各値に関し、配列情報67において第mページに指定されたページ[i]のダイアログ情報及びタブ情報を第mページ生成関数の引数に設定する。また、m=1〜NについてS340及びS350の処理が終了すると、順序変更処理部51は、S360にてm>Nであると判断して(S360でYes)、当該順序変更処理を終了する。
【0090】
例えば、配列情報67が図7(a)に示すように構成されている場合、順序変更処理部51は、まず、第1ページに指定されたページ[0]のダイアログ情報DD0及びタブ情報DT0を第1ページ生成関数の引数に設定し(S340)、mをカウントアップする(S350)と共に、S360でmがN=4以下であると判断し(S360でNo)、処理をS340に戻す。そして、第2ページに指定されたページ[1]のダイアログ情報DD1及びタブ情報DT1を第2ページ生成関数の引数に設定し(S340)、mを更にカウントアップする(S350)。
【0091】
その後、順序変更処理部51は、第3ページに指定されたページ[2]のダイアログ情報DD2及びタブ情報DT2を第3ページ生成関数の引数に設定し(S340)、更に、第4ページに指定されたページ[3]のダイアログ情報DD3及びタブ情報DT3を第4ページ生成関数の引数に設定する(S340)。この後、mをカウントアップすることでm=N+1にし、m>Nであると判断して(S360でYes)、当該順序変更処理を終了する。
【0092】
また、配列情報67が図7(b)に示すように構成されている場合、順序変更処理部51は、まず、第1ページに指定されたページ[1]のダイアログ情報DD1及びタブ情報DT1を第1ページ生成関数の引数に設定し、第2ページに指定されたページ[2]のダイアログ情報DD2及びタブ情報DT2を第2ページ生成関数の引数に設定し、第3ページに指定されたページ[3]のダイアログ情報DD3及びタブ情報DT3を第3ページ生成関数の引数に設定する。その後、第4ページに指定されたページ[0]のダイアログ情報DD0及びタブ情報DT0を第4ページ生成関数の引数に設定し、m>N=4であると判断して(S360でYes)、当該順序変更処理を終了する。
【0093】
一方、配列情報67が図7(c)に示すように構成されている場合、順序変更処理部51は、まず、第1ページに指定されたページ[1]のダイアログ情報DD1及びタブ情報DT1を第1ページ生成関数の引数に設定し、第2ページに指定されたページ[2]のダイアログ情報DD2及びタブ情報DT2を第2ページ生成関数の引数に設定し、第3ページに指定されたページ[3]のダイアログ情報DD3及びタブ情報DT3を第3ページ生成関数の引数に設定する。その後、m>N=3であると判断して(S360でYes)、当該順序変更処理を終了する。
【0094】
また、配列情報67が図7(d)に示すように構成されている場合、順序変更処理部51は、まず、第1ページに指定されたページ[1]のダイアログ情報DD1及びタブ情報DT1を第1ページ生成関数の引数に設定し、第2ページに指定されたページ[3]のダイアログ情報DD3及びタブ情報DT3を第2ページ生成関数の引数に設定し、第3ページに指定されたページ[2]のダイアログ情報DD2及びタブ情報DT2を第3ページ生成関数の引数に設定する。その後、m>N=3であると判断して(S360でYes)、当該順序変更処理を終了する。
【0095】
尚、各設定種目毎に用意されているタブ情報DT0〜DT3及びダイアログ情報DD0〜DD3は、予め印刷設定プログラム35内に組み込まれている。本実施例の順序変更処理部51は、各ページ生成関数の引数に指定するタブ情報DT0〜DT3及びダイアログ情報DD0〜DD3を、上述のように、配列情報67に従って変更することで、プロパティシート40に表示されるタブ41a〜41dの配列を変更するのである。
【0096】
続いて、プロパティシート生成処理部53の処理動作について説明する。尚、図9は、印刷設定プログラム35の実行時に、プロパティシート生成処理部53が実行するシート生成処理を表すフローチャートである。
プロパティシート生成処理部53は、シート生成処理を実行すると、順序変更処理部51からプロパティシートページの作成数Nを取得する(S410)。その後、第1〜第Nページ生成関数と、その関数の引数に設定されたタブ情報DT0〜DT3と、ダイアログ情報DD0〜DD3と、を用いて、第1〜第Nページの各ページ情報を生成し、さらにこれらの情報に基づいて、第1〜第Nページの各タブ41a〜41dが左から順に配置されるプロパティシート40を表示するためのシート情報DSを生成し(S420)、これをプロパティシート表示処理部55に入力して(S430)、当該処理を終了する。尚、シート情報DSは、図2に示すように、各ページのページ情報と、各ページの結合関係を示すヘッダ情報と、を備えている。
