JP4059390B2 - 路上設置形変圧器装置 - Google Patents
路上設置形変圧器装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4059390B2 JP4059390B2 JP2002290814A JP2002290814A JP4059390B2 JP 4059390 B2 JP4059390 B2 JP 4059390B2 JP 2002290814 A JP2002290814 A JP 2002290814A JP 2002290814 A JP2002290814 A JP 2002290814A JP 4059390 B2 JP4059390 B2 JP 4059390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- outer box
- tank
- water
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
- Patch Boards (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩道上等に設置される路上設置形の変圧器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歩道上などに設置される路上設置形変圧器装置は、変圧器を一次側機器及び二次側機器と共に外箱内に収容した構造を有する。変圧器は、変圧器タンクと、該変圧器タンク内に絶縁油と共に収容された変圧器本体と、変圧器タンクに取り付けられて変圧器本体の一次側及び二次側に接続された一次側ブッシング及び二次側ブッシング等により構成される。また一次側機器としては、遮断器等の開閉器や、電力ヒューズ等が設けられ、二次側機器としては、例えば、銅バー等の配線用導体や、ブレーカ等の二次側開閉器等が設けられる。
【0003】
この種の変圧器装置は、道路に設置されるため、外箱の外形寸法が制限される。一方、電力需要の増大に応えるためには、変圧器の容量をできるだけ大きくすることが必要とされる。そのため、この種の変圧器装置においては、限られた外箱内のスペースにできるだけ大容量の変圧器を収容することができるように、外箱内での機器のレイアウトや、変圧器の構成等に工夫をする必要がある。
【0004】
従来のこの種の変圧器装置では、一次側機器を変圧器タンクの側方に配置し、二次側機器を変圧器タンクの前面側に配置して、地下のケーブルピットから立ち上げたケーブルを一次側機器を通して変圧器本体の一次側に接続し、変圧器本体の二次側を二次側機器を通して二次側ケーブルに接続していた。
【0005】
しかしながら、このような構成では、変圧器タンクの前面側に二次側機器を配置するためのスペースを確保する必要があるため、外箱の寸法を一定とした場合、変圧器タンクの奥行き寸法が小さくなり、これにより、変圧器タンク内に収容し得る変圧器本体の寸法及び油量が制限されて、変圧器の容量が制限されるという問題があった。
【0006】
このような問題を回避するため、二次側機器を変圧器タンクの下方に配置することが検討されている。
【0007】
また外箱内に収容する大容量の変圧器からの発熱を効率よく外部に放散させるためには、外箱の側壁に換気口を設けるだけでは不十分であるため、外箱の側壁部だけでなく、天井部にも換気口を設けることが検討されている。
【0008】
ところが、上記のように外箱に換気口が設けられていると、降雨時に換気口から外箱内に雨水が入り、外箱内に入った雨水がその底部に溜まるため、変圧器タンクの下方に二次側機器を配置する構造にした場合には、大量の降雨があったときに二次側機器が浸水するおそれがある。
【0009】
降雨時に万一二次側機器が浸水すると、配線用導体として用いる銅バーの腐食によりその接続部の接触抵抗が大きくなって通電性能が低下したり、ブレーカ等の二次側開閉器が故障したりするおそれがある。
【0010】
路上設置形電気機器の外箱に設けられた換気口から雨水が浸入するのを防ぐことを目的とした発明として、例えば特許文献1に示されたものが知られている。特許文献1に示された発明では、空気を流通させるギャラリー(通気孔を有する板)の構造を工夫して、外部からギャラリーを通して浸入した雨水の向きを変えて下向きの水滴とすることにより、外箱内に収容された電気機器に直接雨水がかかるのを防ぐようにしている。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−295721号
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
換気口が外箱の側壁に設けられる場合には、該換気口を特許文献1に示されたように構成すれば、外箱内に収容された電気機器に直接雨水がかかって電気的なトラブルが生じるのを防ぐことができる。
【0013】
しかしながら、外箱の天井部に換気口が設けられる場合には、該換気口に如何なる防水措置を講じても、外箱内に雨水が浸入するのを防ぐことは難しい。
【0014】
従って、変圧器タンクの下方に二次側機器を配置して、しかも外箱の天井部にも換気口を設ける場合には、外箱内に雨水が浸入することを前提にした上で、二次側機器が浸水しないようにするための工夫をすることが必要である。
【0015】
