JP4072043B2 - Liquid enzyme for contact lenses - Google Patents

Liquid enzyme for contact lenses Download PDF

Info

Publication number
JP4072043B2
JP4072043B2 JP2002341912A JP2002341912A JP4072043B2 JP 4072043 B2 JP4072043 B2 JP 4072043B2 JP 2002341912 A JP2002341912 A JP 2002341912A JP 2002341912 A JP2002341912 A JP 2002341912A JP 4072043 B2 JP4072043 B2 JP 4072043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid enzyme
enzyme agent
solution
enzyme
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002341912A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004177548A (en
Inventor
祐介 永井
正樹 今安
和秋 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Menicon Co Ltd
Original Assignee
Menicon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Menicon Co Ltd filed Critical Menicon Co Ltd
Priority to JP2002341912A priority Critical patent/JP4072043B2/en
Publication of JP2004177548A publication Critical patent/JP2004177548A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4072043B2 publication Critical patent/JP4072043B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンタクトレンズ用液体酵素剤に関する。詳しくは、マルチパーパスソリューションなどの希釈液で希釈することにより発色するコンタクトレンズ用液体酵素剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、コンタクトレンズ用液体酵素剤は無色透明であり、その使用法としてはマルチパーパスソリューションに酵素剤を滴下してコンタクトレンズを浸漬した後に、マルチパーパスソリューションで濯いでから装用することが知られている。また、酵素液を滴下しないでマルチパーパスソリューションのみで処理した場合は、レンズを水道水、生理食塩水などでは濯がずにそのまま装用することが知られている。このような使用方法のため、従来のような無色透明の酵素剤では酵素剤をマルチパーパスソリューションに滴下して処理したにも関わらず、無色透明であるために使用者がうっかりして酵素剤を滴下していないと誤認してしまい、酵素処理したレンズを濯がずにレンズをそのまま目に装用してしまうという誤用が起こりやすかった。酵素処理したレンズを濯がずに目に装用した場合、炎症などの眼障害を起こす恐れがある。したがって、このような誤用をなくすためのシステムがコンタクトレンズ用液体酵素剤のような分野においてきわめて有用であり、その開発が強く望まれていた。
【0003】
このような誤用防止のシステムの1つとしては、着色剤により希釈液を着色する方法が記載されている(特許文献1参照)。これは、酵素含有洗浄液をあらかじめ着色された専用希釈液と混合させることで、混合により調製された洗浄液と保存液とを識別しやすくし、使用者の誤用を防止するものである。しかしながら、このような希釈液そのものがあらかじめ着色されている場合は、コンタクトレンズの使用者には受け入れがたく、使用者の購買意欲を低減させるという問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特許第2624641号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑み、希釈液および液体酵素剤は無色透明であり、液体酵素剤を希釈液で希釈し、使用する際に発色することで使用者の注意を喚起し、誤用防止が可能となるシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液体酵素剤それ自身は着色しておらず、使用に際し希釈した場合に発色する色素を含有する液体酵素剤を使用することで、誤用を防ぐことができることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、色素を含有する液体酵素剤であって、該液体酵素剤自身は着色しておらず、希釈液で希釈することにより発色するコンタクトレンズ用液体酵素剤に関する。
【0008】
前記液体酵素剤において、色素はフェノールフタレイン系色素であることが好ましい。また、該フェノールフタレイン系色素としては、スルホブロモフタレインナトリウムが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】
本発明における希釈液にはマルチパーパスソリューションなどがあげられる。本明細書において「マルチパーパスソリューション」とは、コンタクトレンズの保存、洗浄、濯ぎ、消毒の1つ以上を一液で行なうことができる液剤を意味し、これらは多数市販されている(たとえば、ニューコンプリート(販売元:エイエムオー・ジャパン株式会社)など)。
【0011】
本発明に用いる色素とは、マルチパーパスソリューションなどに滴下した際に処理液を発色させるための色素を意味する。したがって、液体酵素剤中では発色せず、これをマルチパーパスソリューションなどの希釈液に添加して希釈した際に発色するものであれば、特に限定されるものではない。ただし、一般にマルチパーパスソリューションのpHは中性付近であるため、フェノールフタレイン系色素が好ましい。そのなかでも、日本薬局方により安全性が確認されているスルホブロモフタレインナトリウムがさらに好ましい。また、スルホブロモフタレインナトリウムは、液体酵素剤に含有させた場合にはナトリウム塩で存在しているため発色しないが、該酵素剤を希釈液と混合することでナトリウムが解離し、可視光領域の吸収波長が変化することによって発色が起こるという注目すべき特徴を有している。したがって、このようなスルホブロモフタレインの特徴に注目し、酵素剤を希釈液と混合した際に発色する液体酵素剤用色素として利用することは非常に有用性が高いものと考えられる。また、酵素処理時に発色するという現象は視覚的な印象が強いため、使用者に定期的な酵素剤処理を習慣づけさせるためにも有効であると考える。また、酵素剤処理を習慣づけさせることで、従来のような酵素処理忘れによるレンズの汚れから起こる眼障害を減少させるためにも有効であると考えられる。
【0012】
液体酵素剤への色素の配合量は0.001〜10w/w%とするのが好ましく、0.01〜1w/w%とするのがさらに好ましい。色素の配合量が0.001w/w%未満の場合、ほとんど発色しないため使用者が認識できないという傾向があり、10w/w%より多くなると酵素剤の作用を阻害するという傾向がある。
【0013】
本発明における液体酵素剤とは、多価アルコールとホウ酸化合物とタンパク質分解酵素を含有した従来からよく知られている液体酵素剤だけでなく、マルチパーパスソリューションのような希釈液と混合して使用される液体酵素剤であれば特に限定されるものではない。
【0014】
本発明の液体酵素剤に含有される酵素とは、コンタクトレンズの汚れの主成分であるタンパク質を分解するもの、およびその他の各汚れ成分を分解するものを包含する。具体的にはタンパク質分解酵素、脂質分解酵素、糖分解酵素などがあげられるが、これらの種類に限定されるものではない。
【0015】
本発明のコンタクトレンズ用液体酵素剤は、さらにキレート剤、防腐剤、殺菌剤、pH調整剤(緩衝剤)および/または界面活性剤などの公知の助剤を含んでもよい。これらの助剤は、本発明のコンタクトレンズ用液体酵素剤または該酵素剤の最終調製液において酵素が安定に存在することができ、本発明の酵素剤を適用する対象、人体、環境に悪影響を及ぼさない限りとくに制限されない。また、各助剤の添加量は、以下の例示に限定されるものではなく、当業者により適宜設定され得る。
【0016】
前記キレート剤としては、たとえば、エチレンジアミン四酢酸およびその塩、たとえばエチレンジアミン四酢酸・2ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸・3ナトリウムなどがあげられる。キレート剤の添加量は0.01〜2w/w%が好ましい。
【0017】
前記防腐剤としては、たとえば、硝酸フェニル水銀、酢酸フェニル水銀およびチメロサールなどの水銀系防腐剤、塩化ベンザルコニウムおよび臭化ピリジニウムなどの界面活性剤系防腐剤、クロルヘキシジン、ポリヘキサメチレンビグアニドなどのピグアニド系防腐剤およびクロロブタノールなどのアルコール系防腐剤、そのほかメチルパラベン、プロピルパラベン、ジメチロールジメチルヒダントイン、イミダゾリウムウレア、ホウ酸、ホウ酸化合物またはホウ砂などを用いることができる。その中で好ましいものは、ホウ酸、ホウ酸化合物およびホウ砂の中から選ばれた1つ、もしくは2つ以上の物質であり、その添加量は、0.00001〜4.0w/w%であることが好ましい。
【0018】
前記殺菌剤としては、低濃度で殺菌効果が高いことから有機チッ素系殺菌剤が好ましい。
【0019】
前記有機チッ素系殺菌剤の代表例としては、たとえば(1)4級アンモニウム化合物またはその重合物である塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ダイマー136など、(2)ビグアニド化合物またはその重合物またはその塩であるグルコン酸クロルヘキシジン、ポリヘキサメチレンビグアニドなど、(3)前記(1)および(2)の重合物などがあげられる。なかでも安全性が高いことからビグアニド化合物またはその誘導体(重合物や塩)がより好ましく、とりわけレンズへの吸収、吸着がないことからポリヘキサメチレンビグアニド(PHMB)がきわめて好ましい。有機チッ素系殺菌剤の添加量は、0.000001〜10w/w%程度、好ましくは0.00001〜1w/w%程度である。
【0020】
前記pH調整剤(緩衝剤)としては、たとえば、ホウ酸とその塩、リン酸とその塩、クエン酸とその塩、乳酸とその塩、グリシンまたはグルタミンなどのアミノ酸とその塩、またはリンゴ酸とその塩などを使用することができる。pH調整剤の添加量は、0.001〜4.0w/w%であることが好ましい。
【0021】
前記界面活性剤としては、たとえば、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、またはアニオン系界面活性剤とノニオン系界面活性剤とからなるものなど、いずれの界面活性剤を用いてもよい。
【0022】
アニオン系界面活性剤としては、たとえばアルキル硫酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキロイルメチルタウリンナトリウム、アルキロイルザルコシンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ジ(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)リン酸ナトリウムなどを使用することができる。アニオン系界面活性剤の添加量は、たとえば、0.01w/v%以上、好ましくは0.02w/v%以上であって、10w/v%以下、好ましくは5w/v%以下である。
【0023】
