JP4067982B2 - ポンプ付シリンダ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、小型油圧ポンプ付シリンダ装置などのポンプ付シリンダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のポンプ付シリンダ装置は、図18および図19に示すようにモータ(図示せず)によって駆動される流体圧ポンプ200と、ピストンロッド203の先端に取付けられたピストン204を有しピストン204を内挿したシリンダ部205を有するシリンダ201と、流体を溜めるタンク202とで構成されている。
【0003】
モータを回転することにより、流体圧ポンプ200の第1の流出入口より加圧流体をシリンダ装置201に圧送し、ピストン204を一方向に押動するとともに、シリンダ部205内のピストン204の移動で押し出された流体はタンク202を介して第2の流出入口から流体圧ポンプ200に還流する。モータの回転方向を反対にすると流体圧ポンプ200の第2の流出入口から加圧流体がシリンダ201に圧送されるとピストン204が反対方向に駆動され、同時にそのピストン204で押し出された流体はタンク202を介して第1の流出入口から流体圧ポンプ200に還流する。
【0004】
この場合、ピストン204がシリンダ部205の一端側に移動したときのシリンダ部205の内容積と他端側に移動したときのシリンダ部205の内容積とでは、シリンダ部205内に進入したピストンロッド203の体積分の差がある。タンク202内ではこの差に相当する油量が変化する。
【0005】
このようなシリンダ装置201のピストン204の往復動作に伴うシリンダ部205の体積差を吸収するため、従来のタンク202は、エアーブリーザ206を取付けてタンク202内のエアーを吸入・排出していた。
【0006】
しかし、この従来のタンクは、油漏れ防止のため、取付け方向に規制があり使用方法も限られるという課題があった。
【0007】
これに対して、図20のタンク202は、タンク202内にスプリング207およびOリング208付きピストン209を内蔵して油量の変化を吸収している。
【0008】
さらに、油圧作動装置の油槽と連通する油量調節室内に可撓性袋体を設け、可撓性袋体の膨張・収縮により、油槽内の油量の変化を調節するものがあった。可撓性袋体は収縮して潰れたときに内面同士が密着するのを防止するため、内部に丸棒状の弾性部材を配設し、潰れたままで長期間経過しても可撓性袋体が容易に復元できるようにていた(特許文献参照)。
【0009】
【特許文献】
特開平9-317905号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図20のタンク202は、図19のタンクに比べて取付け方向の規制がなく、使用方法も限られないが、Oリング208が摺接するためタンク内径の仕上精度が必要であり、またスプリング207、ピストン209等の部品点数が増加し価格が高くなるという欠点があった。
【0011】
また特許文献の油量調節室は、可撓性袋体および弾性部材が必要であり、部品点数が増加するという欠点があった。
【0012】
したがって、この発明の目的は、部品点数が増加せず、タンク内の精度が必要でなく、しかもタンクの取付方向の規制のないポンプ付シリンダ装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のポンプ付シリンダ装置は、第1流出入口および第2流出入口を有しその一方より流体を流入し他方より圧送する流体圧ポンプと、
ピストンロッドの一端部に設けたピストンを有し、前記ピストンを摺動自在に内挿したシリンダ部を有し、前記ピストンで仕切られた前記シリンダ部内の一端側が第1通路を通して前記第1流出入口に接続され、前記シリンダ部の他端側が第2通路を通して前記第2流出入口に接続されて、前記流体の圧力により前記ピストンが駆動されるシリンダと、
前記第1通路と第3通路との間に介在された第1の弁を有し、前記第2通路と前記第3通路との間に介在された第2の弁を有し、前記第1通路または前記第2通路の流体が加圧状態のときその加圧状態にある前記第1の弁または前記第2の弁の一方が閉弁し、他方が開弁する弁装置と、
前記第3通路に連通して前記シリンダ部内から前記ピストンの動作により還流排出される余剰の流体を収納するタンクとを備え、
前記タンクは、流体の圧力を受けて体積変化する独立気泡の発泡材を用いた平板状でありかつ前記タンクの内周面に沿って略C字形に変形して前記タンクに収納される弾性体を有するとともに、前記弾性体の前記略C字形の中心に配置されて流体が通過する流通孔を周面に形成したパイプを有し、前記パイプの基端部を前記第3通路に連結したものである。
【0014】
請求項1記載のポンプ付シリンダ装置によれば、弾性体が体積変化することにより流体の変動を吸収するので、タンクの部品点数が増加せず、タンク内の精度が必要でなく、しかもタンクの取付方向が規制されない。したがって、ポンプ付シリンダ装置に適用した場合、その取付姿勢が規制されず、軽量となりかつ安価にできる。また弾性体は平板状であって、タンクの内周面に沿って略C字形に変形して収納されているため、径方向のわずかの厚さの収縮により大きな体積変化が得られる。また弾性体の製造が容易になる。
【0019】
請求項記載のポンプ付シリンダ装置は、請求項において、前記流体圧ポンプがモータにより正逆回転する斜板型ポンプであり、前記モータの回転方向の切り替えにより第1流出入口または第2流出入口より選択的に加圧流体を圧送するものである。
【0020】
請求項記載のポンプ付シリンダ装置によれば、請求項と同様な効果がある。
【0021】
請求項記載のポンプ付シリンダ装置は、請求項において、前記弁装置が前記第1通路または前記第2通路の流体が加圧状態のときにその圧力により閉弁し、かつ前記第1の弁と前記第2の弁は相対的に開閉するように相互に連結されているものである。
【0022】
請求項記載のポンプ付シリンダ装置によれば、請求項と同様な効果のほか、弁の切り替えが確実にできかつ構成が簡単にできる。
【0025】
請求項記載のポンプ付シリンダ装置は、請求項1において、前記流体圧ポンプと前記シリンダを連結するとともに前記弁装置を内蔵した連結体を有し、前記タンクが前記連結体に分離可能に取付けられ、前記タンク内と前記連結体の前記弁装置との間に前記第3通路が通り、前記タンク側の前記第3通路および前記連結体側の前記第3通路にそれぞれ、前記タンクと前記連結体の連結状態で互い押圧することにより開弁する逆止弁を設けたものである。
【0026】
請求項記載のポンプ付シリンダ装置によれば、請求項1と同様な効果がある
【0027】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1から図12に示す。すなわち、この小型油圧ポンプ付シリンダ装置は、流体圧ポンプ1と、シリンダ2と、弁装置3と、タンク4を有する。
【0028】
流体圧ポンプ1は、第1流出入口5および第2流出入口6を有し、その一方より流体を流入し他方より圧送するものである。この流体圧ポンプはモータ(図示せず)により正逆回転する斜板型ポンプであり、モータの回転方向の切り替えにより第1流出入口5または第2流出入口6より選択的に流体を外部に圧送する。図1ではモータに連結されたポンプシャフト7が矢印の右回りの方向に回転する場合を示している。流体は例えば油を使用する。
【0029】
実施の形態において、図2に示すように、8はケース、9、10はポンプシャフト7の軸受け、11はポンプシャフト7の回りに一体に設けられた複数のシリンダ、12はシリンダ11群に内挿されたピストンでシリンダ11の一端からばね17により突出するように付勢されている。13はピストン12の先端に配置された斜板であり、ポンプシャフト7を貫通させる貫通孔14を有し、一端がポンプシャフト7と直角な軸18に連結されている。15は斜板13をシリンダ11に対して所定の傾斜角と略垂直の姿勢とに弾性的に支持する移動自在な支持体であり、図1および図2では所定の傾斜角に支持している。ピストン12の各先端はシュー16を介して斜板13に摺接している。シリンダ11のピストン12の突出方向と反対側はケース8の蓋部20に回転自在に摺接する弁板19に連結され、弁板19に連通孔(図示せず)を形成している。弁板19が摺接する蓋部20の表面に連通孔に連通するように相対称に配置された同一曲率中心をもつ一対の同一半径の円弧状の溝を形成し、これらの溝の一方に第1流出入口5が連通し、他方に第2流出入口6が連通している。
【0030】
したがって、一対の溝はポンプシャフト7の一回転において、ピストン12が斜板13を昇るときのシリンダ11群と、ピストン12が斜板13を下るときのシリンダ11群にそれぞれ連通する。図1の場合は、第1流出入口5が加圧流体として流出する吐出ポートとなり、第2流出入口6が流体の流入する吸入ポートとなる(図8(c)参照)。ここで、図8(c)は流体圧ポンプの横断面図である。上記と反対にポンプシャフト7を逆回転すると第1流出入口5が加流体の流入となり、第2流出入口6が加圧流体の流出となる。また斜板13が支持体15の後退によりばね17に押されて所定角の傾斜姿勢から略垂直姿勢になった場合には加圧流体の圧送量は少なくなりピストン23を一定圧に保持する作用をする。
【0031】
シリンダ2は、流体圧ポンプ1より圧送される加圧流体によりピストンを往復動作するものである。このシリンダ2はピストンロッド22の一端部に設けたピストン23を有し、ピストン23を摺動自在に内挿したシリンダ部24を有し、ピストン23で仕切られたシリンダ部24の一端側に第1通路25を通して第1流出入口5が接続され、シリンダ部24の他端側に第2通路26を通して第2流出入口6が接続されて、流体の圧力によりピストン23が駆動される。実施の形態において、28はピストンロッド22の他端側を液密に貫通させる貫通部、29はシリンダ部24内のピストン23によって仕切られた第1通路25に連通する一方のシリンダ室、30は第2通路26に連通する他方のシリンダ室である。第1通路25はシリンダ部24を連結する連結体(マニホールドブロック)27の通路(ドレインポート)25aに連通し(図8(a))、通路25aを通して第1流出入口5に連通している。ここで図8(a)は図1のB−B線断面図である。第2通路26はシリンダ部24の壁厚内にシリンダ部24の軸方向に形成された側路であり、さらに連結体27の通路26aに連通し、通路(ドレインポート)26aを通して第2流出入口6に連通している。55(図4)は連結手段である連結ボルトである。
【0032】
弁装置3は、第1通路25と第3の通路33との間に介在された第1の弁32を有し、第2通路26と第3の通路との間に介在された第2の弁34を有する。そして、第1の通路25または第2の通路26の流体が圧力状態のときその圧力状態にある第1の弁32および第2の弁34の一方が閉弁し、他方が開弁するように構成されている。すなわち、弁装置3の各弁32、34は相対向するように配設され、それぞればね35により付勢されて閉弁する逆止弁であり、第1の弁32と第2の弁34は相対的に開閉するように相互に連結部36により連結されている。したがって、第1通路25の流体が加圧状態のときにその圧力により第1の弁32が閉弁し、それによって第2の弁34が開弁する。また第2通路26の流体が加圧状態のときにその圧力により第2の弁34が閉弁し、それによって第1の弁32が開弁する。
【0033】
実施の形態では、流体圧ポンプ1が連結体27にシリンダ2と同じ側で平行となるように連結され、上記したように流体圧ポンプ1の第1流出入口5が通路25aに連通し、第2の流出入口6が通路26aに連通している(図8(a))。この結果、図1においては第1流出入口5から吐出される加圧状態の流体により弁装置の第1の弁32が閉じ、第1の弁32に連結部36を介して押されて第2の弁が開く。これにより、加圧流体は第3の通路33に流れ込むことなく第1通路25より一方のシリンダ室29に流入してピストン23の押動を開始する。他方のシリンダ室30の流体はピストン23の動作によりピストン23に押されて第2通路26より通路26aを通して第2流出入口6および弁34を介して第3の通路33に流れ込む。45は第3の通路33に連通する流体抜きまたは流体充填用の開口部である。
【0034】
