JP4064072B2 - 光時分割多重伝送システム - Google Patents

光時分割多重伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP4064072B2
JP4064072B2 JP2001121711A JP2001121711A JP4064072B2 JP 4064072 B2 JP4064072 B2 JP 4064072B2 JP 2001121711 A JP2001121711 A JP 2001121711A JP 2001121711 A JP2001121711 A JP 2001121711A JP 4064072 B2 JP4064072 B2 JP 4064072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
pulse train
low
speed
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001121711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002319904A (ja
Inventor
邦彦 一色
邦明 本島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001121711A priority Critical patent/JP4064072B2/ja
Publication of JP2002319904A publication Critical patent/JP2002319904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4064072B2 publication Critical patent/JP4064072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中央局設置装置および複数の加入者設置装置を光ファイバ伝送路によって例えばリング状に接続した光時分割多重伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの需要の増大により、都市型ネットワーク(MAN (Metropolitan Area Network))においてもWDM(波長分割多重)の利用が提案されている。
【0003】
図8は2000年電子情報通信学会総合大会講演論文集、通信2、597ページに一例が記載された従来の光波長分割多重伝送方式による加入者系光ファイバ通信システムの構成を示すブロック図であり、101は中央局設置装置、102a〜102iは各ビルなどに設置される加入者設置装置、3はリング状光ファイバ伝送路である。図9は、1つの加入者設置装置102aの内部構成を示すもので、114は光波長分割分岐器、115は光受信器、116は光送信器、117は光波長分割挿入器である。
【0004】
中央局設置装置101において、伝送速度600Mbit/sの複数の低速ディジタル信号がそれぞれ異なる特定の波長λa〜λiの光信号に変換されて、さらに光波長分割多重されて、1本の光ファイバ伝送路3に送信される。光ファイバ伝送路3を伝送された光波長分割多重信号は加入者設置装置102aに入力する。加入者設置装置102aにおいて、光波長分割多重信号のうち波長λaの光信号が光波長分割分岐器114で分岐され、光受信器115に受信される。
【0005】
一方、伝送速度600Mbit/sの低速ディジタル信号が光送信器116より波長λaの光信号として送信され、光波長分割挿入器117によって光波長分割多重信号に再び挿入され、次の光ファイバ伝送路に送信される。同様に加入者設置装置102b〜102iでは波長λb〜λiの光信号がそれぞれ分岐挿入されて、光波長分割多重信号が中央局設置装置101に戻る。中央局設置装置101においては、光波長分割多重信号が伝送速度600Mbit/sの複数の低速ディジタル信号に分離されて受信される。
【0006】
波長λaの光信号は加入者設置装置102b〜102iを素通りして中央局設置装置101に戻るので、波長λaの光信号を介して中央局設置装置101と加入者設置装置102aとの間で対向通信が実現される。同様に、波長λb〜λiの光信号を介して中央局設置装置101と加入者設置装置102b〜102iとの間でそれぞれ対向通信が実現される。なお、光波長分割分岐器114、光波長分割挿入器117においては、光フィルタを用いることにより光波長の違いを利用して分岐・挿入がなされている。このように光波長の違いを利用して1本のリング状光ファイバ伝送路を用いて多数の加入者に対して効率的に通信サービスを提供することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように上記従来の光波長分割多重伝送方式による加入者系光ファイバ通信システムは光波長の違いを利用しているので、各加入者設置装置102a〜102iにおいて多数の光送信器116の信号波長を監視するための保守・管理が常時必要となる。したがって、この従来技術は、加入者の所在が地域に広く分散して、個々に保守・管理をすることが難しい加入者系には本質的に不向きであるという問題点があった。
【0008】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、光の高速性を生かし、保守・管理が容易な1波長伝送方式により、1本のリング状光ファイバ伝送路を用いて多数の加入者に対して効率的に通信サービスを提供することができる光時分割多重伝送システムを得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの発明にかかる光時分割多重伝送システムは、中央局設置装置および複数の加入者設置装置を光ファイバ伝送路によってリング状に接続した光時分割多重伝送システムにおいて、低速の信号光パルス列を光領域で時分割多重することにより高速の信号光パルス列を生成して光ファイバ伝送路に送信し、かつ光ファイバ伝送路から受信した高速の信号光パルス列を低速の信号光パルス列に光領域で時分割分離する光時分割多重および分離機能を有する中央局設置装置と、光ファイバ伝送路から受信した高速の光時分割多重信号光パルス列の中から所定のタイムスロットの受信光パルスを光領域で分岐して低速の信号光パルス列として受信し、かつ同じタイムスロットに低速の送信光パルスを光領域で挿入してから識別再生して高速の光時分割多重信号光パルス列として光ファイバ伝送路に送信する光分岐および挿入機能を有する複数の加入者設置装置とを備え、前記加入者設置装置は、前記光ファイバ伝送路からの高速の光時分割多重信号光パルス列を増幅して光増幅光パルス列を出力する光増幅器と、前記光増幅光パルス列に同期した低速クロック光パルス列を発生する第1の光位相同期発振器と、前記光増幅光パルス列と前記第1の光位相同期発振器からの低速クロック光パルス列とを用いてフレーム同期光パルス列を抽出するフレーム同期光回路と、前記フレーム同期光パルス列を用いて第1の光位相同期発振器からの低速クロック光パルス列に所定の位相遅延を与えることにより所定のタイムスロットに位相の一致した低速クロック光パルス列を生成する位相遅延光回路と、前記位相遅延光回路からの低速クロック光パルス列を用いて前記光増幅光パルス列から所定のタイムスロットの低速の信号光パルス列を抽出して分岐する光時分割分岐器と、前記光時分割分岐器からの低速の信号光パルス列を受信する光受信器と、低速の送信光パルス列を送信する光送信器と、前記信号光パルス列が抽出された所定のタイムスロットに低速の送信信号光パルス列を挿入する光時分割挿入器と、光増幅光パルス列に同期した高速クロック光パルス列を発生する第2の光位相同期発振器と、前記光時分割挿入器からの高速の光時分割多重信号光パルス列を識別信号として用いて前記第2の光位相同期発振器から発生された高速クロック光パルス列のタイミングで高速の光時分割多重信号光パルス列を識別再生して光ファイバ伝送路に送信する光識別再生回路とを有することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、加入者設置装置は、信号の分岐および挿入動作をつぎのようにして実行する。光増幅器は、光ファイバ伝送路からの高速の光時分割多重信号光パルス列を増幅して光増幅光パルス列を出力する。第1の光位相同期発振器は、光増幅光パルス列に同期した低速クロック光パルス列を発生する。フレーム同期光回路は、光増幅光パルス列と第1の光位相同期発振器からの低速クロック光パルス列とを用いてフレーム同期光パルス列を抽出する。位相遅延光回路は、フレーム同期光パルス列を用いて第1の光位相同期発振器からの低速クロック光パルス列に所定の位相遅延を与えることにより所定のタイムスロットに位相の一致した低速クロック光パルス列を生成する。光時分割分岐器は、位相遅延光回路からの低速クロック光パルス列を用いて光増幅光パルス列から所定のタイムスロットの低速の信号光パルス列を分岐する。分岐された低速の信号光パルス列は光受信器で受信される。光送信器は、低速の送信光パルス列を送信する。光時分割挿入器は、信号光パルス列が抜かれた所定のタイムスロットに低速の送信信号光パルス列を挿入する。第2の光位相同期発振器は、光増幅光パルス列に同期した高速クロック光パルス列を発生する。光識別再生回路は、光時分割挿入器からの高速の光時分割多重信号光パルス列を識別信号として用いて第2の光位相同期発振器から発生された高速クロック光パルス列のタイミングで高速の光時分割多重信号光パルス列を識別再生して光ファイバ伝送路に送信する。
【0013】
つぎの発明においては、上記発明において、前記第1の光位相同期発振器は、所定の低速クロック光パルス列を発生する低速クロック光発振器と、可飽和吸収の閾値レベルが1パルスの光パワーと2パルスが重なった光パワーの中間程度に設定され、前記光増幅器からの光増幅光パルス列と前記低速クロック光発振器からの低速クロック光パルス列が入力される可飽和吸収型光スイッチとを有し、前記可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅光パルス列に同期した低速クロック光パルス列を発生することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、第1の光位相同期発振器は、可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅光パルス列に同期した低速クロック光パルス列を発生するようにしている。
【0015】
つぎの発明においては、上記発明において、前記第2の光位相同期発振器は、所定の高速クロック光パルス列を発生する高速クロック光発振器と、可飽和吸収の閾値レベルが1パルスの光パワーと2パルスが重なった光パワーの中間程度に設定され、前記光増幅器からの光増幅光パルス列と高速低速クロック光発振器からの高速クロック光パルス列が入力される可飽和吸収型光スイッチとを有し、前記可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅光パルス列に同期した高速クロック光パルス列を発生することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、第2の光位相同期発振器は可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅光パルス列に同期した高速クロック光パルス列を発生するようにしている。
【0017】
つぎの発明においては、上記発明において、前記光時分割分岐器は、光増幅器からの光増幅光パルス列と、前記位相遅延光回路からの所定のタイムスロットに位相が一致した低速クロック光パルス列とが入力され、前記光増幅光パルス列から所定のタイムスロットに位相が一致した信号光パルス列のみを出力する可飽和吸収型光スイッチを備えることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、光時分割分岐器は、可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅された時分割多重光パルス列から所定のタイムスロットに位相が一致した信号光パルス列のみを出力するようにしている。
【0019】
つぎの発明においては、上記発明において、前記光時分割挿入器は、前記光送信器からの低速送信光パルス列と前記位相遅延回路からの所定のタイムスロットに位相の一致している低速クロック光パルス列とが入力され、前記低速クロック光パルス列に位相およびパルス幅を一致させた送信光パルス列を出力する可飽和吸収型光スイッチと、この可飽和吸収型光スイッチの出力と、この所定のタイムスロット以外の光時分割多重信号光パルス列とを合波する合波手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、光時分割挿入器では、可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して低速クロック光パルス列に位相およびパルス幅を一致させた送信光パルス列を出力するようにしており、この可飽和吸収型光スイッチの出力とこの所定のタイムスロット以外の光時分割多重信号光パルス列とが合波されることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光時分割多重伝送システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
実施の形態1.
図1〜図7に従ってこの発明にかかる光時分割多重伝送システムの実施の形態1を説明する。図1は光時分割多重伝送方式による加入者系光ファイバ通信システムの全体構成を示すもので、このシステムは、例えば、都市型ネットワーク(MAN (Metropolitan Area Network))に適用される。
【0023】
図1において、1は中央局設置装置、2a〜2iは加入者設置装置、3はリング状光ファイバ伝送路である。矢印は信号の進行方向を示している。
【0024】
次に動作について説明する。中央局設置装置1においては、例えば伝送速度10Gbit/sの複数の低速ディジタル光信号を光領域で時分割多重し、例えば1.55μm帯で任意の波長を有する伝送速度100Gbit/sの信号光パルス列として光ファイバ伝送路3に送信する。光ファイバ伝送路3を伝送された光時分割多重信号光パルス列はまず加入者設置装置2aに入力される。
【0025】
加入者設置装置2aにおいては、100Gbit/sの光時分割多重信号光パルス列の中から予め設定された所定のタイムスロットaの受信光パルスを光領域で分岐して10Gbit/sの信号光パルス列として受信する。次に信号光パルスが抜かれた同じタイムスロットaに10Gbit/sの送信光パルスを再び光領域で挿入して100Gbit/sの光時分割多重信号光パルス列として次の光ファイバ伝送路に送信する。加入者設置装置2b〜2iではそれぞれに所定のタイムスロットb〜iの10Gbit/s信号光パルスについて前記同様の光時分割分岐・挿入を繰り返し、この結果100Gbit/sの光時分割多重信号光パルス列が中央局設置装置1に戻る。
【0026】
中央局設置装置1においては、光時分割多重信号パルス列を伝送速度10Gbit/sの複数の低速ディジタル光信号に光領域で分離して受信する。加入者設置装置2aに対応する所定のタイムスロットaの信号光パルスは加入者設置装置2b〜2iを素通りして中央局設置装置1に戻るので、中央局設置装置1と加入者設置装置2aとの間で対向通信が実現される。同様にそれぞれに所定のタイムスロットb〜iの信号光パルスを介して中央局設置装置1と加入者設置装置2b〜2iとの間で対向通信がそれぞれ実現される。このように光時分割多重方式を利用して1本のリング状光ファイバ伝送路を用いて多数の加入者に対して効率的に通信サービスを提供することができる。
【0027】
次に、図2〜図7を用いて、1つの加入者設置装置2aで行われる光時分割分岐・挿入動作について詳しく説明する。図2は1つの加入者設置装置2aの内部構成例を示すものである。他の加入者設置装置2b〜2iもこれと同様の構成を有しており、また、下述する加入者設置装置2aの光時分割分岐・挿入動作と同様の処理が行われる。
【0028】
加入者設置装置2aは、図2に示すように、半導体光増幅器10、低速クロックによる光位相同期発振器11、フレーム同期光回路12、位相遅延光回路13、光時分割分岐器14、低速光受信器15、低速光送信器16、光時分割挿入器17、高速クロックによる光位相同期発振器18、光識別再生回路19を備えている。
【0029】
つぎに、図2の各構成要素の動作を説明する。加入者設置装置2aにおいて、光ファイバ伝送路3の伝送損失により光強度の減衰した100Gbit/sの高速の光時分割多重信号光パルス列が半導体光増幅器10に入力され、ここで、光直接増幅されて光強度の増大した光パルス列が出力される。光増幅器10で増幅された光増幅信号光パルス列は、光位相同期発振器11、フレーム同期光回路12、光時分割分岐器14および光位相同期発振器18に入力される。
【0030】
光位相同期発振器11においては、光増幅器10で増幅された光増幅信号光パルス列から10Gbit/sの低速の繰り返し周期と、100Gbit/sの高速の繰り返し周期の信号と同じ(短い)パルス幅を有する低速クロック光パルス列を抽出する。光位相同期発振器11は、図3に示すように、可飽和吸収型光スイッチ20と、低速クロック光パルス列を発生する周波数可変の発振器30とを有している。図3に示すように、光増幅器10で増幅された100Gbit/sの信号光パルス列と、発振器30から発生される低速クロック光パルス列とを、可飽和吸収型光スイッチ20に入力する。可飽和吸収とは、ある光パワー(閾値)以下の光が入力する場合には吸収される一方、閾値以上の光が入力する場合には吸収特性に飽和現象が生じて吸収損失が小さくなって光が透過するような性質のことである。
【0031】
ここで、可飽和吸収型光スイッチ20では、上記2種類のパルス列を入力する場合に、可飽和吸収の閾値レベルを1パルスの光パワーと2パルスが重なった光パワーの中間程度に設定するものとする。すると、図3に示すように、信号光パルス列と低速クロック光パルス列との周波数(周期)と位相が一致して入力ピーク光パワーの大きい場合には、吸収損失が小さくなり可飽和吸収型光スイッチ20から光パルス列が出力される。一方、図4に示すように、信号光パルス列と低速クロック光パルス列との周波数と位相が一致せずピーク光パワーの小さい場合には、吸収損失が大きくなり可飽和吸収型光スイッチ20から光パルス列が出力されない。従って図3に示すように可飽和吸収型光スイッチ20から光パルス列が出力されるように発振器30の周波数と位相を調整・設定することによって、入力信号光パルス列と周波数および位相が一致した(同期した)低速クロック光パルス列を光領域で生成することができる。光位相同期発振器11から出力される低速クロック光パルス列は、フレーム同期光回路12および位相遅延光回路13に入力される。
