JP4072347B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、被写体を撮像して得られた画像信号(映像信号)を圧縮処理して記録媒体に記録するカメラ一体型の撮像装置等に用いられる、画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、ディスク状記録媒体や半導体メモリ等の記録媒体の大容量化が急速に進展したことにより、このような記録媒体を用いることで、音声や、静止画像、さらには動画像を長時間記録及び再生することが可能な撮像装置(撮像記録装置)が提案されている。
【0003】
上記撮像装置は、静止画や動画像の画像信号を記録媒体に記録する際、当該画像信号を圧縮する方式を採用していることにより、従来のテープ状記録媒体を用いた撮像装置に匹敵する小型軽量化というサイズメリットを得ながらも、高速且つランダムなデータアクセス優位性を実現しており、記録媒体に対する高信頼性や操作上の検索即応性等の大幅なる機能向上に寄与している。
【0004】
例えば、上記撮像装置において、被写体を撮像して得られた画像信号(撮像信号)をディスク状記録媒体等の記録媒体へ記録する場合、先ず、撮像信号をディジタル化した後、当該ディジタルデータ(画像データ)に対して、DCT等で空間軸から周波数軸上への変換処理を施し、量子化及び符号化による圧縮処理を施し、当該圧縮処理後の画像データ(圧縮画像データ)を記録媒体に記録する。
【0005】
また、上記撮像装置において、記録媒体から画像を再生する場合、先ず、記録媒体から再生データ(圧縮画像データ)を読み出し、当該読出画像データに対して、ECC(エラー訂正)、復号、逆量子化、及び逆DCT等の処理を施すことで、空間軸上の画像信号を取得し、これをモニタ等に対して視聴可能なように出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような撮像装置においては、人間の目の視覚特性を利用した画像の符号化効率向上を図る提案がなされている。
例えば、特開平7−115664号等においては、人間の視覚特性が明るい部分の劣化より暗い部分の劣化の方が知覚しやすいということを利用して、圧縮対象の画像信号に対して、暗い部分の画像領域の量子化ステップを細かくし、これとは逆に明るい部分の画像領域の量子化ステップを粗く設定することで、人間の目に圧縮の劣化が検知されにくい高能率符号化装置が提案されている。
【0007】
ここで、画像圧縮において、限られた符号量をいかに最適に配分するかという課題に対し、人間の視覚特性を考慮し、圧縮による画質劣化が検知されにくいように最適化することは重要である。
【0008】
そこで、符号量を制御して画像圧縮する方法として、例えば、対象画像データに対して、暗い画像領域内の情報、すなわち低輝度の情報を、明るい画像領域内の情報、すなわち高輝度の情報よりも一律に符号量を多く割り当てる方法が挙げられる。
しかしながら、この画像圧縮方法では、次のような問題点がある。
【0009】
まず、人間の視覚特性上、画像圧縮の劣化が最も知覚しやすいのは、黒レベルより輝度が高いグレー部の画像領域、すなわち輝度中間調部の画像領域であり、撮像記録装置における大半の撮像シーンがこの領域に集中している。
したがって、上記の画像圧縮方法では、人間の知覚上、画像圧縮の劣化が知覚されやすい画像領域に対して、符号量が一律に多く割り当てられることになるため、すなわち、符号量の最適配分という観点において、必要以上に当該画像領域に多くの符号量が割り当てられることになるため、全体として膨大な符号量増加が否めないという問題がある。
【0010】
また、被写体を撮像して得られた画像(映像)には、例えば、屋内撮影のように中間調の輝度レベルに比較的集中しやすい撮像シーンがある一方、屋外撮影のように高輝度(ハイライト)から低輝度(シャドー)まで輝度ダイナミックレンジの広いシーンもある。したがって、このように様々な状況下にある画像信号において、上記の画像圧縮方法のように、特定輝度レベルに一律なる符合量割り当てを施すことは得策ではない。
【0011】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、画像圧縮による画質劣化が生じることのない、効率的な画像圧縮を行える、画像処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、被写体を撮像して画像信号を得る撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像信号に対してフィルタ処理を施すプレフィルタと、前記プレフィルタより出力された画像信号を圧縮符号化する符号化回路とを有する圧縮手段と、前記撮像手段により得られた画像信号の輝度特徴に基づき、前記プレフィルタのフィルタ特性を切り替える制御手段と、メモリを用いて画面の並べ替え処理を行う画面並べ替え手段とを備え、前記画面並べ替え手段は前記撮像手段により得られた画像信号に対して画面の並べ替え処理を行い、前記プレフィルタは前記画面並べ替え手段によって画面の並べ替え処理が行われた画像信号に対してフィルタ処理を施すことを特徴とする
【0031】
上述のような構成により、例えば、屋内での撮影では、中間調の輝度レベルに比較的集中しやすいシーンがある一方、屋外での撮影では、高輝度(ハイライト)から低輝度(シャドー)まで輝度ダイナミックレンジの広いシーンがあり、このような様々な状況下にある画像信号の圧縮及び記録において、人間の知覚上、画像圧縮の劣化が知覚されやすい個所に対して、適切な符号量を割り当てることができ、画質改善効果が得られる。
また、画像中の絵柄に応じて、人間の知覚に敏感な輝度中間調部に対して、符号量の割り当てに重み付け制御がなされるので、符号量の最適配分という観点において、全体最適化に寄与することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0033】
[第1の実施の形態]
本発明は、例えば、図1に示すような撮像記録装置100に適用される。
本実施の形態の撮像記録装置100は、被写体を撮像して取得した当該被写体の画像信号(映像信号)を圧縮処理して記録媒体105に記録する機能を有し、特に、画像信号の輝度特徴を判定した結果に基づいて、画像圧縮における符号量を制御するように構成されている。
以下、本実施の形態の撮像記録装置100の構成及び動作について具体的に説明する。
【0034】
<撮像記録装置100の全体構成>
撮像記録装置100は、上記図1に示すように、光学系レンズ群101と、絞り、フォーカス、及びズーム等を含む光学制御系102と、光学系レンズ群101及び光学制御系102を介した被写体光から画像信号(カメラ信号)を生成して処理するカメラ信号処理部111と、カメラ信号処理部111で得られた画像データの圧縮処理及び圧縮画像データの伸張処理を行う圧縮伸張処理部103と、圧縮伸張処理部103で得られた圧縮画像データの記録媒体105への記録処理及び記録媒体105からの圧縮画像データの再生処理を行う記録再生処理部104と、処理対象の画像データに基づいた画像等を表示する表示部106と、所定の処理プログラムを実行する等して撮像記録装置100全体の動作制御を司るCPU108と、CPU108で実行される処理プログラム及び各種データ等を記憶するメモリ107と、撮像記録装置100の動作指示を入力するためのキー操作部109とを備えている。
また、撮像記録装置100は、特に、カメラ信号処理部111で得られた画像データの輝度特徴を判定する輝度特徴判定部110を備えており、圧縮伸張処理部103での画像圧縮における符号量は、この輝度特徴判定部110での判定結果に基づいて制御される。
【0035】
<撮像記録装置100の一連の動作>
例えば、メモリ107は、上記図1に示す各機能ブロック間でタイム・シェアリングして使用可能なメモリ空間であり、CPU108は、撮像記録装置100全体を統括制御する中央演算処理部として機能する。また、キー操作109は、ユーザ(撮像記録装置100を使用するユーザ)と撮像記録装置100のインターフェースである。
そこで、ユーザが、キー操作109を操作することで所望する動作指示を撮像記録装置100(具体的にはCPU108)に対して入力すると、CPU108は、当該入力コマンドに基づいて、以下に説明するような動作を実現するための制御処理を実行する。
【0036】
まず、記録動作指示がユーザから入力された場合、被写体からの光(被写体光)は、光学系レンズ群101及び光学制御系102を介することで、所定の明るさ、画角、及びフォーカス等が制御された光学信号となり、カメラ信号処理111に対して入力される。
カメラ信号処理111は、当該光学信号を処理することで画像データ(撮像データ)を生成して出力する。
【0037】
圧縮伸張処理103は、カメラ信号処理111から出力された画像データに対して、量子化及び符号化による所定の圧縮処理を施すことで、圧縮画像データを生成する。
このとき、表示部106(LCD等)は、必要に応じて、圧縮伸張処理103で処理対象となっている画像データを表示する。また、表示部106は、必要に応じて、撮像記録装置100の動作状況に関する情報を表示する。これにより、ユーザは、現在処理対象となっている画像や、現在の撮像記録装置100の動作状況等を、オンスクリーン・ディスプレイでモニタすることができる。
【0038】
記録再生処理104は、圧縮伸張処理103で得られた画像圧縮データを記録媒体105に対して最適に記録するための信号処理として、エラー訂正処理(ECC)、パリティ付加処理、及び変調処理等を実行し、これらの処理後の画像データを記録媒体105に記録する。
【0039】
一方、再生動作指示がユーザから入力された場合、記録再生処理104は、記録媒体105から該当する再生対象のデータ(再生データ)を検出し、当該再生データに対して、エラー訂正処理や復調処理等を施す。
圧縮伸張処理103は、記録再生処理104での処理後のデータ(圧縮画像データ)を伸張することで、圧縮処理前の画像データを復元する。
【0040】
表示部106は、圧縮伸張処理103で得られた画像データを表示する。このとき、必要に応じて、表示部106は、撮像記録装置100の動作状況に関する情報を表示する。
【0041】
尚、本実施の形態の特徴とする構成である「輝度特徴判定部110」に関わる動作についての詳細は後述する。
また、本実施の形態の最も特徴とする構成は、画像圧縮のための構成であることにより、以下では、主に、撮像記録装置100の記録動作に着目して説明する。
【0042】
<カメラ信号処理111の構成及び動作>
カメラ信号処理111は、例えば、図2に示すように、CCD(電荷撮像素子)201、S/H(サンプルホールド)回路202、AGC(オートゲインコントロール)回路203、A/Dコンバータ204、カメラプロセス処理回路205、及びTG(タイミングジェネレータ)206を備えている。
【0043】
上記図2のカメラ信号処理111において、先ず、CCD201は、光学系レンズ群101及び光学制御系102(上記図1参照)を介して供給された光学信号を電気信号に変換して出力する。
S/H回路202は、CCD201から出力された電気信号を、サンプリング及び電荷ホールドすることで、当該電気信号を連続した画像信号として出力する。
【0044】
AGC回路203は、CPU108からの制御に基づいて、S/H回路202から出力された画像信号のレベルを、次段のA/Dコンバータ204の入力レンジに対して適切なレベルになるように制御して、当該画像信号をA/Dコンバータ204に対して入力する。
【0045】
このとき、TG206は、CPU108からの制御に基づいて、CCD201及びS/H回路202に対して、所定のタイミング信号を供与する。したがって、CCD201及びS/H回路202はそれぞれ、TG206からのタイミング信号に基づいて動作する。
【0046】
A/Dコンバータ204は、AGC回路203からの画像信号、すなわち所定レベルにゲイン調整された画像信号をディジタル化して出力する。
カメラプロセス処理回路205は、A/Dコンバータ204の出力に対して、色分離、階調補正、及びホワイトバランス調整等の信号処理を施した後、これを画像データ(撮像データ)として圧縮伸張処理部103及び輝度特徴判定部110(上記図1参照)に対して出力する。
【0047】
<圧縮伸張処理部103の構成及び動作>
圧縮伸張処理部103は、例えば、MPEG2に基づいた圧縮処理機能を有し、図3に示すように、プレフィルタ320、DCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)回路302、量子化回路303、スイッチ301,309、減算回路310、符号化回路304、多重化回路305、逆量子化回路306、逆DCT回路307、加算回路308、動き補償予測回路311、及び動き検出回路312を備えている。
また、圧縮伸張処理部103は、上記図1に示したメモリ107に含まれるメモリ107a,107bを備えている。
【0048】
尚、圧縮伸張処理部103の動作について、詳細は後述する輝度特徴判定部110の判定結果に基づいた動作については、輝度特徴判定部110と合わせて説明する。
【0049】
上記図3の圧縮伸張処理部103において、先ず、カメラ信号処理111(上記図1参照)から供給された画像データは、一旦メモリ107aに蓄えられる。
メモリ107aでは、CPU108からの制御により、画面の並べ替え処理が実行される。
【0050】
具体的には例えば、図4は、カメラ信号処理111から供給された画像データ(対象画像データ)を、一連のフレーム間符号化を構成するIピクチャ、Pピクチャ、及びBピクチャによるGOP単位で、先頭をIピクチャとし、3フレームおきにPピクチャを位置させ、さらに、Pピクチャの間にBピクチャを2フレーム位置させる構成で符号化するものとした場合の、画面の並べ替え処理の様子を示したものである。
【0051】
上記図4(a)に示すように、対象画像データ、すなわちメモリ107aへの入力画像データは、
Bzn-1,Bzn,Ia0,Ba0,Ba1,Pa0
Ba2,Ba3,Pa1,…
なるピクチャ構成となっている。これに対して画面の並べ替え処理を施すことで、上記図4(b)に示すように、
Ia0,Bzn-1,Bzn,Pa0,Ba0,Ba1
Pa1,Ba2,Ba3,…
なるピクチャ構成を得る。
【0052】
上述のような画面の並べ替え処理が施された画像データがメモリ107aから出力されると、プレフィルタ320は、当該出力画像データの所定の帯域を制限して出力する。このときのプレフィルタ320のフィルタ係数等に関しては、CPU108により適宜設定可能である。
【0053】
プレフィルタ320から出力された画像データは、スイッチ301に供給される。
スイッチ301は、プレフィルタ320からの画像データがIピクチャの場合、その出力先としてa側の出力端子を選択し、当該画像データがPピクチャ又はBピクチャの場合、その出力先としてb側の出力端子を選択する。
【0054】
したがって、スイッチ01に対してブロック化されたIピクチャの画像データが入力された場合、当該画像データは、a側の出力端子を介して、DCT回路302へと供給される。
【0055】
DCT回路302は、スイッチ301からの画像データ(Iピクチャの画像データ)に対して、複数画素からなるブロック単位でのDCT変換処理を施すことで、周波数軸上のデータ(周波数軸データ)を生成し、これを次段の量子化回路303へ供給する。
量子化回路303は、DCT回路302からの周波数軸データが所定の記録レートとなるように量子化し、この量子化データを符号化回路304及び逆量子化回路306へ供給する。
【0056】
符号化回路304は、量子化回路303からの量子化データに対して、ハフマン符号化やランレングス符号化による可変長符号化処理を施し、当該処理後データ(Iピクチャの符号化データ)を多重化回路305へ供給する。
【0057】
これと同時に、逆量子化回路306は、量子化回路303からの量子化データを逆量子化して、周波数軸データを復元する。
逆DCT回路307は、逆量子化回路306で得られた周波数軸データに対して逆DCT処理を施すことで、Iピクチャの画像データを復元する。
【0058】
逆DCT回路307で得られたIピクチャの画像データは、次段の加算回路308へ供給される。
このとき、スイッチ309は、加算回路308への入力画像データがIピクチャの場合、Zeroデータを出力する出力端子のb側を選択するように構成されていることにより、Zeroデータを加算回路308に対して出力する。
したがって、この場合、加算回路308は、入力画像データに対して何も加算しないのと同値、すなわち入力画像データ(Iピクチャの画像データ)と同値を加算結果としてメモリ107bに対して出力して保存する。
【0059】
一方、プレフィルタ320から出力された画像データがPピクチャの画像データである場合、動き補償予測回路311は、メモリ107bからIピクチャの画像データを読み出し、これを減算回路310に供給する。
減算回路310は、動き補償予測回路311からのIピクチャの画像データと、メモリ107aに蓄積されているPピクチャの画像データとの減算処理を実行し、その結果をスイッチ301に供給する。
【0060】
スイッチ301は、上述したように、入力画像データがPピクチャ又はBピクチャの場合にはb側の出力端子を選択することにより、減算回路310からの減算結果をフレーム間差分の画像データとしてDCT回路302に供給する。
DCT回路302は、スイッチ301からの画像データに対して、上述したような変換処理を施す。これにより、順次符号化処理が実行されることになる。
【0061】
このとき、動き補償予測回路311は、メモリ107bに保持されたIピクチャの画像データから予測データを取得して、これをスイッチ09のa側の出力端子に供給する。スイッチ09は、動き補償予測回路311からの予測データの出力先として、a側の出力端子を選択する。これにより、加算回路308に対しては、動き補償予測回路311で得られた予測データが供給される。
【0062】
すなわち、Pピクチャの画像データの符号化の場合、スイッチ309がa側の出力端子を選択するので、加算回路308は、スイッチ09のa側の出力端子からの予測データと、逆DCT回路307からの画像データとを加算し、この加算結果をメモリ107bに対して出力する。
【0063】
また、プレフィルタ320から出力された画像データがBピクチャの画像データである場合、Pピクチャの画像データの処理時と同様に、スイッチ301及び309はそれぞれ、a側の出力端子を選択する。
【0064】
この場合の動作として特徴的なのは、動き補償予測回路311が、メモリ107bに保持されている画像データより、IピクチャとPピクチャの双方から動き予測を行うことが可能な点である。
【0065】
上述のようにして、Iピクチャ、Pピクチャ、及びBピクチャのそれぞれの画像データについて圧縮処理が実行される中で、動き検出回路312は、動き補償予測回路311で得られる動きベクトルの絶対値の総和を求め、画像の動き情報をCPU108へ供給する。
多重化回路305は、符号化回路304からのデータに対して、シーン切り替え情報、或いはCPU108から供給される動き情報を多重し、その多重化データ(圧縮画像データ)を記録再生処理部104(上記図1参照)へ供給する。
【0066】
<記録再生処理部104の構成及び動作>
記録再生処理部104は、例えば、図5に示すような構成により、圧縮伸張処理部103からの圧縮画像データを記録媒体105に記録し、また、記録媒体105に記録されたデータを再生する。
ここでは記録媒体105が、例えば、光磁気ディスクであるものとしている。
【0067】
すなわち、記録再生処理部104は、上記図5に示すように、スピンドルモータ506、レーザードライバ505、サーボDSP507、光ピックアップ504、磁気ヘッド502、磁気ヘッドドライバ501、及びプリアンプ508を備えている。
【0068】
記録媒体105への記録動作の場合、先ず、サーボDSP507は、スピンドルモータ506を駆動制御することで、記録媒体105(ディスク媒体)に対して所定の回転サーボをかけると共に、光ピックアップ504が当該ディスクの所定トラックをトレースするように、不図示のトラバースモータに対してサーボ制御をかける。また、サーボDSP507は、光ピックアップ404のアクチュエータを制御することで、レーザー光のフォーカス制御やトラッキング制御を行う。
これにより、レーザードライバ505からは、所定の記録レーザーパワーが記録媒体105(ディスク媒体)に対して出力される。これと同時に、磁気ヘッドドライバ501は、圧縮伸張処理部103からの圧縮画像データに基づいて、磁気ヘッド502に対して記録変調磁界をかける。
【0069】
上述のようにして、圧縮伸張処理部103からの圧縮画像データは、磁気情報として、記録媒体105(ディスク媒体)の所定位置(所定トラック)に記録される。
【0070】
一方、記録媒体105からの再生動作の場合、先ず、レーザードライバ505は、サーボDSP507からの制御により、所定の再生パワーを記録媒体105(ディスク媒体)に対して照射し、これによるディスクからの反射光量差を検出して光電変換後、この電気信号(再生電気信号)をプリアンプ508に対して出力する。
プリアンプ508は、レーザードライバ505により供給された再生電気信号に対して、所定のレベルの信号とする増幅処理を施す。当該処理後の信号は、記録再生処理104内で、さらに波形等化等の再生信号処置が施される。
【0071】
<輝度特徴判定部110の構成及び動作、及びこれに関する圧縮伸張処理部103の動作>
輝度特徴判定部110は、本実施の形態の最も特徴とする構成部であり、例えば、図6に示すように、対象画像データの色温度情報601とCPU108により予め設定された設定値604を比較する比較部602と、比較部602の比較結果に基づいて対象画像データの輝度特徴を判定する判定部603とを備えている。
【0072】
先ず、上述したカメラ信号処理部111では、CPU108を駆使したカメラプロセス処理(カメラプロセス処理回路205による処理)により、色分離、ガンマ補正、及びホワイトバランス調整等の信号処理を施した画像データ(撮像データ)が生成される。
この画像データが輝度特徴判定部110で処理されることになるが、具体的には、当該画像データは一旦CPU108に対して入力され、CPU108は、当該画像データから色温度情報601を取得し、この色温度情報601を輝度特徴判定部110に供給する。
【0073】
ここで、JIS(日本工業規格)では、標準の光に関して、以下の通り定めている。
・白熱灯の光:色温度2856K
・昼間の光:色温度6504K
・昼間の平均の光:色温度6774K
したがって、光源の色温度情報(色温度情報601)により、対象画像データが屋外での撮影により得られたものであるか、或いは屋内での撮影により得られたものであるのかを判定することができる。
【0074】
例えば、設定値604に対して、色温度の閾値として“6000K”程度を設定した場合、比較部602は、色温度情報601により示される対象画像データの色温度と、設定値604により示される“6000K”とを比較する。
判定部603は、比較部602の比較結果により、対象画像データの色温度が“6000K”以上である場合、対象画像データは「屋外撮影」又はそれに順じる明るい場所での撮影により得られたデータであると判定し、一方、対象画像データの色温度が“6000K”以下である場合、対象画像データは「屋内撮影」又はそれに順じる暗い場所での撮影により得られたデータであると判定する。
【0075】
そこで、上述した圧縮伸張処理部103は、輝度特徴判定部110の判定結果に基づいて、対象画像データの圧縮処理を実行する。
すなわち、圧縮伸張処理部103は、輝度特徴判定部110の判定結果により、対象画像データが、「屋内撮影」又はそれに順じる暗い場所での撮影により得られたデータである場合、例えば、図7に示すように、量子化ステップの割り当てを変える。
【0076】
上記図7では、横軸を「符号量割り当て」を横軸で示し、対象画像データの「輝度レベル」を縦軸で示している。
上記図7に示すように、縦軸に示す輝度レベルにおいて、黒(Black)〜白(White)の間を、“th1”と“th2”の2つの閾値で区切り、それぞれの領域で、量子化ステップを変える。これにより、符号量の割り当てが可変されることになる。
【0077】
具体的には、上記図7では、対象画像データの平均輝度レベルが黒(Black)〜閾値th2の間、すなわち低輝度部である場合、量子化ステップを“Q2”とし、対象画像データの平均輝度レベルが閾値th2〜閾値th1の間、すなわち中間輝度部の場合、量子化ステップを“Q3”とし、対象画像データの平均輝度レベルが閾値th1〜白(White)までの間、すなわち高輝度部の場合、量子化ステップを“Q1”とする。
量子化ステップはQ1>Q2>Q3であり、量子化ステップQ3が相対的に細かく量子化することになり、したがって、符号量はQ1<Q2<Q3となる。
【0078】
図8は、上述の一連の動作をフローチャートにより示したものである。
【0079】
ステップS801:
輝度特徴判定部110において、比較部602は、CPU108から対象画像データの色温度情報601を受け取ると、色温度情報601と設定値604を比較する。
ステップS802:
判定部603は、比較部602の比較結果により、対象画像データの色温度の高低を判定する。
【0080】
ステップS803:
ステップS802の判定の結果、対象画像データの色温度が設定値604より低い場合、圧縮伸張処理部103は、上記図7に示したように、対象画像データの輝度レベルに応じて符号量の割り当てを変更して、対象画像データの圧縮処理を実行する。
【0081】
ステップS804:
ステップS802の判定の結果、対象画像データの色温度が設定値604より高い場合、圧縮伸張処理部103は、通常通りの符号量の割り当てにより、対象画像データの圧縮処理を実行する。
【0082】
尚、対象画像データの輝度レベルに基づいた量子化ステップの変更による、符号量の相対的な割り当て方法については、必ずしも上述した規定に限定するものではない。
例えば、上記図7において、対象画像データの平均輝度レベルが黒(Black)〜閾値th2の間、すなわち低輝度部である場合、量子化ステップを“Q3”とし、対象画像データの平均輝度レベルが閾値th2〜閾値th1の間、すなわち中間輝度部の場合、量子化ステップを“Q2”とし、対象画像データの平均輝度レベルが閾値th1〜白(White)までの間、すなわち高輝度部の場合、量子化ステップを“Q1”とするようにしてもよい。この場合、量子化ステップはQ1>Q2>Q3であり、低輝度部の量子化ステップが“Q3”となり、他の輝度レベルより相対的に細かく量子化されることになる。
【0083】
また、輝度レベルの閾値設定に関しても、上記図7に示したような“th1”及び“th2”に限定されることはなく、少なくとも1つの閾値をどの輝度レベルでも複数或いは任意に設定可能である。
【0084】
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、上記図1の撮像記録装置100において、以下に説明するような構成とする。
尚、ここでは、第1の実施の形態と異なる構成及び動作についてのみ、具体的に説明する。
【0085】
まず、輝度特徴判定部110において、圧縮伸張処理部103での圧縮処理における符号量制御のために、対象画像データの輝度レベル(輝度特徴)を判定する際、CPU108で得られた色温度情報601だけでは、当該判定が不十分となる可能性がある。
【0086】
例えば、光源として蛍光灯が用いられた場合、その種類により、次のように色温度が異なる。
・Dタイプ(昼光色):6700K
・Nタイプ(昼白色):5000K
・Lタイプ(電球色):3000K
このことから、色温度情報601のみを輝度特徴の判定指標とすると、昼光色タイプの蛍光灯下での撮影により得られた画像データと、屋外での撮影により得られた画像データとの差異が得られない可能性がある。
【0087】
そこで、本実施の形態における輝度特徴判定部110´は、例えば、図9に示すように、上記図6に示した第1の実施の形態における構成に加えて、CPU108におけるAGC設定情報(上記図2に示したAGC回路203の設定値)901と予めCPU108に設定された設定値902を比較する比較部904を備えた構成としており、判定部603に対しては、2つの比較部904,604の比較結果が供給される。
【0088】
図10は、本実施の形態における撮像記録装置100の一連の動作をフローチャートにより示したものである。
【0089】
ステップS1001:
輝度特徴判定部110´において、比較部602は、CPU108から対象画像データの色温度情報601を受け取ると、色温度情報601と設定値604を比較する。
【0090】
ステップS1002:
判定部603は、比較部602の比較結果により、対象画像データの色温度の高低を判定する。
この判定の結果、対象画像データの色温度が設定値604より低い場合にはステップS1005へ進み、そうでない場合にはステップS1003へ進む。
【0091】
ステップS1003:
ステップS1002の判別の結果、対象画像データの色温度が設定値604より高い場合、比較部904は、CPU108からAGC設定値901を受け取ると、AGC設定値901と設定値902を比較する。
【0092】
ステップS1004:
判定部603は、比較部904の比較結果により、対象画像データのAGCゲインアップ量を判定する。
この判定の結果、対象画像データのAGCゲインアップ量が設定値902より大きい場合にはステップS1005へ進み、そうでない場合にはステップS1006へ進む。
【0093】
例えば、色温度が高い蛍光灯下であっても、屋内での撮影では、AGC回路203におけるゲインアップ量が大きいため、この撮影で得られた画像データのゲインアップ量が予め設定された値(閾値)902より小さい場合、ステップS1005に移行する。一方、当該ゲインアップ量が閾値902より大きい場合には、通常の符号化処理であるステップS1006へと行する。
【0094】
ステップS1005:
ステップS1002の判定の結果、対象画像データの色温度が設定値604より低い場合、又はステップS1004の判定の結果、対象画像データのAGCゲインアップ量が設定値902より大きい場合、圧縮伸張処理部103は、上記図7に示したように、対象画像データの輝度レベルに応じて符号量の割り当てを変更して、対象画像データの圧縮処理を実行する。
【0095】
ステップS1006:
ステップS1004の判定の結果、対象画像データのAGCゲインアップ量が設定値902より小さい場合、圧縮伸張処理部103は、通常通りの符号量の割り当てにより、対象画像データの圧縮処理を実行する。
【0096】
[第3の実施の形態]
第1及び第2の実施の形態では、対象画像データの輝度特徴(輝度レベル)を判定し、この判定結果に基づいて、圧縮処理における符号量の割り当てを変える構成とした。
本実施の形態では、上記図1に示した撮像記録装置100において、対象画像データの輝度特徴(輝度レベル)を判定し、この判定結果に基づいて、上記図3に示した圧縮伸張処理部103のプレフィルタ320(上記図3参照)の特性を切り替える。
【0097】
図11は、本実施の形態における撮像記録装置100の一連の動作をフローチャートにより示したものである。
尚、本実施の形態における輝度特徴判定部110は、第2の実施の形態の輝度特徴判定部110´(上記図9参照)と同様の構成であるものとして、上記図11に示す動作を実施する。
【0098】
ステップS1101:
輝度特徴判定部110´において、比較部602は、CPU108から対象画像データの色温度情報601を受け取ると、色温度情報601と設定値604を比較する。
【0099】
ステップS1102:
判定部603は、比較部602の比較結果により、対象画像データの色温度の高低を判定する。
この判定の結果、対象画像データの色温度が設定値604より低い場合にはステップS1105へ進み、そうでない場合にはステップS1103へ進む。
【0100】
ステップS1103:
ステップS1102の判別の結果、対象画像データの色温度が設定値604より高い場合、比較部904は、CPU108からAGC設定値901を受け取ると、AGC設定値901と設定値902を比較する。
【0101】
ステップS1104:
判定部603は、比較部904の比較結果により、対象画像データのAGCゲインアップ量を判定する。
この判定の結果、対象画像データのAGCゲインアップ量が設定値902より大きい場合にはステップS1105へ進み、そうでない場合にはステップS1106へ進む。
【0102】
ステップS1105:
ステップS1102の判定の結果、対象画像データの色温度が設定値604より低い場合、又はステップS1104の判定の結果、対象画像データのAGCゲインアップ量が設定値902より大きい場合、圧縮伸張処理部103は、例えば、CPU108からの制御により、図12に示すように、プレフィルタ320(上記図3参照)に対して、対象画像データにかけるプレフィルタの設定を切り替える。
具体的には、上記図12に示す切り替え制御の場合、対象画像データにおいて、高輝度部に対しては、“Q1”で示すような通過帯域の狭いフィルタ特性を与える。これに対して、低輝度部に対しては、“Q1”よりも通過帯域の広い“Q2”というフィルタ特性を与え、また、中間輝度部に対しては、“Q2”よりも通過帯域の広い“Q3”というフィルタ特性を与える。
【0103】
ステップS1106:
ステップS1104の判定の結果、対象画像データのAGCゲインアップ量が設定値902より小さい場合、圧縮伸張処理部103は、通常通りのフィルタ特性により画像データのフィルタ処理を実行する。
【0104】
[第4の実施の形態]
第1〜第3の実施の形態では、屋内での撮影のように、中間調の輝度レベルに比較的集中しやすいシーン、或いは屋外での撮影のように、高輝度(ハイライト)から低輝度(シャドー)まで輝度ダイナミックレンジの広いシーン等のような、様々な状況下におけるシーンを含む画像データ(撮像データ)を圧縮処理する際、輝度特徴判定部110(或いは110´)により、当該圧縮処理における符号量の制御を最適化する構成とした。
しかしながら、実施形態としては、ユーザが、このような機能を積極的且つ意図的に選択して実施するモードも実現可能である。
【0105】
具体的には例えば、上記図1に示した撮像記録装置100において、ユーザが、より中間調を重視した撮影画像を取得したい場合(絵作りをしたい場合)、ユーザは、このためのコマンドをキー操作部109を介して入力する。
CPU108は、ユーザからの入力コマンドを受けると、圧縮伸張処理部103において、上記図7に示したような、中間調に重みをおいた符号量の割り当て制御を実施する。さらに、中間調への符号量の割り当ての重み付けに関しては、上記図12に示したようなフィルタ係数設定の変更によるものであっても実現可能である。
【0106】
尚、本発明の目的は、第1〜第4の実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1〜第4の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1〜第4の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜第4の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜第4の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、被写体を撮像して得られた画像信号を、例えば、記録媒体に記録するために圧縮処理する場合、当該画像信号の輝度特徴に基づいて、プレフィルタのフィルタ特性を切り替えるように構成した。これにより、例えば、視覚的に画像圧縮による画質劣化の目立ちやすい輝度レベルの画像であっても、画質劣化が低減され効率的な画像圧縮を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した撮像記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記撮像記録装置のカメラ信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】上記撮像記録装置の圧縮伸張部の構成を示すブロック図である。
【図4】上記圧縮伸張部での画面入れ換え処理を説明するための図である。
【図5】上記撮像記録装置の記録再生処理部の構成を示すブロック図である。
【図6】上記撮像記録装置の輝度特徴判定部の構成を示すブロック図である。
【図7】上記輝度特徴判定部の判定結果(輝度レベル)に応じた符号量割り当て変更を説明するための図である。
【図8】上記撮像記録装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態における上記輝度特徴判定部の構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施の形態における上記撮像記録装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態における上記撮像記録装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】 第3の実施の形態において、プフィルタの切り替えを説明するための図である。
【符号の説明】
100 撮像記録装置
101 光学系レンズ群
102 光学制御系
103 圧縮伸張処理部
104 記録再生処理部
105 記録媒体
106 表示部
107 メモリ
108 CPU
109 キー操作部
110 輝度特徴判定部
111 カメラ信号処理部

Claims (7)

  1. 被写体を撮像して画像信号を得る撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた画像信号に対してフィルタ処理を施すプレフィルタと、前記プレフィルタより出力された画像信号を圧縮符号化する符号化回路とを有する圧縮手段と、
    前記撮像手段により得られた画像信号の輝度特徴に基づき、前記プレフィルタのフィルタ特性を切り替える制御手段と
    メモリを用いて画面の並べ替え処理を行う画面並べ替え手段とを備え、
    前記画面並べ替え手段は前記撮像手段により得られた画像信号に対して画面の並べ替え処理を行い、前記プレフィルタは前記画面並べ替え手段によって画面の並べ替え処理が行われた画像信号に対してフィルタ処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記撮像手段により得られた画像信号における色温度を予め定められた設定値と比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて前記輝度特徴を判定する判定手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記色温度が前記設定値より低い場合に前記プレフィルタのフィルタ特性を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記撮像手段により得られた画像信号におけるゲインアップ量を予め定められた設定値と比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて前記輝度特徴を判定する判定手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記画像信号の高輝度部に対しては第1のフィルタ特性を、前記画像信号の低輝度部に対しては前記第1のフィルタ特性よりも通過帯域の広い第2のフィルタ特性を前記プレフィルタに対して設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記画像信号の中間輝度部に対しては前記第2のフィルタ特性よりもさらに通過帯域の広い第3のフィルタ特性を前記プレフィルタに対して設定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画面並べ替え手段は、前記撮像手段により得られた画像信号におけるピクチャの順序を、前記符号化回路におけるフレーム間符号化に対応したピクチャの順序に並べ替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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