タンク4は、流体を収容する流体溜めタンクであって、流体の量の変動を吸収するように体積変化する弾性体40を内装している。実施の形態では、タンク4はピストン23の動作によりシリンダ2から流体圧ポンプ1に還流する流体を収容するもので、第3の通路33に連通して弁装置3を介してシリンダ2内からピストン23の動作により排出される余剰の流体を収容する。この場合、シリンダ室29、30は、ピストン23が一方向または他方向に移動したときそれぞれ最大となるが、シリンダ室30の最大体積はピストンロッド22の体積分だけ、シリンダ室29の最大体積よりも小さくなっている。このため、ピストン23が一方向に移動したときと他方向に移動したときではタンク4内に溜まる流体量がピストンロッド22の体積分の変動を生じる。このとき、弾性体40は、その流体の変動を吸収するように体積変化するもので、例えば弾性体は独立気泡の発泡材、例えばウレタンやネオプレンゴムを用いたスポンジを使用している。
【0035】
実施の形態において、この弾性体40は平板状であって、タンク4の内周面に沿って略C字形に変形してタンク4に収納されている。一方、パイプ43を弾性体40の略C字形の中心に配置し(図8(b))、パイプ43の基端部を第3通路33に連結している。パイプ43には流体が通過する流通孔44を周面に形成している。ここで、図8(b)は図1のA−A線断面図である。
【0036】
実施の形態において、タンク4は円筒形であり、連結体27のシリンダ2および流体圧ポンプ1と反対側に取付けられている。この場合、タンク4の入口にばねにより付勢された逆止弁50が設けられ、連結体27の第3の通路33にもばねにより付勢された逆止弁51が設けられ、タンク4と連結体27の分離状態では閉じた状態にし、油がこぼれないようにしている。タンク4を連結体27に連結することによって互いに逆止弁50、51を押圧し合って開弁し、第3の通路33と入口52とを連通する。図1では、ピストンロッド22の位置しないシリンダ室29の体積が最小の状態となる位置までピストン23が位置しているため、タンク4内の流体量は最大であり、その圧力により弾性体40はパイプ43の周辺から径方向外方へ押し広げられタンク4内の周面に押付けられるように圧縮される。弾性体40は約25%程度圧縮されるように設定されている。41はタンク4の端部を閉じる栓、56は連結手段である連結ボルト、57は連結体27に設けたねじ孔(図4)である。
【0037】
図1および図8は上記したようにモータを右回りに回転してシリンダ室29に流体を圧入開始した状態である。
【0038】
図5および図9はピストン23が図1の状態から流体に押圧されてシリンダ部24の反対側に移動した状態である。このとき、シリンダ室29は最大となりシリンダ室30が最小となるが、シリンダ室29にはピストンロッド22がないので最も流体がシリンダ2に入り込むこととなる。すなわち、流体圧ポンプ1の第1流出入口5から吐出した流体は通路25aおよび第1通路25を流れてシリンダ室29に入り、ピストン23を押動し、ピストン23に押動されたシリンダ室30の流体は第2通路26、通路26aを通り第2流出入口6より流体圧ポンプ1の吸入過程にあるシリンダ11に吸入され、ピストン23の移動によりシリンダ室29、30がほぼ同体積になった位置を超えると不足分がタンク4より流れ込む。この結果、タンク4内では弾性体40が復元し図5および図9(b)の状態に体積を増大する。ピストン23がシリンダ部24の反対側に位置した状態ではピストン23が停止するがモータは同方向に回転しているので、流体圧の圧力を一定に保つため斜板13の傾斜角を略垂直姿勢にしている。この結果、ピストンロッド22はシリンダ2から突出しかつ流体圧によって突出した状態が保持される。
【0039】
図6および図10は図5の状態からモータを停止し、斜板13の傾斜角を元の傾斜角に戻してモータを逆回転した、すなわち左回りに回転した状態である。このとき、流体圧ポンプ11は第2流出入口6が吐出ポートとなり第1流出入口5が吸入ポートとなる。したがって、第2流出入口6に連通する通路26aが加圧状態となるので弁34が押圧されて閉じ、第1流出入口5につながる通路25aは吸入側となるので弁32が開くとともに、通路26aから第2通路26を経てシリンダ室30に流入し、ピストン23を前記と反対方向に駆動する。これにより、シリンダ室29より吐出される流体は通路25から通路25aを通って第1の流出入口5より流体圧ポンプ1の吸入過程のシリンダ11に吸入されるとともに、過剰分は弁32を介してタンク4内に溜まり始める。
