JP4057097B2 - 船外機のアノード設置構造 - Google Patents

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、船外機のアノード設置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、船外機のエンジンの冷却用ウォータジャケットには適宜の位置に冷却水の温度調節のためのサーモスタットが設置されるとともに、ウォータジャケット内の防食のために、電気化学的防食用アノード(犠牲陽極材)を設置することが行なわれている。そしてこのサーモスタットおよび防食用アノードは、エンジンの構造あるいは補機類の配置などに応じて、スペースの余裕のある部分に適宜配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記サーモスタットはその周囲の冷却水温度が所定の適正値に達した際に作動して弁を開き、冷却水の循環を開始させるようにしているが、ウォータジャケット内における冷却水温度はその位置によって差が生じることは避けられない。このためサーモスタットが正常に作用した場合でも、サーモスタットを例えばウォータジャケットの冷却水の入口付近など低温部に配置した場合、この設置位置における温度より高い温度の部分では、冷却水は適正値より高い温度になるためにその部分のウォータジャケット内面の腐食が起こりやすくなる。またサーモスタットと防食用アノードとは別々に設置されているために、それぞれの点検の際に取付け、取り外しに手間がかかるという問題もある。
【0004】
この発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、冷却水の温度制御を正確に行なうことができ、しかも点検作業も容易に行なうことができる船外機のアノード設置構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エンジンのシリンダボディのウォータジャケットの最も高い位置付近に冷却水を通過させる開口部が形成され、この開口部に対して排水口を備えた単一の取付け部材が着脱可能に取付けられ、この取付け部材に開閉弁を有するサーモスタットと、このサーモスタットに近接して電気化学的防食用アノードがそれぞれウォータジャケット内に臨むように取付けられ、上記開閉弁の弁体には逃がし溝が形成され、閉弁中でもこの逃がし溝を通して常にわずかな量の水および空気が逃がされるようにしている一方、取付け部材の上記排水口にはエンジン外部の戻し管が接続され、上記サーモスタットは設定温度に達すると開閉弁を開いてウォータジャケット内の冷却水排水口を通して戻し管中に排出されるように構成されているものである。
【0006】
請求項1の発明では、取付け部材は、サーモスタット用とアノード用とが共通化しているために、これらの点検、交換のための取付け、取り外しも単一の取付け部材により同時に行なうことができ、作業を簡単に行なうことができる。また取付け部材を共通化することにより、構造が簡単になって省スペースにもなるという利点がある。また経時劣化などでサーモスタットの性能が落ちたとき、通常は、設定温度が上昇することになるが、水温が上昇すると腐食が発生しやすくなるが、上記構成ではサーモスタットは腐食が発生しやすい冷却水の高温部に設置され、このサーモスタットに近接して防食用アノードが設置されているために、有効に防食作用が果たされる。さらにアノードが取付けられた取付け部材の取付けボルトも、サーモスタット用の取付け部材と共通化しているためにその数も増加することになり、これによってシリンダボディとの導通もよくなり、防食効果がよりよく達成される。このためサーモスタットの長期間の使用により、性能が劣化して作動温度が上昇した結果、冷却水の水温が上昇し、腐食が生じやすくなった場合でも、アノードが効率よく作用することにより腐食を防止することができる。
【0007】
また、サーモスタットは設定温度に達すると開閉弁を開いてウォータジャケット内の冷却水が排水口を通してエンジン外部の戻し管中に排出されるようになる。
【0008】
さらに、サーモスタットがウォータジャケットの最も高い位置付近に配置されているために、冷却水がウォータジャケット中に供給されるのに応じて、内部の空気がサーモスタットの弁体の逃がし溝を通して逃がされることになり、このためウォータジャケット中に空気が残留することなく、スムーズに冷却水が満たされる。
【0009】
またエンジンを停止させたときは、直ちに水を抜く必要があり、冷却水の抜き出しに応じて、高い位置に設置されたサーモスタットの弁体の逃がし溝を通して空気が入り込むことになり、これによって水の抜き出しが促進されることになる。とくにOHV型エンジンの場合はエンジン側部にカム軸用タイミングベルトがなく、スペースに余裕ができるために、船外機のコンパクト化のために好ましい。
【0010】
請求項2の発明は、上記開口部はウォータジャケットの一側部に形成され、上記サーモスタットはほぼ水平方向に上記取付け部材に取付けられている。
【0011】
請求項2の発明では、サーモスタットは水平姿勢で設置されているために、弁座と弁体との間に冷却水中の異物が噛み込まれにくいという利点もある。
【0012】
請求項3の発明は、上記エンジンはOHV型である。
【0013】
請求項3の発明では、エンジン側部にカム軸用タイミングベルトがなく、スペースに余裕ができるために、船外機のコンパクト化のために好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は図3のA−A線断面図、図2は船外機100の上部構造の側面配置図、図3は図2の要部拡大側面図、図4は図3の平面図、図5は船外機100を船体に取付けた状態の側面図であり、チルトアップさせた状態を実線で示し、通常の運転状態を仮想線で示している。
【0015】
図5において、船外機100はアッパーカウリング91とロワーカウリング92とからなるカウリング9内にエンジンなどの上部構造が収納されてなり、ロワーカウリング92の下側にアッパーケーシング93とロワーケーシング94とが順次連結され、エンジンのクランクシャフトに連結されたドライブシャフトがアッパーケーシング93とロワーケーシング94との内部で下端部まで延び、下端部のプロペラ95に連結されている。また上記アッパーケーシング93にはブラケット99が設けられ、このブラケット99の先端部にはチルト軸97を介してクランプブラケット96が取付けられ、このクランプブラケット96が船体のトランサム101の上端部に取付けられて、クランプハンドル98で締め付けられることにより固定されている。
【0016】
そして通常の運転状態では図の仮想線に示すようにほぼ鉛直姿勢に保たれ、その状態から、船外機100をチルト軸97回りに回転させることにより図の実線で示すように、プロペラ95を水面上に上昇させる(チルトアップさせる)ことができ、またカウリング9の側部から前方に突出させて設けたステアリングハンドル90により、船外機100を図示しない垂直な軸回りに回転させる(操舵する)ことができるようにしている。
【0017】
図2〜図4に示すように、このエンジンはOHV型であり、そのシリンダボディ1はクランクシャフト13が鉛直方向に向くように設置され、このクランクシャフト13の一側部にはカムシャフト42が配置され、上記クランクシャフト13の回転トルクは下方に延びる図示しない駆動軸を介して、船外機の下端部で水平に設置されたプロペラ軸に伝達され、プロペラを回転駆動させるようにしている。
【0018】
上記シリンダボディ1にはその後側(図2〜4の右側)にシリンダヘッド11が結合され、さらにその後側にシリンダヘッドカバー12が結合され、シリンダボディ1の前側にはフューエルタンク4が配置され、また下部にはオイルパン14が形成されている。またシリンダボディ1の上側にはマニュアルスタータ3が配置され、その後側にはシリンダヘッド11の上側にキャブレター7が配置されている。このキャブレター7は、平面視においてエンジンのシリンダ方向に対して傾斜して配置されている。
【0019】
上記キャブレター7の一側部にはサイレンサーが結合されてその吸気パイプ71が下方に延び、その下端部に吸気口が下向きに開口している。また上記キャブレター7の他側部にはインテークマニホールド73が結合され、このインテークマニホールド73はU字形に湾曲してその下側のシリンダヘッド11に導かれている。
【0020】
また図1〜4に示すように、シリンダボディ1のウォータジャケット10には冷却水を通過させる開口部105が形成され、この開口部105に対して排水口を備えた単一の取付け部材5が着脱可能に取付けられている。この開口部105はシリンダボディ1のウォータジャケットの最も高い位置付近であってウォータジャケットの一側部に形成されている。そしてこの取付け部材5に対して、開閉弁を有するサーモスタット6と電気化学的防食用アノード8とがそれぞれウォータジャケット10内に臨むように、かつシリンダ18に近接して取付けられている。
【0021】
上記取付け部材5は、図1および図6〜11に示すように構成されている。すなわち、取付け部材本体50はサーモスタット6の出口部が臨む凹部51と防食用アノード8の取付け部52とを備え、周縁部には取付け部材5をシリンダボディ1に取付けるためのボルト穴54,55,56が形成されている。この凹部51には冷却水を排出する排出口53が形成され、また取付け部52にはねじ穴57が形成されている。そしてこのねじ穴57に取付けボルト81を防食用アノード8を介して捩じ込むことにより防食用アノード8を固定させている。また開口部105のフランジ19と取付け部材5のフランジ59とによってサーモスタット6のフランジ部69を挾み付けて取付けボルト58で締め付けることによりサーモスタット6が取付けられ、サーモスタット6と防食用アノード8とは互いに近接して配置され、かつシリンダ18に対向して近接して配置されている。
