JP4069962B2 - 超吸収性材料を含んでなる清掃器具と共に使用する洗剤組成物及びこれら両方を含むキット - Google Patents
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Description
本出願は硬い表面から汚れを落とすために有用な超吸収性材料を含む清掃器具と共に使用するための洗剤組成物に関する。より詳細に述べるならば、本出願は好適には複数の清掃表面を有するように構成された、取り外し可能の吸収性清掃パッドを有している清掃器具に関する。
発明の背景
文献にはセラミックタイルの床、堅木の床、カウンター表面等の硬い表面を清掃できる生成物が多数記載されている。床の清掃に関しては、ハンドルと、液体清掃組成物を吸収する若干の手段を有している器具が多数記載されている。このような器具には、綿のひも、セルロース及び/又は合成ストリップス、スポンジ等を有するモップ等、再利用可能のものがある。これらのモップは硬表面から多くの汚れをうまく除去するが、埃、汚れ及びその他の残留物で部材が飽和するのを避けるために、使用中に1回以上のすすぎ工程を必要とする不便さがあるのが普通である。そのため、これらのモップはすすぎ工程(1回以上)を行うための分離容器を使用しなければならないが、これらのすすぎ工程では十分に汚れ残留物を除去できないのが普通である。この結果、その後モップを使うときにかなりの量の汚れが再付着することになる。更に再利用可能のモップは繰り返し使ううちに汚れが増えてきて、悪臭を放つようになる。これはその後の清掃操作に悪影響を与える。
再利用可能モップに関連する欠点の幾つかを軽減するために、使い捨て清掃パッドを備えたモップを作る試みがなされた。例えば1992年3月10日に発行されたリベラ(Rivera)らの米国特許第5,094,559号は、汚染表面から汚れを除去するためのスクラバ層、清掃プロセス後に液体を吸収するブロッタ層、及びスクラバ層とブロッタ層との間に位置する液体不浸透層を有する使い捨て清掃パッドを記載している。そのパッドは更に、スクラバ層と液体不浸透層との間に破裂可能のパケット手段を含む。破裂可能のパケットは、破裂した際、液体が清掃すべき表面に向かうような位置に配置されている。スクラバ層による清掃動作中は、その不浸透性シートは液体が吸収性ブロッタ層に移動するのを防ぐ。清掃動作が完了した後、そのパッドをモップハンドルから取り外し、ブロッタ層が床に接触するように再取り付けする。この装置は複数のすすぎ工程の必要性を回避するが、清掃プロセスを完了するためには使用者が物理的にそのパッドを取り扱い、湿った汚れパッドを再取り付けしなければならない。
同様に、1995年5月30日にガルシア(Garcia)に対し与えられた米国特許第5,419,015号は取り外し可能の洗える作業パッドを有するモップを記載している。そのパッドはモップヘッドのフックに取り付けることができる上部層と、合成プラスチック微孔性フォームの中心層と、清掃動作中に表面と接触する下部層を有すると記載されている。下部層の組成はその装置の最終用途、即ち洗浄、磨き又はスクラビングに依存すると述べられている。この特許公報は使用中にすすぎを必要とするモップに関連する諸問題について取り扱っているとはいえ、一般的な家の硬い表面、特に床面に付着した汚れを、その面が実質的に汚れが無いと気付くように、十分除去する清掃器具を提供することには成功していない。特に、清掃溶液を吸収するためにガルシア特許が記載した合成フォームは、水及び水性溶液に対しては比較的低い吸収能力しか持たない。そのため使用者はパッド吸収容量内の少量の清掃溶液を用いなければならず、又は使用者は清掃すべき表面にかなりの量の清掃溶液を残さざるを得ない。どちらの場合も、清掃パッドの全体的性能は最適とはならない。
硬い表面を清掃する多くの公知の装置は、清掃プロセス中に一般的消費者が遭遇する汚れの大部分を首尾良く除去できるが、それらには1つ以上の清掃工程を必要とするという不都合がある。便利さの問題に取り組んだ先行技術の装置は、一般には清掃性能を犠牲にしてそうしている。そのため至便性と効果的な汚れ除去性を齎す装置の必要性が尚存在している。
そこで本発明は、好適には、使用中にパッドのすすぎを必要としない取り外し可能清掃パッドを含む清掃器具を提供する。これは清掃パッド1グラムあたり吸収液体1gという十分な吸収能を有する取り外し可能の清掃パッドであって、典型的硬表面床のように広い面積(例えば80−100ft2)をパッドを交換する必要なく清掃できる取り外し可能清掃パッドを有する器具を必要とする。これはこれで、好適には以後開示するタイプの超吸収性材料の使用を必要とする。このような超吸収性材料と共に用いる洗剤組成物は、このような超吸収性材料の使用の最終結果の失敗を避けるように注意深く処方されるべきであることが今や判明した。
好適な清掃器具は、例えば清掃動作中に汚れた表面と接触する複数の表面を具備することによって、新鮮な表面及び/又は末端を連続的に汚れた表面に接触させ、効果的な汚れ除去特性をもたらすパッドを有する。
発明の概要
超吸収性材料を含む器具と共に使用する洗剤組成物は、その溶液が超吸収性材料に溶液を過負荷することなく清掃できる十分の洗剤を必要とするが、性能を損なわないためには約0.5%以上の洗剤を含むことはできない。そのため、洗剤界面活性剤の濃度は約0.01%から約0.5%まで、好適には約0.1%から約0.9%まで、より好適には約0.2%から約0.8%まででなければならない;溶媒を含む疎水性物質の濃度は0.5%未満、好適には約0.2%未満、より好適には約0.1%未満である。pHは吸収の妨害を避けるために、約9より高く、好適には約9.5より高く、より好適には約10より高くなければならない。たてすじ/膜生成を避けるために、少なくとも一部は揮発性材料によってアルカリ性にするのが好ましい。界面活性剤は好適には主として直鎖であるのが好ましく、芳香族基は存在してはいけない。界面活性剤は好適には比較的水溶性で、例えば約8乃至12、好適には約8乃至約11の炭素原子を有するものであり、非イオン性界面活性剤ではHLBが約9乃至約14、好適には約10乃至約13、より好適には約10乃至約12である。
本発明は、有効量の超吸収性材料を有している吸収構造と共に、使用説明書による容器中の本発明に開示される洗剤組成物をも含み、オプションとして、前記器具を有している、又は少なくとも、超吸収性材料を含む使い捨て清掃パッドを含んでなるキット中の容器に含まれる本発明の洗剤をも含む。
本発明は前記組成物及び、汚れた表面を清掃する超吸収性材料を含んでなる清掃パッドの使用にも関係する−−即ち多くとも約1%の洗剤界面活性剤;溶媒を含む疎水性物質約0.5%未満を含み、pHが約9より大きい洗剤組成物の有効量を塗布し、超吸収性物質を含む吸収構造にその組成物を吸収することを含んでなる表面清掃プロセスにも関係する。
一つの好適な観点において、本発明は表面を清掃するための器具と共に上記の洗剤組成物を使用することに関連し、上記器具は
a.ハンドル、及び
b.超吸収性材料を含み、実質上平らな表面を複数有する取り外し可能の清掃パッドであって、実質上平らな表面の各々が清掃すべき表面と接触し、好適にはパッド構造は第一層と第二層の両方を有し、第一層は洗浄層と第二層との間に位置し、第二層より小さい幅を有する
上記取り外し可能の清掃パッド
を有する。
清掃パッドを清掃器具のハンドルに取り付けるための手段によって、清掃パッドが更に別の取り付け層を含むのが好ましい。これらの実施態様においては吸収層は洗浄層と取り付け層との間に置かれる。
本発明の洗剤組成物及び好適には器具は、木材、ビニル、リノリウム、ノーワックスフロア、セラミック、ホルミカ(Formica▲R▼)、ポーセレン、ガラス、壁板などを含むあらゆる硬表面基材に使用できる。
【図面の簡単な説明】
図1は、洗剤組成物を供給する備え付けの液体供給装置を有する本発明の清掃器具の斜視図である。
図1aは、組成物は別に供給されるように、備え付けの液体供給装置をもたない本発明の清掃器具の斜視図である。
図1bは、図1aに示される器具のハンドルグリップの側面図である。
図2は、上記器具の取り外し可能の清掃パッドの斜視図である。
図3は、本発明の使い捨て清掃パッドの吸収層の斜視図である。
図4は、本発明の取り外し可能の清掃パッドの吸収層の分解斜視図である。
図5は本発明の清掃パッドのy−z面に沿って切った断面図である。
詳細な説明
I.清掃パッド
本発明は、超吸収性物質を含み、好適には顕著な清掃効果を提供する清掃パッド、好適には取り外し可能及び/又は使い捨て清掃パッドの便利さに基づくものである。この好適な清掃性能の利点は以下に示すような、可溶性の汚れを除去するパッド能力と組み合わされた好適な構造特性に関係する。ここに記載の清掃パッドは、最適性能を示すためには、以下に説明する洗浄組成物の使用を必要とする。
清掃パッドは好適には、20分(1200秒)後、0.09psi(約0.6kPa)の閉じ込め圧下で測定して(以後は「t1200吸収能力」とする)、清掃パッド1gあたり最低約10gの脱イオン水吸収能力を有する。パッドの吸収能力は脱イオン水に20分(1200秒)さらした後に測定する。これは消費者が床のような硬い表面をきれいにするための一般的時間である。閉じ込め圧とは、清掃プロセス中にそのパッドに作用する典型的な圧力である。従って清掃パッドはこの1200秒内に0.09psi(約0.6kPa)の下で著量の清掃溶液を吸収できなければならない。清掃パッドは好適には少なくとも約15g/g、より好適には少なくとも約20g/g、更に好適には少なくとも約25g/g、そして最も好適には少なくとも約30g/gのt1200吸収能力を有する。清掃パッドは好適には少なくとも約10g/gのt900吸収能力、より好適には少なくとも20g/gのt900吸収能力を有する。
t1200吸収能力及びt900吸収能力の数値は、加圧下性能(ここでは“PUP”とする)によって測定される。これは以下の試験法の部に詳細に記載されている。
清掃パッドは好適には、(だが必ずというわけはない)総液体容量(脱イオン水の)少なくとも約100g、より好適には少なくとも約200g、更により好適には少なくとも約300g、そして最も好適には少なくとも約400gを有する。総液体容量が100g未満であるパッドは、本発明の範囲内ではあるが、例えば典型的家庭にみられる広い清掃面積には、より高い能力をもつパッド程には適さない。
吸収性パッドの諸成分の各々を詳細に記載する。しかし熟練せる当業者は、同様な目的に役立つことが知られている種々の材料を代わりに用いた場合も同様な結果が得られることを認めるであろう。
A.吸収層
吸収層は、使用中に清掃パッドによって吸収される液体及び汚れを全て保持するために供せられる本質的な構成部材である。後述される好適な洗浄層は、パッドの液体吸収能力に若干影響を与えるが、この吸収層は所望の全体吸収能力を得るために主要な役割を果たす。更に、吸収層は好適には、清掃パッドに複数の平らな表面を具備させるように構成された多数の層を有している。
本質的な液体吸収の観点から見て、吸収層は、どの「洗浄層」からも液体及び汚れを取り除くことができるから、洗浄層は連続的に汚れを表面から除去する能力を有することとなる。吸収層は、吸収された汚れ、洗浄溶液などが“絞り出される”のを避けるために、吸収された物質を典型的な使用圧力下で保持する能力を有すべきである。
吸収層は使用中に液体を吸収して保持することができる任意の材料からも構成される。所望の総液体吸収能力を得るために、吸収層の中に比較的高い収容能力(吸収材料1グラム当たりの液体グラム数に関して)を有する材料を含むことが好ましい。ここで用いる用語「超吸収性材料」とは、閉じこめ圧2068.5パスカル(0.3psi)で測定して、少なくとも約15g/gの水に対するg/g収容能力を有する任意の吸収材料を意味する。本発明で使用する洗浄液の大部分は水性であるから、超吸収性材料は水又は水性液に対して相対的に高いg/g収容能力を有するのが好ましい。
代表的な超吸収性材料は、文献で周知の、水不溶性、水膨潤性超吸収性ゲル化ポリマー類(本明細書において、「超吸収性ゲル化ポリマー類」という。)を含んでいる。これらの材料は、水に対して非常に高い吸収能を示す。本発明において用いられる超吸収性ゲル化ポリマー類は広範囲に変動するサイズ、形及び/又は形態を有することができる。これらのポリマーは、最大寸法と最小寸法との比が大きくない粒状の形であり(例えば、顆粒、フレーク、微粉、粒子間凝集物、粒子間架橋凝集物など)、又は繊維、シート、フィルム、フォーム、ラミネート等の形でもよい。繊維形の超吸収性ゲル化ポリマーを使用すると、粒子状のそれに比べて、清掃プロセス中に超吸収性材料のより高い保持が得られるという利点がある。それらの能力は水性混合物類に対しては概して低いが、これらの材料はこのような混合物類に対しても顕著な吸収能を示す。特許文献には水膨潤性材料の開示が豊富である。例えば、1972年6月13日発行の米国特許第3,699,103号(ハーパー(Harper)外);1972年6月20日発行の米国特許第3,770,731号(ハーモン(Harmon));1989年4月19日再発行された米国再発行特許第32,649号(ブラント(Brandt)ら);1989年5月30日発行の米国特許第4,834,735号(アルマニー(Alemany)ら)を参照されたい。
本発明で有用な超吸収性ゲル化ポリマー類は、多量の液体を吸収することができる種々の水不溶性、水膨潤性ポリマーを含んでいる。このような重合材料は一般に「ヒドロコロイド」とも呼ばれ、カルボキシメチル澱粉、カルボキシメチルセルロース、及びヒドロキシプロピルセルロース等の多糖類;ポリビニルアルコール及びポリビニルエーテル等の非イオン性型;ポリビニルピリジン、ポリビニルモルフォリニオン、及びN,N−ジメチルアミノエチル又はN,N−ジエチルアミノプロピルアクリレート類等及びメタクリレート類、及びこれらそれぞれの第四塩等のカチオン性型を含むことができる。典型的には、本発明において有用な超吸収性ゲル化ポリマー類は、スルホン酸のような多数のアニオン官能基を有し、より典型的にはカルボキシル基を有する。ここにおいて使用に適当なポリマーの例は、重合可能の、不飽和、酸含有モノマー類から製造されるものを含む。このようにして、かかるモノマー類は、炭素−炭素オレフィン性二重結合を最低一つは含むオレフィン性不飽和酸及び無水物を含む。より詳細に述べるならば、これらのモノマー類は、オレフィン性不飽和カルボキシル酸及び酸無水物、オレフィン性不飽和スルホン酸、及びこれらの混合物から選択できる。
ここにおいて有用な超吸収性ゲル化ポリマー類の製造には、若干の非酸モノマーも、普通は少量で、含まれる。このような非酸モノマーは、例えば酸含有モノマー類、並びにカルボン酸基もスルホン酸基も全く含まないモノマー類の、水溶性又は水分散性エステルを含む。こうして、任意の非酸モノマー類は下記のタイプの官能基を含むモノマーを含むことができる:カルボン酸又はスルホン酸エステル、ヒドロキシ基、アミド基、アミノ基、ニトリル基、第四アンモニウム塩基、アリール基(例えばフェニル基、例えばスチレンモノマーから誘導されるもの)。これらの非酸モノマー類は良く知られた材料であり、例えば1978年2月28日発行の米国特許第4,076,663号(マスダら)、及び1977年12月13日発行の米国特許第4,062,817号(ウェスターマン)により詳細に記載されており、この両者共引用により組み込まれている。
オレフィン性不飽和カルボン酸及びカルボン酸無水物モノマーは、アクリル酸そのもの、メタクリル酸、エタクリル酸、α−クロロアクリル酸、a−シアノアクリル酸、β−メチルアクリル酸(クロトン酸)、α−フェニルアクリル酸、β−アクリルオキシプロピオン酸、ソルビン酸、α−クロロソルビン酸、アンゲリカ酸、桂皮酸、p−クロロ桂皮酸、β−ステリルアクリル酸、イタコン酸、シトロコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、アコニット酸、マレイン酸、フマール酸、トリカルボキシエチレン及びマレイン酸無水物を代表とするアクリル酸類を含む。
オレフィン性不飽和スルホン酸モノマー類は、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸及びスチレンスルホン酸のような脂肪族又は芳香族ビニルスルホン酸類;スルホエチルアクリレート、スルホエチルメタクリレート、スルホプロピルアクリレート、スルホプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルスルホン酸及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のようなアクリル及びメタクリルスルホン酸類を含む。
本発明における使用に好適な超吸収性ゲル化ポリマー類はカルボキシ基を含む。これらのポリマーは、加水分解化澱粉−アクリロニトリル グラフト コポリマー類、部分的に中和された加水分解化澱粉−アクリロニトリル グラフト コポリマー類、澱粉−アクリル酸 グラフト コポリマー類、部分的に中和された澱粉−アクリル酸 グラフト コポリマー類、鹸化ビニルアセテート−アクリルエステル コポリマー類、加水分解化アクリロニトリル又はアクリルアミド コポリマー類、前記コポリマー類のいずれかの僅かに網状架橋したポリマー類、部分的に中和されたポリアクリル酸、及び部分的に中和されたポリアクリル酸の僅かに網状架橋したポリマー類を含む。これらのポリマー類は単独で、又は2種類以上のポリマーの混合物の形で用いることができる。これらのポリマー材料の例は、米国特許第3,661,875号、米国特許第4,076,663号、米国特許第4,093,776号、米国特許第4,666,983号、及び米国特許第4,734,478号に開示されている。
超吸収性ゲル化ポリマー類の製造に用いる最も好適なポリマー材料は、部分的に中和されたポリアクリル酸の僅かに網状架橋したポリマー類とそれらの澱粉誘導体である。最も好適には、ヒドロゲル形成の吸収性ポリマー類は、約50乃至約95%、好適には約75%の、中和され、僅かに網状架橋された、ポリアクリル酸(即ちポリ(アクリル酸ナトリウム/アクリル酸))を有する。網状架橋はポリマーを実質的に水不溶性にし、超吸収性ゲル化ポリマーの吸収能及び抽出可能ポリマー含有特性を部分的に決定する。これらポリマーの網状架橋プロセス及び典型的網状架橋剤は、米国特許第4,076,663号により詳しく記載されている。
超吸収性ゲル化ポリマー類は、好適には1種類(即ち均一)であるが、ポリマー類の混合物を本発明の実施に用いることもできる。例えば、澱粉−アクリル酸 グラフト コポリマー類と、部分的に中和したポリアクリル酸のわずかに網状架橋したポリマー類との混合物を本発明に用いることができる。
先行技術に記載されている超吸収性ゲル化ポリマー類のいずれも本発明に使用できるが、かなりの濃度の(即ち吸収構造の約50重量%より多い)超吸収性ゲル化ポリマーが吸収構造に含まれる場合、特に、吸収層の一つ以上の領域が、その領域の約50重量%以上を構成する場合、膨潤した粒子によるゲルブロッキングの問題が液体流を阻害し、それによって所望時間内にゲル化ポリマーが十分な容量まで吸収する能力に悪影響を与えるかも知れない。1992年9月15日に発行された米国特許第5,147,343号(ケレンバーガー(Kellenberger)ら)、及び1992年9月22日に発行された米国特許第5,149,335号(ケレンバーガーら)は、超吸収性ゲル化ポリマーを彼らのAbsorbency Under Load(AUL)によって記載しており、この場合ゲル化ポリマーは閉じこめ圧2068.5パスカル(0.3psi)で液体(0.9%食塩水)を吸収する。(これら特許のいずれの開示も本明細書に組み込まれる。)AULの測定法はこれらの特許に記載されている。そこに記載されたポリマー類は、比較的高レベルの超吸収性ゲル化ポリマーの領域を含む本発明の実施例において特に有用である。特に、高濃度の超吸収性ゲル化ポリマーが清掃パッドに組み入れられる場合、これらのポリマーは、米国特許第5,147,343号に記載の方法で測定して、1時間後に好適には少なくとも約24ml/g、より好適には少なくとも約27ml/gのAULを有する。又は米国特許第5,149,335号に記載の方法で測定して、15分後に少なくとも約15ml/g、より好適には少なくとも約18ml/gのAULを有する。同一人に譲渡され、同時係属中の1994年3月29日提出の米国出願第08/219,547号(ゴールドマンら)及び1995年4月6日提出の第08/416,396号(ゴールドマンら)(これらは両方共本明細書に引用により組み込まれる)もゲルブロッキングの問題に取り組み、この現象を克服するために有用な超吸収性ゲル化ポリマー類について述べている。これらの出願は、比較的高い閉じ込め圧、特に4826.5パスカル(0.7psi)、でもゲルブロッキングが避けられる超吸収性ゲル化ポリマー類を詳細に述べている。吸収層が高レベル(例えば領域の約50重量%以上)の超吸収性ゲル化ポリマーを含んでなる領域を含む本発明の実施例においては、この超吸収性ゲル化ポリマーはゴールドマンらの前記出願に記載されているようなものであることが好ましい。
その他の有用な超吸収性材料としては、1995年11月29日に提出され、同一人に譲渡された同時係属米国特許出願第08/563,866号(デスマレイズ(DesMarais)ら)及び1995年2月7日に発行された米国特許第5,387,207号(ダイエル(Dyer)ら)に記載されているような親水性重合フォーム等がある。これらの引用物は、高い内部相油中水エマルション(一般にはHIPEsと呼ばれる。)を重合することによって得られる重合性、親水性吸収性フォームを記載している。これらのフォームは、液体処理能力に影響する種々の物理特性(孔サイズ、毛細管吸い上げ、密度等)を得るように容易に調製される。このためこれらの材料は単独でも、他のこのようなフォーム又は繊維構造と組み合わせても、本発明により要求される全体的収容能力を具備するために特に有用である。
超吸収性材料が吸収層に含まれる場合、その吸収層は、その吸収層の重量で、好適には少なくとも約15%、より好適には少なくとも約20%、更により好適には少なくとも約25%の超吸収性材料を含んでいる。
吸収層は又、繊維材料から構成されることも繊維材料を含んで構成されることもできる。本発明において有用な繊維は、天然に発生するもの(改質又は未改質)並びに化学合成的に作られた繊維を含む。適切な未改質/改質の、天然生成繊維の例は、綿、アフリカハネガヤ、バガス、粗毛、亜麻、絹、ウール、木材パルプ、化学的改質を加えた木材パルプ、黄麻、エチルセルロース、及びセルロースアセテート等である。適切な合成繊維は、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニリデン、オルロン(ORLON(商標))等のポリアクリル類、ポリビニルアセテート、レーヨン(Rayon(商標))、ポリエチルビニルアセテート、不溶性又は可溶性ポリビニルアルコール、ポリエチレン(例えばPULPEX(商標))やポリプロピレン等のポリオレフィン類、ナイロン等のポリアミド類、ダクロン(DACRON(商標))又はKIDEL(商標)等のポリエステル類、ポリウレタン類、ポリスチレン類などから作ることができる。吸収層は、天然生成の繊維単独、合成繊維単独、或いは天然繊維と合成繊維との相容れる複合物から構成してもよい。
本発明に有用な繊維類は親水性でも疎水性でもよく、親水性及び疎水性繊維両方の組み合わせでもよい。上記のように、親水性又は疎水性繊維の特別の選択は吸収層(及び或る程度は洗浄層)に含まれるその他の材料に依存する。即ち、これら繊維の性質は、清掃パッドが必要な液体進行遅延及び全体的液体吸収能力を示すようにする。本発明に使用するための適切な親水性繊維は、セルロース繊維、改質セルロース繊維、レーヨン、親水性ナイロン(ヒドロフィル(HYDROFIL)▲R▼)等のポリエステル繊維を含んでいる。適切な親水性繊維は、疎水性繊維、例えばポリエチレン又はポリプロピレン、ポリアクリル類、ポリアミド類、ポリスチレン類、ポリウレタン類等から誘導される界面活性剤処理−又はシリカ処理熱塑性繊維類の加水分解によっても得られる。
適切な木材パルプ繊維類は、クラフト法及び亜硫酸法等の周知の化学的プロセスから得ることができる。特にすぐれた吸収特性を有する南方軟質木材類からこれらの木材パルプを誘導するのが特に好ましい。これらの木材パルプ繊維は機械的プロセス、例えば砕木、精製機、熱機械的、化学機械的、及び化学熱機械的パルプ処理等からも得られる。リサイクルされた、即ち二次木材パルプ繊維、並びに漂白及び未漂白の木材パルプ繊維も使用できる。
本発明に使用される親水性繊維のもう一つの型は、化学的に強化されたセルロース繊維である。ここに用いる用語「化学的に強化されたセルロース繊維」とは、乾燥及び水性条件下どちらでも繊維の剛性を高めるように化学的手段によって強化されたセルロース繊維を意味する。このような手段は、例えば繊維をコーティングしたり及び/又は含浸したりする化学的硬化剤の添加を含むことができる。このような手段は又、ポリマー鎖の架橋等、化学構造の変化によって繊維を強化することを含むことができる。
繊維を吸収層(又はその構成成分)として用いる場合、繊維は選択として熱塑性材料と組み合わせてもよい。溶融すると、この熱塑性材料の少なくとも一部は、典型的には繊維間の毛細管勾配によって繊維の交差点に移動する。これらの交差点は熱塑性材料が接着する部位となる。冷えると、これらの交差点における熱塑性材料は固化し、それぞれの層の各々で繊維のマトリックス又はウェブを保持する接着部位を形成する。これは清掃パッドに付加的全体的一体性を与えるのに好都合である。
その種々の効果のなかで、繊維の交点における接着は、生成した熱接着部材の全体的圧縮弾性率及び強度を増大する。化学的強化セルロース繊維の場合、熱塑性材料の溶融及び移行は生成ウェブの平均孔サイズを大きくする効果を有する一方、最初に生成したウェブの密度及び基礎重量を維持する効果も有する。これは、最初に液体に曝されたときには、改善された液体浸透性によって、そして次に曝されたときには、濡れたときに強化繊維がそれらの堅さを保持する能力及び、濡れたとき及び濡れて圧縮されたときに熱塑性材料が繊維交点において接着を維持する能力の組み合わせによって、熱接着ウェブの液体捕捉特性を改善できる。網目構造において、熱接着した強化繊維のウェブはそれらの元の全体的容量を保持するが、それまで熱塑性材料が占めていた容積部分は開き、それによって平均毛細管孔サイズは増加する。
本発明に有用な熱塑性材料は粒子、繊維、又は粒子と繊維との組み合わせのいずれの形態でもよい。熱塑性繊維は、多数の繊維間接着部位を形成できるため、特に好ましい形である。適切な熱塑性材料は各層の主要なウェブ即ちマトリックスを構成する繊維を著しくは損傷しない温度で溶融できる任意の熱塑性ポリマーからも作ることができる。好適にはこの熱塑性材料の融点は約190℃未満、より好適には約75℃と約175℃の間である。いずれにしても、この熱塑性材料の融点は、清掃パッドに使用したとき熱接着された吸収構造が保存されそうな温度より低くてはいけない。熱塑性材料の融点は一般的には約50℃より低くない。
熱塑性材料、特に熱塑性繊維は、例えばポリエチレン(例えば、PULPEX▲R▼)及びポリプロピレンのようなポリオレフィン類、ポリエステル類、コポリエステル類、ポリビニルアセテート、ポリエチルビニルアセテート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル類、ポリアミド類、コポリアミド類、ポリスチレン類、ポリウレタン類及び、前記の例えば塩化ビニル/酢酸ビニルアセテート等、いずれかのコポリマー類等、を含む種々の熱塑性ポリマーから作ることができる。生成する熱接着吸収部材の所望特性に応じて、適切な熱塑性材料は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリアクリル類、ポリアミド類、ポリスチレン類、ポリウレタン類などから誘導され、界面活性剤処理又はシリカ処理した熱塑性繊維のような、親水性にされた疎水性繊維等を含んでいる。疎水性熱塑性繊維の表面は、界面活性剤、例えば非イオン性又はアニオン性界面活性剤によって、繊維に界面活性剤を噴霧するか、繊維を界面活性剤に浸漬するか又は熱塑性繊維を製造するときの溶融重合体の一部として界面活性剤を含めるという方法で処理して親水性にすることができる。溶融して再凝固すると、界面活性剤は熱塑性繊維の表面に留まる傾向がある。適切な界面活性剤は、デラウエア州ウィルミントンのICIアメリカによって製造されるブリジ(Brij)▲R▼、及びコネクチカット州グリニッジのグリコ・ケミカル社から商品名ペゴスパース(Pegosperse)▲R▼として販売されている種々の界面活性剤のような非イオン性界面活性剤を含んでいる。非イオン性界面活性剤の他にアニオン性界面活性剤も使用できる。これらの界面活性剤は例えば、熱塑性繊維平方センチメートルあたり約0.2乃至約1gの濃度で熱塑性繊維に塗布できる。
適切な熱塑性繊維は単一のポリマー(一成分繊維)から、又は一種類より多いポリマー(例えば二成分繊維)から作ることができる。ここに用いる「二成分繊維」とは、一つのポリマーから作られたコア繊維が別のポリマーから作られた熱塑性さや内に入れられている熱塑性繊維を言う。さやを構成するポリマーは、コアを構成するポリマーとは異なる、一般にはより低い温度で融解することが多い。その結果、これらの二成分繊維はさやポリマーの融解による熱接着を発生させるが、他方、コアポリマーの所望の強度特性を保持する。
本発明に適切に使用できる適切な二成分繊維は下記のポリマー組み合わせのさや/コア繊維を含むことができる、即ちポリエチレン/ポリプロピレン、ポリエチルビニルアセテート/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエステル、ポリプロピレン/ポリエステル、コポリエステル/ポリエステルなど。本発明に使用するための特に適切な二成分熱塑性繊維は、ポリプロピレン又はポリエステルのコアと、より低い融点を有するコポリエステル、ポリエチルビニルアセテート又はポリエチレンのさや(例:ダナクロンa/s、チッソ・コーポレーションから販売されるもの、及びHerculesから販売されるCELBOND▲R▼)を有するものである。これらの二成分繊維は同心でも偏心でもよい。ここに用いられる用語「同心」及び「偏心」は、二成分繊維の断面積を見たとき、さやが均一な厚さを有する、又は不均一な厚さを有することを意味する。偏心二成分繊維は、より薄い繊維厚さでより大きい圧縮強度を与えるという点で望ましい。
熱接着繊維材料の製法は、1995年7月3日提出の同時係属米国出願シリアル番号08/479,096号(リチャードら)(特に16−20ページを参照)及び1996年8月27日発行の米国特許第5,549,589号(ホーネイら)(特に9−10コラムを参照)に記載されている。これらの引用物の開示内容はここに引用により組み込まれる。
その吸収層は又、「超吸収性材料」として上述した材料のような高い吸収性を持たないHIPE由来の親水性重合フォームも含むことができる。このようなフォーム及びこれらの製法は1996年8月27日発行の米国特許第5,550,167号(デスマレイズ)及び1995年1月10日提出の同一人に譲渡された同時係属米国特許出願シリアル番号08/370,695号(ストーンら)に記載されている(両方共引用により本明細書に組み込まれる)。
清掃パッドの吸収層は、セルロース繊維(オプションとして熱接着された)と膨潤性超吸収性ゲル化ポリマーとのブレンドのような均質材料から構成されることもできる。これに代わって、吸収層は別々の材料層、例えば熱接着エアーレイド(air-laid)材料の層と、別の超吸収性材料の層等から構成されることもできる。例えば、セルロース繊維の熱接着層は超吸収性材料の下側(即ち下方)に位置することができる(即ち超吸収性材料と洗浄層との間)。加圧下で高い吸収能力及び液体保持を達成し、一方同時に液体取り込みの初期遅れをもたらすために、吸収層を形成する際にこのような別個の層を利用することが好ましい。これに関連して、超吸収性材料は、吸収がより弱い吸収層を吸収層の最下面とすることによって、洗浄層から離れて位置することができる。例えば、セルロース繊維の層は超吸収性材料より低く(即ち下方に)位置することができる(即ち超吸収性材料と洗浄層との間に)。
好適な実施例において、吸収層は、セルロース繊維の熱接着エアーレイド-ウェブ(ワシントン州のワイエルホイザーから入手できるフリントリバー)及びAL Thermal C(デンマーク国、ヴァーデのダナクロン a/sから入手できる熱塑性樹脂)、及び膨潤性ヒドロゲル形成超吸収性ポリマーから構成される。超吸収性ポリマーは、洗浄層から遠く離れた吸収層表面近くに個別の層があるというように組み込まれるのが好ましい。好適には、例えばセルロース繊維(選択的に熱接着された)の薄い層が超吸収性ゲル化ポリマーの上に置かれ、封じ込めを高める。
B.オプションであるが好適な洗浄層
洗浄層は、清掃中に、汚れた表面と接触する清掃パッドの部分である。そのため、洗浄層として有用な材料は、その層が清掃プロセス中に一体性を保持するように十分に耐久性を持たなければならない。その上、清掃パッドを溶液と組み合わせて用いる際、洗浄層は液体と汚れを吸収でき、これらの液体及び汚れを吸収層に渡すことができなければならない。こうして洗浄層は清掃すべき表面から付加される物質を連続的に除去できることを確実にする。器具が洗浄溶液と共に(即ち濡れた状態)使用されても、洗浄溶液を使わずに(即ち乾燥状態で)使用されても、洗浄層は粒状物質の除去に加えて、掃除している表面のつや出し、ごみ掃除、磨き等のその他の機能を容易にする。
洗浄層は単層構造でも、又は一以上の層がスリットが施されていて汚れた表面の洗浄及び粒状物質の取り込みを容易にする多層構造でもよい。この洗浄層は、それが汚れた表面を通過するとき、汚れと(及び使用した際には清掃溶液とも)相互作用し、しつこい汚れを弛緩して乳状化し、それらをパッドの吸収層に自由に通過させる。洗浄層は好適には開口(例えばスリット)を有し、それらは比較的大きい粒状汚れをパッドの吸収層内に自由に移動させ、捕捉させる容易な通路を提供する。低密度構造が洗浄層として使用するには好適であり、粒状物質のパッド吸収層への移行を容易にする。
所望の一体性を備えるため、洗浄層に特に適切な材料は、ポリオレフィン類(例えばポリエチレン及びポリプロピレン)、ポリエステル類、ポリアミド類、合成セルロース類(例えばレーヨン▲R▼)、及びこれらのブレンド等の合成物を含める。このような合成材料はカード化、スパンボンド、メルトブロー、エアーレイド、ニードルパンチ等既知のプロセスを用いて製造できる。
C.オプションの取り付け層
本発明の清掃パッドはオプションとして、パッドを器具のハンドル、又は好適な器具の支持ヘッドに結合させることができる取り付け層を有する。この取り付け層は、吸収層がパッドをハンドルの支持ヘッドに取り付けるのに適さない実施例では必要である。取り付け層は、液体が清掃パッドの頂部表面(即ちハンドル接触表面)を貫流するのを阻止するための手段としても機能し、更にパッドの一体性を高めることもできる。洗浄層及び吸収層と同様に、取り付け層は上記の必要性を満たす限り、単層でも多層でもよい。
本発明の好適な実施例において、取り付け層は、既知のフック・ループ技術を用いてハンドルの支持ヘッドに機械的に取り付けることができる表面を有する。このような実施例では、取り付け層は、ハンドルの支持ヘッドの底部表面に永久的に固定されたフックに機械的に取り付けできる少なくとも1つの表面を含んでいる。
所望の液体不浸透性及び取り付け性を実現するためには、例えばメルトブロー−フィルム状及び繊維状の不織布構造を含む積層構造を用いるのが好ましい。好適な実施例において、取り付け層はスパンボンド法ポリプロピレンの2層の間に配置された一層のメルトブロー法ポリプロピレンフィルムを有する三層材料である。
D.オプションではあるが、好適な多数の平坦面
清掃パッドの、液体吸収及び保持能力が硬表面の清掃性能にとって重要であることが確認されているが(例えば、同時係属米国特許出願シリアル番号08/756,507号(ホルトら)、同時係属米国特許出願シリアル番号08/756,864号(シェリーら)、同時係属米国特許出願シリアル番号08/756,999(ホルトら)を参照されたい。これらは全て1996年11月26日に提出され、引用により本明細書に組み込まれれている。)、好適な性能は清掃パッドの全体的構造を適切に決めることによって実現することができる。特に、一つの実質的に平らな床接触面(即ち、清掃中に汚れた表面と接触するための実質的に一つの平らな表面)を有するパッドでは、洗浄溶液が吸収層に移行される主要な部位である前縁に汚れが集まる傾向があるので、最高の性能をもたらさない。
好適なパッドは清掃中に複数の平らな表面を具備し、高い性能を与える。図面の図2を参照するに、清掃パッド100は、パッドを取り外し自在にハンドルに取り付けることができる上部表面103を有するように描かれている。清掃パッド100は又、全体的に110として描かれ、清掃中に床やその他の硬い表面と接触する底部表面を有する。この底部表面110は、実際には3つの実質的に平らな表面112、114、116からなる。図示されているように、表面112、116に対応する面は、表面114に対応する面と交差する。そのため、パッド100が取り付けられている器具が、静止からYfで示される方向に移動する際、摩擦がパッド100を「振動」させて、底面112が清掃中の表面と接触するようにされる。Yf方向の動きが減少すると、底面114が清掃中の表面と接触する。器具及びパッドが静止からYb方向に移動すると、摩擦はパッド100を振動させて、今度は底面116が清掃中の表面と接触するようにする。この清掃運動を反復すると、汚れた表面に接触するパッド部分が定常的に変化する。
本出願人は、好適パッドの高められた清掃能力は一部には清掃中の前後運動から生ずる「上昇」動作によると考える。特に、一方向への清掃運動が停止し、器具にかけられた力がパッド100を「振動」させて表面接触平坦表面を表面112(又は116)から表面114に移行するようにすると、汚れは上方方向に移動する。
本発明の清掃パッドは、清掃プロセス中に加圧下にある間も、吸収した液体を保持することができなければならない。これは、本明細書では清掃パッドの、吸収液「絞り出し」回避能力と呼び、又は逆に、加圧下で吸収液を保持する能力と呼ばれる。絞り出しを測定する方法は試験法の部に記載されている。つまり、その試験は、飽和した清掃パッドが1723.75パスカル(0.25psi)の圧力に曝露されたときに液体を保持する能力を測定するものである。好適には本発明の清掃パッドは多くとも約40%、より好適には多くとも約25%、更に好適には多くとも約15%、最も好適には多くとも約10%の絞り出し値を有する。
II.洗剤組成物
本発明の清掃器具は、洗浄溶液として機能する洗剤組成物と組合わせて用いられる。超吸収性材料を有する器具と共に用いる洗剤組成物は、超吸収性材料に溶液を過負荷を与えることなくその溶液をして洗浄をさせるように十分な洗剤を必要とするが、性能を損なわずに約0.5%以上の洗剤界面活性剤を含むことはできない。そのため、洗剤界面活性剤の濃度は約0.01%乃至約0.5%、好適には約0.1%乃至約0.45%、より好適には約0.2乃至約0.45%であるべきである;溶媒を含めた疎水性材料の濃度は約0.9%未満、好適には約0.2%未満、より好適には約0.1%未満でなければならない;そしてpHは吸収妨害を避けるためには約9.3より高く、好適には約10より高く、より好適には約10.3より高くなければならず、そして、アルカリ性が、たてすじ/膜生成問題を回避するため、好適には、少なくとも一部は、揮発性材料によって具備されるべきである。洗剤界面活性剤は好ましくは直鎖であり、例えば分岐鎖及び芳香族基はあってはならず、そして、洗剤界面活性剤は比較的水溶性で、例えば炭素原子約8乃至約12、好適には約8乃至約11を含む疎水性基を有し、非イオン性洗剤界面活性剤では約9乃至14、好適には約10乃至約13、より好適には約10乃至約12のHLBを有するのが好ましい。本発明は、有効量の超吸収性材料を含んいる器具と一緒に使用するようにとの使用説明書と組み合わせて容器中に入れられた本明細書開示の洗剤組成物を含み、そしてオプションとして、器具、又は少なくとも、超吸収性材料を含む使い捨て清掃パッドを含むキット中の容器に入れた上記洗剤組成物も含む。本発明は、この組成物の使用及び汚れた表面を清掃するための超吸収性材料を含んでなる清掃パッドの使用にも関係する。
洗剤組成物(洗浄溶液)は1種類以上の洗剤界面活性剤、所望のアルカリ性pHにするためのアルカリ材料、及びオプションの溶媒、ビルダー、キレート剤、石鹸泡抑制剤、酵素等を含む水性溶液である。適当な界面活性剤としては、アニオン性、非イオン性、双性イオン性及び両性界面活性剤があり、好ましいのは炭素原子約8乃至約12、好適には約8乃至約11を含む疎水性基を有するアニオン性及び非イオン性洗剤界面活性剤である。アニオン性界面活性剤の例は、直鎖アルキルスルフェート類、アルキルスルホネート類などを含むが、これらに限定されない。非イオン性界面活性剤の例はアルキルエトキシレート等を含む。双性イオン性界面活性剤の例はベタイン類及びスルホベタイン類を含む。両性界面活性剤の例はアルキルアンフォグリシネート類及びアルキルイミノ プロピオネート類を含む。上記の材料は全て市販されており、マクカッチョン(McCutcheon)の第1巻:「乳化剤及び洗剤」北米版、マクカッセオン事業部、MC出版会社、1995、に記載されている。
適切な溶媒は、オキシエチレングリコール及びオキシプロピレングリコールの短鎖(例えばC1−C6)誘導体、例えばモノ−及びジ−エチレングリコール n−ヘキシルエーテル、モノ−、ジ−及びトリ−プロピレングリコール n−ブチルエーテル等を含む。疎水性溶媒の濃度は、例えば水中の溶解度が約3%未満、より好適には約2%未満である。
適切なビルダーは、オルトホスフェート及びピロホスフェート等の燐ソース、及びニトリロトリ酢酸、S,S−エチレンジアミン ジ琥珀酸等の非燐ソースから誘導されるものを含む。適切なキレート剤は、エチレンジアミン四酢酸及びクエン酸等を含む。適切な石鹸泡抑制剤は、シリコーンポリマー類及び直鎖又は分岐鎖C10−C18脂肪酸又は脂肪アルコールを含む。適切な酵素類は、リパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ及び汚れの分解の触媒のために有用であることが知られているその他の酵素類を含む。このような成分類の総濃度は、膜生成、たてすじ問題の発生を防ぐためには低く、好適には約0.1%未満、より好適には約0.05%未満である。好適には、組成物は膜生成、たてすじ問題をおこす材料は実質上含んではいけない。よって、大部分の緩衝化で膜生成及び/又はたてすじを起こさないアルカリ性材料を用いるのが好ましい。適切なアルカリ性緩衝剤は炭酸塩、炭酸水素塩、クエン酸塩等である。好適アルカリ性緩衝剤は下の式で表されるアルカノールアミン類である:
CR2(NH2)CR2OH
上記式中、各Rは水素及び炭素原子1乃至4個を含むアルキル基からなる群から選択され、化合物中の炭素原子の総数は3乃至6個、好適には2−アミノ、2−メチルプロパノールである。
本発明の器具に使用するための適切な洗浄溶液は、好適には、直鎖アルコールエトキシレート洗剤界面活性剤(例えばシェル・ケミカル社から入手できるネオドール1−5▲R▼)及びアルキルスルホネート(例えばビオタージュPAS−8s、ステパン社から提供される直鎖C8スルホネート)を含んでなる約0.1%乃至約0.5%の洗剤界面活性剤と;約0から約0.2%、好適には約0.05%から約0.01%の水酸化カリウム、炭酸カリウム、及び/又は炭酸水素塩と;約0.01%乃至約1%、好適には約0.1%乃至約0.6%の揮発性アルカリ性材料、例えば2−アミノ、2−メチルプロパノールと;色素及び/又は香料等の任意の補助物質と;約99.9%乃至約90%の脱イオン又は軟化水とからなる。
II.清掃器具
上述の洗剤組成物は、表面を清掃する器具と共に好適に用いることができるが、上記器具は、
a.ハンドル及び
b.有効量の超吸収性材料を含み、実質的に平らな面を複数有する取り外し可能の清掃パッドであって、上記実質的に平らな面の各々は、清掃する表面と接触し、より好適には前記パッドは長さと幅を有する取り外し可能の前記清掃パッドとを有しており、該清掃パッドは、
i.洗浄層、及び
ii.第一層と第二層を含む吸収層であって、第一層は洗浄層と第二層との間に位置し(即ち第一層は第二層の下にある)、第二層より小さい幅を持つという吸収層
を有する。
好適なパッドによって得られる清掃性能の重要な点は、清掃操作中汚れた表面と接触する多数の平らな表面を提供する能力に関係している。モップのような清掃器具に関しては、典型的清掃操作中(即ち器具がパッドのY次元即ち幅に実質的に平行な方向に前後に動く場合)、平らな表面の各々が清掃パッドの「振動」の結果として清掃すべき表面と接触するようにこれらの平らな表面が実現される。本発明のこの点及び得られる利益については、図を参照して詳しく説明される。
種々の材料が、請求項に記載された発明を実施するために使用されることを当業者は認識するであろう。このようなわけで、好適な材料が種々の器具及び清掃パッド構成部材のために以下に記載されているが、本発明の範囲はそのような開示内容に限定されないことが認識される。
a.ハンドル
上記清掃器具のハンドルは、清掃器具の掴みを容易にする任意の材料でよい。清掃器具のハンドルは、好適には、実際の清掃を行う細長い、耐久性のある任意の材料から構成される。ハンドルの長さはその器具の最終用途によって決められる。
ハンドルは、好適には一端に、清掃パッドを取り外し自在に取り付けられる支持ヘッドを有する。使用し易くするために、支持ヘッドは既知の継手組立体を用いて枢動自在にハンドルに取り付けることができる。清掃操作中、清掃パッドが取り付けられたままになっている限りにおいて、清掃パッドを支持ヘッドに取り付ける任意の適切な手段を用いることができる。適切な締結手段の例はクランプ、フック・ループ(例えばベルクロ(Velcro)▲R▼)などを含む。好適な実施例において、支持ヘッドはその下面にフックを有し、それは吸収性の清掃パッドの上方層(好適には別個の取り付け層)に機械的に取り付けられる。
液体分配手段を含む好適なハンドルは図1に描かれており、ヴィー、エス、ピング等によって1996年11月15日に提出され、引用により本明細書に組み込まれている同時係属の米国特許出願シリアル番号____(ケース6383)に詳しく記載されている。液体分配手段を含まない、もう一つの好適なハンドルは図1a、図1bに描かれており、エー、ジェー、アーウィン等によって1996年9月23日に提出され、引用により本明細書に組み込まれている同時係属の米国特許出願シリアル番号____(P&G ケース6262)に詳しく記載されている。。
b.清掃パッド
前述された清掃パッドは、ハンドルに取り付けずに、即ち上記清掃器具の一部として用いることもできる。従って、それらはハンドルに付ける必要がないように構成されることもあり、即ち、それらをハンドルと組み合わせて用いても、独立型の製品として用いられることもある。そのため、上述したオプションの取り付け層をパッドに具備するのが好ましい。取り付け層を除いて、パッドそのものは上に述べたものである。
ここに用いる用語「直接液体連通」とは、液体が、中間層による実質的蓄積、移送、又は制限を受けること無く、2つの清掃パッド構成部分即ち層(例えば洗浄層と吸収層)の間を容易に移動できることを意味する。例えば、液体が一構成部分即ち層から他方に通過する際に、それらが実質的に液体に抵抗を与え又は制限を与えない限り、2つの個々の構成部分間にティッシュー、不織ウェブ、構造接着剤等は、「直接液体連通」を維持しつつ二つの別個の構成部材の間に存在することができる。
ここに用いる用語「Z次元」とは、本発明の清掃パッド又はその構成部分の長さ及び幅に直交する次元を言う。Z次元は清掃パッドの厚さ又はパッド構成部分の厚さに相当するのが普通である。
ここに用いる用語「X−Y次元」は、清掃パッド又はその構成部分の厚さに直交する面を言う。X及びY次元は清掃パッド又はパッド構成部分のそれぞれ長さ及び幅に相当するのが通常である。一般的に、清掃パッドをハンドルと共に用いる際には、その器具はパッドのY次元に平行な方向に動く。(図 及び下記の説明を参照。)
ここに用いる用語「層」とは、主次元がX−Yであり、即ち清掃パッドの長さ及び巾に沿っている、清掃パッドの部材又は構成部分を意味する。用語「層」は必ずしも単一の材料層又は材料シートに限られないことは理解すべきである。そのため、層は必要な種類の材料の数枚のシート又はウェブの積層体又は複合体を含むことができる。よって用語「層」は、用語「複数層」及び「層にされた」を含む。
ここに用いる用語「親水性」は、表面に着いた水性液によって濡れる表面を言うために用いられる。親水性及び濡れ性は、液体と関連固体表面との接触角及び表面張力によって決まるのが普通である。これはロバート F.ゴウルド編集の「接触角、湿潤性及び付着性」と題する米国化学協会出版物に詳細に説明されており(著作権1964)、これは引用により本明細書に組み込まれている。液体と表面との接触角が90°未満の場合、又は液体が表面を自発的に拡がる傾向がある場合、両方の状態が同時に存在するのが普通であるが、表面は液体によって濡れる(即ち親水性がある)と言われる。逆に、接触角が90°より大きく、液体が表面に自発的に拡がらない場合は、表面は「疎水性」であると考えられる。
ここで用いる用語「スクリム」は、清掃パッドの洗浄層の表面接触側に質感(texture)を与え、又清掃パッドの吸収層への液体の必要な動きを可能にする十分な程度の開放度を有する耐久性のある材料を意味する。適切な材料は、合成スクリーン及びワイヤーメッシュスクリーンのような連続した、開放構造を有する材料である。これらの材料の開放面積は、メッシュを構成する、相互に連結したストランドの数を変えたり、これらの相互に連結したストランドの厚さを調節したり等々によって、容易に調節できる。その他の適切な材料は、質感が、基質に印刷された不連続模様によって与えられるものを含む。この観点では、耐久性のある材料(例えば合成物質)の基質に連続又は不連続の模様、例えば独立した点々及び/又は線等を印刷して、必要な質感を与えてもよい。同様に、連続又は不連続模様をその後スクリムとして作用する取り外し物質上に印刷してもよい。これらの模様は反復的でもよいし、ランダムでもよい。所望の質感を与えるための上記の方法の一つ以上を組み合わせて任意のスクリム物質を形成してもよい。スクリム及び/又は洗浄基質層のZ方向高さ及び開口面積は、液体の吸収性コア物質への流れを調節及び/又は遅らせるのに役立つ。スクリム及び/又は洗浄基質のZ高さは清掃表面と接触する液体量を調節し、同時に吸収コア物質への液体吸収、液体連通の速度を調節する手段を提供するのに役立つ。
本発明の目的では、清掃パッドの「上側」層は、清掃すべき表面から比較的遠く離れた層である(即ち器具に関しては使用中の器具ハンドルに比較的近い)。用語「下側」層は、逆に、清掃すべき表面に比較的近い清掃パッド層を意味する。そのため、洗浄層は最も低い層であり、吸収層は洗浄層に対して上方の層である。用語「上側」及び「下側」は、多層である層に関して言う場合(例えば洗浄層が二層材料である場合)も同様に用いられる。用語「上方」及び「下方」は清掃パッドの厚さにおける2つ以上の材料の相対的位置を述べるために用いられる。例示すると、もしも材料Bが材料Aに比べて洗浄層により近く位置するならば、材料Aは材料Bの「上方」にある。同様に、この例示では材料Bは材料Aの「下方」にある。
ここに用いられる全てのパーセント、比率及び割合は、特に異なるように記載されない限り、重量による。
III.清掃パッドのその他の実施例
パッドのしつこい汚れ残査を除去する能力を高め、清掃表面と接触する洗浄液の量を増加するために、スクリム材料を清掃パッドに組み入れることが望ましい。スクリムは、特に使用圧力がパッドに作用する場合は、パッドの洗浄層に質感を与える耐久性のある強靭な材料から構成される。好適にはスクリムは、清掃されている表面に近接するように位置される。このためスクリムは洗浄層又は吸収層の一部として組み込んでもよく、又はそれを、好適には洗浄層と吸収層との間に位置する個別の層として含んでもよい。スクリム材料が全体的清掃パッドと同じX−Y次元のものである一つの好適な実施例において、スクリム材料は好適には、かなりの程度において、清掃表面と直接接触しないように組み入れられる。これはパッドが硬い表面を横切って容易に動く能力を維持し、使用する洗浄溶液の不均一な除去を防止することを助長する。そのため、スクリムが洗浄層の一部であるならば、それはこの構成部材の上側層である。勿論、スクリムは洗浄作用を行うために、同時にパッドの十分低い位置に配置されなければならない。こうして、もしもスクリムが吸収層の一部として組み入れられるならば、それは吸収層の下側層となる。別の実施態様においては、スクリムを、清掃すべき表面と直接接触するように置くのが望ましい。
スクリムを正しく配置することの重要性に加えて、スクリムはパッドを通過する液体流を著しくは妨害しないことが重要である。そのため、スクリムは比較的目の荒いウェブである。
スクリム材料は強い、目の荒いウェブを生成するように処理できる任意の材料である。このような材料は、ポリオレフィン類(例えばポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリエステル類、ポリアミド類などを含む。当業者は、これらの異なる材料は異なる程度の硬度を示すことを知っている。このため、スクリム材料の硬度はパッド/器具の最終用途に応じて調節できる。スクリムが個別の層として組み入れられる場合、このような材料の多くの市販源が利用できる(例えば、ミネソタ州ミネアポリスのコンウェッド・プラスチックスから入手できるデザイン番号VO1230)。代替的に、スクリムは、1988年5月17日にピング III等に発行の米国特許第4,745,021号、及び1988年4月29日にピング III等に発行された米国特許第4,733,774号に開示されているように、樹脂又はその他の合成材料(例えばラテックス)を印刷によって基質に組み込んでもよいが、これらは共に引用により本明細書に組み込まれている。
清掃パッドを構成する異なる層は、清掃プロセス中パッドに十分な一体性を与える任意の手段を用いて一緒に結合することができる。洗浄層及び取り付け層は、吸収層又は相互の層に種々の接着手段、例えば接着剤の一様な連続層、接着剤のパターン化層、又は接着剤の分離した列、スパイラル又は点の列等の使用によって接着することができる。その代わりに、接着手段は熱接着、加圧接着、超音波接着、動的機械的接着又は当業者に公知の他の適切な接着手段又はこれら接着手段の組み合わせを含むことができる。接着は清掃パッドの周囲に(例えば洗浄層とオプションの取り付け層及び/又はスクリム材料をヒートシールする)、及び/又は清掃パッドの面積を横切って(即ちX−Y面)清掃パッドの表面に模様を形成するように行われる。清掃パッド層をパッドの面を横切って超音波接着により接着すると、一体性が生じて使用中の個別のパッド層のずれを避けることができる。
本発明の清掃パッドを描いた図を参照するに、図3は、洗浄層201と、取り付け層203と、洗浄層と取り付け層との間に配置された吸収層205とを有する取り外し自在の清掃パッド200の斜視図である。清掃パッド200は多数の実質的に平らな表面を有するようには描かれていない。上記のように、図3は各層201、203、205を単一の材料層として描いているが、これらの層の一つ以上が2つ以上の層のラミネートから構成される。例えば好適な実施例において、洗浄層201はカード化ポリプロピレンの二層ラミネートであり、ここで最下層にはスリットが入れられている。また図3には描かれていないが、液体流を妨害しない材料を洗浄層201と吸収層203との間、及び/又は吸収層203と取り付け層205との間に置いてもよい。しかしながら、洗浄層及び吸収層が実質的に液体連絡し、清掃パッドの必要な吸収性を具備することが重要である。図3はパッド200をX及びY次元において等しい大きさの全てのパッド層を持つように描いているが、洗浄層201及び取り付け層205が吸収層より大きくさされ、例えば層201、205をパッドの外周で共に接着して一体性を与えるようにすることが望ましい。洗浄層及び取り付け層は、種々の接着手段、例えば接着剤の均質連続層の使用、接着剤のパターン化層又は接着剤の分離したライン・スパイラル又は点の列の使用等のいずれかによって吸収層に、又は互いに接着できる。それに代わって、接着手段は熱接着、加圧接着、超音波接着、動的機械的接着又はその他の当業者には既知の適切な接着手段又はこれら接着手段の組み合わせを含むことができる。接着は清掃パッドの外周に沿って、及び/又は清掃パッドの表面を横切って、洗浄層201の表面に模様を形成するように行うことができる。
図4は、本発明による清掃パッドの実施例の吸収層305の分解斜視図である。清掃パッドの洗浄層及びオプションの取り付け層は図4には示されていない。この実施例では、吸収層305は3層ラミネート構造からなるように描かれている。より詳細に述べるならば、吸収層305は、繊維性材料の2つの別々の層306、308の間に位置する、307として示される別個の粒状超吸収性ゲル化材の層からなるように示されている。この実施例において、超吸収性ゲル化材料の高濃度領域307のために、超吸収性材料は好都合なことに、上で論じたゲルブロッキングを示さない。特に好適な実施例において、繊維層306、308は各々、セルロース繊維の熱接着した繊維性基質であり、下側繊維層308は洗浄層(示されていない)と直接液体連絡する。(その代替として、層307は、繊維性材料と超吸収性材料の混合物でもよく、ここでは超吸収性材料がその層の比較的高い重量パーセントで存在するのが好ましい。)また、等しい巾をもつように示されているが、好適な実施例において、層306は層307より巾が広く、層307は層308よりも巾が広い。洗浄層及び取り付け層が含まれるとき、このような組み合わせは多数の実質的に平らな面を有する本発明のパッドを実現する。
図5は洗浄層401、取り付け層403、及び洗浄層と取り付け層との間に位置して全体的に404として示された吸収層を有する清掃パッド400の断面図(y−z面に沿って切り取られた)である。吸収層404は別々の3層405、407、409から構成される。層409は層407より広く、層407は層405より広い。ここでも吸収層材料の傾斜形成は、411、413、及び415として全体的に示されれた複数の平面を齎す。(説明の目的で、パッドを器具に取り付けたとき、表面411を清掃パッド400の前縁と呼び、表面413をパッド400の後縁と呼ぶ。)一実施例において、層405及び層407は高濃度の超吸収性材料を有し、層409は超吸収性材料を殆ど又は全く含まない。このような実施例においては、層405、407の一つ又は両方が、超吸収性材料と繊維性材料との均質ブレンドを含んでなることもできる。或いは、一つ又は両方の層が別々の層、例えば超吸収性粒子の実質的連続層を取り巻く2枚の繊維層を有してもよい。
必要ではないが、出願人は、最前縁及び最後縁では超吸収性粒子の濃度を減らすか、又は超吸収性粒子を取り除くことが好ましいことを見いだした。これはパッド400において、超吸収性材料を持たない吸収層409により実現された。
IV.試験法
A.加圧下の性能
この試験は、初期閉じ込め圧0.09psi(約0.6kPa)下で、ピストン/シリンダ組立体内に横たえて閉じ込められた清掃パッドの脱イオン水のグラム/グラム 吸収を測定するものである。(清掃パッドの試料の組成に応じて、試験期間中に試料が水を吸収して膨潤するにつれて、この閉じ込め圧は若干減らしてもよい。)試験の目的は、清掃パッドが使用条件(水平の灯心作用及び圧力)に曝される実際の時間中の、清掃パッドの液体吸収能力を評価することである。
PUP試験のための試験液は脱イオン水である。この液体はゼロに近い静水圧で、要求される吸収条件下で清掃パッドによって吸収される。
この試験に適した装置510が図6に示されている。この装置の一端には、カバー514を有する液体貯蔵容器512(ペトリ皿のようなもの)がある。貯蔵容器512は、全体的に516として示される分析用秤の上に置かれる。装置510の他端は、全体的に518として示されるフリット濾過器、濾過器518の内側にフィットする全体的に520として示されるピストン/シリンダ組立体、及び全体的に522として示される円筒状のプラスチック製フリット濾過器カバーであり、これは濾過器518上にフィットし、底部が開き、且つピンホールを有する頂部で閉じている。装置510は、524及び531aとして示されるガラス細管、531bとして示される可撓なプラスチック管(例えば内径1/4インチ、外径3/8インチのタイゴン管)、栓組立体526、538、そしてガラス管524、531a及び栓組立体526、538を連結するテフロンコネクタ548、550、552の諸部分からなり、どちらの方向にも液体を搬送するシステムを有する。栓組立体526は三方バルブ528、メイン流路にあるガラス細管530、534、及び貯蔵容器512を補給し、フリット濾過器518のガラス濾板の前面に流し込むためのガラス細管532の一部からなる。栓組立体538も同様に、三方バルブ540、メイン流路のガラス細管542、546、及びシステムのドレーンとして働くガラス細管544の一部とからなる。
図7を参照するに、組立体520はシリンダー554、カップ状ピストン556及びピストン556の内側にフィットする重り558からなる。シリンダー554の底部端には、予め二方向にぴんと引延ばしたNo.400メッシュのステンレス鋼布スクリーン559が取り付けられている。全体的に560として示される清掃パッド試料は、表面接触層(又は洗浄層)がスクリーン559に接触するようにしてスクリーン559上に置かれる。清掃パッドの試料は直径5.4cmを有する円形試料である。(試料560は単層として描かれているが、実際には、この試料が切り取られるパッドが有する全ての層を有している円形試料である。)シリンダー554は、透明なLEXAN▲R▼棒(又は相当品)をくり抜いたものであり、内径6.00cmを有し(面積=28.25cm2)、壁の厚さ約5mm、高さ約5cmである。ピストン556はテフロンカップの形をしており、小さい公差でシリンダー554にフィットするように機械加工されている。円筒状ステンレス鋼製錘558は、ピストン556内にぴったりと入り込むように機械加工され、動かしやすいように頂部のハンドル(示されていない)と係合している。ピストン556と重り558との合計重量は145.3gで、それは22.9cm2の面積では0.09psi(約0.6kPa)の圧力に対応する。
装置510の諸構成部分は、ここを通過する脱イオン水の流速が、静水頭10cmにおいて、最低0.01g/cm2/secであるように寸法が決められており、ここでは流速はフリット濾過器518の面積によって正規化される。流速に特に影響を与える因子は、フリット濾過器中のガラス濾板の透過性及びガラス管524、530、534、542、546、531a、及び栓バルブ528、540の内径である。
貯蔵容器512は、0.1g/hrより小さいドリフトで、少なくとも0.01gまでの精度を有する分析用秤516の上に置かれる。秤は、(i)PUP試験の開始から予めセットされた時間間隔で秤重量の変化をモニターでき、(ii)秤の感度に応じて、0.01−0.05gの重量変化で自動的に開始するようにセットすることができるソフトウェアを有するコンピュータに連絡することが好ましい。貯蔵容器512に入る細管524は、その底部にもカバー514にも接触してはいけない。貯蔵容器512中の液(示されていない。)の量は、測定中空気が細管524に引き込まれないように十分でなければならない。測定開始時における貯蔵容器512中の液のレベルは、フリット濾過器518のガラス濾板の頂部表面より約2mm下でなければならない。これは、ガラス濾板上に液の小滴を置き、それがゆっくりと貯蔵容器512に流れるのを重量分析的にモニタすることによって確認することができる。ピストン/シリンダ組立体520を濾過器518内に置く際に、このレベルが著しく変化してはいけない。貯蔵容器は十分大きい直径(例えば、〜14cm)を有し、〜40ml部分が取り出されても液の高さの変化は3mm未満であるようにしなければならない。
測定前に、組立体に脱イオン水を満たす。フリット濾過器518中のガラス濾板の前面に水をどっとかけ、ガラス濾過器518中のガラス濾板が新鮮な脱イオン水で満たされるようにする。可能な程度に、ガラス濾板の底面、及び濾過器と貯蔵容器とを繋ぐシステムから気泡を除去する。下記の方法を三方栓の逐次的操作によって行う:
1.ガラス濾板上の過剰の液体をフリット濾過器518から取り除く(例えば注ぐ)。
2.貯蔵容器512の溶液の高さ/重量を正しいレベル/数値に調節する。
3.フリット濾過器518を貯蔵容器512に対して正しい高さに置く。
4.フリット濾過器518をその後フリット濾過器カバー522で覆う。
5.貯蔵容器512及びフリット濾過器518を開放連通位置において栓組立体526、538のバルブ528、540で釣り合わせる。
6.その後バルブ528、540を閉じる。
7.バルブ540が回わされて、濾過器がドレーン管544に対して開く。
8.このシステムをこの位置で5分間平衡状態にさせる。
9.バルブ540を戻して閉鎖位置にする。
ステップNo.7−9は、フリット濾過器518の表面を〜5cmの小吸引静水圧に曝すことによって一時的に「乾燥」させる。もしも管544の開放端がフリット濾過器518内のガラス濾板のレベルより〜5cmだけ低く延びており、脱イオン水で満たされているならば、この吸引が行われる。典型的には〜0.04gの液体がこの操作中にシステムから排水される。ピストン/シリンダ組立体520がフリット濾過器518内にあるとき、この操作は脱イオン水の早すぎる吸収を阻止する。この操作中にフリット濾過器から排出する液体量(フリット濾過器補正重量、又は「Wffc」と呼ばれる。)を、ピストン/シリンダ組立体520無しで20分間PUP試験(下記参照)を行うことによって測定する。試験を開始すると、この操作中にフリット濾過器から排出される液体のほとんど全部がその濾過器によって非常に速やかに再吸収される。このため、この補正重量を、PUP試験(下記参照)中に貯蔵容器から除去される液体の重量からこの補正重量を差し引くことが必要である。
丸い打抜き試料560をシリンダ554中に置く。ピストン556をシリンダ554にすべり込ませ、清掃パッド試料560の頂部に置く。ピストン/シリンダ組立体520を濾過器518のガラス部分の上部に置き、重り558をピストン556にすべり込ませ、しかる後濾過器518の頂部をフリット濾過器カバー522で覆う。秤の読みが安定したかどうかチェックした後、濾過器518と貯蔵容器512が連絡するようにバルブ528、540を開くことによって試験を開始する。自動開始により、濾過器518が液体を再吸収し始めるとデータ収集が直ちに始まる。
総時間1200秒(20分)にわたりデータが記録される。PUP吸収能力は次のように決定される:
t1200吸収能力(g/g)=[Wr(t=0)−Wr(t=1200)−Wffc]/Wds
上記式中、t1200吸収能は1200秒後のパッドのg/g容量である、Wr(t=0)は開始前の貯蔵容器512のグラム重量であり、WR(t=1200)は開始後1200秒の貯蔵容器512のグラム重量であり、Wffcはフリット濾過器補正重量で、Wdsは、清掃パッド試料の乾燥重量である。その後、試料のt30吸収能力及びt900吸収能力を同様に測定する;ただしこれらの場合はWr(t=30)及びWr(t=900)(即ち開始後それぞれ30秒後及び900秒後の貯蔵容器の重量)を上記式に用いる。試料のt30パーセント吸収度は、[t30吸収能力]/[t1200吸収能力]×100%として計算される。
B.絞り出し
使用時の圧力に曝される場合の清掃パッドの液体保持能力、従って液体「絞り出し」を回避する能力は、本発明のもつ一つの重要なパラメーターである。「絞り出し」は清掃パッド全体で、ワットマン濾紙で1.5kPa(0.25psi)の圧力下で試料から吸い取れる液体量を測定することによって測定される。絞り出しは、水平吸い上げ(horizontal wicking)(特に洗浄層又は表面接触層からなるパッド表面からの吸い上げ)により脱イオン水で収容能力まで飽和した試料で行う。(飽和試料を得る一方法が1995年10月13日に提出された米国特許出願シリアル番号08/542,497(ダイヤーら)に水平重量測定吸い上げ法として記載され、引用によりここに組み入れられている。)液体含有試料はそれぞれの圧力を供給できる装置に水平に置かれ、好ましくは試料表面全体に均一に分布する圧力を与える空気充満バッグを用いて行われる。絞り出し値は、濡れた試料の重量当たりの喪失試験液体重量として報告される。
例I
直鎖アルコールエトキシレート洗剤界面活性剤(ネオドール1−5▲R▼、シェル・ケミカル社から入手)及びアルキルスルホネート(ビオタージュPAS−8s、ステパン社から入手できる直鎖C8スルホネート)を含む洗剤界面活性剤約0.5%;炭酸カリウム約0.1%;及び2−アミノ、2−メチルプロパノール約0.5%;色素及び香料を含む補助剤;並びに一定量にするための脱イオン水から構成される洗剤組成物/溶液を床表面に塗布し、上述され且つ図示された器具(有効量のポリアクリレート ナトリウム、好適には架橋ポリアクリレートナトリウム、超吸収性材料、を含む)により除去する。その結果清浄な床になる。
有効濃度、典型的には約0.0005乃至約0.02、好適には約0.001乃至約0.01、より好適には約0.002乃至約0.003の石鹸水泡抑制剤は、特にセラミック表面上のスポット生成及び膜生成を技術的に改善する。この理由は、モップが動き、石鹸水泡を生成する際に、セラミック上のグラウトラインが低スポットを生成するからである。更に、消費者調査によると、モッピング中に見られる石鹸水の泡は膜/たてすじに導くと若干の消費者が感じていることが判明している。
モッピング中の床の石鹸水泡を少なくすると、膜/たてすじを残さないための種々の程度の技術的及び外観上の利益がある。その利益の程度は、生じる石鹸水泡のレベルと、石鹸水泡のレベルがモッピング中にどの程度コントロールされるかによる。
公知の石鹸水泡抑制剤を用いることができるが、シリコーン−石鹸水泡抑制剤を用いることが非常に望ましい。なぜならばそれらは非常に低濃度で有効であり、そのため、最小有効量の石鹸水泡抑制剤が存在し、必要な全体的水溶性物質を最小にすることができるからである。
Claims (8)
- 汚れた表面に塗布し、超吸収性材料を含むパッドを有する器具により除去される洗剤組成物において、
直鎖アニオン性洗剤界面活性剤または非イオン性洗剤界面活性剤から選択された0.01乃至0.5%の1種類以上の洗剤界面活性剤と、
0.2%未満の溶媒と、
0.0005乃至0.02%の石鹸水泡抑制剤と
を含み、
pHが9より高い洗剤組成物。 - 洗剤界面活性剤濃度が0.1乃至0.45%で、pHが10.3より大きい請求項1に記載の洗剤組成物。
- 前記石鹸水泡抑制剤がシリコーン−石鹸水泡抑制剤を含んでなる請求項1または2に記載の洗剤組成物。
- 前記洗剤界面活性剤が主として直線形構造を有し、
アニオン性洗剤界面活性剤と、
非イオン性洗剤界面活性剤と、
双性イオン性洗剤界面活性剤と、
両性洗剤界面活性剤と
からなる群から選択される請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 - CR2(NH2)CR2OHの式で表され、上記式中、各Rは水素、炭素原子1乃至4個のアルキル基からなる群から、化合物中の総炭素原子数が3乃至6個になるように選択されるアルカノールアミンの少なくとも有効量でアルカリ性にされる請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
- 超吸収性材料を含むパッドと請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗剤組成物とを含んでなるキット。
- 超吸収性材料を含むパッドと一緒に使用するようにとの指示書と組み合わされて容器中にある請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
- 請求項1〜7に記載の洗剤組成物の有効量を前記表面に塗布する工程と、
前記組成物を超吸収性材料を含んでなる超吸収構造に吸収する工程と
を備える汚れた表面を清掃する方法。
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