【0032】
フレーム同期光回路12においては、光増幅器10からの光増幅光パルス列におけるフレーム同期パルスの配置されたタイムスロットZから10Gbit/sの低速の繰り返し周期と、100Gbit/sの高速の繰り返し周期の信号と同じパルス幅を有するフレーム同期光パルス列を抽出する。図5において、a〜iは信号光パルスの配置されたタイムスロット、Zはフレーム同期パルスの配置されたタイムスロットを示している。図5は、フレーム同期光回路12の内部構成を示すもので、フレーム同期光回路12も可飽和吸収型光スイッチ21を有して構成される。可飽和吸収型光スイッチ21に光増幅器10からの100Gbit/sの信号光パルス列と、光位相同期発振器11からの10Gbit/sの低速クロック光パルス列が入力される。
【0033】
可飽和吸収型光スイッチ21においては、光位相同期発振器11からの低速クロック光パルス列と位相が一致しているタイムスロットの信号光パルス列の場合は、ディジタル符号“1”に対応する光パルスに対しては入力ピーク光パワーが大きいために吸収損失が小さくなり可飽和吸収型光スイッチ21から光パルスが出力され、ディジタル符号“0”に対応する光パルスに対しては入力ピーク光パワーが小さいために吸収損失が大きくなり可飽和吸収型光スイッチ21から光パルスが出力されないので、パルス列を再生することができる。一方、低速クロック光パルス列と位相が一致していないタイムスロットの信号光パルス列については、入力ピーク光パワーが小さいために吸収損失が大きくなり可飽和吸収型光スイッチ21から光パルスが出力されない。
【0034】
従って、可飽和吸収型光スイッチ21においては、光位相同期発振器11からの低速クロック光パルス列と位相が一致しているタイムスロットの信号光パルス列のみを抽出することができる。ここで、フレーム同期光パルス列として所定のパターンを設定しておき、各タイムスロットから抽出した光パルス列のパターンと比較して所定のパターンを有する光パルス列を抽出することにより、フレーム位相位置を同定できる。このようにして、光増幅器10からの光増幅光パルス列のタイムスロットZからフレーム同期光パルス列を抽出する。
【0035】
位相遅延光回路13においては、フレーム同期光回路12で抽出したフレーム同期光パルス列を基準として、光位相同期発振器11から入力される低速クロック光パルス列に対し各タイムスロットa〜iに対応する各所定の位相遅延を与えることにより、各タイムスロットに位相の一致した10Gbit/sの複数の低速クロック光パルス列を生成し、該生成した複数の低速クロック光パルス列を光時分割分岐器14に入力する。ただし、上記の各位相遅延、すなわち各タイムスロットa〜iの位相位置は、フレーム同期光回路12で抽出したフレーム同期光パルス列を基準にして識別される。
【0036】
光時分割分岐器14においては、100Gbit/sの高速の光時分割多重信号光パルス列から、タイムスロットaに位相の一致した10Gbit/sの低速の信号光パルス列を分岐して低速光受信器15に出力し、また、タイムスロットa以外の光パルス列を光時分割挿入器17に出力する。すなわち、光時分割分岐器14においては、位相遅延光回路13から入力される各タイムスロットa〜iに位相の一致した複数の低速クロック光パルス列を用いて、光増幅器10からの100Gbit/sの高速の光時分割多重信号光パルス列から各タイムスロットa〜iに位相の一致した10Gbit/sの複数の低速の信号光パルス列を抽出する。抽出されたタイムスロットaの信号光パルス列のみは、分岐されて低速光受信器15に出力され、抽出された他のタイムスロットb〜iの信号光パルス列は光時分割挿入器17に出力される。
【0037】
光時分割分岐器14は、タイムスロットa〜i分の複数の可飽和吸収型光スイッチ22を備えている。図6には、タイムスロットa用の1つの可飽和吸収型光スイッチ22を示した。この図6の可飽和吸収型光スイッチ22には、光増幅器10からの100Gbit/sの信号光パルス列と、位相遅延光回路13からのタイムスロットaに位相の一致した低速クロック光パルス列とが入力される。この可飽和吸収型光スイッチ22は、フレーム同期光回路12内の可飽和吸収型光スイッチ21と同様に動作することで(位相が一致している場合にのみパルス列を再生する)、タイムスロットaの信号光パルス列のみを抽出する。この抽出されたパルス列は低速光受信器15に出力される。
【0038】
低速光受信器15においては、光時分割分岐器14から入力した10Gbit/sの低速の信号光パルス列を受信する。
【0039】
低速光送信器16においては、10Gbit/sの低速の送信光パルス列を光時分割挿入器17に出力する。
【0040】
光時分割挿入器17においては、光時分割分岐器14から入力したタイムスロットb〜iの信号光パルス列に対して、低速光送信器16から入力した10Gbit/sの低速の送信光パルス列をタイムスロットaに挿入し、100Gbit/sの高速の光時分割多重信号光パルス列として光識別再生回路19に出力する。
【0041】
光時分割挿入器17は、例えば、可飽和吸収型光スイッチ23と、光カプラ(図示せず)とを有して構成されている。図7に示すように、可飽和吸収型光スイッチ23には、低速光送信器16からの10Gbit/sの低速の繰り返し周期および広いパルス幅を有する送信光パルス列と、10Gbit/sの低速の繰り返し周期と100Gbit/sの高速の繰り返し周期の信号と同じパルス幅を有し、かつタイムスロットaに位相の一致した低速クロック光パルス列とが入力される。この可飽和吸収型光スイッチ23も、フレーム同期光回路12内の可飽和吸収型光スイッチ21と同様に動作することで(位相が一致している場合にのみパルス列を再生する)、10Gbit/sの低速の繰り返し周期および広いパルス幅を有する送信光パルス列が、10Gbit/sの低速の繰り返し周期と100Gbit/sの高速の繰り返し周期の信号と同じパルス幅を有し、かつタイムスロットaに位相の一致した送信光パルス列に変換される。
【0042】
このように変換されたタイムスロットaに位相の一致した送信光パルス列と、光時分割分岐器14から入力されるタイムスロットb〜iに対応する複数の信号光パルス列とを光カプラを用いて合波することにより光時分割多重して、光識別再生回路19に出力する。
【0043】
光位相同期発振器18においては、光位相同期発振器11と同様、可飽和吸収型光スイッチと、100Gbit/sの高速クロック光パルス列を発生する周波数可変の発振器とを有しており、前述した光位相同期発振器11と同様の動作原理によって、光増幅器10からの光増幅光パルス列に周波数および位相が一致した(同期した)高速クロック光パルス列を光領域で生成する。この高速クロック光パルス列は光識別再生回路19に入力される。
【0044】
光識別再生回路19においては、光時分割挿入器17から入力された100Gbit/sの高速の光時分割多重信号光パルス列を識別信号として用い、光位相同期発振器18から入力された100Gbit/sの高速クロック光パルス列のタイミングで識別再生する。すなわち、手前の光ファイバ伝送路を伝送したことに起因するパルス波形の歪みや位相の乱れ等の含まれない品質の良い100Gbit/sの光時分割多重信号光パルス列を新たに生成する。そして、次の光ファイバ伝送路に送信する。
【0045】
このようにこの実施形態1においては、光ファイバ伝送路から受信した高速の光時分割多重信号光パルス列の中から所定のタイムスロットの受信光パルスを光領域で分岐して低速の信号光パルス列として受信し、かつ同じタイムスロットに低速の送信光パルスを光領域で挿入して高速の光時分割多重信号光パルス列として光ファイバ伝送路に送信する処理を全て光領域で行うようにしており、1本のリング状光ファイバ伝送路を用いて多数の加入者に対して10Gbit/sといった大容量で高速の通信サービスを提供することができる。また、1波長伝送方式であるため、信号波長を監視する必要がなく、保守・管理の容易なシステムが可能である。
【0046】
なお、上記実施の形態1では、光ファイバ伝送路3をリング状に接続するようにしているが、光ファイバ伝送路の接続形態としては、リング状伝送路にスター状やメッシュ状等が組み合わされていても良い。
【0047】
また、光位相同期発振器11、フレーム同期光回路12、光時分割分岐器14,光時分割挿入器17,光位相同期発振器18などでは、可飽和吸収型光スイッチを用いるようにしたが、他に例えば、4光波混合といった非線形光学効果を利用した非線形光学素子を用いるようにしてもよい。
【0048】
また、上記実施の形態1では、高速パルス列を100Gbit/sとし、低速パルス列を10Gbit/sとしたが、伝送速度は、他の任意の速度を選択するようにしてもよい。
【0049】
なお、上記実施の形態1では、光時分割挿入器17は、当該タイムスロット(例えばa)に位相の一致した低速の送信光パルス列と、光時分割分岐器14から入力される他のタイムスロット(例えばb〜i)に対応する複数の低速の信号光パルス列とを光カプラを用いて合波することにより、信号光パルス列が抜かれた所定のタイムスロットに低速の信号光パルス列を挿入する光時分割多重を行うようにしたが、光時分割分岐器14から光時分割挿入器17に対し時分割多重光パルス列から所定のタイムスロットの低速信号光パルス列が抽出された時分割多重光パルス列を入力するようにし、光時分割挿入器17では、この入力された時分割多重光パルス列の前記所定のタイムスロットに直接低速の送信信号光パルス列を挿入するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、中央局設置装置および複数の加入者設置装置を光ファイバ伝送路によってリング状に接続した光時分割多重伝送システムにおいて、光領域で光時分割多重および分離を行う中央局設置装置と、光領域で光分岐および挿入を行う複数の加入者設置装置とを備えるようにしたので、光時分割多重方式を利用して1本のリング状光ファイバ伝送路を用いて多数の加入者に対して効率的に、高速性を生かした大容量の通信サービスを提供することができるという効果がある。