JP4057065B2 - 移動電話システムにおけるパイロット隣接リストの組み合わせ方法及びその装置 - Google Patents

移動電話システムにおけるパイロット隣接リストの組み合わせ方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4057065B2
JP4057065B2 JP53592798A JP53592798A JP4057065B2 JP 4057065 B2 JP4057065 B2 JP 4057065B2 JP 53592798 A JP53592798 A JP 53592798A JP 53592798 A JP53592798 A JP 53592798A JP 4057065 B2 JP4057065 B2 JP 4057065B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
mobile station
signal strength
neighbor list
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP53592798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001512638A5 (ja
JP2001512638A (ja
Inventor
ハンディー、ワリッド・エム
ジョウ、ユー−チェウン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2001512638A publication Critical patent/JP2001512638A/ja
Publication of JP2001512638A5 publication Critical patent/JP2001512638A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4057065B2 publication Critical patent/JP4057065B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
    • H04W36/0061Transmission or use of information for re-establishing the radio link of neighbour cell information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

I.発明の背景
本発明は、移動通信システムに係わる。特に、本発明は、移動通信ユニットに、例えば符号分割多元接続方式(CDMA)で用いられる可能なハンドオフの候補を識別するのに用いられるものであって、単一の隣接基地局のリストを供給する隣接リストの組み合わせ方法及び装置に関する。
II.関連技術の説明
符号分割多元接続(CDMA)変調技術を使用することは、多数のシステムユーザがいる通信を促進するいくつかある技術のうちの一つである。多元接続通信システムにおいてCDMA技術を使用することは、“衛星又は地上中継器を用いるスペクトル拡散多元接続通信システム”と題する米国特許第4,901,307号(’307特許)及び“CDMAセルラ電話システムにおいて信号波形を発生させるためのシステム及びその発生方法”と題する米国特許第5,103,459号(’459特許)に開示されており、これら両者は本発明の譲受人に譲渡されており、参考のためにここに組み込まれている。
’307特許及び’459特許において、それぞれトランシーバを有する多数の移動電話システムユーザが、符号分割多元接続(CDMA)スペクトル拡散通信信号を用いる衛生中継器又は地上基地局(基地局あるいはセル−サイトとして知られている)を介して通信する多元接続技術が開示されている。CDMA技術を用いることにより、他の多元接続技術を用いることにより達成可能なものよりも非常に高いスペクトル効率が得られる。
典型的なCDMAセルラ通信システムでは、各基地局は“パイロット搬送”信号(あるいは短縮するとパイロット信号)を送信する。パイロット信号は、共通の擬似ランダム雑音(PN)拡散コードを用いて各基地局によって常に送信される、変調されない直接拡散されたスペクトル拡散信号である。パイロット信号を用いることにより、移動局で最初にシステムの同期、すなわちタイミングが得られ、さらにパイロット信号によりコヒーレントな復調のための位相基準と、ハンドオフの判定のための基地局間の信号強度比較の基準が与えられる。
パイロット信号は、同一のPN拡散コードを用いるが異なるPNオフセットをともなう各基地局により送信される。例えば、本発明ではパイロット信号拡散コードは215のPNコード長を有する。この例の場合、オフセットが64のPNチップ毎に増加する場合にゼロオフセットから511の異なるオフセットがある。パイロット信号が一の移動局により他のそれとを識別可能にし、これによりそれらが始まるところからの基地局間の差異となるのはこのPNオフセットである。同一のパイロット信号コードを用いることにより、移動局はすべてのパイロット信号コード位相を通じて一回の探索により、システムのタイミング同期を探すことができる。それぞれのPNオフセットにとって相関関係にある工程により決定された最も強度の高いパイロット信号は、容易に識別可能である。識別されたパイロット信号は、最近接の基地局により送信されたパイロット信号と一致する。しかしながら、地形学により常にこうなるとは限らない。この現象は、以下に説明される隣接リスト更新メッセージを発生させる現在の方法における問題を生じさせる。さらに詳細なパイロット探索技術は、“セルラ通信システムにおけるパイロット信号探索技術”と題された米国特許第5,577,022号(’022特許)に開示されている。この特許は本発明の譲受人に譲渡されており、参考のためにここに組み込まれている。
また、各基地局は、移動局で付加的な同期、システム時間、及び他の頭上制御情報を得るのに用いられ、変調され、エンコードされインターリーブされ、直接拡散されたスペクトル拡散信号である同期チャネル信号を送信する。システムの識別やネットワークの識別、パイロットシーケンスのオフセットインデックス、長コード状態、他の時間パラメータの他に現在のシステム時間、及びページングチャネルデータ率はこの同期チャネルにのせて送信される。パイロットPNシーケンズのオフセットインデックスは、ゼロオフセットのパイロットPNシーケンスからオフセット値を識別することは注目すべきことである。同期チャネル信号は、パイロットチャネルとして同一のパイロットPNシーケンスオフセットを用いて逆拡散される。
各基地局は、少なくとも一つのページングチャネルをのせたページング信号も送信する。このページング信号は変調されインターリーブされ、波長が変えられ、直接拡散されたスペクトル拡散信号であって、この拡散信号は制御及び頭上情報を含む。ページングチャネルは、世界的に移動可能な局とページを含めて特定次数(specific order)で送信するのに用いられる。ページングチャネルにのせた頭上メッセージは、システムパラメータのメッセージを含む。このメッセージは、一般のシステム及び基地局の頭上情報と;システムに接続する時に、接続チャネルにのせた移動局により用いられる情報を含む接続パラメータメッセージと;移動局に対し、隣接する基地局のパイロット信号PNシーケンスのオフセットを識別する隣接リスト更新メッセージを含む。長コード状態のメッセージが送信された同期チャネルは、移動局によりスクランブルされた信号のページングチャネルを逆スクランブルさせるのに用いられる。同期チャネル信号のように、パイロットチャネルとして同一のパイロットPNシーケンスのオフセットを用いて拡散及び逆拡散される。
各基地局は、多数のトラフィックチャネルの中から選択された一つのチャネルにのせて意図された移動局にユーザ情報を送信する。そして、各移動局は、移動局の特定の情報を受信するために固有のトラフィックチャネルに割り当てられる。トラフィックチャネル信号は変調され、インターリーブされ、スクランブルされ、直接拡散されたスペクトル拡散された信号であり、移動局にそれぞれのトラフィックチャネルにのせて送信される。同期チャネルのメッセージ中の受信された情報は、移動局がスクランブルされた信号のトラフィックチャネルを逆スクランブルするのに用いられる。
基地局の種々のチャネルに関する変調方式のさらに詳細な説明は、’459特許に述べられている。
今日のCDMAシステムでは、移動局は複数のレシーバ、あるいはダイバーシティ受信を利用して多重通路フェージングの問題と戦っている。ダイバーシティ受信機を用いると、定められた基地局により送信された多数の信号を同時に復調するが、異なる伝搬通路を通る。多数の復調された推定値は結合され、データの推定値を改善させる。ダイバーシティ受信機は“CDMAセルラ電話システムにおけるダイバーシティ受信機”と題された英国特許第5,109,390号(’390特許)に開示されている。この特許は本発明の譲受人に譲渡されており、参考のためにここに組み込まれている。移動局におけるダイバーシティ受信はまた、移動局がセル間を移り変わる時のように、一度に単一の基地局より多くの基地局と通信可能とする。これは以下で説明する軟ハンドオフにとって重要な概念である。
ハンドオフは工程を説明するのに一般的に用いられる用語である。これにより、移動局が単一の有効領域又はセルよりも広い領域を移動する時にも、移動電話交換局(MTSO)としても知られた移動局と基地局コントローラとの間の通信が続けられる。従来のセルラ電話システムでは、実現されたハンドオフ方式は、移動電話が2つのセル間の境界を越える時にも通話を可能にすることを目的としている。通話を処理するセルの基地局内のレシーバが移動局からの受信信号強度が所定のしきい値よりも下に落ちたことを察知した時、1つのセルから他のセルへのハンドオフは開始される。信号強度が低くなった兆しは、移動電話がセルの境界に近いことを意味する。信号レベルが所定のしきい値よりも下になった時、基地局は、隣接基地局が現在の基地局よりもより信号強度の高い移動電話信号を受信するか否かの判定をシステムコントローラに求める。
現在の基地局の要求に対して、システムコントローラはハンドオフ要求とともに隣接の基地局にメッセージを送信する。現在の基地局に隣接する基地局は、特定のチャネルにのった移動電話からの信号を探索する特別のスキャンレシーバを用いる。隣接する基地局の一つが適切な信号レベルをシステムコントローラに報告すると、そのときにハンドオフが試みられる。
新しい基地局で用いられるチャネルセットから空いているチャネルが選択されたときに、ハンドオフが開始される。制御メッセージは現在の移動電話に送られ、該移動電話に現在のチャネルから新しいチャネルへスイッチするよう命令する。同時に、システムコントローラは第1の基地局から第2の基地局への通話をスイッチする。上記ハンドオフ方法は、第1の基地局から第2の基地局へ通話が転送されるときの通話継続状態のオーバーラップがないため、“ハード”ハンドオフとして知られている。ハードハンドオフのスイッチ機能は“切断前生成”結合と考えることができる。
対照的に、近年のCDMAシステムではソフトハンドオフが用いられる。この手法は“CDMAセルラ通信システムにおけるソフトハンドオフを援助する移動局”と題された米国特許第5,267,261号(’261特許)と、“CDMAセルラ電話システム通信におけるソフトハンドオフを提供する方法及びそのシステム”と題された米国特許第5,101,501号(’501特許)に開示されており、両者は本発明の譲受人に譲渡されており、参考のためにここに組み込まれている。
ソフトハンドオフに援助される移動局においては、移動局は強力なパイロット信号を常に探索する。合理化するために、パイロット信号の探索工程は、能動集合、候補集合、隣接集合及び残存集合からなる識別可能な4組のパイロットオフセットが定義される。能動集合は、移動局が通信する基地局あるいは領域を識別する。候補集合は、パイロット信号が能動集合の要素とするのに充分な信号強度で受信されるための基地局あるいは領域を識別するが、基地局により能動集合内には配置されていない。隣接集合は、移動局との通信を確立するための候補となるような基地局あるいは領域を識別する。残存集合は、現在のシステムにおける他の可能なパイロットオフセットのすべてを有する基地局あるいは領域を識別し、現在の能動、候補及び隣接集合内のパイロットオフセットを除外する。
移動局とMTSOとの間のシステム通信では、移動局には、隣接セルの基地局に対応するPNオフセットからなる隣接リスト更新メッセージが与えられる。さらに、移動局には、移動局が通信すべき基地局と対応する少なくとも一つのパイロット信号を識別するメッセージが与えられる。これらのリストはそれぞれ、パイロット信号の隣接集合及び能動集合として移動局に蓄積され、状況の変化として更新される。
以下に示すように、能動、候補、隣接及び残存集合で識別された各パイロット信号の信号強度を判定する探索が命令される。ある可能な探索技術では、能動及び候補集合内のすべてのパイロット信号がまず測定され、それから隣接集合内の第1のパイロット信号の信号強度が求められる。そして、能動及び候補集合のパイロット信号が隣接集合の第2のパイロット信号に従って再び測定され、この動作は最後の隣接集合のパイロット信号が求められるまで続けられ、その後残存集合の最初のパイロット信号が求められる。このサイクルは能動、候補集合等の再測定により続けられる。さらに詳細な探索工程は、前述の’022特許に開示されている。
移動局から地上局への通信が確立されたとき、移動局は種々の隣接基地局から送信された識別可能なパイロット信号の信号強度をスキャンし続ける。パイロット信号が予め定められ、T_ADDとして表示された信号強度レベルを超えたとき、パイロット信号が移動局の候補集合に付加され、すべての能動及び候補集合のパイロット信号、これらそれぞれの信号強度と位相遅延を識別するメッセージがMTSOに送られる。この位相遅延情報は、移動局に関する各パイロットのラウンドトリップ遅延時間を判定するMTSOにより用いられる測定値である。MTSOはパイロット強度測定情報を受け取ると、T_ADDを越えたパイロット信号を移動局の能動集合内に配置し、移動局が通信すべき能動集合に含まれたすべてのパイロット信号を含む移動局にメッセージを送る。また、MTSOは能動集合内の新たなパイロット信号に対応する基地局へ情報を送信し、この基地局が移動局と通信を確立する局であることを知らせる。このようにして、移動局の能動集合内のパイロット信号により識別されたすべての基地局を通じてこの移動局の通信のルーティングがなされる。
移動局が複数の基地局と通信しているとき、他の基地局と共にこれら基地局のパイロット信号の信号強度は上記移動局によりスキャンされる。能動集合のパイロット信号に対応するパイロット信号が、T_DROPとして表示される所定のしきい値以下になると、T_TDROPとして表示された所定の時間、移動局はパイロット強度測定メッセージを発生させ送信し、結果を報告する。MTSOはこのメッセージを少なくとも一つの基地局を介して移動局が通信しているところを通じて受信する。そのとき、MTSOは、移動局で測定されたパイロット信号の強度がしきい値よりも下となる基地局を通じた通信を終結することを判定できる。
基地局を通じた通信を終結したと判定すると、MTSOは移動局が通信するところの能動集合のパイロット信号を識別する新たなメッセージを生成する。能動集合のパイロット信号を識別するこのメッセージには、移動局との通信が終結された基地局のパイロット信号は識別されない。また、MTSOは、能動集合内では識別されない基地局へ、移動局との通信を終結する情報を送信する。能動集合のパイロット信号を識別するメッセージを受信すると移動局はもはや能動領域内にはパイロット信号のない基地局からの信号を処理することを停止する。このようにして、移動局の能動集合内のパイロット信号により識別される基地局のみを通じて移動局の通信のルーティングがなされる。予め能動集合内で識別された一つよりも多いパイロット信号があり、現在はただ一つのパイロット信号がある場合、移動局は、移動局の能動集合内で識別されたパイロット信号に対応する一つの基地局とのみ通信する。
ハンドオフの間中少なくとも一つの基地局を介してMTSOと移動局が通信するため、それらの間の通信が中断することはない。他のセルラ通信システムにおいて用いられる従来の“生成前切断”技術に対して、その本来備わった“切断前生成”通信であるため、通信におけるソフトハンドオフにより重要な利益が与えられる。
“ピンポン”として注目される現象が非常に低いため、ソフトハンドオフは、ハードハンドオフに比較して通話が途絶えることはおそらくずっと少ない。“ピンポン”という現象は、2つのセルの間の境界近くに移動電話が位置する場合に生じる。この状況においては、信号レベルは両基地局で変動する傾向にある。この信号レベルの変動により、2つの基地局の間で通話が交互に回すための繰り返される要求がなされる。このような付加的な不必要なハンドオフ要求により、移動局がチャネルスイッチの命令を誤認識したり、全く命令を識別できなかったりする可能性が高くなる。さらに、この状況は、すべてのチャネルが現在使用中で、そのためハンドオフの識別に利用できないセルに意図せず送信された場合に、通話が中断される可能性も生じる。
また、上記ソフトハンドオフ技術により、単一の基地局の異なる領域の間を移動局が通過する際に、通信を継続させることができる。この方法は、“共通の基地局の領域間におけるハンドオフを実現するための方法及びその装置”と題され、1995年5月13日に出願された米国特許出願第08/405,611号に開示されている。この出願は、本発明の譲受人に譲渡されており、参考のためにここに組み込まれている。
隣接リスト更新メッセージを発生させる現在の方法は、小型のシステムで安価である一方、大都市の領域で用いた場合にはしばしば問題が生じる。それは、本方法が特に大型の隣接集合を発生させるからである。例えば、あるいシステムの隣接リスト更新メッセージは、移動局の能動集合内の各パイロット信号毎に隣接リストの結合から発生する。隣接リスト更新メッセージは、移動局がソフトハンドオフであってもそうでなくても同様に発生する。能動パイロット信号からの隣接リストの結合は、移動局に探索負担を強いる非常に大きな隣接集合を生成する。すなわち、移動局は与えられた時間枠内に限られた数のパイロット信号しか探索することができない。隣接リスト更新メッセージのパイロット信号の数は、20というような所定の数に制限される。
この隣接リスト更新メッセージの生成方法の他の問題は、地形学に基づいたパイロット強度の誤指示である。例えば、基地局が山頂に位置することのみを理由に、移動局は何マイルも遠くに位置する基地局からの強力なパイロット信号を検出するかもしれない。また、近くの基地局のパイロットエネルギーが測定されたときに、移動局が偶然に谷間に位置したことのみを理由に、移動局はその近くの基地局からの微弱なパイロット信号を検出するかもしれない。あるシステムでは、隣接リスト更新メッセージはパイロット信号測定メッセージで識別された最初のパイロット信号を単に選択して発生し、すべての対応する隣接リストを最初に隣接リスト更新メッセージに配置する。そのとき、次のパイロット信号の近隣はリスト内に置き換えられたりする。この方法を用いると、ハンドオフが適切でないにもかかわらず非常に遠くの基地局までもが隣接リスト更新メッセージに含まれるかも知れず、一方でハンドオフにより適しているにもかかわらず近くの基地局が除外されることもありうる。
ハンドオフの候補として最も適当と思われる隣接リスト更新メッセージを発生させるよりよい方法が求められる。この方法は、隣接の基地局のリストに優先され、地形学に起因する誤ったパイロット信号強度の問題を解決するであろう。
発明の概要
一つの観点によれば、本発明は、符号分割多元接続(CDMA)スペクトル拡散セルラ通信システムに蹴る隣接リスト更新メッセージを作成するためのパイロット隣接リストの組み合わせ方法であって、この方法では、少なくとも一つの基地局及び移動電話交換局を介して移動局ユーザが他のシステムユーザと通信し、そこで各基地局は前記システムにおける他の基地局に関する異なるPNオフセットの共通のパイロット信号を送信するものものであって:前記移動局で、基地局の信号強度と、送信されたパイロット信号と、対応する位相遅延を測定し;前記少なくとも一つの基地局を介して前記移動局からの前記PNオフセットに対応する前記パイロット信号強度と前記位相遅延を前記移動電話交換局に送信し;前記移動局に対応する前記隣接リスト更新メッセージを生成し;前記隣接リスト更新メッセージを前記移動局に送信することを特徴とするパイロット隣接リストの組み合わせ方法を提供する。
他の観点によれば、本発明は、符号分割多元接続(CDMA)スペクトル拡散セルラ通信システムに蹴る隣接リスト更新メッセージを作成するためのパイロット隣接リストの組み合わせ装置であって、この装置では、少なくとも一つの基地局及び移動電話交換局を介して移動局ユーザが他のシステムユーザと通信し、そこで各基地局は前記システムにおける他の基地局に関する異なるPNオフセットの共通のパイロット信号を送信するものものであって:前記移動局内に配置され、受信パイロット信号のパイロット信号強度を判定するためのパイロット強度測定手段と;前記移動局内に配置され、前記受信されたパイロット信号それぞれの位相遅延を判定し、これにより前記移動電話交換局により対応するラウンドトリップ遅延時間を判定するためのパイロット位相測定手段と;前記移動局内に配置され、前記受信されたパイロット信号のそれぞれについて、前記パイロットPNオフセット情報、前記対応するパイロット信号強度情報、及び前記パイロット位相情報を送信し、隣接リスト更新メッセージを受信する第1の通信手段と;前記移動電話交換局において、前記通信システム内の各基地局の固定された所定の隣接リストを格納するメモリと;前記移動電話交換局内に配置され、前記移動局からの前記受信されたパイロット信号のそれぞれについて、前記パイロットPNオフセット情報、前記対応するパイロット信号強度情報、及び前記パイロット位相情報を受信し、前記移動局に前記隣接リスト更新メッセージを送信するい第2の通信手段と;前記隣接リスト更新メッセージを生成する処理手段とを備えてなることを特徴とするパイロット隣接リストの組み合わせ装置を提供する。
さらに他の観点によれば、本発明は、第1及び第2の基地局を含む多数の基地局から移動局により受信されたパイロット信号強度をスキャンすることにより、第1の基地局から第2の基地局への移動局のハンドオフを制御するハンドオフ制御装置であって、この装置は:移動局から、移動局により受信されたパイロット信号の強度及び位相を示すデータを受信し、第1及び第2の基地局を含む能動及び候補基地局を識別する手段と;移動局に対して隣接する基地局のランク付けされたリストを決定する手段とを備えてなり、前記ランク付けされたリストは移動局により受信された各パイロット信号の強度と、受信されたそれぞれのパイロット信号に隣接するものとして基地局が見いだされた回数により定まることを特徴とするハンドオフ制御装置を提供する。
また、本発明は、第1の基地局から第2の基地局への移動局のハンドオフを制御するためのハンドオフ制御方法であって、この方法は:第1及び第2の基地局を含む複数の基地局から移動局により受信されたパイロット信号の強度をスキャンし;移動局により受信されたパイロット信号の強度及び位相を示すデータを移動局から受信し;移動局に対して隣接する基地局のランク付けされたリストを生成する;ものであって、前記ランク付けされたリストは、移動局により受信された各パイロット信号の強度と、受信されたそれぞれのパイロット信号に隣接するものとして基地局が見いだされた回数により定まることを特徴とするハンドオフ制御方法を提供する。
本発明の典型的な実施形態は、符号分割多元接続(CDMA)変調技術を用いたセルラ通信システムとしてここに述べられる。このシステムでは、各基地局は共通のPN拡散コードを有するパイロット信号と、他の基地局のパイロット信号の位相と同位相のオフセットを送信する。
この実施形態では、隣接リスト更新メッセージがMTSOにより生成される。このメッセージは、能動パイロット信号の信号強度の関数として、また隣接リストの潜在的な候補が能動パイロット隣接リストとして含まれる周波数の関数として生成される。加えて、各能動パイロットのラウンドトリップ遅延時間が測定されるため、非常に遠くの基地局の隣接リストは隣接リスト更新メッセージ内に含まれると考えられないだろう。
それが能動通信モードであるか、あるいはMTSOからの方向が準備されたアイドルモードであるかに拘わらず、強力なパイロット信号を常にスキャンする。移動局は、能動及び候補集合のすべてのパイロット信号、これらそれぞれの信号強度、及び測定されたパイロット信号が特に強力又は微弱になったときの相関的な位相遅延のリストを含むパイロット強度測定メッセージを送信する。他の時は、移動局は移動電話交換局(MTSO)から、パイロット強度測定メッセージを時々求められる。
能動集合パイロット信号を用いるMTSOにて、隣接リスト更新メッセージが生成される。代替的な形態では、候補集合のパイロット信号も用いることができる。従って、“能動/候補”という用語は、ここで両者の形態を説明するのに用いられる。
MTSOでは、移動局から受信した各能動/候補パイロット信号に対する固定され、所定の隣接リストはメモリに引き出される。受信された各パイロット信号の位相遅延が測定され、この測定値によりラウンドトリップ遅延時間と、このラウンドトリップ遅延時間が、非常に遠い基地局を表示する所定の値を超えるか否かが判定される。しきい値を超えた場合、パイロット信号の隣接リストは隣接リスト更新メッセージに含まれて考慮されない。ラウンドトリップ遅延測定の後、識別された能動/候補パイロット信号に関連づけて、すべての所定の隣接リストの結合を形成することにより、隣接リストの結合が生成される。ハンドオフに最も適したと思われる候補を識別するため、隣接リストの結合内の各隣接基地局あるいはその要素は、重み付けした値を割り当てた計算により演算される。重み付けした値は、能動/候補パイロット信号の信号強度と同様に、対応する所定の隣接リスト内のその特別な要素を含む能動/候補パイロット信号の数に比例する。この計算は、各通信システムの望ましい動作を実現するように構成可能である。隣接リストの結合のすべての要素が一旦測定されると、その重みに応じてランク付けされ、所定の数のパイロット信号が隣接リスト更新メッセージ内の移動局に与えられる。その後移動局は、隣接リスト更新メッセージを用いて通信するのに充分な強度のパイロット信号を探索する。
【図面の簡単な説明】
本発明の他の特徴点及び利点は、対応する参照符号の付された図面とともに以下に示した典型的な実施形態を示す詳細な説明より明確になる。
図1:本発明に係る典型的なCDMAセルラ電話システムの全体構成を示す図。
図2:典型的なCDMAセルラ電話システムにおけるセル−サイトの適用範囲の図。
図3:移動電話交換局のブロック図。
図4:最初の隣接リストに対する重みの割り当て方法のフローチャートを示す図。
望ましい態様の説明
個人通信システム(PCS)として簡単に示される、本発明が具体化されたセルラ電話システムの典型的な図が図1に示される。この典型的な実施形態では、図1に示したシステムは、システムの移動局又は移動電話と基地局との間の通信においてCDMA変調技術を用いる。大都市におけるセルラシステムは何十万もの移動電話を取り扱う何百もの基地局を有している。全世界で周波数を再利用しているため、CDMA技術により従来のFM変調セルラシステムに比較して大型のシステムで、利用可能ユーザ数が増加する。
図1において、移動交換局(MTSO)又はシステムコントローラとしても参照されるシステムコントローラ及びスイッチ10は、一般に基地局をシステム制御するためのインタフェースと処理電気回路を有する。また、システムコントローラ10は、適切な移動局へ送信するため、公衆電話交換網(PSTN)から適切な基地局への電話通話のルーティングを制御する。また、システムコントローラ10は移動局から、少なくとも一つの基地局を介してPSTNへの通話のルーティングを制御する。このような移動局は一般には直接互いに通信しないため、システムコントローラ10は適切な基地局を介して移動ユーザ間の通話を指示する。
システムコントローラ10は、公共の電話回線、光ファイバリンク又はマイクロ波通信リンクのような様々な手段により基地局と接続されてもよい。図1において、3つの典型的な基地局12,14及び16が、セルラ電話システムを有する典型的な移動局18とともに図示されている。矢印20a,20bは基地局12と移動局18間のフォワード及びリバースの通信リンクを定義する。矢印22a,22bは基地局14と移動局18間のフォワード及びリバースの通信リンクを定義する。同様に、矢印24a,24bは基地局16と移動局18間のフォワード及びリバースの通信リンクを定義する。
基地局のサービス領域又はセルは、移動局が通常1つの基地局に最も近いように地理的な形状に設計されている。移動局が空いている、すなわち通話進行でない場合、移動局は近くの各基地局からのパイロット信号の送信を常にモニタする。図1に示すように、パイロット信号はそれぞれ通信リンク20b、22b及び24bを介して基地局12,14及び16により移動局18に送信される。そのとき、移動局は、これら特定の基地局から送信されたパイロット信号強度を比較することによりどのセルにいるか判定する。
図1に示す例では、移動局18は基地局16に最も近くにあると考えてよい。移動局18が通話を開始する時、制御メッセージが基地局16に送信される。通話要求メッセージを受信すると、基地局16はシステムコントローラ10に信号で知らせ、通話番号を転送する。そのとき、システムコントローラ10はPSTNを通じて意図した受取人に通話を接続する。
PSTN内で通話が開始された場合、システムコントローラ10は通話情報を領域内のすべての基地局へ送信する。基地局は、返答として、移動局の意図した受取人にページングメッセージを送信する。移動局がこのようなページメッセージを受け取った時、基地局へ送信される移動局が通信中であるという制御メッセージを返す。制御メッセージはシステムコントローラに、この特定の基地局は移動局と通信中であるということを信号で知らせる。そのとき、システムコントローラ10は、基地局を通じて移動局に通話のルーティングを行う。移動局が基地局16の適用領域外に移動した場合、他の基地局を通じて通話を送ることにより通話を継続しようと試みられる。通話のハンドオフを開始する2つの方法がある。基地局開始ハンドオフと、移動ハンドオフである。両技術ともに、前述の’501特許及び’261特許で詳細に説明されている。
図2は一般的なセルラシステムのセル−サイト適用範囲を示す図である。各セル又は適用領域は、参照符号BSXにより示され、xにより特定のセルが識別される。移動局はセルBS0内の‘M’により識別される。最初のパワーアップにおいて、移動局は通信するのに充分な強度の最初のパイロット信号を探索する。この例では、移動局は、そのセル−サイトに近接しているためにセルBS0内に配置された基地局0からの最も強度の高いパイロット信号を受信する。また、移動局は山頂にセル−サイトが位置するために、セル−サイト20からの強力な信号を受信する。そのとき、移動局は、最も強度の高い信号を有するセル−サイト(この場合セル−サイト0)を通して、識別された強力なパイロット信号と、その対応する信号強度と、位相遅延時間をMTSOに対して通信する。MTSOは、移動局が両基地局BS0及びBS20を通じて通信すべきか判定し、そして移動局に能動集合内にこれらパイロット信号の双方を含めるように知らせる。
最初のパイロット情報を受信すると、MTSOは、本実施形態でRTD_MAXと呼ばれる所定のしきい値よりも大きなラウンドトリップ遅延時間に対する各能動/候補パイロット信号を最初に評価することにより、隣接リスト更新メッセージを生成する。ラウンドトリップ遅延は移動局と特定のセル−サイトとの間の距離に比例する。BS20のラウンドトリップ遅延時間が所定のしきい値を超えているため、換言すれば移動局から非常に遠く位置しているため、基地局BS20に隣接するセル−サイトは、この例ではもはや隣接リスト更新メッセージの中には含めて考えられない。従来技術では、BS20に隣接する基地局は隣接リスト更新メッセージに含まれていた。これら基地局が含まれていたことは不適当であった。なぜなら、これら基地局は必ずしもハンドオフに適当な強力なパイロット信号を移動ユニットに対して与えないからである。実際に、基地局BS1〜BS6が最も適切な候補と思われる場合には、BS20を囲む基地局はハンドオフに対して悪い選択になりやすい。本発明においてBS20を取り囲む基地局がハンドオフに対して考慮されないが、BS20はその強力なパイロット信号のために能動集合内に残っていることは理解されるべきである。
移動局により識別されたすべての能動/候補パイロットの所定の隣接リストの結合、この場合、BS0のみを発生させることにより、MTSOは直ちに隣接リスト更新メッセージを生成する。図2を再度参照すると、所定の隣接リストの結合は単に基地局BS1〜BS6である。後により詳細に説明される、所定の機能に従って、このリストは優先順位がつけられ、その後このリストは、移動局が強力なパイロット信号を探索する隣接リスト更新メッセージとして移動局に送られる。
隣接リスト発生のより興味深い例は、移動局がセル0からセル6へ移動するときに示される。上記した例では、移動局は基地局BS0を通じて通信し、そのパイロット信号は能動集合内に含まれる。さらにまた、山頂に基地局BS20が位置しているため、移動局は基地局BS20からの強力な信号を受信し、対応するパイロット信号を能動集合に属するようにする。移動局は、すでに発生させた隣接リスト更新メッセージに従って、基地局BS1〜BS6に対応するパイロットオフセットを探索し、いずれかの信号がより強力になっているか否かを判定する。
移動局が基地局BS6に近づくにつれて、本実施形態でT_ADDと呼ばれる所定のしきい値を超えるまで、その基地局からのパイロット信号は徐々に強くなる。移動局は候補集合内にそのパイロット信号を入れる。また、移動局はこの時、すべての能動及び候補集合パイロット信号の信号強度及び位相遅延時間をMTSOに対して報告する。MTSOは直ちに基地局BS6からのパイロット信号を能動集合内に入れる。その後、MTSOは、対応するラウンドトリップ遅延時間を判定するために、最初に各能動/候補パイロット信号の報告された位相遅延時間を評価することにより、新しい隣接リスト更新メッセージの生成を開始する。この例では、距離が遠いために基地局BS20のラウンドトリップ遅延が所定のしきい値を超え、隣接リスト更新メッセージの生成のためのさらなる考慮から外されるが、そのパイロット強度のために能動集合内には残る。
次に、基地局BS0〜BS6からのパイロット信号が評価される。固定された所定の隣接リストは、これら基地局それぞれのメモリから引き出される。図2に示すように、BS0の所定の隣接リストは近隣のBS1〜BS6で構成され、BS6の所定の隣接リストは近隣のBS0,BS1,BS5,BS7,BS17及びBS18で構成される。これら2つのリストの結合は、基地局BS0,BS1,BS2,BS3,BS4,BS5,BS6,BS7,BS17及びBS18により構成される。隣接リスト結合を生成するこの結合の各要素は、重み付け計算の実行により評価される。この計算は、報告された能動/候補パイロットがいくつその特定の要素を所定の隣接リスト内で隣接したもの及びパイロット信号の強度として考えられるかによる。例えば、要素BS5は、BS0と同様にセル−サイトBS6の所定の隣接リスト内に見られる。一つより多い所定の隣接リストにBS5が見られるため、BS5はただ一つの所定の隣接リスト内に見られるものよりも高い重みを受け取る。隣接リスト結合の各要素が評価された後、重みによって分類され、最も高く位置づけされた要素は隣接リスト更新メッセージ内の移動局に送られる。さらに詳細な重み付けの工程は、以下に詳細に説明される。
移動局は、何らかのパイロットがハンドオフの対象として考慮されるに充分な強度になってきているかを判定すべく、隣接リスト更新メッセージに従いパイロットオフセットをスキャンし続ける。移動局がセル6に入ると、じきに基地局BS0からのパイロット強度が本実施形態でT_DROPと呼ばれる所定のしきい値より下に下がり、そこで移動局はこの事象をMTSOに知らせる。また、移動局は能動及び候補集合内のすべてのパイロットについてのパイロット信号強度と位相遅延時間を送る。前述の工程に従い、新たな隣接リスト更新メッセージが算出される。MTSOは移動局に、基地局BS0に対応するパイロットを能動集合から隣接集合に入れるよう指示する。この時点で、MTSOは移動局に、基地局BS0との通信を停止してハンドオフを終了するよう指示する。
図3はMTSO内に用いられる装置のブロック図である。一般に、MTSOはシステムコントローラ又はシステム制御プロセッサ100、デジタルスイッチ102,ダイバーシティ結合器104、デジタルボコーダ106及びデジタルスイッチ108を有する。これら各ブロックは前述の米国特許第5,267,261号に詳細に説明されている。
本発明で特に重要なのはシステム制御プロセッサ100である。一般に、ハンドオフに関する判定は、移動局にそれらを中継する基地局を有するシステム制御プロセッサ100によりなされる。
システム制御プロセッサ100は基地局により移動局へ中継するための種々のメッセージを生成する。本実施形態では、このようなメッセージの一つはシステムパラメータメッセージであり、基地局によりページングチャネルを介して通信され、種々のハンドオフパラメータのデフォルト値を含む。これらパラメータの中で、ハンドオフ検出しきい値(T_ADD)及びハンドオフ低下しきい値(T_DROP)は、前述の’261特許で充分に説明されている。これらパラメータ値を含むこのメッセージは、移動局制御プロセッサで復調され、デコードされ、そして格納される。
同一の制御プロセッサで生成され、少なくとも一つの基地局を介して移動局に送信される他のメッセージは、パイロット測定要求命令、ハンドオフ方向メッセージ及び隣接リスト更新メッセージである。これらメッセージは、復調され、デコードされそして移動局制御プロセッサに与えられる。移動局は、前述の’261特許で述べたように、ハンドオフをサポートする際にこれらそれぞれのメッセージに従って動作する。
本発明で特に重要なのは、パイロット測定要求命令及び隣接リスト更新メッセージである。パイロット測定要求命令に応答して、移動局は能動集合及び候補集合内のすべてのパイロットのパイロット強度の現在の推定値を、それぞれのパイロットの位相遅延時間とともに報告する。このメッセージはパイロット強度測定メッセージとして呼ばれる。このパイロット強度測定メッセージは能動集合内で識別されたパイロットに対応するセル−サイトへ送信され、システムコントローラ及びスイッチ10上に送信される。
再度図3を参照すると、パイロット識別情報と対応する信号強度はシステムコントローラ及びスイッチ10で受信され、システム制御プロセッサ100を用いて処理される。能動/候補集合内の各パイロットはまず関連するラウンドトリップ遅延(RTD)が本実施形態でRTD_MAXとして示される所定のしきい値よりも大きいか否かを判定する。もし大きければ、これは、このパイロットに関連する基地局に隣接する基地局が、隣接リスト更新メッセージに含まて考えるには移動局から非常に遠すぎることを示す。このようなパイロットは、隣接リスト更新メッセージの生成を決定する際にさらに考慮されることはない。
メモリユニット110は通信ネットワーク内のすべてのセル−サイトのリストと、本システムの各セル−サイトに対する固定された所定の隣接リストを含む。例えば、図2を参照すると、セル−サイトBS0の隣接リストはセル−サイトBS1〜BS6を含む。MTSO10により受信された各能動/候補集合パイロットに対して、対応する所定の隣接リストはシステム制御プロセッサ100に与えられ、ここでハンドオフ可能と考えられる最良のセル−サイトを判定するのに処理される。
図4に示すフローチャートに従って処理がなされる。まずブロック60で示されるように、システム制御プロセッサ100に与えられる能動/候補パイロットからなる所定の隣接リストから基地局の結合として、隣接リスト結合が生成される。例えば、第1の能動パイロット信号が基地局BS1,BS2,BS3,BS5,BS7及びBS8を含む所定の隣接リストに対応し、第2の能動パイロット信号が基地局BS2,BS4,BS5,BS6及びBS8を含む所定の隣接リストに対応する場合、これら2つの隣接リストの結合は、基地局BS1,BS2,BS3,BS4,BS5,BS6,BS7及びBS8を含む隣接リスト結合となる。
ブロック65では、隣接リスト結合の中から現在能動又は候補集合にある要素を取り除く。ブロック67では、変数Nが1になるように設定する。このことは、隣接リスト結合のN番目の要素が評価されるべきことを示している。ブロック70では、隣接リスト結合の最初の要素が、MTSOにより受信された最初の能動/候補集合パイロットに対応する所定の隣接リストと比較され、これにより考慮される要素がそのリストに含まれるか否かが判定される。与えられた例で続けた場合、要素BS1は、要素が存在する最初の所定の隣接リストを探索するのに用いられる。この場合、要素BS1は最初の能動パイロットに対応する所定の隣接リストに見出される。
次に、ブロック75では最初の能動パイロットの信号強度に比例した重みを要素BS1に割り当てる計算が実行される。例えば、この重みは以下のように計算される。
重み=f(x)=max((パイロット強度)−T_BASE,0)
…(1)
ここで、本実施形態では、T_BASEは、他のハンドオフパラメータに基づいて構成可能である、dBで表される所定のしきい値であり、システム要求を満たすように構成可能である。上述したものを置換して他の計算に用いることができる。例えば、以下の代わりとなる重み付け関数も用いられる:
重み=f(x)=10(パイロット強度/10) …(2)
この計算により、前者の計算が重みがdBで表されるのに対し、重みが直線形状に結合された信号強度に等しくなる。等式(1)での計算では単一の強力なパイロットがある時により平均に分布したものに分配がなされるのに、上記等式(2)に示された計算は、強力な能動/候補パイロットに隣接するものが他の微弱な能動/候補パイロットに対して優位を占める。このシステムの構成により他の計算手法が用いられることはもちろんである;上記2つの重み関数は例として示しただけである。
ブロック85に示すように、上述した計算結果はメモリユニット110に格納され、考慮される現在の要素が他の能動/候補パイロットの所定の隣接リスト内に含まれる場合には新たな計算が実行される。もし他に含まれる場合には、2番目のパイロットの信号強度を用いた新たな計算が実行される。ブロック80に示すように、この結果及びそれに続く計算が第1の計算に付加される。最初の要素を含む所定の隣接リストがもうない場合には、最後の合計がメモリユニット110に格納される。ブロック90では、隣接リスト結合内に評価すべき他の要素があるか否かを判定し、もしあればブロック72に示すように変数Nが増加され、評価すべき隣接リスト結合内の次の要素が示される。ブロック70〜85はちょうど説明された重み関数を繰り返し、メモリユニット110内に各要素に対する最後の合計をそれぞれ格納する。
ブロック95に示すように、隣接リスト結合の各要素が評価された後、結果は降順に重みにより分類される。次に、ブロック100において、所定の最小しきい値よりも大きくない重みの要素はリストから削除される。これにより、隣接リスト更新メッセージ内のわずかに許容可能なパイロットが含まれないようになる。最後に、ブロック105では、本実施形態では移動局に送信される隣接リスト更新メッセージ内に、最上位の20の要素が選択される。
上述した望ましい実施形態の説明により、当該技術分野のいかなる者でも本発明を作成し、かつ使用することができる。これら実施形態の種々の変形は、当該技術分野の者により容易に明らかになり、ここで定義される一般的な原理は発明能力を用いずとも他の実施形態に適用可能である。従って、本発明はこの実施形態に限定されることを意図するものではなく、ここに開示された更新の特徴として、その原理に矛盾しない最も広い範囲に一致する。

Claims (14)

  1. 移動局ユーザが別のシステムユーザと少なくとも1つの基地局および移動電話交換局を介して通信し、各基地局が、システム内の別の基地局に対してPNオフセットが異なる共通パイロット信号を送信する符号分割多元接続スペクトル拡散セルラ通信システム中で、可能なハンドオフの候補の検索を支援するために、前記移動局に隣接リスト更新メッセージを提供する方法において、
    前記移動局で、基地局送信のパイロット信号の信号強度と、対応する位相遅延とを測定するステップと、
    前記少なくとも一つの基地局を介して、前記PNオフセットに対応する前記パイロット信号強度と前記位相遅延とを前記移動局から前記移動電話交換局へ通信するステップと、
    前記位相遅延の関数として、ラウンドトリップ遅延を生成するステップと、
    前記パイロット信号強度および前記ラウンドトリップ遅延の関数として、前記移動局に対する前記隣接リスト更新メッセージを生成するステップと、
    前記隣接リスト更新メッセージを前記移動局に通信するステップとを含む方法。
  2. 前記生成ステップは、
    メモリユニットから、前記移動局が現在通信しておりその対応するラウンドトリップ遅延時間が所定のしきい値を超えない前記パイロット信号のそれぞれに対する、固定された所定の隣接リストを抽出するステップと、
    前記固定された所定の隣接リストから隣接する基地局の結合を生成するステップと、
    動又は候補集合の要素である前記結合の何らかの要素を前記結合から除外するステップと、
    前記受信パイロット信号の各固定された所定の隣接リスト内に前記要素を含む前記受信パイロット信号を、前記結合の要素のそれぞれに対して識別するステップと、
    前記受信パイロット信号の各固定された所定の隣接リスト内に前記要素を含む前記受信パイロット信号の数と信号強度とに基づいて、前記要素のそれぞれに対して相対信号強度を計算するステップと、
    前記相対信号強度に基づいて前記要素を分類するステップと、
    前記移動局に提供される前記隣接リスト更新メッセージに含むべき、最高の相対信号強度を有する前記要素を選択するステップとをさらに含む請求項1記載の方法。
  3. 前記要素毎の相対信号強度の計算ステップは、以下の等式:
    Figure 0004057065
    によってなされるものであり、ここで、jは前記受信パイロットjの信号強度に等しく、f(Pj)は前記受信パイロットjの信号強度の関数であり、RTDjは前記パイロットjのラウンドトリップ遅延であり、Wkは前記結合内の要素kの相対信号強度であり、RTD_MAXは所定の最大ラウンドトリップ遅延しきい値であり、{j}は、隣接する基地局に関する、前記受信パイロットの各特有な所定のリスト内に要素kを含む前記受信パイロットの集合である請求項2記載の方法。
  4. 前記関数f(Pj)は以下の等式:
    f(Pj)=max(Pj−T_BASE,0);f(Pj)>0
    により計算され、Pjは受信パイロットjの信号強度であり、T_BASEは所定の最小パワーしきい値である請求項3記載の方法。
  5. 前記関数f(Pj)は以下の等式:
    Figure 0004057065
    により計算され、ここで、jは受信パイロットjの信号強度である請求項3記載の方法。
  6. 前記選択ステップは、
    その相対信号強度が所定の最小しきい値よりも大きくない前記要素のうち何らかの要素を前記結合から除外するステップと、
    所定の要素数を残して、最低の相対信号強度を有する要素を前記結合から除外するステップとをさらに含む請求項2記載の方法。
  7. 前記所定の要素数は、20以下である請求項6記載の方法。
  8. 移動局ユーザが別のシステムユーザと少なくとも1つの基地局および移動電話交換局を介して通信し、各基地局が、システム内の別の基地局に対してPNオフセットが異なる共通パイロット信号を送信する符号分割多元接続スペクトル拡散セルラ通信システム中で、前記移動局へ隣接リスト更新メッセージを提供する装置において、
    前記移動局内に配置され、受信パイロット信号のパイロット信号強度を判定するパイロット強度測定手段と、
    前記移動局内に配置され、対応するラウンドトリップ遅延時間を判定するために前記移動電話交換局により使用されるべき前記受信パイロット信号のそれぞれの位相遅延を判定するパイロット位相測定手段と、
    前記移動局内に配置され、前記受信パイロット信号のそれぞれの、パイロットPNオフセット情報、パイロット信号強度情報、及びパイロット位相情報を前記移動電話交換局へ送信し、かつ前記隣接リスト更新メッセージを受信する第1の通信手段と、
    前記通信システム内の基地局のそれぞれに対する、固定された所定の隣接リストを格納する、前記移動電話交換局におけるメモリ手段と、
    前記移動電話交換局内に配置され、前記受信パイロット信号のそれぞれの、前記パイロットPNオフセット情報、前記パイロット信号強度情報、及び前記パイロット位相情報を前記移動局から受信し、かつ前記移動局に前記隣接リスト更新メッセージを送信する第2の通信手段と、
    前記パイロット信号強度と、隣接リストの潜在的候補が能動パイロット信号として含まれる周波数と、前記位相遅延との関数として前記隣接リスト更新メッセージを生成する処理手段とを具備する装置。
  9. 前記処理手段は、
    メモリユニットから、前記移動局が現在通信しておりその対応するラウンドトリップ遅延時間が所定のしきい値を超えない前記パイロット信号のそれぞれに対する、固定された所定の隣接リストを抽出する手段と、
    前記固定された所定の隣接リストから隣接する基地局の結合を生成する手段と、
    動又は候補集合の要素である前記結合の何らかの要素を前記結合から除外する手段と、
    前記受信パイロット信号の各固定された所定の隣接リスト内に前記要素を含む前記受信パイロット信号を、前記結合の要素のそれぞれに対して識別する手段と、
    前記受信パイロット信号の各固定された所定の隣接リスト内に前記要素を含む前記受信パイロット信号の数と信号強度とに基づいて、前記要素のそれぞれに対して相対信号強度を計算する手段と、
    前記相対信号強度に基づいて前記要素を分類する手段と、
    前記移動局に提供される前記隣接リスト更新メッセージに含むべき、最高の相対信号強度を有する前記要素を選択する手段とをさらに具備する請求項8記載の装置。
  10. 前記要素毎の相対信号強度を計算する手段は、以下の等式:
    Figure 0004057065
    によってなされるものであり、ここで、jは前記受信パイロットjの信号強度に等しく、f(Pj)は前記受信パイロットjの信号強度の関数であり、RTDjは前記パイロットjのラウンドトリップ遅延であり、Wkは前記結合内の要素kの相対信号強度であり、RTD_MAXは所定の最大ラウンドトリップ遅延しきい値であり、{j}は、隣接する基地局に関する、前記受信パイロットの各特有な所定のリスト内に要素kを含む前記受信パイロットの集合である請求項9記載の装置。
  11. 前記関数f(Pj)を計算する手段は、以下の等式:
    f(Pj)=max(Pj−T_BASE,0);f(Pj)>0
    により計算され、ここで、jは受信パイロットjの信号強度であり、T_BASEは所定の最小パワーしきい値である請求項10記載の装置。
  12. 前記関数f(Pj)を計算する手段は、以下の等式:
    Figure 0004057065
    により計算され、ここで、jは受信パイロットjの信号強度である請求項10記載の装置。
  13. 前記選択手段は、
    その相対信号強度が所定の最小しきい値よりも大きくない前記要素のうちの何らかの要素を前記結合から除外する手段と、
    所定の要素数を残して、最低の相対信号強度を有する要素を前記結合から除外する手段とをさらに具備する請求項9記載の装置。
  14. 前記所定の要素数は、20以下である請求項13記載の装置。
JP53592798A 1997-02-13 1998-02-13 移動電話システムにおけるパイロット隣接リストの組み合わせ方法及びその装置 Expired - Fee Related JP4057065B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US800,931 1997-02-13
US08/800,931 US5982758A (en) 1997-02-13 1997-02-13 Method and apparatus for merging neighbor lists in a CDMA mobile telephone system
PCT/US1998/002772 WO1998036588A2 (en) 1997-02-13 1998-02-13 Method of and apparatus for merging pilot neighbor lists in a mobile telephone system

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001512638A JP2001512638A (ja) 2001-08-21
JP2001512638A5 JP2001512638A5 (ja) 2005-10-06
JP4057065B2 true JP4057065B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=25179743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53592798A Expired - Fee Related JP4057065B2 (ja) 1997-02-13 1998-02-13 移動電話システムにおけるパイロット隣接リストの組み合わせ方法及びその装置

Country Status (12)

Country Link
US (1) US5982758A (ja)
EP (2) EP1487230B1 (ja)
JP (1) JP4057065B2 (ja)
KR (1) KR100495687B1 (ja)
CN (1) CN1110223C (ja)
AR (1) AR015364A1 (ja)
AT (2) ATE486475T1 (ja)
AU (1) AU6162598A (ja)
DE (2) DE69841977D1 (ja)
TW (1) TW409472B (ja)
WO (1) WO1998036588A2 (ja)
ZA (1) ZA981171B (ja)

Families Citing this family (92)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6421328B1 (en) * 1997-09-04 2002-07-16 Northern Telecom Limited Neighborhood list assimilation for cell-based microsystem
JPH11155165A (ja) * 1997-11-21 1999-06-08 Toshiba Corp 移動通信システム、基地局装置および制御局装置
US6317412B1 (en) * 1997-12-12 2001-11-13 Stanford Telecommunications, Inc. Increased capacity in an OCDMA system for frequency isolation
KR19990080484A (ko) 1998-04-17 1999-11-15 김영환 이동통신 시스템의 핸드 오프 방법
KR100291279B1 (ko) * 1998-05-15 2001-06-01 박종섭 이동국의핸드오프시도방법
US6119005A (en) * 1998-05-27 2000-09-12 Lucent Technologies Inc. System for automated determination of handoff neighbor list for cellular communication systems
US6104927A (en) * 1998-05-28 2000-08-15 Motorola, Inc. Communication system, mobile station, and method for mobile station registration
FI109956B (fi) * 1998-12-16 2002-10-31 Nokia Corp Menetelmä lähisolujen tietojen välittämiseksi sekä menetelmän toteuttava järjestelmä ja matkaviestin
US7406098B2 (en) * 1999-01-13 2008-07-29 Qualcomm Incorporated Resource allocation in a communication system supporting application flows having quality of service requirements
US6393012B1 (en) * 1999-01-13 2002-05-21 Qualcomm Inc. System for allocating resources in a communication system
US6873647B1 (en) * 1999-02-26 2005-03-29 Qualcomm Incorporated Method and system for reducing synchronization time in a CDMA wireless communication system
US6563809B1 (en) * 1999-04-28 2003-05-13 Tantivy Communications, Inc. Subscriber-controlled registration technique in a CDMA system
SE514264C2 (sv) * 1999-05-07 2001-01-29 Ericsson Telefon Ab L M Ett kommunikationssystem
US7693106B1 (en) 1999-06-15 2010-04-06 Ntt Docomo, Inc. Neighboring base station information update method, information management method for cell search in mobile communications system, cell search method of mobile station, mobile communications system, mobile station, base station and control station
US6542741B2 (en) * 1999-07-01 2003-04-01 Ericsson, Inc. Method of establishing an adaptive public neighbor cell list for mobile stations of a private cellular system
JP3367475B2 (ja) 1999-07-06 2003-01-14 日本電気株式会社 無線通信機および無線通信機の消費電力制御方法
JP3383618B2 (ja) * 1999-08-18 2003-03-04 松下電器産業株式会社 移動体通信端末装置及び受信強度検出方法
SE522207C2 (sv) 1999-08-31 2004-01-20 Ericsson Telefon Ab L M Förfarande och anordning i ett cellulärt radiokommunikationsnät för att iordningställa en mätorderlista av potentiella celler till vilka den mobila stationen kan överlänas
US6985466B1 (en) * 1999-11-09 2006-01-10 Arraycomm, Inc. Downlink signal processing in CDMA systems utilizing arrays of antennae
KR100396652B1 (ko) * 1999-12-30 2003-09-02 엘지전자 주식회사 통신 시스템의 통화 품질 향상 방법
KR100602023B1 (ko) * 2000-01-22 2006-07-20 유티스타콤코리아 유한회사 비동기 이동통신 시스템에서 롱 코드 스테이트 정보전송방법
US6289220B1 (en) * 2000-06-22 2001-09-11 Motorola, Inc. Multiple controller identities for neighbor lists
DE60006530T2 (de) * 2000-09-14 2004-09-23 Scoreboard, Inc. Verfahren zum Erstellen einer Nachbarzellliste in einer Mobileinheit in einem CDMA zellularen Telefonsystem
AU2001226697A1 (en) * 2000-11-28 2002-06-11 Nokia Corporation A method for determining neighboring cells in a communication network
US7065129B2 (en) * 2001-06-29 2006-06-20 Qualcomm, Inc. Acquisition of a gated pilot by avoiding partial correlation peaks
ATE442754T1 (de) 2001-07-03 2009-09-15 Ericsson Telefon Ab L M Verfahren zum einstufen von nachbarzellen als kandidaten für eine weiterreichung
GB2378092B (en) * 2001-07-27 2003-11-05 Motorola Inc Delivery of broadcast information to a mobile station in a radio communication system
US6832090B2 (en) * 2001-09-10 2004-12-14 Qualcomm Incorporated System and method for identification of transmitters with limited information
US6917809B2 (en) * 2001-10-23 2005-07-12 Motorola, Inc. Method for automatically sorting the neighbor list of a cell in a communications system
US7453801B2 (en) * 2001-11-08 2008-11-18 Qualcomm Incorporated Admission control and resource allocation in a communication system supporting application flows having quality of service requirements
SE0103873D0 (sv) * 2001-11-20 2001-11-20 Ericsson Telefon Ab L M Method in a cellular radio communication network
KR100663613B1 (ko) * 2001-11-22 2007-01-02 엘지전자 주식회사 이동 통신 시스템에서 핸드오프 처리 방법
EP1467578B1 (en) * 2001-12-28 2007-08-15 Nokia Corporation Node selecting methode
TWI322593B (en) * 2002-04-19 2010-03-21 Interdigital Tech Corp Communication station for wireless communication and method of operating communication station to process wireless communication signals
KR100492414B1 (ko) * 2002-05-13 2005-06-16 서한정보통신(주) Cdma 시스템의 인접기지국 정보 관리방법
GB0212194D0 (en) * 2002-05-28 2002-07-03 Marshall John R Game ball monitoring method and apparatus
US7352717B2 (en) * 2002-05-31 2008-04-01 Lucent Technologies Inc. Performing network control at active base transceiver stations and a base station controller
CN100433598C (zh) * 2002-08-29 2008-11-12 中兴通讯股份有限公司 一种判别复用导频偏置的方法
US7187943B1 (en) * 2002-10-11 2007-03-06 Via Telecom Co., Ltd Apparatus for improving call transition efficiency in a wireless communication system
KR100509871B1 (ko) * 2002-11-22 2005-08-22 엘지전자 주식회사 네이버 리스트 통계 처리 방법
KR100526528B1 (ko) * 2002-11-27 2005-11-08 삼성전자주식회사 데이터 입력 확장성이 제공된 휴대용 통신 장치
JP4048106B2 (ja) * 2002-12-06 2008-02-13 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 周辺セル通知装置、周辺セル通知方法
US7251267B2 (en) * 2002-12-13 2007-07-31 Lucent Technologies Inc. System and method for determining a best round trip delay indicator
US7155223B2 (en) * 2002-12-20 2006-12-26 Nortel Networks Limited Optimizing hand-off neighbor lists for improved system performance
US7583633B2 (en) * 2003-02-28 2009-09-01 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Hard handoff target generation in a multi-frequency CDMA mobile network
US8559406B2 (en) * 2003-06-03 2013-10-15 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for communications of data in a communication system
ES2332317T3 (es) * 2003-07-17 2010-02-02 Interdigital Technology Corporation Metodo y sistema para la entrega de datos de ayuda.
CN100344167C (zh) * 2003-09-30 2007-10-17 华为技术有限公司 一种邻区关系的自动优化方法
US7539170B2 (en) * 2003-12-29 2009-05-26 Research In Motion Limited Optimized data reconnect
FR2866185B1 (fr) * 2004-02-05 2006-05-26 Nortel Networks Ltd Procede de constitution d'une liste reduite de cellules voisines et dispositif pour la mise en oeuvre du procede.
US20060019663A1 (en) * 2004-07-12 2006-01-26 Interdigital Technology Corporation Robust and fast handover in a wireless local area network
CN100366126C (zh) * 2004-11-08 2008-01-30 华为技术有限公司 一种选择非同频测量邻区进行测量的方法
US7440757B2 (en) * 2005-01-31 2008-10-21 Samsung Electronics Co., Ltd Handover method in a wireless communication system
US8126482B2 (en) 2005-03-04 2012-02-28 Qualcomm Incorporated Multiple paging channels for efficient region paging
US7742444B2 (en) 2005-03-15 2010-06-22 Qualcomm Incorporated Multiple other sector information combining for power control in a wireless communication system
US8750908B2 (en) 2005-06-16 2014-06-10 Qualcomm Incorporated Quick paging channel with reduced probability of missed page
US9055552B2 (en) 2005-06-16 2015-06-09 Qualcomm Incorporated Quick paging channel with reduced probability of missed page
KR100687407B1 (ko) 2005-08-29 2007-02-26 주식회사 케이티프리텔 동기식 cdma망에서의 핸드오버 처리를 위한 네이버리스트 자동 최적화 방법 및 장치
US20090207790A1 (en) 2005-10-27 2009-08-20 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for settingtuneawaystatus in an open state in wireless communication system
JP4906866B2 (ja) 2005-10-27 2012-03-28 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線通信システムにおいて他チャネル干渉を監視する方法及び装置
KR100728631B1 (ko) * 2006-01-02 2007-06-14 에스케이 텔레콤주식회사 중계기별 트래픽 분석 시스템 및 방법
KR101172916B1 (ko) * 2006-02-13 2012-08-10 삼성전자주식회사 부호분할 다중접속 시스템에서 이동 단말의 핸드 오프 제어방법 및 장치
JP4751759B2 (ja) 2006-04-21 2011-08-17 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局及び通信方法
DE102006032089A1 (de) * 2006-07-11 2008-01-24 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Verfahren und Computerprogramm zur Analyse von zellulären Mobilfunknetzen
CN101111060B (zh) * 2006-07-18 2010-04-14 中兴通讯股份有限公司 一种无线网络环境中的邻区配置优化的方法
US20080039141A1 (en) * 2006-08-10 2008-02-14 Holger Claussen Changing the scrambling code of a base station for wireless telecommunications
EP2120470B1 (en) * 2007-01-24 2014-10-01 NEC Corporation Radio mobile station, radio base station control device, radio system, and radio cell managing method
US8289925B2 (en) * 2007-02-23 2012-10-16 Nokia Corporation Self optimization of forbidden neighbor cell list
US8559344B2 (en) * 2007-06-29 2013-10-15 Alcatel Lucent Method and apparatus for dynamically creating and updating base station neighbor lists
US20090005052A1 (en) * 2007-06-30 2009-01-01 David Abusch-Magder Method and Apparatus for Dynamically Creating and Updating Base Station Neighbor Lists
US8195204B1 (en) 2007-07-25 2012-06-05 Sprint Spectrum L.P. Method and apparatus for scanning sectors in order of distance from mobile station
US7881263B1 (en) 2007-07-31 2011-02-01 Sprint Spectrum L.P. Method for use of azimuth and bearing data to select a serving sector for a mobile station
US8437752B2 (en) * 2008-03-31 2013-05-07 Qualcomm Incorporated Method and system for facilitating execution of automatic neighbor relation functions
US8583119B2 (en) * 2008-04-21 2013-11-12 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for management of automatic neighbor relation function in wireless networks
KR20090116602A (ko) * 2008-05-06 2009-11-11 한국전자통신연구원 레인징 및 망 진입의 동시 수행 방법
US8699450B2 (en) 2008-05-11 2014-04-15 Qualcomm Incorporated Systems and methods for multimode wireless communication handoff
US9036599B2 (en) * 2008-05-11 2015-05-19 Qualcomm Incorporated Systems and methods for multimode wireless communication handoff
US20090279503A1 (en) * 2008-05-11 2009-11-12 Qualcomm Incorporated Systems and methods for multimode wireless communication handoff
US8249598B1 (en) 2008-06-02 2012-08-21 Sprint Spectrum L.P. Probing to disambiguate a reported pilot signal so as to facilitate handoff
JP5068699B2 (ja) * 2008-06-23 2012-11-07 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局装置及び方法
CN101810048B (zh) * 2008-07-07 2012-11-28 联发科技股份有限公司 扫描相邻基站的方法以及通信装置
US8817657B2 (en) * 2008-11-04 2014-08-26 Intel Corporation Techniques for enhanced network discovery
US8750199B2 (en) * 2008-11-28 2014-06-10 Via Telecom Co., Ltd. Cell selection handoff for CDMA2000 1X advance
US8265039B2 (en) 2009-06-05 2012-09-11 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for improved idle state handoff
KR101574801B1 (ko) * 2009-09-11 2015-12-07 에릭슨 엘지 주식회사 Son을 위한 인접 셀 리스트 자동 구성 장치 및 그 방법과 그를 위한 이동통신 시스템
KR101642046B1 (ko) * 2010-02-18 2016-07-25 삼성전자주식회사 분산 무선 애드 혹 망에서 인접 기지국 목록 운용 방법 및 장치
US8478275B1 (en) 2010-08-05 2013-07-02 Sprint Spectrum L.P. Conditional assignment of connection identifiers to help avoid communication errors
WO2012103918A1 (en) 2011-01-31 2012-08-09 Nokia Siemens Networks Oy Method and apparatus for managing neighbour relations
EP2676482B1 (en) * 2011-02-14 2017-08-16 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Automated handling of neighbour cell relations
US8983461B1 (en) * 2013-02-11 2015-03-17 Sprint Spectrum L.P. Methods and systems for managing boomer sectors
WO2016028262A1 (en) * 2014-08-18 2016-02-25 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Selecting a subset of access points
CN114039829B (zh) * 2021-11-09 2022-08-09 北京邮电大学 一种基于导频辅助的相位恢复方法及系统

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4475010A (en) * 1983-05-05 1984-10-02 At&T Bell Laboratories High density cellular mobile radio communications
DE3607687A1 (de) * 1986-03-08 1987-09-10 Philips Patentverwaltung Verfahren und schaltungsanordnung zum weiterschalten einer funkverbindung in eine andere funkzelle eines digitalen funkuebertragungssystems
NL8902453A (nl) * 1989-10-03 1991-05-01 Nederland Ptt Werkwijze voor het tussen twee voor mobiele diensten ingerichte schakelcentrales overdragen van de behandeling van een actieve verbinding met een mobiele terminal.
US5101501A (en) * 1989-11-07 1992-03-31 Qualcomm Incorporated Method and system for providing a soft handoff in communications in a cdma cellular telephone system
US5164958A (en) * 1991-05-22 1992-11-17 Cylink Corporation Spread spectrum cellular handoff method
US5179571A (en) * 1991-07-10 1993-01-12 Scs Mobilecom, Inc. Spread spectrum cellular handoff apparatus and method
GB9121656D0 (en) 1991-10-11 1991-11-27 Ici Plc Chemical process
US5267261A (en) * 1992-03-05 1993-11-30 Qualcomm Incorporated Mobile station assisted soft handoff in a CDMA cellular communications system
US5327575A (en) * 1992-03-23 1994-07-05 Motorola, Inc. Directional handover control in digital mobile radio systems employing MAHO
US5526383A (en) * 1992-08-14 1996-06-11 Fujitsu Limited Network control system for controlling relative errors between network nodes
US5428816A (en) * 1993-09-09 1995-06-27 Hughes Aircraft Company Method and apparatus for mobile assisted handoff
US5828661A (en) * 1996-05-22 1998-10-27 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for providing a cone of silence in a cellular communication system
US5737704A (en) * 1996-07-22 1998-04-07 Electronics And Telecommunications Research Institute Channel allocation method for removing inter-cell hard handoffs in a CDMA system
US5946621A (en) * 1996-10-28 1999-08-31 Northern Telecom Limited Method of optimizing neighbor set during soft handoff of a mobile unit in a CDMA cellular environment
US5799000A (en) * 1997-02-06 1998-08-25 At&T Wireless Services, Inc. Delay compensation

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000071069A (ko) 2000-11-25
KR100495687B1 (ko) 2005-06-16
DE69832366D1 (de) 2005-12-22
AU6162598A (en) 1998-09-08
ZA981171B (en) 1998-08-13
WO1998036588A3 (en) 1998-12-10
TW409472B (en) 2000-10-21
DE69841977D1 (de) 2010-12-09
CN1247683A (zh) 2000-03-15
WO1998036588A2 (en) 1998-08-20
EP1487230A1 (en) 2004-12-15
JP2001512638A (ja) 2001-08-21
US5982758A (en) 1999-11-09
DE69832366T2 (de) 2006-08-10
EP1487230B1 (en) 2010-10-27
EP0960537A2 (en) 1999-12-01
CN1110223C (zh) 2003-05-28
EP0960537B1 (en) 2005-11-16
ATE486475T1 (de) 2010-11-15
ATE310360T1 (de) 2005-12-15
AR015364A1 (es) 2001-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4057065B2 (ja) 移動電話システムにおけるパイロット隣接リストの組み合わせ方法及びその装置
JP4027989B2 (ja) 無線通信システムにおいて、ソフト ハンドオフを実行するための方法と装置
RU2197792C2 (ru) Способ надежной межсистемной передачи обслуживания в системе мдкр и устройство для его осуществления
AU742513B2 (en) Method and apparatus for performing mobile assisted hard handoff between communication systems
RU2258322C2 (ru) Способ и устройство для формирования сообщений измерения силы контрольного канала
US5640414A (en) Mobile station assisted soft handoff in a CDMA cellular communications system
CA2203256C (en) Pilot signal searching technique for a cellular communications system
US7313398B1 (en) System and method for handoff in a CDMA network
JP3014753B2 (ja) Cdmaセル状電話システムにおけるソフトハンドオフ
US6038448A (en) Wireless communication system having hand-off based upon relative pilot signal strengths
RU2233560C2 (ru) Способ надежной передачи обслуживания в системе радиосвязи
KR20000015938A (ko) 셀룰러 통신 시스템에서 원뿔형 침묵 영역을 식별하는 방법 및장치
KR20000015999A (ko) Cdma 시스템에서의 하드 핸드오프 관련 측정 방법 및 장치
JP2000511380A (ja) Cdmaシステムにおけるハードハンドオフのための方法および装置
JP2001510974A (ja) 遠隔局と通信する基準局を選択する方法および装置
KR100525319B1 (ko) Cdma 시스템을 위한 하드 핸드오프에서 다이버시티를 제공하기 위한 방법 및 장치
KR100491518B1 (ko) Cdma시스템에서 하드 핸드오프를 위한 방법 및 장치
MXPA99006557A (es) Metodo y aparato para realizar transferencia dura asistida movil entre sistemas de comunicacion

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 19950409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees