JP4074838B2 - 携帯ガスコンロ - Google Patents
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Description
本発明は、鉄板等の底面積の広い熱盤の利用に対応できる携帯ガスコンロに関する。
【従来の技術】
従来の携帯可能なカセットガスボンベ用ガスコンロ(以下、「携帯ガスコンロ」という)では、ガスバーナでの燃焼熱がガスボンベに無制限に影響すると、カセットガスボンベは小容量で簡易なものであるため過熱状態となって異常燃焼や爆発の原因となる。そこで、ガスバーナと、ガス供給部に収容するカセットガスボンベとが所定距離だけ離れるようにしたり、ガスバーナ収容部(燃焼部)とガスボンベ収容部とを隔壁によって適度に仕切ったりすることにより、カセットガスボンベをガスバーナでの燃焼熱から保護するのが基本思想となっている。
このため特許文献1では、上向きに湾曲した焼肉用鉄板と、環状のガスバーナとを、巧みな通気を図って組み合わせ使用する焼肉用ガスコンロを提供している。
【特許文献1】
特開平6−284979号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近のアウトドア志向の高まりにより、鉄板等の大きな熱盤についても利用を期待する声がある。
しかしながら前述のように、従来の携帯ガスコンロではガスボンベ収容部にまで跨るほどの面積をもつ熱盤の場合には、携帯ガスコンロ本体のケーシング(以下、「本体ケーシング」という)に熱がこもってしまうために、カセットガスボンベの爆発といった危険がある。
特許文献1に記載の焼肉用ガスコンロでは、焼肉用鉄板と焼肉用ガスコンロを組み合わせて使用するためのものであり、ガス収容部にまで跨るほどの面積をもつ熱盤について対応しているものではない。
本発明は上述の事情よりなされたものであり、本発明の目的は、ガスバーナの炎と本体ケーシングとの距離を作り出し、ガスバーナの炎が本体ケーシングにこもらずに熱盤を利用できる携帯ガスコンロを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明は、鉄板等の底面積の広い熱盤の利用に対応できる携帯ガスコンロに関し、本発明の目的は、本体ケーシング内に、ガスバーナを収容するガスバーナ収容部と、カセットボンベを収容して前記ガスバーナにガスを供給するようにしたガスボンベ収容部とを設けた携帯ガスコンロであって、略円形の前記ガスバーナの周縁部外方に設けられた汁受け皿と、前記本体ケーシング間に、前記汁受け皿及び前記ガスバーナを前記本体ケーシングより垂直方向に持ち上げるよう動作する支持部を設けたことによって達成される。
また、本発明の目的は、本体ケーシング内に、ガスバーナを収容するガスバーナ収容部と、カセットガスボンベを収容して前記ガスバーナにガスを供給するようにしたガスボンベ収容部を設けた携帯ガスコンロであって、略円形型の前記ガスバーナの周縁部外方に設けられた汁受け皿に設置された複数の五徳が、その上部に前記略円形の径方向にスライドするスライド部を有し、さらに前記汁受け皿と、前記本体ケーシング間に前記汁受け皿及び前記ガスバーナを、前記本体ケーシングより垂直方向に持ち上げるよう動作する支持部を設けたによって達成される。
また、本発明の目的は、前記ガスバーナが内円部と外円部との二重構造となっていることによって、より効果的に達成される。
【発明の実施の形態】
本発明は、鉄板等の表面積の広い熱盤を利用するために、本体ケーシングとガスバーナとを離して利用できる携帯ガスコンロを提供する。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1、図2はそれぞれ本発明の実施の形態に係る携帯ガスコンロの上面図及び側面図である。
本携帯ガスコンロ1は、本体ケーシングが、隔壁2により、燃焼部1aと、ガスボンベ収容部1bとに二分されて構成されており、底面には脚部13が設けられている。調理面を上部に有する燃焼部1aは、中心上部に略円形型のガスバーナ部5を露出させ、略円形型のガスバーナ部5の周縁部外方に汁受け部3が設けられており、汁受け部3上には加熱する容器を支持する五徳4が、方形に形成された燃焼部1aの周枠近傍にガスバーナ部5を中心として相対的な位置関係で一対として取り付けられている。また、ガスバーナ部5に着火する着火部6がガスバーナ部5に近接して設けられ、前面には後述するガスを分岐するための選択つまみ11が設けられている。
また、調理面を本体ケーシングから引き離すための支持部12が本体ケーシングと汁受け部3とに両端が接続され、折りたたまれた状態で燃焼部1a内に格納されている。
ガスボンベ収容部1bは、ガスを供給するカセットガスボンベ7を内包し、ガスボンベ収用部1bの前面にガスの流入量を調節するつまみ8と、カセットガスボンベ7の着脱に用いられるガスボンベ着脱つまみ10とを有し、つまみ8の動作に基づいてガスの流入量を調節するガス流入量調節部9がカセットガスボンベ7とガス供給管5bとに接続された構成となっている。
なお、五徳4は、その上部に略円形のガスバーナ部5の径方向にスライドするスライド部4aを有し、ガスバーナ部5は、ガスバーナ部5下部のガス供給管5a,5bを介してガスボンベ収容部1bのガス流入量調節部9と接続されている。
通常利用する場合には、カセットガスボンベ7をセットし、つまみ8を用いて着火部6を動作させ、さらにガス流入量を調節することによりガス供給管5a、5bを通してガスバーナ部5にガスが供給されて点火される。これにより、五徳4に載置された容器に熱が伝導される。
図3は、プレート等の表面積の広い熱盤14を利用した場合の側面図である。
鉄板等の表面積の広い熱盤14を利用する場合、ガスボンベ収容部1bにまで熱盤14が張り出してしまうために、カセットガスボンベ7に熱がこもってしまい爆発する危険がある。このため、熱がこもらないように支持部12を利用して熱盤14とガスボンベ収容部1bとの距離を作る。また、その際に五徳4に載置された熱盤14を安定させるために、五徳4の上部に設けられたスライド部4aを略円周形のバーナ部5の径方向にスライドさせて熱盤14と五徳4間の接地点を広げる。構造上の簡便さや、ガスバーナ部5の燃焼の観点から、略円周形のバーナ部5の径方向にスライドさせるのが望ましい。
熱盤14とガスボンベ収容部1bとの距離を作るためには、図2において燃焼部1a内に格納されている支持部12を延伸させて固定する事により、汁受け部3とガスバーナ部5とをコンロ設置面から垂直上方へと持ち上げる。もちろんガスバーナ部5が上方へと持ち上げられるために、ガスバーナ部5へとガスを供給するガス供給管5bも延伸する必要がある。そのためガス供給管5bは、伸縮自在でありかつその接続部は気密に保たれている。これによりカセットガスボンベ7からガスバーナ部5へのガス供給は、支持部12の延伸または格納の状態に関わらずに正常に供給される。
なお、支持部12は伸縮可能であって、伸ばした状態で固定できる形状かつ方法であれば、その伸縮方法及び固定方法は限定しない。
しかしながら、従来のガスバーナでは熱盤14の表面積が広いために熱盤14全体に熱が行き渡らない場合がある。
図4は、表面積が広い熱盤14を利用する場合に利用されるガスバーナ部5の斜視図である。
広範囲に火力を供給するために、ガスバーナ部5を内円部15と外円部16との二重構造にしている。これにより表面積の広い熱盤14であっても適度な熱量を得る事ができる。
もちろん、通常の鍋等を利用する場合であればガスの節約の観点から、内円部15または外円部16のどちらを利用するかを選択できるように選択つまみ11等が設けられていればなお良い。この場合には、ガス供給管5a内部にガスの流入を分岐させる分岐部11aを設け、この選択つまみ11と同期させることによって内円部15および/または外円部16の利用の選択を制御する。
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る携帯ガスコンロ1によれば、鉄板等の表面積が広く本携帯ガスコンロ1に用いる際にガスボンベ収容部1bにまでかかってしまうような熱盤14を使用する場合でも、支持部12を用いてガスボンベ収容部1bと距離をとることにより熱がこもってしまうのを防ぐことができる。
また、その際に、五徳4の上部に設けられたスライド部4aを略円周形のガスバーナ部5の径方向にスライドさせて熱盤14と五徳4間の接地点を広げることにより、五徳4に載置された熱盤14を安定させることができる。
またさらに、ガスバーナ部5を内円部15と外円部16との二重構造にすることで、表面積の広い熱盤14の全体を均一に加熱できる。
なお、通常の鍋やフライパン等と利用する場合や持ち運ぶ際には、支持部12を燃焼部1aに収納することができるため、携帯性を損なうことなく上記目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る携帯ガスコンロの上面図である。
【図2】 本発明に係る携帯ガスコンロの側面図である。
【図3】 本発明に係る携帯ガスコンロの熱盤使用時の側面図である。
【図4】 本発明に係る携帯ガスコンロの二重構造のバーナ部の斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯ガスコンロ
1a 燃焼部
1b ガスボンベ収容部
2 隔壁
3 汁受け部
4 五徳
5 ガスバーナ部
5a,5b ガス供給管
6 着火部
7 カセットガスボンベ
8 つまみ
9 ガス流入量調節部
10 ガスボンベ着脱つまみ
11 選択つまみ
11a 分岐部
12 支持部
13 脚部
14 熱盤
15 内円部
16 外円部
Claims (3)
- 本体ケーシング内に、ガスバーナを収容するガスバーナ収容部と、カセットガスボンベを収容して前記ガスバーナにガスを供給するようにしたガスボンベ収容部とを設けた携帯ガスコンロであって、
略円形の前記ガスバーナの周縁部外方に設けられた汁受け皿と、前記本体ケーシング間に、前記汁受け皿及び前記ガスバーナを前記本体ケーシングより垂直方向に持ち上げるよう動作する支持部を設けたことを特徴とする携帯ガスコンロ。 - 本体ケーシング内に、ガスバーナを収容するガスバーナ収容部と、カセットガスボンベを収容して前記ガスバーナにガスを供給するようにしたガスボンベ収容部を設けた携帯ガスコンロであって、
略円形型の前記ガスバーナの周縁部外方に設けられた汁受け皿に設置された複数の五徳が、その上部に前記略円形の径方向にスライドするスライド部を有し、さらに前記汁受け皿と、前記本体ケーシング間に前記汁受け皿及び前記ガスバーナを、前記本体ケーシングより垂直方向に持ち上げるよう動作する支持部を設けたことを特徴とする携帯ガスコンロ。 - 前記ガスバーナが内円部と外円部との二重構造となっている請求項1又は2に記載の携帯ガスコンロ。
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