本発明は無線高速データシステムで無線公衆網(Public Land Mobile Network:PLMN)と有無線私設網が相互に連動する移動通信システムに関するもので、特に移動通信システムで私設網の加入者状態を公衆無線網に伝達して公衆網と私設網の加入者状態を整合させる方法に関する。
一般的に、無線高速データシステムで公衆移動通信網と私設(または構内)移動通信網は互いに独立的に具現されており、二つの網間の相互連動は困難である。即ち、通常、移動通信システムは公衆用移動通信サービスのみ、または私設用移動通信サービスのみを提供できるようにそれぞれ設計され具現されているので、各網に登録された移動端末加入者は自己が登録された網のみでサービスを受けることができる。従って、公衆用移動通信網に登録された移動端末加入者は私設移動通信サービスを受けることができず、同様に、私設移動通信網に登録された移動端末加入者は公衆移動通信サービスを受けることができない。このため、一つの移動端末の移動端末加入者が公衆及び私設移動通信サービスを共に受けられることが要求されている。
このようなシステム開発の必要性によって、一つの移動端末が公衆及び私設移動通信サービスを共に受けられるようにする公衆及び私設移動通信システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
韓国特許第365790号明細書。
図1に示したように、この特許出願に開示されたシステムの概略的な構成及びその通信経路は次の通りである。
ここで、MSは移動局(Mobile Station)、即ち無線端末を示し、MSC(Mobile Switching Center)は移動交換局を示し、BSC(Base Station Controller)は基地局制御局を示し、BTS(Base Station Transceiver Subsystem)は基地局を示す。また構成要素の名称の前に記載した“p”は“私設(private)”を意味するものとして、公衆網構成要素と区別するために便宜上使用したものである。
図1を参照すると、公衆/私設通信サービス装置12は、私設交換機(PBX:Private Branched eXchange)30と、pBSC(private BSC)40と、CM(Call Manager)50と、からなる。私設交換機30はスイッチ32、E1インタフェース34を含んでおり、pBSC40はpCIN(private Communication Interconnection Network)42及びTSB(Transcoder & Selector Bank)44を含んでいる。スイッチ32はPSTN/ISDN16と接続されている。
私設交換機30及びpBSC40の内部構成は、公衆用移動通信サービス及び私設用移動通信サービスを提供する場合の通信経路を説明するために必要な構成要素のみを示したものである。MS24、25(Mobile Station、即ち移動端末機)は、公衆/私設共有セル領域にあり、私設用移動通信サービスを受けることができるように、公衆/私設通信サービス装置12にサービス登録されていると仮定し、MS22は公衆専用セル領域にあると仮定する。上述した仮定下で、通信経路(トラヒックチャネル)A、即ち、MS24、pBTS(8−k)、pBSC40のpCIN42、TSB44、スイッチ32、E1インタフェース34、TSB44、pCIN42、pBTS(8−k)、MS25で形成される通信経路と、その反対方向に形成される通信経路とは私設用移動通信サービスを提供する場合の通信経路の一例である。そして、通信経路(即ちトラヒックチャネル)B、即ち、MS25、pBTS(8−k)、pBSC40のpCIN42、PLMN(Public Land Mobile Network)1のBSC(4−m)、MSC(2−1)、BSC(4−m)、BTS(8−1)、MS22で形成される通信経路と、その反対方向に形成される通信経路とは公衆用移動通信サービスを提供する場合の通信経路の一例である。このような公衆用移動通信サービス及び私設用移動通信サービスのための通信経路形成は、公衆/私設通信サービス装置12の主制御装置であるCM50の制御により遂行される。また、公衆/私設通信サービス装置12は有線サービス、IP(Internet Protocol)端末サービス、公衆用及び私設用移動通信サービスを提供する。有線サービスはPBX30により提供され、IP端末機間のサービスはVoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートキーパー(gate keeper)(図示せず)により提供され、公衆用及び私設用移動通信サービス、即ち、無線呼サービスはCM50の制御により遂行される。
また、このような公衆及び私設移動通信システムを3Gネットワークに適用して構内無線インターネットができるように向上させた例がある(特許文献2参照。)。
韓国特許出願公開2003−026884。
この特許出願の一例のような公衆網と私設網を連動してサービスを提供するシステムでは、通常のPLMNでMSC→BSC→BTS→MSの順序に呼出(paging)信号が伝達され、移動無線端末機の呼出応答メッセージ経路は呼出信号伝達過程の逆順、即ちMS→BTS→BSC→MSCになる。
一方、前述の特許出願(韓国特許出願第2001−060831号)の一例のような公衆及び私設通信サービスシステムではMSC→BSC→pBSC→BTS→MSの順序に呼出信号が伝達され、公衆及び私設無線端末の応答経路は、呼出信号伝達過程の逆順、即ちMS→BTS→pBSC→BSC→MSCになる。この場合、pBSCは通過する呼が公衆網呼である場合には、そのまま(transparently)通過させ、公衆/私設共有セル領域内にある端末に対する公衆網着信/発信処理に影響を与えないので公衆網と互換性を維持する。さらに、公衆網BSCはpBSCを利用することなく、直接BTSに接続されることが可能である。私設網呼が発生した場合には、これを認識して私設網内部で呼処理を遂行するように制御する。
しかし、このように構成された公衆及び私設移動通信システムでは、公衆及び私設共有セル領域内の一つの構内無線端末が他の構内端末と通話中であったり、PBXを通じて他の端末(即ち、PBXに接続された他の構内端末、または、PBXの局線を通じて接続されることができるPSTN網上に接続された他の端末)と通話中であると、公衆移動通信網が該当構内無線端末を呼び出す場合、公衆網では該当端末が構内呼接続中であることを把握できず、該当端末がアイドル状態であることを前提にして呼出信号を発生する。このため、構内呼接続中である端末機は応答することができない。これによって公衆網では該当無線端末の位置を把握することができず、2次呼出まで試みるようになるなど、公衆網無線資源の浪費をもたらすようになり、発信者は受信者の正確な状態を認識できないといった問題がある。ここで、2次呼出とは単純に呼出回数のみを意味するものではなく、呼出領域(paging zone)を広げることも意味する。言い換えれば、2次呼出時に呼出領域に属する基地局の個数が1次呼出時より多くなる場合(ただし、各呼出領域は、この場合、新しく決定されるものではなく、すでに決定されたものである)、公衆網で遂行される呼出であるので、該当私設/公衆網の呼出範囲を越えることになる。
また、1xEV−DO(1x Evolution-Data Only)などの無線高速データ端末のための高速無線データシステムでは、無線私設網に端末(AN:Access Node)が接続されて任意ANとデータ通信が遂行され、その任意ANがアイドル(idle)状態からビジー(busy)状態に変化しても、公衆網は任意ANの状態変化を把握できず、いまだアイドル(idle)状態にあると判断する。このような状態で公衆網から任意端末に対して呼接続(call connection)要求が発生すると、公衆網は任意端末の状態をアイドル(idle)状態と認識しているので、ページングメッセージをANTS(Access Network Transceiver System)に伝送するようになり、ANTSはページング無応答処理を行う。このようなページング無応答処理は呼処理過程及びページングメッセージ伝送過程で誤りを発生させ、また、これらの不必要な処理過程は公衆網に無意味な負荷(load)を増加させる。
従って、このような問題を解決するための本発明の目的は、無線高速データシステムの無線私設網内で遂行される呼発着信に応じて変化する無線高速データ端末の状態情報を公衆網に提供するための呼処理方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、公衆網と私設網が連動する移動通信システムで、私設網内にある無線高速データ端末の状態情報を公衆網に伝達して、公衆網の加入者状態情報と私設網の加入者状態情報を整合できるようにする方法を提供することにある。さらには、本発明の目的は、無線公衆網から無線私設網への呼接続要求発生時に、無線私設網に接続された無線高速データ端末間の通信状態を把握することができ、呼接続の誤り発生を防止することができ、誤り発生による無線公衆網の不必要な処理段階(すなわち無線公衆網の負荷)を減少させることができる方法を提供することにある。