本発明の目的は、外箱内に浸入した雨水が変圧器タンクの下方に溜まるおそれをなくして、二次側機器が浸水するのを防ぐことができるようにした路上設置形変圧器装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、変圧器タンク内に変圧器本体を収容して構成した変圧器を外箱内に配置してなる路上設置形変圧器装置に係わるものである。
【0017】
本発明においては、上記外箱がその側壁と天井部とに換気口を有している。変圧器タンクは、開口部周縁に外フランジを有する箱形のタンク本体と該タンク本体の外フランジにボルトにより締結されてタンク本体の開口部を液密かつ気密に閉鎖した蓋板とを備えていて、蓋板を下方に向け、かつ該蓋板の下方に機器収容スペースを形成するように(蓋板と外箱の底部との間に機器収容スペースを形成するために必要な間隔をあけた状態で)配置され、上記機器収容スペースに、変圧器本体の二次側につながる二次側機器が収容されている。
【0018】
また上記タンク本体の外フランジ及び蓋板の外側面と外箱の側壁の内面との間に介在するようにパッキンが配置されて、該パッキンとタンク本体の外フランジと蓋板とにより、換気口から変圧器タンクと外箱との間の空間に浸入した水が機器収容スペースに流入するのを阻止する止水用隔壁部が形成され、この止水用隔壁部の上部に近接した位置で外箱の内外を連通させるように水抜き孔が設けられている。
【0019】
上記のように構成すると、外箱の側壁及び天井部に設けられた換気口から外箱内に浸入した雨水が、変圧器タンクの下方の機器収容スペースに到達するのを防ぐことができるため、変圧器タンクの下方に雨水が溜まるおそれをなくして、二次側機器が浸水するのを防ぐことができる。
【0020】
本発明においては、止水用隔壁部を通して機器収容スペース側に浸出した水を止水用隔壁部の下方で受け止める樋を、変圧器タンクの下端の周縁部の全周に沿うように配置して、樋の内部の水を外箱の外部に排出するための排出孔を、外箱の側壁を貫通した状態で設けるのが好ましい。
【0021】
このように、止水用隔壁部の下方に樋を配置すると、万一止水用隔壁部により阻止できなかった雨水が機器収容スペース側に流れ込んだ場合でもその水を樋により受け止めて排出孔から外部に排出することができるため、機器収容スペースに配置した二次側機器が浸水するのを確実に防ぐことができる。
【0022】
上記のように、本発明によれば、外箱内に雨水が浸入しても変圧器タンクの下部の機器収容スペースに配置した二次側機器が浸水することがないため、外箱の側壁に換気口を設けることができるのはもちろん、外箱の天井部にも換気口を設けることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係わる変圧器装置の正面図、図2は動変圧器装置の上面図、図3は本発明に係わる変圧器装置の外箱の前面を閉鎖している板を外してその内部の要部の構造を示した正面図、図4は図1のA−A線断面図である。
【0024】
図1ないし図4において、1は左右の側板1a,1bと、天井板1c及び底板1dと、前面板1e及び背面板(図示せず。)とにより箱形に構成された外箱で、外箱1内は、左右の側板1a、1bと平行に配置された仕切板1gにより、横方向に並ぶ変圧器収容室1Aと一次側機器収容室1Bとに仕切られている。
【0025】
変圧器収容室1A内には変圧器2が配置され、一次側機器収容室1A内には、変圧器の一次側に接続される一次側機器(図示せず。)が収容されている。
【0026】
一次側機器は、例えば、地下のケーブルピットから立ち上げられたケーブルの端末を接続するケーブルヘッド、遮断器等の開閉器及びその操作器等である。
【0027】
変圧器2は、鉄心と該鉄心に巻装されたコイルとからなる変圧器本体(図示せず。)を絶縁油と共に変圧器タンク3内に収容したものである。変圧器タンク3は、開口部周縁に外フランジ302を有する箱形のタンク本体301と、このタンク本体の外フランジにパッキン303(図2参照)を介して当接されて、ボルト304aと該ボルトに螺合されたナット304bとにより外フランジ302に締結された蓋板305とからなっていて、蓋板305によりタンク本体301の開口部が液密かつ気密に閉じられている。
【0028】
変圧器2は、変圧器タンク3の蓋板305を下方に向け、かつ該蓋板305と外箱1の底部との間に所定の間隔を隔てた状態で配置されて、適宜の支持部材4により外箱1内に支持されている。
【0029】
本発明に係わる変圧器装置では、変圧器タンク3の下方に形成された空間(変圧器タンク3の蓋板305と外箱1の底部との間に形成された空間)を機器収容スペース5として用いる。
【0030】
図示してないが、仕切板1gに対面する変圧器タンク3の側面に変圧器本体の一次側(高圧側)に接続された一次ブッシングが接続され、この一次ブッシングは、仕切板1gを貫通して一次側機器収容室1B内に導入されている。
【0031】
またこの例では、変圧器本体の二次側に接続された二次ブッシング(図示せず。)が変圧器タンク3の蓋板305に取り付けられていて、図3に鎖線で示したように、該二次ブッシングを通して変圧器本体の二次側(低圧側)に接続される二次側機器6が変圧器タンクの下方の機器収容スペース5に配置されている。
【0032】
機器収容スペース5に配置される二次側機器6は、例えば、配線用導体として用いる銅バーや、ブレーカ等の二次側開閉器等である。
