JP4066319B2

JP4066319B2 - Digital recorder with sampler function

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Publication number: JP4066319B2
Application number: JP2002082546A
Authority: JP
Inventors: 三貴五藤
Original assignee: Yamaha Corp
Current assignee: Yamaha Corp
Priority date: 2002-03-25
Filing date: 2002-03-25
Publication date: 2008-03-26
Anticipated expiration: 2022-03-25
Also published as: JP2003280661A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンプラ機能を備えたディジタルレコーダに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、入力した楽音をディジタルデータで録音するディジタルレコーダが知られている。ディジタルレコーダによる新規の曲の録音は、例えば、以下のような手順で行なう。まず、レコーディングに先立って、録音する曲中のテンポの変化を規定するテンポマップを作成する。テンポマップは、曲の先頭からの拍子情報やテンポ情報を設定表示する画面である。これにより、ユーザは、曲中の任意の位置からのテンポ情報の値を設定することができる。レコーディング時には、作成したテンポマップに応じたテンポのメトロノーム音を発生し、演奏者は該メトロノーム音を聞きながら自分のパートの演奏を行なう。その演奏を当該パートに対応するトラックに録音する。このようにして、複数パートの各パートの演奏を順次行ない、演奏された音をそれぞれ異なるトラックに録音していく。その後、複数トラックに録音された楽音をミックスダウンして、例えばステレオ２チャンネルの曲を得る。
【０００３】
一方、上述したようなテンポマップの機能を備えたディジタルレコーダに、サンプラ機能を備えたものが知られている。これは、サンプリングした波形データをそれぞれ２バンク分割当て可能な８つのパッドを有するものである。演奏した楽音を記録する複数トラックに加えて、パッドの演奏を記憶可能な複数（８×２バンク分）のパッドトラックを備えている。録音時には、上述したメトロノーム音、あるいは既に録音されているトラックの楽音を聞きながら、所望のタイミングでパッドを操作（叩く）する。このパッドの操作イベント（オン／オフイベント）を、そのパッドに対応する２つのパッドトラックのうち指定されたパッドトラックに記録することができる。各パッドトラックは、各パッドの各バンクについて、操作イベントを複数記録可能である。再生時には、レコーディングされたトラックとともにパッドトラックも再生できる。パッドトラックの再生は、そのパッドトラックに記録された各操作イベントのタイミングに至ったとき、当該パッドトラックに対応する波形データを再生するものである。
【０００４】
さらに、テンポ同期が可能なサンプラが知られている。これは、ループモードにしたときに、そのループ波形をテンポ同期させることができる、すなわちテンポが変化したときにその変化後のテンポに同期してループ波形を伸縮して再生可能なものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来のディジタルレコーダでは、各パッドトラックは、対応するパッドの１つのバンクの１つの波形データについての操作イベントしか記憶できないので、多数のトラックが必要であるという不都合があった。
【０００６】
また、上述のサンプラ機能を備えたディジタルレコーダでは、各パッドトラックで再生される波形データを別の波形データにするためには、対応するパッドの対応するバンクへの波形データの割り当てを変更しなければならなかった。しかし、あるパッドのバンクへの波形データの割り当てを変更する操作（すなわち、バンクの波形データの入れ換え）を録音中に行なうことは煩雑であるという問題がある。
【０００７】
さらに、１つのパッドトラックで複数バンクの録音を行なうことができるように、パッドトラックにバンク切り換えのイベントを記録することも考えられるが、パッドトラックの録音時に、バンクの切り換え操作を行なうことは煩雑であるという問題がある。
【０００８】
また、上述の従来のテンポ同期可能なサンプラでは、パッド操作により再生される波形データのテンポをテンポマップのテンポに同期させることができなかった。
【０００９】
この発明は、上記従来形における問題点に鑑み、サンプラ機能を備えたディジタルレコーダにおいて、曲の録音・再生中に、バンクの波形データの割り当て変更操作や、パッドで選択されているバンクの切り換え操作を行なうことなく、パッドに対する波形データの割り当てを変更できるようにするとともに、パッド操作による波形データのテンポを曲のテンポに同期させることを可能にするディジタルレコーダを提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に係る発明は、サンプラ機能を備えた、複数の楽音記録トラックと複数のパッドトラックとを有するディジタルレコーダであって、複数のパッド操作子と、前記サンプラ機能によりサンプリングした複数の波形データを記憶する波形データ記憶手段と、前記パッドトラックの記録に先立ち、録音する曲中の各範囲におけるテンポ情報、拍子情報、および、どのパッド操作子に前記複数の波形データのうちのどの波形データを割り当てるかを表すパッド割り当て情報を所定のマップを用いて設定する手段と、曲の進行に応じて、前記マップの前記曲中の各範囲におけるテンポ情報と拍子情報とに基づいてテンポと拍子を変化させるとともに、前記マップ中のパッド割り当て情報に基づいてパッド割り当てを変化させる手段と、前記マップに基づいて変化するテンポのメトロノーム音を発生する手段と、外部から入力した楽音を記録する複数の楽音記録トラックを有する記憶手段と、前記パッド操作子の操作情報または該操作情報に応じた発音範囲情報を記録するための、前記各パッド操作子に対応する、複数のパッドトラックを有する記憶手段と、録音する楽音記録トラックについて、前記メトロノーム音に合わせて演奏され外部から入力した楽音の波形データを、曲の進行に応じて前記楽音記録トラックに記録する手段と、再生する楽音記録トラックについて、曲の進行に応じて、前記楽音記録トラックに記録された楽音の波形データを再生出力する手段と、前記メトロノーム音に合わせて行われる前記複数のパッド操作子のうちの１つのパッド操作子の操作に応じて、前記波形データ記憶手段に記憶されている複数の波形データのうちの、前記マップに基づいて変化するパッド割り当てによりその時点で該パッドに割り当てられている波形データを再生出力するとともに、前記パッド操作子の操作情報または該操作情報に応じた発音範囲情報を、前記操作されたパッド操作子に対応するパッドトラックに、記録する手段とを備えたことを特徴とする。
請求項２に係る発明は、請求項１に記載のディジタルレコーダにおいて、再生するパッドトラックについて、曲の進行に応じて前記パッドトラックに記録された操作情報または発音範囲情報に基づく発音タイミングに至ったときには、前記マップのパッド割り当て情報に基づいてそのタイミングでそのパッドトラックに対応するパッドに割り当てられている波形データを再生出力する手段を、さらに備えたことを特徴とする。
【００１４】
請求項３に係る発明は、請求項１または２に記載のディジタルレコーダにおいて、前記パッド操作子の操作に応じて波形データを再生出力する手段は、再生出力する波形データのテンポが、前記マップで設定されたテンポ情報にしたがうテンポに同期するように、前記波形データを伸縮して再生するものであることを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態について説明する。
【００１６】
図１は、この発明に係るサンプラ機能を備えたディジタルレコーダを適用したシステムのブロック構成図である。このシステムは、中央処理装置（ＣＰＵ）１０１、フラッシュメモリ１０２、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１０３、表示器１０４、フェーダ１０５、操作子１０６、ＰＣ入出力インターフェース（Ｉ／Ｏ）１０７、書込＆読出再生部１１１、波形メモリ１１２、ミキサ１１３、波形入力部１１４、波形出力部１１５、転送部１１６、バッファメモリ１１７、ＩＤＥ（Integrated Device Electromics）インターフェース１１８、ハードディスク１１９、ＣＤ−ＲＷ（CD-rewritable）ドライブ１２０、およびバスライン１３０を備える。
【００１７】
ＣＰＵ１０１は、このシステムの全体の動作を制御する処理装置である。フラッシュメモリ１０２は、ＣＰＵ１０１が実行する各種の制御プログラムやＣＰＵ１０１が使用する各種のデータなどを格納した不揮発性メモリである。フラッシュメモリ１０２は、書き換えが可能で、電源を切っても記憶された情報が失われない。ＲＡＭ１０３は、ＣＰＵ１０１が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。表示器１０４は、このシステムの外部パネル上に設けられた各種の情報を表示するためのディスプレイである。フェーダ１０５は、このシステムの外部パネル上に設けられた各種パラメータの値設定用の操作子である。操作子１０６は、このシステムの外部パネル上に設けられた各種の操作子である。操作子１０６は、４つのパッド（ＰＡＤ１〜ＰＡＤ４）を含む。
【００１８】
ＰＣＩ／Ｏ１０７は、外部のＰＣ機器と接続するためのインターフェースである。書込＆読出再生部１１１は、後述するサンプラ機能を実現するための部分であり、外部から入力した波形データを波形メモリ１１２に書き込み、また波形メモリ１１２に記憶された波形データを読み出して再生する処理を行なう。波形メモリ１１２は、外部から入力した波形データ（サンプリングしたもの）を記憶する記憶装置である。
【００１９】
ミキサ１１３は、書込＆読出再生部１１１を介して入力した波形メモリ１１２からの波形データ、波形入力部１１４から入力した波形データ、および転送部１１６を介して入力したハードディスク１１９やＣＤ−ＲＷドライブ１２０からの波形データを、任意に組み合わせてミキシングする。ミキシング結果は、波形出力部１１５や転送部１１６に出力される。波形入力部１１４は、マイクから入力したアナログ楽音信号をディジタル波形データに変換してミキサ１１３に供給する。波形出力部１１５は、ミキサ１１３から供給される波形データを出力する。出力された波形データは、必要に応じて、アナログ楽音信号に変換され不図示のサウンドシステムにより放音される。
【００２０】
ミキサ１１３は、実際にはディジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）により構成されている。ミキサ１１３は、サンプリング周期単位で行なわれる時分割多重処理で複数トラックの処理を並行して実行する。ミキサ１１３に対する入出力は、基本的には１サンプリング周期で波形データの１サンプルを入出力するものである。ミキサ１１３に対して波形入出力を行なう周辺各部は、ミキサ１１３の時分割処理に同期して、波形データの入出力を行なう。例えば、所定のマイクから入力した演奏音を所定のトラックに録音する場合、当該マイクから入力して波形入力部１１４でディジタルデータに変換された波形データは、ミキサ１１３が当該トラックの処理を行なうタイムスレッドで波形入力部１１４からミキサ１１３に供給されるようにタイミングが調整される。同様に、ミキサ１１３から当該トラックの波形出力を行なうタイムスレッドで出力される波形データは、それが出力されるタイミングで転送部１１６が受け取り、当該トラックに対応するファイルにその波形データを書き込むように処理される。
【００２１】
転送部１１６は、ＣＰＵ１０１からの指示に応じて、ハードディスク１１９とバッファメモリ１１７間の転送およびバッファメモリ１１７とミキサ１１３間の転送（１サンプル／サンプリング周期×再生または録音トラック数分）を制御する。バッファメモリ１１７には、複数トラック分の記憶領域が用意されており、複数トラック分同時に録音・再生することができる。
【００２２】
１トラック分の録音は、以下のように行なう。転送部１１６は、当該トラックに録音すべき波形データの１サンプルが出力されるサンプリング周期のタイミングで、ミキサ１１３から当該サンプルを受け取り、バッファメモリ１１７の当該トラックの記憶領域に書き込む。バッファメモリ１１７の当該トラックの記憶領域に１クラスタ分のサンプルが溜まったら、それをハードディスク１１９の当該トラック記憶領域へ転送する。転送部１１６からハードディスク１１９への波形データの転送は、１クラスタ分のデータが溜まったときに行なわれ、ミキサ１１３と転送部１１６との間のサンプリング周期に同期した転送とは独立している。したがって、転送部１１６からハードディスク１１９に転送を行なっている間も、前述したバッファメモリ１１７への書き込み動作は継続される。
【００２３】
