JP4071381B2 - Honeycomb filter and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディーゼルエンジン等の内燃機関における排気ガスを浄化処理するために使用されるハニカムフィルタに係り、詳しくはその強度向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばディーゼルエンジンの排気ガスを浄化するために、耐熱性及び熱伝導性に優れた多孔質炭化珪素焼結体をハニカム状に形成したハニカムフィルタが用いられている。このハニカムフィルタをディーゼルエンジンの排気側に接続し、このフィルタによって排気ガス中のスス(カーボン),NOx及びHC等を酸化分解するようになっている。
【0003】
このようなハニカムフィルタの破壊強度を向上するためには、炭化珪素の焼成温度及び焼成時間を最適化することにより炭化珪素粒子同士のネック(結合部分)を成長させたり、炭化珪素粒子の粒度分布を最適化することによりネックの数を増加させたりする方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれの方法を用いて多孔質炭化珪素焼結体を製造しても、多孔質炭化珪素焼結体の強度の上限があり、さらなる強度の向上を望むことはできない。また、多孔質炭化珪素焼結体よりなるハニカムフィルタには、排気ガス中のパティキュレートの濾過に適した気孔径及び気孔率が存在する。このような気孔径、気孔率を備えた多孔質炭化珪素焼結体を得るためには、炭化珪素粒子の粒度分布や炭化珪素の焼成温度及び焼成時間にも制限が加えられる。
【0005】
従って、このように製造されたハニカムフィルタの中には十分な強度がないため、捕集されたパティキュレート中のススの燃焼再生時に発生する熱応力に耐え切れず、破壊してしまうものがある。
【0006】
本発明は上記の事情を考慮してなされたものであって、その目的は多孔質炭化珪素焼結体よりなるハニカムフィルタの強度を向上することができ、極めて簡単な方法によって多孔質炭化珪素焼結体の孔部内面に所望の厚さのシリカ膜を確実に形成することが可能なハニカムフィルタ及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハニカム状に形成された多孔質炭化珪素焼結体の孔部内面に強度増加用のシリカ膜が形成され、そのシリカ膜を含む多孔質炭化珪素焼結体の酸素濃度は1wt%〜10wt%としたことを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のハニカムフィルタにおいて、前記シリカ膜を含む多孔質炭化珪素焼結体中の酸素は炭化珪素粒子の表層部に存在することを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、予めハニカム状に形成した多孔質炭化珪素焼結体を酸化雰囲気にて800℃〜1600℃で5〜100時間加熱することにより、この焼結体の孔部内面において前記焼結体の炭化珪素の一部を酸化して強度増加用のシリカ膜を形成するようにしたハニカムフィルタの製造方法を要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の製造方法によってハニカムフィルタを製造すると、多孔質炭化珪素焼結体の孔部内面において、炭化珪素の一部が酸化されて、炭化珪素粒子の表層部にシリカ膜が形成される。シリカ膜を含む多孔質炭化珪素焼結体の酸素濃度は1wt%〜10wt%の範囲であることが必要である。このシリカ膜によって炭化珪素粒子間のネックが成長するとともに、ネックの結合角度が大きくなってネックの結合端部が滑らかになり、結合強度が向上するとともに、応力集中が緩和され、ハニカムフィルタの破壊強度が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、ハニカムフィルタ1の基材2は高い融点(〜3000℃)を有する多孔質炭化珪素焼結体によってハニカム状に形成されると共に、全体として四角柱状をなしている。なお、基材2は2000〜2100℃の温度で焼結されている。そして、この基材2には軸線方向に平行に延びる多数のガス通過孔3が形成され、各ガス通過孔3の供給側及び排出側のいずれか一端が炭化珪素質の小片4によって交互に封止されている。この基材2において、各ガス通過孔3の内壁面には所定の酸素濃度(1〜10wt%)を有するシリカ膜が形成されている。
【0012】
そこで、基材2の製造方法について説明すると、先ず、炭化珪素粉末を主成分とする原料により、公知の方法に従ってハニカム状基材2を焼成する。このとき、図3,4に示すように、基材2における炭化珪素粒子6同士は互いにネック7にて結合しており、炭化珪素粒子6間のネック7の結合角度は小さくネック7の結合端部は先鋭状になっている。従って、この状態で基材2に曲げ荷重が作用すると、ネック7の結合端部に応力が集中する。
【0013】
そして、この基材2を炭化珪素製の炉に入れ、炉内を空気雰囲気、すなわち酸化雰囲気とするとともに、炉内の温度を5〜100時間にわたって800〜1600℃の範囲の温度に保持する。
【0014】
この加熱温度が800℃未満であると、酸化反応が起こり難く、1600℃を越えると、酸化反応が進みすぎて、シリカ膜が焼結体内部まで形成されて、強度低下を招く。
【0015】
上記の加熱処理により、図5,6に示すように、各ガス通過孔3の内壁面及び基材2の表面において、炭化珪素粒子6の表層部が酸化され、所定の酸素濃度(1〜10wt%)のシリカ膜8が形成される。このシリカ膜8によって炭化珪素粒子6間のネック7が成長するとともに、ネック7の結合角度が大きくなってネック7の結合端部が滑らかになる。従って、ネック7の結合強度が向上するとともに、ネック7の結合端部での応力集中が緩和され、基材2の破壊強度が向上する。このシリカ膜の生成量は前記空気量,加熱時間,加熱温度等に依存して変化するため、これらを制御することにより、所望の酸素濃度の均一なシリカ膜8を形成できる。
【0016】
その後、前記シリカ膜8に、白金に代表される白金族元素やその他の金属元素及びその酸化物等からなる酸化触媒を担持させ、ガス通過孔3の供給側及び排出側のいずれか一端を炭化珪素質の小片4によって交互に封止すれば、内燃機関等の排気ガスを浄化するためのハニカムフィルタ1が形成される。
【0017】
そして、排気ガスが排気通路5内において、図1に矢印Aで示すように、その供給側からハニカムフィルタ1内に導入されると、ガス通過孔3間の壁部により、排気ガス中のススやHC等が濾過されると共に、シリカ膜8上の触媒により、燃焼再生される。そして、浄化された排気ガスが矢印Bで示すように、ハニカムフィルタ1から排出される。
【0018】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
炭化珪素粉末を主成分とする原料の押出成形加工により、図2において辺L1,L2がそれぞれ33mmの正方形状をなし、図1において長さL3が150mmの四角柱状をなすハニカム状基材2を形成した。このハニカム基材2において、辺L1,L2に沿って正方形状の開口部を有する18個のガス通過孔3を形成し、ガス通過孔3の開口部の一辺Wを1.8mm、壁厚Dを0.36mmに設定した。この基材2を炭化珪素製の炉内に入れ、炉内を空気雰囲気とするとともに、1400℃で30時間にわたって加熱した。
【0019】
その結果、表1に示すように、基材2の重量は126.135gから5.331g増加して131.466gとなり、ガス通過孔3の内面全体に、酸素濃度として4.23wt%のシリカ膜8が形成された。
【0020】
次に、上記のようにして得られた基材2の破壊荷重をオートグラフを用いて3点曲げ法で測定した。なお、下部スパンは135mmとし、ヘッドスピードは0.5mm/分に設定した。シリカ膜8を含む基材2の破壊強度は、図7に示すように約550kg/cm2 であった。ちなみに、前記基材2と同様の形状寸法及びほぼ重量を備えシリカ膜を形成していない基材の破壊強度は、図7に示すように350kg/cm2 であった。
【0021】
上記の基材2の圧力損失は、図8に示すように10.5KPaであった。図9に示すように、このときの気孔径は約8.5μmであり、気孔率は約44.5%であった。ちなみに、シリカ膜を形成していない基材の圧力損失は9.8KPaであり、このときの気孔径は約9μm、気孔率は約46%であった。
【0022】
(実施例2)
実施例1の基材2と同様の形状寸法を備えた多孔質炭化珪素焼結体よりなる基材2を、空気雰囲気の炉内で1450℃で90時間にわたって加熱した。
【0023】
その結果、表1に示すように、基材2の重量は125.121gから10.552g増加して135.673gとなり、ガス通過孔3の内面全体に、酸素濃度として8.43wt%のシリカ膜が形成された。
【0024】
次に、上記のようにして得られた基材2の破壊荷重を実施例1と同様にして測定した。この実施例のシリカ膜8を含む基材2の破壊強度は、図7に示すように約450kg/cm2 であった。
【0025】
上記の基材2の圧力損失は、図8に示すように12.6KPaであった。図9に示すように、このときの気孔径は約8.1μmであり、気孔率は約44%であった。
【0026】
(比較例1)
実施例1の基材2と同様の形状寸法を備えた多孔質炭化珪素焼結体よりなる基材2を、空気雰囲気の炉内で1300℃で300時間にわたって加熱した。
【0027】
その結果、表1に示すように、基材2の重量は125.562gから16.257g増加して141.819gとなり、ガス通過孔3の内面全体に、酸素濃度として12.94wt%のシリカ膜が形成された。
【0028】
次に、上記のようにして得られた基材2の破壊荷重を実施例1と同様にして測定した。この実施例のシリカ膜8を含む基材2の破壊強度は、図7に示すように約460kg/cm2 であった。
【0029】
上記の基材2の圧力損失は、図8に示すように9.9KPaであった。図9に示すように、このときの気孔径は約8.9μmであり、気孔率は約45.5%であった。
【0030】
(比較例2)
実施例1の基材2と同様の形状寸法を備えた多孔質炭化珪素焼結体よりなる基材2を、空気雰囲気の炉内で1300℃で4時間にわたって加熱した。
【0031】
その結果、表1に示すように、基材2の重量は125.479gから1.002g増加して126.481gとなり、ガス通過孔3の内面全体に、酸素濃度として0.799wt%のシリカ膜が形成された。
【0032】
次に、上記のようにして得られた基材2の破壊荷重を実施例1と同様にして測定した。この実施例のシリカ膜8を含む基材2の破壊強度は、シリカ膜を形成していない基材の破壊強度350kg/cm2 以下であった。
【0033】
上記の基材2の圧力損失は、図8に示すように15KPaよりはるかに上回っていた。図9に示すように、このときの気孔径も8μmを下回っており、気孔率は44%を下回っていた。
【0034】
【表1】
上記の実施例1,2及び比較例1,2の破壊強度の測定結果に基づいて、図7に示すように基材2の破壊強度と酸素濃度との関係を得ることができる。基材2の酸素濃度が1〜10wt%の範囲であると、破壊強度は390kg/cm2 〜550kg/cm2 の範囲となり、シリカ膜が形成されていない基材の破壊強度の1.11〜1.57倍の破壊強度を得ることができる。また、基材2の酸素濃度が2〜8wt%の範囲であると、破壊強度は480kg/cm2 〜550kg/cm2 の範囲となり、シリカ膜が形成されていない基材の破壊強度の1.37〜1.57倍の破壊強度を得ることができる。さらに、基材2の酸素濃度が4〜6wt%の範囲であると、破壊強度は540kg/cm2 〜550kg/cm2 の範囲となり、シリカ膜が形成されていない基材の破壊強度の1.54〜1.57倍の破壊強度を得ることができる。
【0035】
また、実施例1,2及び比較例1,2の圧力損失の測定結果に基づいて図8に示すように基材2の圧力損失と酸素濃度との関係を得ることができる。さらに、実施例1,2及び比較例1,2の気孔径及び気孔率の測定結果に基づいて図9に示すように基材2の気孔径及び気孔率と酸素濃度との関係を得ることができる。図8及び図9に基づいて、基材2の気孔径及び気孔率が低下すればするほど、圧力損失が大きくなることが分かる。
【0036】
以上のことから、破壊強度を向上しつつ、圧力損失が15KPa未満の基材2を得るためには、酸素濃度として1〜10wt%のシリカ膜8を基材2の炭化珪素粒子の表層部に形成すればよい。また、1〜10wt%のシリカ膜8は、基材2を酸化雰囲気にて800℃〜1600℃で5〜100時間加熱することにより得ることができる。
【0037】
また、酸素濃度として2〜8wt%のシリカ膜8を形成した基材2は、シリカ膜が形成されていない基材の破壊強度の1.37〜1.57倍の破壊強度を得ることができるとともに、圧力損失を12.5KPa未満とすることができ、良好な特性のハニカムフィルタを得ることができる。
【0038】
さらに、酸素濃度として4〜6wt%のシリカ膜8を形成した基材2は、シリカ膜が形成されていない基材の破壊強度の約1.5倍以上の破壊強度を得ることができるとともに、圧力損失を12.5KPa未満とすることができ、より良好な特性のハニカムフィルタを得ることができる。
【0039】
なお、上記実施形態は次のように変更してもよく、その場合でも同様の作用および効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、基材2は全体として四角柱状に形成したが、円柱状に形成した基材に実施してもよい。
【0040】
・ 上記実施形態では、基材2を空気雰囲気で加熱することにより炭化珪素粒子を酸化させたが、炭化珪素粒子の酸化はこれに限定されるものではない。
次に、上記実施形態から把握できる他の技術的思想を以下に記載する。
【0041】
・ 請求項1及び2のいずれか1項に記載のハニカムフィルタにおいて、
前記シリカ膜を含む多孔質炭化珪素焼結体の酸素濃度は2wt%〜8wt%であるハニカムフィルタ。
【0042】
・ 請求項1及び2のいずれか1項に記載のハニカムフィルタにおいて、
前記シリカ膜を含む多孔質炭化珪素焼結体の酸素濃度は4wt%〜6wt%であるハニカムフィルタ。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1及び2のいずれかに記載の発明は、ハニカムフィルタの破壊強度を向上することができるという優れた効果を発揮する。
【0044】
請求項3に記載の発明は、炭化珪素焼結体の強度低下を招くことなく、極めて簡単な方法によって孔部内面に所望のシリカ膜を確実に形成することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によって製造されるハニカムフィルタの断面図。
【図2】同じくハニカムフィルタの側面図。
【図3】焼成時の多孔質炭化珪素焼結体を示す模式図。
【図4】同じく焼成時の多孔質炭化珪素焼結体を拡大して示す模式図。
【図5】シリカ膜を形成した多孔質炭化珪素焼結体を示す模式図。
【図6】同じくシリカ膜を形成した多孔質炭化珪素焼結体を拡大して示す模式図。
【図7】多孔質炭化珪素焼結体の破壊強度と酸素濃度との関係を示す線図。
【図8】多孔質炭化珪素焼結体の圧力損失と酸素濃度との関係を示す線図。
【図9】多孔質炭化珪素焼結体の気孔径及び気孔率と酸素濃度との関係を示す線図。
【符号の説明】
2…基材、3…ガス通過孔、6…炭化珪素粒子、7…ネック、8…シリカ膜。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a honeycomb filter used for purifying exhaust gas in an internal combustion engine such as a diesel engine, and more particularly to improvement in strength thereof.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to purify, for example, exhaust gas from a diesel engine, a honeycomb filter in which a porous silicon carbide sintered body excellent in heat resistance and thermal conductivity is formed in a honeycomb shape has been used. This honeycomb filter is connected to the exhaust side of a diesel engine, and this filter oxidizes and decomposes soot (carbon), NOx, HC and the like in the exhaust gas.
[0003]
In order to improve the fracture strength of such a honeycomb filter, the necking (bonding portion) between silicon carbide particles is grown by optimizing the firing temperature and firing time of silicon carbide, or the particle size distribution of silicon carbide particles. There is a method of increasing the number of necks by optimizing the above.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, even if a porous silicon carbide sintered body is produced using any method, there is an upper limit of the strength of the porous silicon carbide sintered body, and further improvement of the strength cannot be desired. Further, a honeycomb filter made of a porous silicon carbide sintered body has a pore diameter and a porosity suitable for filtering particulates in exhaust gas. In order to obtain a porous silicon carbide sintered body having such a pore diameter and porosity, restrictions are imposed on the particle size distribution of silicon carbide particles, the firing temperature and firing time of silicon carbide.
[0005]
Therefore, some honeycomb filters manufactured in this way do not have sufficient strength, and thus some of them cannot withstand the thermal stress generated during combustion regeneration of the soot in the collected particulates and break down. .
[0006]
The present invention has been made in consideration of the above circumstances, and the object thereof is to improve the strength of a honeycomb filter made of a porous silicon carbide sintered body. An object of the present invention is to provide a honeycomb filter capable of reliably forming a silica film having a desired thickness on the inner surface of a hole of a bonded body and a method for manufacturing the honeycomb filter.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a silica film for increasing strength is formed on the inner surface of the hole of a porous silicon carbide sintered body formed in a honeycomb shape. The gist is that the oxygen concentration of the porous silicon carbide sintered body to be contained is 1 wt% to 10 wt%.
[0008]
The gist of the invention according to
[0009]
According to a third aspect of the present invention, a porous silicon carbide sintered body formed in a honeycomb shape in advance is heated in an oxidizing atmosphere at 800 ° C. to 1600 ° C. for 5 to 100 hours to thereby obtain a hole inner surface of the sintered body. The main point is a method for manufacturing a honeycomb filter in which a part of silicon carbide in the sintered body is oxidized to form a silica film for increasing strength.
[0010]
When a honeycomb filter is manufactured by the manufacturing method according to
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0012]
Therefore, a method for manufacturing the
[0013]
And this
[0014]
When the heating temperature is less than 800 ° C., the oxidation reaction hardly occurs. When the heating temperature exceeds 1600 ° C., the oxidation reaction proceeds excessively, and the silica film is formed to the inside of the sintered body, resulting in a decrease in strength.
[0015]
5 and 6, the surface layer portion of the
[0016]
Thereafter, an oxidation catalyst composed of platinum group elements represented by platinum, other metal elements and oxides thereof is supported on the
[0017]
When exhaust gas is introduced into the
[0018]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
Example 1
A
[0019]
As a result, as shown in Table 1, the weight of the
[0020]
Next, the breaking load of the
[0021]
The pressure loss of the
[0022]
(Example 2)
The
[0023]
As a result, as shown in Table 1, the weight of the
[0024]
Next, the breaking load of the
[0025]
The pressure loss of the
[0026]
(Comparative Example 1)
The
[0027]
As a result, as shown in Table 1, the weight of the
[0028]
Next, the breaking load of the
[0029]
The pressure loss of the
[0030]
(Comparative Example 2)
The
[0031]
As a result, as shown in Table 1, the weight of the
[0032]
Next, the breaking load of the
[0033]
The pressure loss of the
[0034]
[Table 1]
Based on the measurement results of the breaking strengths of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, the relationship between the breaking strength of the
[0035]
Moreover, based on the measurement result of the pressure loss of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, the relationship between the pressure loss and the oxygen concentration of the
[0036]
From the above, in order to obtain the
[0037]
Moreover, the
[0038]
Furthermore, the
[0039]
In addition, the said embodiment may be changed as follows and the same effect | action and effect can be acquired even in that case.
In the above embodiment, the
[0040]
In the above embodiment, the silicon carbide particles are oxidized by heating the
Next, other technical ideas that can be grasped from the above embodiment will be described below.
[0041]
In the honeycomb filter according to any one of
A honeycomb filter in which the porous silicon carbide sintered body including the silica film has an oxygen concentration of 2 wt% to 8 wt%.
[0042]
In the honeycomb filter according to any one of
A honeycomb filter in which the porous silicon carbide sintered body including the silica film has an oxygen concentration of 4 wt% to 6 wt%.
[0043]
【The invention's effect】
As described above in detail, the invention according to any one of
[0044]
The invention according to claim 3 exhibits an excellent effect that a desired silica film can be reliably formed on the inner surface of the hole by an extremely simple method without causing a decrease in strength of the silicon carbide sintered body. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a honeycomb filter manufactured by the manufacturing method of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the honeycomb filter.
FIG. 3 is a schematic view showing a porous silicon carbide sintered body during firing.
FIG. 4 is an enlarged schematic view of a porous silicon carbide sintered body similarly fired.
FIG. 5 is a schematic view showing a porous silicon carbide sintered body on which a silica film is formed.
FIG. 6 is an enlarged schematic view showing a porous silicon carbide sintered body similarly formed with a silica film.
FIG. 7 is a diagram showing a relationship between fracture strength and oxygen concentration of a porous silicon carbide sintered body.
FIG. 8 is a diagram showing the relationship between pressure loss and oxygen concentration of a porous silicon carbide sintered body.
FIG. 9 is a diagram showing the relationship between the pore diameter and porosity of a porous silicon carbide sintered body and the oxygen concentration.
[Explanation of symbols]
2 ... base material, 3 ... gas passage hole, 6 ... silicon carbide particle, 7 ... neck, 8 ... silica film.
Claims (3)
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