また、1波長伝送方式であるため、信号波長を監視する必要がなく、保守・管理の容易なシステムを構築することができる。また、光領域で光時分割多重および分離を行うとともに、光領域で光分岐および挿入を行うようにしているので、電気段による処理がなくなり、高速化のネックになることがない。また、識別再生して高速の光時分割多重信号光パルス列として光ファイバ伝送路に送信するので、手前の光ファイバ伝送路を伝送したことに起因するパルス波形の歪みや位相の乱れ等の含まれない品質の良い高速の光時分割多重信号光パルス列を新たに生成することができる。また、光増幅器、第1の光位相同期発振器、フレーム同期光回路、位相遅延光回路、光時分割分岐器、光受信器、光送信器、光時分割挿入器、第2の光位相同期発振器および光識別再生回路によって加入者設置装置を構成し、各構成要素は全て光領域で信号処理を行うようにしているので、電気段による処理がなくなり、高速化の障害になることがない。
【0052】
つぎの発明によれば、第1の光位相同期発振器は、可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅光パルス列に同期した低速クロック光パルス列を発生するようにしているので、低速クロック光パルス列の光増幅光パルス列に対する同期処理を光領域で行うことができ、光の高速性を最大限生かすことが可能となる。
【0053】
つぎの発明によれば、第2の光位相同期発振器は可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅光パルス列に同期した高速クロック光パルス列を発生するようにしているので、高速クロック光パルス列の光増幅光パルス列に対する同期処理を光領域で行うことができ、光の高速性を最大限生かすことが可能となる。
【0054】
つぎの発明によれば、光時分割分岐器は、可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅された時分割多重光パルス列から所定のタイムスロットに位相が一致した信号光パルス列のみを出力するようにしているので、時分割分岐処理を光領域で行うことができ、光の高速性を最大限生かすことが可能となる。
【0055】
つぎの発明によれば、光時分割挿入器では、可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して低速クロック光パルス列に位相およびパルス幅を一致させた送信光パルス列を出力し、この可飽和吸収型光スイッチの出力とこの所定のタイムスロット以外の光時分割多重信号光パルス列とを合成するようにしているので、時分割挿入処理を光領域で行うことができ、光の高速性を最大限生かすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における光時分割多重伝送システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における光時分割多重伝送システムに接続される加入者設置装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 加入者設置装置の光位相同期発振器に内蔵される可飽和吸収型光スイッチの動作を説明するための模式図である。
【図4】 加入者設置装置の光位相同期発振器に内蔵される可飽和吸収型光スイッチの動作を説明するための模式図である。
【図5】 加入者設置装置のフレーム同期光回路に内蔵される可飽和吸収型光スイッチの動作を説明するための模式図である。
【図6】 加入者設置装置の光時分割分岐器に内蔵される可飽和吸収型光スイッチの動作を説明するための模式図である。
【図7】 加入者設置装置の光時分割挿入器に内蔵される可飽和吸収型光スイッチの動作を説明するための模式図である。
【図8】 従来の光波長分割多重伝送システムの全体構成を示すブロック図である。
【図9】 従来の光波長分割多重伝送システムの加入者設置装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 中央局設置装置、2a〜2i 加入者設置装置、3 リング状光ファイバ伝送路、10 半導体光増幅器、11 低速クロックの光位相同期発振器、12フレーム同期光回路、13 位相遅延光回路、14 光時分割分岐器、15 低速光受信器、16 低速光送信器、17 光時分割挿入器、18 高速クロックの光位相同期発振器、19 光識別再生回路。

Claims (5)

  1. 中央局設置装置および複数の加入者設置装置を光ファイバ伝送路によってリング状に接続した光時分割多重伝送システムにおいて、
    低速の信号光パルス列を光領域で時分割多重することにより高速の信号光パルス列を生成して光ファイバ伝送路に送信し、かつ光ファイバ伝送路から受信した高速の信号光パルス列を低速の信号光パルス列に光領域で時分割分離する光時分割多重および分離機能を有する中央局設置装置と、
    光ファイバ伝送路から受信した高速の光時分割多重信号光パルス列の中から所定のタイムスロットの受信光パルスを光領域で分岐して低速の信号光パルス列として受信し、かつ同じタイムスロットに低速の送信光パルスを光領域で挿入してから識別再生して高速の光時分割多重信号光パルス列として光ファイバ伝送路に送信する光分岐および挿入機能を有する複数の加入者設置装置と、
    を備え、
    前記加入者設置装置は、
    前記光ファイバ伝送路からの高速の光時分割多重信号光パルス列を増幅して光増幅光パルス列を出力する光増幅器と、
    前記光増幅光パルス列に同期した低速クロック光パルス列を発生する第1の光位相同期発振器と、
    前記光増幅光パルス列と前記第1の光位相同期発振器からの低速クロック光パルス列とを用いてフレーム同期光パルス列を抽出するフレーム同期光回路と、
    前記フレーム同期光パルス列を用いて第1の光位相同期発振器からの低速クロック光パルス列に所定の位相遅延を与えることにより所定のタイムスロットに位相の一致した低速クロック光パルス列を生成する位相遅延光回路と、
    前記位相遅延光回路からの低速クロック光パルス列を用いて前記光増幅光パルス列から所定のタイムスロットの低速の信号光パルス列を抽出して分岐する光時分割分岐器と、
    前記光時分割分岐器からの低速の信号光パルス列を受信する光受信器と、
    低速の送信光パルス列を送信する光送信器と、
    前記信号光パルス列が抽出された所定のタイムスロットに低速の送信信号光パルス列を挿入する光時分割挿入器と、
    光増幅光パルス列に同期した高速クロック光パルス列を発生する第2の光位相同期発振器と、
    前記光時分割挿入器からの高速の光時分割多重信号光パルス列を識別信号として用いて前記第2の光位相同期発振器から発生された高速クロック光パルス列のタイミングで高速の光時分割多重信号光パルス列を識別再生して光ファイバ伝送路に送信する光識別再生回路と、
    を有することを特徴とする光時分割多重伝送システム。
  2. 前記第1の光位相同期発振器は、
    所定の低速クロック光パルス列を発生する低速クロック光発振器と、
    可飽和吸収の閾値レベルが1パルスの光パワーと2パルスが重なった光パワーの中間程度に設定され、前記光増幅器からの光増幅光パルス列と前記低速クロック光発振器からの低速クロック光パルス列が入力される可飽和吸収型光スイッチと、
    を有し、前記可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅光パルス列に同期した低速クロック光パルス列を発生することを特徴とする請求項に記載の光時分割多重伝送システム。
  3. 前記第2の光位相同期発振器は、
    所定の高速クロック光パルス列を発生する高速クロック光発振器と、
    可飽和吸収の閾値レベルが1パルスの光パワーと2パルスが重なった光パワーの中間程度に設定され、前記光増幅器からの光増幅光パルス列と高速低速クロック光発振器からの高速クロック光パルス列が入力される可飽和吸収型光スイッチと、
    を有し、前記可飽和吸収型光スイッチの可飽和吸収特性を利用して光増幅光パルス列に同期した高速クロック光パルス列を発生することを特徴とする請求項に記載の光時分割多重伝送システム。
  4. 前記光時分割分岐器は、
    光増幅器からの光増幅光パルス列と、前記位相遅延光回路からの所定のタイムスロットに位相が一致した低速クロック光パルス列とが入力され、前記光増幅光パルス列から所定のタイムスロットに位相が一致した信号光パルス列のみを出力する可飽和吸収型光スイッチを備えることを特徴とする請求項に記載の光時分割多重伝送システム。
  5. 前記光時分割挿入器は、
    前記光送信器からの低速送信光パルス列と前記位相遅延回路からの所定のタイムスロットに位相の一致している低速クロック光パルス列とが入力され、前記低速クロック光パルス列に位相およびパルス幅を一致させた送信光パルス列を出力する可飽和吸収型光スイッチと、
    この可飽和吸収型光スイッチの出力と、この所定のタイムスロット以外の光時分割多重信号光パルス列とを合波する合波手段と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の光時分割多重伝送システム。
JP2001121711A 2001-04-19 2001-04-19 光時分割多重伝送システム Expired - Fee Related JP4064072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001121711A JP4064072B2 (ja) 2001-04-19 2001-04-19 光時分割多重伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001121711A JP4064072B2 (ja) 2001-04-19 2001-04-19 光時分割多重伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002319904A JP2002319904A (ja) 2002-10-31
JP4064072B2 true JP4064072B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=18971525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001121711A Expired - Fee Related JP4064072B2 (ja) 2001-04-19 2001-04-19 光時分割多重伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4064072B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109120348A (zh) * 2018-10-31 2019-01-01 宁波华讯通信服务有限公司 一种城域网络系统及其网络接入系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4765634B2 (ja) * 2006-01-11 2011-09-07 沖電気工業株式会社 アッドドロップ光時分割信号挿入方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109120348A (zh) * 2018-10-31 2019-01-01 宁波华讯通信服务有限公司 一种城域网络系统及其网络接入系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002319904A (ja) 2002-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8014675B2 (en) Passive optical network communication method and system
JP2002223197A (ja) 品質管理機能を有する光ネットワークシステム
JPH03502391A (ja) 光通信回路網
US5959753A (en) Ultra high bit rate all optical communication system
JP2007143160A (ja) 受動光ネットワークの通信設備のための改善されたデータ伝送装置
JPH01502470A (ja) 光通信回路網
JP3000551B2 (ja) 光電式周波数分割器回路及びその操作方法
WO2011009368A1 (zh) 无源光网络中传输信息的方法、装置和系统
JP3549716B2 (ja) 光adm装置
US8126328B2 (en) Communication apparatus and signal transmitting method
JP3512580B2 (ja) 光時分割多重伝送用光送信装置と光受信装置及びこれらを備えた光時分割多重光伝送装置
US8073000B2 (en) Code division multiplex signal receiving apparatus and code division multiplex transmitting and receiving system
US20020163687A1 (en) Optical CWDM-system
JP4064072B2 (ja) 光時分割多重伝送システム
JP4680073B2 (ja) Ponシステム
KR101069977B1 (ko) 통신 장치 및 통신 방법
CN213094407U (zh) 一种量子时频网络在pon网络中的融合部署系统
JPH11298430A (ja) 加入者系光通信方法および加入者系光通信システム
JP2007235371A (ja) Ponシステムに使用する端末装置とその送信タイミングの制御方法
CA2439876C (en) Optical cwdm-system
JP3740537B2 (ja) クロック同期信号伝送システム、データ伝送システム及びこれらの方法
JP2007189382A (ja) 通信方式、通信方法およびプログラム
JP2009005065A (ja) 通信システム、通信方法および通信装置
Djemmah et al. OTDM Transmission Multiplexing and Demultiplexing for Photonic Packet Switched (PPS) Networks
EP2922226B1 (en) Method for measuring a packet delay in an optical node of a synchronous network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070501

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees