JP4073902B2 - 電動弁装置の異常および劣化診断手法ならびに装置 - Google Patents

電動弁装置の異常および劣化診断手法ならびに装置 Download PDF

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Description

本発明は火力・原子力発電所、化学プラント、上下水道などの配管に設置された電動弁装置の異常および劣化診断に関するものである。
一般に、発電所等のプラントは定期的に運転を停止し、指定された電動弁の分解点検や作動テストを行い、おもに、開閉の可否および開閉に要する作動時間を計測して電動弁の健全性を確認している。しかしながら、この方式では開閉の確認と作動時間のみから判断しているため、大まかな運転許容領域にあるか否かのチェックをしているにすぎない。また、定期的に行うのみであることから、実稼動中での劣化の進展を把握することが出来ない。
特許文献1はこの問題点を省みて電流値の計測と電動弁動作毎のデータ解析により診断を行うものであるが、それだけではシャフトの回転数や駆動トルクが把握できず、正確な故障及び劣化診断は困難である。また、パラメータとしてスリップ周波数やシャフトの回転数を選択した場合、それを計測する必要が出てくる。発電所の電動弁の回転数を計測するためにはエンコーダやタコジェネレータを必要とするが、これを常時設置することは、コストや信頼性の面から不都合であるし、故障診断の際だけこれらセンサ類を設置するのであれば、プラント稼動中に故障や劣化診断を行うことが困難となる。
特許文献2、および特許文献3は電動弁に取り付けられた様々なセンサ信号を用いてオンライン故障診断を行うものであるが、電動弁は発電設備の中に組み込まれていること、周囲温度等運転条件が厳しいことから、現実的には電動弁に様々なセンサを取り付けること、また電動弁から、コントロールセンタにセンサ信号を伝送すること自体も容易なことではない。
特開平7−28705号公報 特許第2617540号 特許第3411980号
上記課題は故障診断、劣化予知を行う際に十分なセンサ信号を用意できないところに要因がある。また、電動弁の駆動源である誘導電動機は電動弁としての信頼性を確保するため、インバータ等の介在物をなくした電源直入れ方式で駆動されている。このため、誘導電動機に入力されている電力を計測してもその運転状態により効率等も大きく変化し、機械的な損失を把握しようとしても困難な場合も多い。
電動弁の故障・劣化を判断するためには電動機の発生するトルクとその回転速度を把握できれば有効であることから、誘導電動機に入力される電流および電圧のみから、モータトルクおよび回転速度を推定し、故障・劣化診断を行うことが望ましい。
上述の目的を達成するため、本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断手法は、3相電源に接続された誘導電動機によって動作する電動弁装置の異常および劣化診断手法であって、3相電源の3相電流のうち少なくとも2相の電流値と、3相電圧のうち少なくとも2相の電圧値を測定し、測定された3相の電流値、もしくは測定された2相の電流値より算出された3相の電流値と、測定された3相の電圧値、もしくは測定された2相の電圧値より算出された3相の電圧値との内積および外積を計算し、内積および外積と、誘導電動機の電気パラメータとに基づいて誘導電動機の回転角速度および駆動トルクを導出し、回転角速度および駆動トルクを、電動弁装置の異常および劣化診断の指標とする
ものである。
また、本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断手法は、測定された3相の電流値、もしくは測定された2相の電流値より算出された3相の電流値を、直交座標系における電流値に変換し、測定された3相の電圧値、もしくは測定された2相の電圧値より算出された3相の電圧値を、直交座標系における電圧値に変換し、直交座標系における電流値と、直交座標系における電圧値との内積および外積を用いるものである。
また、本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断手法は、直交座標系における電流値および電圧値を、電源角周波数に同期して回転する回転直交座標系における電流値および電圧値に変換し、回転直交座標系における電流値および電圧値を、ローパスフィルタを用いてフィルタリングし、フィルタリングされた電流値と、フィルタリングされた電圧値との内積および外積を用いるものである。
また、本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断手法は、回転直交座標系における電流値の時系列データと、回転角速度の時系列データと、駆動トルクの時系列データとに基づいて電動弁の運転状態を判断し、電動弁の運転状態を、電動弁装置の異常および劣化診断の指標に加えるものである。
本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置は、3相電源に接続された誘導電動機によって動作する電動弁装置の異常および劣化診断装置であって、3相電源の3相電流のうち少なくとも2相の電流値を測定する電流センサと、3相電源の3相電圧のうち少なくとも2相の電圧値を測定する電圧センサと、電流センサにより測定された3相の電流値、もしくは電流センサにより測定された2相の電流値より算出された3相の電流値と、電圧センサにより測定された3相の電圧値、もしくは電圧センサにより測定された2相の電圧値より算出された3相の電圧値との内積および外積を計算する内積・外積演算部と、内積および外積と、誘導電動機の電気パラメータとに基づいて誘導電動機の回転角速度および駆動トルクを導出するトルク・速度演算部と、回転角速度および駆動トルクを電動弁装置の異常および劣化診断の指標とする異常・劣化判定部と、異常・劣化判定部が異常と判断した場合に、警告信号を外部の上位処理システムに向けて伝送する警告信号発生部とを備えるものである。
また、本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置は、直交2軸電流・電圧変換
部であって、電流センサにより測定された3相の電流値、もしくは電流センサにより測定された2相の電流値より算出された3相の電流値を、直交座標系における電流値に変換し、電圧センサにより測定された3相の電圧値、もしくは電圧センサにより測定された2相の電圧値より算出された3相の電圧値を、直交座標系における電圧値に変換する直交2軸電流・電圧変換部をさらに備えるものである。
また、本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置は、直交座標系における電流値および電圧値を、電源角周波数に同期して回転する回転直交座標系における電流値および電圧値に変換する回転直交2軸電流・電圧変換部と、回転直交座標系における電流値および電圧値をローパスフィルタを用いてフィルタリングする電流・電圧ローパスフィルタ処理部とをさらに備えるものである。
また、本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置は、フィルタリングされた電流に基づいて電流波高値を算出し、電流波高値に基づいて電動弁の運転状況を判断する弁作動状態解析部をさらに備え、異常・劣化判定部は、運転状況を診断の指標にさらに加えるものである。
この発明によれば、電動弁装置の異常および劣化診断装置は、誘導電動機に入力される電流および電圧のみに基づいて、駆動トルクおよび回転角速度を推定し、異常および劣化診断を行うので、より正確な異常および劣化診断を行うことができる。
上述の課題を解決するために、本発明に係る電動弁装置の異常および劣化診断手法ならびに装置では、電動弁の駆動源である誘導電動機に入力される3相の電流瞬時値と3相の電圧瞬時値を時系列データとして測定し、その内積値と外積値を導出する。電流と電圧の内積値と外積値は良く知られているように、それぞれ電動機が供給する有効電力と無効電力となる。外積値、すなわち無効電力からは誘導電動機の界磁電流成分とトルク電流成分が導出され、これより駆動トルクが導出される。内積値、すなわち有効電力からは駆動エネルギーが導出され、これはトルクに回転速度を乗じた値であるから、結局、回転速度が導出される。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置(以下、診断装置)1、ならびにその周辺の構成を示す。
電動弁機構系103に、これを駆動する誘導電動機102が接続されている。誘導電動機102には、3相電源101が接続され、U相・V相・W相の3相をもって電流および電圧を供給する。この電流および電圧は3相平衡条件を満たす。診断装置1は、誘導電動機102の異常および劣化を診断するものであり、以下の構成をもって誘導電動機102に接続される。
診断装置1は、誘導電動機102の電流および電圧を測定するデータ収集装置10と、その測定結果に基づいて異常および劣化の診断を行う演算処理装置20とを備える。データ収集装置10および演算処理装置20はそれぞれ通信制御装置11、21を備えており、これらを介して互いにデータの授受を行う。