【0097】
プロパティシート表示処理部55は、このシート情報DSに基づいて、第1〜第Nページの各タブ41a〜41dを左から順に配置し、プロパティシート40をGUIとして機能するウィンドウ4内に表示する。例えば、図4上段に示すプロパテイシートにおいて、「基本設定」ダイアログ、「拡張機能」ダイアログ43b、「サポート」ダイアログが多用され、その結果、各ページの操作回数が、C[1]≧A>C[2]>C[3]≧B>C[0]となると、プロパティシート表示処理部55は、図7(c)に示す配列情報67に基づいて生成されたシート情報DSに従って、図4下段に示すプロパティシート40をウィンドウ4内に表示する。
【0098】
そして、プロパティシート表示処理部55は、上述のようにポインティングデバイス等から入力される利用者の操作情報に基づいて、タブ表示領域42に表示された複数のタブ41a〜41dの中から一のタブが選択されたと判断すると、それに対応するダイアログをウィンドウ4内のダイアログ表示領域44に表示する。また、プロパティシート表示処理部55は、ポインティングデバイス等からウィンドウ4を介して入力される利用者の操作情報に基づいて、ダイアログに表示された設定項目のパラメータを変更し、その値を設定情報63に反映させて、プリンタドライバ33に各種印刷設定を施す。
【0099】
尚、上述の順序決定処理部59は、S220にて、各設定種目に対応するプロパティシートページの操作回数C[i]の合計(即ち、C[0]+C[1]+C[2]+C[3])が、所定値Aに達しているか否か判断し、各ページ毎の操作回数の合計(C[0]+C[1]+C[2]+C[3])が所定値Aに達していると、S220でYesと判断してS225を実行し、各ページ毎の操作回数の合計が所定値Aに達していないと、S220でNoと判断して、S230を実行する構成にされていてもよい。
【0100】
このような構成の情報処理装置では、A>C[0]+C[1]+C[2]+C[3]である場合に、S235にて、デフォルトの順序であるページ[0]、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]、の順にページの識別情報が並べられた配列情報67(図7(a)参照)が、順序変更処理部51に入力される。その他、例えば、C[0]+C[1]+C[2]+C[3]≧A、且つ、C[1]>C[2]>C[3]>C[0]≧Bである場合には、S260にて、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]、ページ[0]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67(図7(b)参照)が、順序変更処理部51に入力される。
【0101】
一方、C[0]+C[1]+C[2]+C[3]≧A、且つ、C[1]>C[2]>C[3]≧B>C[0]である場合には、S260にて、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67(図7(c)参照)が、順序変更処理部51に入力される。また、C[0]+C[1]+C[2]+C[3]≧A、且つ、C[1]>C[3]≧B>C[0]>C[2]である場合には、S240にて、ページ[1]、ページ[3]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が生成される。その後、その配列情報67に修正が加えられて、ページ[1]、ページ[3]、ページ[2]の順にページの識別情報が並べられた修正後の配列情報67(図7(d)参照)が、S280にて順序変更処理部51に入力される。
【0102】
以上に、第一実施例の情報処理装置1について説明したが、第一実施例の情報処理装置1によれば、各設定種目毎のダイアログを表示するためのダイアログ情報DD0〜DD3と、そのダイアログに付されるタブの表示に必要なタブ情報DT0〜DT3、とに基づいてプロパティシート生成処理部53がシート情報DSを生成し、そのシート情報DSに基づき、ダイアログ表示手段としての機能を有するプロパティシート表示処理部55が、GUIとして機能するウィンドウ4内に、各設定種目毎のタブ41a〜41dを並べて表示し、その複数のタブ41a〜41dの中から一つのタブが選択されると、その選択されたタブに対応するダイアログをウィンドウ4内に表示する。また、プロパティシート表示処理部55は、ウィンドウ4を介して入力される利用者の操作情報に基づき上述の設定情報63を変更することによって、プリンタ装置27を制御するプリンタドライバ33に対して各種設定を施す。
【0103】
また、第一実施例の情報処理装置1によれば、操作回数記録手段としての操作回数記録処理部57が、利用者の操作により各ページを介してなされたパラメータの操作回数を、各ページ毎にカウントして(S130)、その結果を操作履歴情報65に記録する(S150)。そして、表示順序決定手段としての順序決定処理部59は、操作回数記録処理部57によって記録された各ページの操作回数が記された操作履歴情報65に基づいて、ページの表示順序を決定する(S240〜S280)。
【0104】
この際、順序決定処理部59は、各ページの操作回数のいずれか(若しくは、各ページの操作回数の合計)が所定数Aに達するまで、ページの表示順序を予め定められたデフォルトの順序に設定し、各ページの操作回数のいずれか(若しくは、各ページの操作回数の合計)が所定数Aに達すると、操作履歴情報65に基づいて、操作回数が所定値B(<A)以上であるページを、表示対象のページとして選別し、その選別した各ページについて、ページの表示順序を決定する(S260,S280)。
【0105】
また、表示順序変更手段として機能する順序変更処理部51は、順序決定処理部59の決定結果が反映された配列情報67に従って、ウィンドウ4内に表示させるタブの順に、そのタブに対応するタブ情報DT0〜DT3及びダイアログ情報DD0〜DD3を、プロパティシート生成処理部53のページ生成関数の引数に設定し(S340)、順序決定処理部59によって選別された各ページを、順序決定処理部59によって決定された順序で、ウィンドウ4内に並べて表示させるためのシート情報DSをプロパティシート生成処理部53に生成させる(S420)。プロパティシート表示処理部55は、このシート情報DSに従い、順序変更処理部51によってプロパティシート生成処理部53に指定されたページの順序で、ウィンドウ4内に各ページのタブ41a〜41dをタブ表示領域42に並べて表示する。
【0106】
このような構成にされた第一実施例の情報処理装置1によれば、利用者によるウィンドウ4の使用方法に合わせて、使用頻度の高いタブ41a〜41dが利用者にとって目に付きやすい位置に配置されるように、タブ41a〜41d(ページ)を並び替えて表示することができる。即ち、第一実施例の情報処理装置1によれば、利用者の使用方法に適合するようにウィンドウ4の表示形態を変更することができる。したがって、この情報処理装置1によれば、プリンタドライバ設定用のプロパティシート40について、その操作性が格段に向上する。
【0107】
特に、高い設定自由度を備えるプリンタドライバ設定用のプロパティシート40では、ダイアログの使用方法について初心者と非初心者とで大きな差が生じるが、第一実施例の情報処理装置1によれば、利用者が初心者・非初心者であるかを問わず、その操作性を向上させることができる。
【0108】
また、第一実施例の情報処理装置1によれば、使用頻度の低いタブを非表示にすることができるので、利用者にとって必要なタブのみを選択的に、利用者にとって目に付きやすい位置に配置することができる。また、第一実施例の情報処理装置1によれば、各ページの操作回数のいずれか(若しくは、各ページ毎の操作回数の合計)が所定数に達するまで、各ページがデフォルトの順序で表示されるので、あまり操作されていないにもかかわらず、タブ41a〜41dの表示順序が切り替わることが原因で、かえってプロパティシート40の操作性が悪化してしまうのを防止することができる。例えば、利用者は、過去の経験に基づいて、タブ41a〜41dの表示位置を即座に理解することができるが、あまり操作されていないにもかかわらず、タブ41a〜41dの表示順序を切り替えると、経験に基づく操作性の向上を阻害してしまう可能性もある。第一実施例の情報処理装置1によれば、そのような問題を解決することができるので、プロパティシート40の操作性を一層向上させることができる。
【0109】
また、本実施例によれば、既存のライブラリ(具体的には、プロパティシート40を生成するための関数等)を利用して、印刷設定プログラム35を作成することができるので、便利である。尚、本発明のダイアログ表示手段、操作回数記録手段、表示順序決定手段、及び、表示順序変更手段としての機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムである印刷設定プログラム35は、例えば、CD−ROM24、フレキシブルディスクなどの記録媒体に格納して配布されても良い。
【0110】
続いて、第二実施例の情報処理装置1について説明することにする。尚、図10は、第二実施例の情報処理装置1における「拡張機能」ダイアログ43cの構成を表す説明図であり、図11は、第二実施例の情報処理装置1における順序決定処理部59が、印刷設定プログラム35の実行開始時に動作して実行する順序決定処理を表すフローチャートである。以下に説明する第二実施例の情報処理装置1は、「拡張機能」ダイアログ43cの構成、及び、順序決定処理部59が実行する順序決定処理の構成が、一部上述した第一実施例の情報処理装置1の構成と異なる程度であるので、以下では、その相違点についてのみ詳細に説明することにし、上記第一実施例の情報処理装置1と同一構成の各部に関する説明を省略することにする。
【0111】
図10に示すように、第二実施例の「拡張機能」ダイアログ43cは、上述した設定項目(「クイックプリントセットアップ」,「日付・時間印刷」)の各パラメータを操作可能な構成にされている他、「おまかせ印刷」タブ41a及びダイアログ43aの表示/非表示を切り替えるためのチェックボックス49を備えている。
【0112】
即ち、第二実施例の「拡張機能」ダイアログ43cは、ポインティングデバイス等により操作可能なチェックボックス49を通じ、「おまかせ印刷」ダイアログ43aを表示可能とすべきか否かに関する情報を取得可能な構成にされている。
【0113】
尚、プロパティシート表示処理部55は、上述の各ダイアログを通じて変更された各設定項目のパラメータ値を、ハードディスク装置30に記憶されたプリンタドライバ33用の設定情報63に反映させる際に、このチェックボックス49の状態を表す情報を、上記設定情報63としてハードディスク装置30に書き込む構成にされている。
【0114】
一方、順序決定処理部59は、ハードディスク装置30に記憶された操作履歴情報65を読み出し(S610)、その後、読み出された操作履歴情報65に記された各設定種目に対応するプロパティシートページの操作回数C[i]に基づいて、各ページの操作回数C[i]のいずれかが所定値Aに達しているか否か判断する(S620)。
【0115】
ここで、各ページの操作回数C[i]のいずれもが、所定値Aに達していないと判断すると(S620でNo)、順序決定処理部59は、デフォルトの順序で、ページの識別情報(ページの名称や、ページの識別番号等)を並べた配列情報67(図12(a)参照)を作成する(S630)。その後、順序決定処理部59は、処理をS650に移行する。
【0116】
一方、各ページの操作回数C[i]のいずれかが所定値Aに達していると判断すると(S620でYes)、順序決定処理部59は、処理をS640に移して、操作回数の多い順に、ページの識別情報(ページの名称等)を並べた配列情報67を作成し(図12(b)参照)、処理をS650に移行する。
【0117】
S650において、順序決定処理部59は、ハードディスク装置30に記憶された設定情報63に基づき、「おまかせ印刷」タブ41a及びダイアログ43aの表示機能が有効にされているか否か判断する。そして「おまかせ印刷」タブ41a及びダイアログ43aの表示機能が有効にされていると判断すると(S650でYes)、S630若しくはS640にて作成された配列情報67を、そのまま順序変更処理部51に入力し(S660)、当該順序決定処理を終了する。
【0118】
一方、順序決定処理部59は、S650にて、「おまかせ印刷」タブ41a及びダイアログ43aの表示機能が無効にされていると判断すると(S650でNo)、S630若しくはS640にて作成された配列情報67に登録されている「おまかせ印刷」ページ(ページ[0])の識別情報を削除して、配列情報67を修正し(S670)、その修正後の配列情報67(図12(c)(d)参照)を順序変更処理部51に入力して(S680)、当該順序決定処理を終了する。
【0119】
図12は、S660、S680の各処理で順序変更処理部51に入力される配列情報67の構成を表す説明図である。図12(a)に示すように、A>C[0],A>C[1],A>C[2],A>C[3]であり、尚且つ、ページ[0](即ち、「おまかせ印刷」タブ41a及びダイアログ43a)の表示機能が有効にされている場合には、S660にて、デフォルトの順序であるページ[0]、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]、の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が、順序変更処理部51に入力される。一方、図12(b)に示すように、C[1]≧A>C[2]>C[3]>C[0]であり、尚且つ、ページ[0]の表示機能が有効にされている場合には、S660にて、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]、ページ[0]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が、順序変更処理部51に入力される。
【0120】
また、図12(c)に示すように、A>C[0],A>C[1],A>C[2],A>C[3](別の例としては、C[1]≧A>C[2]>C[3]>C[0])であり、尚且つ、ページ[0]の表示機能が無効にされている場合には、S680にて、ページ[1]、ページ[2]、ページ[3]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が、順序変更処理部51に入力される。
【0121】
その他、図12(d)に示すように、C[1]≧A>C[3]>C[0]>C[2]である場合には、S640にて、ページ[1]、ページ[3]、ページ[0]、ページ[2]の順にページの識別情報が並べられた配列情報67が生成される。そして、ページ[0]の表示機能が無効にされている場合にはS670にて配列情報67に修正が加えられ、ページ[1]、ページ[3]、ページ[2]の順にページの識別情報が並べられた修正後の配列情報67が、S680にて順序変更処理部51に入力される。
【0122】
一方、この配列情報67が入力される順序変更処理部51は、第一実施例と同様(図8参照)に、配列情報67を順序決定処理部59から取得し(S310)、その配列情報67に基づいて、プロパティシートページの作成数Nを配列情報67に登録されたページ数に決定し、その作成数Nに関する情報を、後述のプロパティシート生成処理部53に入力する(S320)。
【0123】
その後、順序変更処理部51は、S340及びS350の処理を繰り返し実行することにより、m=1,2,…,Nの各値に関し、配列情報67において第mページに指定されたページ[i]のダイアログ情報及びタブ情報を第mページ生成関数の引数に設定する。そして、m=1〜NについてS340及びS350の処理が終了すると、S360にてm>Nであると判断して(S360でYes)、順序変更処理を終了する。
【0124】
また、プロパティシート生成処理部53は、第一実施例と同様(図9参照)に、順序変更処理部51からプロパティシートページの作成数Nに関する情報を取得し(S410)、その後、第1〜第Nページ生成関数を用いて第1〜第Nページの各ページ情報を作成し、さらにこれらの情報に基づいて、第1〜第Nページの各タブが左から順に配置されるプロパティシート40を表示するためのシート情報DSを生成し(S420)、これをプロパティシート表示処理部55に入力して(S430)、当該処理を終了する。
【0125】
一方、プロパティシート表示処理部55は、このシート情報DSに基づいて、第1〜第Nページの各タブを左から順に配置し、プロパティシート40をGUIとして機能するウィンドウ4内に表示する。例えば、図10上段に示すプロパテイシートの「拡張機能」ダイアログ43cにおいて、チェックボックス49がチェックされて、ページ[0](即ち、「おまかせ印刷」タブ41a及びダイアログ43a)の表示機能が無効にされると、プロパティシート表示処理部55は、例えば、図12(c)に示す配列情報67に基づいて生成されたシート情報DSに従って、図10下段に示すプロパティシート40をウィンドウ4内に表示する。
【0126】
また、プロパティシート表示処理部55は、ポインティングデバイス等から入力される利用者の操作情報に基づいて、タブ表示領域42に表示された複数のタブ41a〜41dの中から一つのタブが選択されたと判断すると、それに対応するダイアログをダイアログ表示領域44に表示する。また、プロパティシート表示処理部55は、ポインティングデバイス等から入力される利用者の操作情報に基づいて、ダイアログに表示された各設定項目のパラメータを変更し、その変更値を設定情報63に反映させて、プリンタドライバ33に各種印刷設定を施す。
【0127】
尚、上述の順序決定処理部59は、S620にて、各設定種目に対応するプロパティシートページの操作回数C[i]の合計(即ち、C[0]+C[1]+C[2]+C[3])が、所定値Aに達しているか否か判断し、各ページ毎の操作回数の合計(C[0]+C[1]+C[2]+C[3])が所定値Aに達していると、S620でYesと判断してS640を実行し、各ページ毎の操作回数の合計が所定値Aに達していないと、S620でNoと判断して、S630を実行する構成にされていてもよい。
【0128】
以上に、第二実施例の情報処理装置1について説明したが、この情報処理装置1によれば、プロパティシート生成処理部53が、各設定項目のパラメータを個別に操作可能な「基本設定」ダイアログ、「拡張機能」ダイアログ43c、「サポート」ダイアログ及びそれに付されるタブ41b〜41dを表示するためのダイアログ情報DD1〜DD3及びタブ情報DT1〜DT3と、上記「基本設定」ダイアログ、「拡張機能」ダイアログ43c、「サポート」ダイアログにて操作可能な複数の設定項目のパラメータを一括操作可能な「おまかせ印刷」ダイアログ43a及びそれに付されるタブ41aを表示するためのダイアログ情報DD0及びタブ情報DT0と、に基づいてシート情報DSを生成し、そのシート情報DSに基づき、ダイアログ表示手段としての機能を有するプロパティシート表示処理部55が、GUIとして機能するウィンドウ4内に、各設定種目毎のタブ41a〜41dを並べて表示し、その複数のタブ41a〜41dの中から一つのタブ41a〜41dが選択されると、その選択されたタブ41a〜41dに対応するダイアログをウィンドウ4内に表示する。
【0129】
また、第二実施例の情報処理装置1によれば、表示順序決定手段及び表示要否判定手段としての機能を備える順序決定処理部59が、操作回数記録処理部57によって各ページのパラメータの操作回数が記された操作履歴情報65に基づき、ページの表示順序を決定する(S630又はS640)。この際、順序決定処理部59は、各ページの操作回数のいずれか(若しくは、各ページの操作回数の合計)が所定数Aに達するまで、ページの表示順序を予め定められたデフォルトの順序に設定し(S630)、各ページの操作回数のいずれか(若しくは、各ページの操作回数の合計)が所定数Aに達すると、操作履歴情報65に基づいて、パラメータの操作回数の多い順にページが配列されるように、ページの表示順序を決定する(S640)。
【0130】
また、第二実施例の順序決定処理部59は、上述の設定情報63に記された「おまかせ印刷」ダイアログ43aの表示機能の有効/無効を表す情報に基づいて、「おまかせ印刷」ダイアログ43aを表示可能とすべきか否か判断する(S650)。そして、「おまかせ印刷」ダイアログ43aを表示可能にしないと判断すると(S650)、表示対象ページが登録された配列情報67から「おまかせ印刷」ダイアログ43aに対応するページ[0]の識別情報を削除することにより、タブ表示禁止手段としての機能を有する順序変更処理部51が、「おまかせ印刷」に対応するタブ情報DT0及びダイアログ情報DD0を、プロパティシート生成処理部53のページ生成関数の引数に設定しないようにする(S670)。
【0131】
そして、タブ表示禁止手段としての機能を有する順序変更処理部51は、順序決定処理部59の決定結果が反映された配列情報67に従って、ウィンドウ4内に表示させるタブの順に、そのタブに対応するタブ情報DT1〜DT3及びダイアログ情報DD1〜DD3を、プロパティシート生成処理部53のページ生成関数の引数に設定する(S340)と共に、配列情報67に登録されていない「おまかせ印刷」に対応するタブ情報DT0及びダイアログ情報DD0を、プロパティシート生成処理部53のページ生成関数の引数に設定しないことにより、プロパティシート生成処理部53による「おまかせ印刷」ページ情報の生成を禁止し、シート情報DSに従いプロパティシート40を表示するダイアログ表示手段としてのプロパティシート表示処理部55に、「おまかせ印刷」ダイアログ情報DD0及びタブ情報DT0に基づく「おまかせ印刷」ページ(タブ41a)を表示させないようにし、その他の各タブ41b〜41dを、順序決定処理部59によって決定された順序でウィンドウ4内に表示させる。
【0132】
このような構成にされた第二実施例の情報処理装置1によれば、利用者は、「拡張機能」ダイアログ43cのチェックボックス49を操作することで、「おまかせ印刷」タブ41aの表示/非表示を切り替えることができる。したがって、非初心者は、自身にあまり必要でない「おまかせ印刷」タブ41aをウィンドウ4内から減らすことができる。特に、高い設定自由度を備えるプリンタドライバ33設定用のプロパティシート40の場合には、すべてのタブ41a〜41dを表示するとタブ41a〜41dの数が多くなり不便であるから、初心者向けの「おまかせ印刷」タブ41aを非表示にすることができる第二実施例の情報処理装置1によれば、プロパティシート40の操作性が格段に向上する。
【0133】
また、本実施例によれば、「拡張機能」ダイアログ43cに上述のチェックボックス49を設けて、余分なダイアログを表示することなく、表示要否情報を取得できるようにしているので、効果的にプロパティシート40の操作性を向上させることができる。
【0134】
その他、第二実施例の情報処理装置1によれば、「おまかせ印刷」タブ41aの表示/非表示を切り替えることができるばかりでなく、利用者によるウィンドウ4の使用方法に合わせて、その他のタブ41b〜41dを並び替えて表示することができるので、非常に便利である。即ち、第二実施例の情報処理装置1によれば、使用頻度の高いタブ41a〜41dが利用者にとって目に付きやすい位置に配置されるように、そのタブ41a〜41dを並び替えることができるので、利用者が初心者・非初心者であるかを問わず、プロパティシート40の操作性を向上させることができる。
【0135】
その他、プリンタドライバ設定用のプロパティシート40の場合には、パラメータの操作回数について、特定の設定項目に偏りが生じることが多々あるから、第二実施例の情報処理装置1によれば、プリンタドライバ設定用のプロパティシート40において、その操作性を効果的に向上させることができる。また、第ニ実施例の情報処理装置1によれば、各ページの操作回数のいずれか(若しくは、各ページ毎の操作回数の合計)が所定数に達するまで、各ページがデフォルトの順序で表示されるので、あまり操作されていないにもかかわらず、タブ41a〜41dの表示順序が切り替わることが原因で、かえってプロパティシート40の操作性が悪化してしまうのを防止することができる。
【0136】
尚、本発明のダイアログ表示手段、表示要否判定手段、タブ表示禁止手段、及び、表示順序決定手段としての機能をコンピュータに実現させるための上述の印刷設定プログラム35は、CD−ROM24、フレキシブルディスクなどの記録媒体に格納して利用者に提供されることが可能である。
【0137】
また、本発明の情報処理装置及びプログラムは、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、利用者の要望に従って「おまかせ印刷」ダイアログ43aに選択項目を追加できるようにし、パターン情報61を書き換えられるように、上述の情報処理装置1を構成してもよい。そのような情報処理装置1においては、利用者が頻繁に設定するパラメータの一括設定が、「おまかせ印刷」ダイアログ43aにて行えるようになるから大変便利である。
【0138】
また、上記実施例では、各ページの操作回数のいずれか(若しくは、各ページ毎の操作回数の合計)が所定数に達するまで、各ページの表示順序を、デフォルトの順序にし、各ページの操作回数のいずれか(若しくは、各ページ毎の操作回数の合計)が所定数Aに達すると、操作履歴情報65に基づき、ページの表示順序を決定するように、順序決定処理部59を構成したが、例えば、各ページ毎の操作回数の合計が所定数A1に達し、尚且つ、各ページの操作回数のいずれかが所定数A2(<A1)に達するまでは、各ページの表示順序を、デフォルトの順序にし、ページ毎の操作回数の合計が所定数A1に達し、尚且つ、各ページの操作回数のいずれかが所定数A2(<A1)に達すると、操作履歴情報65に基づき、ページの表示順序を決定するように、順序決定処理部59を構成してもよい。このように順序決定処理部59を構成すれば、各ページの操作回数が均等に使用されている場合において、表示順序が切り替わりにくいので、便利である。
【0139】
その他、操作回数記録処理部57は、利用者の操作に基づくリセット指令がウィンドウ4を介して入力されると、操作履歴情報65をリセットする(即ち、操作履歴情報65に格納されている各ページの操作回数C[i]をゼロに変更する)構成にされていてもよいし、操作履歴情報65を、所定期間毎に自動的にリセットする構成にされていてもよい。
【0140】
また、図3(b)では、各設定項目の分類方法を単に例示しただけである。したがって、上述の設定項目は、図3(b)に示すように分類される必要はない。また、設定項目は、プリンタドライバ33の構成によって定まるものであるので、プロパティシート40の構成も適用されるプリンタドライバ33により柔軟に変更されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された情報処理装置1の構成を表す説明図である。
【図2】 制御部10上で実現される各機能の構成を表す機能ブロック図である。
【図3】 プロパティシート40の構成を表す説明図(a)、及び、各ダイアログを用いて操作可能なパラメータの種類を表した説明図(b)である。
【図4】 第一実施例の「拡張機能」ダイアログ43bの構成を表す説明図である。
【図5】 操作回数記録処理部57が実行する操作回数記録処理を表すフローチャートである。
【図6】 第一実施例の順序決定処理部59が実行する順序決定処理を表すフローチャートである。
【図7】 第一実施例の順序変更処理部51に入力される配列情報67の構成を表す説明図である。
【図8】 順序変更処理部51が実行する順序変更処理を表すフローチャートである。
【図9】 プロパティシート生成処理部53が実行するシート生成処理を表すフローチャートである。
【図10】 第二実施例の「拡張機能」ダイアログ43cの構成を表す説明図である。
【図11】 第ニ実施例の順序決定処理部59が実行する順序決定処理を表すフローチャートである。
【図12】 第ニ実施例の順序変更処理部51に入力される配列情報67の構成を表す説明図である。
【符号の説明】
1…情報処理装置、4…ウィンドウ、10…制御部、21…モニタ、23…CD−ROMドライブ、25…入力機器、27…プリンタ装置、30…ハードディスク装置、31…OS、33…プリンタドライバ、35…印刷設定プログラム、40…プロパティシート、41a〜41d…タブ、42…タブ表示領域、43a,43b,43c…ダイアログ、44…ダイアログ表示領域、47,49…チェックボックス、51…順序変更処理部、53…プロパティシート生成処理部、55…プロパティシート表示処理部、57…操作回数記録処理部、59…順序決定処理部、61…パターン情報、63…設定情報、65…操作履歴情報、67…配列情報、DD0〜DD3…ダイアログ情報、DT0〜DT3…タブ情報、DS…シート情報

Claims (7)

  1. 予め定められた一以上の設定項目からなる設定種目毎に用意された、該設定種目に属する各設定項目のパラメータを操作可能なダイアログを表示するためのダイアログ情報、及び、該ダイアログに付されるタブの表示に必要なタブ情報、に基づいて、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)として機能するウィンドウ内に、各設定種目毎のタブを並べて表示し、該タブ群から一のタブが選択されると、該タブに対応するダイアログを前記ウィンドウ内に表示するダイアログ表示手段、
    を備え、前記ウィンドウを介して入力される利用者の操作情報に基づき、外部装置を制御する制御手段に対して各種設定を施す情報処理装置であって、
    利用者の操作により前記各タブに対応するダイアログにて操作された前記パラメータの操作回数である前記各タブのパラメータ操作回数を、記録する操作回数記録手段と、
    前記操作回数記録手段によって記録された前記各タブのパラメータ操作回数に基づいて、前記タブの表示順序を決定する表示順序決定手段と、
    前記ダイアログ表示手段に、前記表示順序決定手段によって決定された順序で、前記各タブを並べて表示させる表示順序変更手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示順序決定手段は、前記操作回数記録手段により記録された前記各タブのパラメータ操作回数に基づいて、前記ウィンドウ内に表示させるタブを選別すると共に、前記ウィンドウ内に表示させるタブとして選別された各タブについて、該タブの表示順序を決定し、
    前記表示順序変更手段は、前記ダイアログ表示手段に、前記表示順序決定手段によって選別された各タブを、前記表示順序決定手段によって決定された順序で、前記ウィンドウ内に並べて表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示順序決定手段は、前記操作回数記録手段によって記録された前記各タブのパラメータ操作回数のいずれかが所定数に達すると、前記操作回数記録手段によって記録された前記各タブのパラメータ操作回数に基づいて、前記タブの表示順序を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示順序決定手段は、前記操作回数記録手段によって記録された前記各タブのパラメータ操作回数の合計が所定数に達すると、前記操作回数記録手段によって記録された前記各タブのパラメータ操作回数に基づいて、前記タブの表示順序を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示順序変更手段は、前記表示順序決定手段の決定結果に従い、前記ウィンドウ内に表示させるタブの順に、該タブを表示する際に用いるべきタブ情報を、前記ダイアログ表示手段に対して指定し、
    前記ダイアログ表示手段は、前記表示順序変更手段によって指定された前記タブ情報を順に用いて、前記ウィンドウ内に前記各タブを並べて表示することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、外部のプリンタ装置を制御するプリンタドライバであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の情報処理装置における前記ダイアログ表示手段、前記操作回数記録手段、前記表示順序決定手段、及び、前記表示順序変更手段としての機能を、コンピュータに実現させるためのプログラム。
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