JP4074915B2 - 薄組織断面の免疫標識化装置および方法 - Google Patents

薄組織断面の免疫標識化装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は薄組織断面の免疫標識化装置に関する。特に、本発明は、薄組織断面が所定のパターンで固定されたキャリアプレートと、処理液が液滴の形態で適用される少なくとも1つのスライドとを有する薄組織断面の免疫標識化装置に関し、ここでは、液滴の配置がキャリアプレートの薄組織断面の構成に対応している。
組織や細胞のような生物試料の構造を電子顕微鏡や高解像度光学顕微鏡法を用いて調べるためには、超薄断面(僅か数nmの厚さの)を作成し、金属、好ましくはニッケル製の試料キャリアグリッド(以降、金属グリッドと称す)に適用する。顕微鏡検査については、断面には明暗をつけるか、または特別の細胞化学法を用いて試料の個々の構成要素を標識化する。これらの細胞化学法は、配位子対形成の原則に基づいていることが多い。すなわち、第1の配位子が生物試料に含まれており、第2の配位子が試料と接触すると、第1の配位子に対する結合対として結合する。生物系配位子対としては、抗原/抗体結合対、酵素/基質結合対、レクチン/糖、ホルモン/受容体系およびDNA/DNAおよびDNA/RNA対が例示される。
抗原/抗体対に関る数多くの方法が従来技術においては知られている。免疫組織化学および免疫細胞化学(以降、免疫標識化技術と称す)と呼ばれているものである。例えば、特許文献1には、造粒ゲル物質に液体試料からの抗原を吸収する方法が開示されている。ゲルペレットは、拡散バリアに囲まれており、スタンプアウトゲルマトリックスへブロックとして統合されて、後に組織試料と全く同様に免疫標識化技術が施される。特許文献2には、免疫金染色法を用いて配位子を標識化するためにコロイド金粒子を用いることが記載されている。試料中の抗原の定量および定性評価を可能とする大きく改善された方法が特許文献3にサンドイッチ検定法の形態で開示されている。ここで、抗原を結合する第1の抗体は、第1の抗体を結合する金標識化された第2の抗体で標識化されている。電子顕微鏡評価法を用いて、金粒子の量に基づいて抗原試料を定性および定量評価することができる。
薄組織断面の免疫標識化用の多くの免疫組織化学および免疫細胞化学プロトコルに共通の特徴は、10〜20の個々のプロセス工程を通常は含んでいるということである。これらプロセス工程の大半に、検査中の試料をバッファ溶液または標識化溶液で洗浄する操作が含まれている。
現在、これらの洗浄操作は煩雑なプロセスで手動で行われており、水性バッファ溶液または標識化溶液の個々の液滴がピペットにより疎水性基質(例えば、パラフィルム(Parafilm)(登録商標)、パルロジオン(Parlodion)(登録商標)、コロイジオン(Colloidion)またはフォルムファン(Formfan)(登録商標))に適用される。処理液と反応させるために、薄組織断面の金属グリッドを別個に載せる。金属グリッドが軽量であることと液滴の表面張力のために、金属グリッドは液的表面に浮く。この工程の特定の滞留時間(5〜10分であることが多い)の後、金属グリッドを次の液滴のためにピンセットで移動させる。標準プロトコルの最後の位置までこの操作を続ける。各免疫標識化反応について数時間という長い時間、技術者は拘束される。
この手動のプロセスには操作者による注意が常に必要であり、長い時間が必要とされるため人件費が高くかかることは明らかである。同時に処理される試料の数はかなり限定されており、非常に小さな容積の液滴を正確にピペットに取って配置する際に操作者によるエラーを排除することはできない。この手動の方法だと、免疫標識化中の長い処理時間後に、試料が混ざり合うのを排除することはできない。これは、特許文献4に示されているように、チップまたはバーコードの形態の識別子を有する試料キャリアを用いることにより防ぐことができる。
さらに、長期間にわたる標準プロトコルの最中の液滴の蒸発が重要な問題である。
特許文献5には、免疫細胞化学処理後に担体上で顕微鏡プレパラートを洗浄する装置が開示されているが、これは、大量の洗浄溶液がプレパラートおよびキャリアに、特定の流量で流れる洗浄ボックスのことを指している。この装置は、用いられる抗体含有標識化溶液が非常に高価であるため、可能な最小容積でしか用いないため、免疫標識化技術を実施するのには好適ではない。