データ収集装置10は、電流センサ12と、電圧センサ13と、電流値記憶部14と、電圧値記憶部15とを備える。電流センサ12は、誘導電動機102のU相の電流IおよびW相の電流Iを測定し、測定された電流値を電流値記憶部14に送る。電流値記憶部14はこの電流値を記憶する。また電圧センサ13は、誘導電動機102のU相・V相間の電圧VUVおよびW相・U相間の電圧VWUを測定し、測定された電圧値を電圧値記憶部15に送る。電圧値記憶部15はこの電圧値を記憶する。記憶された電流値および電圧値は、通信制御装置11によって演算処理装置20に送られる。
演算処理装置20は、記憶装置30と、相間電圧/相電圧変換部31と、3相電流・3相電圧演算部32と、内積・外積演算部36と、トルク・速度演算部37と、異常・劣化判定部39と、警告信号発生部40とを備える。
記憶装置30は、通信制御装置21を経由して送られてくる電流値・電圧値を受け取って記憶し、後続の処理に提供する。相間電圧/相電圧変換部31は、入力された電圧値を相間電圧のものから相電圧のものへと変換する。3相電流・3相電圧演算部32は、入力された2相分の電流値・電圧値に基づき、3相すべての電流値・電圧値を算出して出力する。内積・外積演算部36は、入力された電流値・電圧値からその内積・外積を算出して出力する。トルク・速度演算部37は、入力された電流値・電圧値の内積・外積に基づき、誘導電動機102の駆動トルクおよび回転角速度を算出して出力する。異常・劣化判定部39は、入力された駆動トルクおよび回転角速度を検査し、これらの値があらかじめ定められた許容範囲を超えているときは異常と判断し、そうでないときは正常と判断する。警告信号発生部40は、異常・劣化判定部39が異常の判断を出力した場合、図示されない上位処理システムに向けて警告信号を周知の技術を用いて送信する。
ここで、この発明に係る診断装置1の処理の流れを説明するための前提として、誘導電動機102における電流・電圧に基づき、回転角速度・駆動トルクを算出する方法および式を以下に説明する。
3相平衡条件が成立している正弦波状の3相電流I、I、Iと3相電圧V、V、Vを以下の式で変換する。
Figure 0004073902
このとき、内積と外積は次の関係式を満足することになる。
Figure 0004073902
または、
Figure 0004073902
また、2相の直行座標系を電源角周波数に同期して回転する回転直交座標系に変換してもその内積と外積は変化しない。
すなわち
Figure 0004073902
ここでよく知られた、誘導電動機電圧・電流方程式より、定常時は以下の式が成立する。定常時において内積値と外積値は以下のように表される。
Figure 0004073902
また、3相相電流の波高値は以下の式で表される。
Figure 0004073902
従って、外積値と内積値より、I、I、ωが算出される。
また、内積値の右辺第1項と2項の総計に3/2を乗じたものは抵抗が損失する銅損であり、右辺第3項に3/2を乗じたものは駆動エネルギーである。すなわち電動機が発生しているトルクTは以下の式で表される。
Figure 0004073902
ただしPは誘導電動機の極数である。
以下、図2を用いて、この発明の実施の形態1に係る診断装置1の処理の流れを示す。
まず、電流センサ12および電圧センサ13が、誘導電動機102に供給される2相の電流及び電圧を検出して取り込む(ステップS1)。ここで電流および電圧の測定は2相分であってもよく、3相分であってもよい。また、電流および電圧は、瞬時データであってもよいし、時系列データであってもよい。
次に、相間電圧/相電圧変換部31が、電圧値を相間電圧のものから相電圧のものへと変換する(ステップS2)。通常電流は相電流を検出するが電圧は相間電圧を検出するのが普通であるので、相間電圧を相電圧に変換する必要があるからである。図1に示したように、検出電圧がUV相間電圧VUV、及びWU相間電圧VWUの時、U相の相電圧VおよびW相の相電圧Vは以下の式で変換される。
Figure 0004073902
2相の場合は(14)式を、3相の場合は(14a)式を用いる。
次に、3相電流・3相電圧演算部32が、入力された2相分の電流値・電圧値に基づき、残りの1相の電流値・電圧値を算出し、3相すべての電流値・電圧値を出力する(ステップS3)。(14b)式、(14c)式は、U相・V相の相電流と相電圧からW相の相電流と相電圧を求める場合を示す。
Figure 0004073902
ただしこのステップS3は、上述した測定値が2相分である場合のみ実施される。測定値が3相分得られている場合は演算を行わず、3相分の値をそのまま用いればよい。これで3相分の電流・電圧が揃った事になり、その内積・外積が計算できる。
次に、内積・外積演算部36が、入力された電流値・電圧値からその内積・外積を算出して出力する(ステップS7)。内積・外積はそれぞれ(3)式の左辺、(4)式の左辺で与えられる。
次に、トルク・速度演算部37が、入力された電流値・電圧値の内積・外積に基づき、誘導電動機102の駆動トルクおよび回転角速度を算出して出力する(ステップS8)。このステップS8では以下の計算を行う。まずステップS3で得られた相電流の波高値をIとし、このIとステップS7で得られた外積の値とを(10)式に代入し、これを解いてIを求める。次にこのIとIとを(11)式に代入し、これを解いてIを求める。さらにI、I、Iおよび内積を(9)式に代入し、これを解いて回転角速度ωを求める。またIおよびIを(12)式に代入し、これを解いて駆動トルクTを求める。
なお、回転角速度ωを求める際は、上述した方法すなわちI、I、Iおよび内積を(9)式に代入する方法による他に、IおよびIを(13a)式に代入し、これを解く方法によってもよい。どちらの方法によっても、求まる回転角速度ωは同一の値となる。
次に、異常・劣化判定部39が、上記のとおり計算によって求められた駆動トルク、回転角速度、トルク電流成分、および相電流の電流波高値、すなわち、推定された駆動トルク、回転角速度、トルク電流成分、および相電流の電流波高値を検査し、これらの値があらかじめ定められた許容範囲を超えているときは異常と判断し、そうでないときは正常と判断する(ステップS10)。
ステップ10で異常と判断された場合、警告信号発生部40は、図示されない上位処理システムに向けて警告信号を送信する(ステップS11)。
以上、実施の形態1において説明した本発明によれば、電動弁装置の異常および劣化診断装置1は、誘導電動機に入力される電流および電圧のみに基づいて、駆動トルクおよび回転角速度を推定し、異常および劣化診断を行うので、より正確な異常および劣化診断を行うことができる。また、実稼動中であっても常時測定を行えるので、劣化の進展を把握することができる。また、電動弁の回転数を計測するためのエンコーダやタコジェネレータを使用しないので、コストを削減でき、かつ信頼性が向上する。また電動弁自体にセンサ等を取り付けないので、構成が簡素なものとなる。
実施の形態2.
図3に、この発明の実施の形態2に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置(以下、診断装置)2、ならびにその周辺の構成を示す。
診断装置2の構成は、図1に示される診断装置1から、3相電流・3相電圧演算部32を取り除き、直交2軸電流・電圧変換部33を追加したものである。直交2軸電流・電圧変換部33は、入力された相電流および相電圧を、直交2軸座標系に変換するものである。
この他の部分は図1の診断装置1と同様である。
次に、図4を用いて、この発明の実施の形態2に係る診断装置2の処理の流れを示す。
診断装置2の処理の流れは、図2に示される診断装置1の処理の流れから、ステップS3を削除し、ステップS4を追加したものである。以下の説明において、図2に示される診断装置1の処理の流れと同様であるものについては記述を省略する。
ステップS2において出力される相電流および相電圧を入力とし、直交2軸電流・電圧変換部33が、直交2軸座標系における電圧および電流Vα、Vβ、Iα、Iβを算出する(ステップS4)。計算の際、3相の電流値および電圧値が得られている場合には(1)式および(2)式が、また2相の電流・電圧のみが得られている場合は以下の変換式が、それぞれ用いられる。
Figure 0004073902
次に、内積・外積演算部36が、入力された電流値・電圧値からその内積・外積を算出して出力する(ステップS7)。内積・外積はそれぞれ(7)式および(8)式で与えられる。
次に、トルク・速度演算部37が、入力された電流値・電圧値の内積・外積に基づき、誘導電動機102の駆動トルクおよび回転角速度を算出して出力する(ステップS8)。このステップS8では以下の計算を行う。まず(2)式および(5)式で求めた電流を(11)式に代入してIと求める。このIとステップS7で得られた外積の値とを(10)式に代入し、これを解いてIを求める。次にこのIとIとを(11)式に代入し、これを解いてIを求める。さらにI、I、Iおよび内積を(9)式に代入し、これを解いて回転角速度ωを求める。またIおよびIを(12)式に代入し、これを解いて駆動トルクTを求める。