ノニオン系界面活性剤としては、たとえば、高級アルキルアミンのポリエチレングリコール付加物、高級脂肪酸アミドのポリエチレングリコール付加物、高級脂肪酸のポリグリセリンエステル、高級脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、高級脂肪酸のポリアルキレングリコール、ポリエチレングリコールコポリマーエステル、高級脂肪酸のポリエチレングリコールの付加した多価アルコールエステル、高級アルコールのポリエチレングリコールエーテル、高級アルコールのポリグリセリンエーテル、アルキルフェノールのポリエチレングリコールエーテル、アルキレンフェノールのポリエチレングリコールエーテルのホルムアルデヒド縮合物、ポリプロピレングリコール−ポリエチレングリコール共重合体、リン酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコールソルビタンアルキルエステル、ステロールのポリエチレングリコール付加物などを用いることができる。ノニオン系界面活性剤の添加量は、たとえば、0.01w/v%以上、好ましくは0.02w/v%以上であって、10w/v%以下、好ましくは5w/v%以下である。
【0024】
アニオン系界面活性剤とノニオン系界面活性剤とを併用する場合、アニオン系界面活性剤およびノニオン系界面活性剤の含有量は、それぞれ前記した範囲内でかつ、合計量が0.02〜20w/v%、好ましくは0.05〜10w/v%である。
【0025】
【実施例】
以下、実施例によって本発明方法をさらに詳細に説明する。以下の実施例は単に説明を目的とするものであり、条件および技術範囲などを限定する目的のものではない。
【0026】
実施例1および比較例1〜3
<液体酵素剤の調製>
グリセリン 32w/w%、ポリエチレングリコール#1000 28w/w%、ホウ酸 2w/w%、タンパク質分解酵素(CL−5PG:ナガセケムテックス(株)製)3w/w%の割合で液体酵素剤を調製した。
【0027】
調製した液体酵素剤に、それぞれスルホブロモフタレインナトリウム、フェノールスルホンフタレイン、インジコカルミンを0.1w/w%の割合で添加し、実施例1ならびに比較例1および2とした。また、色素を添加していない液体酵素剤を比較例3とした。
【0028】
<呈色検査>
実施例1および比較例1〜3を用いて、ニューコンプリートで50倍希釈した。希釈前と希釈後の色の変化を肉眼で観察した。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】

Figure 0004072043
【0030】
表1から明らかなように、スルホブロモフタレインナトリウムを含有した酵素液は希釈液で希釈されてはじめて発色するため、使用者の注意をひくことが可能となっていることが確認された。
【0031】
試験例1
希釈後の色の安定性試験
実施例1のスルホブロモフタレインナトリウム含有液体酵素剤を用いて希釈後の色の安定性を以下の方法で試験した。
【0032】
15mL容量のポリプロピレン製コニカルチューブにニューコンプリートを10mL、分注した。ついで、実施例1の液体酵素剤を200μL添加し、よく撹拌した。得られた混合液の吸光度(波長589.5nm)を分光光度計((株)島津製作所製 UV−2400PC)にて測定した。
【0033】
つぎに、この混合液を2mLずつコンタクトレンズ保存ケースに分注し、室温で放置した(n=5)。24時間後にコンタクトレンズ保存ケースからポリプロピレン製コニカルチューブに混合液を回収し、吸光度を測定した。再度、混合液を2mLずつコンタクトレンズ保存ケースに分注し、室温で放置した。前記混合調製から7日後に、24時間後と同様にして混合液の吸光度を測定した。
【0034】
以上で得られた結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
Figure 0004072043
【0036】
表2から明らかなように、表1の実施例1と希釈液における発色が混合時から少なくとも数日は持続し、使用者がコンタクトレンズを装用する時まで処理液が着色したままであることから、酵素処理を行なったコンタクトレンズをそのまま装用するといった誤用を防止することが可能であることが確認された。
【0037】
試験例2
色素による固着タンパク質除去効果に対する影響(1)
本発明による液体酵素剤の固着タンパク質除去効果測定試験を以下の方法で実施した。
【0038】
マンスウェア((株)メニコン製 1ヶ月リプレースメントソフトコンタクトレンズ)をレンズケースに入れ、2mLの2mg/mLリゾチーム生理食塩水溶液を添加した。60℃で約1時間、100℃で約20分熱処理し、そののち室温まで放冷することによりリゾチームの固着を行ないタンパク質固着コンタクトレンズを得た。
【0039】
レンズを取り出し、生理食塩水で充分濯いだのち、生理食塩水を満たした14.5φのセルにレンズを入れ、レンズの濁度(HAZE値)を積分球光電散乱光度計(日本電色工業株式会社製、NDH−300A)を用いて測定した。測定は、セルを120°ずつ回転させ計3回行ない、その平均値をデータとした。なお、HAZE値0の対照として新品のマンスウェアを用いた。
【0040】
得られたタンパク質固着コンタクトレンズを各処理液に浸漬し、室温で処理を開始させた。処理開始から4時間後にコンタクトレンズをとりだし、生理食塩水で充分濯いだあと、濁度を積分球光電散乱光度計を用いて測定した。処理液としては、実施例1の液体酵素剤40μLをアイネス(販売元:(株)メニコン マルチパーパスソリューション)2mLで希釈したものを用い、対照として、酵素剤を含まないアイネスのみ、および色素を含まない比較例3の液体酵素剤40μLとアイネス2mLとの混合液を使用した。各々の処理液に対して3枚のコンタクトレンズを使用した。
【0041】
以下の計算式にしたがって、処理前および処理後の濁度の変化から各処理液の洗浄効果を計算した。結果を表3に示す。
洗浄効果(%)=(処理前の濁度−処理後の濁度)/(処理前の濁度)×100
【0042】
【表3】
Figure 0004072043
【0043】
試験例3
色素による固着タンパク質除去効果に対する影響(2)
コンタクトレンズとしてメニコンフォーカス(販売元:(株)メニコン 頻回交換ソフトコンタクトレンズ)を用い、リゾチームの固着に2mLの1mg/mLリゾチーム生理食塩水溶液を用い、マルチパーパスソリューションとしてニューコンプリートを用いた以外は、試験例2と全く同様にして本発明の液体酵素剤の固着タンパク質除去効果測定試験を行なった。結果を表4に示す。
【0044】
【表4】
Figure 0004072043
【0045】
表3および4から明らかなように、使用される色素(スルホブロモフタレインナトリウム)によって、洗浄効果が低下することはないことが確認された。
【0046】
試験例4
蛋白質分解酵素の残存活性測定試験
本発明の液体酵素剤の酵素安定性を測定するために、液体酵素剤の調製から保存温度を40℃として、1週間後、1ヵ月後および2ヶ月後の残存活性を以下の方法で測定した。
【0047】
37℃に加温した2.0%カゼイン溶液(pH7、0.05M トリス−塩酸水溶液)4mLに、希釈液(pH7、10mM トリス−塩酸水溶液)の3.6mLと、実施例1または比較例3の液体酵素剤0.4mLをそれぞれ混合した。混和後ただちに、その1mLを沈殿法(0.4mol トリクロロ酢酸水溶液による未分解カゼインの沈殿)にて、上澄み液中の280nmにおける初期吸光度A0を求めた。残りの混合液を37℃で10分間保ち、ふたたび沈殿法にて、上澄み液中の280nmにおける処理後吸光度Aを求めた。処理後吸光度Aより、初期吸光度A0を差し引くことにより、蛋白質分解酵素の活性値を数値化した。
【0048】
残存活性(%)は次式により算出した。
酵素活性値[力価]=A−A0
残存活性値(%)=[A−A0DayX/[A−A0Day0×100
[A−A0Day0:液体酵素剤調製日の酵素活性値
[A−A0DayX:液体酵素剤調製日X日後(任意の期間後)の酵素活性値
結果を表5に示す。
【0049】
【表5】
Figure 0004072043
【0050】
表5から明らかなように、使用される色素(スルホブロモフタレインナトリウム)によって、酵素安定性が低下することがないことが確認された。
【0051】
また、試験例2〜4の結果から、本発明の液体酵素剤は色素を含有することによる影響もなく、コンタクトレンズに付着した汚れを充分に取り除くことができることが確認された。
【0052】
【発明の効果】
本発明のコンタクトレンズ用液体酵素剤はマルチパーパスソリューションなどの希釈液に滴下した際に、はじめて処理液が発色することで、酵素処理していることを目で見て認識することができるため、使用者の注意を喚起し、酵素処理を行なったコンタクトレンズをそのまま使用するといった誤用を未然に防ぐことができる。
【0053】
したがって、本発明の酵素液は、安全性、操作性に非常に優れた特徴をもっており、これによって使用者の目の安全性に多大な寄与を与えるものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid enzyme agent for contact lenses. Specifically, the present invention relates to a liquid enzyme agent for contact lenses that develops color when diluted with a diluent such as a multipurpose solution.
[0002]
[Prior art]
Normally, liquid enzyme agents for contact lenses are colorless and transparent, and its use is known to drop the enzyme agent on the multi-purpose solution and immerse the contact lens, then rinse with the multi-purpose solution before wearing it. Yes. In addition, it is known that when the enzyme solution is not dropped and treated only with the multi-purpose solution, the lens is worn as it is without rinsing with tap water or physiological saline. Because of this method of use, the conventional colorless and transparent enzyme agent was treated by dropping the enzyme agent into a multi-purpose solution, but the user was inadvertently inadvertently removing the enzyme agent because it was colorless and transparent. It was misunderstood that it was not dripped, and it was easy to misuse that the lens was worn as it was without rinsing the lens treated with the enzyme. If an enzyme-treated lens is worn on the eyes without rinsing, eye damage such as inflammation may occur. Therefore, a system for eliminating such misuse is extremely useful in fields such as liquid enzyme agents for contact lenses, and its development has been strongly desired.
