JP4061420B2 - Liquid detergent composition - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、界面活性剤およびアミノポリカルボン酸系の有機ビルダーを含む液体洗剤組成物に関し、特に界面活性剤との相溶性に優れ、白濁防止性および生分解性に優れた高濃度液体洗剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
液体洗剤、特に家庭用の洗剤として用いられる液体洗剤においては、界面活性剤としてノニオン性界面活性剤または／およびアニオン性界面活性剤が使われており、洗浄性を高めるために各種のビルダーが添加される。このビルダーは有機性あるいは無機性のものなど多種にわたるが、いずれもほとんどがＮａ塩の構造を有している。
【０００３】
近年環境保護の観点から、生分解性に優れたアミノポリカルボン酸、特にアミノ酸二酢酸型のキレート剤をビルダーとして使用するための研究が盛んに行われている。このアミノポリカルボン酸、特にアミノ酸二酢酸型のキレート剤も、コストの面から合成反応液をそのまま使うため、ほとんどがＮａ塩で強アルカリ性を呈する。例えば特開平１０−２５４９４号にはアスパラギン酸二酢酸をビルダーとした食器用液体洗剤について提案されているが、アルカリ金属塩が使用されている。また特開平１０−３６８８８号でもアミノポリカルボン酸をビルダーとした液体洗剤について提案されていて、アミン塩も示されているが、アルカリ金属塩と同列に扱われており、実施例もＮａ塩である。そして組成物中の界面活性剤の最高濃度が１０重量％と低く、高濃度側での白濁の問題は改善されていない。
【０００４】
ビルダーの使用による問題点は、主剤の界面活性剤の溶解度あるいは曇点を低下させ、これにより白濁を生じたり、時間とともに白濁が二層分離したりするなど、相溶性が悪化することである。これを防止するためには、液体洗剤組成物を水で希釈して界面活性剤の濃度を下げるか、あるいは可溶化剤を添加することなどが従来より実施されている。しかし、前者の水による希釈は洗剤の運送費の増大を余儀なくし、商業的に不利である。また後者も新たな可溶化剤として界面活性剤を添加したり、あるいは尿素類、エーテルアルコール類、低級アルコール類等を添加することが知られているが、高濃度の液体洗剤組成物を得るためには十分満足できるとはいえない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、生分解性に優れ、強アルカリ性を呈することがないとともに、界面活性剤濃度を高くしても相溶性に優れ、白濁することのない液体洗剤組成物を得ることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記課題を解決するため鋭意検討した結果、液体洗剤の主界面活性剤にノニオン性界面活性剤または／およびアニオン性界面活性剤を高濃度で用い、ビルダーにアミノポリカルボン酸系キレート剤を用いる場合、ビルダーの対イオンとしてアルカリ金属−アミン混合塩を用いるとともに、これにグリコール類を添加することにより相溶性を高め、白濁の防止を可能とすることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００７】
すなわち本発明は次の液体洗剤組成物である。
（１） （Ａ）：ノニオン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤から選ばれる１種以上の界面活性剤２０〜６０重量％、
（Ｂ）：アミノポリカルボン酸系キレート剤のアルカリ金属−アミン混合塩から選ばれる１種以上のビルダー０．１〜１５重量％、
（Ｃ）：グリコール類から選ばれる１種以上の可溶化剤０．５〜３０重量％、ならびに
（Ｄ）：水 残部を含み、
（Ｂ）成分のビルダーは（Ａ）成分の界面活性剤に対し５〜１５重量％、
（Ｃ）成分の可溶化剤は（Ａ）成分の界面活性剤に対して５〜４０重量％である液体洗剤組成物。
（２） アミノポリカルボン酸がアミノ酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸である上記（１）記載の液体洗剤組成物。
（３） アミノポリカルボン酸がグルタミン酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸、α−アラニン−Ｎ，Ｎ−二酢酸、β−アラニン−Ｎ，Ｎ−二酢酸、アスパラギン酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸、グリシン−Ｎ，Ｎ−二酢酸、またはセリン−Ｎ，Ｎ−二酢酸である上記（１）記載の液体洗剤組成物。
【０００８】
本発明で（Ａ）成分として用いる界面活性剤はノニオン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤から選ばれる１種以上のものである。この中ではノニオン性界面活性剤の方がアニオン性界面活性剤よりも溶解度が高いので、高濃度液体洗剤組成物を調製するのに適している。
【０００９】
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸ジエタノールアミド、アミンオキサイド、アミドアミンオキサイド等があげられる。アニオン性界面活性剤としては、硫酸アルキル塩、硫酸アルキルポリオキシエチレン塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、脂肪酸塩、エーテルカルボン酸塩、モノアルキルリン酸塩等があげられる。これらは市販品を使用することができる。
【００１０】
本発明で（Ｂ）成分のビルダーに用いられるアミノポリカルボン酸系キレート剤は１個以上、好ましくは１〜２個のアミノ基、および２個以上、好ましくは３〜４個のカルボキシル基を有し、かつキレート作用を有するキレート剤である。上記のアミノ基は２級アミノ基であっても、３級アミノ基であってもよい。このようなキレート剤としてはアミノ酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸が好ましい。
【００１１】
アミノ酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸は次の式（１）で示される化合物である。
Ａ−Ｎ−(ＣＨ2ＣＯＯＨ)2 ・・・（１）
（ただしＡ−Ｎはアミノ酸を示し、−Ｎはアミノ酸中のアミノ基を示す。）
このようなアミノ酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸としては、グルタミン酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸、α−アラニン−Ｎ，Ｎ−二酢酸、β−アラニン−Ｎ，Ｎ−二酢酸、アスパラギン酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸、グリシン−Ｎ，Ｎ−二酢酸、セリン−Ｎ，Ｎ−二酢酸などがあげられる。これらのアミノ酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸は、例えばアミノ酸を原料として公知のストレッカー反応やモノクロロ酢酸により合成される。
【００１２】
またアミノ酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸以外のアミノポリカルボン酸系キレート剤として、エチレンジアミンジコハク酸、イミノジコハク酸などもあげられ、これらも公知の方法から合成され使用できる。これらの好ましいアミノポリカルボン酸系キレート剤の例を以下に構造式で示す。
【００１３】
【化１】
合成されたアミノ酸−Ｎ，Ｎ−二酢酸その他のアミノポリカルボン酸系キレート剤は、コストの面から一般的には全てのカルボキシル基の対イオンがＮａ塩となっている水溶液として得られるが、本発明ではアミノポリカルボン酸をアルカリ金属−アミン混合塩の形で（Ｂ）成分のビルダーとして使用する。使用するアミン塩は１級〜３級アミン塩のいずれでも効果を示すが、アルカノールアミン塩が望ましく、特にトリエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩が好ましい。アルカリ金属−アミン混合塩のアルカリ金属塩としては、Ｋ塩がＮａ塩に比べて界面活性剤との相溶性が高いため好ましいが、コスト的にはＮａ塩の方が好ましい。
【００１５】
Ｎａ塩で得られたアミノポリカルボン酸系キレート剤をアルカリ金属−アミン混合塩にするためには、得られたＮａ塩の水溶液をＨ型カチオン交換樹脂で脱Ｎａするか、電気透析により脱Ｎａするか、あるいは酸析により全てのカルボキシル基がＨ型になっている結晶を取得するかして、溶液の場合はそのままの溶液中に、また結晶の場合は結晶を水に溶解して、この溶液中にアミンあるいは水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物−アミン混合物と混合することにより、目的とする塩の水溶液を得ることができる。また、脱Ｎａしたものを液体洗剤処方時に添加し、そこで更にアミンあるいは他のアルカリ金属水酸化物を添加して目的とする塩を得てもよい。
【００１６】
アミノポリカルボン酸系キレート剤、特にアミノ酸二酢酸型のキレート剤は中性から弱アルカリ側のｐＨ８〜１２で良好なキレート効果、すなわちビルダー効果を発揮することが知られているので、そのｐＨ域になるようにアミンあるいはアルカリ金属水酸化物の添加量を調整することが望ましい。アルカリ金属とアミン塩の混合塩の場合の比率は、アミン塩の量が多ければ多いほど界面活性剤との相溶性が向上するが、脱Ｎａのコスト、アミンのコスト等を考慮してその比を決定する必要がある。
【００１７】
本発明で可溶化剤として用いられるグリコール類は制限はないが、炭素数１〜５、好ましくは２〜４のグリコールが好ましい。このようなグリコール類としては、一般的なエタノール、イソプロピルアルコール等のアルコールは揮発性で引火性が強いため、プロピレングリコールあるいはエチレングリコールの一般的で安価なグリコール類が好ましい。前述のアルカノールアミン類をアルコールとして更に添加することも可能であるが、アミン類の過剰の添加は特に非イオン性界面活性剤が主剤の液体洗剤では粘度を増加させ使い勝手を損なうため、量の加減が必要である。
【００１８】
本発明の液体洗剤組成物では、（Ａ）成分の界面活性剤が２０〜６０重量％、好ましくは３０〜５０重量％、（Ｂ）成分のビルダーが０．１〜１５重量％、好ましくは１〜１０重量％、（Ｃ）成分の可溶化剤が０．５〜３０重量％、好ましくは１〜２０重量％、残部を（Ｄ）成分の水とする。ここでの配合割合は（Ａ）〜（Ｄ）成分の４成分の割合である。（Ｂ）成分のビルダーは（Ａ）成分の界面活性剤に対し５〜１５重量％、（Ｃ）成分の可溶化剤は（Ａ）成分の界面活性剤に対して５〜４０重量％、好ましくは１０〜３０重量％とする。
【００１９】
（Ａ）成分の界面活性剤が上記範囲より低い場合は液体洗剤の運送費増、パッケージの増大等商業的に不利であり、高い場合は目的の相溶性の幅が狭まり処方上の柔軟性が低下したり、粘度が上昇して使用い勝手を損うため好ましくない。
（Ｂ）成分のビルダーが上記範囲より低い場合は液体洗剤としての洗浄効果が低くなり、高い場合は界面活性剤との相溶性の幅が狭まり、処方上の柔軟性が低下するため好ましくない。
（Ｃ）成分の可溶化剤が上記範囲より低い場合は（Ａ）、（Ｂ）成分の相溶性が低下し、高い場合は処方上の柔軟性が低下するため好ましくない。
【００２０】
本発明の液体洗剤組成物は、必要により粘度調整剤、保湿剤、防腐剤、防かび剤、色素、香料等の他の添加剤を任意の割合で配合することができる。
【００２１】
本発明の液体洗剤組成物は洗浄剤としてのすべての用途に使用できるが、特に家庭用洗剤として衣料用、ハウスホールド用等の洗浄の用途に使用するのに適している。
使用に際してはそのまま使用することもできるが、高濃度であるため水で希釈して使用することもできる。
【００２２】
【発明の効果】
本発明によれば、特定の界面活性剤にアミノポリカルボン酸のアミン−アルカリ金属混合塩からなるビルダーとグリコール類からなる可溶化剤を特定割合で配合したので、強アルカリ性を呈することがないとともに、界面活性剤濃度を高くしても相溶性に優れ、白濁することがない高濃度液体洗剤組成物を得ることができる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について説明する。各例中、％は重量％である。
実施例１〜１４、比較例１〜１８
下記の界面活性剤、ビルダーおよびアルコール類からなる可溶化剤を表１〜２に示す配合割合で添加し、水でバランスさせた。そして十分な混合を行い、常温および４０℃に放置したときの相溶性を目視にて観察した。なお、放置して二層分離したものは観察時、再度混合してからその溶状を観察した。表１〜２に処方および観察結果をまとめた。
【００２４】
使用した化合物は次の通りである。
界面活性剤：
非イオン性界面活性剤；花王製エマルゲン１０８（商標、エチレンオキシドアルキルエーテルタイプ）
アニオン性界面活性剤；ＬＡＳ；試薬直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ（硫酸ソーダ含有なし）
ビルダー：
ＧＬＤＡ；グルタミン酸二酢酸
αＡＤ；α−アラニン二酢酸
βＡＤ；β−アラニン二酢酸
ＳＤＡ；セリン二酢酸
ＡＳＤＡ；アスパラギン酸二酢酸
ＮＴＡ；グリシン二酢酸
ＥＤＤＳ；エチレンジアミンジコハク酸
ＩＤＳ；イミノジコハク酸
アミン：
ＴＥＡ；トリエタノールアミン
ＤＥＡ；ジエタノールアミン
ＭＥＡ；モノエタノールアミン
可溶化剤：
ＰＧ；プロピレングリコール
ＩＰＡ；イソプロピルアルコール
【００２５】
表１〜２中、ＧＬＤＡの後の−２Ｎａ２ＴＥＡは分子内のカルボキシル基の対イオンを表しており、２Ｎａと２ＴＥＡの混合塩を意味する。−２Ｎａ２Ｈは２Ｎａ塩でｐＨ的にも低い状態であることを意味する。いずれの場合も濃度は全てのカルボキシル基がＮａ塩であるときの換算値で表している。
【００２６】
【表１】
【表２】
表１〜２の結果より、実施例１と比較例３、４、７、８、１０とを対比すると、ビルダーがアミン塩かアルカリ金属−アミン混合塩であって、可溶化剤がアルコールの組成物は相溶性を有するが、ビルダーがＮａ塩であったり、可溶化剤がないかあるいはアルカノールアミンの場合は相溶性が悪く白濁していることがわかる。
【００２９】
同様のことは実施例３と比較例１１、実施例７と比較例６、実施例９と比較例１２、実施例１０と比較例１３、実施例１１と比較例１４、実施例１５と比較例１７、実施例１６と比較例１８の対比においても当てはまる。
【００３０】
以上の結果、高濃度のノニオン性またはアニオン性界面活性剤に対してビルダーとしてアミノポリカルボン酸のアミン塩またはアルカリ金属−アミン混合塩、ならびに可溶化剤としてアルコール類を特定量配合することにより、相溶性に優れ、白濁のない高濃度液体洗剤組成物が得られることがわかる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a liquid detergent composition containing a surfactant and an aminopolycarboxylic acid-based organic builder, and in particular, a high concentration liquid detergent composition having excellent compatibility with a surfactant, and excellent anti-white turbidity and biodegradability. Related to things.
[0002]
[Prior art]
In liquid detergents, especially liquid detergents used as household detergents, nonionic surfactants and / or anionic surfactants are used as surfactants, and various builders are added to improve detergency. Is done. This builder has a variety of organic and inorganic types, but most of them have a Na salt structure.
[0003]
In recent years, from the viewpoint of environmental protection, studies have been actively conducted to use aminopolycarboxylic acids excellent in biodegradability, particularly amino acid diacetic acid type chelating agents as builders. Since this aminopolycarboxylic acid, particularly an amino acid diacetate type chelating agent, uses a synthetic reaction solution as it is from the viewpoint of cost, most of them are Na salts and exhibit strong alkalinity. For example, Japanese Patent Laid-Open No. 10-25494 proposes a liquid detergent for dishes using aspartic acid diacetic acid as a builder, but an alkali metal salt is used. Japanese Patent Laid-Open No. 10-36888 proposes a liquid detergent using aminopolycarboxylic acid as a builder, and an amine salt is also shown, but it is treated in the same manner as an alkali metal salt, and the examples are also Na salts. is there. The maximum concentration of the surfactant in the composition is as low as 10% by weight, and the problem of white turbidity on the high concentration side is not improved.
[0004]
The problem with the use of the builder is that the solubility of the main surfactant or the clouding point is lowered, thereby causing white turbidity, and the white turbidity is separated into two layers with time. In order to prevent this, the liquid detergent composition has been conventionally diluted with water to lower the concentration of the surfactant, or a solubilizer is added. However, the former dilution with water necessitates an increase in the cost of transporting the detergent, which is commercially disadvantageous. In addition, the latter is also known to add a surfactant as a new solubilizer, or to add ureas, ether alcohols, lower alcohols, etc. In order to obtain a high concentration liquid detergent composition Is not enough.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to obtain a liquid detergent composition that is excellent in biodegradability, does not exhibit strong alkalinity, has excellent compatibility even when the surfactant concentration is increased, and does not become cloudy.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have used a nonionic surfactant or / and an anionic surfactant at a high concentration as the main surfactant of a liquid detergent, and an aminopolycarboxylic acid type builder as a builder. when using a chelating agent, a alkali metal as a counterion of the builder - with an amine mixed salt, this enhances the compatibility by adding glycol compounds, found that that is capable of preventing white turbidity, the The invention has been completed.
[0007]
That is, the present invention is the following liquid detergent composition.
(1) (A): 20 to 60% by weight of one or more surfactants selected from nonionic surfactants and anionic surfactants,
(B): A alkali metal amino polycarboxylic acid chelating agent - one or more builders 0.1-15 wt% selected from amine mixed salt,
(C): 1 or more solubilizing agents selected from glycol ethers 0.5-30 wt%, and
(D): including water balance
The builder of the component (B) is 5 to 15% by weight based on the surfactant of the component (A).
(C) a solubilizing agent component liquid detergent composition is from 5 to 40% by weight relative to the surfactant of the component (A).
(2) aminopolycarboxylic acid is an amino acid -N, above (1) Symbol placement of the liquid detergent composition which is N- diacetic acid.
(3) Aminopolycarboxylic acid is glutamic acid-N, N-diacetic acid, α-alanine-N, N-diacetic acid, β-alanine-N, N-diacetic acid, aspartic acid-N, N-diacetic acid, glycine -N, N- diacetic acid or serine -N, above (1) Symbol placement of the liquid detergent composition is N- diacetic acid.
[0008]
The surfactant used as the component (A) in the present invention is at least one selected from nonionic surfactants and anionic surfactants. Since people in this the nonionic surfactant has a higher solubility than the anionic surface active agent, that are suitable for preparing concentrated liquid detergent compositions.
[0009]
Examples of the nonionic surfactant include polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, fatty acid diethanolamide, amine oxide, amidoamine oxide and the like. Examples of the anionic surfactant include an alkyl sulfate, an alkyl polyoxyethylene sulfate, an alkyl benzene sulfonate, an α-olefin sulfonate, a fatty acid salt, an ether carboxylate, and a monoalkyl phosphate. These can use a commercial item.
[0010]
In the present invention, the aminopolycarboxylic acid chelating agent used for the builder of component (B) has one or more, preferably 1 to 2 amino groups, and 2 or more, preferably 3 to 4 carboxyl groups. And a chelating agent having a chelating action. The amino group may be a secondary amino group or a tertiary amino group. As such a chelating agent, amino acid-N, N-diacetic acid is preferable.
[0011]
Amino acid-N, N-diacetic acid is a compound represented by the following formula (1).
A-N- (CH 2 COOH) 2 (1)
(However, A-N represents an amino acid, and -N represents an amino group in the amino acid.)
As such amino acid-N, N-diacetic acid, glutamic acid-N, N-diacetic acid, α-alanine-N, N-diacetic acid, β-alanine-N, N-diacetic acid, aspartic acid-N, Examples thereof include N-diacetic acid, glycine-N, N-diacetic acid, serine-N, N-diacetic acid and the like. These amino acid-N, N-diacetic acids are synthesized by, for example, a known Strecker reaction or monochloroacetic acid using amino acids as raw materials.
[0012]
Examples of aminopolycarboxylic acid-based chelating agents other than amino acid-N, N-diacetic acid include ethylenediamine disuccinic acid and iminodisuccinic acid, which can be synthesized and used from known methods. Examples of these preferable aminopolycarboxylic acid-based chelating agents are shown by the following structural formulas.
[0013]
[Chemical 1]
Synthesized amino acid-N, N-diacetic acid and other aminopolycarboxylic acid-based chelating agents are generally obtained as an aqueous solution in which the counter ions of all carboxyl groups are Na salts in terms of cost. in the present invention aminopolycarboxylic acid a alkali metal - used as a builder in the form of an amine mixed salt component (B). The amine salt used is effective in any of primary to tertiary amine salts, but alkanolamine salts are desirable, and triethanolamine salts and diethanolamine salts are particularly preferable. As the alkali metal salt of the alkali metal-amine mixed salt, the K salt is preferable because it is more compatible with the surfactant than the Na salt, but the Na salt is more preferable in terms of cost.
[0015]
The aminopolycarboxylic acid chelating agent obtained by Na salt A alkali metal - or to the amine mixed salt is an aqueous solution of the obtained Na salt de Na with H-type cation exchange resin, leaving the electrodialysis In the case of Na, or by obtaining a crystal in which all carboxyl groups are H-type by acid precipitation, the solution is dissolved in the solution as it is, or in the case of a crystal, the crystal is dissolved in water. By mixing this solution with an amine or an alkali metal hydroxide-amine mixture such as potassium hydroxide or sodium hydroxide, an aqueous solution of the target salt can be obtained. In addition, a solution obtained by removing Na may be added at the time of formulating the liquid detergent, and then an amine or other alkali metal hydroxide may be further added to obtain a target salt.
[0016]
Aminopolycarboxylic acid-based chelating agents, particularly amino acid diacetate type chelating agents are known to exhibit good chelating effects, i.e., builder effects, at neutral to weakly alkaline pH of 8-12, so that pH range It is desirable to adjust the amount of amine or alkali metal hydroxide added so that In the case of a mixed salt of an alkali metal and an amine salt, the greater the amount of the amine salt, the better the compatibility with the surfactant. However, the ratio is determined in consideration of the cost of Na removal, the cost of the amine, etc. Need to be determined.
[0017]
Although glycol ethers are not limited to be used as solubilizers in the present invention, 1 to 5 carbon atoms, preferably glycol having 2 to 4 are preferred. Such glycol ethers, general ethanol for alcohol such as isopropyl alcohol has strong flammable volatile, generally inexpensive glycols propylene glycol or ethylene glycol. It is possible to further add the aforementioned alkanolamines as alcohols, but excessive addition of amines increases the viscosity and impairs usability, especially in non-ionic surfactants based on liquid detergents. is required.
[0018]
In the liquid detergent composition of the present invention, the surfactant (A) is 20 to 60% by weight, preferably 30 to 50% by weight, and the builder (B) is 0.1 to 15% by weight, preferably 1%. 10 wt%, (C) a solubilizing agent 0.5 to 30% by weight of component, you preferably 1 to 20 wt%, the balance with component (D) water. The blending ratio here is the ratio of the four components (A) to (D). (B) component builder (A) against the surfactants of Component 5 to 15 wt%, 5-40 wt% with respect to the solubilizer component (A) of the surfactant of the component (C), preferably you with 10 to 30 wt%.
[0019]
When the surfactant (A) is lower than the above range, it is commercially disadvantageous, such as an increase in the transportation cost of the liquid detergent and an increase in the package, and when it is high, the target compatibility is narrowed and the flexibility in formulation is reduced. It is not preferable because it decreases or the viscosity increases and impairs use.
When the builder of the component (B) is lower than the above range, the cleaning effect as a liquid detergent is low, and when it is high, the range of compatibility with the surfactant is narrowed and the flexibility in formulation is lowered, which is not preferable.
When the solubilizer of the component (C) is lower than the above range, the compatibility of the components (A) and (B) is lowered, and when it is high, the flexibility in formulation is lowered, which is not preferable.
[0020]
If necessary, the liquid detergent composition of the present invention may contain other additives such as a viscosity modifier, a humectant, an antiseptic, a fungicide, a pigment, and a fragrance at an arbitrary ratio.
[0021]
The liquid detergent composition of the present invention can be used for all uses as a cleaning agent, but is particularly suitable for use as a household detergent in washing applications such as clothing and household.
In use, it can be used as it is, but since it has a high concentration, it can also be diluted with water.
[0022]
【The invention's effect】
According to the present invention, A Min aminopolycarboxylic acid to a specific surfactant - so formulated with solubilizing agent comprising a builder and glycol ethers consisting of alkali metal mixed salt in a specific ratio, can exhibit strong alkalinity In addition, it is possible to obtain a high-concentration liquid detergent composition that is excellent in compatibility and does not become cloudy even if the surfactant concentration is increased.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the present invention will be described below. In each example,% is% by weight.
Examples 1-1 4 and Comparative Examples 1-18
The following surfactants, solubilizers consisting of a builder and alcohols were added at the blending ratios shown in Tables 1-2, and were balanced with water. Then, sufficient mixing was performed, and the compatibility when left at room temperature and 40 ° C. was visually observed. In addition, what was left and separated into two layers was observed again after mixing after observation. Tables 1 and 2 summarize the formulation and observation results.
[0024]
The compounds used are as follows.
Surfactant:
Nonionic surfactant; Kao-made Emulgen 108 (trademark, ethylene oxide alkyl ether type)
Anionic surfactant; LAS; reagent linear alkylbenzene sulfonic acid soda (no sodium sulfate content)
builder:
GLDA; glutamic acid diacetate αAD; α-alanine diacetate βAD; β-alanine diacetate SDA; serine diacetate ASDA; aspartate diacetate NTA; glycine diacetate EDDS; ethylenediamine disuccinate IDS;
TEA; triethanolamine DEA; diethanolamine MEA; monoethanolamine solubilizer:
PG; propylene glycol IPA; isopropyl alcohol
In Tables 1 and 2, -2Na2TEA after GLDA represents a counter ion of a carboxyl group in the molecule and means a mixed salt of 2Na and 2TEA. -2Na2H is a 2Na salt, which means that the pH is low. In either case, the concentration is expressed as a converted value when all carboxyl groups are Na salts.
[0026]
[Table 1]
[Table 2]
From the results of Tables 1-2, when Example 1 is compared with Comparative Examples 3, 4, 7, 8, and 10, the builder is an amine salt or an alkali metal-amine mixed salt, and the solubilizer is an alcohol composition. Although the product has compatibility, it can be seen that if the builder is a Na salt, no solubilizer, or alkanolamine, the compatibility is poor and cloudy.
[0029]
The same applies to Example 3 and Comparative Example 11, Example 7 and Comparative Example 6, Example 9 and Comparative Example 12, Example 10 and Comparative Example 13, Example 11 and Comparative Example 14, Example 15 and Comparative Example. 17. The same applies to the comparison between Example 16 and Comparative Example 18.
[0030]
As a result, by blending a specific amount of amine salt or alkali metal-amine mixed salt of aminopolycarboxylic acid as a builder as a builder with a high concentration of nonionic or anionic surfactant, and a solubilizer, It can be seen that a high-concentration liquid detergent composition having excellent compatibility and no cloudiness can be obtained.
Claims (3)
（Ｂ）：アミノポリカルボン酸系キレート剤のアルカリ金属−アミン混合塩から選ばれる１種以上のビルダー０．１〜１５重量％、
（Ｃ）：グリコール類から選ばれる１種以上の可溶化剤０．５〜３０重量％、ならびに
（Ｄ）：水 残部を含み、
（Ｂ）成分のビルダーは（Ａ）成分の界面活性剤に対し５〜１５重量％、
（Ｃ）成分の可溶化剤は（Ａ）成分の界面活性剤に対して５〜４０重量％である液体洗剤組成物。(A): 20 to 60% by weight of one or more surfactants selected from nonionic surfactants and anionic surfactants,
(B): A alkali metal amino polycarboxylic acid chelating agent - one or more builders 0.1-15 wt% selected from amine mixed salt,
(C): 1 or more solubilizing agents selected from glycol ethers 0.5-30 wt%, and
(D): including water balance
The builder of the component (B) is 5 to 15% by weight based on the surfactant of the component (A).
(C) The liquid detergent composition whose solubilizer of a component is 5 to 40 weight% with respect to the surfactant of (A) component .
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