JP4064813B2 - 被覆組立体を有するバッテリー構造及びその組立方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に電気化学電池のようなバッテリーに関するものであり、特に、バッテリー容器の開放端を閉鎖して封止する低プロファイルの閉鎖組立体に関連している。
【0002】
【従来の技術】
図1は、典型的なバッテリー缶閉鎖組立体を利用した従来のAAサイズのアルカリバッテリー10の構造を例示している。図示のとおり、従来のバッテリー10は、開放頂面端14、閉鎖低面端16、および、頂面端と底面端の間に延在している側壁を有している円筒状スチール缶12から構成されている。スチール缶12の閉じた底面端16は突出ナブ18を有しており、これは底面端の中央領域に形成されているとともに、スチール缶12に接触して、バッテリー10の正接触端子として作用する。
図示した従来のバッテリー10は、通常はカソードと呼ばれる、活性材として二酸化マンガンを含む正電極材20を更に有している電気化学電池である。カソード20は予備形成されてからスチール缶12に挿入されるか、或いは、適所に成形されることもあり、いずれにせよ、缶12の内表面に接触するようになっている。正電極20がスチール缶12に設けられた後で、正電極20の内壁により画定された空間に隔離材22が挿入される。隔離材22は、通常は、不織繊維から作られて、正電極20と負電極24の間に物理的な隔離状態を設けるように作用する。負電極24は、通常はアノードと呼ばれるが、スチール缶12の中央に配置され、活性材として亜鉛粉末を含む。アルカリ電解液、すなわち、水性水酸化カリウム(KOH)の溶液がスチール缶12内に更に配置される。
【0003】
電極20、電極24、隔離材22、および、アルカリ電解液がスチール缶12内部に配置されてしまうと、事前に組立てが完了したコレクタ組立体がスチール缶12の開放端に挿入される。コレクタ組立体の挿入に適合するように、スチール缶12は通常は開放端14が少しだけ末広がりになっているか、或いは、内向きに拡張したビード縁またはステップ縁を設けてあり、所望の配向にコレクタ組立体を支持するようにしている。従来のコレクタ組立体は電流コレクタ釘型材26、ナイロン封止材28、内側金属被覆材30、および、外側金属被覆材32から構成されている。電流コレクタ釘型材26はアノード24の内部に延びているとともに、外側金属被覆材32に溶接されるか、別な態様で同被覆材と電気接触状態にある拡張ヘッドを有している。電流コレクタ26は封止材28の中央ハブ34に形成された開口部を通って延びている。内側被覆材30は、剛性材から形成されており、封止材28の中央ハブ34と周辺直立壁36の間に配置されて剛性を増すとともにコレクタ組立体の放射方向の圧縮を支援することで、封止効率を高めている。この態様でコレクタ組立体を構成することにより、内側金属被覆材30は中央ハブ34を圧縮して電流コレクタ26を押圧することができるように作用すると同時に、封止材28の周辺直立壁36を圧縮してスチール缶12の内面を押圧する支援も行っている。
【0004】
コレクタ組立体が缶12の開放端14に挿入された後で、スチール缶12の開放端14で側壁を放射方向に圧搾してコレクタ組立体と外側被覆材32を内方向に押圧することにより、また更に、コレクタ組立体の周辺リップと外側被覆材32の上の缶12の開放端縁をかしめて缶12の開放端の内部に外側被覆材とコレクタ組立体を固着させることにより、組立体は適所に固定される。その後、スチール缶12の両端を除くスチール缶12の外表面の周囲に金属被覆された可塑フィルムラベル38が形成される。ラベル38は缶12の底面端16の周辺端縁を覆って形成され、その一部が外側の負極被覆材32の上に延在している。
従来のかしめ過程は缶12の開放端を90°曲げて外側被覆材32の上に被せ、そうするうちに、缶12に軸線方向の荷重を受けさせる。コレクタ組立体を覆う缶を従来のようにかしめ処理するのに耐えるには、スチール缶12は缶の底面付近の側壁の折れ曲りのような変形を防止するのに十分なだけの強度を有していなければならないが、このような折れ曲りは、通常はかしめ動作中に受ける軸線方向圧縮力によって引き起こされる。かしめ処理中の軸線方向荷重に耐えるように、従来のAAサイズのバッテリーは約0.25mmの厚さを有しているスチール缶が必要となるのが普通である。
【0005】
【発明が解決するべき課題】
