JP4072076B2 - 高温高圧水による有機物ガス化方法およびその装置 - Google Patents

高温高圧水による有機物ガス化方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機物を高温高圧水によりガス化する方法及びその装置に係り、詳しくは、高温高圧水による有機物のガス化に用いる金属触媒を洗浄、再生して利用する方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高温高圧水による有機物のガス化において、金属触媒の利用により比較的低温域(300℃〜374℃程度)でも効率よく水素等のガスを得ることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開平8−59202号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来方法では、触媒を繰り返し使用すると、触媒表面に残渣が付着したり、付着した残渣が酸化したりして、触媒の活性が低下するという問題があった。
本発明は、斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、触媒を再生し、高温高圧水による有機物ガス化の効率低下を防ぐことが可能な高温高圧水による有機物ガス化方法およびその装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、金属触媒を添加した有機物スラリーと高温高圧水とを、反応容器において混合し、ガス化反応を起こし、ガス化反応後の処理物を固液分離し、前記金属触媒および反応残渣を固液分離槽にて回収し、ガスを貯留する有機物ガス化工程と、前記有機物ガス化工程を停止し、前記反応容器を介して前記固液分離槽に前記高温高圧水より高温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する前記金属触媒の第一洗浄工程と、前記第一洗浄工程後に、前記反応容器を介して前記固液分離槽に亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する前記金属触媒の第二洗浄工程と、前記第二洗浄工程後に、前記固液分離槽の液体を排出し、前記貯留したガスにより前記固液分離槽内の前記金属触媒表面を還元、再生する前記金属触媒の還元工程と、前記金属触媒の還元工程後に、再生された前記金属触媒を前記有機物ガス化工程に戻す前記金属触媒の返送工程とを備えたことを特徴とする。
【0005】
請求項2に係る発明は、金属触媒を添加した有機物スラリーと高温高圧水とを、反応容器において混合し、ガス化反応を起こし、ガス化反応後の処理物を固液分離し、前記金属触媒および反応残渣を固液分離槽にて回収し、ガスを貯留する有機物ガス化工程と、前記有機物ガス化工程を停止し、前記反応容器を介して前記固液分離槽に前記高温高圧水より高温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する前記金属触媒の第一洗浄工程と、前記第一洗浄工程後に、前記反応容器を介して前記固液分離槽に亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する前記金属触媒の第二洗浄工程と、前記第二洗浄工程後に、前記固液分離槽の液体を排出し、前記固液分離槽内の前記金属触媒表面をガスにより還元、再生する前記金属触媒の還元工程と、前記金属触媒の還元工程後に、再生された前記金属触媒を前記有機物ガス化工程に戻す前記金属触媒の返送工程とを備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項3に係る発明は、有機物スラリーと高温高圧水とを、金属触媒を内部に備える反応容器において混合し、ガス化反応を起こし、ガス化反応後の処理物を固液分離し、前記金属触媒および反応残渣を回収し、ガスを貯留する有機物ガス化工程と、前記有機物ガス化工程を停止し、前記反応容器に前記高温高圧水より高温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する前記金属触媒の第一洗浄工程と、前記第一洗浄工程後に、前記反応容器に亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する前記金属触媒の第二洗浄工程と、前記第二洗浄工程後に、前記固液分離槽の液体を排出し、前記貯留したガスにより前記反応容器内の前記金属触媒表面を還元、再生する前記金属触媒の還元工程とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項4に係る発明は、有機物スラリーと高温高圧水とを、金属触媒を内部に備える反応容器において混合し、ガス化反応を起こし、ガス化反応後の処理物を固液分離し、前記金属触媒および反応残渣を回収し、ガスを貯留する有機物ガス化工程と、前記有機物ガス化工程を停止し、前記反応容器に前記高温高圧水より高温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する前記金属触媒の第一洗浄工程と、前記第一洗浄工程後に、前記反応容器に亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する前記金属触媒の第二洗浄工程と、前記第二洗浄工程後に、前記固液分離槽の液体