[0003]
As one of such misuse prevention systems, a method of coloring a diluent with a colorant is described (see Patent Document 1). In this method, the enzyme-containing cleaning solution is mixed with a preliminarily colored dedicated diluent, thereby facilitating identification of the cleaning solution and the storage solution prepared by mixing, and preventing misuse of the user. However, when such a diluted solution itself is colored in advance, there is a problem that it is difficult for a contact lens user to accept and the user's willingness to purchase is reduced.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2624641 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the present invention, in view of the prior art, the diluted solution and the liquid enzyme agent are colorless and transparent, and the liquid enzyme agent is diluted with the diluted solution and colored when used to alert the user and prevent misuse. It is an object to provide a system that enables the above.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention finds that the liquid enzyme agent itself is not colored and can be prevented from being misused by using a liquid enzyme agent that contains a colorant that develops color when diluted. did.
[0007]
That is, the present invention relates to a liquid enzyme agent for a contact lens, which is a liquid enzyme agent containing a pigment, and the liquid enzyme agent itself is not colored but develops color when diluted with a diluent.
[0008]
In the liquid enzyme agent, the pigment is preferably a phenolphthalein pigment. As the phenolphthalein dye, sodium sulfobromophthalein is preferable.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0010]
Examples of the diluent in the present invention include a multipurpose solution. As used herein, “multipurpose solution” means a solution that can perform one or more of storage, washing, rinsing, and disinfection of contact lenses in a single solution, and many of these are commercially available (for example, Complete (Seller: AMO Japan Co., Ltd.).
[0011]
The coloring matter used in the present invention means a coloring matter for coloring a processing solution when dropped on a multipurpose solution or the like. Therefore, there is no particular limitation as long as it does not develop color in a liquid enzyme agent and develops color when diluted by adding it to a diluent such as a multi-purpose solution. However, since the pH of the multipurpose solution is generally near neutral, a phenolphthalein dye is preferable. Of these, sodium sulfobromophthalein, whose safety has been confirmed by the Japanese Pharmacopoeia, is more preferred. In addition, when sodium sulfobromophthalein is contained in a liquid enzyme agent, it does not develop color because it exists as a sodium salt. However, when the enzyme agent is mixed with a diluent, sodium is dissociated and visible light region. It has a remarkable feature that color development occurs by changing the absorption wavelength. Therefore, paying attention to such characteristics of sulfobromophthalein, it is considered to be very useful to use as a dye for a liquid enzyme agent that develops color when the enzyme agent is mixed with a diluent. In addition, the phenomenon of color development at the time of enzyme treatment has a strong visual impression, so it is considered effective for allowing the user to regularly practice enzyme treatment. Moreover, it is considered effective to reduce eye damage caused by lens contamination caused by forgetting enzyme treatment as in the past by making the treatment with an enzyme agent customary.
[0012]
The blending amount of the dye in the liquid enzyme agent is preferably 0.001 to 10 w / w%, and more preferably 0.01 to 1 w / w%. When the blending amount of the dye is less than 0.001 w / w%, there is a tendency that the user hardly recognizes because the color is hardly formed, and when it exceeds 10 w / w%, the action of the enzyme agent tends to be inhibited.
[0013]
The liquid enzyme agent in the present invention is not only a well-known liquid enzyme agent containing a polyhydric alcohol, a boric acid compound and a proteolytic enzyme, but also mixed with a diluent such as a multi-purpose solution. The liquid enzyme agent is not particularly limited.
[0014]
Enzymes contained in the liquid enzyme agent of the present invention include those that degrade proteins that are the main components of contact lens dirt, and those that degrade other dirt components. Specific examples include proteolytic enzymes, lipolytic enzymes, glycolytic enzymes, and the like, but are not limited to these types.
[0015]
The liquid enzyme agent for contact lenses of the present invention may further contain known auxiliaries such as chelating agents, preservatives, bactericides, pH adjusting agents (buffering agents) and / or surfactants. These auxiliaries allow the enzyme to be stably present in the liquid enzyme agent for contact lenses of the present invention or the final preparation of the enzyme agent, and adversely affect the target, human body and environment to which the enzyme agent of the present invention is applied. There is no particular limitation as long as it does not. Moreover, the addition amount of each adjuvant is not limited to the following illustrations, It can set suitably by those skilled in the art.
[0016]
Examples of the chelating agent include ethylenediaminetetraacetic acid and salts thereof, such as ethylenediaminetetraacetic acid / disodium and ethylenediaminetetraacetic acid / trisodium. The addition amount of the chelating agent is preferably 0.01 to 2 w / w%.
[0017]
Examples of the preservatives include mercury preservatives such as phenylmercuric nitrate, phenylmercuric acetate and thimerosal, surfactant preservatives such as benzalkonium chloride and pyridinium bromide, and piguanides such as chlorhexidine and polyhexamethylene biguanide. Alcohol-based preservatives such as chlorobutanol, methylparaben, propylparaben, dimethyloldimethylhydantoin, imidazolium urea, boric acid, boric acid compounds, or borax can be used. Among them, preferred is one or two or more substances selected from boric acid, boric acid compounds and borax, and the addition amount is 0.00001 to 4.0 w / w%. Preferably there is.
[0018]
As the bactericidal agent, an organic nitrogen type bactericidal agent is preferable since it has a low bactericidal effect at a low concentration.
[0019]
Representative examples of the organic nitrogen-based disinfectant include (1) quaternary ammonium compound or a polymer thereof, such as benzalkonium chloride, benzethonium chloride, and dimer 136, and (2) a biguanide compound or a polymer thereof or the like. Examples thereof include chlorhexidine gluconate and polyhexamethylene biguanide which are salts, and (3) polymers of the above (1) and (2). Among them, a biguanide compound or a derivative thereof (polymer or salt) is more preferable because of its high safety, and polyhexamethylene biguanide (PHMB) is very particularly preferable because it does not absorb or adsorb to a lens. The amount of the organic nitrogen-based fungicide added is about 0.000001 to 10 w / w%, preferably about 0.00001 to 1 w / w%.
[0020]
Examples of the pH adjusting agent (buffering agent) include boric acid and its salt, phosphoric acid and its salt, citric acid and its salt, lactic acid and its salt, amino acid such as glycine or glutamine and its salt, or malic acid The salt etc. can be used. The addition amount of the pH adjuster is preferably 0.001 to 4.0 w / w%.
[0021]
As the surfactant, for example, any surfactant such as an anionic surfactant, a nonionic surfactant, or an anionic surfactant and a nonionic surfactant may be used.
[0022]
Examples of the anionic surfactant include sodium alkyl sulfate, sodium alkylbenzene sulfonate, sodium alkyloylmethyl taurate, sodium alkyloyl sarcosine, sodium α-olefin sulfonate, sodium polyoxyethylene alkyl ether phosphate, polyoxyethylene alkyl Sodium ether sulfate, polyoxyethylene alkylphenyl ether sodium sulfate, di (polyoxyethylene alkyl ether) sodium phosphate, and the like can be used. The amount of the anionic surfactant added is, for example, 0.01 w / v% or more, preferably 0.02 w / v% or more, and 10 w / v% or less, preferably 5 w / v% or less.
[0023]
Nonionic surfactants include, for example, polyethylene glycol adducts of higher alkylamines, polyethylene glycol adducts of higher fatty acid amides, polyglycerol esters of higher fatty acids, polyethylene glycol esters of higher fatty acids, polyalkylene glycols of higher fatty acids, polyethylene Glycol copolymer ester, polyhydric alcohol ester with higher fatty acid polyethylene glycol added, polyethylene glycol ether of higher alcohol, polyglycerin ether of higher alcohol, polyethylene glycol ether of alkylphenol, formaldehyde condensate of polyethylene glycol ether of alkylene phenol, polypropylene glycol -Polyethylene glycol copolymer, phosphate ester, castor oil Hydrogenated castor oil, polyethylene glycol sorbitan alkyl esters, polyethylene glycol adducts of sterols like can be used. The addition amount of the nonionic surfactant is, for example, 0.01 w / v% or more, preferably 0.02 w / v% or more, and 10 w / v% or less, preferably 5 w / v% or less.
[0024]
When the anionic surfactant and the nonionic surfactant are used in combination, the content of the anionic surfactant and the nonionic surfactant is within the above-described range, and the total amount is 0.02 to 20 w / v%, preferably 0.05 to 10 w / v%.
[0025]
【Example】
Hereinafter, the method of the present invention will be described in more detail with reference to examples. The following examples are for illustrative purposes only and are not intended to limit conditions and technical scope.
[0026]
Example 1 and Comparative Examples 1-3
<Preparation of liquid enzyme agent>
Prepare liquid enzyme agent at the ratio of glycerin 32w / w%, polyethylene glycol # 1000 28w / w%, boric acid 2w / w%, proteolytic enzyme (CL-5PG: manufactured by Nagase ChemteX Corp.) 3w / w% did.
[0027]
To the prepared liquid enzyme agent, sodium sulfobromophthalein sodium, phenol sulfonephthalein, and indicocarmine were added at a rate of 0.1 w / w%, respectively, to obtain Example 1 and Comparative Examples 1 and 2. Moreover, the liquid enzyme agent which has not added the pigment | dye was made into the comparative example 3.
[0028]
<Color inspection>
Using Example 1 and Comparative Examples 1 to 3, it was diluted 50 times with New Complete. The change in color before and after dilution was observed with the naked eye. The results are shown in Table 1.
[0029]
[Table 1]
Figure 0004072043
[0030]
As is apparent from Table 1, since the enzyme solution containing sodium sulfobromophthalein was colored only after being diluted with the diluent, it was confirmed that the user's attention could be drawn.
[0031]
Test example 1
Color stability test after dilution Using the sodium sulfobromophthalein-containing liquid enzyme agent of Example 1, the color stability after dilution was tested by the following method.
[0032]
10 mL of New Complete was dispensed into a 15 mL polypropylene conical tube. Next, 200 μL of the liquid enzyme agent of Example 1 was added and stirred well. The absorbance (wavelength: 589.5 nm) of the obtained mixed solution was measured with a spectrophotometer (UV-2400PC manufactured by Shimadzu Corporation).
[0033]
Next, 2 mL of this mixed solution was dispensed into a contact lens storage case and allowed to stand at room temperature (n = 5). After 24 hours, the mixed solution was collected from the contact lens storage case into a polypropylene conical tube, and the absorbance was measured. Again, 2 mL of the mixture was dispensed into a contact lens storage case and allowed to stand at room temperature. Seven days after the preparation of the mixture, the absorbance of the mixture was measured in the same manner as 24 hours later.
[0034]
The results obtained above are shown in Table 2.
[0035]
[Table 2]
Figure 0004072043
[0036]
As is apparent from Table 2, the color development in Example 1 and the diluent in Table 1 persists for at least several days from the time of mixing, and the treatment liquid remains colored until the user wears the contact lens. It has been confirmed that it is possible to prevent misuse of wearing contact lenses that have been subjected to enzyme treatment as they are.
[0037]
Test example 2
Effect on pigment removal effect by dye (1)
The fixed protein removal effect measurement test of the liquid enzyme agent according to the present invention was carried out by the following method.
[0038]
Manswear (1 month replacement soft contact lens manufactured by Menicon Co., Ltd.) was placed in the lens case, and 2 mL of 2 mg / mL lysozyme saline solution was added. After heat treatment at 60 ° C. for about 1 hour and at 100 ° C. for about 20 minutes, the mixture was allowed to cool to room temperature, whereby lysozyme was fixed to obtain a protein-fixed contact lens.
[0039]
After taking out the lens and rinsing it thoroughly with physiological saline, the lens is put into a 14.5φ cell filled with physiological saline, and the turbidity (HAZE value) of the lens is measured using an integrating sphere photoelectric scattering photometer (Nippon Denshoku Industries Co., Ltd.). Measurement was performed using NDH-300A manufactured by Co., Ltd. The measurement was performed three times by rotating the cell by 120 °, and the average value was used as data. As a control with a HAZE value of 0, a new monthwear was used.
[0040]
The obtained protein-fixed contact lens was immersed in each treatment solution, and treatment was started at room temperature. After 4 hours from the start of the treatment, the contact lens was taken out, rinsed thoroughly with physiological saline, and turbidity was measured using an integrating sphere photoelectric scattering photometer. As the treatment liquid, 40 μL of the liquid enzyme agent of Example 1 diluted with 2 mL of Ines (sales company: Menicon Multipurpose Solution) was used, and as a control, only Ines without the enzyme agent and the dye were included. A liquid mixture of 40 μL of the liquid enzyme agent of Comparative Example 3 and 2 mL of Ines was used. Three contact lenses were used for each treatment solution.
[0041]
According to the following calculation formula, the cleaning effect of each processing solution was calculated from the change in turbidity before and after the treatment. The results are shown in Table 3.
Cleaning effect (%) = (turbidity before treatment−turbidity after treatment) / (turbidity before treatment) × 100
[0042]
[Table 3]
Figure 0004072043
[0043]
Test example 3
Effect on pigment removal effect by dye (2)
Except for using Menicon Focus (sales company: Menicon Co., Ltd., frequent exchange soft contact lens) as a contact lens, using 2 mL of 1 mg / mL lysozyme saline solution for fixing lysozyme, and using New Complete as a multi-purpose solution. In the same manner as in Test Example 2, a test for removing the fixed protein of the liquid enzyme agent of the present invention was conducted. The results are shown in Table 4.
[0044]
[Table 4]
Figure 0004072043
[0045]
As apparent from Tables 3 and 4, it was confirmed that the washing effect was not lowered by the dye used (sulfobromophthalein sodium).
[0046]
Test example 4
Proteolytic enzyme residual activity measurement test In order to measure the enzyme stability of the liquid enzyme agent of the present invention, the storage temperature after preparation of the liquid enzyme agent is 40 ° C., and the residual after 1 week, 1 month and 2 months The activity was measured by the following method.
[0047]
To 4 mL of 2.0% casein solution (pH 7, 0.05 M Tris-hydrochloric acid aqueous solution) heated to 37 ° C., 3.6 mL of a diluent (pH 7, 10 mM Tris-hydrochloric acid aqueous solution) and Example 1 or Comparative Example 3 Each of 0.4 mL of the liquid enzyme agent was mixed. Immediately after mixing, 1 mL of the mixture was subjected to a precipitation method (precipitation of undegraded casein with a 0.4 mol trichloroacetic acid aqueous solution) to determine an initial absorbance A 0 at 280 nm in the supernatant. The remaining mixed solution was kept at 37 ° C. for 10 minutes, and the post-treatment absorbance A at 280 nm in the supernatant was determined again by precipitation. By subtracting the initial absorbance A 0 from the absorbance A after the treatment, the activity value of the proteolytic enzyme was quantified.
[0048]
The residual activity (%) was calculated by the following formula.
Enzyme activity [potency] = A-A 0
Residual activity value (%) = [A−A 0 ] DayX / [A−A 0 ] Day 0 × 100
[A-A 0] Day0: enzyme activity of the liquid enzyme preparation date of preparation [A-A 0] DayX: Liquid enzyme preparations prepared date X days after enzyme activity (after any period of time) Table 5 shows the results.
[0049]
[Table 5]
Figure 0004072043
[0050]
As apparent from Table 5, it was confirmed that the enzyme stability was not lowered by the dye used (sulfobromophthalein sodium).
[0051]
In addition, from the results of Test Examples 2 to 4, it was confirmed that the liquid enzyme agent of the present invention can sufficiently remove the dirt adhered to the contact lens without being affected by containing a pigment.
[0052]
【The invention's effect】
When the liquid enzyme agent for contact lenses of the present invention is dropped into a diluent such as a multi-purpose solution, the treatment liquid is colored for the first time, so that the enzyme treatment can be visually recognized. It is possible to prevent misuse of alerting the user and using the contact lens that has been subjected to the enzyme treatment as it is.
[0053]
Therefore, the enzyme solution of the present invention has very excellent characteristics in safety and operability, and thereby greatly contributes to the safety of the eyes of the user.

Claims (1)

色素としてスルホブロモフタレインナトリウムを含有する液体酵素剤であって、該液体酵素剤自身は着色しておらず、希釈液で希釈することにより発色するコンタクトレンズ用液体酵素剤。A liquid enzyme agent for contact lenses, which is a liquid enzyme agent containing sodium sulfobromophthalein as a coloring matter, and the liquid enzyme agent itself is not colored but develops color when diluted with a diluent.
JP2002341912A 2002-11-26 2002-11-26 Liquid enzyme for contact lenses Expired - Fee Related JP4072043B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002341912A JP4072043B2 (en) 2002-11-26 2002-11-26 Liquid enzyme for contact lenses

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002341912A JP4072043B2 (en) 2002-11-26 2002-11-26 Liquid enzyme for contact lenses

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004177548A JP2004177548A (en) 2004-06-24
JP4072043B2 true JP4072043B2 (en) 2008-04-02

Family

ID=32704114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002341912A Expired - Fee Related JP4072043B2 (en) 2002-11-26 2002-11-26 Liquid enzyme for contact lenses

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4072043B2 (en)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004177548A (en) 2004-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0508381B1 (en) Liquid composition for contact lenses and method for cleaning a contact lens
EP0586741B1 (en) Method for cleaning a contact lens
JP5938616B2 (en) Contact lens solution
JPS6363885B2 (en)
EP1473584A1 (en) Contact lens solution
JP3697294B2 (en) Cleaning and disinfecting contact lenses
PL172353B1 (en) Ophtalmically safe metod of identifying a contact lens care solution
JP2003160482A (en) Ophthalmic solution and contact lens solution
EP0909808B1 (en) Process for cleaning and disinfecting contact lenses
JP4781398B2 (en) Contact lens solution
EP1026539A1 (en) Compositions for contact lenses
JP2005513546A (en) Composition for treating contact lenses
JP4072043B2 (en) Liquid enzyme for contact lenses
JP2006191863A (en) Stabilized enzyme composition
JPH0146048B2 (en)
JPH08224288A (en) Washing and disinfecting agent for contact lens and method for washing and disinfecting contact lens
JP2007140219A (en) Agent for contact lens
JP2000347142A (en) Cleaning and preserving liquid agent for contact lens
JP2002244089A (en) Liquid agent for contact lens and treating solution using the same
JP4174578B2 (en) Contact lens solution
JP2003277205A (en) Composition for disinfecting contact lens and method for disinfecting contact lens therewith
KR0154371B1 (en) Contact lens cleaning composition
JP2005165044A (en) Liquid enzyme agent for contact lens
JP3175803B2 (en) Contact lens treatment method
JP4431752B2 (en) Liquid for contact lens and method for preventing contamination of contact lens using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4072043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees