JP4070648B2 - 光起電力素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体接合を用いた光起電力素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、n型単結晶シリコン基板とp型非晶質シリコン膜とのpn接合を有する光起電力素子が開発されている。光起電力素子の光電変換効率の向上のためには、光電変換部で発生した電子・正孔対をいかに有効に取り出すかが重要である。一般に、光起電力素子では、光入射側(n型単結晶シリコン基板の主面側)にn型単結晶シリコン基板とp型非晶質シリコン膜とのpn接合が形成されているため、そのpn接合に起因する強い内部電界のために電子・正孔対が有効に取り出されやすくなっている。
【0003】
一方、光透過側(n型単結晶シリコン基板の裏面側)では、pn接合が形成されていないために、内部電界がないかあっても微弱である。そこで、例えばBSF(Back Surface Field)構造が提案されている。このBSF構造では、n型単結晶シリコン基板の裏面に相対的にドープ量の多いn型非晶質シリコン膜を設けることによりバンド障壁を形成し、裏面電極側への少数キャリアの流入を阻止している。
【0004】
また、n型単結晶シリコン基板上にp型非晶質シリコン膜をCVD(化学蒸着)法により形成する場合、n型単結晶シリコン基板とp型非晶質シリコン膜との接合部に界面準位が多数形成される。その界面準位により、電子・正孔対の有効な取り出しが阻害される。
【0005】
そこで、n型単結晶シリコン基板とp型またはn型非晶質シリコン膜との接合部における界面準位を低減するために、n型単結晶シリコン基板とp型またはn型非晶質シリコン膜との間に実質的に真性な非晶質シリコン膜(i型非晶質シリコン膜)が挿入されたHIT(真性薄膜を有するヘテロ接合:Heterojunction with Intrinsic Thin-Layer)構造を有する光起電力素子が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特許第2614561号公報
【特許文献2】
特許第2740284号公報
【特許文献3】
特開2002−268199号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のHIT構造を有する光起電力素子では、i型非晶質シリコン膜によりn型単結晶シリコン基板とp型またはn型非晶質シリコン膜との接合部の界面特性が改善される。それにより、出力特性が向上する。
【0008】
しかしながら、HIT構造を有する光起電力素子において、出力特性をさらに向上させるためには、HIT構造部付近で発生する少数キャリアをより多く取り出すことが重要である。そのために、i型非晶質シリコン膜とp型またはn型非晶質シリコン膜との接合部における界面準位を十分に低減することが必要となる。
【0009】
本発明の目的は、出力特性が向上された光起電力素子を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本明細書中における結晶系半導体には単結晶半導体および多結晶半導体が含まれるものとし、非晶質系半導体には非晶質半導体および微結晶半導体が含まれるものとする。
【0011】
また、真性の非晶質系半導体膜とは、不純物が意図的にドープされていない非晶質系半導体膜であり、半導体原料に本来的に含まれる不純物または製造過程において自然に混入する不純物を含む非晶質系半導体膜も含む。
【0020】
本発明に係る光起電力素子は、一導電型の結晶系半導体の一面側に真性の第1の非晶質系半導体膜と一導電型の第2の非晶質系半導体膜とを順に備え、結晶系半導体の他面側に一導電型と逆の他導電型の第3の非晶質系半導体膜を備え、第1の非晶質系半導体膜は、結晶系半導体側から第2の非晶質系半導体膜側へ第1の層、第2の層および第3の層を順に含み、第1の層,第2の層および第3の層は、i型非晶質シリコン膜からなり、第2の層は、第1の層の光学ギャップよりも大きい光学ギャップを有し、第3の層は、第1の層および第2の層における光学ギャップよりも小さい光学ギャップを有すると共に、第1の非晶質系半導体膜全体の厚みの30%以下の厚みを有し、第2の非晶質系半導体膜は、非晶質シリコン膜からなるものである。
【0021】