を排出し、ガスにより前記反応容器内の前記金属触媒表面を還元、再生する前記金属触媒の還元工程とを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項5に係る発明は、有機物をスラリー化するスラリー装置と、金属触媒を貯留するとともに前記スラリー装置に金属触媒を供給する触媒タンクと、水を高温高圧水にする高温高圧水製造装置と、前記スラリー装置から供給される有機物スラリーと前記高温高圧水製造装置から供給される高温高圧水とを混合し、ガス化反応を起こす反応容器と、前記反応容器から流出した処理物を固液分離する固液分離槽と、前記固液分離槽から流出する気体と液体との混合物を気液分離する気液分離器と、前記気液分離器から流出するガスを貯留するガス貯留タンクと、前記固液分離槽にて分離された前記金属触媒を前記触媒タンクに戻す触媒返送管路とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項6に係る発明は、請求項5記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記ガス貯留タンクと前記反応容器とを結ぶガス供給管路をさらに備えたことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記反応容器とガス貯蔵器とを結ぶガス供給管路をさらに備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項8に係る発明は、請求項5記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記固液分離槽は、高温高圧に耐える外側容器と、網目状の内側容器とから成る密閉式の二重構造となっていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、有機物をスラリー化するスラリー装置と、水を高温高圧水にする高温高圧水製造装置と、内部に金属触媒を備え、前記スラリー装置から供給される有機物スラリーと前記高温高圧水製造装置から供給される高温高圧水とを混合し、ガス化反応を起こす反応容器と、前記反応容器から流出する処理物を固液分離する固液分離部と、前記固液分離部から流出する気体と液体との混合物を気液分離する気液分離器と、前記気液分離器から流出するガスを貯留するガス貯留タンクとを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項10に係る発明は、請求項9記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記ガス貯留タンクと前記反応容器とを結ぶガス供給管路をさらに備えたことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項9記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記反応容器とガス貯蔵器とを結ぶガス供給管路をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1ないし図8は、本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を示す(請求項5、請求項6、請求項8に対応)。
本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1は、有機物Oをスラリー化するスラリー装置10と、金属触媒Cを貯留するとともにスラリー装置10に金属触媒を供給する触媒タンク15と、水を高温高圧水にする高温高圧水製造装置20と、スラリー装置10から供給される有機物スラリーと高温高圧水製造装置20から供給される高温高圧水とを混合し、ガス化反応を起こす反応容器25と、反応容器25から流出した処理物を固液分離する固液分離槽30と、固液分離槽30から流出する気体と液体との混合物を気液分離する気液分離器35と、気液分離器35から流出するガスを貯留するガス貯留タンク40と、固液分離槽30にて分離された金属触媒Cを触媒タンク15に戻す触媒返送管路45と、ガス貯留タンク40と反応容器25とを結ぶガス供給管路50とを備えている。
【0013】
スラリー装置10は、原料となる有機物Oを破砕等の処理によりスラリーとする。スラリー化された有機物は、スラリーポンプ11によって管路12を介して高温高圧の反応容器25に送られる。
ここで、有機物Oとしては、主としてセルロース系の有機物を対象とし、葉、茎、根等を含む全草、木材チップ等の植物体、紙などが含まれる。具体的には、刈り草、農業廃棄物、水質浄化に使用した後の水生植物、廃木材、生ごみ、紙ごみ 、有機汚泥等が包含される。
【0014】
触媒タンク15は、図2に示すように、粉末状または顆粒状の金属触媒Cを水Wとともに貯留しており、金属触媒Cを水Wとともに送液ポンプ16により管路17を介してスラリー装置10に供給される。
ここで、金属触媒Cとしては、ニッケル、クロム、マンガン、チタン、白金、ロジウム、ルテニウム、パラジウム、およびこれらの組み合わせがある。
【0015】
本実施形態に使用する触媒タンク15を図2により説明する。
触媒タンク15は、タンク本体15aと、タンク本体15aの側部に設けた開口15bと、開口15bに設けたオーバフロー管15cと、開口15bの内側に設けた触媒流出防止フィルタ15dと、タンク本体15a内に設けた攪拌機15eと、タンク本体15aを覆う蓋体15fとを備え、蓋体15fには触媒返送管路45が取り付けられ、タンク本体15aの底部には管路17が取り付けられている。