前段で認識されたコレクタ組立体は上述の望ましい諸機能全般を十分に果たしはするが、その断面プロファイルから明らかなように、この特定のコレクタ組立体とスチール缶はバッテリー10の内部で相当な量の空間を占有している。バッテリーの外部寸法は米国基準局(ANSI)により概ね確定されているため、スチール缶12およびコレクタ組立体によって占有される空間が大きいほど、電気化学材料のためにバッテリー内で利用できる空間は小さくなる。その結果、バッテリー内に供与することのできる電気化学材料の量が低減すると、バッテリーの耐用寿命は短くなる。よって、電気化学的に活性の成分に利用できるバッテリー内の内部容積を最大限にすることが望ましい。コレクタ組立体により占有される空間とバッテリーにより占有される空間とを最小限にしながら、同時に、適切な封止特性を維持することが更に望ましい。バッテリー缶の閉鎖処理中に缶に付与される軸線方向の荷重を最小限に抑えることも更に望ましい。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明は、バッテリー内の活性材に利用できる容積を増大させる薄いゲージの缶を利用できるようにする。本発明の別な局面は、バッテリー容器の開放端を効果的に封止すると同時に、製造性が向上し、経費を低減し、電流コレクタ整合状態を改善したコレクタ組立体を提供することである。このような利点と他の利点を達成するために、また、本明細書中で具体化され説明されるような発明の目的に従って上記利点とそれ以外の利点を達成するために、本発明は、底面端、開放頂面端、および、頂面端と底面端の間に延在している側壁を備えている容器を採用したバッテリーを提供する。正電極と負電極がこの容器内に配置される。外側被覆材は容器の開放端を覆って配置される。外側被覆材は、容器側壁の外側で延びている外側フランジと容器側壁の内側で延びている内側フランジとを有している。容器と外側被覆材の間には封止材が配置され、封止材が外側被覆材の内側フランジと外側フランジを押圧するようにしている。外側被覆材をかしめることで容器側壁を押圧し、容器の内側フランジと外側フランジの各々に介在する封止材を圧縮させるのが好ましい。
【0007】
本発明の別な局面によれば、バッテリーを組立てる方法が提供される。この方法は、開放頂面端、底面端、および、頂面端と底面端の間に延在する側壁を備えた容器を形成する工程を含む。この方法はまた、外周フランジと内周フランジを備え、それらフランジの間にチャネルが設けられた被覆材を形成する工程を含んでいる。この方法は、容器に活性バッテリー材を分配する工程と、容器の開放頂面端を覆う被覆材を設置して外周フランジと内周フランジが容器側壁の両側に位置するようにするとともに、容器と外側被覆材が封止材により隔絶されるようにする工程とを更に含む。この方法は、外側被覆材の外周フランジと内周フランジを付勢して封止材を押圧し、容器と外側被覆材との間の封止材を圧縮させる工程を更に含んでいる。
この結果として得られる閉鎖組立体は、バッテリー缶の開放端を閉鎖する簡略化した技術を提供すると同時に、密封作用を高め、軸線方向の閉鎖力を最小限に抑えたために缶の厚さを低減することができるという利点がある。従って、バッテリーは、従来のバッテリー缶と比較して、より薄いバッテリー缶を採用することができる。
【0008】
本発明の上述の特徴、利点、目的と、上述以外の特徴、利点、目的は、本明細書後段と前掲の特許請求の範囲と添付の図面を参照すれば、当業者には更によく理解され、正しく評価されるだろう。
【0009】
【発明の実施の形態】
図2を参照すると、円筒状のアルカリバッテリー110が本発明の第1の実施形態によるバッテリー容器の開放端を閉鎖するための封止閉鎖材を備えているのが例示されている。バッテリー110は、閉じた底面端116、開放頂面端114、および、頂面端と底面端の間に延在している側壁を有している円筒状のスチール缶112から構成されている。スチール缶112の閉鎖底面端116はその中央領域に突出ナブ118が形成されて、バッテリー110の正極の接点端子としている。正極の接点端子118はスチール缶112の平坦な底面端に溶接されるか、別な態様で付着されているのが例示されているが、代替例として、端子118がスチール缶112の底面端116に一体形成されてもよいものと認識するべきである。
被覆組立体152はコレクタ組立体とも称されて、スチール缶112の開放頂面端114に組み付けられて、スチール缶112の開放端114を閉鎖状態で封止する。被覆組立体152は、ポリマー封止材128、外側金属被覆材132、および、電流コレクタ126を備えている。被覆組立体152は事前に組立てられて、スチール缶112の開放端に設置されて単体を構成する。ポリマー封止材128は、ナイロンから構成することもできるが、中央の軸線方向の開口空間が設けられて電流コレクタ126の長手のシャフトを受容する中央ハブ134を有している。封止材128は中央ハブ134から外周に向けて放射状に延び、外周部では圧縮されて、外側被覆材132とスチール缶112を押圧封止状態にする。更に、封止材128は、所定の圧力に達すると、缶112の封止容積内から高圧ガスを解放するように換気可能な圧力解放機構(図示せず)を備えていてもよい。
【0010】
負極の外側被覆材132は封止材128の頂面を覆って設置され、外周フランジ(壁)140と内周フランジ(壁)142を備えている。外側被覆材132の外周フランジ140はスチール缶112の外側開放端側壁に沿って一部が延在している1重の金属層の壁であるが、内周フランジ142はスチール缶112の内側開放端側壁に沿って延在している縁曲げ型の(巻き返り式の)2倍の金属厚の壁である。従って、外周フランジ140と内周フランジ142はスチール缶112の両側に位置し、スチール缶112と内周フランジ142との間、および、スチール缶と外周フランジ140との間でそれぞれ封止材128を圧縮し、大きな封止表面領域に長い漏れ防止路を設け、スチール缶112の内部から電解液が漏出するのを防止することができる。
スチール缶112の両端部を除き、スチール缶112の外表面の周囲には金属被覆された可塑フィルムラベル138が形成される。フィルムラベル138はスチール缶112の底面端116の周辺端縁を覆って形成され、その一部は、図示のとおり、外側被覆材132の外周フランジ140上まで延びている。
【0011】
バッテリー110は、スチール缶112の内表面の周囲に形成されたカソード120、カソード120の内表面の周囲に配置された隔離材122、および、隔離材124の中に電解液が配置されて電流コレクタ126と接触状態にあるアノード124から構成されたアルカリ電気化学電池として例示されている。アノード124、カソード120、および、隔離材124は、多様な公知の技術を利用して形成されるが、バッテリー技術で広く採用されているような多様な公知の電気化学材料を含んでいてもよい。図示の実施形態によれば、カソード120は正電極として構成され、アノード124は負電極として構成される。図3から図6を参照すると、第1の実施形態に従った被覆組立体152の組立て工程が例示されている。隔離材122やアルカリ電解液は元より、カソード120およびアノード124を含む電気化学活性材料のスチール缶112内への分配が完了すると、スチール缶112の開放端114の閉鎖準備ができる。被覆組立体152は、外側被覆材132、封止材128、および、電流コレクタ126から構成された予備組立てされた単体として図示されているが、図3に例示されているように、スチール缶112の開放端114上に配置される。外側被覆材132および封止材128は、スチール缶112の開放端114を受容するように外周フランジ140と内周フランジ142の間にチャネル154を設けるように形成される。被覆組立体152はスチール缶112の開放端114の側壁の開放上端リムに載置され、缶112の上端リムがチャネル154に挿入されるようにする。第1の実施形態によれば、スチール缶112は開放端部150に沿って少しだけ内向きに角度付けされる。更に、フランジ140およびフランジ142は両方ともに角度付けがされており、そのため、角度を設けたスチール缶112に整合するようにチャネル154が同様に内向きに角度付けされる。角度付けした2重層の内周フランジ142は封止材128を圧縮して外側被覆材132を押圧するように作用し、そのため、別個の内側被覆材の必要をなくしている。外側被覆材132をスチール缶112の上端リムに載置されるように配置することで、被覆組立体が適切な配向にされ、電流コレクタ126がアノード124の中央部内へと垂直方向に延在するようになることを認識するべきである。
【0012】