【0022】
この取付け状態では、サーモスタット6は水平姿勢になり、サーモスタット6の感温部65はウォータジャケット10中に突出して配置され、弁座61および弁体62は取付け部材5の凹部51中に突出して配置されている。この弁体62には、図10,11に示すように周方向に適宜の間隔で逃がし溝63が形成され、閉弁中でもこの逃がし溝63を通して常にわずかな量の水および空気が逃がされるようにしている。
【0023】
また冷却水の循環系統は、図12に示すように構成されている。すなわち、冷却水は、船外機のロワーケーシング中に配置されたウォータポンプ80から配管801によりアッパーケーシング93中を通して送り出され、この配管801はオイルパン82中を通ることによりオイルを冷却し、ついでこの冷却水はシリンダボディ1およびシリンダヘッド11のウォータジャケット中に送られることによりエンジンを冷却した後、シリンダボディ1の出口部付近に配置された取付け部材5の部分に送られる。そしてこの部分から戻し管802によりシリンダヘッド11およびオイルパン82を経てこれらを冷却し、船外機のロワーケーシングから排出される。上記シリンダボディ1の出口部付近に送られた冷却水は、図1および図10,11に示すように、サーモスタット6および防食用アノード8の周囲に達し、サーモスタット6の感温部65により水温の測定がなされる。ここに達した冷却水はエンジンの運転により発生したシリンダボディ1およびシリンダヘッド11の熱を吸収して昇温しており、水温が所定の設定値に達すると弁体62が図10の矢印方向に移動することにより弁を開き、ウォータジャケット10中の冷却水を凹部51から排出口53を通して戻し管802中に排出させるようにしている。
【0024】
上記構成において、エンジンを始動する際にまず冷却水をウォータジャケット10中に供給する。この際に、サーモスタット6がウォータジャケット10の最も高い位置に配置されているために、冷却水がウォータジャケット10中に供給されるのに応じて、内部の空気がサーモスタット6の閉弁状態の弁の逃がし溝63を通して逃がされることになり、このためウォータジャケット10中に空気が残留することなく、スムーズに冷却水が満たされる。なお、冷却水が満たされた後も、閉弁中は常に逃がし溝63を通して冷却水がわずかずつ逃がされることになる。
【0025】
またエンジンを停止させると、外気温度が低い場合には冷却水が凍結するという問題があり、またエンジンの熱で水が蒸発し、冷却水中の塩が凝結して通路を塞いでしまうおそれがある。そのため、エンジンを停止させたときは、直ちに水を抜く必要がある。この場合に、冷却水の抜き出しに応じて、高い位置に設置されたサーモスタット6の逃がし溝63を通して空気が入り込むことになり、これによって水の抜き出しが促進されることになる。また経時劣化などでサーモスタット6の性能が落ちたとき、通常は、設定温度が上昇することになるが、水温が上昇すると(とくに60℃以上になると)腐食が発生しやすくなるが、上記構成では防食用アノード8がサーモスタット6の近傍、すなわち冷却水温度の高い位置に設置されているために、腐食の発生を促進する冷却水の上昇を抑え、有効に防食作用が果たされる。
【0026】
また取付け部材5は、サーモスタット6用とアノード8用とが共通化しているために、これらの点検、交換のための取付け、取り外しも単一の取付け部材5により同時に行なうことができ、作業を簡単に行なうことができる。また取付け部材を共通化することにより、構造が簡単になって省スペースにもなり、とくにOHV型エンジンの場合はエンジン側部にカム軸用タイミングベルトがなく、スペースに余裕ができるために、船外機のコンパクト化のために好ましい。さらにアノード8が取付けられた取付け部材5の取付けボルト58も、サーモスタット6用の取付け部材と共通化しているためにその数も増加することになり、これによってシリンダボディ1との導通もよくなり、防食効果がよりよく達成される。このためサーモスタット6の長期間の使用により、性能が劣化して作動温度が上昇した結果、冷却水の水温が上昇し、腐食が生じやすくなった場合でも、アノード8が効率よく作用することにより腐食を防止することができる。またサーモスタット6は水平姿勢で設置されているために、弁座が水平姿勢の場合に比べて弁座61と弁体62との間に冷却水中の異物が噛み込まれにくく、弁の寿命が増大するという利点もある。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明では、取付け部材は、サーモスタット用とアノード用とが共通化しているために、これらの点検、交換のための取付け、取り外しも単一の取付け部材により同時に行なうことができ、作業を簡単に行なうことができる。また取付け部材を共通化することにより、構造が簡単になって省スペースにもなるという利点がある。また経時劣化などでサーモスタットの性能が落ちたとき、通常は、設定温度が上昇することになるが、水温が上昇すると腐食が発生しやすくなるが、上記構成ではサーモスタットは腐食が発生しやすい冷却水の高温部に設置され、このサーモスタットに近接して防食用アノードが設置されているために、有効に防食作用が果たされる。さらにアノードが取付けられた取付け部材の取付けボルトも、サーモスタット用の取付け部材と共通化しているためにその数も増加することになり、これによってシリンダボディとの導通もよくなり、防食効果がよりよく達成される。このためサーモスタットの長期間の使用により、性能が劣化して作動温度が上昇した結果、冷却水の水温が上昇し、腐食が生じやすくなった場合でも、アノードが効率よく作用することにより腐食を防止することができる。また、サーモスタットは設定温度に達すると開閉弁を開いてウォータジャケット内の冷却水が排水口を通してエンジン外部の戻し管中に排出されるようになる。
【0028】
さらに、サーモスタットがウォータジャケットの最も高い位置付近に配置されているために、冷却水がウォータジャケット中に供給されるのに応じて、内部の空気がサーモスタットの弁体の逃がし溝を通して逃がされることになり、このためウォータジャケット中に空気が残留することなく、スムーズに冷却水が満たされる。
【0029】
またエンジンを停止させたときは、直ちに水を抜く必要があり、冷却水の抜き出しに応じて、高い位置に設置されたサーモスタットの弁体の逃がし溝を通して空気が入り込むことになり、これによって水の抜き出しが促進されることになる。とくにOHV型エンジンの場合はエンジン側部にカム軸用タイミングベルトがなく、スペースに余裕ができるために、船外機のコンパクト化のために好ましい。
【0030】
請求項2の発明では、サーモスタットは水平姿勢で設置されているために、弁座と弁体との間に冷却水中の異物が噛み込まれにくいという利点もある。
【0031】
請求項3の発明では、エンジン側部にカム軸用タイミングベルトがなく、スペースに余裕ができるために、船外機のコンパクト化のために好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2の構成におけるサーモスタットおよび防食用アノード取付け部を示す図3A−A線断面図である。
【図2】 この発明の実施形態を示す船外機の上部構造の側面配置図である。
【図3】 図2の要部拡大図である。
【図4】 図3の平面図である。
【図5】 船外機を船体に取付けた状態の側面図であり、チルトアップさせた状態を実線で示し、通常の運転状態を仮想線で示している。
【図6】 サーモスタットおよび防食用アノードの取付け部材の正面図である。
【図7】 図6の背面図である。
【図8】 図6のB−B線断面図である。
【図9】 図6のC−C線断面図である。
【図10】 サーモスタットの下半分を断面にした側面図である。
【図11】 図10の弁開閉部の拡大断面図である。
【図12】 エンジンの冷却水の循環系統図である。
【符号の説明】
1 シリンダボディ
5 取付け部材
6 サーモスタット
8 防食用アノード
10 ウォータジャケット
11 シリンダヘッド
18 シリンダ
50 取付け部材本体
51 取付け部材の凹部
52 取付け部材のアノード取付け部
53 冷却水排出口
100 船外機

Claims (3)

  1. エンジンのシリンダボディのウォータジャケットの最も高い位置付近に冷却水を通過させる開口部が形成され、この開口部に対して排水口を備えた単一の取付け部材が着脱可能に取付けられ、この取付け部材に開閉弁を有するサーモスタットと、このサーモスタットに近接して電気化学的防食用アノードがそれぞれウォータジャケット内に臨むように取付けられ、上記開閉弁の弁体には逃がし溝が形成され、閉弁中でもこの逃がし溝を通して常にわずかな量の水および空気が逃がされるようにしている一方、取付け部材の上記排水口にはエンジン外部の戻し管が接続され、上記サーモスタットは設定温度に達すると開閉弁を開いてウォータジャケット内の冷却水排水口を通して戻し管中に排出されるように構成されていることを特徴とする船外機のアノード設置構造。
  2. 上記開口部はウォータジャケットの一側部に形成され、上記サーモスタットはほぼ水平方向に上記取付け部材に取付けられていることを特徴とする請求項記載の船外機のアノード設置構造。
  3. 上記エンジンはOHV型であることを特徴とする請求項1または2に記載の船外機のアノード設置構造。
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