このような目的を達成するための本発明の第1の特徴は、無線高速データシステムにおける無線高速データ端末の状態情報管理のための呼処理方法であって、無線私設網に接続された無線高速データ端末が無線私設網に接続された他の無線高速データ端末との呼接続を要求すると、無線高速データ端末間の呼接続を実行して無線高速データサービスを提供し、無線高速データサービスが終了した後、呼接続を解除する過程と、無線高速データ端末間の呼接続と呼解除に応じて変化する無線高速データ端末の状態情報を更新する過程と、任意の端末の無線公衆網を通じた前記無線高速データ端末に対する呼接続要求に応じて、無線公衆網が無線高速データ端末の状態情報を用いて前記任意の端末の呼接続要求を処理する過程と、からなる。
また、本発明の第2の特徴は、無線高速データシステムにおける無線高速データ端末の状態情報管理のための呼処理方法であって、無線私設網に接続された無線高速データ端末が無線私設網に接続された他の無線高速データ端末との呼接続を要求すると、無線高速データ端末間の呼接続を実行して無線高速データサービスを提供する過程と、無線高速データ端末の状態情報をビジー(busy)状態に更新する過程と、無線高速データ端末の無線高速データサービスが完了すると、呼接続を解除する過程と、呼接続解除に応じて無線高速データ端末の状態情報をアイドル(idle)状態に更新する過程と、任意の端末の無線公衆網を通じた無線高速データ端末に対する呼接続要求に応じて、無線公衆網が無線高速データ端末の状態情報を用いて前記任意の端末の呼接続要求を処理する過程と、からなる。
さらに、本発明の第3の特徴は、無線高速データシステムにおける無線高速データ端末の状態情報管理のための呼処理方法であって、無線私設網に接続された無線高速データ端末が無線私設網に接続された他の無線高速データ端末との呼接続を要求すると、私設アクセス網制御器が他の無線高速データ端末との呼接続を実行して無線高速データサービスを提供する過程と、私設アクセス網制御器が無線高速データ端末の状態情報更新を要求する過程と、データ位置登録器が状態情報更新要求に応じて無線高速データ端末の状態情報をビジー(busy)状態に更新する過程と、無線高速データ端末の無線高速データサービスが終了すると、無線高速データ端末間の呼接続を解除し、私設アクセス網制御器が無線高速データ端末の状態情報更新を要求する過程と、データ位置登録器が状態情報更新要求に応じて無線高速データ端末の状態情報をアイドル状態に更新する過程と、データ位置登録器が、任意の端末の無線公衆網を通じた無線高速データ端末に対する呼接続要求に応じて、無線公衆網から無線高速データ端末の状態情報要求があれば、当該無線高速データ端末の状態情報を無線公衆網に提供する過程と、からなる。
この方法で、データ位置登録器は、呼接続を要求する無線高速データ端末に関する情報を他の無線高速データ端末に関する情報と一致させて貯蔵するとよい。また、データ位置登録器は、私設無線網のサービス領域に存在して公衆無線網のサービスのみを受ける高速データ端末の、位置情報と状態情報とを貯蔵するとよい。また、データ位置登録器が、任意の端末の無線公衆網を通じた無線高速データ端末に対する呼接続要求に応じて、無線公衆網から無線高速データ端末の状態情報要求があれば、当該無線高速データ端末の状態情報を無線公衆網に提供する過程は、任意の端末が無線高速データ端末との呼接続を要求する段階と、任意の端末が接続された公衆アクセス網制御器が呼接続要求に応じてデータ位置登録器に無線高速データ端末の状態情報を要求する段階と、データ位置登録器が無線高速データ端末の状態情報を公衆アクセス網制御器に提供する段階と、からなるとよい。
また、この方法では、私設アクセス網制御器とデータ位置登録器がIPに基づいて構成されるとよい。
私設アクセス網制御器は発信側無線高速データ端末と着信側無線高速データ端末の現在の状態情報を含む状態情報更新要求メッセージをデータ位置登録器に伝送するとよい。
私設アクセス網制御器が発信側無線高速データ端末と着信側無線高速データ端末の状態情報をビジー状態に更新する要求メッセージを伝送し、データ位置登録器が状態情報更新要求メッセージを受信した場合に加入者情報を検索して無線高速データ端末状態情報をビジー状態情報に更新することができる。
さらにまた、本発明の第4の特徴では、無線データシステムを提供する。すなわち、このシステムは、無線私設網サービスを受信する第1の無線高速データ端末と、無線公衆網サービスを受信する第2の無線高速データ端末と、第1の無線高速データ端末が第1の私設アクセス網送受信器の無線サービス領域に移動した場合に、セッションを設定する第1の私設アクセス網送受信器システムと、第2の無線高速データ端末が第2の私設アクセス網送受信器の無線サービス領域に移動した場合に、セッションを設定する第2の私設アクセス網送受信器システムと、無線高速データ端末間の呼接続を遂行し、第1の無線高速データ端末が無線公衆網サービスに接続された第2の無線高速データ端末との呼接続を要求する場合、第1の無線高速データ端末及び第2の無線高速データ端末にデータサービスを提供し、第1の無線高速データ端末及び第2の無線高速データ端末の状態情報を更新するように要求する私設アクセス網制御器と、状態情報更新要請に応じて無線高速データ端末の状態情報をビジー状態に更新し、任意の端末の無線公衆網を通じた無線高速データ端末に対する呼接続要求に応じて、無線公衆網から無線高速データ端末の状態情報要求があれば、当該無線高速データ端末の状態情報を無線公衆網に提供するデータ位置登録器と、を備える。
このシステムで、データ位置登録器は、私設無線網のサービス領域に存在しつつ、公衆無線網のサービスのみを受けるアクセスノードの位置情報と状態情報とを貯蔵することができる。
また、このシステムでは、私設アクセス網制御器が、無線高速データ端末に対するデータサービスを完了した場合、無線高速データ端末の状態情報の更新を要求し、無線高速データ端末間の呼接続を解除するとよい。
データ位置登録器は他の状態情報更新要求に応じて無線高速データ端末の状態情報をアイドル状態情報に更新するとよい。
また、このシステムでは、私設アクセス網制御器とデータ位置登録器に接続され、私設アクセス網制御器とデータ位置登録器との間のデータを伝送するハブをさらに含むことができる。
データ位置登録器は、無線私設網の第1無線高速データ端末に関する情報を無線公衆網(PLMN)の第2無線高速データ端末に関する情報と一致させて貯蔵することができる。
私設アクセス網制御器とデータ位置登録器はIPに基づいて構成されるとよい。
私設アクセス網制御器が発信側無線高速データ端末と着信側無線高速データ端末の状態情報をビジー状態に更新する要求メッセージを伝送し、データ位置登録器が状態情報更新要求メッセージを受信した場合に加入者情報を検索して無線高速データ端末状態情報をビジー状態に更新することができる。
本発明によれば、公衆網と私設網が連動する無線高速データシステムで私設網内にある無線高速データ端末の状態情報を公衆網に伝達して公衆網で公衆及び私設共有セル領域内にある私設網加入者の状態を把握できるようにすることで、迅速、円滑に公衆及び私設移動通信サービスを提供できるようになる。さらに、2次呼出の発生を防止して、不必要な呼出の発生や、呼出無応答による誤り処理などが不要になり、無線資源の効率的な管理ができるようになる。そして、無線公衆網から無線私設網への呼接続要求発生時に、無線私設網に接続された無線高速データ端末間の通信状態を把握することができ、呼接続の誤り発生を防止することができ、誤り発生による無線公衆網の不必要な処理段階(すなわち無線公衆網の負荷)を減少させることができる。
以下、本発明の望ましい実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の発明において、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
図2は本発明の一実施形態に従う公衆/私設移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置構成を示している。
図2に示した公衆/私設通信サービス装置12は有線サービス、IP端末サービス、公衆用及び私設用移動通信サービスを提供する。有線サービスはPBX30により、IP端末間のサービスはゲートキーパー94により、公衆用及び私設用移動通信サービス、即ち、無線呼サービスはCM50により遂行される。