被覆組立体152がスチール缶112の開放端114の上に配置されてしまうと、外側被覆材132をかしめて、図4から図6に例示されているように、スチール缶112の開放端側壁を放射方向内向きに押圧する。図4を特に参照すると、サポートダイス160と割りクリンプダイス164を採用することにより、スチール缶112の封止閉鎖が達成される。サポートダイス160はリング状に成形されており、外周フランジ140および内周フランジ142の上で外側被覆材132の最上面を支持する弧状の底面162が設けられている。割りクリンプダイス164は略円筒状であり、スチール缶112の側壁に沿って配置されている。ダイス164は、被覆材132がダイス164と相対的に運動すると被覆材132の外周フランジ140を放射方向内向き付勢するようにした、角度付けした表面166を有している。サポートダイス160と割りクリンプダイス164のいずれか一方またはその両方が軸線方向に沿って互いに向けて移動すると、角度付け表面166が強制的に外側被覆材132の外周フランジ140に係合する。一実施形態によれば、割りクリンプダイス164は上に移動し、サポートダイス162は外側被覆材132に対して適所に固定されたまま保持される。図5を参照すると、外側被覆材132の外周フランジ140と内周フランジ142の間で封止材128を圧縮するように、外側被覆材132の外周フランジ140は放射方向内向きに付勢される。図6に更に示されているように、割りクリンプダイス164が外側被覆材132の閉鎖を完全にする。外側被覆材132を放射方向にかしめてスチール缶112の側壁を押圧することにより、最小限の軸線方向力がスチール缶112に付与されて、大きな漏れ防止路を備えた大きな封止領域が圧縮された封止材128とスチール缶112との間に設けられ、その領域全体にわたるいかなる漏出をも最小限に抑えることを認識するべきである。上述のかしめ過程は、軸線方向の荷重がスチール缶112に実質的に全く付与されないように行い得るものと評価するべきである。
【0013】
図7を参照すると、第1の実施形態の内向きに角度づけした側壁部150と比較して、開放端214で実質的に連続して真直ぐな側壁を有しているスチール缶212を閉鎖するための、本発明の第2の実施形態に従った被覆組立体252が例示されている。被覆組立体252も同様に、2倍金属厚の内周フランジ(壁)242および1重金属層の外周フランジ(壁)240を備えている外側被覆材232を採用している。外側被覆材232は、外周フランジ240と内周フランジ242とに整合する封止材228を受容し、外周フランジ240と内周フランジ242との間にチャネル254を設けている。チャネル254は、スチール缶212の開放端214で真直ぐな側壁部250に整合するように、実質的に垂直方向に延びている。被覆組立体252はスチール缶212の開放端214上に配置されて、チャネル254がスチール缶212の上端リムの最上部に載置されるようにする。
第2の実施形態の被覆組立体252は、図8から図10に例示されているように、コレット型のクリンプツール270で閉鎖されるのが好ましい。特に図8を参照すると、コレット型のクリンプツール270は、外側被覆材232の外周フランジ240を放射方向内向きに圧搾するための複数の成形フィンガー272を有している。図示の具体例によれば、クリンプツール270は24個の互いに等角に間隔を設けたフィンガー272を有している。複数の成形フィンガー272はその各々が一方端に成形内面280を有しており、図9に更に例示されているように、被覆組立体252とスチール缶212の開放端とを受容するように、共に開口部274の輪郭を規定している。円筒状のアクチュエータスリーブ278はフィンガー272の外壁の周囲に配置されているとともに、フィンガー272のテーパ状の外面276に係合するように軸線方向に移動可能であるため、アクチュエータスリーブ278が軸線方向下向きに付勢されると、フィンガー272を全部一緒に放射方向内向きに圧縮する。フィンガー272が一斉に閉じると、成形面280は外周フランジ240を放射方向内向きに圧縮し、外側被覆材232をかしめてスチール缶212の側壁を押圧する。コレット型のクリンプツール270の閉鎖動作が図10に更に例示されており、同図では、ツールは外側被覆材232とシール材228が缶212の開放端を閉じた状態で封止した十全なかしめ位置にある。かしめ動作に続いて、アクチュエータスリーブ278は上に移動させられ、フィンガー272が開放位置に戻り、閉鎖されたバッテリー缶はツール270から取り外すことができる。
【0014】
図11を参照すると、本発明の第3の実施形態に従ってバッテリー310が被覆組立体352を有しているのが例示されている。被覆組立体352は外側被覆材332、封止材328、および、電流コレクタ326を備えている。被覆組立体352はスチール缶312の開放端上に挿入され、外側被覆材332は放射方向内向きにかしめられて、封止材328を圧縮してスチール缶312を押圧する。外側被覆材332も同様に、2倍金属厚の内周フランジ(壁)342と1重の金属層の外周フランジ(壁)340がスチール缶312の両側に配置され、両フランジの間のシール材328を圧縮する。第3の実施形態によれば、スチール缶312の上端は巻き返った開放端370を有しており、この場合、缶312の開放上端は放射方向外向きに180°折り返されてから逆に折り重ねられ、2倍の金属厚を設けるに至る。巻き返った開放端370は折れ曲り解放圧を増大させる働きをする。