薄組織試料のための免疫標識化技術を実行する操作の完全自動化装置および方法は、現在知られていない。
米国特許第5,143,714号明細書 独国DE38 78 167 T2号明細書 米国特許第5,079,172号明細書 独国実用新案DE299 06 382U1 独国実用新案DE298 17 912U1
従って、本発明の目的は、再生可能な品質で、完全自動化で、そして個々に定義可能なプロトコルに従って、操作者が介入せずに、多数の薄組織断面を同時に効率的に処理可能な薄組織断面の免疫標識化装置を利用可能とすることである。
この目的は、請求項1の特徴を備えた装置により達成される。
本発明の更なる目的は、再生可能な品質で、完全自動化で、そして個々に定義可能なプロトコルに従って、操作者が介入せずに、多数の薄組織断面を同時に効率的に処理可能な薄組織断面の免疫標識化方法を利用可能とすることである。
この目的は、請求項に記載された工程を含む方法により達成される。すなわち、本発明による装置は、薄組織断面が所定のパターンで固定された、キャリアプレートを備えているため、特に有利である。同様に提供されているのは、処理液が液滴の形態で適用された少なくとも1つのスライドであり、液滴の配置はキャリアプレートの薄組織断面の配置に対応している。液滴を備えた各スライドを搬送容器に移動する。搬送容器は、基部により閉じられる周囲区切り壁を含むトラフの形態で実現される。
複数の液滴を備え、キャリアプレートの薄組織断面とまだ接触していないスライドを装着した搬送容器を第1のステーションにスタックする。キャリアプレートの薄組織断面と既に接触したスライドを装着した搬送容器を第2のステーションにスタックする。これらのスライドを用い、全処理プロセスが完了するまで、第2のステーションの搬送容器に併せてスタックする。
多数の金属グリットがキャリアプレートに取り付けられて、同時に処理される試料または薄組織断面の数が大幅に増える。薄組織断面の処理について、個々の処理プロセスに必要な手順に従って、搬送容器に提供されたスライドがキャリアプレートと連続して定義された通りに接触して、薄組織断面が処理液で濡れる。ここでの目的は、必要なスライドをキャリアプレートの処理位置へ動かすことである。
本発明の実施形態の更なる利点は、従属請求項より明らかである。
本発明は、図面に概略を示した実施例を参照すると明らかになろう。
図1に、上側1aおよび下側1bを画定するキャリアプレート1を示す。下側1bには、キャリアプレート1に印を付けた位置があり、そこには薄組織断面2a(図3参照)を有する金属グリッド2が配置されている。キャリアプレート1の金属グリッド2の位置を上げる(キャリアプレート1から金属グリッド2の位置が上げられている。)これによって、液滴と接触した際の、個々の金属グリッド2間の液体架橋の形成を防ぐ。金属グリッド2の位置とは逆のキャリアプレート1の上側1aに配置されているのは、磁石3、例えば、永久磁石を含むオリフィス3a(図3参照)である。これによって、磁力により、金属グリッド2がキャリアプレート1の下側1bの適所に配置される。金属グリッド2と磁石3の間の距離を出来る限り小さく(<2mm)保たなければならない。キャリアプレート1は、寸法安定性のある非金属材料、好ましくは、アルミニウム、真鍮または繊維強化プラスチックでできているのが好ましく、金属グリッド2を有する下側1bに疎水性コート(例えば、テフロン(登録商標)圧力コーティング)がなされているのが有利である。キャリアプレート1の形状およびキャリアプレート1上の金属グリッド2の配置に関しては数多くの実施形態が可能であることは当業者には明白である。ここに図示した実施形態において、約76×26mm(3×1インチ、顕微鏡スライドサイズ)の寸法を有する矩形プレートは、例えば、直径3mmの10×3の金属グリッド2を収容する。キャリアプレート1の下側1bの金属グリッド2は、キャリアプレート1の上側1aの磁石3のオリフィスとは逆に配置し、好ましくはまた、スライド4の上側4aの少なくとも1つの液滴6の位置とは逆に配置されているということが重要である(図2参照)。
更なる例証の実施形態において、金属グリッド2は電磁石(図示せず)によりキャリアプレート1の下側1bに保持されている。
図2は、上側4aと下側4bとを画定する、本発明によるスライド4の斜視図である。スライド4は、図示した実施形態において、列で構成され、それぞれ液滴6が充填された多数の凹部5(「ウェル」と呼ぶ)を上側4aに有している。液滴6は、従来技術に開示されているように、洗浄溶液または処理溶液を含んでいる。個々の凹部5に異なる液体を存在させることもできる(例えば、一列の凹部5には洗浄溶液を充填し、次の列の凹部5には様々な抗体を有する標識化溶液を充填)。スライド4は透明であるのが有利であり、寸法安定性材料でできている。スライド4は、ガラスまたはプラスチックでできているのが好ましく、凹部5を有する上側4aおよび凹部5自身に疎水性コート(例えば、テフロン(登録商標)圧力コーティング5aにより)する。凹部5は、テフロン(登録商標)コーティング5aの深さ対厚さD(図3参照)と同一である(凹部5は、テフロン(登録商標)コーティング5aの厚さDに対し、同一の深さとなるようにされている。)。凹部5は約50μmのサイズであるのが有利である。凹部5は50μl〜5μlの容積を有する液滴6を支持する。洗浄溶液のための液滴6の容積は、抗体および/または金を含む液滴の容積より大きい。抗体または金溶液の容積を減じる理由は、かかる溶液のコストが高いことによる。テフロン(登録商標)圧力コーティングは様々な液滴サイズについて同じである。液滴6は、疎水性リムコーティングのために、大きい、または小さい範囲まで、上方へ膨張する。これらの液滴とグリッドを接触させるために、手順に関して、液滴サイズを知ることが絶対に必要である。というのは、液滴サイズによって、金属グリッド2の下部の動きが異なる位置となるからである。
スライド4とキャリアプレート1間の空間的相関図を部分断面図で図3に示す。空間断面図は、例えば、点線38(図1)で図2に示してある。そこに図示した例証の実施形態において、厚さDの疎水性コーティング5aがスライド4に適用される。磁石3のオリフィス3aはキャリアプレート1に提供されている。試料または薄組織断面2aは、キャリアプレート1の下側1bの印を付けた位置に提供される。各薄組織断面2aに近接しているのは金属グリッド2である。金属グリッド2、同じく薄組織断面2aは関連の磁石3により適所に保持されている。図1および3の点線29は、各薄組織断面2aが金属グリッド2と共にスライド4の凹部5の逆になるように、キャリアプレート1およびスライド4が構成されている、ということを示すものである。
図4(a)に、本発明に用いられるスライドの実施形態を示す。識別のために、スライド4は、例えば、特許文献4に図示されたような識別子を有していると有利である。識別子4cは、スライド4の表面4aに取り付けられており、バーコード、トランスポンダまたはチップの形態で実現することができる。スライド4のサイズおよび形状、ならびにスライド4の上側4aにある凹部5の構成に関しては数多くの可能な実施形態があることは当業者には明白である。スライド4の更なる実施形態を図4(b)に示す。スライドのテフロン(登録商標)コーティングにおいて、寸法76mm×26mmのスライド4の矩形表面には、直径2〜3mmの8×3個の凹部5が含まれている。記録の目的で、数字81を各凹部5に付けてある。図4(b)には、スライド4に液滴6の定義された塗布ができるマルチチャネルピペット80も示されている。さらに、必要な液体容積は、マルチチャネルピペット80により極めて正確に設定することができ、液滴6のスライドへの適用は特に有効である。スライド4は、8つの凹部5をそれぞれ有する列が3列あるため、マルチチャネルピペット80も、スライド4の凹部5に従って間隔の空いた8つの個々のチャネル82を同じく有している。
図5は、薄組織断面の免疫標識化のための装置全体10の斜視図である。装置10は、装置の内部で発生する全てのプロセスおよび搬送操作が環境とは遮断されるように構成されている。装置は、実際には、入力部12、ステーション部14および処理部16でできている。装置はさらに、制御および規制に必要なエレクトロニクスおよびソフトウェアを含んでいる。入力部12は、多数の入力ボタン13を有するユーザーインターフェース22とディスプレイ11を有している(より詳細な説明については図11、12の説明を参照のこと)。入力ボタン13を用いて、ユーザーは薄組織断面を処理するための個別のプロトコルを作成することができる。ディスプレイ11を介して、ユーザーは入力の応答を受けたり、装置10の内部のプロセス状況について知ることができる。ステーション部14は第1および第2のドア15aおよび15bを有しており、これによって、多数の液滴6を支持するスライド4を装置10に充填したり、プロセスで使用済みのスライド4を取り外すことができる。第1のドア15aを通して、搬送のために搬送容器(図10参照)にそれぞれ別個に配置されたスライド4をステーション部14へ導入することができる。第2のドア15bを通して、搬送容器にそれぞれ別個に配置された使用済みスライド4をステーション部14から取り外すことができる。各ドア15aおよび15bはハンドル17により開閉可能である。装置10を設置面から離すために装置10には数本の脚18がある。
図6は、装置10の内部の外観を示すために、ステーション部14の第1のドア15aと処理部16のカバー19が開いた、薄組織断面の免疫標識化のための装置10全体の斜視図である。ステーション部14の第1のドア15aの裏には、多数の搬送容器40を備えた第1のステーション20がある。各搬送容器40には、それぞれ多数の液滴を含むスライド4があり、処理部16において、組織断面の処理のために運ばれる。処理部16には染色装置25がある。染色装置25において、組織断面を有するキャリアプレート1を続いて異なるスライド4と接触させる。スライド4は、別個のプロトコルに従って染色装置25に搬送され、組織断面との接触時間も、別個のプロトコルに従って同様に決まる。
図7は、薄組織断面の免疫標識化のための装置10全体の斜視図であり、処理部16の枢転可能なカバー19およびステーション部14の筐体は省いてある。ステーション部14は第1のステーション20と第2のステーション21とを備えている。既に述べた通り、第1のステーション20は、組織断面と接触する前のスライド4を備えた搬送容器40を収容している。スライド4を備えた搬送容器40は、組織断面と接触した後、第2のステーション21に運ばれる。第1のステーション20および第2のステーション21は、互いに平行な第1、第2および第3のバー24a、24bおよび24cで構成されている。第1および第2のバー24aおよび24bは、二等辺三角形の横の端点である。第3のバー24cは二等辺三角形の頂点である。第1、第2および第3のバー24a、24bおよび24cは、搬送容器40のガイドとして作用する。バー24a、24b、24cは共通プレート26において上端に固定されている。このプレート26は、このように搬送容器40のスタック高さを限定している。バー24a、24b、24cの下端で、搬送容器40の各スタックがクランプ28により保持される。各クランプ28と係合しているのはクランプ28を開閉するモータ29である。
装置10は、分配装置30を有している。ステーション部14および処理部16は分配装置30に配置されている。分配装置30において、搬送容器40は第1のステーション20から処理部16へ、そして処理部16から第2のステーション21へ搬送される。分配装置30には、少なくとも1つのモータ31と1つの搬送手段32とがあり、これは、搬送容器40を様々な装置へ搬送する。搬送手段32は、例えば、歯付きベルトの形態で実現できる。
キャリアプレート1には処理部16がある。キャリアプレート1はホルダー35へ挿入可能であり、同時にキャリアプレート1は処理部16のアーム36へスライド可能である。分配装置30は、アーム36に保持されたキャリアプレート1の下、そして第1および第2のステーション20および21の下に延在する分配管33を有している。分配管33において、搬送ホルダー34は第1および第2のステーション20および21と処理部16間で前後に動かすことができる(動くことができる)。
図8は、第1または第2のステーション20および21中に搬送容器40のスタックを備えた搬送ホルダー34の相互作用を示す詳細な斜視図である。図6で既に述べた通り、搬送容器40のスタックはクランプ28により保持されている。クランプ28は、搬送容器40のスタックの分配管33への落下を防ぐものである。図7に示すように、搬送ホルダー34はスタックの直下に配置されている。搬送ホルダー34は、ブラケット43により搬送機構42(ここでは詳細は図示せず)に取り付けられている。スライド4は、搬送ホルダー34に載った搬送容器40に配置されている。多数の液滴6がスライド4に配置されている。ここに示す好ましい例証の実施形態においては、3×8個の液滴6がスライド4に配置されている。最下部の搬送容器40はクランプ28により保持されて、クランプ28が搬送容器40の各側で少なくとも1つの突出部41に係合して搬送容器40の各側が保持されている。クランプ28は、搬送容器40で対応の突出部41に係合する少なくとも1つのラグ28aへと成形されている。
図9は、処理部16に配置されたキャリアプレート1を備えた搬送ホルダー34の相互作用の詳細な斜視図である。搬送機構42と、搬送容器40の搬送ホルダー34を保持するブラケット43とは、点線で示してある。スライド4は搬送ホルダー34に載っている。搬送容器40に配置されたスライド4の液滴6の位置は、キャリアプレート1の金属グリッド2の位置に対応している(図1参照)。キャリアプレート1は、処理部16のアーム36に取り付けられたホルダー35により処理部16に保持されている。ホルダー35は、処理部16のアーム36へホルダーを入れ、かつ/またはそこから取り外すのに用いる2つのグリップ凹部37を有している。処理部は、キャリアプレートを上から横に水平に中心に置く手段(図示せず)を有しており、金属グリッド2および液滴6の位置が一致する。スライド4は搬送機構42によりキャリアプレート1に近づく。スライド4とキャリアプレート1間の特別に短い距離で、液滴6が、組織断面と共にキャリアプレート1の金属グリッド2を濡らす。この位置は、ユーザーにより構成された処理プロセスに基づいた特定の時間にわたって一定に保持される。キャリアプレート1とスライド4間の距離は、液滴6の容積によって異なる。液滴の容積は変える方がよい。というのは、良好なクリーニング効果を達成するためには液滴を出来る限り大きくしなければならない一方で、抗体の標識化溶液は非常に高価であるため容積は出来る限り小さくしなければならないからである。搬送機構42は、ステッピングモータ45および位置センサを用いた駆動システムを有する線状ガイドシステムを有することができる。キャリアプレート1とスライド4間の距離を正確にするために、キャリアプレート1からスライド4までの距離を測定するセンサ44がある。液滴6をピペットで計量して、その容積を正確に求める。
搬送容器40の一実施形態の上面斜視図を図10(a)に示す。搬送容器40は、基部50により閉じられる周囲区切り壁49を含むトラフの形態で実現される。搬送容器40は寸法安定性のある材料から作成される。搬送容器40は、一般に、射出成形法を用いて作成される。その他の作成方法、例えば、ミリングもまた考えられるが、射出成形が最もコスト有効性がある。搬送容器40を作成する材料は好適なポリマー材料(例えば、シェブロンフィリップスケミカルカンパニー(Chevron Phillips Chemical Company)のリトン(RYTON)BR 111 BL)である。区切り壁49は、前壁51と後壁52を有しており、これらは左右側壁53および54により互いに結合されている。前壁51および後壁52はそれぞれ左右側壁53および54と直角を成している。区切り壁49は、内側に向かって、周囲の第1の段55、周囲の第2の段56および周囲の第3の段57を有している。次の搬送容器40(図7参照)は、第1の段55の基部50に載っている。搬送容器40の基部50は、このように、同時に、その下に配置された次の搬送容器40のカバーを構成している。スライド4は第3の段57に載っており、第2の段56の端部により同時に定位置に固定されている。搬送容器40の基部50は、それぞれ平面領域60を有する第1および第2の隆起部58および59を有している。平面領域60は、第3の段57の高さに配置され、隆起部はスライド4を支持する。第1の隆起部58は丸い。第2の隆起部59は楕円形である。さらに、水分排除媒体(図10(a)には図示せず)を搬送容器40の基部50に配置することができる。左右側壁53および54はそれぞれ突出部61を有している。突出部の領域において、スライド4は左右側壁53および54とは完全には接触しておらず、例えば、搬送容器40の基部50にある水分排除媒体からの水分は液滴6を有するスライド4の表面に達する(図11参照)。突出部61も同様に、スライド4の搬送容器40からの取り外しを促す。搬送容器40の左右側壁53および54は、その前壁51の領域において、搬送容器40をユーザーにとって取扱い易くさせる2つのグリップ凹部62を有している。搬送容器40の後壁52はその上で成形された2つの平行なラグ63を有している。ラグ63は、第1および第2のステーション20および21の第3のバー24c(図7参照)のいずれかに載せるようにしてあり、搬送容器40のスタックのガイドを表している。
図10(b)は、図10(a)に示した搬送容器40の一実施形態の下面斜視図である。第1および第2の隆起部58および59は中空で構成されている。第1の隆起部58は、円58aの形状の断面を有する凹部を備えている。第2の隆起部59は、長形孔59aの形状の断面を有する凹部を備えている。両凹部とも平面領域60の領域で終わっている。凹部は、搬送ホルダー34に搬送容器40を配置する役割を果たす。凹部に係合することにより搬送ホルダー34に搬送容器40を配置する2本のピン(図示せず)をその目的で搬送ホルダー34上に成形する。
図11は、図10(a)に示した点線A−Aに沿った搬送容器40の断面図である。第3の段57は、第1および第2の隆起部58および59の平面領域60として同じレベルにあるのは明らかである。図10(a)の説明で既に述べた通り、水分排除媒体が搬送容器40の基部50にあり、水分が液滴(図9参照)を乾燥させるのを防ぐ。
図12は、入力実施および別個の処理プロセス構成のためのユーザーインターフェース22の概略図である。入力ボタン13によって、ユーザーが別個に後述する処理プロセスを構成することができるようになる。
第1のステーション20に配置されたスタックにおける搬送容器40の順番は、別個のプロセス工程の順序に正確に対応している。スタックの様々な搬送容器40にあるスライド4は、スライド4にある液滴6の性質およびサイズに関してそれぞれの場合によって異なることに留意しなければならない。1つのスライド4は常に同じサイズおよび同じタイプの液滴6を含む。コストの理由から、免疫染色用の試薬を含有する液滴6は可能な最小容積で用いられなければならない。第1のプロセス工程を実施するために、搬送機構42は、第1のステーション20に存在する搬送容器40のスタックの下方を移動する。搬送機構42がスタックを持ち上げる。搬送容器40のスタックを保持するクランプ28を開き、スタックを下げる。クランプ28を次の搬送容器40で再び閉じる。単一の開放搬送容器40はこのようにして搬送機構42に載る。
この搬送容器40を処理部16へ動かす。スライド4の液滴6がキャリアプレート1の金属グリッド2と接触するまで搬送容器40を持ち上げる。キャリアプレート1とスライド4間のこの距離は、一方で、全ての液滴6を確実に金属グリッド2と接触させ、他方で、液滴6の液体が金属グリッド2の下側のみに確実に接触させるために、非常に正確に対応していなければならない。キャリアプレート1とスライド4間の距離を測定するセンサ44があると有利である。液滴6をスライド4の適所へ載せるためにピペットで計量する。入力部12にある入力ボタン13により液滴6の容積を入力すると、必要なパラメータが電子制御システムへ入れられ、金属グリッド2とスライド4間の最良の距離が計算され設定される。
搬送機構42は、ホルダー35に取り付けられたキャリアプレート1の下の位置へスライド4を導く(図9参照)。搬送機構42がスライド4と共に搬送容器40を持ち上げると、電子制御システムにより計算されたやり方で、液滴6が金属グリッドと接触できるようになる。各プロセス工程の滞留時間(これも入力部12により設定)完了後、搬送容器40を下げ、第2のステーション21に動かす。第2のステーション21において、使用済みスライド4を含む搬送容器40のスタックが構築される。これについて、第2のステーションのスタックは、クランプ28が再び閉じられて、この目的で提供された突出部41でスタックに最下部の搬送容器が握られるまで持ち上げられる。搬送機構42が再び下げられて、第1のステーションの下方へ移動する。次のプロセス工程の始めに、既に説明した通り、次の搬送容器40を第1のステーション20から取り外す。図7において、第1のステーション20は搬送容器40でほぼ完全に充填されている。
第1のステーション20の最後の搬送容器40に達するまでプロセスを続ける。手順は、入力部12を介してユーザーによりプログラム可能である。各プロセス工程について、液滴6の滞留時間およびサイズも入力部12を介して設定可能である。
マルチチャネルピペット80(図4(b)参照)を用いて、スライド4への液滴6の充填を促す。例えば、8チャネルピペットだと、同じ容積の8種類の液滴をスライド4の適所に同時に配置させることができる。この場合、スライド4のテフロン(登録商標)コーティング5aの凹部5の間隔がピペット先端の間隔と合っている必要がある。液滴6を適用するこの操作もまた実際に容易に行われる。スライド4のテフロン(登録商標)コーティング5aおよびキャリアプレートの数によって、グリッドと液滴6間に独特の相関関係が得られる。様々な免疫標識が多くの手順で利用されるため、これは必要である。1つのスライド4に異なる試薬を入れることも可能である。
本発明による装置を採用することによって、薄組織断面の免疫標識化のための既存の標準プロトコルである、非特異結合の飽和、抗原インキュベーションおよび異なる洗浄溶液による様々な洗浄工程といった工程が自動的に実施される。
図1は、金属グリッドを備えたキャリアプレートの斜視図である。 図2は、少なくとも1種類の処理液を充填可能な凹部を有するスライドの斜視図である。 図3は、スライドが装着されたキャリアプレートの空間的相関図を示す概略断面図である。 図4(a)は、スライドの一実施形態の平面図である。また図4(b)は、図示されたのと同様のスライド、液滴の適用のためのピペットの更なる実施形態の平面図である。 図5は、薄組織断面の免疫標識化のための装置全体の斜視図である。 図6は、装置の内部の外観を示すためにいくつかの筐体部分を開いた、薄組織断面の免疫標識化のための装置全体の斜視図である。 図7は、装置の内部の外観をよく示すためにいくつかの筐体部分を取り除いた、薄組織断面の免疫標識化のための装置全体の斜視図である。 図8は、第1または第2のステーション中に搬送容器のスタックを備えた搬送ホルダーの相互作用を示す詳細な斜視図である。 図9は、処理部に配置されたキャリアプレートを載せた搬送ホルダーの相互作用を示す詳細な斜視図である。 図10(a)は、搬送容器の一実施形態の上面斜視図である。また、図10(b)は、搬送容器の一実施形態の下面斜視図である。 図11は、図10(a)に示した点線A−Aに沿った搬送容器の断面図である。 図12は、入力実施および処理プロセス構成のためのユーザーインターフェースの概略図である。
符号の説明
1 キャリアプレート
1a 上側
1b 下側
2 金属グリッド
2a 薄組織断面
3 磁石
3a オリフィス
4 スライド
4a 上側
4b 下側
4c 識別子
5 凹部
5a コーティング
6 液滴
10 装置
11 ディスプレイ
12 入力部
13 入力ボタン
14 ステーション部
15a 第1のドア
15b 第2のドア
16 処理部
18 脚
19 カバー
20 第1のステーション
21 第2のステーション
22 ユーザーインターフェース
24a 第1のバー
24b 第2のバー
24c 第3のバー
25 染色装置
28 クランプ
28a ラグ
29 モータ
30 分配装置
31 モータ
32 搬送手段
33 分配管
34 搬送ホルダー
35 ホルダー
36 アーム
37 グリップ凹部
38 点線
40 搬送容器
41 突出部
42 搬送機構
43 ブラケット
44 センサ
45 ステッピングモータ
49 周囲区切り壁
50 基部
51 前壁
52 後壁
53 左側壁
54 右側壁
55 周囲の第1の段
56 周囲の第2の段
57 周囲の第3の段
58 第1の隆起部
58a 円
59 第2の隆起部
59a 長形孔
60 平面領域
61 突出部
62 グリップ凹部
63 ラグ
80 マルチチャネルピペット
81 数字
82 チャネル

Claims (14)

  1. 薄組織断面が所定のパターンで固定されたキャリアプレートと、処理液が液滴の形態で適用された少なくとも1つのスライドと、1つのスライドを保持する搬送容器と、前記搬送容器がスタックされる第1および第2のステーションとを有する薄組織断面の免疫標識化装置であって、
    前記スライドの液滴の配置が前記キャリアプレートの前記薄組織断面の配置に対応しており、前記搬送容器は基部に取り付けられた周囲区切り壁を有しており、1つの搬送容器の前記基部がその下に配置された搬送容器カバーを構成する、薄組織断面の免疫標識化装置。
  2. それぞれスライドが装着された前記搬送容器が前記第1のステーションにスタックされ、複数の新しい未使用の液滴が前記スライドに配置されている請求項1記載の装置。
  3. それぞれスライドが装着された前記搬送容器が前記第2のステーションにスタックされ、処理工程において既に使用された複数の液滴が前記スライドに配置されている請求項2記載の装置。
  4. 前記第1のステーションおよび第2のステーションにおいて、それぞれの場合について最上部の搬送容器にはスライドが装着されておらず、その搬送容器の前記基部のみが前記第1および第2のステーションにおいて次の搬送容器のカバーを構成している請求項1記載の装置。
  5. 前記装置は入力部、供給部および処理部で構成されており、前記供給部から前記処理装置まで、または前記処理装置から前記供給部まで少なくとも1つの搬送容器を搬送するために、搬送機構が前記供給部と処理部間を前後に移動する請求項1記載の装置。
  6. 前記第1および第2のステーションは、互いに平行な第1、第2および第3のバーにより構成されており、前記第1および第2のバーは二等辺三角形の基部の端点であり、前記第3のバーは二等辺三角形の頂点であり、前記第1、第2および第3のバーは前記搬送容器のガイドとして作用し、前記バーは共通板の上端に固定されている請求項1記載の装置。
  7. a)処理部に挿入されたキャリアプレートに配置された薄組織断面に個々の処理プロセスを実施する工程と、
    b)液滴受容のための複数の凹部をそれぞれ有する複数のスライド上に液滴を適用する工程と、
    c)前記スライド用に提供された搬送容器と共に前記スライドを第1のステーションに配置する工程と、
    d)前記スライドと共に前記搬送容器を搬送機構により前記第1のステーションから処理部へ移動する工程と、
    e)前記スライドの前記液滴が前記キャリアプレートの前記薄組織断面を濡らすように、前記スライドと共に前記搬送容器を持ち上げる工程と、
    f)前記個々の処理プロセスにより予め決められた時に前記スライドと共に前記搬送容器を、使用済みスライドを保持する第2のステーションへ移動する工程と、
    g)個々の処理プロセスのために前記第1のステーションに提供された前記スライド全てが取り外されるまで工程d)〜f)を実施する工程と
    を含む薄組織断面を免疫標識化する方法。
  8. 前記工程d)〜f)を完全に自動的に実施する請求項7記載の方法。
  9. 個々の処理プロセスの作成が、複数の入力ボタンにより、入力部に提供されたユーザーインターフェースを介して実施される請求項7記載の方法。
  10. 前記処理プロセスに従って必要とされる、それぞれスライドが装着された前記搬送容器が前記第1のステーションにスタックされ、前記スライドは最初、前記第1のステーションの最下部に配置されている必要がある請求項7記載の方法。
  11. 前記キャリアプレートが前記処理部のアームのホルダーにより前記処理部に挿入され、前記ホルダーが前記処理部の前記アームへ挿入または前記アームを取り外すための2つのグリップ凹部を前記ホルダーが有している請求項7記載の方法。
  12. 前記搬送容器を持ち上げる際に、前記キャリアプレートと前記スライド間に必要な距離が少なくとも1つのセンサにより測定される請求項7記載の方法。
  13. 前記液滴が複数のピペットを用いて前記スライドに適用される請求項7記載の方法。
  14. 前記第1のステーションおよび第2のステーションにおいて、それぞれの場合について最上部の搬送容器にはスライドが装着されておらず、その搬送容器の前記基部のみが前記第1または第2のステーションにおいて次の搬送容器のカバーを構成している請求項7記載の方法。
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