PBX30、pBSC40のINIA(IP Network Interface board Assembly module)46、CM50のLIM(LAN Interface Module)68のそれぞれは、LAN(Local Area Network)90に接続される。そしてゲートキーパー94もLAN90に接続され、LANフォン92、ウェブフォン、PC(Personal Computer)のようなIP端末もLAN90に接続される。
pBSC40は公衆用移動通信システムでのBSCに対応する機能、即ち、無線リンク制御、ハンドオフ機能を遂行する。pBSC40のメイン制御部はCM50のソフトウェアブロックに内蔵される。pBSC40はpCIN42を含めてなる。pCIN42はCM50との通信経路、PLMN1のBSC(4−m)との通信経路、pBTS(8−k)との通信経路及びpBSC40内の各ブロック間のデータ経路を提供する。即ち、pCIN42はメッセージタイプ、受信するメッセージに含まれている発信者アドレス及び目的地アドレスを分析して、該当装置、またはプロセッサに伝送する役割を遂行する。pCIN42とPLMN1のBSC(4−m)間及びpCIN42とpBTS(8−k)間はE1ラインで接続されている。pBSC40のpCIN42に接続されたTSB44は私設用移動通信加入者の無線サービスのために設けられたものである。TSB44はPBX30とpBSC40間の通信データ整合のための機能を遂行する。pBSC40のpCIN42に接続されたINIA46は、構内無線データサービスを担当する。また、INIA46はPPP(Point to Point Protocol)サーバとTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を利用して公衆/私設共有セル領域のMSから受信するデータパケットをLAN90に伝送する役割を果たす。
PBX30内に位置し、PBX30のスイッチ32とLAN90間に接続されたVoIP部36は、LANフォン92などのIP端末とPBX30に接続された有線端末機(図示せず)とがスイッチ32により連動された場合にVoIP機能をサービスする。
CM50はpBSC40とLAN90で接続されており、公衆用及び私設用移動通信サービスの無線呼に対する制御機能を遂行する。この場合、公衆用移動通信網のMSに対する呼サービスは公衆用MSCにメッセージをバイパシング(bypassing)するように制御する。また、CM50は無線資源に対する運営、維持、保守機能を遂行する。ただし、pBTS(8−k)に対する資源管理は公衆用MSC1(2−1)で遂行され、CM50は参照のみをする。そしてCM50はpBSC資源を制御するプロセッサのプログラム及びPLD(Program Loaded Data)ローディング機能を遂行する。しかし、pBTS(8−k)に対するローディングは、公衆用BSM(Base Station Manager)(図示せず)が担当する。CM50は有線及び無線複合機能を制御する。また、社内無線単文サービス(radio SMS)機能を支援するので、SMS(Short Message Service)機能を遂行する。また、私設用移動通信網加入者登録及び機能設定のための機能を支援し、私設用移動通信網に加入したMSのローミング(roaming)機能のための訪問者位置登録機(Visitor Location Register:VLR)管理機能を遂行する。
CM50はこのような機能を遂行するため、図示したように、DCI(Data Communication Interface)52、pBTMR(pBTSMessage Router)54、pBSC(private BSC)56、pMSC(private Mobile Switching Center)58、PMIC(PBX Mobile Interface Controller)60、SMC(Short Message service Controller)62、pVLR(private Visitor Location Register)64、WSM(Wireless System Manager)66、及びLIM68を含むソフトウェアブロックを有する。DCI52はpBSC40のPCIN42とCM50間の通信のためのインタフェースモジュールとして、HINA(High Capacity IPC Processor Assembly)を通じたIPC(Inter Process Communication)を担当する。pBTMR(pBTS Message Router)54はpBTS(8−k)で処理すべきすべてのメッセージに対する経路指定を担当するモジュールである。より具体的に説明すると、pBTMR54は内部のルータテーブルを参照してMSの着、発呼サービス(公衆用、私設用)のための制御(シグナル)メッセージ経路を指定し、pBTS(8−k)の維持保守サービスのためのメッセージ経路を指定する。また、pBTMR54はpVLR64と通信する。pBSC56はpBSC40のメイン制御部として、pBTS(8−k)の制御を担当する。pMSC58は公衆用移動通信網と私設用移動通信網サービスを支援し、pBSC56とPMIC60間に位置して既存公衆用移動通信網のMSCに対応した役割を担当する。また本発明の一実施形態に従って、基本的に加入者の呼処理及びその他の付加サービスの分析及びPBX30との連動のための諸般インタフェースを処理する。より具体的に説明すると、pMSC58は加入者のサービス要求を分析し、これを既存公衆用移動通信網サービスで処理するか、私設用移動通信網サービスで処理するかに対する基本的な応答と、これに対する処理手順を決定する。pBSC56とのインタフェースは既存公衆用移動通信網への処理手順に従って、相互インタフェースは内部IPCを利用する。PMIC60は有線及び無線複合機能を制御するモジュールである。PMIC60は公衆/私設共有セル領域にあり、私設用移動通信サービスに登録されたMS、例えば、図1に示したMS24、MS25とPBX30に接続された有線端末装置間の呼制御を処理するモジュールである。pMSC58は既存の公衆用MSCとは異なり、自己が直接スイッチングの役割を果たさない。これはpMSC58がソフトウェアブロックであるので、公衆用MSCのようなスイッチがないからである。そのため、私設用移動通信サービスを提供する場合、本発明の公衆/私設通信サービス装置12ではPBX30のスイッチ32を利用する。本発明の一実施形態ではPMIC60がpMSC58のスイッチ制御要求によりPBX30のスイッチ32を制御する内容の命令語を生成してPBX30の制御部(図示せず)に印加する。これによってPBX30の制御部は命令語に相応する一連のスイッチ制御を遂行する。SMC62は単文メッセージサービスのための制御機能及びSMSウェブサーバ機能を担当するモジュールである。pVLR64は、私設用移動通信サービスに登録された加入者情報、私設移動通信加入者の位置登録情報、各種機能サービスのための情報を管理するモジュールである。WSM66は、公衆/私設通信サービス装置12が提供する移動通信サービス機能のすべての維持、保守、運営を担当する。WSM66には運用者とのインタフェースのため運用者コンソール(console)(図示せず)が接続されている。LIM68はLAN90を通じた通信を担当するモジュールである。このLIM68は運営体制(operating system)を通じて対応する各モジュール(PMIC60、SMC62、pVLR64、WSM66)とLAN90を通じた通信を担当するように構成されている。
pBTS(8−k)は、PMCC(pBTS Main Controller Card)80、PCC(pBTS Channel Card)82、TRIC(Transmit & Receive Interface Card)84、及びPRU(private BTS Radio Unit)86を含めてなる。pBTS(8−k)に含まれた構成は、通常の公衆用移動通信システムでのBTS構成とその動作が類似であるので、これに対する詳細な説明は省略する。pBTS(8−k)で、PMCC80はpBTS(8−k)に対する全体制御を遂行するブロックとして、呼設定及びシステム性能に関連したシグナルリングメッセージを処理し、ハードウェア及びソフトウェア形状を管理し、必要な資源割り当てを遂行する。PCC82は無線規格の帯域信号処理を遂行する。TRIC84はPRU86とPCC82間の送受信インタフェースを担当する。PRU86は無線部として複数個のアンテナ(ANT1〜ANTn)に接続される。
公衆/私設通信サービス装置12は有線サービス、IP端末サービス、そして公衆用及び私設用移動通信サービスを提供する。下記では公衆/私設通信サービス装置12が遂行する公衆用及び私設用移動通信サービスに対して詳細に説明する。
公衆/私設通信サービス装置12は、CM50にサービス登録されたMSに対して無線通信サービスだけではなく、有線と連係した複合機能サービスをも提供する。無線通信サービスに関連するサービスには発呼、着呼、呼転換(call transfer)、呼フォワーディング(call forwarding)、構内無線データサービス、構内無線SMSなどがある。有無線複合機能サービスの一例としては、有線端末への着呼時に有線端末とMSに着信リングを同時に鳴らさせる機能がある。
このような公衆/私設移動通信システムが公衆用移動通信サービス及び私設用移動通信サービスを共に提供することができるとは、公衆/私設通信サービス装置12に印加されるすべてのメッセージを分析して公衆用移動通信網に該当する制御(シグナル)メッセージは公衆用BSCに伝達し、私設用移動通信網に該当する制御(シグナル)メッセージはCM50内にあるモジュールにルーティングするとの意味である。このように経路指定の役割を遂行するモジュールは、CM50のpBTMR54である。pBTMR54は発呼、着呼、位置登録、SMSサービスなどのイベントが発生すると、イベントされたメッセージを分析してそれによる経路を指定する。pBTMR54は各イベントに対応する指定された経路情報をマッピングしたルータテーブルを設けているが、各メッセージが印加されるごとに、ルータテーブルを参照して該当する装置及びモジュールにメッセージを伝送する。
図3は本発明の他の実施形態に従う公衆/私設移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置構成を示している。
図3に示した公衆/私設通信サービス装置の一例では、BTS200、BSCPVT500、そしてPLMN300、400間に非同期伝送モード(Asynchronous Transfer Mode:ATM)網が配置され、信号パケット、音声圧縮パケット、そしてデータパケットが伝送される。
また、CMを、図2では参照符号50で示し、別のサーバ形態として存在するように示しているが、図3に示したように、カード形態でBSCPVT[private BSC(Base Station Controller)]500に実装されることもできる。
図3を参照すると、CM50のカードを意味するCM_1は内部構成要素としてpVLR510、pMSC520、pBSC530、pBTMR540、及びPMIC560を含むソフトウェアモジュールを有する。その他にもBSCPVT500にはパケットメッセージ(packet message)経路であるpBAN(privateBSC ATM Network)550とTCLA(Transcode Control and Linkboard Assembly)570などが含まれる。
構内(私設)網に位置したMS100はBTS200を通じてPLMN300、400への着信、または発信をするようになり、PLMN400のVLRにはMS100の状態、即ち通話中(busy)、またはアイドル状態(idle)が続けて更新される。他局MSC(図示せず)からPLMN400の自局MSCへ呼が発生すると、ホーム位置登録機(Home Location Register:HLR、図示せず)がVLRに加入者状態を照会する。この場合、加入者状態が“アイドル状態”であると、他局MSCからPLMN400の自局MSCに呼がルーティングされ呼出が生じる。
公衆網呼が発生した場合の接続経路を具体的に説明すると、着信呼の場合、PLMN400のMSCからBSC300にNo.7シグナルリングを通じて呼出要求(paging request)メッセージを伝達する。呼出要求メッセージを受信したBSC300はpBSC530を通じてBTS200に一般(general)呼出メッセージを伝送するようになり、BTS200で呼出チャネルを通じて呼出が生じる。ただし、着信呼が発生した場合、VLRに記録されているMS100の状態を照会して、通話中であると、前述のような着信過程は生じず、PLMN400のMSC内部で通話中処理過程を遂行する。
構内無線呼が発生した場合の接続経路を説明すると、次の通りである。
着信呼の場合、PBXがpBSC530に呼出要求メッセージを送ると、pBSC530がBTS200に呼出メッセージを伝送するようになり、BTS200が呼出チャネルを通じて呼び出す。
反対に、発信呼の場合、MS100がBTS200を通じて発信呼メッセージ(origination)をpBSC530に送信すると、pMSC520がpBSC530とPBX間に接続されたE1チャネル中、利用可能なチャネルを占有した後、割り当て要求(assignment request)メッセージをpBSC530に送る。割り当て要求メッセージを受信したpBSC530はBTS200にチャネル割り当てメッセージを送信する。このようにして、pBSC530のボコーダ(図示せず)とBTS200のチャネル間にリンクが設定される。次にMS100がサービス接続完了(service connect complete)メッセージをpBSC530に送ると、これを受信したpBSC530が割り当て完了(assignment complete)メッセージとしてリンクの設定が完了したことをpMSC520に知らせる。この割り当て完了メッセージに応答してpMSC520はPBXに呼メッセージ(call message)を送信し、PBXが着信者に呼メッセージをルーティングできるようにする。
また、BSC300がBTS200に送る呼出要求メッセージがpBSC530を通じて伝達される。この時に、pBSC530でメッセージ内に含まれた着信者情報を分析して構内網加入者への呼出であると、構内網通話状態であるかを検査し、この検査結果が通話状態であると、呼出要求を受諾しないようにする拒否(reject)処理過程を具現することもできる。
これまで本発明の一実施形態の理解を助けるために、本発明を適用することができる公衆/移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置構成の一例を説明した。当業者であれば、本願明細書の内容から本発明が前述の例による装置に同様に適用可能であり、また本明細書を参照することにより、前述の例と類似な構成及び通信経路を有する他のシステム及び装置にも本発明の範囲内で適用することができることの事実を認識するであろう。
以下では図3に開示した公衆/私設通信サービス装置を基準にして本発明の一実施形態に従う詳細な構成を説明するが、これは説明の便宜のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。言及したように、当業者であれば、次の詳細な説明を参照して本発明を図2の装置だけではなく、類似な構成及び通信経路を有する装置に同様に適用することができることに留意すべきである。
図4は図2、または図3の公衆/私設網で公衆網呼出呼を処理する方法を示したフローチャートである。以下では図3及び図4を参照して説明する。
3a段階(BSC TRANSMITS PAGING MESSAGE TO BTS)で公衆/私設網共有セル領域にあるMS100を呼び出すために、BSC300が呼出メッセージをBTS200に伝送する。3b段階(pBAN TRANSMITS PAGING MESSAGE TO pBTMR)でpBAN550は受信した呼出メッセージをpBTMR540に伝送する。図2の場合であれば、呼出メッセージがpCIN42を通じてpBTMR540に伝送される。さらに、図3及び図4を参照すると、3c段階(pBTMR TRANSMITS PAGING MESSAGE TO BTS)でpBTMR540は呼出メッセージを受信した後、BTS200に伝送する。
3d段階(BTS TRANSMITS PAGING MESSAGE TO MS)でBTS200は呼出メッセージをMS100に伝送する。そして3e段階(HAS PAGING RESPONSE MESSAGE RECEIVED FROM MS?)でMS100から応答があるかをチェックする。チェックの結果、応答があると、3f段階(BTS TRANSMITS PAGING RESPONSE MESSAGE TO pBTMR)でMS100の呼出応答メッセージをpBAN550を通じてpBTMR540に伝送する。3g段階(pBTMR TRANSMITS PAGING RESPONSE MESSAGE TO BSC)でpBTMR540はMS100の呼出応答メッセージをpBAN550を通じて公衆網のBSC300に伝送する。そして3h段階(CALL PROCESS)でBSC呼手続を進行する。
3e段階でMS100から応答がないと、3i段階(IS NUMBER OF TRANSMISSION TIMES GREATER THAN 2?)で再伝送回数をチェックして予め定められた回数(例:2)以上であると、3j段階(PAGING TERMINATION)に進行してBSC呼出を終了し、そうでなければ、3a段階に戻り呼出メッセージ再伝送が遂行されるようにする。
公衆/私設網でMS100が公衆網の呼出に対して応答できない場合を説明すると、MS100自体に問題がある場合、または現在私設網を利用している場合である。後者の場合は私設網で構内の他の加入者端末機700と通話中であることを意味するもので、この時は公衆網で呼出信号(公衆網着信呼)が発生しても、現在通話中であるので、MS100は応答できない。しかし、PLMNとしてはMS100が構内通話中状態であることを知り得る方法がない、すなわち言い換えれば、PLMNではMS100の状態をアイドル状態と認識するので、続けて呼び出すようになる。図示した一例では1次呼出に対する応答がないと、2次呼出を試みるようになっており、MS100がその時まで通話中であれば、呼出に対する応答が不可能であるので、無応答処理過程を遂行するしかない。このようになると、公衆網ではMS100の位置も把握できないだけではなく、2次呼出まで試みなければならない。言い換えれば、公衆網無線資源を効率的に管理することができない。
図5は本発明の第1実施形態による公衆/私設移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置の構成を示した図である。
図5に示した第1実施形態は図3に示した公衆/私設通信サービス装置で具現できる一例を示したもので、直接関与しない部分(pMSC520、pBSC530、PMIC560)は図示していない。
本発明の第1実施形態による公衆/私設通信サービス装置のpBTMR540は、第1判別部(FIRST DETERMINER)540a及び第2判別部(SECOND DETERMINER)540bと呼出応答メッセージ発生部(PAGING RESPONSE MESSAGE GENERATOR)540cを含むことができる。ここで、第1判別部540aは公衆網でMS100に呼が発生するかを判別し、第2判別部540bはMS100が構内通話中であるかを判別し、呼出応答メッセージ発生部540cは、第1判別部540aにより公衆網でMS100に呼が発生したことを認識し、又は、第2判別部540bによりMS100が構内通話中であることを認識すると、MS100の代わりに呼出応答メッセージを発生して公衆網に伝送する。
第2判別部540bはMS100が私設網に接続されているかを示す状態情報を有する私設呼テーブル(private call table)515を参照して、該当MS100が構内通話中であるか否かを判別することができる。
このような構成に基づいて、公衆網呼出呼及び私設網呼出呼の伝達過程と、それぞれに対する呼出応答メッセージ発生過程を説明すると、次の通りである。
公衆網呼出呼伝達過程はMSC→BSC→BSCPVT(pBTMR)→BTS→MSになり、呼出応答メッセージ発生過程は逆順にMS→BTS→BSCPVT(pBTMR)→BSC→MSCになる。ここでpBSCPVT(pBTMR)はpBSCPVT内部のBTSメッセージルータソフトウェアブロックを意味する。
私設網呼出呼伝達過程は、pMSC→BSCPVT(pBTMR)→BTS→MSになり、呼出応答メッセージ発生過程は、MS→BTS→BSCPVT(pBTMR)→pMSCになる。
図6は私設網訪問者位置登録機(pVLR)に登録されている本発明の一実施形態による私設呼テーブルの構造の一例を示した図である。
私設呼テーブルには各移動無線端末機の固有番号(Electronic Serial Number:ESN)、電話番号(Mobile Identification Number:MIN)、内線番号(EXTENSION NUMBER)、加入者名前(SUBSCRIBER NAME)、状態情報(STATE)などが記録される。状態情報は私設網使用可否を表示する。この状態情報はpMSC520により記録、または削除されるが、私設網の呼出時には“私設網使用中”であることが記録され、呼解除時にはその記録が削除される。
呼出呼信号(paging call signal)に対する端末機呼出応答メッセージを発生する場合、pBTMR540は状態情報を参照してルーティングする。また、公衆網呼出に対するpBTMR540のルーティングも状態情報を参照する。即ち、該当端末機が私設網使用中であると、端末機の呼出応答メッセージを生成して公衆網に応答する。
図7は本発明の一実施形態による呼出応答メッセージの構造を示した図である。
sud_tagはメッセージタグ(tag)として、例えば、呼出応答メッセージ(Page Response Message:PRM)や登録メッセージ(Registration Message:RGM)などを表示すことができる。mobile_idの種類にはESN、MIN、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)などがある。IMSIはSIM(Subscriber Identity Module)に貯蔵されており、システム接続時に認証用に使用される。
図8は本発明の第1実施形態に従って、私設網が公衆網呼出呼を処理する方法を示したフローチャートである。私設網による呼処理は4過程に大別され、図5を参照して図8の手続を具体的に説明すると、次の通りである。
第1過程:公衆網でMS100に呼が発生するか否かをチェックする過程である。
13a段階(BSC TRANSMITS PAGING MESSAGE TO BTS)でBSC300が公衆/私設網共有セル領域にあるMS100を呼び出すため、呼出メッセージをBTS200に伝送する。
第2過程:第1過程で呼が発生したことが判断される場合と、図6に示したような私設呼テーブル515に基づいて、該当MS100が私設網呼使用中であるか否かを確認する過程である。
13b段階(pBAN TRANSMITS PAGING MESSAGE TO pBTMR)でpBAN550は受信した呼出メッセージをpBTMR540に伝送する。そして13c段階(pBTMR REQUESTS pVLR TO ANALYZE WHETHER MS CURRENTLY USES PRIVATE NETWORK CALL)でpBTMR540はpVLR510に該当MS100の私設網呼使用中可否の分析を依頼する。
第3過程:第2過程で私設網呼使用中であることが判断されると、MS100の代わりに図7に示したような呼出応答メッセージを発生し、その呼出応答メッセージを公衆網に伝送する過程である。
13d段階(DOES MS CURRENTLY USE PRIVATE NETWORK CALL?)で私設網呼使用中であることが判断されると、13e段階(pBTMR GENERATES PAGING RESPONSE MESSAGE AND TRANSMITS IT TO BSC)に進行してpBTMR540はMS100の代わりに呼出応答メッセージを発生し、その呼出応答メッセージをpBAN550を通じて公衆網のBSC300に伝送する。そして13f段階(PAGING TERMINATION)に進行してBSC呼出を終了する。
第4過程:第2過程で私設網呼使用中ではないことが判断される場合は公知動作と同様である。即ち、13d段階で私設網呼使用中でないことが判断されると、13g段階(pBTMR TRANSMITS PAGING MESSAGE TO BTS)に進行してpBTMR540が呼出メッセージをpBAN550を通じてBTS200に伝送する。
図9は本発明の第2実施形態に従って私設網が公衆網に公衆/私設網共有セル領域にある構内MSの状態を知らせる方法を示したフローチャートである。
上述した図3で、私設網呼出呼の伝達はpMSC→BSCPVT(pBTMR)→BTS→MSの順序に遂行され、構内MS応答はその逆順であるMS→BTS→BSCPVT(pBTMR)→pMSCの順序で遂行される。また私設網による構内MS状態伝達は、pBSC(pBTMR)→BSC→MSCの順序で遂行される。このような動作を図9を参照して具体的に説明すると、次の通りである。
MS100が構内の他の加入者端末機700から呼び出される場合を仮定し、この時のMS100の状態を公衆網に知らせる状況を説明する。
第1過程:私設交換機(PBX)で公衆/私設網共有セル領域にあるMS100を呼び出すための呼出要求メッセージを送ると、5a段階(pMSC GENERATES PAGING MESSAGE)でpMSC520がMS100を呼び出すため、呼出メッセージを発生し、5b段階(pBSC TRANSMITS PAGING MESSAGE TO BTS)でpBSC530がこれをBTS200に伝送する。5c段階(BTS TRANSMITS PAGING MESSAGE TO MS)でBTS200は呼出メッセージをMS100に伝送する。
第2過程:5d段階(MS TRANSMITS ACKNOWLEDGEMENT MESSAGE TO BTS)で呼出メッセージを受信したMS100が応答メッセージ(ACK)を発生してBTS200に伝送する。
第3過程:5e段階(HAS BTS RECEIVED ACKNOWLEDGEMENT MESSAGE?)及び5f段階(BTS TRANSMITS ACKNOWLEDGEMENT MESSAGE TO pBSC)を通じて応答メッセージを受信したBTS200がこれをpBAN550を通じてpBSC530に伝送する。5g段階(pBSC TRANSMITS ACKNOWLEDGEMENT MESSAGE TO pMSC)でpBSC530はこれをpMSC520に伝達する。5h段階(pMSC TRANSMITS STATE MESSAGE TO pBSC)でpMSC520が応答メッセージの受信を感知すると、通話路を形成した後、MS100の状態(通話中)を知らせるための状態メッセージを発生してpBSC530に伝送する。5i段階(pBSC TRANSMITS STATE MESSAGE TO BSC)でpBSC530は状態メッセージをpBAN550を通じて公衆網のBSC300に伝達し、5j段階(BSC TRANSMITS STATE MESSAGE TO MSC)でBSC300は状態メッセージをMSC400に伝送する。5k段階(MSC RECORDS STATE OF MS IN VLR)でMSC400は状態メッセージに応じてVLRにMS100の状態(通話中)を記録する。
第4過程:第3過程で応答メッセージを受信していことが判断されると、無応答に対する処理をする過程となる。具体的には、5e段階でpMSC520が応答メッセージの受信を感知しないと、5l段階(N TIMES?)及び5m段階(N←N+1)のように、予め定められた回数だけ(または、一定時間)呼を再び試みる。
図10は本発明の第2実施形態に従って私設網が端末機呼を終了する時、端末機状態メッセージを移動交換局(MSC)に伝達する方法を示したフローチャートである。
第1過程:6a段階(pMSC GENERATES CALL TERMINATION MESSAGE TO TRANSMIT IT TO pBSC)でpMSC520が公衆/私設網共有セル領域にあるMS100に呼終了メッセージを発生する。
第2過程:6b段階(pBSC GENERATES MS STATE MESSAGE TO TRANSMIT IT TO BSC)でpBSC530が呼終了メッセージを受信し、端末機状態メッセージ(アイドル状態)を発生してpBAN550を通じて公衆網のBSC300に伝送する。
第3過程:6c段階(BSC TRANSMITS MS STATE MESSAGE TO MSC)でBSC300が状態メッセージをMSC400に伝送すると、6d段階(MSC RECORDS STATE OF MS IN VLR)でMSC400が状態メッセージに応じてVLRにMS100の状態(アイドル状態)を記録する。
図11は本発明の一実施形態による加入者整合のために新しいメッセージを生成する場合、その新規メッセージの構造を示した図である。
任意の一つのメッセージを構成するメッセージ領域(message field)には、基本的に、50バイトのメッセージ_ヘッダー(message header:HEADER)、2バイトのメッセージ_長さ(message length:LENGTH)、4バイトのメッセージ_アイディ(message_ID(identification):ID)が含まれる。メッセージ_ヘッダーは目的地/ソースアドレス(destination/source address)などを記録するための領域であり、メッセージ_長さはメッセージの長さを貯蔵するための領域であり、メッセージ_アイディはメッセージのタイプを記録するための領域である。
メッセージ_アイディ領域に、通話中(LOCAL_BUSY_MSG_TYPE)、またはアイドル状態(LOCAL_IDLE_MSG_TYPE)を記録することにより、メッセージを加入者整合のために使用することができる。
図12は本発明の一実施形態による加入者整合のために既存メッセージにサブ-ID及びサブタイプを追加した構造を示した図である。
任意のメッセージが図11で説明した基本的な領域にメッセージ_サブ_アイディ(message_sub_ID:SUB_ID)をさらに有する形態を示している。メッセージ_サブ_アイディは4バイトで構成され、メッセージのタイプ内に含まれるサブタイプを記録するための領域である。
メッセージ_サブ_アイディ領域に通話中(LOCAL_BUSY_MSG_TYPE)、またはアイドル状態(LOCAL_IDLE_MSG_TYPE)を記録することにより、基本メッセージを加入者整合のため使用することができる。図13はその具体的な一例である。
図13は本発明の一実施形態による加入者整合のため位置登録メッセージにサブ-ID及びサブタイプを追加した構造を示した図である。
位置登録メッセージは図11及び図12で説明した基本的な領域と1バイトの登録タイプ(registration type)、1バイトのスロットサイクルインデックス(slot_cycle_index)、そして端末機バージョン(version)を記録するための領域を含む。登録タイプに通話中(LOCAL_BUSY_REG_TYPE)、またはアイドル状態(LOCAL_IDLE_REG_TYPE)を記録することにより、位置登録メッセージを加入者整合のために使用することができる。また、スロットサイクルインデックスは端末機がページングチャネル(paging channel)メッセージを検索する周期を示す。例えば、スロットサイクルインデックスが0であると1.28秒、1であると2.56秒、2であると5.12秒を示す。端末機のバージョンの場合は、1であるとIS−95、2であるとIS-95-A、そして3であるとTSB 74を示す。
図14は本発明の一実施形態を1xEV−DO端末のための無線高速データシステムに適用する場合における公衆/私設移動通信網の構成図を示したものである。移動通信網は公衆網(又はPLMN)及び私設網を共に使用することが可能な無線網である。以下、図14を参照して本発明の一実施形態に従う無線高速データシステムのネットワーク構成及び各構成に応じた機能、動作を説明する。図1のように図14においても、私設網のノード、または、無線私設網とPLMNに共通に使用されるノードには小文字“p”を記載して私設網ノードであることを区分した。
図14に示した無線高速データ端末(AN:Access Node)11、21は、一般的な無線高速データシステムで使用される端末である。端末11、21のうちAN11は無線私設網サービスを受ける加入者であり、他の一つの端末21はPLMNサービスを受ける加入者と仮定する。また図14に示した私設アクセス網送受信器システム(pANTS:private Access Network Transceiver System)101、102はそれぞれ所定の無線サービス領域10、20を有し、無線領域内に端末が進入する場合、セッション(Session)を設定し、該当端末に必要な臨時識別子(UATI:Unicast Access Terminal Identifier)を割り当てる場合に必要な動作を遂行する。また、pANTS101、102は、ANに呼着信(call reception)がある場合又はANから呼発信(call transmission)がある場合、これに従う動作を遂行する。このpANTS101、102はハブ110と接続される。
ハブ110は無線私設網内の各ノードとPLMNの他のノード又は他のノードと接続するための他のハブと接続される。図14では無線私設網の外部と接続される場合に他のハブ120と接続される構成を示している。さらに、ハブ110は無線私設網のANのみが使用ができる私設パケットデータサービスノード(pPDSN:private Packet Data Serving Node)111と接続され、また、無線私設網とPLMNに共通に使用される私設アクセス網制御器(pANC:private Access Network Controller)112と無線私設網のみで使用される私設認証システム(pAN_AAA:private Access Network Authentication Accounting Authorization)113と接続されてデータの中継を遂行する。ここで、pAN_AAA113は無線私設網とPLMNで共通に使用するように構成することもできる。
無線私設網のpANC112はAN11、21に対するセッション(Session)設定、UATIの割り当て及びpAN_AAA113を通じたANの認証を制御する。また、pANC112は無線私設網内のAN又はpPDSN111へのサービスと私設網外部へのサービスを設けてルーティングを遂行する。さらに、pANC112はAN11又はAN21の認証のためのセッションの設定及び更新、UATI割り当てのための制御及び呼設定に応じたトラヒック制御、各種シグナリング制御などを遂行する。例えば、pANC112は、ANにページング信号を伝達し、DLR(Data Location Register)121にセッション情報を割り当て又は更新し、位置情報を貯蔵し及びDLR121のためにUATIを割り当てる。
他のハブ120は、AN_AAA122と、ANC123と、PDSN124及びANの情報を貯蔵するDLR121と接続され、各ノード間のデータの中継を遂行する。また、ハブ120にPLMNのANTSが接続されることができるが、図14ではこれを図示していない。
PDSN124は、インターネット130を通じて他のパケットサービスノード又はpPDSN111と接続される。また、公衆網のANC123は無線高速データシステムの一般的なANCであり、AN_AAA122も無線高速データシステムの一般的なAN_AAAである。
DLR121は無線高速データシステムのANに関するAN情報とAN位置情報を貯蔵し、該当端末のセッションが更新された場合にANの情報を提供する。また、DLR121は一般的なPLMNに含まれるANの情報を貯蔵している。一般的なPLMNのAN情報には、AN状態情報、使用者情報、サービス等級の情報などが含まれる。さらに、DLR121は本発明の一実施形態に応じて無線私設網のAN情報をさらに備える。この時、DLR121が備える情報は、ANが無線私設網のみで提供されるサービスを受ける場合と、ANが無線私設網とPLMNで同時にサービスを受ける場合とに区分されることができる。本発明の一実施形態では無線私設網とPLMNで全てのサービスを受けるANについて説明する。この場合、DLR121は、無線私設網のANに関する情報と、これと同一の情報であるPLMNのANに必要な情報とを有し、これに加えて無線私設網に対する情報をさらに有する。ここで、無線私設網に関連した情報は、サービスエリア、例えば、サービスANC又はセクタ情報、サービス時間情報、サービスタイプの情報などをさらに含んでいる。DLR121が、ANにUATIを割り当てる場合、特別の規約に応じて割り当てるように構成することもできる。
さらに、私設無線網のANがサービスを受ける場合、無線私設網への接続と公衆網への接続を区分することができる識別子をさらに設けて伝送するように構成することもできる。
pANTS101、102、pANC112、ANC123、DLR121、pPDSN111及びPDSN124はIP基盤で構成することができる。一般的に、pANTSとpANC112及びANC123との間、DLRとPDSNとの間の接続はATM基盤で構成されるが、このように構成する場合、費用上昇の要因になる。従って、IP基盤で構成すれば費用を効果的に節減することができる。このように、pANTS101、102、pANC112、ANC123、DLR121、pPDSN111及びPDSN124をIP基盤で構成する場合、それぞれのノード内部における各ボード又はプロセッサ間通信はIPC(Inter Process Communication)通信を遂行するように構成する。また、各ノードの内部プロセッサ又はボードには内部で使用するためのIPを割り当てる。そして、ノードが所定の電話局や制御局のようなCO(Center Office)内部に位置する場合には、内部IPを割り当てて使用することができる。COから遠距離に位置するノードには固定IPを割り当てる。このようにすることによりIPアドレスの不足を防止することができる。
pANTS101、102とpANC112、ANC123と間のインタフェースは、ADSLモデムやケーブルモデム(Cable Modem)などを利用することができる。また、pAN_AAA113、AN_AAA122、pPDSN111及びPDSN124が当初からIP方式を使用するように構成されているので、問題はない。
このように構成される無線高速データ通信システムで、本発明の一実施形態に応じて無線私設網内の通信のために呼が発信される過程に従うメッセージフローを図15を参照して説明する。図15は本発明の一実施形態に応じた無線高速データ端末の状態情報管理のための呼処理過程を示した図である。
図15を参照すると、私設無線網のAN11が、201段階(CALL CONNECTION REQUEST MESSAGE TO AN WITHIN PRIVATE NETWORK)で呼の1xEV−DOサービス、つまり呼発信要求サービスを要求する場合、定義されたエアインタフェースプロトコル(air interface protocol)規格に基づいてUATI及び発信しようとする対象の目的地アドレスを含む呼接続要求メッセージをpANTS101に伝送する。つまり、本発明の一実施形態に応じて、AN11は私設網に接続された端末との呼接続要求メッセージを伝送する。pANTS101が、呼接続要求メッセージを受信すると、IP通信処理後にその呼接続要求メッセージをハブ110に伝達する。ハブ110は受信した呼接続要求メッセージをpANC112に伝送する。私設網のpANC112が、呼接続要求メッセージを受信すると、203段階(SUBSCRIBER INFORMATION REQUEST MESSAGE)で着信側ANの加入者情報要求メッセージをDLR121伝送する。DLR121が加入者情報要求メッセージを受信すると、該当加入者情報を照会して205段階(SUBSCRIBER INFORMATION RESPONSE MESSAGE)で加入者情報を含む加入者情報応答メッセージをpANC112に伝送する。pANC112は受信した加入者情報応答メッセージに含まれた加入者情報を通じて私設網内の着信側端末の位置を把握し、207段階(CALL SETUP)で呼を設定する。これによって209段階(HIGH-SPEED WIRELESS DATA SERVICE)で無線私設網のAN11は無線高速データサービスを受けるようになる。このように着信側ANが私設網内の端末である場合、従来では呼が設定されてもDLR121の加入者情報の端末状態情報を更新しなかったが、本発明の一実施形態によれば、下記のようにANの状態情報が更新される。
pANC112は207段階以後、211段階(STATE INFORMATION UPDATE REQUEST MESSAGE)で発信側AN11と着信側ANの状態情報を含む状態情報更新要求メッセージをDLR121に伝送する。即ち、発信側AN11と着信側ANの状態情報がビジー状態に更新されるように要求するメッセージを伝送する。DLR121は213段階(UPDATE STATE INFORMATION OF SUBSCRIBERS TO BUSY STATE INFORMATION)で状態情報更新要求メッセージを受信すると、加入者情報を検索してANの加入者情報の状態情報をビジー状態に更新する。
以後、PDSN124は接続された任意のANから無線高速データ通信をサービス受けているANのうち一つのANと呼接続を要求する呼接続要求メッセージを受信するようになると、215段階(CALL CONNECTION REQUEST MESSAGE)で呼接続要求メッセージを公衆網のANC123に伝送する。本発明の一実施形態では理解を助けるために、PDSN124を通じて呼接続を要求するANがAN11と呼接続を要求する場合を仮定する。なお、AN11が呼接続を要求する場合も、下記と同一の過程が遂行される。公衆網のANC123は217段階(SUBSCRIBER INFORMATION REQUEST MESSAGE)でAN11の加入者情報を要求する加入者情報要求メッセージをDLR121に伝送する。DLR121は219段階(SUBSCRIBER INFORMATION RESPONSE MESSAGE)で加入者情報要求メッセージを受信すると、AN11の加入者情報を検索して、加入者情報を含む加入者情報応答メッセージをANC123に伝送する。ANC123は221段階(BUSY STATE INFORMATION)で加入者情報応答メッセージを受信すると、加入者情報を分析してAN11の状態がビジー状態であることを把握し、これに応じてAN11がビジー状態であることを知らせるメッセージをPDSN124に伝送する。
一方、AN11は無線高速データ通信サービスを完了すると、223段階(CALL RELEASE REQUEST MESSAGE)でpANTS101を通じて無線私設網のpANC112に呼解除要求メッセージを伝送する。呼解除要求メッセージを受信したpANC112は、225段階(CALL RELEASE)でAN11の呼を解除し、227段階(STATE INFORMATION UPDATE REQUEST MESSAGE)に進行する。227段階でpANC112はAN11がアイドル状態になったことを示す加入者状態情報メッセージをDLR121に伝送する。DLR121は229段階(UPDATE STATE INFORMATION OF SUBSCRIBERS TO IDLE STATE INFORMATION)でAN11の状態情報をアイドル状態に更新する。
前述したように無線私設網内で通信が遂行されてもpANC112は本発明に応じてDLR121の加入者情報を端末の状態に応じて更新する。
前述の本発明の実施形態はコンピュータリード可能媒体に貯蔵され、コンピュータが遂行可能な命令(instruction)で具現することができる。コンピュータリード可能媒体はコンピュータリード可能なデータ、コンピュータ、または処理装置がリードすることができる全てのタイプのデータが貯蔵される全ての可能な種類の媒体を含む。例えば、コンピュータリード可能媒体は磁気記録媒体(ROMs、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク)、光(Optical)リード媒体(CD_ROM(Compact Disk-Read-Only Memory、DVD(Digital Versatile Disks)、反復ライト可能な光ディスクのような記録媒体、ハイブリッド(hybrid)マグネティク貯蔵媒体、システムメモリ(read-only memory、random access memory)、フラッシュメモリのような非揮発性メモリ、または他の揮発性メモリ、他の半導体媒体、電子媒体、電磁場媒体、赤外線またはキャリアウェーブ(インターネット、または他のコンピュータを通じた伝送)のような他の通信媒体に限定されない。通信媒体は一般的にコンピュータリード可能命令、データ構造、プログラムモジュール、またはキャリアウェーブ(carrier wave)のような変調された信号データ、またはデータ情報媒体に含まれる他の伝送メカニズムで構成される。通信媒体のようなコンピュータリード可能媒体は無線周波数、赤外線マイクロ波(infrared microwaves)のような無線媒体と有線網のような有線媒体を含むことができる。また、コンピュータリード可能媒体はネットワークを通じて接続されるコンピュータに分散されたコンピュータリード可能コードを貯蔵するか、実行することができる。さらに、コンピュータリード可能媒体は、処理システム内、または処理システムに地域的に、遠隔に接続される多数の処理システム間に分散された相互接続又は内部接続コンピュータリード可能媒体を含む。本発明の実施形態では本発明の技術を表示するデータを含む多数のフィールドを含むデータが貯蔵されるコンピュータリード可能媒体を含むことができる。
本発明のコンピュータ実行可能な命令を含むコンピュータにリード可能媒体を読み出すことができるコンピュータの一実施形態を図16に示したが、本発明はこれに限定されない。コンピュータ1600はコンピュータを制御するプロセッサ1602を含む。プロセッサ1602はシステムメモリ1604とコンピュータリード可能媒体を含むコンピュータリード可能メモリ装置1606とを含む。システムバスは、プロセッサ1602を他のコンピュータ、インタネットなどのネットワークに接続させるネットワークインタフェース1608、モデム1612、他のインタフェースに接続する。また、システムバスは他の装置に接続する入力及び出力インタフェース1610を含む。
本発明の一実施形態を適用することができる公衆/私設移動通信システムの網構成及びその通信経路を示した図。
本発明の一実施形態を適用することができる公衆/私設移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置の構成の一例を示した図。
本発明の一実施形態に従う公衆/私設移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置の構成の他の例を示した図。
本発明を適用することができる公衆/私設移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置で公衆網呼出呼を処理する方法を示したフローチャート。
本発明の公衆/私設移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置の構成のさらに他の例を示した図。
私設網訪問者位置登録機にある、本発明の第1実施形態による移動無線端末機状態情報テーブルの構造を示した図。
本発明の第1実施形態による呼出応答メッセージの構造を示した図。
本発明の第1実施形態に従って私設網が公衆網呼出呼を処理する方法を示したフローチャート。
本発明の第2実施形態に従って私設網が公衆網に公衆/私設網共有セル領域にある構内無線端末機の状態を知らせる方法を示したフローチャート。
本発明の第2実施形態に従って私設網が端末機呼を終了する時、端末機状態メッセージを移動交換局(MSC)に伝達する方法を示したフローチャート。
本発明の第2実施形態による加入者整合のため新しいメッセージを生成する場合、その新規メッセージの構造を示した図。
本発明の第2実施形態による加入者整合のため前述のメッセージにサブ-ID及びタイプを追加した構造を示した図。
本発明の第2実施形態による加入者整合のため位置登録メッセージにサブ-ID及びタイプを追加した構造を示した図。
本発明が1xEV−DO端末のための無線高速データシステムに適用される場合、公衆/私設移動通信網の構成を示した図。
図14の無線高速データ端末の状態管理情報管理のための呼処理過程を示した図。
本発明の実施形態による方法を表現したコンピュータが遂行可能な命令を貯蔵するコンピュータ貯蔵可能媒体を含むコンピュータ内部のブロック図。
符号の説明
1,300,400 無線公衆網(PLMN)
2−1 移動交換局(MSC)
4−m 基地局制御器(BSC)
8−1,200 基地局(BTS)
8−k 私設基地局(pBTS)
10,20 無線サービス領域
11,21 無線高速データ端末(AN)
12 公衆/私設通信サービス装置
16 PSTN/ISDN
22,24,25,100 移動局(MS)
30,600 私設交換機(PBX)
32 スイッチ
34 E1インタフェース
36 VoIP(Voice over Internet Protocol)部
40 私設基地局制御器(pBSC)
42 pCIN(private Communication Interconnection Network)
44 TSB(Transcoder & Selector Bank)
46 INIA(IP Network Interface board Assembly module)
50 CM(Call Manager)
52 DCI(Data Communication Interface)
54,540 pBTMR(pBTSMessage Router)
56,530 pBSC(private BSC)
58,520 pMSC(private Mobile Switching Center)
60,560 PMIC(PBX Mobile Interface Controller)
62 SMC(Short Message service Controller)
64,510 pVLR(private Visitor Location Register)
66 WSM(Wireless System Manager)
68 LIM(LAN Interface Module)
80 PMCC(pBTS Main Controller Card)
82 PCC(pBTS Channel Card)
84 TRIC(Transmit & Receive Interface Card)
86 PRU(private BTS Radio Unit)
90 LAN(Local Area Network)
92 LANフォン
94 ゲートキーパー
101,102 私設アクセス網送受信器システム(pANTS)
110,120 ハブ
111 私設パケットデータサービスノード(pPDSN)
112 私設アクセス網制御器(pANC)
113 私設認証システム(pAN_AAA)
121 DLR(Data Location Register)
122 認証システム(AN_AAA)
123 アクセス網制御器(ANC)
124 パケットデータサービスノード(PDSN)
130 インターネット
500 BSCPVT
515 私設呼テーブル
540a 第1判別部
540b 第2判別部
550c 呼出応答メッセージ発生部
550 pBAN(privateBSC ATM Network)
570 TCLA(Transcode Control and Linkboard Assembly)
700 加入者端末機
1600 コンピュータ
1602 プロセッサ
1604 システムメモリ
1606 コンピュータリード可能メモリ装置
1608 ネットワークインタフェース
1612 モデム
1610 入力及び出力インタフェース