図12を参照すると、本発明の第4の実施形態に従ってバッテリー410が被覆組立体を有しているのが例示されている。被覆組立体は、外側被覆材432、封止材428、および、電流コレクタ426を備えている。外側被覆材432は、2倍の金属厚の外周フランジ(壁)440と1重金属層の内周フランジ(壁)442とがスチール缶412の開放端の両側に配置されている。更に、外側被覆材432は、内周フランジ442の底面に内周フランジ442と直交して形成された水平部441を更に有している。水平部441も同様に、折れ曲り解放圧を増大させる働きをする。
【0015】
図13Aから図13Eを参照すると、一実施形態に従って、滑動ダイストランスファープレス技術を利用した外側被覆材の成形処理が例示されている。図13Aを参照すると、平坦な円形の金属ブランクシート132Aが開始材として提示されている。円形のブランク片132Aの中央円形部190は図13Bに例示されるように下方向に椀状部が設けられてから、逆絞りを実施して、図13Cに例示されているように、隆起部192と内周フランジ142を形成する。外周フランジ140は、その後で、図13Dに例示されるように形成される。最後に、図13Eに例示される最終工程で、内周フランジ142が外方向に広げられる。外側金属被覆材は図示のように容易に形成され、その後、スチール缶の開放端上に組みつけられてかしめられ、バッテリー缶を閉鎖状態で封止する。外側被覆材132、232、332、432のいずれを製造するのであれ、順送りトランスファープレス成形法のような上記以外の方法を採用してもよいことを認識するべきである。
従って、本発明は、スチール缶の開放端に組みつけられてバッテリー缶の開放端を閉鎖状態のまま封止する被覆組立体を提供する。この被覆組立体と閉鎖技術は、従来の閉鎖技術に一般に存在している軸線方向の力を除去し、或いは、そのような力を最小限に抑えることにより、スチール缶の厚さを低減することができるという点で有利である。更に、被覆組立体はバッテリー缶の内部で最小容積しか占有しない。従って、被覆組立体の缶の厚さを低減し、使用容積を低減することにより活性バッテリー材料の量を増大させることができ、その結果、バッテリー性能を向上させることができる。更に、被覆組立体は、漏出の可能性を最小限にするとともに別な支援用内側被覆材を必要としない、十分に制約された封止材を提供している。更に、被覆組立体はバッテリー缶に組み付けるのが容易であり、電流コレクタ整合状態に高い信頼性を与えている。
【0016】
本発明を実施できる者や当業者ならば、開示された概念の精神から逸脱せずに、本発明に修正や改良を加えることができることが分かる。与えられた保護の範囲は、特許請求の範囲の各請求項と法により容認される解釈の範囲とによって決定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の被覆組立体を採用したAAサイズのアルカリ電気化学バッテリーの縦断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態による被覆組立体を採用した電気化学バッテリーの縦断面図である。
【図3】 被覆組立体の組立て工程を例示した、図2のバッテリーの部分断面図である。
【図4】 バッテリー缶の閉鎖工程を更に例示した、図2のバッテリーの部分断面図である。
【図5】 バッテリー缶の閉鎖工程を更に例示した、図2のバッテリーの部分断面図である。
【図6】 バッテリー缶の閉鎖工程を更に例示した、図2のバッテリーの部分断面図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態による被覆組立体の組立て工程を例示した、バッテリーの部分断面図である。
【図8】 図7のバッテリー缶を閉鎖するコレットツールの斜視図である。
【図9】 図8のコレットツールに取付けられたバッテリーの部分断面図である。
【図10】 バッテリー缶の閉鎖工程を更に例示した、図8のバッテリーおよびコレットツールの部分断面図である。
【図11】 本発明の第3の実施形態による被覆組立体を備えた電気化学バッテリーの縦断面図である。
【図12】 本発明の第4の実施形態による被覆組立体を備えた電気化学バッテリーの縦断面図である。
【図13A】 図13Aは第1の実施形態による負極の外側被覆を形成する一連の工程段階を例示した図である。
【図13B】 図13Bは第1の実施形態による負極の外側被覆を形成する一連の工程段階を例示した図である。
【図13C】 図13Cは第1の実施形態による負極の外側被覆を形成する一連の工程段階を例示した図である。
【図13D】 図13Dは第1の実施形態による負極の外側被覆を形成する一連の工程段階を例示した図である。
【図13E】 図13Eは第1の実施形態による負極の外側被覆を形成する一連の工程段階を例示した図である。
Claims (15)
- 第1端、開放状態の第2端、及び、第1端と第2端の間に延在する側壁を備え、正電極および負電極を含むバッテリー材料を入れる容器と、
外周フランジ、内周フランジ、および、外周フランジと内周フランジの間に形成されたチャネルを備え、容器の開放状態の第2端を覆う位置に配置された外側被覆材と、を有し、チャネルは、外周フランジと内周フランジが容器の側壁の両側に位置するように容器の開放端を受容し、
内周フランジと容器との間で圧縮されると同時に、外周フランジと容器と間のでも圧縮される、外側被覆材と容器の間に配置された封止材と、
前記外側被覆材に電気的に接続された電流コレクタを更に有し、
前記封止材は、前記容器の開放端を覆うように配置され、且つ前記電流コレクタを受容する開口部を有する中央ハブが設けられていることを特徴とするバッテリー。 - 前記外側被覆材は、内周フランジ及び外周フランジが互いに圧縮し合うことにより、前記容器に組み付けられる、請求項1に記載のバッテリー。
- 前記容器が、内周フランジと外周フランジを圧縮する前は、真直ぐな側壁を有している、請求項2に記載のバッテリー。
- 前記容器が、容器の開放端で内向きに角度を付けた側壁を有する、請求項1に記載のバッテリー。
- 前記内周フランジは2倍の金属厚から構成されている、請求項1に記載のバッテリー。
- 前記バッテリーが、前記ハブと外周壁との間で前記封止材を支持するための内側被覆材を備えていない、請求項1に記載のバッテリー。
- 前記容器が、前記開放端に形成された巻き返し状端縁を更に備えている、請求項1に記載のバッテリー。
- 前記外側被覆材が、前記内周フランジの端部に位置して内周フランジに直交している拡張部を更に備えている、請求項1に記載のバッテリー。
- 前記容器がスチール缶から構成されている、請求項1に記載のバッテリー。
- 開放端、閉鎖端、および、開放端と閉鎖端の間に延在する側壁を有する容器を設ける工程と、
外周フランジおよび内周フランジを有する被覆材を設け、内周フランジと外周フランジの間にチャネルを構成する工程と、
被覆材の内周フランジ、外周フランジ、および、チャネルに係合するようにされ、電流コレクタを受容する開口部を有する中央ハブが備えられた封止材を設ける工程と、
容器の中にバッテリー電極材を配置する工程と、
容器の開放端を覆って被覆材と封止材を設置し、被覆材の内周フランジと外周フランジの間のチャネルが容器の側壁の開放端を受容するようにするとともに、封止材が被覆材と容器の間に配置されるようにする工程と、
外周フランジと内周フランジを互いに向けて付勢して、内周フランジに向けて外周フランジをかしめ、容器と被覆材の間の封止材を圧縮し、容器に対する密封閉鎖を構成する工程と、を含むことを特徴とするバッテリーの組立て方法。 - コレクタを前記被覆材に電気的に接続する工程を更に含む、請求項10に記載の方法。
- 前記かしめる工程が、外周フランジに対してかしめダイスを移動させる工程を含む、請求項10に記載の方法。
- 被覆材を設ける前記工程が、2重層を有するように内周フランジを形成するとともに、1重層を有するように外周フランジを形成する工程を更に含む、請求項10に記載の方法。
- 被覆材を設ける前記工程が、内周フランジと外周フランジを末広がりにし、容器の内向きに角度を付けた開放端を受容するのに適するようにする工程を更に含む、請求項13に記載の方法。
- 被覆材を設ける前記工程が、
ブランクシートを設ける工程と、
ブランクシートを椀状に成形する工程と、
椀状成形されたシートに逆絞り加工を施して内周フランジを形成する工程と、
周辺端縁を折り曲げて外周フランジを形成する工程とを含む、請求項10に記載の方法。
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