【0040】
図7および図11は、図6において、ピストン23がシリンダ部24内に入り込み、ピストン23により区切られたシリンダ室29が最小でシリンダ室30が最大となった状態であり、かつ斜板13の傾斜を略垂直にしてモータが回転を続けることによりピストン23を一定の圧力で保持した状態である。また先に述べたようにシリンダ室30の最大容積とシリンダ室29の最大容積の差に相当する余剰の流体がタンク4内に溜まり、ピストン23による圧力で弾性体40を内側が拡がるようにタンク4の内周面に押しつけて圧縮している。この後、斜板13を傾斜し、モータを停止して逆に回転すると図1の状態になる。
【0041】
なお、支持体15の移動は制御手段により行うが、斜板13の傾斜姿勢から略垂直姿勢のための移動はピストン23の二方向の移動の終端付近を検出して行うことができ、ピストン23を起動する際に傾斜姿勢に移動させるようにすることができる。
【0042】
この発明の第2の実施の形態を図13および図14に示す。すなわち、第1の実施の形態において、タンク4を円筒形にし、弾性体40が円柱形のスポンジであって長さがタンク4の内容積の半分弱程度にしたものであり、この弾性体40をタンク4内に収納しており、パイプ43は省略している。この場合、余剰分の流体によりタンク4の軸方向に圧縮されることとなる。なお、58は流体圧ポンプ1の連結手段である連結ボルト、59は流体圧ポンプ1の組み立て用ねじである。
【0043】
この発明の第3の実施の形態を図15に示す。すなわち、第2の実施の形態において、弾性体40に帯状のスポンジを渦巻きに巻いてタンク4内に収納している。この場合、余剰分の流体によりタンク4の軸方向および周方向したがって弾性体40が厚さ方向および幅方向に圧縮を受ける。この実施の形態の弾性体も第1の実施の形態と同様に容易に製造できる。
【0044】
この発明の第4の実施の形態を図16および図17に示す。すなわち、第1の実施の形態において、タンク4は従来例のタンク202を利用し、その内部に第2の実施の形態と同様な弾性体40を収納したものである。弾性体40によってタンク4内は密閉されるので、エアーブリーザ206があっても取付姿勢等の影響を受けない。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載のポンプ付シリンダ装置によれば、弾性体が体積変化することにより流体の変動を吸収するので、タンクの部品点数が増加せず、タンク内の精度が必要でなく、しかもタンクの取付方向が規制されない。したがって、ポンプ付シリンダ装置に適用した場合、その取付姿勢が規制されず、軽量となりかつ安価にできる。また弾性体は平板状であって、タンクの内周面に沿って略C字形に変形して収納されているため、径方向のわずかの厚さの収縮により大きな体積変化が得られ、また弾性体の製造が容易になる。
【0046】
請求項2記載のポンプ付シリンダ装置によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0048】
請求項記載のポンプ付シリンダ装置によれば、請求項と同様な効果のほか、弁の切り替えが確実にできかつ構成が簡単にできる。
【0049】
請求項記載のポンプ付シリンダ装置によれば、請求項1と同様な効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のピストンの後退状態から進出状態へ開始する際の断面図である。
【図2】その流体圧ポンプの断面図である。
【図3】シリンダ装置の断面図である。
【図4】(a)は連結体およびタンクの分離状態の断面図、(b)は連結体の連結構造を示す断面図である。
【図5】ピストンの進出状態の断面図である。
【図6】ピストンの進出状態から後退を始める際の断面図である。
【図7】ピストンの後退状態の断面図である。
【図8】図1に対応し、(a)は図1B−B線断面図、(b)は図1A−A線断面図、(c)は流体圧ポンプの吐出口および吸引口を示す断面図である。
【図9】図5に対応し、(a)は図8と同じ位置の断面図、(b)は図8と同じ位置の断面図である。
【図10】図6に対応し、(a)は図8と同じ位置の断面図、(b)は図8と同じ位置の断面図、(c)は流体圧ポンプの吐出口および吸引口を示す断面図である。
【図11】図7に対応し、(a)は図8と同じ位置の断面図、(b)は図8と同じ位置の断面図、(c)は流体圧ポンプの吐出口および吸引口を示す断面図である。
【図12】タンクの断面を示す側面図である。
【図13】第2の実施の形態の、タンクの断面を示す側面図である。
【図14】タンクを示し、(a)はその横断面図、(b)は縦断面図である。
【図15】第3の実施の形態のタンク内のスポンジの示す横断面図である。
【図16】第4の実施の形態のタンクの断面を示す側面図である。
【図17】スポンジの圧縮状態のタンクの断面を示す側面図である。
【図18】従来例の概略断面図である。
【図19】そのタンクの拡大断面図である。
【図20】別の従来例のタンクの断面図である。
【符号の説明】
1 流体圧ポンプ
2 シリンダ
3 弁装置
4 タンク
5 第1流出入口
6 第2流出入口
7 ポンプシャフト
11 シリンダ
12 ピストン
13 斜板
14 貫通孔
15 支持体
16 シュー
17 ばね
18 軸
19 弁板
20 ピストンロッド
23 ピストン
24 シリンダ部
25 第1通路
26 第2通路
27 連結体
29 シリンダ室
30 シリンダ室
32 第1の弁
33 第3の通路
34 第2の弁
40 弾性体
43 パイプ
44 流通孔

Claims (4)

  1. 第1流出入口および第2流出入口を有しその一方より流体を流入し他方より圧送する流体圧ポンプと、
    ピストンロッドの一端部に設けたピストンを有し、前記ピストンを摺動自在に内挿したシリンダ部を有し、前記ピストンで仕切られた前記シリンダ部内の一端側が第1通路を通して前記第1流出入口に接続され、前記シリンダ部の他端側が第2通路を通して前記第2流出入口に接続されて、前記流体の圧力により前記ピストンが駆動されるシリンダと、
    前記第1通路と第3通路との間に介在された第1の弁を有し、前記第2通路と前記第3通路との間に介在された第2の弁を有し、前記第1通路または前記第2通路の流体が加圧状態のときその加圧状態にある前記第1の弁または前記第2の弁の一方が閉弁し、他方が開弁する弁装置と、
    前記第3通路に連通して前記シリンダ部内から前記ピストンの動作により還流排出される余剰の流体を収納するタンクとを備え、
    前記タンクは、流体の圧力を受けて体積変化する独立気泡の発泡材を用いた平板状でありかつ前記タンクの内周面に沿って略C字形に変形して前記タンクに収納される弾性体を有するとともに、前記弾性体の前記略C字形の中心に配置されて流体が通過する流通孔を周面に形成したパイプを有し、前記パイプの基端部を前記第3通路に連結したポンプ付シリンダ装置
  2. 前記流体圧ポンプはモータにより正逆回転する斜板型ポンプであり、前記モータの回転方向の切り替えにより第1流出入口または第2流出入口より選択的に加圧流体を圧送する請求項1記載のポンプ付シリンダ装置。
  3. 前記弁装置は前記第1通路または前記第2通路の流体が加圧状態のときにその圧力により閉弁し、かつ前記第1の弁と前記第2の弁は相対的に開閉するように相互に連結されている請求項1記載のポンプ付シリンダ装置。
  4. 前記流体圧ポンプと前記シリンダを連結するとともに前記弁装置を内蔵した連結体を有し、前記タンクが前記連結体に分離可能に取付けられ、前記タンク内と前記連結体の前記弁装置との間に前記第3通路が通り、前記タンク側の前記第3通路および前記連結体側の前記第3通路にそれぞれ、前記タンクと前記連結体の連結状態で互い押圧することにより開弁する逆止弁を設けた請求項1記載のポンプ付シリンダ装置。
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