本発明に係る光起電力素子においては、一導電型の結晶系半導体の一面にBSF構造が形成され、結晶系半導体の他面にpn接合による光電変換部が形成されている。この場合、一導電型の結晶系半導体と一導電型の第2の非晶質系半導体膜との間に真性の第1の非晶質系半導体膜が設けられ、第1の非晶質系半導体膜は、結晶系半導体側から第2の非晶質系半導体膜側へ第1の層、第2の層および第3の層を順に含み、第1の層,第2の層および第3の層は、i型非晶質シリコン膜からなり、第2の層は、第1の層の光学ギャップよりも大きい光学ギャップを有し、第3の層は、第1の層および第2の層における光学ギャップよりも小さい光学ギャップを有すると共に、第1の非晶質系半導体膜全体の厚みの30%以下の厚みを有し、第2の非晶質系半導体膜は、非晶質シリコン膜からなる。
【0022】
それにより、第1の非晶質系半導体膜と第2の非晶質系半導体膜との接合部における光学ギャップの差に起因するバンド勾配が第1の非晶質系半導体膜中の第3の層により緩やかにされる。その結果、第1の非晶質系半導体膜と第2の非晶質系半導体膜との接合部における界面準位が低減され、光起電力素子の出力特性が向上する。
【0023】
結晶系半導体と第3の非晶質系半導体膜との間に真性の第4の非晶質系半導体膜をさらに備えてもよい。この場合、結晶系半導体の他面にpin接合からなるHIT構造が形成される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
図1は本発明の参考形態に係る光起電力素子の構造を示す模式的断面図である。
【0026】
図1に示すように、n型単結晶シリコン基板1の主面(表側の面)上にi型非晶質シリコン膜2(ノンドープ非晶質シリコン膜)およびp型非晶質シリコン膜3が順に形成されている。p型非晶質シリコン膜3上に表面電極4が形成され、表面電極4上にくし形の集電極5が形成されている。
【0027】
n型単結晶シリコン基板1の裏面には、i型非晶質シリコン膜6およびn型非晶質シリコン膜7が順に形成されている。n型非晶質シリコン膜7上に裏面電極8が形成され、裏面電極8上にくし形の集電極9が形成されている。図1の光起電力素子では、n型単結晶シリコン基板1が主たる発電層となる。
【0028】
表面電極4および裏面電極8は、ITO(酸化インジウム錫)、SnO2(酸化錫)、ZnO(酸化亜鉛)等からなる透明電極である。集電極5,9は、Ag(銀)等からなる。なお、くし形の集電極9の代わりに裏面電極8の全面に金属電極を設けてもよい。
【0029】
本参考形態の光起電力素子は、pn接合特性を改善するためにn型単結晶シリコン基板1とp型非晶質シリコン膜3との間にi型非晶質シリコン膜2を設けたHIT構造を有するとともに、裏面でのキャリア再結合を防止するためにn型単結晶シリコン基板1の裏面にi型非晶質シリコン膜6およびn型非晶質シリコン膜7を設けたBSF(Back Surface Field)構造を有する。
【0030】
i型非晶質シリコン膜6は、n型単結晶シリコン基板1側のi層61およびn型非晶質シリコン膜7側のi層62からなる2層構造を有する。i層62はi層61よりも小さな光学ギャップを有する。i層61の光学ギャップは例えば1.61eVであり、i層62の光学ギャップは1.61eV未満であり、例えば1.56eVである。
【0031】
一般に、成膜条件のうち成膜温度(基板温度)、原料ガス(SiH4ガス)の水素希釈量、成膜時の圧力、パワー等を調整することによりi層61,62中の水素含有量および水素結合状態を制御することができる。それにより、i層61,62の光学ギャップを変化させることが可能である。
【0032】
i型非晶質シリコン膜6の膜厚は50〜250Åであることが好ましい。同様に、i型非晶質シリコン膜2の膜厚も50〜250Åであることが好ましい。また、i層62の膜厚は、後述するように、i型非晶質シリコン膜6の膜厚の30%以下であることが好ましい。
【0033】
次に、図1の光起電力素子の製造方法を説明する。まず、洗浄したn型単結晶シリコン基板1を真空チャンバ内で加熱する。それにより、n型単結晶シリコン基板1の表面に付着した水分が除去される。その後、真空チャンバ内にH2(水素)ガスを導入して、プラズマ放電によりn型単結晶シリコン基板1表面のクリーニングを行う。
【0034】
次に、真空チャンバ内にSiH4(シラン)ガスおよびH2ガスを導入し、プラズマCVD(化学蒸着)法によりn型単結晶シリコン基板1の主面上にi型非晶質シリコン膜2を形成する。続いて、真空チャンバ内にSiH4ガス、H2ガスおよびB2H6(ジボラン)ガスを導入して、i型非晶質シリコン膜2上にプラズマCVD法によりp型非晶質シリコン膜3を形成する。
【0035】
次いで、真空チャンバ内にSiH4ガスおよびH2ガスを導入して、プラズマCVD法によりn型単結晶シリコン基板1の裏面にi層61を形成する。さらに、i層61上にプラズマCVD法によりi層62を形成する。この場合、基板温度、SiH4ガスのH2希釈量、圧力およびパワーのいずれかまたはすべてを調整することによりi層62の光学ギャップをi層61の光学ギャップよりも小さくする。
【0036】
続いて、真空チャンバ内にSiH4ガス、H2ガスおよびPH3(ホスフィン)ガスを導入して、i層62上にプラズマCVD法によりn型非晶質シリコン膜7を形成する。
【0037】
次に、スパッタリング法により、p型非晶質シリコン膜3上に表面電極4を形成し、n型非晶質シリコン膜7上に裏面電極8を形成する。さらに、スクリーン印刷法により、表面電極4上に集電極5を形成し、裏面電極8上に集電極9を形成する。
【0038】
図2は図1の光起電力素子におけるn型単結晶シリコン基板1、i型非晶質シリコン膜6およびn型非晶質シリコン膜7のバンドプロファイルを示す図である。
【0039】
なお、バンドプロファイルは、説明を容易にするために、光起電力素子の出力特性等を考慮して概念的に図式化したものである。
【0040】
図2に示すように、本参考形態の光起電力素子においては、i型非晶質シリコン膜6のi層61とn型非晶質シリコン膜7との間にi層61よりも小さな光学ギャップを有するi層62が設けられることにより、i型非晶質シリコン膜6のバルク(i層61)における光学ギャップとn型非晶質シリコン膜7の光学ギャップとの間の差に起因するバンド勾配が緩やかになる。
【0041】
それにより、i型非晶質シリコン膜6とn型非晶質シリコン膜7との接合部における界面準位が低減される。その結果、開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが向上し、光電変換効率が向上する。
【0043】
また、n型単結晶シリコン基板1の代わりにp型単結晶シリコン基板を用い、p型単結晶シリコン基板の主面にi型非晶質シリコン膜およびn型非晶質シリコン膜を形成し、裏面にi型非晶質シリコン膜およびp型非晶質シリコン膜を形成してもよい。
【0044】
その場合、p型単結晶シリコン基板の裏面側のi型非晶質シリコン膜が2つのi層からなる2層構造を有してもよく、またはp型単結晶シリコン基板の主面側のi型非晶質シリコン膜が2つのi層からなる2層構造を有してもよい。この場合には、p型またはn型非晶質シリコン膜側のi層がp型単結晶シリコン基板側のi層よりも小さな光学ギャップを有する。
【0045】
図3は本発明の実施形態に係る光起電力素子の構造を示す模式的断面図である。
【0046】
図3の光起電力素子が図1の光起電力素子と異なるのは、i型非晶質シリコン膜6のi層61がさらにi層6aとi層6bとに分離されている点である。すなわち、i型非晶質シリコン膜6は、i層6a、i層6bおよびi層62からなる3層構造を有する。i層6bは、i層6aよりも大きな光学ギャップを有する。また、i層62は、i層6bよりも小さな光学ギャップを有する。
【0047】
i層6aの光学ギャップは例えば1.61eVである。この場合、i層6bの光学ギャップは、1.61eVよりも大きく、例えば1.67eVである。また、i層62の光学ギャップは1.67eVよりも小さく、例えば1.56eVである。
【0048】
図3の光起電力素子においても、i型非晶質シリコン膜6の膜厚は50〜250Åであることが好ましい。同様にi型非晶質シリコン膜2の膜厚も50〜250Åであることが好ましい。i層62の膜厚は、後述するように、i型非晶質シリコン膜6の膜厚の30%以下であることが好ましい。
【0049】
図4は図3の光起電力素子におけるn型単結晶シリコン基板1、i型非晶質シリコン膜6およびn型非晶質シリコン膜7のバンドプロファイルを示す図である。
【0050】
なお、バンドプロファイルは、説明を容易にするために、光起電力素子の出力特性等を考慮して概念的に図式化したものである。
【0051】
図4に示すように、本実施の形態の光起電力素子においては、i層6aとi層62との間にi層6bが設けられることにより、BSFの効果が強調される。それにより、開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが向上する。その結果、光電変換効率が向上する。
【0052】
なお、本実施の形態では、n型単結晶シリコン基板1の裏面側のi型非晶質シリコン膜6がi層6a、i層6bおよびi層62からなる3層構造を有するが、n型単結晶シリコン基板1の主面側のi型非晶質シリコン膜2が3つのi層からなる3層構造を有してもよい。その場合には、中央部のi層がn型単結晶シリコン基板1側のi層よりも大きな光学ギャップを有し、p型非晶質シリコン膜3側のi層が中央部のi層よりも小さな光学ギャップを有する。
【0053】
また、n型単結晶シリコン基板1の代わりにp型単結晶シリコン基板を用い、p型単結晶シリコン基板の主面にi型非晶質シリコン膜およびn型非晶質シリコン膜を形成し、裏面にi型非晶質シリコン膜およびp型非晶質シリコン膜を形成してもよい。
【0054】
その場合、p型単結晶シリコン基板の裏面側のi型非晶質シリコン膜が3つのi層からなる3層構造を有してもよく、またはp型単結晶シリコン基板の主面側のi型非晶質シリコン膜が3つのi層からなる3層構造を有してもよい。この場合には、中央部のi層がp型単結晶シリコン基板側のi層よりも大きな光学ギャップを有し、n型またはp型非晶質シリコン膜側のi層が中央部のi層よりも小さな光学ギャップを有する。
【0055】
上記実施形態では、n型単結晶シリコン基板1が一導電型の結晶系半導体に相当し、i型非晶質シリコン膜6が真性の第1の非晶質系半導体膜に相当し、n型非晶質シリコン膜7が第2の非晶質系半導体膜に相当する。また、p型非晶質シリコン膜3が第3の非晶質系半導体膜に相当する。また、i層6aが第1の層に相当し、i層6bが第2の層に相当し、i層62が第3の層に相当する。
【0056】
上記実施形態では、結晶系半導体としてn型単結晶シリコン基板1が用いられているが、これに限定されず、n型単結晶シリコン基板の代わりにn型多結晶シリコン基板を用いても良い。i型非晶質シリコン膜2、p型非晶質シリコン膜3、i型非晶質シリコン膜6およびn型非晶質シリコン膜7が微結晶シリコンを含んでもよい。
【0057】
また、上記実施形態では、結晶系半導体および非晶質系半導体膜の材料としてシリコンを用いているが、これに限定されず、例えば、SiC(炭化シリコン)、SiGe(シリコンゲルマニウム)、Ge(ゲルマニウム)等のような他のIV族元素を用いてもよい。
【0058】
さらに、実施形態では、水素の含有量を制御することによりi型非晶質シリコン膜6の光学ギャップを調整しているが、i型非晶質シリコン膜6を形成する際の原料ガスとしてC、N、O等を含むガスを用いることにより光学ギャップを調整してもよい。
【0059】
ただし、このような不純物を含むi型非晶質シリコン膜では広い光学ギャプが得られるが、再結合中心等が発生しやすいため、水素の含有量を制御することによりi型非晶質シリコン膜6の光学ギャップを調整することが好ましい。その場合、水素の含有量を制御することにより広い光学ギャップが得られるとともに、水素によるダングリングボンドの終端に起因する再結合中心の抑制を行うことができる。
【0060】
【実施例】
以下の実施例1〜5では、上記参考形態または実施形態の方法で図1および図3の構造を有する光起電力素子を作製し、出力特性を測定した。同様に、比較例1〜4の光起電力素子を作製し、出力特性を測定した。実施例1〜5および比較例1〜4の光起電力素子の作製条件を表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
実施例1〜5および比較例1〜4の光起電力素子におけるi型非晶質シリコン膜6の形成条件を表2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】
なお、実施例1〜5および比較例1〜4の光起電力素子において、3乗根プロットにより求められたi型非晶質シリコン膜6の光学ギャップは1.56〜1.67eVとなった。
【0065】
実施例1〜5および比較例1〜4の光起電力素子のi型非晶質シリコン膜6における上記の光学ギャップに対する膜中水素量は3.0×1021〜2.5×1022atoms/cm3である。また、実施例1〜5および比較例1〜4の光起電力素子のn型非晶質シリコン膜7の光学ギャップは1.51〜1.55eVである。
【0066】
(比較例1)
比較例1では、単層構造のi型非晶質シリコン膜6を有する光起電力素子を作製した。i型非晶質シリコン膜6の光学ギャップは、1.61eVであり、膜厚は100Åである。参考のために、図8に比較例1の光起電力素子におけるバンドプロファイルを示す。なお、バンドプロファイルは、説明を容易にするために、光起電力素子の出力特性等を考慮して概念的に図式化したものである。
【0067】
(実施例1および比較例2,3)
実施例1および比較例2,3では、図5に示すように、i層62の光学ギャップを1.56eVから1.67eVまで変えて図1の2層構造のi層61,62を有する光起電力素子を作製し、出力特性を測定した。
【0068】
実施例1の光起電力素子では、i層62の光学ギャップは1.56eVであり、比較例1の光起電力素子では、i層62の光学ギャップは1.64eVであり、比較例2の光起電力素子では、i層62の光学ギャップは1.67eVである。i型非晶質シリコン膜6の全体の膜厚は100Åであり、i層62の膜厚は10Åである。
【0069】
このように、i型非晶質シリコン膜6のバルク部分(i層61)の光学ギャップをほぼ一定としてn型非晶質シリコン膜7との界面での接合のみを制御することを試みた。
【0070】
(評価1)
表3に実施例1および比較例1,2の光起電力素子の出力特性の測定結果を示す。表3においては、実施例1および比較例1,2の光起電力素子における開放電圧Voc、短絡電流Isc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxの測定結果を比較例1の光起電力素子における測定結果を1.000として規格化し、規格化した開放電圧Voc、短絡電流Isc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxを示している。
【0071】
【表3】
【0072】
表3に示すように、実施例1の光起電力素子では、比較例1の光起電力素子に比較して、短絡電流Iscを維持しつつ開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが向上した。
【0073】
比較例2の光起電力素子では、比較例1の光起電力素子に比較して、開放電圧Voc、短絡電流Iscおよび曲線因子F.F.にほとんど変化は見られなかったが、最大出力Pmaxがやや低下した。
【0074】
比較例3の光起電力素子では、比較例1の光起電力素子に比較して、短絡電流Iscは変化していないが、開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが低下した。
【0075】
実施例1のように、n型非晶質シリコン膜7に隣接するi層62の光学ギャップを狭くすることにより、開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが向上することがわかる。
【0076】
これは、i型非晶質シリコン膜6のi層61とn型非晶質シリコン膜7との間に狭い光学ギャップを有するi層62を設けることによりi型非晶質シリコン膜6のバルク(i層61)とn型非晶質シリコン膜7との光学ギャップの差に起因する接合部でのバンド勾配が緩やかになり、界面準位が低減されたためであると考えられる。
【0077】
逆に、比較例2,3のように、n型非晶質シリコン膜7に接するi層62の光学ギャップを広くした場合、開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが低減することがわかる。
【0078】
これは、i型非晶質シリコン膜6のi層61とn型非晶質シリコン膜7との間に広い光学ギャップを有するi層62を設けることによりi型非晶質シリコン膜6のバルクとn型非晶質シリコン膜7との光学ギャップの差が大きくなり、界面準位が増加したためであると考えられる。
【0079】
(実施例1〜3)
実施例1〜3では、図6に示すように、i層6bの光学ギャップを1.56eVから1.67eVまで変えて図3の3層構造のi層6a,6b,62を有する光起電力素子を作製し、出力特性を測定した。
【0080】
ここで、i層62の光学ギャップは1.56eVで一定とした。したがって、i層6bの光学ギャップが1.56eVの場合には、実施例1の光起電力素子と実質的に同様になる。
【0081】
実施例2の光起電力素子では、i層6bの光学ギャップは1.64eVであり、実施例3の光起電力素子では、i層6bの光学ギャップは1.67eVである。i型非晶質シリコン膜6の全体の膜厚は100Åであり、i層6bの膜厚は45Åであり、i層62の膜厚は10Åである。
【0082】
(評価2)
表4に実施例1〜3の光起電力素子の出力特性の測定結果を示す。表4においては、実施例1〜3の光起電力素子における開放電圧Voc、短絡電流Isc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxの測定結果を実施例1の光起電力素子における測定結果を1.000として規格化し、規格化した開放電圧Voc、短絡電流Isc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxを示している。参考として、i型非晶質シリコン膜6が光学ギャップ1.61eVの単層構造の場合(比較例1)に対する最大出力Pmaxの向上率も表4に示す。
【0083】
【表4】
【0084】
表4に示すように、実施例2の光起電力素子では、実施例1の光起電力素子に比較して、短絡電流Iscを維持しつつ開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが向上した。
【0085】
実施例3の光起電力素子では、実施例1の光起電力素子に比較して、短絡電流Iscを維持しつつ開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxがさらに向上した。
【0086】
実施例2,3のように、i型非晶質シリコン膜6のi層6a,62間に光学ギャップが広いi層6bを有する光起電力素子では、特に開放電圧Vocが大幅に向上し、i型非晶質シリコン膜6が単層構造の場合に比べて2%近く向上していることがわかる。
【0087】
これは、図4に示したように、3層構造のi型非晶質シリコン膜6では、バンドプロファイル内に単層構造のi型非晶質シリコン膜6に比べて大きなバンド障壁が生じるために、BSF効果が強調されたためであると考えられる。
【0088】
(実施例3〜5および比較例4)
実施例3〜5および比較例4では、図7に示すように、i層62の光学ギャップを1.56eVから1.67eVまで変えて図3の3層構造のi型非晶質シリコン膜6を有する光起電力素子を作製し、出力特性を測定した。
【0089】
実施例3の光起電力素子では、上記のように、i層62の光学ギャップは1.56eVであり、実施例4の光起電力素子では、i層62の光学ギャップは1.61eVであり、実施例5の光起電力素子では、i層62の光学ギャップは1.64eVである。比較例4の光起電力素子では、i層62の光学ギャップは1.67eVである。i型非晶質シリコン膜6の全体の膜厚は100Åであり、i層6bの膜厚は45Åである、i層62の膜厚は10Åである。
【0090】
ここで、i層6bの光学ギャップは1.67eVで一定とした。したがって、比較例4の光起電力素子は、比較例3の光起電力素子と類似に、2層構造のi型非晶質シリコン膜6a,6bを有する。この構造は、特開平6−291342号に開示されている。
【0091】
参考のために、図9に比較例4の光起電力素子におけるバンドプロファイルを示す。なお、バンドプロファイルは、説明を容易にするために、光起電力素子の出力特性等を考慮して概念的に図式化したものである。
【0092】
(評価3)
表5に実施例3〜5および比較例4の光起電力素子の出力特性の測定結果を示す。表5においては、実施例3〜5および比較例4の光起電力素子における開放電圧Voc、短絡電流Isc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxの測定結果を実施例3の光起電力素子における測定結果を1.000として規格化し、規格化した開放電圧Voc、短絡電流Isc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxを示している。参考として、i型非晶質シリコン膜6が光学ギャップ1.61eVの単層構造の場合(比較例1)に対する最大出力Pmaxの向上率も表5に示す。
【0093】
【表5】
【0094】
表5に示すように、実施例3〜5の光起電力素子のいずれにおいても、i型非晶質シリコン膜6が単層構造の場合(比較例1)に比べて最大出力Pmaxが1〜2%近く向上していることがわかる。
【0095】
また、実施例3〜5の光起電力素子では、比較例4の光起電力素子に比較して、短絡電流Iscを維持しつつ開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが向上した。
【0096】
特に、実施例3,4の光起電力素子では、比較例4の光起電力素子に比較して、開放電圧Voc、曲線因子F.F.および最大出力Pmaxが著しく向上した。
【0097】
比較例4のように、i型非晶質シリコン膜6のi層6aとn型非晶質シリコン膜7との間に広い光学ギャップのi層6b,62を設けた光起電力素子では、単層構造のi型非晶質シリコン膜6を有する光起電力素子に比べて、最大出力Pmaxが向上するが、実施例3〜5のように、i型非晶質シリコン膜6のi層6bとn型非晶質シリコン膜7との間に狭い光学ギャップを有するi層62をさらに設けた光起電力素子では、単層構造のi型非晶質シリコン膜6を有する光起電力素子に比較して最大出力Pmaxが2%以上向上し、比較例4の光起電力素子に比較しても最大出力Pmaxが1%以上向上することがわかる。
【0098】
次に、実施例3の光起電力素子におけるn型非晶質シリコン膜7との界面側のi層62の厚膜化について検討を行った。ここでは、i型非晶質シリコン膜6の全体の膜厚に対するi層62の膜厚の割合を変えて実施例3の構造を有する光起電力素子を作製し、最大出力Pmaxを測定した。i型非晶質シリコン膜6のi層6aとi層6bとの膜厚比は1:1とした。
【0099】
図10はi型非晶質シリコン膜6の全体の膜厚に対するi層62の膜厚の割合と最大出力Pmaxとの関係の測定結果を示す図である。
【0100】
図10の横軸はi型非晶質シリコン膜6の全体の膜厚に対するi層62の膜厚の割合を示し、縦軸はi層62の膜厚が異なる実施例3の光起電力素子の最大出力Pmaxの測定結果を比較例4の光起電力素子における測定結果を1として規格化し、規格化した最大出力Pmaxの値を示している。
【0101】
図10に示すように、実施例3の光起電力素子では、i型非晶質シリコン膜6の全体の膜厚に対するi層62の膜厚が30%以下の場合に、比較例4の光起電力素子に比較して最大出力Pmaxが向上していることがわかる。
【0102】
狭い光学ギャップを有するi層62は十分な界面制御を行うためにある程度の膜厚を有することが望ましいが、開放電圧Vocの向上に大きく寄与するi型非晶質シリコン膜6のバルク(i層61)の特性を損なわないようにi層62の膜厚の上限が定まると考えられる。すなわち、i型非晶質シリコン膜6の全体の膜厚に対するi層62の膜厚の割合が30%以下の場合に、i型非晶質シリコン膜6のi層61により開放電圧Vocが向上されるとともに、i層62により界面準位が低減される。
【0103】
なお、i型非晶質シリコン膜6が3層構造を有する実施例3〜5の光起電力素子では、水素含有量の調整により光学ギャップを制御する以外にも、C、N、O等の不純物を添加することによりi層6bの光学ギャップを広くした場合にも、膜質が若干劣るため効果は小さいが、水素含有量の調整により光学ギャップを制御した場合と同様の効果が得られることもわかった。
【0104】
また、上記実施例では、光学ギャップと成膜条件との相関が比較的わかりやすい構造を用いたが、異なる組成を有する非晶質系半導体膜を積層する以外にも、ある非晶質系半導体膜を形成した後に広い光学ギャップを形成するための不純物を注入するなど、後処理で光学ギャップの制御を行った場合でも、同様の効果が得られることも確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考形態に係る光起電力素子の構造を示す模式的断面図である。
【図2】 図1の光起電力素子におけるn型単結晶シリコン基板、i型非晶質シリコン膜およびn型非晶質シリコン膜のバンドプロファイルを示す図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る光起電力素子の構造を示す模式的断面図である。
【図4】 図3の非起電力素子におけるn型単結晶シリコン基板、i型非晶質シリコン膜およびn型非晶質シリコン膜のバンドプロファイルを示す図である。
【図5】 実施例1および比較例2,3におけるi層の光学ギャップを示す図である。
【図6】 実施例1〜3におけるi層の光学ギャップを示す図である。
【図7】 実施例3〜5および比較例4におけるi層の光学ギャップを示す図である。
【図8】 比較例1の光起電力素子におけるバンドプロファイルを示す図である。
【図9】 比較例4の光起電力素子におけるバンドプロファイルを示す図である。
【図10】 i型非晶質シリコン膜の全体の膜厚に対するn型非晶質シリコン膜側の狭い光学ギャップを有するi層の膜厚の割合と最大出力との関係の測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1 n型単結晶シリコン基板
2,6 i型非晶質シリコン膜
3 p型非晶質シリコン膜
5,9 集電極
7 n型非晶質シリコン膜
8 裏面電極
61,62,6a,6b i層
Claims (2)
- 一導電型の結晶系半導体の一面側に真性の第1の非晶質系半導体膜と前記一導電型の第2の非晶質系半導体膜とを順に備え、
前記結晶系半導体の他面側に前記一導電型と逆の他導電型の第3の非晶質系半導体膜を備え、
前記第1の非晶質系半導体膜は、前記結晶系半導体側から前記第2の非晶質系半導体膜側へ第1の層、第2の層および第3の層を順に含み、
前記第1の層,第2の層および第3の層は、i型非晶質シリコン膜からなり、
前記第2の層は、前記第1の層の光学ギャップよりも大きい光学ギャップを有し、
前記第3の層は、前記第1の層および第2の層における光学ギャップよりも小さい光学ギャップを有すると共に、第1の非晶質系半導体膜全体の厚みの30%以下の厚みを有し、
前記第2の非晶質系半導体膜は、非晶質シリコン膜からなることを特徴とする光起電力素子。 - 前記結晶系半導体と前記第3の非晶質系半導体膜との間に真性の第4の非晶質系半導体膜をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の光起電力素子。
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