なお、回転角速度ωを求める際は、上述した方法すなわちI、I、Iおよび内積を(9)式に代入する方法による他に、IおよびIを(13a)式に代入し、これを解く方法によってもよい。どちらの方法によっても、求まる回転角速度ωは同一の値となる。
次に、異常・劣化判定部39が、上記のとおり計算によって求められた駆動トルク、回転角速度、トルク電流成分、相電流の電流波高値、および直交2軸電流の波高値、すなわち、推定された駆動トルク、回転角速度、トルク電流成分、相電流の電流波高値、および直交2軸電流の波高値を検査し、これらの値があらかじめ定められた許容範囲を超えているときは異常と判断し、そうでないときは正常と判断する(ステップS20)。
以上、実施の形態2において説明した本発明によれば、電動弁装置の異常および劣化診断装置2は、実施の形態1において得られる効果に加え、誘導電動機に供給される電流及び電圧が通常は3相平衡条件を満足していることを用い、1相分を他の2相分から算出することにより、電流センサおよび電圧センサの数を減じることができる。
また変換された座標軸は直交2軸であるため、その内積および外積に要する演算数も3相分の演算数に比べて減少する。
実施の形態3.
図5に、この発明の実施の形態3に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置(以下、診断装置)3、ならびにその周辺の構成を示す。
診断装置3の構成は、図3に示される診断装置2に、回転直交2軸電流・電圧変換部34および電流・電圧ローパスフィルタ処理部35を追加したものである。回転直交2軸電流・電圧変換部34は、入力された相電流および相電圧を、直交2軸座標系に変換するものである。また電流・電圧ローパスフィルタ処理部35は、入力された電流値および電圧値をローパスフィルタにかけるものである。
この他の部分は図3の診断装置2と同様である。
次に、図6を用いて、この発明の実施の形態3に係る診断装置3の処理の流れを示す。
診断装置3の処理の流れは、図4に示される診断装置2の処理の流れに、ステップS5およびS6を追加したものである。以下の説明において、図4に示される診断装置2の処理の流れと同様であるものについては記述を省略する。
ステップS4において出力される直交2軸電流・電圧Vα、Vβ、Iα、Iβを入力とし、回転直交2軸電流・電圧変換部34が、回転直交2軸座標系における電圧および電流V、V、I、Iを算出する(ステップS5)。計算には(5)式および(6)式が用いられる。また、電流と電圧の計測に時間差が生じている場合は例えば(13)式のような変換を行うことにより位相誤差を補正することが可能である。以下に電流の測定が電圧の測定に比較して時間Tだけ遅れが生じた時の変換を示す。
Figure 0004073902
次に、電流・電圧ローパスフィルタ処理部35が、回転直交座標系に変換された電流および電圧にフィルタ処理を施す(ステップS6)。観測した電流・電圧にノイズがある場合、回転直交座標系に変換した後にフィルタ処理を施さないと、基本波に与える影響が無視できないからである。
次に、異常・劣化判定部39が、上記のとおり計算によって求められた駆動トルク、回転角速度、トルク電流成分、相電流の電流波高値、直交2軸電流の波高値、および回転直交電流の波高値、すなわち、推定された駆動トルク、回転角速度、トルク電流成分、相電流の電流波高値、直交2軸電流の波高値、および回転直交電流の波高値を検査し、これらの値があらかじめ定められた許容範囲を超えているときは異常と判断し、そうでないときは正常と判断する(ステップS30)。
以上、実施の形態3において説明した本発明によれば、電動弁装置の異常および劣化診断装置3は、実施の形態2において得られる効果に加え、直交座標系を電源周波数に同期して回転する回転直交座標系に変換するので、その電流および電圧の基本波成分を直流分にすることができる。
また、電流と電圧の測定に時間差があり、位相差がある場合でも、その変換行列によって容易に位相補正を行うことが可能である。
さらに、通常、電流や電圧には基本波の整数分の高調波成分が含まれていたり、観測ノイズとして現れたりすることがある。電流・電圧が3相成分そのもの、もしくは直交2軸で変換した場合、例えば電源の3倍高調波は基本周波数の3倍のまま観測されるが、回転直交2軸では基本波は直流成分であり、その3倍高調波は3*基本周波数として現れる。すなわち、測定したい基本波と高調波の周波数バンドに大きな差を作ることが可能となる。故に、本発明は電流および電圧の測定時にノイズがあった場合に容易にノイズ成分をローパスフィルタによって軽減することも可能である。
実施の形態4.
図7に、この発明の実施の形態4に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置(以下、診断装置)4、ならびにその周辺の構成を示す。
診断装置4の構成は、図5に示される診断装置3に、電動弁の作動状態を解析する弁作動状態解析部38を追加したものである。
この他の部分は図5の診断装置3と同様である。
次に、図8を用いて、この発明の実施の形態4に係る診断装置4の処理の流れを示す。
診断装置4の処理の流れは、図6に示される診断装置3の処理の流れに、ステップS9を追加したものである。以下の説明において、図6に示される診断装置3の処理の流れと同様であるものについては記述を省略する。
ステップS8までにおいて出力されるトルク電流成分I、回転角速度ωおよび駆動トルクTを入力とし、弁作動状態解析部38が電動弁の作動状態を解析する(ステップS9)。これについて以下詳細に説明する。
よく知られたように誘導電動機が安定した状況にあるとき、以下の関係式が成立している。
Figure 0004073902
この安定した状態から、負荷状態の急変などが発生した場合、その速度が変動する。界磁電流は急変できないため、その瞬間は前式のトルク電流成分Iが変動を起こす。すなわち回転座標系で変換された電流ベクトルの絶対値成分が変動を起こすことになり、運転状態の変動は電流ベクトルの絶対値が変化することになる。
このため、回転直交2軸の電流波高値、トルク推定値および速度推定値の時系列データの変化から運転状態を判断し、運転状態の異常・劣化診断を行うことができる。この際の判定基準は当業者が適宜決定すればよい。
以上、実施の形態4において説明した本発明によれば、電動弁装置の異常および劣化診断装置4は、実施の形態3において得られる効果に加え、電動弁の運転状態の変化を判断し、その運転状態におけるトルク推定値と速度推定値から異常・劣化診断を行うので、診断精度がさらに向上する。
本発明の実施の形態1に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置ならびにその周辺の構成を示す図である。 図1の診断装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置ならびにその周辺の構成を示す図である。 図3の診断装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置ならびにその周辺の構成を示す図である。 図5の診断装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る電動弁装置の異常および劣化診断装置ならびにその周辺の構成を示す図である。 図7の診断装置の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 電動弁装置の異常および劣化診断装置、12 電流センサ、13 電圧センサ、36 内積・外積演算部、37 トルク・速度演算部、39 異常・劣化判定部、40 警告信号発生部、101 3相電源、102 誘導電動機、103 電動弁機構系。

Claims (8)

  1. 3相電源に接続された誘導電動機によって動作する電動弁装置の異常および劣化診断手法であって、
    前記3相電源の3相電流のうち少なくとも2相の電流値と、3相電圧のうち少なくとも2相の電圧値を測定し、
    前記測定された3相の電流値、もしくは前記測定された2相の電流値より算出された3相の電流値と、前記測定された3相の電圧値、もしくは前記測定された2相の電圧値より算出された3相の電圧値との内積および外積を計算し、
    前記内積および前記外積と、前記誘導電動機の電気パラメータとに基づいて前記誘導電動機の回転角速度および駆動トルクを導出し、
    前記回転角速度および前記駆動トルクを、前記電動弁装置の異常および劣化診断の指標とする
    電動弁装置の異常および劣化診断手法。
  2. 請求項1に記載の電動弁装置の異常および劣化診断手法において、
    前記内積および前記外積に代えて、
    前記測定された3相の電流値、もしくは前記測定された2相の電流値より算出された3相の電流値を、直交座標系における電流値に変換し、
    前記測定された3相の電圧値、もしくは前記測定された2相の電圧値より算出された3相の電圧値を、直交座標系における電圧値に変換し、
    前記直交座標系における電流値と、前記直交座標系における電圧値との内積および外積を用いる
    電動弁装置の異常および劣化診断手法。
  3. 請求項2に記載の電動弁装置の異常および劣化診断手法において、
    前記内積および前記外積に代えて、
    前記直交座標系における電流値および電圧値を、電源角周波数に同期して回転する回転直交座標系における電流値および電圧値に変換し、
    前記回転直交座標系における電流値および電圧値を、ローパスフィルタを用いてフィルタリングし、
    前記フィルタリングされた電流値と、前記フィルタリングされた電圧値との内積および外積を用いる
    電動弁装置の異常および劣化診断手法。
  4. 請求項3に記載の電動弁装置の異常および劣化診断手法において、
    前記回転直交座標系における電流値と、前記回転角速度と、前記駆動トルクとに基づいて前記電動弁の運転状態を判断し、
    前記電動弁の運転状態を、前記電動弁装置の異常および劣化診断の指標に加える
    電動弁装置の異常および劣化診断手法。
  5. 3相電源に接続された誘導電動機によって動作する電動弁装置の異常および劣化診断装置であって、
    前記3相電源の3相電流のうち少なくとも2相の電流値を測定する電流センサと、
    前記3相電源の3相電圧のうち少なくとも2相の電圧値を測定する電圧センサと、
    前記電流センサにより測定された3相の電流値、もしくは前記電流センサにより測定された2相の電流値より算出された3相の電流値と、前記電圧センサにより測定された3相の電圧値、もしくは前記電圧センサにより測定された2相の電圧値より算出された3相の電圧値との内積および外積を計算する内積・外積演算部と、
    前記内積および前記外積と、前記誘導電動機の電気パラメータとに基づいて前記誘導電動機の回転角速度および駆動トルクを導出するトルク・速度演算部と、
    前記回転角速度および前記駆動トルクを前記電動弁装置の異常および劣化診断の指標とする異常・劣化判定部と、
    前記異常・劣化判定部が異常と判断した場合に、警告信号を外部の上位処理システムに向けて伝送する警告信号発生部と
    を備える、電動弁装置の異常および劣化診断装置。
  6. 請求項5に記載の電動弁装置の異常および劣化診断装置において、
    直交2軸電流・電圧変換部であって、
    前記電流センサにより測定された3相の電流値、もしくは前記電流センサにより測定された2相の電流値より算出された3相の電流値を、直交座標系における電流値に変換し、
    前記電圧センサにより測定された3相の電圧値、もしくは前記電圧センサにより測定された2相の電圧値より算出された3相の電圧値を、直交座標系における電圧値に変換する直交2軸電流・電圧変換部
    をさらに備える、電動弁装置の異常および劣化診断装置。
  7. 請求項6に記載の電動弁装置の異常および劣化診断装置において、
    前記直交座標系における電流値および電圧値を、電源角周波数に同期して回転する回転直交座標系における電流値および電圧値に変換する回転直交2軸電流・電圧変換部と、
    前記回転直交座標系における電流値および電圧値をローパスフィルタを用いてフィルタリングする電流・電圧ローパスフィルタ処理部と
    をさらに備える、電動弁装置の異常および劣化診断装置。
  8. 請求項7に記載の電動弁装置の異常および劣化診断装置において、
    前記フィルタリングされた電流に基づいて電流波高値を算出し、前記電流波高値に基づいて電動弁の運転状況を判断する弁作動状態解析部をさらに備え、
    前記異常・劣化判定部は、前記運転状況を前記診断の指標にさらに加える
    電動弁装置の異常及び劣化診断装置。
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