１トラック分の再生は、以下のように行なう。まず再生すべきトラックの先頭の２以上のクラスタのサンプルをハードディスク１１９から読み出してバッファメモリ１１７の当該トラックに対応する記憶領域に書き込む。転送部１１６は、ミキサ１１３が当該トラックの波形データを入力するサンプリング周期のタイミングで、バッファメモリ１１７から当該トラックの１サンプルを読み出してミキサ１１３に渡す。バッファメモリ１１７に１クラスタ分の空き領域（再生し終えたサンプルの記憶領域）ができたら、ハードディスク１１９からその空き領域へ後続の１クラスタ分のデータを転送する。ハードディスク１１９からバッファメモリ１１７へのデータ転送がミキサ１１３と転送部１１６との間のデータ転送と独立して行なわれることは、録音時と同様である。
【００２４】
ＩＤＥＩ／Ｏ１１８は、ハードディスク１１９およびＣＤ−ＲＷドライブ１２０と転送部１１６とを接続するためのインターフェースである。また、ＩＤＥＩ／Ｏ１１８は、ハードディスク１１９およびＣＤ−ＲＷドライブ１２０と、ＣＰＵ１０１、フラッシュメモリ１０２、およびＲＡＭ１０３との間のインターフェースでもある。ハードディスク１１９は、演奏データを格納するための外部記憶装置である。ＣＤ−ＲＷドライブ１２０は、ＣＤ、ＣＤ−Ｒ、あるいはＣＤ−ＲＷを挿入してデータを読み出しあるいは書き込む装置である。
【００２５】
上記転送部１１６によるレコーダ機能と書込＆読出再生部１１１を使用して実現するサンプラ機能について説明する。ＣＰＵ１０１は、上述したように転送部１１６によるレコーダ機能を用いてハードディスク１１９に書き込んだ波形データをＲＡＭ１０３上に読み出し、該ＲＡＭ１０３上でその波形データから波形メモリ１１２に記憶する波形データを作成する。これは、例えば、録音した波形データの前後を切り落として４分の４拍子の１小節分に合うようにするなどの処理を行なうものである。ＣＰＵ１０１の指示に応じて、作成した波形データを波形メモリ１１２へ書き込む。このシステムは４つのパッドを備え、各パッドには４つのバンクを割り当てることができるので、波形メモリ１１２に書き込むときにはどのパッドのどのバンクに書き込むかを指定するものとする。再生時には、ＣＰＵ１０１の指示に応じて、波形メモリ１１２に記憶された波形データを読み出して再生する。このとき波形データの時間軸を圧縮伸張することが可能である。メトロノーム音の発生も同様の機構により行なわれる。
【００２６】
図２は、波形メモリ１１２のメモリマップを示す。パッド１Ａは、第１のパッドＰＡＤ１のバンクＡに割り当てた波形データを示す。パッド２Ｃは、第２のパッドＰＡＤ２のバンクＣに割り当てた波形データを示す。以下、同様にしてパッドＰＡＤ１〜ＰＡＤ４に対して各パッドごとにＡ〜Ｄの４バンクの波形データを格納できる。これらの波形データの格納の順序は任意である。また、波形メモリ１１２には、メトロノーム音の波形データが格納されている。
【００２７】
この実施形態のシステムは、従来技術の欄で説明したテンポマップに相当するリズムマップの機能を備えている。すなわち、リズムマップを表示器１０４上に表示し、録音しようとする曲中の任意の位置におけるテンポ情報と拍子情報を設定できる。リズムマップの設定の後、作成したリズムマップに応じたテンポのメトロノーム音を発生し、演奏者は該メトロノーム音を聞きながら自分のパートの演奏を行なう。その演奏を当該パートに対応するトラックに録音する。このようにして、複数パートの各パートの演奏を順次行ない、演奏された音をそれぞれ異なるトラックに録音する。
【００２８】
また、通常の演奏を記録するトラックのほか、４つあるパッドに対応する４つのパッドトラックを備えている。録音時には、各パッドの操作に応じて、その操作イベントを、当該パッドに対応するパッドトラックに記録する。ここでは、パッドのオン／オフの結果の発音範囲の情報を記録しているが、パッドのオン／オフ情報をそのまま記録してもよい。その発音範囲を示す位置をどのような位置情報で表すかは任意であるが、後述するようにパッドの操作タイミングの分解能として１６分音符単位あるいはレコーダ部の最小分解能（サンプル単位）でタイミングを把握する必要があるので、該分解能で位置を把握できるように位置情報を記録するものとする。なお位置の分解能については後述する。
【００２９】
４つある各パッド（各パッドトラック）へのバンクの割り当ては、リズムマップで設定できる。特に、曲中の任意の範囲で各パッドにどのバンクを割り当てるかを、任意に設定できる。したがって、録音時にパッドへのバンクの割り当てを変更する煩雑な操作を行なう必要がない。再生時には、各パッドトラックに記録された発音範囲のタイミングに至ったとき、リズムマップの設定に基づき、その位置において当該パッドトラックに割り当てられているバンクの波形データが再生される。再生時もパッドトラックへのバンクの割り当てはリズムマップの設定に基づくので、パッドトラックで再生される波形データを別のものにするために、当該パッドトラックに割り当てられているバンクの波形データを入れ換えたり、パッドトラック中にバンク切り換えイベントを記録する必要はない。
【００３０】
図３は、表示器１０４に表示されるリズムマップの設定画面を示す図である。３０１〜３０９は見出しの表示である。見出し表示３０１〜３０９の下の表示領域３２０に、リズムマップのデータを設定するための表が表示される。
【００３１】
図４は、表示領域３２０に表示されるリズムマップの表の例を示す。行４０１に示す３０１〜３０９の見出しは、図３の同じ番号の見出し表示に相当する部分である。４０２〜４０９は、ユーザが設定した行レコードを示す。それぞれの行レコードにより、曲中の位置と、その位置からの拍子、テンポ、およびパッドの割り当てを設定する。
【００３２】
図３および図４における各見出し３０１〜３０９について説明する。「ＳＴＥＰ」３０１は、この表の行レコード単位に順に付けた番号である。「ＮＡＭＥ」３０２は、行レコードに付けた名前である。ユーザは、各行レコードの「ＮＡＭＥ」欄にカーソルを位置付けて、キーボードその他の入力手段を用いて文字入力し、行レコードに任意に名前を付けることができる。図４では、行レコード４０４に「Ａ」、行レコード４０５に「Ｂ」、行レコード４０８に「ＥＮＤＩＮＧ」、行レコード４０９に「ＥＮＤ」の名前をそれぞれ付けている。他の行レコード４０２，４０３，４０６，４０７には、デフォルトの名前として小節位置を示す数値が設定されている。
【００３３】
「ＭＥＡＳＵＲＥ」３０３は小節位置、「ＭＥＴＥＲ」３０４は拍子、「ＴＥＭＰＯ」３０５はテンポ値を、それぞれ設定する欄である。ユーザは、各行レコードのこれらの欄にカーソルを位置付けて、キーボードその他の入力手段を用いてそれぞれのデータを設定できる。例えば、図４の行レコード４０２（ＳＴＥＰ１の行）では、小節位置が第１番目の小節、拍子が４分の４拍子、テンポ値が１２０．０に設定されている。テンポ値は、１分間に４分音符が幾つ含まれるかの値である。テンポ値の欄である「ＴＥＭＰＯ」３０５に設定した「ＥＮＤ」は、その小節位置が曲の終わりであることを示す。なお、各欄の＊は、その上の行レコードの同じ欄の値を引き継ぐことを示す。したがって、図４の表では、行レコード４０２〜４０９の「ＭＥＴＥＲ」３０４の設定内容から、第１小節から第８９小節（すなわち、曲の全範囲）で４分の４拍子が設定されている。また、行レコード４０２〜４０９の「ＴＥＭＰＯ」３０５の設定内容から、第１小節から第１２小節の範囲でテンポ１２０．０、第１３小節から曲の終わりまでの範囲でテンポ１２５．０が、それぞれ設定されている。
【００３４】
「ＰＡＤ１」３０６〜「ＰＡＤ４」３０９は、４つのパッドへのバンクの割り当ての設定欄である。１つのパッドは１つのパッドトラックと対応しているので、「ＰＡＤ１」３０６〜「ＰＡＤ４」３０９の設定を各パッドトラックへのバンクの割り当てと見ることもできる。各パッドに対し、それぞれＡ〜Ｄの４バンクの波形データを割り当てることができる。例えば、行レコード４０２（ＳＴＥＰ１の行）では、第１小節から、第１のパッドＰＡＤ１に当該パッドのバンクＡの波形データ（図２のパッド１Ａの波形データ）を割り当て、第２のパッドＰＡＤ２には当該パッドのバンクＡの波形データ（図２のパッド２Ａの波形データ）を割り当てている。また、行レコード４０３（ＳＴＥＰ２）では、第３小節から、第１のパッドＰＡＤ１に当該パッドのバンクＤの波形データ（図２のパッド１Ｄの波形データ）を割り当てている。各欄の＊は、その上の行レコードの同じ欄のバンクの設定を引き継ぐことを示す。
【００３５】
図３に戻って、ＮＥＷボタン３１０は、図４に示すリズムマップの表に新しいレコードを追加するためのボタンである。ＮＥＷボタン３１０を押すと、それまでに作成されている表の最下行のレコードの下に新たに１行分の行レコード領域が追加され、該領域にデータが設定できるようになる。ＩＮＳＥＲＴボタン３１１は、リズムマップの表中の既にデータが設定されている行の途中に新しい１行分の行レコード領域を挿入するためのボタンである。ＩＮＳＥＲＴボタン３１１を押すと、現在カーソルが位置する行の直前に新規の１行分の行レコード領域が挿入される。ＤＥＬＥＴＥボタン３１２は、データ削除用のボタンである。ＤＥＬＥＴＥボタン３１２を押すと、現在カーソルが位置する行が削除される。削除の後は、削除行より下側の行が１行分繰り上がり「ＳＴＥＰ」３０１の番号も繰り上がる。なお、「ＳＴＥＰ」３０１が「１」である行レコード４０２は削除できないものとする。
【００３６】
以上のようにして、リズムマップを設定した後、レコーディングを開始すると、リズムマップで設定した通りに、曲の進行に応じて、テンポ、拍子、およびパッドの割り当てが規定される。パッドの演奏者は、パッドの割り当ての切り替えを行なう必要がなく、レコーディングのための演奏に集中できる。
【００３７】
図５は、パッド操作に応じた発音範囲の記録例および波形データの再生例を示す。図５（ａ）は、テンポが１２０ＢＰＭ（４分音符が１分間に１２０個刻まれるテンポ）でサンプリングした波形を示す。外側の細線の矩形は、サンプリングした波形そのものを示す。内側の太線の矩形は、その波形の前後のデータを切り落とし、８分音符で８拍分のデータ（矩形中の１から８の数字は８分音符単位で区切った拍位置を示す）を取出したものである。このようなデータを、波形メモリ１１２の任意のパッドの任意のバンクに記憶する。なお、波形メモリ１１２のバンクに記憶した図５（ａ）のような波形を元波形データと呼ぶ。また、元波形データの先頭アドレスをスタートポイント、終了アドレスをエンドポイントと呼ぶ。
【００３８】
図５（ｂ）〜図５（ｄ）は、パッド操作に応じた発音範囲をパッドトラックに記録し、該パッドトラックに応じて元波形データを再生する例を示す。各例を説明する前に、パッドの発音モードについて説明する。本実施の形態では、録音・再生時に、パッド発音モードとして、ループ（ＬＯＯＰ）モードまたはワンショット（Ｏｎｅｓｈｏｔ）モードの何れか、ノーマル（Ｎｏｒｍａｌ）モードまたはリバース（Ｒｅｖｅｒｓｅ）モードの何れかを、それぞれ設定することができる。また、録音時に、ゲート（Ｇａｔｅ）モードまたはトリガ（Ｔｒｉｇｇｅｒ）モードの何れかを設定することができる。
【００３９】
ループモードは、パッドが操作されている間、元波形データのスタートポイントからエンドポイントの間を繰り返し再生することを指定するモードである。ワンショットモードは、パッドの操作が開始されたとき、元波形データのスタートポイントからエンドポイントを１度だけ再生するモードである。
【００４０】
元波形データは、固有のテンポを有する。これはサンプリングしたときのテンポである。一方、いまレコーディングしている曲のテンポは上述したようにリズムマップにより規定されるので、元波形データのテンポとそれを再生する範囲における曲のテンポが一致するとは限らない。そこで、ループモードの場合は、曲のテンポに同期して元波形データを再生する、すなわち曲のテンポに同期するように元波形データを時間軸上で伸縮して再生するものとする。また、この同期は、再生を開始する位置（いわば位相）の同期も含む。この位置の分解能は、ループモードでは１６分音符単位とする。すなわち、例えば、ある小節内でパッドが操作開始されたときには、その小節内を１６分音符単位で分けた何番目の位置で操作されたかを求め、これに応じて、元波形データを１６分音符単位で分けた同じ位置から再生を開始するものとする。
【００４１】
ワンショットモードは、効果音のようなものに適用するモードであり、元波形データを１度だけ再生するものであるので、ループモードのようなテンポ同期は行なわない。すなわち、ワンショットモードでは、曲中のテンポにかかわりなく元波形データが有するテンポで元波形データの先頭から再生する。ワンショットモードにおける再生位置の分解能は、レコーダ部の最小分解能（サンプル単位）とする。したがって、パッド操作が検出されたときには、ほとんど即時に元波形データの再生を開始する。
【００４２】
ゲートモードは、パッドを押している間だけ再生を行なうモードである。ゲートモードかつループモードのときは、パッドを押している間、元波形データを繰り返し再生し、離したとき再生を止める。ゲートモードかつワンショットモードのときは、パッドを押したときに元波形データの再生を開始し最後まで再生したら止まる（最後まで再生する途中でパッドを離したときはその時点で再生を止める）。トリガモードは、パッドを押したときに再生を始め、離しても再生を続けるモードである。トリガモードかつループモードのとき、開始された再生を途中で止めるには、パッドをもう一度押すか、別途設けられているストップキーを押すものとする。トリガモードかつワンショットモードのときは、開始された再生を途中で止めることはできない。
【００４３】
ノーマルモードは、元波形データをスタートポイントからエンドポイントに向けて正方向に読み出すモードである。リバースモードは、元波形データをエンドポイントからスタートポイントに向けて逆方向に読み出すモードである。
【００４４】
図５（ｂ）は、図４のリズムマップの設定のもとでパッドＰＡＤ１を操作してその操作に応じた発音範囲をパッドトラックに記録し、その後、当該パッドトラックを再生した例（記録時におけるモニタ発音の例でもある）を示す。００１，００２，００３，００４は、小節位置を示す。各小節中に記載した１〜８の数字は、小節内を８分音符単位で区切った拍位置を示す。図４のリズムマップのＭＥＴＥＲ３０４およびＴＥＭＰＯ３０５の設定から、この曲の第１小節からは４分の４拍子かつテンポが１２０．０ＢＰＭと設定されている。したがって、００１〜００４の各小節内は８分音符８個分、すなわち８拍の長さである。
【００４５】
図５（ｂ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅは、ループモードかつゲートモードで記録・再生した例を示す。ゲートモードであるので、記録時にはパッドＰＡＤ１を押している区間を発音範囲としてパッドトラックに記録し、再生時にはその区間の再生を行なう。下向き矢印はパッドＰＡＤ１を押したタイミングを示し、上向き矢印は離したタイミングを示す。下向き矢印から上向き矢印までの矩形で示した区間が、パッドトラックに記録される発音範囲であり、かつ、再生時に再生が行なわれる区間である。各区間の下に記載したＡ〜Ｄの記号は、その区間で発音されるバンクを示す。
【００４６】
図５（ｂ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの例では、第１小節の１拍目でパッドＰＡＤ１が押され４拍目の終わりで離されており、この区間５１１がパッドトラックに記録される。同様にして、区間５１２，５１３も記録される。再生時には、区間５１１で当該パッドＰＡＤ１のバンクＡの元波形データ（図２のパッド１Ａ）が再生される。図４のリズムマップのＰＡＤ１の割り当て欄３０６の設定により、第１小節ではパッドＰＡＤ１にバンクＡの元波形データが割り当てられているからである。同様に、第２小節の３拍目から６拍目の終わりまでの区間５１２では当該パッドのバンクＡの元波形データが再生され、第３小節の２拍目から第４小節の３拍目の終わりまでの区間５１３では当該パッドのバンクＤの元波形データが再生される。リズムマップのパッドＰＡＤ１のバンク割り当ては、第２小節でバンクＡ、第３，４小節でバンクＤが、それぞれ割り当てられているからである。
【００４７】
ループモードの場合は、パッドの操作区間中にバンクの切り換えが設定されているときには、それに基づいて再生するバンクを切り換える。例えば、区間５１３は第３小節から第４小節にまたがってパッドが操作されていることを示すが、もしリズムマップで、第３小節はバンクＡ、第４小節はバンクＤと設定されていた場合は、区間５１３のうち、第３小節の範囲はバンクＡが再生され、第４小節の範囲はバンクＤが再生される。
【００４８】
また、ループモードの場合は、曲のテンポに同期して元波形データを再生する。いま、再生される元波形データが、図５（ａ）に示すようなサンプリング時１２０ＢＰＭの波形であってかつ１小節８分音符で８拍のデータであるとする。図５（ｂ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの例では曲のテンポが１２０ＢＰＭ（元波形データのテンポと同じ）であるので、元波形データの時間軸上での伸縮は行なう必要がない。再生を開始する位置については、１６分音符単位の分解能で、パッドの操作されている区間の小節内の位置に同期した位置から元波形データを再生する。例えば、区間５１１は小節内の１拍目から４拍目までパッドが操作されているので、元波形データの１拍目から４拍目までが再生される。同様に、区間５１２は小節内の３拍目から６拍目までパッドが操作されているので、元波形データの３拍目から６拍目までが再生される。なお、区間の矩形内に記載した数字は、拍位置、すなわちその区間で元波形データ中のどの拍を再生するかを示すものである。
【００４９】
図５（ｂ）のＯｎｅｓｈｏｔ＋Ｇａｔｅは、ワンショットモードかつゲートモードで記録・再生した例を示す。上述のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの場合と同じリズムマップで、かつ同じタイミングでパッドＰＡＤ１を操作し、そのときの発音範囲をパッドトラックに記録したとする。ワンショットモードでは、パッドの操作開始時点から元波形データを１度再生すると再生は止まる。したがって、パッドを長く押し続けても発音範囲は最大で元波形データの長さにとどまる。例えば、第３小節の２拍目から第４小節の３拍目の終わりまでパッドＰＡＤ１が操作されているが、発音範囲としてパッドトラックに記録されるのは区間５２３である。再生時には、記録されている発音範囲の区間５２１，５２２，５２３で、リズムマップで割り当てられているバンクの元波形データが再生される。ただし、ワンショットモードでは再生が始まるとバンクの切り換えは行なわない。例えば、区間５２３のようなケースで、もしリズムマップで、第３小節はバンクＡ、第４小節はバンクＤと設定されていた場合であっても、区間５２３で再生されるのはバンクＡになる。
【００５０】
また、ワンショットモードであるのでテンポの同期は行なわれない。したがって、元波形データの再生は常にデータの先頭から行なわれる。例えば、区間５２２，５２３では、パッドが小節の途中から押された場合であるが、元波形データの先頭から再生されている。区間５２１は、小節内１拍目からパッド操作が行なわれているので、表面上はループモードの区間５１１と同様になる。また、ワンショットモードであるので、再生は元波形データ固有のテンポ１２０ＢＰＭで行なわれる（この例では曲のテンポと元波形データのテンポが同じである）。なお、上述したとおり、ワンショットモードでの再生位置の分解能はサンプル単位であるので、発音範囲はサンプル単位での位置が再現できるように記録するものとし、再生時には発音範囲に至ったとき即時に元波形データの再生を開始するものとする。
【００５１】
図５（ｃ）は、図４のリズムマップの設定のうちテンポを６０ＢＰＭとしたもとで、パッドＰＡＤ１を操作してその操作に応じた発音範囲をパッドトラックに記録し、その後、当該パッドトラックを再生した例を示す。６０ＢＰＭとしたので、１小節の絶対時間での長さが伸張され、図５（ｂ）における２小節が図５（ｃ）の１小節に相当するようになっている。
【００５２】
図５（ｃ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅは、ループモードかつゲートモードで記録・再生した例を示す。図５（ｂ）と同様、下向き矢印から上向き矢印までの矩形で示した区間５３１，５３２，５３３が、パッドトラックに記録される発音範囲であり、かつ、再生時に再生が行なわれる区間である。各発音範囲の区間で、リズムマップで割り当てられているバンクの元波形データが再生されるのは、上記図５（ｂ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの場合と基本的に同じである。ただし、元波形データ固有のテンポが１２０ＢＰＭであるのに対し、曲のテンポが６０ＢＰＭに設定されているので、曲のテンポに同期するように元波形データの時間軸上での伸張を行なっている。したがって、第１小節の１拍目から２拍目の終わりまでの区間５３１ではバンクＡの元波形データの１拍目から２拍目が再生され、第１小節の６拍目から７拍目の終わりまでの区間５３２ではバンクＡの元波形データの６拍目から７拍目が再生され、第２小節の２拍目から６拍目の終わりまでの区間５３３ではバンクＡの元波形データの２拍目から６拍目が再生されている。
【００５３】
図５（ｃ）のＯｎｅｓｈｏｔ＋Ｇａｔｅは、ワンショットモードかつゲートモードで記録・再生した例を示す。上述の図５（ｃ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの場合と同じリズムマップで、かつ同じタイミングでパッドＰＡＤ１を操作し、発音範囲の区間５４１，５４２，５４３をパッドトラックに記録したとする。パッドの操作タイミングを示す下向き矢印と上向き矢印は省略した。各発音範囲の区間で、リズムマップで割り当てられているバンクの元波形データが再生されるのは、上記ループモードの場合と基本的に同じである。ただし、ワンショットモードであるので、パッドの操作開始時点から元波形データを１度再生すると再生は止まる。また、ワンショットモードであるのでテンポの同期は行なわれない。したがって、元波形データの再生は、常に元波形データ固有のテンポ１２０ＢＰＭで１拍目から行なわれる。区間５４１，５４２，５４３では、元波形データ固有のテンポ１２０ＢＰＭで１拍目から再生されている。なお、ワンショットモードでの分解能は、図５（ｂ）のワンショットモードの場合で説明したのと同じである。
【００５４】
図５（ｄ）は、図４のリズムマップの設定のうちテンポを２４０ＢＰＭとしたもとで、パッドＰＡＤ１を操作してその操作に応じた発音範囲をパッドトラックに記録し、その後、当該パッドトラックを再生した例を示す。２４０ＢＰＭとしたので、１小節の絶対時間での長さが圧縮され、図５（ｄ）における２小節が図５（ｂ）の１小節に相当するようになっている。なお、各小節内や各パッド操作区間内に記載の１〜８拍位置を示す数字は、図５（ｄ）では記載のスペースがないため奇数番のみを記載した。
【００５５】
図５（ｄ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅは、ループモードかつゲートモードで記録・再生した例を示す。図５（ｂ）と同様、下向き矢印から上向き矢印までの矩形で示した区間５５１，５５２，５５３が、パッドトラックに記録される発音範囲であり、かつ、再生時に再生が行なわれる区間である。各発音範囲の区間で、リズムマップで割り当てられているバンクの元波形データが再生されるのは、上記図５（ｂ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの場合と基本的に同じである。ただし、元波形データ固有のテンポが１２０ＢＰＭであるのに対し、曲のテンポが２４０ＢＰＭに設定されているので、曲のテンポに同期するように元波形データの時間軸上での圧縮を行なっている。したがって、第１小節の１拍目から８拍目の終わりまでの区間５５１ではバンクＡの元波形データの１拍目から８拍目が再生される。第３小節の５拍目から第４小節の４拍目の終わりまでの区間５５２では、バンクＤの元波形データの５拍目から８拍目、さらに続けて１拍目から４拍目が再生される。第５小節の３拍目から第７小節の６拍目の終わりまでの区間５５３では、まずバンクＤの元波形データの３拍目から８拍目が再生され、第６小節でバンクＢに切り替わっているので、第６小節内ではバンクＢの元波形データの１拍目から８拍目が再生され、第７小節内ではバンクＢの元波形データの１拍目から６拍目が再生されている。
【００５６】
図５（ｄ）のＯｎｅｓｈｏｔ＋Ｇａｔｅは、ワンショットモードかつゲートモードで記録・再生した例を示す。上述の図５（ｄ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの場合と同じリズムマップで、かつ同じタイミングでパッドＰＡＤ１を操作し、発音範囲の区間５６１，５６２，５６３をパッドトラックに記録したとする。パッドの操作タイミングを示す下向き矢印と上向き矢印は省略した。各発音範囲の区間で、リズムマップで割り当てられているバンクの元波形データが再生されるのは、上記ループモードの場合と基本的に同じである。ただし、ワンショットモードであるので、パッドの操作開始時点から元波形データを１度再生すると再生は止まる。また、ワンショットモードであるのでテンポの同期は行なわれない。したがって、元波形データの再生は、常に元波形データ固有のテンポ１２０ＢＰＭで１拍目から行なわれる。区間５６１，５６２，５６３では、元波形データ固有のテンポ１２０ＢＰＭで１拍目から再生されている。なお、ワンショットモードでの分解能は、図５（ｂ）のワンショットモードの場合で説明したのと同じである。
【００５７】
上記図５の各例は、すべてノーマルモードを仮定したが、リバースモードでも同様である。元波形データをエンドポイントからスタートポイントに向けて読み出せばよい。また上記図５の各例は、すべてゲートモードで説明したが、トリガモードでも同様である。ただし、トリガモードで発音範囲としてパッドトラックに記録するのは、ループモードでは１度パッドを押されたときから次に同じパッドを押されたときまでの区間であり、ワンショットモードでは１度パッドを押されたときから再生される元波形データの終わりまでの区間である。
【００５８】
上記実施の形態において、パッド操作の記録時の発音モードを変更して再生することも可能である。例えば、図５（ｂ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの例で説明したようにして区間５１１，５１２，５１３を発音範囲としてパッドトラックに記録した後、ループモードからワンショットモードに変更して当該パッドトラックを再生すると、図５（ｂ）のＯｎｅｓｈｏｔ＋Ｇａｔｅの例のように再生される。逆に、図５（ｂ）のＯｎｅｓｈｏｔ＋Ｇａｔｅの例で説明したようにして区間５２１，５２２，５２３を発音範囲としてパッドトラックに記録した後、ワンショットモードからループモードに変更して当該パッドトラックを再生すると、図５（ｂ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの例のように再生（ただし、区間５１３の最後の２拍分は切り落とされたことになる）される。
【００５９】
また、パッドトラックへは発音範囲を記録しているが、パッドの操作イベントをそのまま記録することとしてもよい。この場合は、図５（ｂ）のＯｎｅｓｈｏｔ＋Ｇａｔｅの例の区間５２３のような場合でもパッドが押された区間を記録することになるので、再生時にループモードに変更して当該パッドトラックを再生すると、図５（ｂ）のＬｏｏｐ＋Ｇａｔｅの例のように再生（区間５１３の最後の２拍分は切り落とされない）される。
【００６０】
上記実施の形態では、各パッドごとに発音モードを設定する例で説明したが、各バンクごとに発音モードを設定できるようにしてもよい。また、図４のリズムマップは、小節単位の分解能で行レコードを設定するようにしているが、さらに細かい分解能（例えば、拍単位）で設定できるようにしてもよい。さらに、上記実施の形態では、パッドごとに、当該パッドの操作に応じた発音範囲を記録するパッドトラックを設けたが、各パッドに任意にパッドトラックを割り当てることができるようにしてもよい。
【００６１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、曲の途中の任意のタイミングでパッドに割り当てるバンクを自動切り換えできるので、パッドで手動演奏される波形データを、波形トラックに同期して自動的に切り換えることができる。演奏者が演奏途中でバンクの切り換えを行なう必要もない。また、１つのパッドトラックの先頭ないし途中でバンクを切り換えることができるので、パッドトラックで再生される波形データを、パッドのバンクへの波形データ割当てを変更せずに（すなわち、バンクの波形データを入れ換えることなく）自動的に差し替えできる。さらに、パッドへのバンクの割り当てを、テンポや拍子の切り換えを設定するマップで設定できるようにすれば、曲中のリズムの変化を確認しながら、各パッドのバンクを選択することができる。また、パッド操作による波形データのテンポを曲のテンポに同期させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明を適用したシステムのブロック構成図
【図２】波形メモリマップを示す図
【図３】リズムマップ設定画面を示す図
【図４】図３に示したリズムマップの設定内容の例を示す図
【図５】パッド操作に応じた発音範囲の記録例および波形データの再生例を示す図
【符号の説明】
１０１…ＣＰＵ、１０２…フラッシュメモリ、１０３…ＲＡＭ、１０４…表示器、１０５…フェーダ、１０６…操作子、１０７…ＰＣＩ／Ｏ、１１１…書込＆読出再生部、１１２…波形メモリ、１１３…ミキサ、１１４…波形入力部、１１５…波形出力部、１１６…転送部、１１７…バッファメモリ、１１８…ＩＤＥＩ／Ｏ、１１９…ハードディスク、１２０…ＣＤ−ＲＷドライブ、１３０…バスライン。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a digital recorder having a sampler function.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, digital recorders that record input musical sounds as digital data are known. Recording of a new song by the digital recorder is performed in the following procedure, for example. First, prior to recording, a tempo map that defines changes in the tempo of a song to be recorded is created. The tempo map is a screen for setting and displaying time signature information and tempo information from the beginning of the song. Thereby, the user can set the value of the tempo information from an arbitrary position in the song. At the time of recording, a metronome sound having a tempo corresponding to the created tempo map is generated, and the performer performs his / her part while listening to the metronome sound. Record the performance on the track corresponding to the part. In this way, each part of the plurality of parts is played sequentially, and the played sounds are recorded on different tracks. Thereafter, the musical sounds recorded on a plurality of tracks are mixed down to obtain, for example, a stereo 2-channel song.
[0003]
On the other hand, a digital recorder having a tempo map function as described above and having a sampler function is known. This has eight pads to which two pieces of sampled waveform data can be allocated. In addition to a plurality of tracks for recording the musical tones that have been played, a plurality of (8 × 2 banks) pad tracks capable of storing the performance of the pads are provided. During recording, the pad is operated (hit) at a desired timing while listening to the above-mentioned metronome sound or the musical sound of a track that has already been recorded. This pad operation event (on / off event) can be recorded on a designated pad track of two pad tracks corresponding to the pad. Each pad track can record a plurality of operation events for each bank of each pad. During playback, pad tracks can be played along with the recorded tracks. Reproduction of the pad track is to reproduce waveform data corresponding to the pad track when the timing of each operation event recorded in the pad track is reached.
[0004]
Furthermore, a sampler capable of synchronizing tempo is known. In this case, when the loop mode is set, the loop waveform can be synchronized with the tempo, that is, when the tempo changes, the loop waveform can be expanded and contracted in synchronization with the changed tempo.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-mentioned conventional digital recorder, since each pad track can only store an operation event for one waveform data of one bank of the corresponding pad, there is a disadvantage that a large number of tracks are necessary.
[0006]
In addition, in the digital recorder having the sampler function described above, in order to change the waveform data reproduced on each pad track to different waveform data, the waveform data assignment to the corresponding bank of the corresponding pad must be changed. I had to. However, there is a problem that it is complicated to perform an operation for changing the assignment of waveform data to a bank of a certain pad (that is, replacement of the waveform data of the bank) during recording.
[0007]
Furthermore, it is conceivable to record a bank switching event on a pad track so that a single pad track can record multiple banks. However, it is complicated to perform a bank switching operation when recording a pad track. There is a problem that.
[0008]
Further, the above-described conventional tempo-synchronizable sampler cannot synchronize the tempo of the waveform data reproduced by the pad operation with the tempo of the tempo map.
[0009]
In view of the above-described problems in the conventional type, the present invention provides a digital recorder having a sampler function for changing the assignment of bank waveform data and switching the bank selected by the pad during recording / playback of a song. An object of the present invention is to provide a digital recorder that can change the assignment of waveform data to a pad without performing the operation and can synchronize the tempo of the waveform data by the pad operation with the tempo of the music.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 has a sampler function. A plurality of musical sound recording tracks and a plurality of pad tracks A digital recorder, a plurality of pad operators, waveform data storage means for storing a plurality of waveform data sampled by the sampler function; Prior to recording the pad track, Means for setting tempo information, time information, and pad assignment information indicating which waveform data of the plurality of waveform data is assigned to which pad operation element in each range in the song to be recorded using a predetermined map As the song progresses, the tempo and time signature are changed based on the tempo information and the time signature information in each range of the map, and the pad assignment is changed based on the pad assignment information in the map. Means for generating a metronome sound having a tempo that changes based on the map, and a plurality of recordings for externally input musical sounds. Music recording Storage means having a track; storage means having a plurality of pad tracks corresponding to each pad operator for recording operation information of the pad operator or sounding range information corresponding to the operation information; and recording Do Music recording For the track, the waveform data of the musical sound that is played along with the metronome sound and is input from the outside is changed according to the progress of the song. Music recording Means to record on track and playback Music recording Depending on the progress of the song, Music recording Means for reproducing and outputting the waveform data of the musical sound recorded on the track; , Performed according to the metronome sound According to the operation of one pad operator among the plurality of pad operators, the current point is determined by the pad assignment that changes based on the map among the plurality of waveform data stored in the waveform data storage means. To reproduce and output the waveform data assigned to the pad. At the same time, the operation information of the pad operator or the sounding range information corresponding to the operation information is recorded on the pad track corresponding to the operated pad operator. Means.
The invention according to claim 2 is the digital recorder according to claim 1. Re When the sounding timing of the generated pad track is reached based on the operation information or the sounding range information recorded on the pad track according to the progress of the song, it is assigned to the pad track at that timing based on the pad assignment information of the map. Means to reproduce and output waveform data assigned to the corresponding pad And more It is characterized by having.
[0014]
Claim 3 The invention according to claim 1 or 2 Described in De In the digital recorder, Means for reproducing and outputting waveform data in accordance with the operation of the pad operator Is output for playback. Wave The tempo of the shape data is synchronized with the tempo according to the tempo information set in the map. Wave It is characterized in that the shape data is played back and forth.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
FIG. 1 is a block diagram of a system to which a digital recorder having a sampler function according to the present invention is applied. This system includes a central processing unit (CPU) 101, a flash memory 102, a random access memory (RAM) 103, a display 104, a fader 105, an operator 106, a PC input / output interface (I / O) 107, writing and reading. Playback unit 111, waveform memory 112, mixer 113, waveform input unit 114, waveform output unit 115, transfer unit 116, buffer memory 117, IDE (Integrated Device Electromics) interface 118, hard disk 119, CD-RW (CD-rewritable) drive 120 and a bus line 130.
[0017]
The CPU 101 is a processing device that controls the overall operation of the system. The flash memory 102 is a nonvolatile memory that stores various control programs executed by the CPU 101 and various data used by the CPU 101. The flash memory 102 can be rewritten, and stored information is not lost even when the power is turned off. The RAM 103 is a volatile memory used for a load area and a work area for programs executed by the CPU 101. The display device 104 is a display for displaying various information provided on the external panel of the system. A fader 105 is an operator for setting various parameter values provided on the external panel of the system. The operator 106 is various operators provided on the external panel of this system. The operation element 106 includes four pads (PAD1 to PAD4).
[0018]
The PC I / O 107 is an interface for connecting to an external PC device. The write & read reproduction unit 111 is a part for realizing a sampler function to be described later, writes waveform data input from the outside to the waveform memory 112, and reads and reproduces the waveform data stored in the waveform memory 112. Perform processing. The waveform memory 112 is a storage device that stores externally input waveform data (sampled).
[0019]
The mixer 113 includes a waveform data from the waveform memory 112 input via the write & read reproduction unit 111, a waveform data input from the waveform input unit 114, and a hard disk 119 and a CD-RW drive input via the transfer unit 116. Waveform data from 120 are mixed in any combination. The mixing result is output to the waveform output unit 115 and the transfer unit 116. The waveform input unit 114 converts an analog musical tone signal input from a microphone into digital waveform data and supplies the digital waveform data to the mixer 113. The waveform output unit 115 outputs the waveform data supplied from the mixer 113. The output waveform data is converted into an analog musical tone signal as necessary and emitted by a sound system (not shown).
[0020]
The mixer 113 is actually constituted by a digital signal processor (DSP). The mixer 113 performs the processing of a plurality of tracks in parallel by time division multiplexing processing performed in units of sampling periods. The input / output to / from the mixer 113 is basically to input / output one sample of waveform data at one sampling period. The peripheral units that perform waveform input / output with respect to the mixer 113 input / output waveform data in synchronization with the time division processing of the mixer 113. For example, when a performance sound input from a predetermined microphone is recorded on a predetermined track, the waveform data input from the microphone and converted into digital data by the waveform input unit 114 is time for the mixer 113 to process the track. The timing is adjusted so that the waveform is supplied from the waveform input unit 114 to the mixer 113 by a thread. Similarly, the waveform data output in the time thread for outputting the waveform of the track from the mixer 113 is received by the transfer unit 116 at the output timing, and the waveform data is written in the file corresponding to the track. It is processed.
[0021]
The transfer unit 116 controls transfer between the hard disk 119 and the buffer memory 117 and transfer between the buffer memory 117 and the mixer 113 (1 sample / sampling period × reproduction or number of recording tracks) in accordance with an instruction from the CPU 101. The buffer memory 117 is provided with storage areas for a plurality of tracks, and can be recorded / reproduced for a plurality of tracks simultaneously.
[0022]
Recording for one track is performed as follows. The transfer unit 116 receives the sample from the mixer 113 at the timing of the sampling period at which one sample of waveform data to be recorded on the track is output, and writes the sample in the storage area of the track in the buffer memory 117. When a sample for one cluster is accumulated in the storage area of the track of the buffer memory 117, the sample is transferred to the track storage area of the hard disk 119. The waveform data is transferred from the transfer unit 116 to the hard disk 119 when data for one cluster is accumulated, and is independent of the transfer synchronized with the sampling period between the mixer 113 and the transfer unit 116. Accordingly, the above-described writing operation to the buffer memory 117 is continued while the transfer from the transfer unit 116 to the hard disk 119 is performed.
[0023]
Playback for one track is performed as follows. First, samples of two or more clusters at the head of a track to be reproduced are read from the hard disk 119 and written in a storage area corresponding to the track in the buffer memory 117. The transfer unit 116 reads one sample of the track from the buffer memory 117 and passes it to the mixer 113 at the timing of the sampling period when the mixer 113 inputs the waveform data of the track. When an empty area for one cluster (storage area for the sample that has been reproduced) is created in the buffer memory 117, data for the subsequent one cluster is transferred from the hard disk 119 to the empty area. The data transfer from the hard disk 119 to the buffer memory 117 is performed independently of the data transfer between the mixer 113 and the transfer unit 116 as in the case of recording.
[0024]
The IDE I / O 118 is an interface for connecting the hard disk 119 and the CD-RW drive 120 to the transfer unit 116. The IDE I / O 118 includes a hard disk 119 and a CD-RW drive 120, CPU It is also an interface between 101, flash memory 102, and RAM 103. The hard disk 119 is an external storage device for storing performance data. The CD-RW drive 120 is a device that reads or writes data by inserting a CD, CD-R, or CD-RW.
[0025]
The recorder function by the transfer unit 116 and the sampler function realized by using the writing & reading reproduction unit 111 will be described. The CPU 101 reads the waveform data written in the hard disk 119 using the recorder function by the transfer unit 116 as described above, and creates waveform data to be stored in the waveform memory 112 from the waveform data on the RAM 103. For example, the recorded waveform data is cut off before and after it so that it fits into one measure of four quarters. The created waveform data is written into the waveform memory 112 in accordance with an instruction from the CPU 101. Since this system has four pads, and four banks can be assigned to each pad, when writing to the waveform memory 112, it is assumed to specify which bank of which pad to write. At the time of reproduction, the waveform data stored in the waveform memory 112 is read and reproduced in accordance with an instruction from the CPU 101. At this time, it is possible to compress and expand the time axis of the waveform data. Metronome sound is also generated by a similar mechanism.
[0026]
FIG. 2 shows a memory map of the waveform memory 112. The pad 1A indicates waveform data assigned to the bank A of the first pad PAD1. The pad 2C shows the waveform data assigned to the bank C of the second pad PAD2. Thereafter, waveform data of 4 banks A to D can be stored for each pad with respect to the pads PAD1 to PAD4 in the same manner. The order of storing these waveform data is arbitrary. The waveform memory 112 stores metronome sound waveform data.
[0027]
The system of this embodiment has a rhythm map function corresponding to the tempo map described in the section of the prior art. That is, a rhythm map can be displayed on the display 104, and tempo information and time signature information at an arbitrary position in a song to be recorded can be set. After setting the rhythm map, a metronome sound having a tempo corresponding to the created rhythm map is generated, and the performer performs his / her part while listening to the metronome sound. Record the performance on the track corresponding to the part. In this way, each part of the plurality of parts is played sequentially, and the played sounds are recorded on different tracks.
[0028]
In addition to a track for recording a normal performance, four pad tracks corresponding to four pads are provided. At the time of recording, according to the operation of each pad, the operation event is recorded on the pad track corresponding to the pad. Here, information on the sound generation range as a result of the pad on / off is recorded, but the pad on / off information may be recorded as it is. The position information indicating the position indicating the sounding range is arbitrary. However, as will be described later, the timing of the operation timing of the pad is grasped by the 16th note unit or the minimum resolution (sample unit) of the recorder unit as will be described later. Therefore, position information is recorded so that the position can be grasped with the resolution. The position resolution will be described later.
[0029]
Bank assignment to each of the four pads (each pad track) can be set in the rhythm map. In particular, it is possible to arbitrarily set which bank is assigned to each pad within an arbitrary range in the song. Therefore, there is no need to perform complicated operations for changing the assignment of banks to pads during recording. At the time of reproduction, when the timing of the sound generation range recorded in each pad track is reached, the waveform data of the bank assigned to the pad track at that position is reproduced based on the setting of the rhythm map. Even during playback, the bank assignment to the pad track is based on the rhythm map settings, so the waveform data of the bank assigned to the pad track is replaced to make the waveform data played back by the pad track different. There is no need to record bank switching events in the pad track.
[0030]
FIG. 3 is a diagram showing a rhythm map setting screen displayed on the display unit 104. Reference numerals 301 to 309 are headline displays. A table for setting rhythm map data is displayed in the display area 320 below the headline displays 301-309.
[0031]
FIG. 4 shows an example of a rhythm map table displayed in the display area 320. The headings 301 to 309 shown in the row 401 are portions corresponding to the heading display of the same number in FIG. Reference numerals 402 to 409 denote row records set by the user. Each line record sets the position in the song and the time signature, tempo, and pad assignment from that position.
[0032]
The headings 301 to 309 in FIGS. 3 and 4 will be described. “STEP” 301 is a number assigned in order to the row record unit of this table. “NAME” 302 is a name given to the row record. The user can position the cursor in the “NAME” field of each row record, enter characters using a keyboard or other input means, and arbitrarily name the row record. In FIG. 4, “A” is assigned to the row record 404, “B” is assigned to the row record 405, “ENDING” is assigned to the row record 408, and “END” is assigned to the row record 409. In the other line records 402, 403, 406, and 407, numerical values indicating bar positions are set as default names.
[0033]
“MEASURE” 303 is a column for setting a bar position, “METER” 304 is a time signature, and “TEMPO” 305 is a column for setting a tempo value. The user can set the respective data using a keyboard or other input means by positioning the cursor in these fields of each row record. For example, in the row record 402 (STEP 1 row) in FIG. 4, the bar position is set to the first bar, the time signature is set to 4/4 time, and the tempo value is set to 120.0. The tempo value is a value indicating how many quarter notes are included in one minute. “END” set in “TEMPO” 305, which is a tempo value column, indicates that the bar position is the end of the song. Note that * in each column indicates that the value in the same column of the row record above it is taken over. Therefore, in the table of FIG. 4, from the setting contents of the “METER” 304 of the row records 402 to 409, the four quarters are set from the first bar to the 89th bar (that is, the entire range of the song). Also, from the setting contents of “TEMPO” 305 in the row records 402 to 409, the tempo 120.0 is in the range from the first measure to the twelfth measure, and the tempo 125.0 is in the range from the thirteenth measure to the end of the song. Is set.
[0034]
“PAD1” 306 to “PAD4” 309 are setting fields for assigning banks to four pads. Since one pad corresponds to one pad track, the setting of “PAD1” 306 to “PAD4” 309 can also be regarded as the assignment of a bank to each pad track. Waveform data of 4 banks A to D can be assigned to each pad. For example, in the row record 402 (STEP1 row), from the first measure, the waveform data of the bank A of the pad (the waveform data of the pad 1A in FIG. 2) is assigned to the first pad PAD1, and the second pad PAD2 is assigned. Is assigned the waveform data of the bank A of the pad (the waveform data of the pad 2A in FIG. 2). In the row record 403 (STEP 2), the waveform data of the bank D of the pad (the waveform data of the pad 1D in FIG. 2) is assigned to the first pad PAD1 from the third measure. * In each column indicates that the setting of the bank in the same column of the row record above it is taken over.
[0035]
Returning to FIG. 3, the NEW button 310 is a button for adding a new record to the rhythm map table shown in FIG. When the NEW button 310 is pressed, a line record area for one line is newly added below the record at the bottom line of the table created so far, and data can be set in this area. The INSERT button 311 is a button for inserting a new line record area for one line in the middle of a line in which data is already set in the table of the rhythm map. When the INSERT button 311 is pressed, a new line record area for one line is inserted immediately before the line where the cursor is currently positioned. The DELETE button 312 is a data deletion button. When the DELETE button 312 is pressed, the line where the cursor is currently located is deleted. After the deletion, the line below the deleted line is incremented by one line, and the number of “STEP” 301 is also incremented. Note that a row record 402 in which “STEP” 301 is “1” cannot be deleted.
[0036]
As described above, when recording is started after setting the rhythm map, the tempo, time signature, and pad assignment are defined according to the progress of the song as set in the rhythm map. The pad performer does not need to switch the assignment of pads and can concentrate on the performance for recording.
[0037]
FIG. 5 shows a recording example of the sounding range and a reproduction example of the waveform data according to the pad operation. FIG. 5A shows a waveform sampled at a tempo of 120 BPM (a tempo at which 120 quarter notes are cut per minute). The outer thin line rectangle indicates the sampled waveform itself. The inner thick line rectangle cuts out the data before and after the waveform, and takes out 8 beats of data with 8th notes (numbers 1 to 8 in the rectangle indicate beat positions divided in 8th note units). Is. Such data is stored in an arbitrary bank of an arbitrary pad of the waveform memory 112. The waveform shown in FIG. 5A stored in the bank of the waveform memory 112 is called original waveform data. The start address of the original waveform data is called a start point, and the end address is called an end point.
[0038]
FIGS. 5B to 5D show an example in which a sound generation range corresponding to a pad operation is recorded on a pad track, and the original waveform data is reproduced according to the pad track. Before describing each example, the sound generation mode of the pad will be described. In this embodiment, at the time of recording / playback, the pad sound generation mode is set to either the loop (LOOP) mode or the one-shot (Oneshot) mode, or the normal (Normal) mode or the reverse (Reverse) mode. can do. In recording, either a gate mode or a trigger mode can be set.
[0039]
The loop mode is a mode for designating repeated reproduction from the start point to the end point of the original waveform data while the pad is being operated. The one-shot mode is a mode in which the end point is reproduced only once from the start point of the original waveform data when the pad operation is started.
[0040]
The original waveform data has a unique tempo. This is the tempo when sampling. On the other hand, since the tempo of the currently recorded song is defined by the rhythm map as described above, the tempo of the original waveform data does not always match the tempo of the song in the range where it is reproduced. Therefore, in the case of the loop mode, the original waveform data is reproduced in synchronization with the tempo of the music, that is, the original waveform data is expanded and reproduced on the time axis so as to be synchronized with the tempo of the music. This synchronization also includes synchronization of the position (so-called phase) at which reproduction is started. The resolution of this position is set to a 16th note unit in the loop mode. That is, for example, when the operation of a pad is started in a certain bar, it is determined at which position the bar is operated in 16th note units, and the original waveform data is converted into a 16th note accordingly. It is assumed that playback starts from the same position divided by units.
[0041]
The one-shot mode is a mode applied to a sound effect and the like, and the original waveform data is reproduced only once. Therefore, tempo synchronization as in the loop mode is not performed. That is, in the one-shot mode, playback is performed from the beginning of the original waveform data at the tempo that the original waveform data has regardless of the tempo in the song. The resolution of the playback position in the one-shot mode is the minimum resolution (sample unit) of the recorder unit. Therefore, when the pad operation is detected, the reproduction of the original waveform data is started almost immediately.
[0042]
The gate mode is a mode in which playback is performed only while the pad is pressed. In the gate mode and loop mode, the original waveform data is repeatedly played while the pad is pressed, and playback is stopped when released. In the gate mode and the one-shot mode, playback of the original waveform data starts when the pad is pressed and stops when it is played back to the end (if the pad is released during playback to the end, playback stops at that point). The trigger mode is a mode in which playback starts when a pad is pressed and continues even when released. In the trigger mode and the loop mode, in order to stop the playback that has been started, the pad is pressed again or a stop key provided separately is pressed. In the trigger mode and the one-shot mode, the started playback cannot be stopped halfway.
[0043]
The normal mode is a mode in which the original waveform data is read in the positive direction from the start point to the end point. The reverse mode is a mode in which the original waveform data is read in the reverse direction from the end point toward the start point.
[0044]
FIG. 5B shows an example in which the pad PAD1 is operated under the setting of the rhythm map of FIG. 4 and the sounding range corresponding to the operation is recorded on the pad track, and then the pad track is reproduced (recording time). This is also an example of monitor pronunciation in 001, 002, 003, and 004 indicate bar positions. Numbers 1 to 8 described in each measure indicate beat positions obtained by dividing the inside of the measure in units of eighth notes. From the setting of METER 304 and TEMPO 305 in the rhythm map of FIG. 4, the 4th beat and the tempo are set to 120.0 BPM from the first measure of this song. Therefore, each measure from 001 to 004 is 8 eighth notes, that is, 8 beats long.
[0045]
Loop + Gate in FIG. 5B shows an example of recording / reproduction in the loop mode and the gate mode. Since the mode is the gate mode, the section where the pad PAD1 is pressed is recorded on the pad track as a sounding range during recording, and the section is reproduced during reproduction. A downward arrow indicates a timing when the pad PAD1 is pressed, and an upward arrow indicates a timing when the pad PAD1 is released. A section indicated by a rectangle from the downward arrow to the upward arrow is a sounding range recorded on the pad track, and is a section in which playback is performed during playback. Symbols A to D described below each section indicate banks that are sounded in that section.
[0046]
In the example of Loop + Gate in FIG. 5B, the pad PAD1 is pressed at the first beat of the first measure and released at the end of the fourth beat, and this section 511 is recorded on the pad track. Similarly, sections 512 and 513 are also recorded. At the time of reproduction, the original waveform data of the bank A of the pad PAD1 (pad 1A in FIG. 2) is reproduced in the section 511. This is because the original waveform data of the bank A is assigned to the pad PAD1 in the first measure by the setting of the assignment field 306 of PAD1 in the rhythm map of FIG. Similarly, in the section 512 from the third beat of the second measure to the end of the sixth beat, the original waveform data of bank A of the pad is reproduced, and the second beat of the third measure to the third beat of the fourth measure. In the section 513 until the end, the original waveform data of the bank D of the pad is reproduced. This is because the bank assignment of the pad PAD1 of the rhythm map is assigned to the bank A in the second measure and the bank D in the third and fourth measures.
[0047]
In the loop mode, when bank switching is set during the pad operation section, the bank to be reproduced is switched based on the bank switching. For example, the section 513 indicates that the pad is operated from the third measure to the fourth measure, but if the third measure is set to bank A and the fourth measure is set to bank D in the rhythm map. In the section 513, bank A is reproduced in the range of the third measure, and bank D is reproduced in the range of the fourth measure.
[0048]
In the loop mode, the original waveform data is reproduced in synchronization with the music tempo. Assume that the original waveform data to be reproduced is a sampling 120 BPM waveform as shown in FIG. 5A and data of 8 beats in 1-measure eighth notes. In the example of Loop + Gate in FIG. 5B, since the tempo of the music is 120 BPM (same as the tempo of the original waveform data), it is not necessary to expand / contract the original waveform data on the time axis. With respect to the position to start reproduction, the original waveform data is reproduced from a position synchronized with the position in the measure of the section where the pad is operated with a resolution of a sixteenth note unit. For example, in the section 511, since the pad is operated from the first beat to the fourth beat in the measure, the first to fourth beats of the original waveform data are reproduced. Similarly, in the section 512, since the pad is operated from the third beat to the sixth beat in the measure, the third to sixth beats of the original waveform data are reproduced. The numbers described in the rectangles of the sections indicate the beat positions, that is, which beats in the original waveform data are reproduced in the section.
[0049]
Oneshot + Gate in FIG. 5B shows an example of recording / reproduction in the one-shot mode and the gate mode. It is assumed that the pad PAD1 is operated with the same rhythm map and the same timing as in the case of Loop + Gate described above, and the sounding range at that time is recorded on the pad track. In the one-shot mode, playback stops when the original waveform data is played once from the start of pad operation. Therefore, even if the pad is kept pressed for a long time, the sounding range is at most the length of the original waveform data. For example, the pad PAD1 is operated from the second beat of the third measure to the end of the third beat of the fourth measure, but the section 523 is recorded on the pad track as a sound generation range. At the time of reproduction, the original waveform data of the bank assigned in the rhythm map is reproduced in the sections 521, 522, and 523 of the recorded sound generation range. However, in the one-shot mode, the bank is not switched when playback starts. For example, in the case of the section 523, even if the third bar is set to bank A and the fourth bar is set to bank D in the rhythm map, the data reproduced in the section 523 is bank A. Become.
[0050]
In addition, since it is a one-shot mode, tempo synchronization is not performed. Therefore, the original waveform data is always reproduced from the beginning of the data. For example, in the sections 522 and 523, the case where the pad is pressed from the middle of a measure is reproduced from the beginning of the original waveform data. The section 521 is the same as the section 511 in the loop mode on the surface because the pad operation is performed from the first beat in the measure. In addition, since the one-shot mode is used, reproduction is performed at a tempo of 120 BPM unique to the original waveform data (in this example, the tempo of the music and the original waveform data are the same). As described above, since the resolution of the playback position in the one-shot mode is in units of samples, the sounding range shall be recorded so that the position in sample units can be reproduced, and immediately when the sounding range is reached during playback. The reproduction of the original waveform data shall be started.
[0051]
FIG. 5C shows the setting of the rhythm map of FIG. 4 with the tempo set to 60 BPM, and the pad PAD1 is operated to record the sound generation range corresponding to the operation on the pad track. An example of playing is shown. Since it is 60 BPM, the length of one bar in absolute time is expanded, and two bars in FIG. 5B correspond to one bar in FIG. 5C.
[0052]
Loop + Gate in FIG. 5C shows an example of recording / reproducing in the loop mode and the gate mode. Similarly to FIG. 5B, sections 531, 532, and 533 indicated by rectangles from the downward arrow to the upward arrow are sound generation ranges recorded on the pad track and playback during playback. Basically, the original waveform data of the bank assigned in the rhythm map is reproduced in each sounding range section as in the case of Loop + Gate in FIG. 5B. However, since the tempo unique to the original waveform data is 120 BPM, the tempo of the song is set to 60 BPM, so the original waveform data is expanded on the time axis so as to synchronize with the tempo of the song. . Accordingly, in the section 531 from the first beat of the first measure to the end of the second beat, the first to second beats of the original waveform data of the bank A are reproduced, and the sixth to seventh beats of the first measure are reproduced. In the section 532 to the end, the 6th to 7th beats of the original waveform data of the bank A are reproduced, and in the section 533 from the 2nd beat to the end of the 6th beat of the second measure, 2 of the original waveform data of the bank A The 6th beat is played from the beat.
[0053]
Oneshot + Gate in FIG. 5C shows an example of recording / reproduction in the one-shot mode and the gate mode. Suppose that the pad PAD1 is operated at the same rhythm map and at the same timing as in the case of Loop + Gate in FIG. 5C described above, and the sections 541, 542 and 543 of the sounding range are recorded on the pad track. The down arrow and the upward arrow indicating the operation timing of the pad are omitted. Basically, the original waveform data of the bank assigned in the rhythm map is reproduced in each sounding range section as in the loop mode. However, since the one-shot mode is used, the reproduction stops when the original waveform data is reproduced once from the start of the pad operation. In addition, since it is a one-shot mode, tempo synchronization is not performed. Therefore, the reproduction of the original waveform data is always performed from the first beat at a tempo of 120 BPM unique to the original waveform data. In sections 541, 542, and 543, reproduction is started from the first beat at a tempo of 120 BPM unique to the original waveform data. Note that the resolution in the one-shot mode is the same as that described in the case of the one-shot mode in FIG.
[0054]
FIG. 5D shows the setting of the rhythm map in FIG. 4 with the tempo set to 240 BPM, and the pad PAD1 is operated to record the sound generation range corresponding to the operation on the pad track. An example of playing is shown. Since the BPM is 240 BPM, the length of one bar in absolute time is compressed, and two bars in FIG. 5 (d) correspond to one bar in FIG. 5 (b). In addition, since the number which shows the 1-8th beat position described in each measure and each pad operation area has no space in FIG.5 (d), only the odd number was described.
[0055]
Loop + Gate in FIG. 5D shows an example of recording / reproduction in the loop mode and the gate mode. Similarly to FIG. 5B, sections 551, 552, and 553 indicated by rectangles from the downward arrow to the upward arrow are the sound generation ranges recorded on the pad track, and playback is performed during playback. Basically, the original waveform data of the bank assigned in the rhythm map is reproduced in each sounding range section as in the case of Loop + Gate in FIG. 5B. However, since the tempo specific to the original waveform data is 120 BPM, the tempo of the song is set to 240 BPM, so the original waveform data is compressed on the time axis so as to synchronize with the tempo of the song. . Therefore, in the section 551 from the first beat to the end of the eighth beat of the first measure, the first to eighth beats of the original waveform data of the bank A are reproduced. In the section 552 from the 5th beat of the 3rd bar to the end of the 4th beat of the 4th bar, the 5th to 8th beats of the original waveform data of the bank D, and then the 1st to 4th beats are reproduced. Is done. In the section 553 from the 3rd beat of the 5th bar to the end of the 6th beat of the 7th bar, the 3rd to 8th beats of the original waveform data of the bank D are reproduced first, and the bank B is switched to the 6th bar. Therefore, the first to eighth beats of the original waveform data of bank B are reproduced within the sixth measure, and the first to sixth beats of the original waveform data of bank B are reproduced within the seventh measure. Yes.
[0056]
Oneshot + Gate in FIG. 5D shows an example of recording / reproduction in the one-shot mode and the gate mode. Suppose that the pad PAD1 is operated at the same rhythm map and the same timing as in the case of Loop + Gate in FIG. 5D described above, and the sections 561, 562, and 563 of the sounding range are recorded on the pad track. The down arrow and the upward arrow indicating the operation timing of the pad are omitted. Basically, the original waveform data of the bank assigned in the rhythm map is reproduced in each sounding range section as in the loop mode. However, since the one-shot mode is used, the reproduction stops when the original waveform data is reproduced once from the start of the pad operation. In addition, since it is a one-shot mode, tempo synchronization is not performed. Therefore, the reproduction of the original waveform data is always performed from the first beat at a tempo of 120 BPM unique to the original waveform data. In sections 561, 562, and 563, reproduction is started from the first beat at a tempo of 120 BPM unique to the original waveform data. Note that the resolution in the one-shot mode is the same as that described in the case of the one-shot mode in FIG.
[0057]
The examples in FIG. 5 all assume the normal mode, but the same applies to the reverse mode. The original waveform data may be read from the end point toward the start point. The examples in FIG. 5 are all described in the gate mode, but the same applies to the trigger mode. However, in the trigger mode, the sounding range is recorded on the pad track from the time the pad is pressed once until the next time the same pad is pressed in the loop mode, and once in the one-shot mode. This is the interval from when is pressed to the end of the original waveform data to be reproduced.
[0058]
In the above embodiment, it is also possible to change and reproduce the sound generation mode at the time of recording the pad operation. For example, as described in the example of Loop + Gate in FIG. 5B, after the sections 511, 512, and 513 are recorded on the pad track as the sounding range, the loop mode is changed to the one-shot mode and the pad track is reproduced. , And reproduced as in the example of Oneshot + Gate in FIG. Conversely, as described in the example of Oneshot + Gate in FIG. 5B, after recording the sections 521, 522, and 523 on the pad track as the sound generation range, the one-shot mode is changed to the loop mode and the pad track is reproduced. Then, playback is performed as in the example of Loop + Gate in FIG. 5B (however, the last two beats in the section 513 are cut off).
[0059]
Further, although the sound generation range is recorded on the pad track, the pad operation event may be recorded as it is. In this case, since the section in which the pad is pressed is recorded even in the case of the section 523 in the example of Oneshot + Gate in FIG. 5B, when the pad track is reproduced by changing to the loop mode at the time of reproduction, Playback is performed as in the example of Loop + Gate in FIG. 5B (the last two beats in the section 513 are not cut off).
[0060]
In the above embodiment, the sound generation mode is set for each pad. However, the sound generation mode may be set for each bank. In the rhythm map of FIG. 4, the row record is set with the resolution of the measure unit, but it may be set with a finer resolution (for example, beat unit). Furthermore, in the above embodiment, a pad track for recording a sound generation range corresponding to the operation of the pad is provided for each pad. However, a pad track may be arbitrarily assigned to each pad.
[0061]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the bank assigned to the pad can be automatically switched at an arbitrary timing in the middle of the song, so that the waveform data manually played on the pad is automatically switched in synchronization with the waveform track. be able to. There is no need for the performer to switch banks during the performance. In addition, since the bank can be switched at the beginning or midway of one pad track, the waveform data reproduced on the pad track can be changed without changing the waveform data allocation to the pad bank (that is, the waveform data of the bank can be changed). Can be replaced automatically (without replacement). Furthermore, if the assignment of banks to pads can be set with a map for setting tempo and time signature switching, it is possible to select a bank for each pad while checking changes in the rhythm in the song. It is also possible to synchronize the tempo of the waveform data by the pad operation with the tempo of the song.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a system to which the present invention is applied.
FIG. 2 shows a waveform memory map
FIG. 3 shows a rhythm map setting screen.
4 is a diagram showing an example of setting contents of the rhythm map shown in FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a recording example of a sounding range and a reproduction example of waveform data according to a pad operation.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 101 ... CPU, 102 ... Flash memory, 103 ... RAM, 104 ... Display, 105 ... Fader, 106 ... Operator, 107 ... PC I / O, 111 ... Writing / reading reproduction unit, 112 ... Waveform memory, 113 ... Mixer, 114 ... waveform input section, 115 ... waveform output section, 116 ... transfer section, 117 ... buffer memory, 118 ... IDEI / O, 119 ... hard disk, 120 ... CD-RW drive, 130 ... bus line.

Claims

A digital recorder having a plurality of musical sound recording tracks and a plurality of pad tracks having a sampler function,
Multiple pad controls,
Waveform data storage means for storing a plurality of waveform data sampled by the sampler function;
Prior to recording the pad track, tempo information, time signature information in each range in the song to be recorded, and pad assignment information indicating which waveform data of the plurality of waveform data is assigned to which pad operator are predetermined. Means to set using the map of,
A means for changing the tempo and time signature based on the tempo information and the time signature information in each range of the map according to the progress of the music, and changing the pad assignment based on the pad assignment information in the map When,
Means for generating a metronome sound with a tempo that changes based on the map;
Storage means having a plurality of musical sound recording tracks for recording externally inputted musical sounds;
Storage means having a plurality of pad tracks corresponding to each pad operator for recording operation information of the pad operator or sounding range information corresponding to the operation information;
For musical sound recording track to record, and means for recording the waveform data of a tone input from the outside is playing along with the metronome, the musical sound recording tracks in accordance with the progress of the song,
For musical sound recording tracks to be reproduced, and means in accordance with the progress of the song, to reproduce and output the waveform data of musical tones recorded in the musical sound recording track,
Based on the map of the plurality of waveform data stored in the waveform data storage means in accordance with the operation of one of the plurality of pad operators performed in accordance with the metronome sound. The waveform data assigned to the pad at that time is reproduced and output by changing the assigned pad, and the operation information of the pad operator or the sounding range information corresponding to the operation information is displayed as the operated pad operator. A digital recorder comprising a means for recording on a pad track corresponding to .

The digital recorder according to claim 1 , wherein
For pads track playback, the when reaches the sound generation timing based on the operation information or the sound range information recorded on the pad track, the pad track at the timing based on the pad allocation information of the map in accordance with progress of the music A digital recorder further comprising means for reproducing and outputting the waveform data assigned to the pad corresponding to.

The digital recorder according to claim 1 or 2,
The means for reproducing and outputting the waveform data according to the operation of the pad operator expands and contracts the waveform data so that the tempo of the waveform data to be reproduced and output is synchronized with the tempo according to the tempo information set in the map. A digital recorder characterized by being reproduced.