【0016】
高温高圧水製造装置20は、水タンク21内の水を高圧の送液ポンプ22により管路23を介して導入し、高温高圧の水として管路24を介して反応容器25に注入する。
高温高圧水製造装置20は、有機物ガス化工程においては、例えば、350℃〜450℃の高温高圧水を反応容器25に供給し、金属触媒Cの第一洗浄工程においては、例えば、600℃の高温の高温高圧水を反応容器25に供給し、金属触媒Cの第二洗浄工程においては、亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を反応容器25に供給し、触媒返送工程においては、例えば、常温の高圧水を反応容器25に供給するように構成されている。
【0017】
反応容器25は、内部が外部ヒータにより所定の温度に保たれており、有機物ガス化工程においては、例えば、350℃〜450℃、35MPaの高温高圧水と有機物スラリーとを混合し、速やかにガス化等の反応を起こす。反応温度とガス発生量との関係を確認したところ、特許文献1に開示されている反応温度300℃〜374℃より高温の400℃を超えると、ガス発生量が顕著に増加することが確認できた。
【0018】
固液分離槽30は、図1および図3に示すように、高温高圧に耐える外側容器30aと、網目状の内側容器30bとから成る密閉式の二重構造となっている。外側容器30aと内側容器30bとは、金属触媒Cの第一洗浄工程、第二洗浄工程および触媒還元工程において、固形物である金属触媒Cと残渣Rとを、洗浄水または還元用ガスと効率よく混合させるため、底部を曲面として対流しやすい形状としてある。網目状の内側容器30bの網目は、使用する金属触媒Cを捕捉できる径で構成されている。
【0019】
固液分離槽30の開口部は、蓋体30cで覆われ、この蓋体30cに反応容器25に連絡する反応生成物流入管26が取り付けられている。
固液分離槽30の底部には、外側容器30aにそれぞれ弁30d、30gを介して繋がる気液混合物排出管路31と液体排出管路34と、内側容器30bに弁30eを介して繋がる触媒返送管路45とが取り付けられている。なお、内側容器30bの底部から弁30eまでの距離は、詰まりを防ぐため、できるだけ短い方がよい。液体排出管路34は、金属触媒Cの第二洗浄工程および触媒還元工程において、洗浄水およびガスを系外に排出するために設けてある。
【0020】
内側容器30b内には、攪拌機30fが配置されている。
気液混合物排出管路31には、固液分離された液体を冷却する冷却器32と、反応容器25内を所定圧力に保つ背圧調整弁33とが直列に繋がっている。
気液分離器35は、気液混合物排出管路31を介して背圧調整弁33に連絡している。気液分離器35では、気液混合物排出管路31を介して送られてきた気体と液体の混合物が、気体と液体とに分離される。
【0021】
気液分離器35は、分離された気体を搬送する気体管路36を介してガス貯留タンク40に連絡し、分離された液体を搬送する液体管路37を介して水タンク21に連絡している。
ガス貯留タンク40は、所望の経路を介してガス利用源へ送られる。
ガス貯留タンク40には、触媒還元工程において、金属触媒Cの表面を還元再生するために貯留されたガスを固液分離槽30に送るためのガス供給管路50が反応容器25との間に設けてある。ガス供給管路50には、弁51が設けてある。
【0022】
次に、斯くして構成された本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1の作用を説明する(請求項1に対応)。
本実施形態においては、有機物ガス化工程、金属触媒Cの第一洗浄工程、金属触媒Cの第二洗浄工程、金属触媒Cの還元工程、金属触媒Cの返送工程を定期的に繰り返す。
【0023】
先ず、図4に基づいて、本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1による有機物ガス化工程を説明する。
有機物ガス化工程においては、本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1は、太線で示す経路が運転される。
原料となる有機物Oをスラリー装置15に投入する。
【0024】
スラリー装置15では、槽内において破砕等の処理により有機物Oをスラリー化する。
同時に、触媒タンク15から金属触媒Cが送液ポンプ16により水とともにスラリー装置15に投入される。
従って、有機物スラリーには、金属触媒Cが添加される。
【0025】
金属触媒Cが添加された有機物スラリーは、スラリーポンプ11によって高温高圧の反応容器25に供給される。
水タンク21内の水を高圧の送液ポンプ22により高温高圧水製造装置20に注入し、高温高圧水として反応容器25に注入する。
これによって、反応容器25内において、例えば、400℃〜450℃、35MPaの高温高圧水と有機物スラリーとが混合し、速やかにガス化などの反応を起こす。
【0026】
ここで、反応容器25内の圧力は、後段の背圧調整弁33により、所定の圧力に保たれている。
反応容器25から流出した処理物は、固液分離槽30で固形残渣が除去された後、冷却器32にて冷却され、背圧調整弁33を通過して気体と液体の混合物となり、気液分離部35に送られ、さらに気液分離部35で気体と液体とに分離される。
