JP4057240B2 - 衝撃装置を備えた掘削用バケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は掘削用バケットに関するものである。より詳しく言えば本発明は、衝撃装置アッセンブリを備えた掘削用バケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
硬い土壌をより容易に掘削できるように構成された掘削用バケットは従来技術として多数知られている。
【0003】
例えば、1986年12月2日、Daniel S. Mozer に付与された“動力駆動されながら個別に制御される掘削刃を備えた掘削用バケット”というタイトルの米国特許第4,625,438号明細書には、個別に空気圧で駆動される掘削刃を有するリーディングエッジを備えた掘削用バケットが記載されている。各掘削刃は空気圧で作動する衝撃ハンマーに接続され、この衝撃ハンマーが高速大荷重で刃を往復振動させる。
【0004】
Mozer によって考案された掘削用バケットは種々の欠点を有している。例えば、空気圧式の衝撃ハンマーが用いられているので、バケットを装備する土木機械は、空気圧縮機と、該空気圧縮機をバケットに連結する配管とを備えていなければならない。各刃が個別の空気圧式衝撃ハンマーに接続されているので、その掘削用バケットは従来のバケットに比べて重くなり、このことは、土木機械のアームを最伸長した際に欠点となる。なぜなら、従来の土木機械は、従来のバケット程度の重量物を動かすように設計されているからである。Mozer 考案の掘削用バケットのさらなる欠点は、衝撃ハンマーが一般的には内部ピストンを圧縮する外力を必要とするので、刃が硬い土壌に接触することによって圧縮力が作用した場合のみ、ハンマーによって刃が駆動されることである。
【0005】
Jack Benton Ottestad 発明の“衝撃装置”というタイトルの国際特許出願WO 93/23210号には、掘削用バケットに装着する特製の衝撃装置が記載されている。Ottestad 発明の装置は、Mozer の装置に対して改善が見られるが、刃が衝撃装置の内部ピストンを圧縮する場合にのみ、刃が衝撃装置によって駆動されるという上記の欠点はなおも残っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、従って、衝撃装置を備えた改良型の掘削用バケットを提供することである。
【0007】
本発明の他の課題は、衝撃装置を備え、かつ従来技術の上記欠点を解消した掘削用バケットを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、長手方向軸線を備えたフロア部と左右側部とを有するバケット本体と、可動フロア部と、を備え、前記可動フロア部は、(a)格納位置と伸長位置との間で長手方向にスライド可能とされ、(b)前記フロア部と該可動フロア部との間に自由空間を形成するように前記バケット本体に取り付けられており、さらに、前記可動フロア部を前記格納位置と前記伸長位置との間で選択的にスライドさせる手段を備え、該スライド手段は前記自由空間内に設けられていることを特徴とする掘削用バケットが提供される。
【0009】
本発明の他の特徴によれば、長手方向軸線を備えたフロア部と左右側部とを有するバケット本体と、格納位置と伸長位置との間でスライド可能であるように前記バケット本体に取り付けられた可動ヘッド部と、可動フロア部と、を備えた掘削用バケットであって、前記可動ヘッド部は、根元部と先端部と前記根元部から前記先端部へと延在する少なくとも1つの工具受容開口部とを有する可動ヘッド部本体を備え、前記可動フロア部は、前記フロア部と該可動フロア部との間に自由空間を形成するように前記バケット本体に取り付けられ、該掘削用バケットはさらに、前記バケット本体に取り付けられた衝撃装置本体、及び、格納位置と伸長位置との間で選択的に移動可能であるように前記衝撃装置本体に取り付けられた衝撃ヘッド部を有する衝撃装置と、前記可動ヘッド部に設けられた前記少なくとも1つの工具受容開口部に挿入されてスライド可能となるように形状及びサイズが定められた少なくとも1つの工具と、を備え、前記衝撃装置は前記自由空間内に設けられ、前記少なくとも1つの工具は、前記少なくとも1つの工具受容開口部に挿入された際に、伸長位置と該少なくとも1つの工具が前記衝撃ヘッド部に接触する格納位置との間でスライド可能とされ、前記衝撃ヘッド部は、その伸長位置において(a)前記少なくとも1つの工具がその伸長位置にある際に前記可動ヘッド部の前記根元部に接触し、(b)前記少なくとも1つの工具がその格納位置にある際に前記少なくとも1つの工具に接触することを特徴とする掘削用バケットが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係るその他の課題、利点、及び特徴は、添付図面を参照しながら以下に記載する非限定的な実施形態についての詳細説明によってより明瞭になる。
【0011】
図1〜3を参照して、本発明の好ましい実施形態である掘削用バケット20を説明する。掘削用バケット20は、概して、バケット本体22と、長手方向可動フロア部24と、衝撃装置アッセンブリ26とを備えている。
【0012】
バケット本体22は長手方向軸線23(図2参照)を有し、ベース部28と、一対の左右側壁部30,32と、後壁部34と、一対の取付け部材36,38とを備えている。取付け部材36,38の各々は複数の開口部40を備え、これら開口部が従来の土木機械(図示せず)のアーム端に接続される。
【0013】
左右壁部30,32はそれぞれ、例えばHARDOX 400(登録商標)材からなる前方延伸部材31,33を備えている。これら前方延伸部材の端部を鋭く形成して切断用エッジとしてもよい。それぞれ突起部(図4における符号39参照)を備えた2つのガイド部材35,37(図2参照)は、それぞれ壁部30,32の内面に固定配置されている。ガイド部材35,37の目的については追って説明する。
【0014】
可動フロア部24は、根元部42と先端部44とを備えている。先端部44は、衝撃装置アッセンブリ26の可動ヘッド部46に取り付けられている。可動フロア部24は、概して、第1平坦部48と、第1傾斜部50と、第2平坦部52と、第2傾斜部54と、第3平坦部56と、第1及び第2垂直部58,60(図3参照)と、第1及び第2左右平坦部62,64と、後方湾曲部66とから構成されている。追って説明するように、可動フロア部24は、格納位置(図1に示す)から伸長位置(図14に示す)の間で長手方向に往復スライド可能であるように、可動ヘッド部46に取り付けられている。
【0015】
可動フロア部24のバケット本体22に対する取り付け状態によって、可動フロア部24の略逆U字形部分とバケット本体22のベース部28との間に自由空間68(図1参照)が形成されている。
【0016】
追って説明するように、可動フロア部24の形状は、必要とされる自由空間68の形状によって少なくとも部分的に支配されていることに留意されたい。
【0017】
衝撃装置アッセンブリ26は、衝撃装置70と、衝撃ヘッド部72と、可動ヘッド部46とを備えている。
【0018】
衝撃装置70は、自由空間68内における可動フロア部24とベース部28との間でバケット本体22に固定されている。衝撃装置70はまた、衝撃装置70と土木機械(図示せず)とを油圧接続するためにマニフォールド74を備えている。このマニフォールド74には、土木機械の油圧配管(図示せず)が着脱可能に接続される。マニフォールド74と衝撃装置70との間は油圧配管76によって連結されている。可動フロア部24を取り外さずに衝撃装置70のメンテナンスを可能とするために、マニフォールド74と衝撃装置70との間にはグリース配管(図示せず)も設けられている。
【0019】
衝撃装置70は、土木機械の斜柱に従来方式で取り付けられる従来の衝撃装置に類似しているので、衝撃装置を選択的に作動させるために、マニフォールド74に、土木機械に用いられている従来の油圧配管を好適に接続することができることに留意されたい。従って、衝撃装置アッセンブリ70は油圧衝撃装置であることが好ましい。しかしながら、土木機械が適切な空気供給源を備えているならば、空気圧式衝撃装置(図示せず)を用いることも可能である。空気圧式衝撃装置を用いる場合には、当然、その他にも変更が必要とされる。
【0020】
衝撃装置70のような油圧衝撃装置の構成部材及び一般的な作動は当業者には周知である。従って、簡潔性のために、以下では、本発明の説明に関係する部材または衝撃装置アッセンブリを備えた本発明による掘削用バケットの作用に関係する事項のみについて説明する。従って、説明における省略または一般化、あるいは衝撃装置70の作動に関しての省略または一般化が、本発明を限定するものとみなされるべきではないことを理解されたい。
【0021】
衝撃装置70の断面を示す添付図面である図6を参照すると、衝撃装置70は、円筒体78と、往復式ハンマー80とを備えている。往復式ハンマー80は、円筒体78の軸線方向開口部82内にスライド可能に配置され、第1位置から第2位置へと長手方向に移動可能となっている。
【0022】
衝撃ヘッド部72は、図6で良く分かるように、概してT字形の断面を有し、衝撃面73を備えている。衝撃ヘッド部72の形状及びサイズによって、衝撃ヘッド部72は、円筒体78の軸線方向開口部82内でスライド可能となっている。
【0023】
図1〜3に戻ると、可動ヘッド部46は、バケット本体22の左右壁部30,32に取り付けられ、一対の円筒形装着ピン84,86を間に挟んで格納位置から伸長位置へと往復スライド可能になっている。より詳しく説明すると、円筒ピン84は、壁部30に設けられた開口部88と、可動ヘッド部46の横断長円開口部90(図4参照)と、壁部32の円形開口部92とを通って延在している。同様に、円筒ピン86は、壁部30に設けられた開口部94と、可動ヘッド部46の横断長円開口部96(図4参照)と、壁部32の円形開口部98とを通って延在している。
【0024】
装着ピン84,86を取り外し、可動ヘッド部46をバケット22に対して長手方向にスライドさせることによって、可動ヘッド部46及び可動フロア部24が簡単にバケット本体から取り外せることに留意されたい。
【0025】
可動ヘッド部46は剛体部100を備え、剛体部100は、根元部102と先端部104と左右壁部106,108とを備えている。
【0026】
図3,4,5に移って、可動ヘッド部46の構成部材を詳細に説明する。
【0027】
左右壁部106,108のそれぞれには、溝110,112が設けられている。溝110,112の形状及びサイズは、ガイド部材35,37の突起部39をスライド可能に受容し、こうして可動ヘッド部46がバケット22に対してスライド可能に取り付けられるように決定される。可動ヘッド部本体100の開口部90,96が長円形であることにより、可動ヘッド部46がバケット22に適切に保持される一方で、可動ヘッド部46のバケット22に対するスライド移動が可能になっている点に留意されたい。また、突起部39と溝110,112との協働によって、可動ヘッド部46の長手方向移動が許容される一方で、可動ヘッド部のその他の方向への移動は阻止されている点にも留意されたい。
【0028】
左右壁部106,108には、それぞれ摩擦低減部材113,115も設けられている。摩擦低減部材113,115は、左右壁部106,108に設けられた凹部(図示せず)に部分的に埋め込まれ、ガイド部材35,37に接触して、ガイド部材及び可動ヘッド部本体100の摩耗を低減する。同様に、バケット22のベース部28には、摩擦低減パッド119を受容するショルダー部117が設けられている。摩擦低減パッド119には可動ヘッド部本体100の底部が当接する。摩擦低減パッド119の目的もまた、ベース部28及び可動ヘッド部本体100の耐用年数を延ばすことにある。摩擦低減部材113,115,119の材料としては種々考えられるが、Nyloil(登録商標)タイプの材料が摩擦低減材としての目的にかなった適当な材料であることが判っている。
【0029】
可動ヘッド部本体100は、3つの工具受容長手方向開口部114,116,118と、工具ロック機構120とを備えている。図1〜14に示すように、円筒刃122,124,126が、それぞれの開口部114,116,118に挿入されている。各刃122〜126には、半長円接線方向溝128が設けられており、この溝内にロック機構120の回動可能ロッド130が挿入されている。ロッド130は、工具受容開口部114,116,118と位置合わせされた接線方向切欠き部132(図5)を有している。ロッド130は、ロッド130が溝128に入っているロック位置(各図に示す)と、切欠き部132が刃122,124,126の溝128に対面するロック解除位置(図示せず)との間で回動可能とされている。ロック解除位置では、それぞれの工具受容長手方向開口部114,116,118から刃を取り外すことができる。防盗目的のために、工具ロック機構120に、ロッド130を許可なく回動させることを防止する手段(図示せず)を設けてもよい。
【0030】
可動ヘッド部本体100はまた、4つのスプリング受容長手方向開口部132,134,136,138を備えている。開口部132,134は長円開口部90に向けて開口し、開口部136,138は長円開口部96に向けて開口している。開口部132〜138はそれぞれ、可動ヘッド部46を図1〜5に示す格納位置へ向けて付勢するための圧縮スプリング140,142,144,146を受容するように形状とサイズとが定められている。従って、圧縮スプリング140〜146は、それぞれに対応する開口部132〜138の底部と円筒形装着ピン84,86の一方との間に配置されている。当業者であれば分かるように、円筒形装着ピン84,86には、好ましくは、スプリング140〜146を着座させる平坦部(図示せず)が設けられる。
【0031】
可動ヘッド部本体100の長手方向開口部114,118にはそれぞれ、スプリング受容ショルダー部148,150が設けられている。第1圧縮スプリング152(図3参照)は、円筒刃122と同軸状態で、ショルダー部148と衝撃ヘッド部72の衝撃面73との間に取り付けられている。同様に、第2圧縮スプリング154(図4,5参照)は、円筒刃126と同軸状態で、ショルダー部150と衝撃ヘッド部72の衝撃面73との間に取り付けられている。
【0032】
当業者であれば容易に分かるように、圧縮スプリング152,154の目的は、衝撃ヘッド部72に適切な長手方向圧力を付与し、衝撃ヘッド部72が自由に動くことを阻止することである。従って、圧縮スプリング152,154は、衝撃ヘッド部72に適切な圧力を付与するのに十分な容量を有している。
【0033】
以下、図6〜14を参照して掘削用バケット20の作用を説明する。以下の説明から当業者には明らかであるように、作用モードは2通りある。図6〜10に示し岩石破砕モードと称される第1作用モードでは、掘削用バケット20は、岩石またはその他の硬い土壌を破砕し、従来方式でそれをすくい上げるというやり方で使用される。図11〜14に示し土砂排除モードと称される第2モードでは、バケット本体22に詰め込まれた土砂を排除するために可動フロア部24が用いられる。
【0034】
図6〜14は、バケット22の長手方向軸線23(図2参照)に沿って切断して見た断面図である点に留意されたい。
【0035】
図6〜10を参照して説明すると、これらの図には本発明による掘削用バケット20の第1作用モードを示している。各図は、岩石200を破砕する各段階を示している。
【0036】
添付図面の図6は、刃124が岩石200に接触する前の初期状態にある掘削用バケット20を示している。重力の作用で刃124は最伸長状態にあり、ロッド130は半長円溝128の上端部に接触している。スプリング152,154(一方のみ示す)は、衝撃ヘッド部72の重量及び待機状態にある衝撃装置70のハンマー80によって生ずる下向き圧力によって部分圧縮状態となっている。従って、衝撃ヘッド部72の衝撃面73は、可動ヘッド部本体100の根元部102に当接着座している。スプリング140,142,144,146(2つのみ図示)は部分圧縮状態にあり、円筒形装着ピン84,86と可動ヘッド部本体100との間の圧力を適切に保つことによって可動ヘッド部46をその格納位置に保持している。
【0037】
図7に移ると、ここには、刃124の先端部と岩石200との接触状態を示している。図示のように、刃124は矢印202の方向に押されて最格納位置にある。この位置では、刃124の根元部は衝撃ヘッド部72の衝撃面73に当接している。刃124の上向きの動きは、掘削用バケット20を下方へ押す土木機械のアーム(図示せず)の動きと、刃124の前進を阻止する岩石200の作用とによって生ずる。刃124の上向きの動きによって、衝撃ヘッド部72は、ハンマー80に接触しながら最格納位置に向けて上向き(矢印204参照)に押される。
【0038】
添付図面の図8は、衝撃付与準備段階にある衝撃装置70を示している。操縦者が衝撃装置70にエネルギ供給することによって、ハンマー80は衝撃ヘッド部72から離れるように(矢印206参照)移動する。衝撃ヘッド部72は最格納位置にあるので、ハンマー80の動きに追従しないことに留意されたい。
【0039】
図9は衝撃装置70の衝撃付与状態を示している。衝撃付与の間、ハンマー80は、長手方向円筒体78の中で下方に向けて(矢印208参照)付勢移動する。従って、ハンマー80は衝撃ヘッド部72に衝撃を与え、続いて刃124の根元部に衝撃を与える(矢印210参照)。衝撃装置70はバケット本体22に固定されているので、衝撃ヘッド部72に付与されたハンマー80の衝撃は、刃124を下方に向けて(矢印212参照)付勢移動させ、岩石200を破砕するように作用する。
【0040】
最後に添付図面の図10は、土木機械のアーム(図示せず)の下方への動きによって生ずるバケット本体22の下方への動き(矢印214参照)を示している。衝撃装置70の円筒体78はバケット22に固定されているので、バケット22のこのような下方への動きによって、円筒体78は下方に向けて(矢印216参照)移動する。従って、刃124、衝撃ヘッド部72、及びハンマー80は、図7に示す状態と同様の位置に配置され、次の衝撃付与が可能な状態となっている。
【0041】
もちろん、岩石200の硬さによっては、岩石200に図10に示すような亀裂を生じさせるまでに、ハンマー80から衝撃ヘッド部72へ多数回の衝撃を付与する必要がある場合もある。従来の衝撃装置アッセンブリは、通常、毎秒15回の衝撃を付与する周波数を有している。
【0042】
刃124の先端部が岩石200と定常接触状態にあるので、刃124の根元部は衝撃ヘッド部72と定常接触状態にある点に留意されたい。こうして、衝撃ヘッド部72の衝撃面73は、常に、可動ヘッド部本体100に衝撃を与えることなく刃124の根元部に(刃122,126が岩石200に接触しているならばそれらの根元部にも)衝撃を与える。このことによって可動ヘッド部本体100の耐用年数が延ばされる。
【0043】
当業者であれば容易に理解できるように、円筒体78内部のハンマー80の動きが土木機械の操縦者によって独立にコントロールされるものではない点にもまた留意されたい。実際には、衝撃装置がエネルギ供給された際にハンマー80の動きをコントロールする。従って、操縦者は単に、対象物をより容易にすくうために、または破砕するために、いつ衝撃装置70を作動させるかだけを判断する必要がある。
【0044】
添付図面の図11〜14に移って、掘削用バケット20の第2作用モード、すなわち、バケット本体22に詰め込まれた土砂(図示せず)を排除するモードについて説明する。
【0045】
掘削用バケット20の第2作用モードとこれまでに説明した第1作用モードとの間の主要相違点は、第2作用モードにおいては、刃122〜126が硬い表面に接触しておらず、従って、衝撃ヘッド部72に接触していないことである。従って、衝撃ヘッド部72は、下方へ動くことによって可動ヘッド部46の可動ヘッド部本体100に付勢接触する。この衝撃によって可動フロア部24が前方へ移動し、こうして、バケット22内に詰め込まれた土砂の排除が補助される。
【0046】
より詳しく説明すると、図11は、非作用状態にある掘削用バケット20を示している。刃124は、重力の作用によって最伸長状態にある。スプリング152,154(一方のみ図示)は、衝撃ヘッド部72の重量及び待機状態にある衝撃装置70のハンマー80によって生ずる下向き圧力によって部分圧縮状態となっている。従って、衝撃ヘッド部72の衝撃面73は、可動ヘッド部本体100の根元部102に当接着座している。スプリング140,142,144,146(2つのみ図示)は部分圧縮状態にあり、円筒形装着ピン84,86と可動ヘッド部本体100との間の圧力を適切に保つことによって可動ヘッド部46をその格納位置に保持している。
【0047】
図12は、衝撃付与準備段階にある衝撃装置70を示している。操縦者が衝撃装置70にエネルギ供給することによって、ハンマー80が上方へ移動する(矢印218参照)。衝撃ヘッド部72は、図11に示す伸長位置から図12に示す最格納位置へとスプリング152,154によって移動される(矢印219参照)ことに留意されたい。実際には、衝撃装置70にエネルギ供給することによって、ハンマー80の衝撃ヘッド部72に対する圧力が除去され、こうしてスプリング152,154による衝撃ヘッド部72の上方への移動が可能になる。
【0048】
図13は、ハンマー80と衝撃ヘッド部72との間の衝撃付与状態を示している。ハンマー80は下方へ向けて付勢移動され(矢印220参照)、衝撃ヘッド部72に衝撃を付与する。
【0049】
衝撃ヘッド部72の下方への移動(矢印222参照)は図14に示している。衝撃ヘッド部72の衝撃面73はスプリング152,154を圧縮し、可動ヘッド部本体100の根元部102に接触し、可動ヘッド部本体を下方に向けて付勢スライドさせる(矢印224参照)。可動フロア部24は可動ヘッド部本体100に固定されているので、可動フロア部も当然下方へ移動する。可動ヘッド部本体100の移動によって、スプリング140,142,144,146は圧縮される。
【0050】
添付図面の図1を参照すると、上記のように可動フロア部24がスライドした際に、可動フロア部24の後方湾曲部66がバケット22に詰め込まれた土砂(図示せず)を押すことに留意されたい。この湾曲部66は、大きな土砂の塊が可動フロア部24とベース部28との間の自由空間68に入ることを防止する役割も果たす。
【0051】
図14に戻ると、衝撃ヘッド部72のエネルギが可動ヘッド部本体100に伝達されると、圧縮されたスプリング140〜146が、可動ヘッド部本体100を、従って可動フロア部24を、図14に示す伸長位置から図11に示す格納位置へと移動させる。その一方で、圧縮されたスプリング152,154は衝撃ヘッド部72を、図14に示す伸長位置から図11に示す格納位置へと移動させ、さらなる衝撃付与の準備を整える。
【0052】
上記に述べたように、従来の衝撃装置は毎秒約15回の作動周波数を有しているので、可動フロア部24は毎秒約15回往復スライドし、こうしてバケット本体22に詰め込まれた土砂の排除を容易にする。
【0053】
当業者には容易に理解できるように、本発明による掘削用バケット20は従来技術に対して多くの利点を有している。例えば、
・スプリング152,154によって衝撃ヘッド部72に与えられる一定の圧力のおかげで、衝撃装置70を、バケット本体22に詰め込まれた土砂の排除用に使用することが可能である。
・硬い土壌の破砕に際に、衝撃ヘッド部72が可動ヘッド部本体100に接触しないので可動ヘッド部46の耐用年数が長くなる。
・可動ヘッド部46をバケット22に取り付けるために円筒形装着ピン84,86を用いるので、可動ヘッド部46を容易に取り外すことができる。
・機械的要素は、主として可動ヘッド部46の可動ヘッド部本体100内に設けられている。
・可動ヘッド部本体100は、好ましくは、適切な金属材料から一部材として形成されている。
【0054】
添付図面の図15は、粘土切断用アタッチメント300が装着された掘削用バケット20を示している。粘土切断用アタッチメント300は、取付け用中心ロッド302と2つの取付け用左右ロッド304(一方のみ図示)とを備えている。これらロッドの形状、サイズ、配置は、可動ヘッド部本体100に設けられた3つの工具受容開口部114,116,118に挿入できるように定められている。各取付け用ロッドには接線方向溝306が設けられており、前述の刃122,124,126に対する工具ロック機構120によって、ロッドを所定位置にロックすることが可能になっている。粘土切断用アタッチメント300のエッジ部308は、粘土を容易に切断できるように鋭く形成されている。
【0055】
図16に移ると、ここには根切断用アタッチメント400を示している。根切断用アタッチメント400は、取付け用中心ロッド402と2つの取付け用左右ロッド404(一方のみ図示)とを備えている。これらロッドの形状、サイズ、配置は、可動ヘッド部本体100に設けられた3つの工具受容開口部114,116,118に挿入できるように定められている。各取付け用ロッドには接線方向溝406が設けられており、工具ロック機構120によって、ロッドを所定位置にロックすることが可能になっている。根切断用アタッチメント400は、鋸刃状の中央刃408と鋸刃状の一対の左右刃410(一方のみ図示)とを備えている。
【0056】
図17は杭打ち用アタッチメント500を示している。杭打ち用アタッチメント500は、取付け用中心ロッド502と2つの取付け用左右ロッド504(一方のみ図示)とを備えている。これらロッドの形状、サイズ、配置は、可動ヘッド部本体100に設けられた3つの工具受容開口部114,116,118に挿入できるように定められている。各取付け用ロッドには接線方向溝506が設けられており、工具ロック機構120によって、ロッドを所定位置にロックすることが可能になっている。杭打ち用アタッチメント500は円筒状杭保持器508を備えている。円筒状杭保持器508は回動アタッチメント510回りに回動可能としてもよい。杭を地面に打ち込むには、打ち込まれる杭(図示せず)を円筒状杭保持器508に挿入し、衝撃装置70にエネルギ供給する。
【0057】
最後に図18は圧密用アタッチメント600を示している。圧密用アタッチメント600は、取付け用中心ロッド602と2つの取付け用左右ロッド604(一方のみ図示)とを備えている。これらロッドの形状、サイズ、配置は、可動ヘッド部本体100に設けられた3つの工具受容開口部114,116,118に挿入できるように定められている。各取付け用ロッドには接線方向溝606が設けられており、工具ロック機構120によって、ロッドを所定位置にロックすることが可能になっている。圧密用アタッチメント600は平坦な圧密用ヘッド部608を備えている。圧密用ヘッド部608は回動アタッチメント610回りに回動可能としてもよい。
【0058】
衝撃装置70へのエネルギ供給は、刃124が硬い表面に接触した際に自動的に行われるようにしてもよい点に留意されたい。例えば、刃124と衝撃ヘッド部72との接触を感知するために圧力センサー(図示せず)を刃124に組み込むことができる。このセンサーの出力は、検出圧力が所定値を越えた場合に、適宜、衝撃装置70にエネルギ供給するというように使用することができる。同様の結果が得られる他の方法として、刃124のバケット本体22に対する変位を検出するための変位センサー(図示せず)を設けることが挙げられる。このセンサーの出力は、検出変位が所定値を越えた場合に、適宜、衝撃装置70にエネルギ供給するというように使用することができる。
【0059】
以上、好ましい実施形態により本発明を説明してきたが、特許請求の範囲に記載する本発明の趣旨及び特徴から逸脱することなく、前記実施形態に変更を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による掘削用バケットの一実施形態を示す側面図である。
【図2】 図1の掘削用バケットを拡大して示す上面図である。
【図3】 図1の掘削用バケットを拡大して示す正面図である。
【図4】 図2における4−4線で切断した側断面図である。
【図5】 図2における5−5線で切断した側断面図である。
【図6】 図1の掘削用バケットを、岩石に接触する前の状態で示す側断面図である。
【図7】 図1の掘削用バケットを、岩石に接触した後に衝撃を与える前の状態で示す側断面図である。
【図8】 図1の掘削用バケットを、ハンマーが衝撃付与準備段階にある状態で示す側断面図である。
【図9】 図1の掘削用バケットを、衝撃装置の衝撃付与状態で示す側断面図である。
【図10】 図1の掘削用バケットを、衝撃装置の衝撃付与終了状態で示す側断面図である。
【図11】 図1の掘削用バケットの前端部を、掘削刃が土壌に接触していない衝撃装置の衝撃付与前の状態で示す側断面図である。
【図12】 図1の掘削用バケットを、内部ハンマーが衝撃付与準備段階にある状態で示す側断面図である。
【図13】 図1の掘削用バケットを、衝撃装置の内部ハンマーの衝撃付与状態で示す側断面図である。
【図14】 図1の掘削用バケットを、衝撃装置の内部ハンマーの衝撃付与終了状態で示す側断面図である。
【図15】 図1の掘削用バケットを、粘土切断用アタッチメントを装着した状態で示す側面図である。
【図16】 図1の掘削用バケットを、根切断用アタッチメントを装着した状態で示す側面図である。
【図17】 図1の掘削用バケットを、杭打ち用アタッチメントを装着した状態で示す側面図である。
【図18】 図1の掘削用バケットを、圧密用アタッチメントを装着した状態で示す側面図である。
【符号の説明】
20 掘削用バケット
22 バケット本体
23 長手方向軸線
24 可動フロア部
26 衝撃装置アッセンブリ
28 ベース部
30,32 左右側壁部(左右側部)
35,37 ガイド部材(内部左右ガイド部材)
46 可動ヘッド部
68 自由空間
70 衝撃装置
72 衝撃ヘッド部
78 円筒体(衝撃装置本体)
84,86 円筒形装着ピン(装着ロッド)
90 横断長円開口部
92 円形開口部
100 可動ヘッド部本体
102 可動ヘッド部根元部
104 可動ヘッド部先端部
114,116,118 工具受容長手方向開口部
120 工具ロック機構
122,124,126 刃
128,306,406,506,606 接線方向溝
130 回動可能ロッド(円筒状ロッド)
132 切欠き部(長手方向溝)
140,142,144,146 圧縮スプリング(第1付勢手段)
152,154 圧縮スプリング(第2付勢手段)
300 粘土切断用アタッチメント
400 根切断用アタッチメント
500 杭打ち用アタッチメント
600 圧密用アタッチメント

Claims (39)

  1. 長手方向軸線を備えたフロア部と左右側部とを有するバケット本体と、
    可動フロア部と、を備えた掘削用バケットであって、
    前記可動フロア部は、(a)格納位置と伸長位置との間で長手方向にスライド可能とされ、(b)前記フロア部と該可動フロア部との間に自由空間を形成するように前記バケット本体に取り付けられており、
    該掘削用バケットはさらに、前記可動フロア部を前記格納位置と前記伸長位置との間で選択的にスライドさせる手段を備え、該スライド手段は前記自由空間内に設けられていることを特徴とする掘削用バケット。
  2. 前記スライド手段は、前記バケット本体に固定されかつ前記可動フロア部と組合されていることを特徴とする請求項1に記載の掘削用バケット。
  3. 前記スライド手段は、衝撃装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の掘削用バケット。
  4. 前記衝撃装置は、前記バケット本体に取り付けられた衝撃装置本体と、該衝撃装置本体に取り付けられ格納位置と伸長位置との間で選択的に移動可能とされた衝撃ヘッド部と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の掘削用バケット。
  5. 前記バケット本体に取り付けられ格納位置と伸長位置との間で長手方向に移動可能とされた可動ヘッド部をさらに備え、前記可動フロア部は該可動ヘッド部に固定され、該可動ヘッド部は、可動ヘッド部本体と、該可動ヘッド部本体を前記格納位置へと付勢する第1付勢手段と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の掘削用バケット。
  6. 前記第1付勢手段は、少なくとも1つの圧縮スプリングを備えていることを特徴とする請求項5に記載の掘削用バケット。
  7. 前記可動ヘッド部と前記衝撃ヘッド部との間に取り付けられ、前記衝撃ヘッド部をその格納位置へと付勢するための第2付勢手段をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の掘削用バケット。
  8. 前記第2付勢手段は、少なくとも1つの圧縮スプリングを備えていることを特徴とする請求項7に記載の掘削用バケット。
  9. 前記可動ヘッド部本体は、少なくとも1つの工具受容長手方向開口部を備えていることを特徴とする請求項7に記載の掘削用バケット。
  10. 前記可動ヘッド部本体は、根元部と先端部とを有し、前記少なくとも1つの工具受容長手方向開口部は前記根元部から前記先端部へと延在し、前記可動ヘッド部はさらに、前記少なくとも1つの工具受容開口部内にスライド可能状態で挿入されるように形状及びサイズが定められた少なくとも1つの工具を備え、該少なくとも1つの工具は前記衝撃ヘッド部に接触し、(a)前記少なくとも1つの工具がその伸長位置にある際には前記衝撃装置の前記衝撃ヘッド部の往復移動によって前記可動フロア部がスライドし、(b)前記少なくとも1つの工具がその格納位置にある際には前記衝撃装置の前記衝撃ヘッド部の往復移動によって前記少なくとも1つの工具がスライドすることを特徴とする請求項9に記載の掘削用バケット。
  11. 前記可動ヘッド部本体はさらに工具ロック機構を備え、該工具ロック機構は、前記伸長位置と前記格納位置との間で前記少なくとも1つの工具のスライド移動を許容する一方で、前記少なくとも1つの工具を前記少なくとも1つの工具受容開口部内で選択的にロックすることを特徴とする請求項10に記載の掘削用バケット。
  12. 前記工具ロック機構は、前記可動ヘッド部本体に形成された横断開口部に取り付けられてロック位置とロック解除位置との間で回動可能とされた円筒状ロッドを備え、該円筒状ロッドは、前記回動バーが前記ロック解除位置にある際に前記少なくとも1つの工具の接線方向溝に対面する少なくとも1つの長手方向溝を有していることを特徴とする請求項11に記載の掘削用バケット。
  13. 前記可動ヘッド部は、伸長位置を越えた移動を防止する手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の掘削用バケット。
  14. 前記防止手段は、前記可動ヘッド部本体が前記格納位置と前記伸長位置との間でスライド可能であるように前記可動ヘッド部本体を前記バケット本体に取り付ける手段を備えていることを特徴とする請求項13に記載の掘削用バケット。
  15. 前記取り付け手段は、装着ロッドと、前記可動ヘッド部本体の横断長円開口部と、前記左右側部の円形開口部とを含み、前記装着ロッドの形状及びサイズは、前記長円開口部及び前記円形開口部内に挿入されて前記可動ヘッド部本体を前記バケット本体の側部に取り付ける一方で前記可動ヘッド部本体の長手方向移動を許容するように定められていることを特徴とする請求項14に記載の掘削用バケット。
  16. 前記可動ヘッド部本体は、3つの工具受容長手方向開口部を有していることを特徴とする請求項10に記載の掘削用バケット。
  17. それぞれの工具受容開口部に着脱可能に取り付けられた3つの刃をさらに備えていることを特徴とする請求項16に記載の掘削用バケット。
  18. 前記少なくとも1つの工具受容開口部に着脱可能に挿入された粘土切断用アタッチメントをさらに備えていることを特徴とする請求項9に記載の掘削用バケット。
  19. 前記少なくとも1つの工具受容開口部に着脱可能に挿入された根切断用アタッチメントをさらに備えていることを特徴とする請求項9に記載の掘削用バケット。
  20. 前記少なくとも1つの工具受容開口部に着脱可能に挿入された杭打ち用アタッチメントをさらに備えていることを特徴とする請求項9に記載の掘削用バケット。
  21. 前記少なくとも1つの工具受容開口部に着脱可能に挿入された圧密用アタッチメントをさらに備えていることを特徴とする請求項9に記載の掘削用バケット。
  22. 前記バケット本体の前記左右側部は、前記可動フロア部の長手方向移動を許容し前記可動フロア部の他の方向への移動を阻止する内部左右ガイド部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の掘削用バケット。
  23. 長手方向軸線を備えたフロア部と左右側部とを有するバケット本体と、
    格納位置と伸長位置との間でスライド可能であるように前記バケット本体に取り付けられた可動ヘッド部と、
    可動フロア部と、を備えた掘削用バケットであって、
    前記可動ヘッド部は、根元部と先端部と前記根元部から前記先端部へと延在する少なくとも1つの工具受容開口部とを有する可動ヘッド部本体を備え、
    前記可動フロア部は、前記フロア部と該可動フロア部との間に自由空間を形成するように前記バケット本体に取り付けられ、
    該掘削用バケットはさらに、前記バケット本体に取り付けられた衝撃装置本体、及び、格納位置と伸長位置との間で選択的に移動可能であるように前記衝撃装置本体に取り付けられた衝撃ヘッド部を有する衝撃装置と、
    前記可動ヘッド部に設けられた前記少なくとも1つの工具受容開口部に挿入されてスライド可能となるように形状及びサイズが定められた少なくとも1つの工具と、を備え、
    前記衝撃装置は前記自由空間内に設けられ、
    前記少なくとも1つの工具は、前記少なくとも1つの工具受容開口部に挿入された際に、伸長位置と該少なくとも1つの工具が前記衝撃ヘッド部に接触する格納位置との間でスライド可能とされ、
    前記衝撃ヘッド部は、その伸長位置において(a)前記少なくとも1つの工具がその伸長位置にある際に前記可動ヘッド部の前記根元部に接触し、(b)前記少なくとも1つの工具がその格納位置にある際に前記少なくとも1つの工具に接触することを特徴とする掘削用バケット。
  24. 前記可動ヘッド部本体を前記格納位置に向けて付勢する付勢手段をさらに備えていることを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  25. 前記付勢手段は、少なくとも1つの圧縮スプリングを備えていることを特徴とする請求項24に記載の掘削用バケット。
  26. 前記可動ヘッド部本体と前記衝撃ヘッド部との間に設けられ前記衝撃ヘッド部をその格納位置に向けて付勢する付勢手段をさらに備えていることを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  27. 前記付勢手段は、少なくとも1つの圧縮スプリングを備えていることを特徴とする請求項26に記載の掘削用バケット。
  28. 前記可動ヘッド部本体はさらに工具ロック機構を備え、該工具ロック機構は、前記伸長位置と前記格納位置との間で前記少なくとも1つの工具のスライド移動を許容する一方で、前記少なくとも1つの工具を前記少なくとも1つの工具受容開口部内で選択的にロックすることを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  29. 前記工具ロック機構は、前記可動ヘッド部本体に形成された横断開口部に取り付けられてロック位置とロック解除位置との間で回動可能とされた円筒状ロッドを備え、該円筒状ロッドは、前記回動バーが前記ロック解除位置にある際に前記少なくとも1つの工具の接線方向溝に対面する少なくとも1つの長手方向溝を有していることを特徴とする請求項28に記載の掘削用バケット。
  30. 前記可動ヘッド部は、伸長位置を越えた移動を防止する手段を備えていることを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  31. 前記防止手段は、前記可動ヘッド部本体が前記格納位置と前記伸長位置との間でスライド可能であるように前記可動ヘッド部本体を前記バケット本体に取り付ける手段を備えていることを特徴とする請求項30に記載の掘削用バケット。
  32. 前記取り付け手段は、装着ロッドと、前記可動ヘッド部本体の横断長円開口部と、前記左右側部の円形開口部とを含み、前記装着ロッドの形状及びサイズは、前記長円開口部及び前記円形開口部内に挿入されて前記可動ヘッド部本体を前記バケット本体の側部に取り付ける一方で前記可動ヘッド部本体の長手方向移動を許容するように定められていることを特徴とする請求項31に記載の掘削用バケット。
  33. 前記工具保持部は、3つの工具受容長手方向開口部を有していることを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  34. 前記少なくとも1つの工具は、それぞれの工具受容開口部に着脱可能に取り付けられた3つの刃を含むことを特徴とする請求項33に記載の掘削用バケット。
  35. 前記少なくとも1つの工具は、前記少なくとも1つの工具受容開口部に着脱可能に挿入された粘土切断用アタッチメントを含むことを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  36. 前記少なくとも1つの工具は、前記少なくとも1つの工具受容開口部に着脱可能に挿入された根切断用アタッチメントを含むことを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  37. 前記少なくとも1つの工具は、前記少なくとも1つの工具受容開口部に着脱可能に挿入された杭打ち用アタッチメントを含むことを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  38. 前記少なくとも1つの工具は、前記少なくとも1つの工具受容開口部に着脱可能に挿入された圧密用アタッチメントを含むことを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
  39. 前記バケット本体の前記左右側部は、前記可動フロア部の長手方向移動を許容し前記可動フロア部の他の方向への移動を阻止する内部左右ガイド部材を備えていることを特徴とする請求項23に記載の掘削用バケット。
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