JP4060982B2 - スペクトラム表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、周波数掃引して得た複数回の測定データを累積表示するスペクトラムアナライザに関する。特に累積表示における各周波数ポイントでの最大値/最小値の表示形態に関する。
【0002】
【従来の技術】
先ず、従来の累積表示をするスペクトラムアナライザの要部構成を説明する。要部構成は、図4(a)に示すように、掃引測定部30と、波形データ格納部40と、表示データ変換部50と、表示データ格納メモリ60と、表示装置100とで成る。ここで、累積表示する累積回数はMとし、周波数スパンの周波数軸を対数表現とし、周波数スパン区分は周波数軸上における画面表示区分数と同じN区分に分割して各周波数ポイントのデータを取得する場合、と仮定して以下に説明する。
【0003】
掃引測定部30は、一般的なスペクトラムアナライザのスペクトラム測定部であって、一掃引毎にNワードの掃引測定データ30sを出力する。即ち、未知の被測定信号Siを受けて、設定された周波数スパン区間であるスタート周波数からストップ周波数区間を周波数掃引して中間周波数に変換し、所定帯域幅で帯域フィルタし、フィルタした信号を対数検波し、これをデジタルデータに量子化変換し、連続的に変換されたNワードの掃引測定データ30sは波形データ格納部40へ供給する。前記の一回の掃引時間は測定条件の設定や機種によっても異なるが、例えば1ミリ秒未満の高速な掃引時間で行われる。また、一回の掃引測定終了の都度、掃引終了信号30eを出力する。
【0004】
波形データ格納部40は、少なくともNワード以上若しくはM×Nワード以上のメモリ容量を備えるリング・バッファメモリで実現できる。これは上記掃引測定データ30sを受けて、リング・バッファとなるように過去の不要なデータを上書きしながら更新格納する。また、表示データ変換部50へは、格納したデータの読み出し出力が行われる。尚、アベレージング・モードが設定されている場合は加算手段と除算手段とを備え、アベレージング設定回数に対応した回数の掃引測定データ30sを累積加算し、その後、累積加算したデータをアベレージング設定回数で除した平均値データをリング・バッファへ格納する。
【0005】
表示データ変換部50は、測定データを画面表示の設定条件に対応した表示用データに変換して出力するものである。即ち、本願に係る動作としては、掃引終了信号30eを受けて、上記波形データ格納部40で更新格納された1回分のNワードの掃引格納データ40sを読み出し、画面縦軸のデシベル表示に対応するようにコードデータ値の伸縮及びオフセット付与する変換処理をし、変換したNポイントのドット位置表示用のドット表示データ50sを表示データ格納メモリ60へ供給する。尚、複数回分の掃引格納データ40sを読み出して変換処理する形態もある。
【0006】
表示データ格納メモリ60は、一例としてはグラフィック表示用LSI(グラフィックコントローラ)とVRAMとで実現されていて、VRAMが画面表示のリフレッシュ用メモリである。本願に係る動作としては、グラフィックコントローラが上記一掃引単位のドット表示データ50sを受けて、例えば所定のカラー表示属性、あるいは所定の輝度表示属性を付与した画面表示情報に変換してVRAMの表示画面の横軸と縦軸に対応するアドレス位置へ順次格納する。
VRAMの内容はグラフィックコントローラにより色情報や輝度情報等の表示属性に対応するデジタル若しくはアナログのビデオ信号60sに変換されて表示装置100へ供給される。尚、前記の他に、横軸/縦軸の目盛り表示、各種数値表示、メニュー画面の表示、マーカー表示、その他の表示情報の処理も行われるが、これら説明については省略する。
前記により更新されたデータ内容と他のデータとは、
【0007】
表示装置100は、CRT若しくは液晶等によるカラー若しくは白黒表示装置であって、上記表示データ格納メモリ60からのビデオ信号に基づいて所定に画面表示される。画面の表示の一形態は、図4(b)に示すように、ドット表示で累積表示する表示形態がある。この図では、周波数軸のドット数はN=85ドットで簡略表現し、累積回数M=8回とした簡略表現としている。実際の表示は前記の数倍〜数十倍のドットで表示される。尚、当然ながら時々刻々に表示が更新される為、ほとんどの表示ドットは動いている。例えば一掃引時間が高速の1ミリ秒と仮定すると、32ミリ秒で全ての表示ドットが更新される。このようなドット表示による累積表示形態によって、スペクトラムレベルの分布状況や動的変化が比較的容易に把握できる。
【0008】
ところで、測定するアプリケーションによってはスペクトラムレベルの経時的変化と共にスペクトラムレベルの最大値や最小値の変化に着目して観測したい場合がある。例えば移動局の伝搬干渉等に伴う信号強度の急激な変化や、送信装置の間欠的不具合の解析や、AM変調、FM変調、直交振幅変調等の変調条件を変えての過渡的な変調指数状況の観測や、所定周波数ポイントにおける信号強度の最大値や最小値が許容範囲にあるかの解析、その他の観測がある。
このような場合、時々刻々に変化する表示ドットを目視観測して最大値や最小値を特定判断することは容易ではない。例えば図4Aに示すように、最大値や最小値の包絡線(エンベロープ)から離散した表示ドットが一瞬発生するような場合、これを凝視していないと見過ごしてしまう。更に、図4Bのように、最小値のエンベロープの上側に一瞬発生する場合は周辺の表示ドットにより埋もれた状態にある為、これらを当該周波数ポイントの最小値としては認識できない。これらの例から判るように、最大値や最小値を的確に観測したい場合においては実用上の難点がある。
尚、上述不具合はネットワークアナライザによる累積表示する場合においても同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述説明したように従来技術においては、累積表示形態における最大値や最小値を観測したい場合において、時々刻々に変化する累積表示の最大値や最小値を目視特定することは容易ではない。また常に凝視観測している必要性もある。これらの点において従来技術においては観測上の利便性が悪く、この点において実用上の難点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、累積表示形態を備えるスペクトラムアナライザにおいて、累積表示における最大値や最小値を容易に目視可能な表示形態を備えるスペクトラムアナライザを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1図と第2図は、本発明に係る解決手段を示している。
第1に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、累積表示を行う累積表示回数はM回とし、周波数軸上における画面表示の区分数はNとし、周波数掃引して取得する周波数ポイント数は前記画面表示区分数と同じN区分に分割した周波数ポイント数Nとしたときに、被測定信号Siを受けて、周波数掃引してNポイントのスペクトラムデータを少なくとも1回取得して更新し、取得されたM回分のスペクトラムデータ(例えばM回分の掃引測定データ30s)を受けて、スペクトラム波形を表示画面へ累積表示するスペクトラムアナライザにおいて、当該複数M回のスペクトラムデータ(M回分の掃引測定データ30s)を受けて、第1に、各周波数ポイント毎のM個のデータにおいて当該周波数ポイントの最大値及び最小値を検出し、検出したN個の最大値/最小値データを保持最大値/保持最小値として保存、あるいは第2に、前回に保存したN個の保持最大値/保持最小値と今回測定した各周波数ポイント毎のM個のデータとの両方のデータを対象として当該周波数ポイントの最大値及び最小値を検出し、検出したN個の最大値/最小値データをN個の周波数ポイントにおける各々の保持最大値/保持最小値として更新保存、とする最大値/最小値算出手段を具備し、当該複数M回のスペクトラムデータ(M×N個のデータ)と、前記最大値/最小値算出手段で検出したN個の保持最大値/保持最小値とによる画面表示において、保持最大値/保持最小値に対しては一目瞭然となる強調表示形態で画面表示する強調表示手段を具備することを特徴とするスペクトラムアナライザである。
上記発明によれば、累積表示形態を備えるスペクトラムアナライザにおいて、時々刻々に変化する累積表示における最大値や最小値を容易に目視可能な表示形態を備えるスペクトラムアナライザが実現できる。
【0011】
第5図は、本発明に係る解決手段を示している。
また、強調表示する1箇所若しくは複数箇所の周波数ポイント又は指定周波数区間を指定する強調表示指定の設定入力を受けて、当該強調表示指定の周波数ポイントに対応する保持最大値/保持最小値に対してのみ一目瞭然となる強調表示形態で画面表示する強調表示手段とすることを特徴とする上述スペクトラムアナライザがある。
【0012】
第3図は、本発明に係る解決手段を示している。
第2に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、累積表示を行う累積表示回数はM回とし、周波数軸上における画面表示の区分数はNとし、周波数掃引して取得する周波数ポイント数は前記画面表示区分数と同じN区分に分割した周波数ポイント数Nとしたときに、被測定信号Siを受けて、周波数掃引してNポイントのスペクトラムデータを少なくとも1回取得して更新し、取得されたM回分のスペクトラムデータ(例えばM回分の掃引測定データ30s)を受けて、スペクトラム波形を表示画面へ累積表示するスペクトラムアナライザにおいて、最大値/最小値の数値表示をする少なくとも1箇所の目的とする周波数ポイントを指定(例えばマーカーで指定)する数値表示指定の設定入力を受けて、当該周波数ポイントに対応する複数M回のスペクトラムデータを受けて、第1に、当該指定周波数ポイントのM個のデータの最大値及び最小値を検出し、検出した最大値/最小値データを保持最大値/保持最小値として保存、あるいは第2に、当該指定周波数ポイントのM個のデータと前回に保存した当該周波数ポイントの保持最大値/保持最小値との両方のデータを対象として最大値及び最小値を検出し、検出した最大値/最小値データを当該周波数ポイントにおける保持最大値/保持最小値として更新保存、とする最大値/最小値算出手段を具備し、表示画面上における目的とする当該周波数ポイントに対してその周波数ポイントにおける最大値と最小値の数値データを画面に表示、あるいは前記最大値と最小値の数値データと共に最大値と最小値との差分値の数値データをも併せて画面に表示する最大値/最小値の数値表示手段を具備することを特徴とするスペクトラムアナライザがある。
【0013】
第3に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、上述最大値/最小値の強調表示手段を具備し、上述最大値/最小値の数値表示手段を具備することを特徴とするスペクトラムアナライザがある。
【0014】
また、強調表示手段の表示形態の一態様としては、表示画面への累積表示形態がドット表示形態としたとき、最大値/最小値の表示は他のドット表示形態(例えば黄色ドット表示)とは異なる色の表示形態(例えば赤色ドット表示形態)若しくは異なる高輝度の表示形態(例えば高輝度ドット表示形態)で表示することを特徴とする上述スペクトラムアナライザがある。
【0015】
また、強調表示手段の表示形態の一態様としては、表示画面への累積表示形態がドット表示形態としたとき、最大値/最小値の表示は他のドット表示サイズより大きなドットサイズ(例えば4倍以上の大きさのドットサイズ)で表示することを特徴とする上述スペクトラムアナライザがある。
【0016】
また、強調表示手段の表示形態の一態様としては、表示画面への累積表示形態がドット表示形態としたとき、最大値/最小値の表示は所定輝度のドット表示形態とし、他のドット表示形態は低輝度若しくは無表示とすることを特徴とする上述スペクトラムアナライザがある。
【0017】
また、最大値/最小値算出手段において保持する保持最大値/保持最小値の一態様としては、第1に、使用者のリセットキー入力を受けたときに、以前までの保持最大値/保持最小値をリセットするキーリセット形態、あるいは第2に、所定経時毎(例えば1分毎)に以前までの保持最大値/保持最小値をリセットする定時リセット形態、あるいは第3に、所定複数M回のスペクトラムデータの当該画面上の表示データに対する最大値レベルと、最小値レベルを保持最大値/保持最小値として更新する、ことを特徴とする上述スペクトラムアナライザがある。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を実施例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
本発明について、図1の最大値/最小値に対する強調表示機能を備えるスペクトラムアナライザの要部構成図と、図2の最大値/最小値を強調ドット表示する画面例と、図3のマーカー周波数ポイントにおける最大値/最小値を強調ドット表示する画面例、及び当該最大値/最小値の数値表示する画面例と、図5の他の最大値/最小値を強調ドット表示する画面例、とを参照して以下に説明する。尚、従来構成に対応する要素は同一符号を付す。また、これらの図においても従来同様に、周波数軸のドット数はN=85ドットで簡略表現し、累積回数M=8回とした簡略表現である。
【0020】
本願に係る要部構成は、図1に示すように、掃引測定部30と、波形データ格納部40と、表示データ変換部50と、表示データ格納メモリ60と、表示装置100と、最大値最小値演算部70と、最大値データメモリ82と、最小値データメモリ84とで成る。この構成で、掃引測定部30と波形データ格納部40と表示装置100とは、従来と同一であるからして説明を要しない。尚、ここでも、累積表示する累積回数はMとし、周波数スパン区分はN区分に分割した場合と仮定して以下に説明する。
【0021】
一方の最大値データメモリ82は、N点の周波数ポイントに対応してNワードの最大値を保存格納するメモリであり、他方の最小値データメモリ84も、Nワードの最小値を保存格納するメモリである。このメモリへ保存格納されたものを各々保持最大値、保持最小値と称することにする。
また、上記最大値データメモリ82と最小値データメモリ84とに格納されている保持最大値、保持最小値の第1のリセット形態は、使用者のリセットキー入力を受けたときに、以前までの保持最大値/保持最小値をリセットするキーリセット形態がある。第2のリセット形態は、所定経時毎、例えば10秒毎、1分毎、30分毎、に以前までの保持最大値/保持最小値をリセットする定時リセット形態がある。
【0022】
最大値最小値演算部70の第1の演算方法は、波形データ格納部40からの新たに測定更新された1回分を含むM回分の掃引格納データ40sを受けて、各周波数ポイント毎に最大値/最小値データを求めて保存する。即ち、1つの周波数ポイントにおけるM個のデータに対して当該周波数ポイントの最大値及び最小値を検出し、検出した最大値を上記最大値データメモリ82へ保存格納し、検出した最小値データを上記最大値データメモリ82へ保存格納する。
最大値最小値演算部70の第2の演算方法は、新たに測定更新された1回分を含むM回分の掃引格納データ40sと保持最大値/保持最小値とを受けて、各周波数ポイント毎に最大値/最小値データを求めて保存する。即ち、前回の保持最大値/保持最小値と今回測定した各周波数ポイント毎のM個のデータとの両方のデータを対象として最大値及び最小値を検出し、検出した最大値を上記最大値データメモリ82へ更新保存し、検出した最小値データを上記最小値データメモリ84へ更新保存する。
尚、上記では1回の測定更新の都度に最大値/最小値を演算実施する場合であったが、所望により、画面表示の目視性を考慮して、所望の複数回分(2〜M回)の測定更新の都度に、上記第1の演算方法、あるいは上記第2の演算方法を実施するようにしても良い。
【0023】
表示データ変換部50に追加する本発明部分は、保持最大値/保持最小値を画面表示の設定条件に対応した表示用データに変換して出力する演算処理を追加して備える。即ち、上記最大値データメモリ82からのN点の保持最大値と上記最小値データメモリ84からのN点の保持最小値とを受けて、従来の変換処理と同様に、画面縦軸のデシベル表示に対応するようにコードデータ値の伸縮及びオフセット付与する変換処理をし、変換した2×Nポイントの最大値/最小値のドット表示データ50mを表示データ格納メモリ60へ供給する。
【0024】
表示データ格納メモリ60に追加する本発明部分は、最大値/最小値のドット表示データ50mを強調表示形態にすることである。
第1の強調表示形態としては、図2(b)に示すように、最大値/最小値の表示は他の累積表示のドット表示形態とは異なる色、異なる高輝度、又は異なる大きなドットサイズで表示される表示属性を付与する。図2(b)では異なる色、異なる高輝度で図示できないので大きなドットサイズの例で図示している。
ある一瞬における同一測定データによる従来の表示形態を図2(a)に、また本発明の表示形態を図2(b)に示す。両者の画面表示の対比から明らかに判るように、従来では図2Aに示すように3カ所で離散した表示ドットや、図2Bに示すように隣接する表示ドットの中に埋もれた状態にあったりして認識困難であったものが本発明では図2C、Dに示すように最大値/最小値が一目瞭然に認識できるという大きな利点が得られている。また最大値/最小値のエンベロープも容易に認識できる。
【0025】
第2の強調表示形態としては、図5に示すように、特定周波数ポイントの最大値/最小値を強調表示する例である。即ち、強調表示する1箇所若しくは複数箇所の周波数ポイント(図5D参照)、又は指定周波数区間(図5G参照)を、予めマーカーや数値キー入力等で設定入力しておき、当該強調表示指定の周波数ポイントに対して一目瞭然となる強調表示形態(図5B,C,E,F参照)で画面表示する。この場合は認識目的とする周波数のみが一目瞭然に強調表示される為、利用形態によっては一層利便性が向上する。
また、所望により、上述第1、第2の強調表示形態において、最大値/最小値の表示は所定輝度若しくは色のドット表示形態とし、他の累積表示データのドット表示形態は無表示若しくは低輝度の表示形態としても良い。
【0026】
次に、強調表示形態の他に、最大値/最小値を数値表示する手段について、図3を参照して説明する。
この場合の最大値最小値演算部70に追加する本発明部分は、数値表示する周波数ポイント(図3D参照)を、予めマーカーや数値キー入力等で設定入力をしておく。その後、前記設定情報を受け、第1に波形データ格納部40からの対応する周波数ポイントの掃引格納データ40sを受け、あるいは第2に前記の周波数ポイントの掃引格納データ40sと以前に検出して最大値データメモリ82と最小値データメモリ84へ格納した保持最大値/保持最小値とを受けて、これらのデータの中から最大値/最小値を各々検出し、検出した一点の最大値/最小値を最大値データメモリ82と最小値データメモリ84へ保存格納する。
【0027】
また表示データ変換部50に追加する本発明部分は、前記の最大値/最小値の数値データを最大値データメモリ82と最小値データメモリ84から読み出して、デシベル単位の数値データに変換し、変換した最大値と最小値のデシベル数値データ(図3E,F参照)、あるいは前記最大値と最小値のデシベル数値データと共に最大値と最小値との差分値の数値データ(図3G参照)を含む数値データを数値表示形態に変換して表示データ格納メモリ60の所定領域へ格納する。
また、上記最大値データメモリ82と最小値データメモリ84とに格納されている保持最大値、保持最小値のリセットは、上述した第1のリセット形態、第2のリセット形態で行う。
【0028】
更に、上記数値データ表現での画面表示と共に、上述した強調表示形態で当該周波数ポイントを強調表示(図3B,C参照)する手段を併用して同時に画面表示しても良い。また、所望により、複数周波数ポイントを指定し、その複数周波数ポイントに対して、上記した最大値/最小値の数値表示をしても良い。
【0029】
上記発明によれば、最大値/最小値を数値表示する手段を備えることにより、指定された注目周波数の最大値と最小値、あるいは最大値と最小値との差分値を数値で表示できる結果、注目すべき周波数ポイントの最大値と最小値や差分値を的確に数値表示で認識できる利点が得られる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、上述の説明内容から、下記に記載される効果を奏する。
上述説明したように本発明によれば、累積表示形態で画面表示する場合において、その最大値/最小値を他の表示形態とは異なる的確に認識できる表示形態で表示する手段を具備する構成としたことにより、例えば、従来では図2Aに示すように3カ所で離散した表示ドットや、図2Bに示すように隣接する表示ドットの中に埋もれた状態にあっても、本発明では図2C、Dに示すように最大値/最小値が一目瞭然に認識できるという特筆した利点が得られている。特に、多くの表示ドットが動いている場合や、離散した最大値や最小値が一瞬発生して消える場合においては極めて有効である。
また、最大値/最小値を数値表示する手段を備える本発明の場合には、図3に示すように、指定された注目周波数の最大値と最小値、あるいは最大値と最小値との差分値を数値で表示できる結果、注目すべき周波数ポイントの最大値と最小値や差分値を的確に認識できる利点が得られる。
従って本発明のスペクトラムアナライザの累積表示形態は極めて利便性が良く、これからして本発明の技術的効果は大であり、産業上の経済効果も大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、最大値/最小値に対する強調表示機能を備えるスペクトラムアナライザの要部構成図。
【図2】(a)は従来のドット表示する画面例と、(b)は本発明の最大値/最小値を強調ドット表示する画面例。
【図3】マーカー周波数ポイントにおいて、最大値/最小値を強調ドット表示する例と、当該最大値/最小値を数値表示する画面例。
【図4】(a)は従来の累積表示機能を備えるスペクトラムアナライザの要部構成図と、(b)はドット表示形態による従来の累積表示の画面例。
【図5】本発明の、他の最大値/最小値を強調ドット表示する画面例。
【符号の説明】
30 掃引測定部
40 波形データ格納部
50 表示データ変換部
60 表示データ格納メモリ
70 最大値最小値演算部
82 最大値データメモリ
84 最小値データメモリ
100 表示装置

Claims (10)

  1. 累積表示を行う累積表示回数はM回とし、
    周波数軸上における画面表示の区分数はNとし、
    周波数掃引して取得する周波数ポイント数は前記画面表示区分数と同じN区分に分割した周波数ポイント数Nとしたときに、
    被測定信号を受けて、周波数掃引してNポイントのスペクトラムデータを少なくとも1回取得して更新し、
    取得されたM回分のスペクトラムデータを受けて、スペクトラム波形を表示画面へ累積表示するスペクトラム表示装置において、
    当該複数M回のスペクトラムデータを受けて、各周波数ポイント毎のM個のデータにおいて当該周波数ポイントの最大値及び最小値を検出し、検出したN個の最大値/最小値データを保持最大値/保持最小値として保存する最大値/最小値算出手段と、
    当該複数M回のスペクトラムデータと、該最大値/最小値算出手段で検出したN個の保持最大値/保持最小値とによる画面表示において、保持最大値/保持最小値に対しては強調表示形態で画面表示する強調表示手段と、
    を具備していることを特徴とするスペクトラム表示装置
  2. 請求項1に記載のスペクトラム表示装置であって、
    前記最大値/最小値算出手段は、
    前回に保存したN個の保持最大値/保持最小値と今回測定した各周波数ポイント毎のM個のデータとの両方のデータを対象として当該周波数ポイントの最大値及び最小値を検出し、検出したN個の最大値/最小値データをN個の周波数ポイントにおける各々の保持最大値/保持最小値として更新保存する、
    ことを特徴とするスペクトラム表示装置。
  3. 請求項1または2に記載のスペクトラム表示装置であって、
    前記強調表示手段は、強調表示する1箇所若しくは複数箇所の周波数ポイント又は指定周波数区間を指定する強調表示指定の設定入力を受けて、当該強調表示指定の周波数ポイントに対応する保持最大値/保持最小値に対してのみ強調表示形態で画面表示することを特徴とするスペクトラム表示装置
  4. 累積表示を行う累積表示回数はM回とし、
    周波数軸上における画面表示の区分数はNとし、
    周波数掃引して取得する周波数ポイント数は前記画面表示区分数と同じN区分に分割した周波数ポイント数Nとしたときに、
    被測定信号を受けて、周波数掃引してNポイントのスペクトラムデータを少なくとも1回取得して更新し、
    取得されたM回分のスペクトラムデータを受けて、スペクトラム波形を表示画面へ累積表示するスペクトラム表示装置において、
    最大値/最小値の数値表示をする少なくとも1箇所の目的とする周波数ポイントを指定する数値表示指定の設定入力を受けて、当該周波数ポイントに対応する複数M回のスペクトラムデータを受けて、当該指定周波数ポイントのM個のデータの最大値及び最小値を検出し、検出した最大値/最小値データを保持最大値/保持最小値として保存する最大値/最小値算出手段と、
    表示画面上における目的とする当該周波数ポイントに対してその周波数ポイントにおける最大値と最小値の数値データを画面に表示する最大値/最小値の数値表示手段と、
    を具備していることを特徴とするスペクトラム表示装置
  5. 請求項4に記載のスペクトラム表示装置であって、
    前記最大値/最小値算出手段は、
    当該指定周波数ポイントのM個のデータと前回に保存した当該周波数ポイントの保持最大値/保持最小値との両方のデータを対象として最大値及び最小値を検出し、検出した最大値/最小値データを当該周波数ポイントにおける保持最大値/保持最小値として更新保存する、
    ことを特徴とするスペクトラム表示装置。
  6. 請求項4または5に記載のスペクトラム表示装置であって、
    前記最大値/最小値の数値表示手段は、さらに、最大値と最小値との差分値の数値データも併せて画面に表示する、
    ことを特徴とするスペクトラム表示装置。
  7. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のスペクトラム表示装置であって、
    前記強調表示手段は、
    前記最大値/最小値およびそれ以外の値をドットにより表示し、
    前記最大値/最小値の表示に使用されるドットの色と、前記それ以外の値の表示に使用されるドットの色とが異なる、
    ことを特徴とするスペクトラム表示装置
  8. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のスペクトラム表示装置であって、
    前記強調表示手段は、
    前記最大値/最小値およびそれ以外の値をドットにより表示し、
    前記最大値/最小値の表示に使用されるドットの輝度が、前記それ以外の値の表示に使用されるドットの色の輝度よりも高い、
    ことを特徴とするスペクトラム表示装置
  9. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のスペクトラム表示装置であって、
    前記強調表示手段は、
    前記最大値/最小値およびそれ以外の値をドットにより表示し、
    前記最大値/最小値の表示に使用されるドットが、前記それ以外の値の表示に使用されるドットよりも大きい、
    ことを特徴とするスペクトラム表示装置
  10. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のスペクトラム表示装置であって、
    前記強調表示手段は、
    前記最大値/最小値をドットにより表示し、
    前記最大値/最小値以外の値を表示しない、
    ことを特徴とするスペクトラム表示装置
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