【0027】
分離された気体は、気体管路36を介してガス貯留タンク40に貯留され、分離された液体は液体管路37を介して水タンク21へ送られる。
分離された気体は、水素、メタンなどの可燃成分を多量に含んでおり、回収してエネルギー利用することができる。
次に、図5に基づいて、本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1による金属触媒Cの第一洗浄工程を説明する。
【0028】
先ず、反応容器25への有機物スラリーの供給を停止する。
次に、高温高圧水製造装置20から有機物ガス化工程における高温高圧水よりさらに高温(例えば、600℃)の高温高圧水を反応容器25を介して固液分離槽30に流通して、反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する。
固液分離槽30から排出される気体と液体との混合物は、有機物ガス化工程と同様に、冷却器32にて冷却され、背圧調整弁33を通過して気体と液体の混合物となり、気液分離部35に送られ、さらに気液分離部35で気体と液体とに分離される。
【0029】
分離された気体は、気体管路36を介してガス貯留タンク40に貯留され、分離された液体は液体管路37を介して水タンク21へ送られる。
次に、図6に基づいて、本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1による金属触媒Cの第二洗浄工程を説明する。
先ず、弁30dを閉じ、固液分離槽30の外側容器30aと気液混合物排出管路31との流路を遮断する。
【0030】
次に、弁30gを開き、固液分離槽30の外側容器30aと液体排出管路34とを連通する。
次に、高温高圧水製造装置20から亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を反応容器25を介して固液分離槽30に流通して、反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する。
【0031】
反応残渣中の無機物残渣は、塩化ナトリウム、塩化カルシウムなどの無機物である。これらは、水に対する溶解度が臨界点付近で急激に低下し殆ど溶けて無くなり析出する。
従って、本工程により、反応残渣中の無機物残渣は、確実に溶解、除去する。
固液分離槽30に送られた水は、液体排出管路34を介して系外へ排出される。
【0032】
次に、図7に基づいて、本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1による金属触媒Cの還元工程を説明する。
先ず、固液分離槽30の液体を、液体排出管路34を介して系外へ排出する。
次に、ガス供給管路50の弁51を開き、ガス貯留タンク40に貯留したガスを反応容器25を介して固液分離槽30内に送り、固液分離槽30の内側容器30bに捕集されている金属触媒Cの表面を還元再生する。
【0033】
固液分離槽30に送られたガスは、液体排出管路34を介して系外へ排出される。
次に、図8に基づいて、本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1による金属触媒Cの返送工程を説明する。
先ず、ガス供給管路50の弁51を閉じ、液体排出管路34の弁30gを閉じ、触媒返送管路45の弁30eを開く。
【0034】
次に、反応容器25に高温高圧水製造装置20から常温の高圧水を送り、再生された金属触媒Cを固液分離槽30から押し流して触媒タンク15へ移送する。
以上により、本実施形態においては、有機物ガス化工程によって、金属触媒Cの表面に残渣が付着したり、付着物が酸化したりしても、有機物ガス化工程、金属触媒Cの第一洗浄工程、金属触媒Cの第二洗浄工程、金属触媒Cの還元工程、金属触媒Cの返送工程を定期的に繰り返すので、金属触媒Cの再生が確実に行われ、高温高圧水による有機物ガス化の効率低下を招くことがない。
【0035】
なお、上記実施形態では、金属触媒Cの還元工程において、ガス貯留タンク40に貯留したガスを反応容器25を介して固液分離槽30内に送り、固液分離槽30の内側容器30bに捕集されている金属触媒Cの表面を還元再生する場合について説明したが、例えば、図9に示すように、水素ガスボンベなどのガス貯蔵器55を別途用意し、反応容器25に直接ガスを供給してもよい(請求項2、請求項7に対応)。この場合には、ガス供給管路50を必要としない。
【0036】
また、触媒タンク15が、図2に示すように、水とともに添加する場合について説明したが、例えば、図10に示すように、スクリューフィーダーなどの注入装置により固体として添加できるようにしても良い。この場合には、タンク本体15aの底部に設けた管路17に、触媒流出防止用フィルタ15gを介して弁15iを設けた排水管15hを取り付ける。弁15iを開くことにより、タンク本体15a内の水は常に排水され、金属触媒Cのみが貯蔵されることとなる。
【0037】
図11は、本発明の第二実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置60を示す(請求項9、請求項10に対応)。
本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置60は、金属触媒を備えた網状物25aを反応容器25内部に設けた点で、上述する第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置1とは相違する。ここで、網状物25aとしては、金属触媒を素材として編み込んだ網状物または金属触媒をメッキ、蒸着、固着、混入などによって担持する網状物がある。網状物25aは、固液分離槽30における内側容器30bと同様に反応残渣(固形物)を捕捉する程度の径の網目で構成されている。
【0038】
従って、本実施形態においては、第一実施形態のように、金属触媒Cが系内を流動することがないので、第一実施形態において必要とされた触媒タンク15、送液ポンプ16、管路17、固液分離槽30、触媒返送管路45が不要となる。
また、反応容器25に連絡する反応生成物流入管26は、気液混合物排出管路31に直接連絡している。さらに、液体排出管路34は、反応容器25に直接取り付けられている。
【0039】
次に、本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置60の作用を説明する(請求項3に対応)。
先ず、有機物ガス化工程においては、図12に示すように、図4における触媒タンク15による触媒添加を除いて同様の操作が為される。
次に、金属触媒の第一洗浄工程においては、図13に示すように、図5における固液分離槽30での処理が不要となる点を除いて、太線で示す経路と同様の操作が為される。
【0040】
ここでは、反応容器25において、内部の網状物25a内に反応残渣が捕捉されている。従って、高温高圧水製造装置20から有機物ガス化工程における高温高圧水よりさらに高温(例えば、600℃)の高温高圧水を反応容器25に流通して、反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する。
反応容器25から排出される気体と液体との混合物は、有機物ガス化工程と同様に、冷却器32にて冷却され、背圧調整弁33を通過して気体と液体の混合物となり、気液分離部35に送られ、さらに気液分離部35で気体と液体とに分離される。
【0041】
次に、金属触媒の第二洗浄工程においては、図14に示すように、図6における固液分離槽30での処理が不要となる点を除いて、太線で示す経路と同様の処理が為される。
ここでは、弁30dを閉じ、反応容器25と気液混合物排出管路31との流路を遮断した後、弁30gを開き、反応容器25aと液体排出管路34とを連通し、次に、高温高圧水製造装置20から亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を反応容器25に流通して、反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去し、液体排出管路34を介して系外へ排出する。
【0042】
次に、金属触媒の還元工程においては、図15に示すように、図7における固液分離槽30での処理が不要となる点を除いて、太線で示す経路と同様の処理が為される。
ここでは、反応容器25内の液体を、液体排出管路34を介して系外へ排出した後、ガス供給管路50の弁51を開き、ガス貯留タンク40に貯留したガスを反応容器25内に送り、反応容器25内の網状物25aを構成する金属触媒の表面を還元再生し、ガスを液体排出管路34を介して系外へ排出する。
【0043】
以上により、本実施形態においては、有機物ガス化工程によって、反応容器25内の網状物25aを構成する金属触媒の表面に残渣が付着したり、付着物が酸化したりしても、有機物ガス化工程、金属触媒の第一洗浄工程、金属触媒の第二洗浄工程、金属触媒の還元工程を定期的に繰り返すので、反応容器25内の網状物25aを構成する金属触媒の再生が確実に行われ、高温高圧水による有機物ガス化の効率低下を招くことがない。
【0044】
なお、上記実施形態では、金属触媒を備えた網状物25aとして、金属触媒を素材として編み込んだ網状物または金属触媒をメッキ、蒸着、固着、混入などによって担持する網状物を用いた場合について説明したが、金属触媒を備えていない通常の網状物内に、網目より大きなタブレット上の金属触媒を収納していてもよい。
【0045】
また、上記実施形態では、反応容器25内に網状物25aを収納し、金属触媒の洗浄と還元とを反応容器25内で行う場合について説明したが、反応容器25の最下流部に反応残渣を回収できる程度の小型の固液分離槽またはフィルタを設けてもよい。この場合には、網状物25aは反応残渣を捕捉する機能が無くてもよい。
【0046】
また、金属触媒の還元工程において、ガス貯留タンク40に貯留したガスを反応容器25内に送り、反応容器25の網状物25aを構成する金属触媒の表面を還元再生する場合について説明したが、例えば、図16に示すように、水素ガスボンベなどのガス貯蔵器55を別途用意し、反応容器25に直接ガスを供給してもよい(請求項4、請求項11に対応)。この場合には、ガス供給管路50を必要としない。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、高温高圧水による有機物のガス化において金属触媒を有効に再利用し、ガス化効率を低下させることなく連続的に処理を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を示す説明図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置に用いた触媒タンクを示す説明図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置に用いた固液分離槽を示す説明図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた有機物ガス化工程を示す説明図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた金属触媒の第一洗浄工程を示す説明図である。
【図6】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた金属触媒の第二洗浄工程を示す説明図である。
【図7】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた金属触媒の還元工程を示す説明図である。
【図8】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた金属触媒の返送工程を示す説明図である。
【図9】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置に用いた別の触媒タンクを示す説明図である。
【図10】本発明の第一実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置の変形例を示す説明図である。
【図11】本発明の第二実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を示す説明図である。
【図12】本発明の第二実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた有機物ガス化工程を示す説明図である。
【図13】本発明の第二実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた金属触媒の第一洗浄工程を示す説明図である。
【図14】本発明の第二実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた金属触媒の第二洗浄工程を示す説明図である。
【図15】本発明の第二実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置を用いた金属触媒の還元工程を示す説明図である。
【図16】本発明の第二実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1、60 本実施形態に係る高温高圧水による有機物ガス化装置
10 スラリー装置
11 スラリーポンプ
12、17、23、24 管路
15 触媒タンク
16 送液ポンプ
20 高温高圧水製造装置
21 水タンク
22 送液ポンプ
25 反応容器
25a 網状物
30 固液分離槽
30a 外側容器
30b 内側容器
31 気液混合物排出管路
32 冷却器
33 背圧調整弁
34 液体排出管路
35 気液分離器
36 気体管路
37 液体管路
40 ガス貯留タンク
45 触媒返送管路
50 ガス供給管路
55 ガス貯蔵器
C 金属触媒
O 有機物
R 残渣
W 水

Claims (11)

  1. 金属触媒を添加した有機物スラリーと高温高圧水とを、反応容器において混合し、ガス化反応を起こし、ガス化反応後の処理物を固液分離し、前記金属触媒および反応残渣を固液分離槽にて回収し、ガスを貯留する有機物ガス化工程と、
    前記有機物ガス化工程を停止し、前記反応容器を介して前記固液分離槽に前記高温高圧水より高温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する前記金属触媒の第一洗浄工程と、
    前記第一洗浄工程後に、前記反応容器を介して前記固液分離槽に亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する前記金属触媒の第二洗浄工程と、
    前記第二洗浄工程後に、前記固液分離槽の液体を排出し、前記貯留したガスにより前記固液分離槽内の前記金属触媒表面を還元、再生する前記金属触媒の還元工程と、
    前記金属触媒の還元工程後に、再生された前記金属触媒を前記有機物ガス化工程に戻す前記金属触媒の返送工程と
    を備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化方法。
  2. 金属触媒を添加した有機物スラリーと高温高圧水とを、反応容器において混合し、ガス化反応を起こし、ガス化反応後の処理物を固液分離し、前記金属触媒および反応残渣を固液分離槽にて回収し、ガスを貯留する有機物ガス化工程と、
    前記有機物ガス化工程を停止し、前記反応容器を介して前記固液分離槽に前記高温高圧水より高温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する前記金属触媒の第一洗浄工程と、
    前記第一洗浄工程後に、前記反応容器を介して前記固液分離槽に亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する前記金属触媒の第二洗浄工程と、
    前記第二洗浄工程後に、前記固液分離槽の液体を排出し、前記固液分離槽内の前記金属触媒表面をガスにより還元、再生する前記金属触媒の還元工程と、
    前記金属触媒の還元工程後に、再生された前記金属触媒を前記有機物ガス化工程に戻す前記金属触媒の返送工程と
    を備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化方法。
  3. 有機物スラリーと高温高圧水とを、金属触媒を内部に備える反応容器において混合し、ガス化反応を起こし、ガス化反応後の処理物を固液分離し、前記金属触媒および反応残渣を回収し、ガスを貯留する有機物ガス化工程と、
    前記有機物ガス化工程を停止し、前記反応容器に前記高温高圧水より高温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する前記金属触媒の第一洗浄工程と、
    前記第一洗浄工程後に、前記反応容器に亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する前記金属触媒の第二洗浄工程と、
    前記第二洗浄工程後に、前記固液分離槽の液体を排出し、前記貯留したガスにより前記反応容器内の前記金属触媒表面を還元、再生する前記金属触媒の還元工程と
    を備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化方法。
  4. 有機物スラリーと高温高圧水とを、金属触媒を内部に備える反応容器において混合し、ガス化反応を起こし、ガス化反応後の処理物を固液分離し、前記金属触媒および反応残渣を回収し、ガスを貯留する有機物ガス化工程と、
    前記有機物ガス化工程を停止し、前記反応容器に前記高温高圧水より高温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の有機物残渣を分解、除去する前記金属触媒の第一洗浄工程と、
    前記第一洗浄工程後に、前記反応容器に亜臨界水またはそれより低温の高温高圧水を流通して前記反応残渣中の無機物残渣を溶解、除去する前記金属触媒の第二洗浄工程と、
    前記第二洗浄工程後に、前記固液分離槽の液体を排出し、ガスにより前記反応容器内の前記金属触媒表面を還元、再生する前記金属触媒の還元工程と
    を備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化方法。
  5. 有機物をスラリー化するスラリー装置と、
    金属触媒を貯留するとともに前記スラリー装置に金属触媒を供給する触媒タンクと、
    水を高温高圧水にする高温高圧水製造装置と、
    前記スラリー装置から供給される有機物スラリーと前記高温高圧水製造装置から供給される高温高圧水とを混合し、ガス化反応を起こす反応容器と、
    前記反応容器から流出した処理物を固液分離する固液分離槽と、
    前記固液分離槽から流出する気体と液体との混合物を気液分離する気液分離器と、
    前記気液分離器から流出するガスを貯留するガス貯留タンクと、
    前記固液分離槽にて分離された前記金属触媒を前記触媒タンクに戻す触媒返送管路と
    を備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化装置。
  6. 請求項5記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記ガス貯留タンクと前記反応容器とを結ぶガス供給管路をさらに備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化装置。
  7. 請求項5記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記反応容器とガス貯蔵器とを結ぶガス供給管路をさらに備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化装置。
  8. 請求項5記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記固液分離槽は、高温高圧に耐える外側容器と、網目状の内側容器とから成る密閉式の二重構造となっていることを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化装置。
  9. 有機物をスラリー化するスラリー装置と、
    水を高温高圧水にする高温高圧水製造装置と、
    内部に金属触媒を備え、前記スラリー装置から供給される有機物スラリーと前記高温高圧水製造装置から供給される高温高圧水とを混合し、ガス化反応を起こす反応容器と、
    前記反応容器から流出する処理物を固液分離する固液分離部と、
    前記固液分離部から流出する気体と液体との混合物を気液分離する気液分離器と、
    前記気液分離器から流出するガスを貯留するガス貯留タンクと
    を備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化装置。
  10. 請求項9記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記ガス貯留タンクと前記反応容器とを結ぶガス供給管路をさらに備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化装置。
  11. 請求項9記載の高温高圧水による有機物ガス化装置において、前記反応容器とガス貯蔵器とを結ぶガス供給管路をさらに備えたことを特徴とする高温高圧水による有機物ガス化装置。
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