【0033】
図1ないし図3に見られるように、外箱1の一次側機器収容室1B側の(正面から見て左側の)側板1aには、上下に間隔をあけた状態で、左側面側上部換気口7A及び左側面側下部換気口7Bが設けられ、外箱1の一次側機器収容室1と反対側の(正面から見て右側の)側板1bには、上下に間隔をあけて、かつ変圧器タンク3の下端の外フランジ302よりも上方に位置させた状態で、右側面側上部換気口8A及び右側面側下部換気口8Bが形成されている。同様に、図示しない背面板にも、上下に間隔をあけた状態で、かつ変圧器タンク3の下端の外フランジ302よりも上方に位置させた状態で、背面側上部換気口9A及び背面側下部換気口9Bが設けられている。更に本実施形態では、外箱1の天井板(天井部)1cにも、換気口10が設けられている。天井部の換気口10は、外箱1の前面板1eと変圧器タンク3との間の空間、右側の側板1bと変圧器タンク3との間の空間、及び背面板1fと変圧器タンク3との間の空間のそれぞれの上方に位置させた状態で、上から見てコの字形を呈する形で設けられている(図2参照)。
【0034】
図1に示したように、外箱1の前面を覆う前面板1eは、変圧器2の前面を覆うように設けられて、仕切板1gと天井板1cと側板1bとに固定されたカバー板1e1と、機器収容スペース5の前面側の開口部を閉じる着脱可能なカバー板1e2と、一次側機器収容室1Bの前面側の開口部を閉じるために仕切板1gにヒンジ結合された開閉自在な扉板1e3とからなっている。
【0035】
図4に示したように、変圧器2の前面を覆うカバー板1e1は、その下端が機器収容スペース5の上部に張出すように設けられていて、このカバー板1e1の内面と変圧器タンク3の下端の外フランジ302及び蓋板305の外側面との間、及び仕切板1g、背面板1f及び側板1bのそれぞれの内面と外フランジ302及び蓋板305の外側面との間に圧縮された状態で介在するようにゴムパッキン12が設けられている。
【0036】
即ち、本発明においては、タンク本体301の外フランジ302及び蓋板305の外側面と外箱1の内面との間に介在するようにパッキン12が配置され、このパッキン12と、外フランジ302と、蓋板305とにより、変圧器タンク3の側面を囲む外箱1の内面と変圧器タンク3との間の空間に浸入した水が機器収容スペース5に流入するのを阻止する止水用隔壁部20が形成されている。
【0037】
本発明においてはまた、止水用隔壁部20の上部に近接した位置で外箱1の内外を連通させるように、変圧器タンク3の前面、右側面及び背面に対向する外箱1の側壁(カバー板1e1、側板1b及び背面板)を貫通して水抜き孔21が設けられる。図示の例では、横方向に長い長円状に形成された多数の水抜き孔21,21,…が横方向に所定の間隔で並ぶように設けられている。
【0038】
また本発明の好ましい態様では、止水用隔壁部20を通して機器収容スペース5側に浸出した水を止水用隔壁部20の下方で受け止めるように、止水用隔壁部20の下方に樋22が配置される。
【0039】
図示の樋22は、カバー板1e1の下端付近の内面から変圧器タンク3側に向って斜め上方に傾斜して、ボルト304a及びナット304bに相応する位置を越えた位置まで伸びる底板22aと、ボルト304a及び304bを越えた位置で底板22aの先端から変圧器タンク3側に起立した起立壁部22bとからなっていて、底板22aの後端部がカバー板1e1の下端付近の内面に溶接されている。
【0040】
樋22は、ボルト304aを貫通させるために外フランジ302とパッキン303と蓋板305とを貫通させて設けた孔の内面とボルト304aとの間の隙間や、パッキン12と外箱1の内面との間に形成されるかもしれない僅かな隙間を通して機器収容スペース5側に水が浸出してきたときに、その水を受止めるために設けられたもので、ボルト304aの下端及びナット304bを受入れるように設けられている。
【0041】
樋22は、変圧器タンク3の下端の周縁部の全周に沿うように配置されていて、樋22の内部の水を外箱の外部に排出するための排出孔23が、樋の底板22aの後端部(最下部)の上面に近接した位置で、外箱1の壁部(図示の例ではカバー板1e1の下端寄りの部分)を貫通した状態で設けられている。
【0042】
上記のように、変圧器タンク3の側面を囲む外箱1の内面と変圧器タンク3との間の空間に浸入した水が機器収容スペース5に流入するのを阻止する止水用隔壁部20を変圧器タンク3の下部と外箱1の内面との間に設けると、図2に示した矢印Wのようにように、外箱に設けられた換気口から外箱内に浸入した雨水は、止水用隔壁部20により阻止されるため、外箱内に浸入した水はすべて水抜き孔21を通して外部に排出される。従って、外箱内に浸入した雨水等が機器収容スペース5側に流れ落ちるのを防ぐことができ、機器収容スペースに配置した二次側機器が浸水するのを防ぐことができる。
【0043】
また上記のように、タンク本体301の外フランジ302及び蓋板305の外側面と外箱1の内面との間に介在するようにパッキン12を配置して、パッキン12と、外フランジ302と、蓋板305とにより、変圧器タンク3の側面を囲む外箱1の内面と変圧器タンク3との間の空間に浸入した水が機器収容スペースに流入するのを阻止する止水用隔壁部20を形成するようにした場合には、パッキン12を追加するだけで止水用壁部を形成することができるため、構造を特に複雑にすることなく止水を図ることができる。
【0044】
更に、上記のように、止水用隔壁部20の下方に樋22を配置すると、万一止水用隔壁部20により阻止できなかった雨水が機器収容スペース5側に流れ込んだ場合でもその水を樋22により受け止めて排出孔23から外部に排出することができるため、機器収容スペース5に配置した二次側機器が浸水するのを確実に防ぐことができる。
【0045】
通常変圧器タンクの開口部には外フランジが設けられている。タンクに通常設けられる外フランジが上記止水用隔壁部を形成するのに十分な大きさを有している場合には、その外フランジをそのまま利用して止水用隔壁部20を構成することができる。
【0046】
外箱の内面とタンク本体との間の距離が大きいために、タンク本体に通常設けられる外フランジの寸法では、外フランジの張出し寸法が不足して止水用隔壁部を構成することが困難である場合には、外フランジの張り出し寸法を拡大するか、または、図5に示したように、外箱1のカバー板1e1や側板1b及び背面板1fを構成する板(図5はカバー板1e1を構成する板を示している。)の一部を成形することにより、変圧器タンクの外フランジ302側に突出する山形の突出部101を形成して、この突出部101と外フランジ302及び蓋板305との間にパッキン12を介在させるようにしてもよい。
【0047】
また本発明は、上記のように変圧器タンクの外フランジを利用して止水用隔壁部を形成する場合に限定されるものではなく、例えば、変圧器タンクの下部側面に対向する外箱1の内面に止水用隔壁部を構成する板部材の後端部を溶接により接続して、該板部材と、該板部材の先端と変圧器タンクとの間に介在させたゴムパッキンとにより止水用隔壁部を構成するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、外箱の側壁部及び天井部に設けた換気口から外箱内に浸入した雨水が変圧器タンクの下方に形成した機器収容スペースに流入するのを阻止する止水用隔壁部を変圧器タンクの下部と外箱の内面との間に設けたので、換気口から外箱内に浸入した雨水が機器収容スペース側に流れ落ちるのを防ぐことができ、機器収容スペースに配置した二次側機器が浸水するのを防ぐことができる。
【0049】
また本発明において、止水用隔壁部の下方に樋を配置した場合には、万一止水用隔壁部により阻止できなかった雨水が機器収容スペース側に流れ込んだ場合でもその水を樋により受け止めて外部に排出することができるため、機器収容スペースに配置した二次側機器が浸水するのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の外観を概略的に示した正面図である。
【図2】図1に示した変圧器装置の上面図である。
【図3】図1に示した変圧器装置の外箱内の構成を示した正面図である。
【図4】図1に示した変圧器装置の要部をA−A線に沿って断面して示した拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の要部を示した拡大断面図である。
【符号の説明】
1…外箱、1e1…カバー板、2…変圧器、3…変圧器タンク、302…外フランジ、305…蓋板、5…機器収容スペース、7A,7B,8A,8B,9A,9B,10A,10B…換気口、12…パッキン、20…止水用隔壁部、21…水抜き孔、22…樋、23…排出孔。
Claims (2)
- 変圧器タンク内に変圧器本体を収容して構成した変圧器を外箱内に配置してなる路上設置形変圧器装置において、
前記外箱は、その側壁及び天井部に換気口を有し、
前記変圧器タンクは開口部周縁に外フランジを有する箱形のタンク本体と該タンク本体の外フランジにボルトにより締結されて前記タンク本体の開口部を液密かつ気密に閉鎖した蓋板とを備えていて、前記蓋板を下方に向け、かつ該蓋板の下方に機器収容スペースを形成するように配置され、
前記機器収容スペースに前記変圧器本体の二次側につながる二次側機器が収容され、
前記タンク本体の外フランジ及び蓋板の外側面と前記外箱の側壁の内面との間に介在するようにパッキンが配置されて、該パッキンと前記外フランジと蓋板とにより、前記換気口から前記変圧器タンクと前記外箱との間の空間に浸入した水が前記機器収容スペースに流入するのを阻止する止水用隔壁部が形成され、
前記止水用隔壁部の上部に近接した位置で前記外箱の内外を連通させるように水抜き孔が設けられていることを特徴とする路上設置形変圧器装置。 - 前記止水用隔壁部を通して前記機器収容スペース側に浸出した水を前記止水用隔壁部の下方で受け止める樋が、前記変圧器タンクの下端の周縁部の全周に沿うように配置され、
前記樋の内部の水を前記外箱の外部に排出するための排出孔が、前記外箱の側壁を貫通した状態で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の路上設置形変圧器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002290814A JP4059390B2 (ja) | 2002-10-03 | 2002-10-03 | 路上設置形変圧器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002290814A JP4059390B2 (ja) | 2002-10-03 | 2002-10-03 | 路上設置形変圧器装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004129403A JP2004129403A (ja) | 2004-04-22 |
JP4059390B2 true JP4059390B2 (ja) | 2008-03-12 |
Family
ID=32282573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002290814A Expired - Fee Related JP4059390B2 (ja) | 2002-10-03 | 2002-10-03 | 路上設置形変圧器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4059390B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4856904B2 (ja) * | 2005-06-17 | 2012-01-18 | 東京電力株式会社 | 架空用開閉器用穴あけ工具 |
KR100579257B1 (ko) | 2006-01-26 | 2006-05-12 | 동방전기공업(주) | 고기능성 섬유소재로 이루어진 차폐수단을 구비한 옥외용건식 변압기 |
JP4732936B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2011-07-27 | 株式会社日立製作所 | 配電用変圧器装置 |
JP4950731B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-06-13 | 株式会社ダイヘン | 路上設置形変圧器装置 |
JP6759178B2 (ja) * | 2017-11-17 | 2020-09-23 | 株式会社日立産機システム | 地上用変圧器装置 |
WO2023053169A1 (ja) | 2021-09-28 | 2023-04-06 | 三菱電機株式会社 | 気中遮断器 |
-
2002
- 2002-10-03 JP JP2002290814A patent/JP4059390B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004129403A (ja) | 2004-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4901374B2 (ja) | 電気接続箱の排水構造 | |
US7775807B2 (en) | Electrical junction box | |
JP5831757B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP4059390B2 (ja) | 路上設置形変圧器装置 | |
JP4445819B2 (ja) | 電気接続箱 | |
US7931478B2 (en) | Electrical junction box | |
US20090039987A1 (en) | Switching Device Module | |
JP2545482Y2 (ja) | 電気接続箱 | |
US7663461B2 (en) | Modular tank coupled to a self-assembly cabinet for ground level transformers | |
JP3404459B2 (ja) | 電気接続箱の防水構造 | |
JP6713524B2 (ja) | バッテリユニット | |
JP3414138B2 (ja) | 自動車用電気接続箱 | |
JP4063020B2 (ja) | 電気接続箱の排水構造 | |
US6737578B2 (en) | Electric connection box | |
JP2758119B2 (ja) | 電気接続箱 | |
US4275131A (en) | Electric storage battery container | |
KR20150110939A (ko) | 방열과 방수 기능을 갖는 케이스 | |
JPH0750830Y2 (ja) | ジャンクションボックスの水抜き構造 | |
JP4950731B2 (ja) | 路上設置形変圧器装置 | |
CN110970802B (zh) | 盖板和具有其的配电箱、轨道交通系统 | |
JP2019092362A (ja) | 地上用変圧器装置 | |
JP6101394B2 (ja) | バッテリパック | |
JP5242294B2 (ja) | 車両用の電気接続箱 | |
JP6035532B2 (ja) | 車両用充電装置 | |
KR20210000158U (ko) | 수직 및 수평 방향 설치가 가능한 정션박스 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050617 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071213 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |