JP4056870B2 - 丁合体照合方法および丁合システム - Google Patents

丁合体照合方法および丁合システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに関連した個別の印刷情報が印刷された所定数の丁合体に対し、各丁合体の関連性を確認する丁合照合を行って丁合を行う丁合体照合方法および丁合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば複数の帳票を丁合して封筒に封入し、封緘することを自動的に行うようになってきており、特に、帳票がカタログやパンフレット等の送付先顧客に関係なく同一のものを送付する場合から、送付先顧客毎に所定の内容が異なる可変データを印字、印刷して送付することも一般的となってきており、この場合においても各内容の異なる帳票を丁合して封筒に封入、封緘することを自動的に行えるようになってきている。そのため、丁合対象の複数の帳票を確実に丁合照合する必要がある。
【0003】
従来、この種の丁合システムは、丁合対象の帳票等に管理番号、バーコード、マーク等の識別符号を付しておき、それぞれの帳票等で当該識別符号を認識手段により読み取り、合致または関連付けされたものである場合に丁合を行うものであり、このような丁合を行う技術として、例えば以下の特許文献に記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−240300号公報
【特許文献2】
特許第3067724号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各丁合対象の帳票等の丁合照合は、上記のように識別符号を認識手段により読み取る場合であっても、読み取り精度の問題もあって最終的には作業者による目視確認が望ましい。しかしながら、多数のパーソナル情報を個別毎に大量印刷して大量の丁合処理を行う状況では上記のような識別符号を目視照合することは長時間を要して困難であるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、容易に目視照合が可能な形態で機械的な丁合照合を可能として丁合の確実性を図る丁合体照合方法および丁合システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、互いに関連した個別の印刷情報が印刷された所定の丁合体に対し、各丁合体の関連性を確認する丁合照合を行う丁合体照合方法であって、前記丁合体にはそれぞれ前記印刷情報が印刷され、丁合対象同士の関連性を予め定めた色マークが同一部分にそれぞれ印刷されており、当該丁合対象の各丁合体のそれぞれが順次供給されて重ねられた丁合体群とされることで当該色マーク同士が重ねられるステップと、前記丁合体群の重なる互いの色マークに対して色特性検出光を照射させるステップと、前記色特性検出光による対象の前記互いの色マークからの透過光を入力させるステップと、前記透過光に基づいて前記互いの色マークにおける所定の色特性を解析させるステップと、前記解析された所定の色特性で前記互いの色マークの色が予め定められた色であるか否かで前記丁合体群を構成する各丁合体同士の丁合照合を行わせるステップと、を含む構成とする。
【0008】
請求項2、3の発明では、「前記色特性の解析は、色に応じた前記透過光の多寡を電気的に変換して行う」構成であり、
「前記色特性の解析は、色に応じた前記透過光のスペクトルを抽出して行う」構成である。
【0009】
請求項4の発明では、互いに関連した個別の印刷情報が印刷された所定数の丁合体に対し、各丁合体の関連性を確認する丁合照合を行って丁合を行う丁合システムであって、前記丁合体にはそれぞれ前記印刷情報が印刷され、丁合対象同士の関連性を予め定めた色マークが同一部分にそれぞれ印刷される所定数の丁合体と、丁合対象の前記各丁合体のそれぞれを順次供給する丁合体供給手段と、前記各丁合体を前記丁合体供給手段より順次重ねさせて供給させ、総ての丁合対象の各丁合体を前記色マークが重なる状態の丁合体群として丁合照合位置に搬送させる丁合体搬送手段と、前記丁合体群における重なる互いの色マークに対して色特性検出光を照射する照射手段と、前記色特性検出光による対象の前記互いの色マークからの透過光を入力する受光手段と、前記各丁合体に対して個別性と前記色マークとの関連性を定めた照合テーブルを備え、前記透過光に基づいて前記色マークの所定の色特性を解析し、当該解析された所定の色特性で当該互いの色マークの色が上記照合テーブルで予め定められた色であるか否かで当該各丁合体同士の丁合照合を行う丁合処理手段と、を有する構成とする。
【0010】
請求項5の発明では、「前記丁合処理手段は、前記色特性の解析を、色に応じた前記透過光の多寡を電気的に変換して行い、または、色に応じた前記透過光のスペクトルを抽出して行う」構成である。
【0011】
このように、丁合対象の各丁合体にはそれぞれ関連する印刷情報が印刷され、丁合対象同士の関連性を予め定めた色マークが同一部分にそれぞれ印刷されており、当該丁合対象の各丁合体のそれぞれが順次供給されて重ねられた丁合体群の重なる互いの色マークに対して色特性検出光を照射させ、その透過光に基づいて解析した互いの色マークにおける所定の色特性で当該互いの色マークの色が予め定められた色であるか否かで各丁合体の丁合照合を行わせる。すなわち、各丁合体同士には関連性のある色マークがそれぞれ印刷されていることから容易に目視照合が可能であり、この形態で色特性を検出することで機械的な丁合照合が可能となることから、各丁合体における丁合の確実性を図ることが可能となるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係る丁合システムの概略構成図を示す。図1において、丁合システム11は、丁合体供給手段12および丁合体搬送手段13を備え、当該丁合体搬送手段13の丁合照合位置であって、適宜、内部に照射手段である発光手段14が配置され、上方に受光手段15が配置される。そして、丁合体供給制御、丁合体搬送制御および丁合照合等を行う丁合処理手段16が備えられる。
【0013】
また、上記丁合体供給手段12には、互いに関連した個別の印刷情報が印刷され、丁合対象同士の関連性を予め定めた色マーク18A〜18Cが同一部分にそれぞれ印刷された丁合体17A〜17Cが一例として3種類で所定数ずつセットされるもので、各丁合体17A〜17Cはそれぞれ丁合データに基づいた順番で積み重ねられる。
【0014】
そして、上記丁合体供給手段12は丁合対象の各丁合体17A〜17Cのそれぞれを丁合体搬送手段13上に順次供給する。上記丁合体搬送手段13は、各丁合体17A〜17Cを上記丁合体供給手段12より順次重ねさせて供給させ、総ての丁合対象の各丁合体17A〜17Cを各印刷された色マーク18A〜18Cが重なる状態の丁合体群17として丁合照合位置に搬送させる。
【0015】
すなわち、一組の各丁合体17A〜17Cを丁合するものとして、丁合体供給手段12より、丁合体17Aが丁合体搬送手段13上に供給されて次の供給位置まで搬送され、当該丁合体17A上に丁合体17Bが積み重ねられるように供給されて次の供給位置まで搬送される。そして、積み重ねられた丁合体17A,17B上に丁合体17Cが重ねられて供給されることで丁合体群17とされ、丁合照合位置まで搬送される。当該丁合体群17は、各丁合体17A〜17Cの各色マーク18A〜18Cが重ねられた状態となる。
【0016】
一方、上記発光手段14は、丁合体群17に対して、重なる互いの色マーク18A〜18Cに色特性検出光である白色光を照射させる。また、上記受光手段15は、発光手段14より照射され、上記丁合体群17の重なる互いの色マーク18A〜18Cより透過された透過光を入力するもので、例えば光センサにより受光量を電気的に変換し、電気信号として丁合処理手段16に送出する。
【0017】
そして、上記丁合処理手段16は、各丁合体17A〜17Cに対して個別性と前記色マークとの関連性を定めた照合テーブル(図2で説明する)を備え、受光手段15で入力された透過光に基づく透過量の電気信号により色マーク18A〜18Cの透過量を解析し、当該解析された透過量で当該互いの色マーク18A〜18Cの色が後述の照合テーブルで予め定められた色であるか否かで各丁合体17A〜17C(丁合体群17)の丁合照合を行うものである。
【0018】
ここで、図2に、図1の丁合処理手段の構成図を示す。図2(A)は丁合処理手段のブロック構成図であり、図2(B)は丁合処理手段の備える照合テーブルの一例の説明図である。図2(A)において、丁合処理手段16は、受光手段15で入力された透過光に基づく透過量の電気信号により色マークの透過量を解析し、当該解析された透過量で当該互いの色マークの色が後述の照合テーブルで予め定められた色であるか否かで各丁合体の丁合照合を行うもので、適宜、制御手段21、バス22、インタフェース(IF)23、丁合データ取得手段24、受光データ解析手段25、照合手段26、発光制御手段27、丁合体供給制御手段28、丁合体搬送制御手段29および照合テーブル(TB)30を備える。
【0019】
上記制御手段21は、このシステムの制御を統括するもので、そのためのプログラムを格納する。上記IF23は、発光手段14に対して白色光を照射させるための制御信号を出力し、受光手段5の受光量に応じた電気信号を入力し、また例えばホストコンピュータより丁合照合対象のそれぞれの丁合体17A〜17Cに関する丁合のための丁合データを入力する。そして、上記丁合データ取得手段24が上記入力された丁合データを取得して一旦記憶させておくもので、適宜受光データ解析手段25および照合手段26の作業領域としての役割をもなす。
【0020】
上記受光データ解析手段25は、上記受光手段15からの受光量に応じた電気信号に基づいて解析を行い、当該色における透過光の多寡を色特性とする。上記透過光の多寡としては、透過量または透過率があり、概念は同様である。ここでは、透過量として説明する。上記照合手段26は、上記丁合データより丁合照合対象を例えばIDで特定して後述の照合TB30より対応の透過量データを取得し、上記受光データ解析手段25で解析した透過量とを照合するもので、範囲外の時に例えばシステム停止の信号を発生させたり、警告音を発生させたりする。上記発光制御手段27は、上記発光手段14に対して白色光の照射を行わせる制御信号を生成して出力する。
【0021】
また、上記丁合体供給制御手段28は、丁合体供給手段12に対して各丁合体17A〜17Cを丁合体搬送手段13に順次供給させるための駆動制御信号を生成して出力する。上記丁合体搬送制御手段29は、上記丁合体搬送手段13に対して供給される各丁合体17A〜17Cを所定位置に搬送させるための駆動制御信号を生成して出力する。
【0022】
そして、照合TB30は、対象の丁合体に対して個別性(後述の例えばID)と色マークとの関連性を定めたもので、図2(B)にその一例が示される。すなわち、図2(B)において、例えば丁合体として各顧客毎に請求書等の帳票を丁合する場合、各顧客にはIDが付され、当該顧客固有のマーク色が定められ、当該マーク色に対する実測上の電気信号値としての透過量(誤差を含む)が関連付けられたものである。例えば、対象の各丁合体17A〜17Cに印刷された各マーク色A〜Cが共に「黄」の場合には透過量が「70±1」とされ、各マーク色A〜Cが共に「赤紫(マゼンタ)」の場合の透過量が「140±1」とされるものである。ところで、図2(B)の照合TB30に各マーク色A〜Cを含めたのは説明の便宜上のもので、上記丁合照合の手法からすれば必要のないものである。
【0023】
なお、これらのマーク色A〜Cの色設定は、各色の透過量が近似しない程度の数で定められ、この数以上の顧客数の場合には、定めた色数で順次繰り返して付すこととすればよい。これは、丁合対象がアンマッチングを生じる場合としては隣接した他の顧客対応の丁合体が紛れ込んで生じることが多く、少なくとも3色以上でそれぞれの透過量を近似させなければよいものである。
【0024】
そこで、図3に図1の丁合システムにおける丁合体照合の処理フローチャートを示すと共に、図4に図1における丁合体照合の説明図を示す。ここでは、発光手段13は、上記図2(B)に示したような透過量を得た時の条件と同様の条件(例えば照射強度)で設定されているものである。
【0025】
図3において、まず、それぞれ個別の印刷情報および色マーク18A〜18Cが印刷されている各種の丁合体17A〜17Cが丁合順で丁合体供給手段12に所定数セットされ、丁合処理手段16に例えばホストコンピュータより丁合データが入力されて丁合データ取得手段24に一端格納される(ステップ(S1))。当該丁合データは、丁合体供給手段12にセットされた各丁合体17A〜17Cの丁合順と同一の順番の丁合対象および色マーク情報である。
【0026】
丁合体供給手段12にセットされた各丁合体17A〜17Cは、順次丁合体搬送手段13上に供給され、総ての丁合体17A〜17Cが重ねられた丁合体群17が、各色マーク18A〜18C部分が重ねられた状態で丁合照合位置に搬送される(S2)。上記各丁合体17A〜17Cの重ねられた丁合体群17が発光手段14および受光手段15の位置に搬送されてきたときに、図4に示すように、当該丁合体群17の重なる各色マーク18A〜18Cに対して当該丁合体群17の一方面(裏面)から発光手段14により設定された強度で白色光を照射させる(S3)。
【0027】
そこで、丁合体群17の他方面(表面)側に配置された受光手段15では、発光手段14からの白色光により互いに重なる色マーク18A〜18Cを透過した光を入力して電気信号に変換し、丁合処理手段16の受光データ解析手段25に出力するもので、これに基づいて当該受光データ解析手段25が電気信号としての透過量を算出する(S4)。照合手段26では、対応丁合体の丁合データのIDより照合TB30(図2(B)参照)を参照して設定された透過量データを取得する(S5)。
【0028】
また、照合手段26では、上記照合TB30より取得した透過量データと、算出された透過量とを比較照合し(S6)、当該算出された透過量が透過量データの範囲内であれば、各丁合体17A〜17Cに印刷された色マーク18A〜18Cが同一であり、ひいては丁合体群17のそれぞれの丁合体17A〜17Cが関連されたものであるとして終了する(S7)。上記丁合体供給手段12からの供給でダブルフィードされておらず、またセット時に順番の相違がなければ、当該各丁合体17A〜17C同士はマッチングされているものである。
【0029】
一方、照合手段26において、上記照合TB30より取得した透過量データと、算出された透過量とを比較照合した結果(S6)、当該算出された透過量が取得した透過量データの範囲より逸脱していれば(S7)、各丁合体17A〜17Cの色マーク18A〜18Cの何れか、または全部が同一でなく、ひいては各丁合体17A〜17Cの何れかが関連されたものでないことから、システムの各駆動機構を停止させる停止信号を出力すると共に、適宜表示、音等の警告を発生させるものである(S8)。
【0030】
このように、各丁合体17A〜17Cに同一色(異なる色であってもよく、この場合については後述する)の色マーク18A〜18Cが印刷されることから、最終的に対応の色同士であるか否かを作業者の目視照合で容易に行えるもので、また例えばアンマッチングとなったときに何れの丁合体が紛れ込んだかを容易に目視で確認することができるものである。また、上記目視照合が可能な形態であっても色マーク18A〜18Cの色特性としての透過量を受光させることで当該色マーク18A〜18Cの色を特定することが機械的に可能であることから、目視照合と相俟って丁合照合の確実性を図ることができるものである。
【0031】
次に、図5に、本発明に係る丁合体照合における他の方法の説明図を示す。上記図1〜図4では、色特性として色マーク18A〜18Cの透過量(または透過率)を検出することによって各丁合体17A〜17Cのそれぞれが丁合対象であるか否かを照合する場合を示したが、図5では、色特性として色マーク18A〜18Cの透過光のスペクトル(波長)を抽出して当該スペクトルを照合TB30に予め定められているスペクトルと照合することによって各丁合体17A〜17Cのそれぞれが正規の丁合対象か否かの照合を行わせるものである。
【0032】
すなわち、図2に示す丁合処理手段16の備える照合TB30には、図5(A)に示すように、例えば各顧客にはIDが付され、当該顧客固有のマーク色A〜Cが例えばシアン、赤紫(マゼンタ)、黄、赤、緑、青紫でそれぞれサイクル的に定められ、当該マーク色A〜Cに対する実測上の電気信号値から抽出されるスペクトル画像データのファイル名(透過光ファイル名とする)を関連付けたものである。
【0033】
一例を示せば、IDに対応する各マーク色A〜Cが共に「シアン」の場合には「red.bmp」の透過光ファイル名が関連付けられ、「赤紫」の場合には「green.bmp」の透過光ファイル名が関連付けられ、「黄」の場合には「blue−violet.bmp」の透過光ファイル名が関連付けられたものである。なお、印刷される色マークA〜Cの色に対して関連付けられた透過光ファイル名の色と異なるのは、当該色マークA〜Cの色を白色光が透過した場合に、当該色マークA〜Cで該当の色における白色光中の波長が吸収され、残る波長の色のものが透過することによる。
【0034】
そして、上記透過光ファイル名に対応するスペクトル画像データが、図5(B)に示すように、それぞれのビットマップデータのファイルとして関連付けられたものである。この場合においても図5(A)の照合TB30に各マーク色A〜Cを含めてあるのは説明の便宜上のもので、上記照合の手法からすれば必要のないものである。
【0035】
そこで、図6に図5における丁合体照合の処理フローチャートを示すと共に、図7に図5における丁合体照合による色マーク照合の説明図を示す。この場合、図2(A)に示す丁合処理手段16における受光データ解析手段25は、受光手段15で入力した透過光における電気信号の受光データに基づいて各周波数成分を分解し各周波数における信号レベルからスペクトルを抽出し、当該スペクトルより例えばビットマップの画像データを作成する。また、照合手段26は作成されたスペクトル画像データ(ビットマップデータ)と、図5(A)、(B)の照合TB30を参照して得られるスペクトル画像データとを比較照合するものである。
【0036】
図6において、まず、それぞれ個別の印刷情報および色マーク18A〜18Cが印刷されている各種の丁合体17A〜17Cが丁合順で丁合体供給手段12に所定数セットされ、丁合処理手段16に例えばホストコンピュータより丁合データが入力されて丁合データ取得手段24に一端格納される(S11))。
【0037】
丁合体供給手段12にセットされた各丁合体17A〜17Cは、順次丁合体搬送手段13上に供給され、総ての丁合体17A〜17Cが重ねられた丁合体群17が、各色マーク18A〜18C部分が重ねられた状態で丁合照合位置に搬送される(S12)。上記各丁合体17A〜17Cの重ねられた丁合体群17が発光手段14および受光手段15の位置に搬送されてきたときに、上述の図4に示すように、当該丁合体群17の重なる各色マーク18A〜18Cに対して当該丁合体群17の一方面(裏面)から発光手段14により設定された強度で白色光を照射させる(S13)。
【0038】
そこで、丁合体群17の他方面(表面)側に配置された受光手段15では、発光手段14からの白色光により互いに重なる色マーク18A〜18Cを透過した光を入力して電気信号に変換し、丁合処理手段16の受光データ解析手段25に出力するもので、これに基づいて当該受光データ解析手段25が各周波数成分を分解し各周波数における信号レベルからスペクトルを抽出する(S14)。当該受光データ解析手段25において上記スペクトルが抽出された場合には(S15)、当該スペクトルに基づいてスペクトル画像データを作成し、照合手段26が対応の丁合体17A〜17Cの丁合データに応じたIDより照合TB30を参照して対応の透過光ファイル名から該当のスペクトル画像データを取得する(S16)。
【0039】
照合手段26は、照合TB30を参照して取得したスペクトル画像データと、受光データ解析手段25が作成したスペクトル画像データとを比較照合する(S17)。照合の結果、互いに一致するか若しくは所定の類似範囲である場合には、当該丁合体群17(丁合体17A〜17C)にそれぞれ印刷された色マーク18A〜18Cが同一であり、ひいては丁合体群17のそれぞれの丁合体17A〜17Cが関連されたものであるとして終了する(S18)。
【0040】
例えば、各丁合体17A〜17Cに印刷された色マーク18A〜18Cが共にシアンであれば、受光データ解析手段25により抽出されるスペクトルが、図7(A)に示すような赤のスペクトルであり、これに基づいてビットマップデータとしてのスペクトル画像データを作成する。一方で、照合手段26ではIDより図5(A)に示す照合TB30を参照して、図5(B)に示す「red.bmp」の透過ファイル名におけるビットマップデータのスペクトル画像データを取得して、当該取得したスペクトル画像データと、上記作成された図7(A)に示すスペクトルのスペクトル画像データとを比較照合するものである。
【0041】
同様に、各丁合体17A〜17Cに印刷された色マーク18A〜18Cが共に赤紫(マゼンタ)であれば、受光データ解析手段25により抽出されるスペクトルが、図7(B)に示すような緑のスペクトルであり、これに基づいて作成されたビットマップデータとしてのスペクトル画像データと、照合手段26でIDより取得した図5(B)に示す「green.bmp」の透過ファイル名におけるビットマップデータのスペクトル画像データとを比較照合するものである。
【0042】
上記S18における照合の結果、互いに一致せず所定の類似範囲を逸脱している場合には、各丁合体17A〜17Cの色マーク18A〜18Cの何れか、または全部が同一でなく、ひいては各丁合体17A〜17Cのそれぞれが関連されたものでないことから、システムの各駆動機構を停止させる停止信号を出力すると共に、適宜表示、音等の警告を発生させるものである(S19)。
【0043】
例えば、丁合体17A、17Bのそれぞれには各シアンの色マーク18A,18Bが印刷され、丁合体17Cに赤紫(マゼンタ)の色マーク18Cが印刷されていた場合には、図7(C)に示すような黄色波長のスペクトル(異なる色の場合にはエネルギが減少する)となり、これに基づいて作成されたビットマップデータとしてのスペクトル画像データと、照合手段26でID(シアン)より取得した図5(B)に示す「red.bmp」の透過ファイル名におけるビットマップデータのスペクトル画像データとを比較照合したときに、そのエネルギおよびスペクトル分布の周波数帯が異なることになってアンマッチングであると判断するものである。
【0044】
ところで、上記S15において、受光データ解析手段25がスペクトルを抽出できない場合がある。それは、各色マーク18A〜18Cの色が互いに異なる場合であって、その混色が白または黒となってスペクトルを抽出することができないからである。この場合においても各丁合体17A〜17Cに印刷された色マーク18A〜18Cの一部または全部が同一でなく、ひいては各丁合体17A〜17Cのそれぞれが関連されたものでないことから、システムの各駆動機構を停止させる停止信号を出力すると共に、適宜表示、音等の警告を発生させるものである(S19)。
【0045】
このように、マッチング照合を行うに際して、色マーク18A〜18Cの色特性としてスペクトル(波長)を使用することによっても当該色マーク18A〜18Cの色を特定することが機械的に可能であることから、目視照合と相俟って丁合照合の確実性を図ることができるものである。
【0046】
次に、図8に、本発明に係る照合対象における他の形態の説明図を示す。上記実施形態では、各丁合体17A〜17Cに対して同一色の色マーク18A〜18Cを印刷させて丁合照合させる場合を示したが、図8では各丁合体17A〜17Cに異なる色の色マークを印刷させる場合を示したものである。
【0047】
例えば、図8(A)に示すように、丁合体17B,17Cに同一色の色マーク18B,18Cを重なる位置に印刷させ、丁合体17Aに上記色マーク18B,18Cとは異なる色マーク18Aを互いに重なる位置に印刷させるもので、このようにしてもそれらを予め関連付けておけば各丁合体17A〜17Cの丁合照合を行うことができるものである。この場合、色特性として、透過量を用いる場合の一例が図8(B)に示され、スペクトル(波長)を用いる場合の一例が図8(C)に示されるものである。
【0048】
このように、各丁合体17A〜17Cに印刷する色マーク18A〜18Cの色を異ならせることで顧客毎に設定する色の種類を増加させることができるもので、この場合の作業者による目視照合は対応表等を使用することによって行えば足りるものである。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、丁合対象の各丁合体にはそれぞれ関連する印刷情報が印刷され、丁合対象同士の関連性を予め定めた色マークが同一部分にそれぞれ印刷されており、当該丁合対象の各丁合体のそれぞれが順次供給されて重ねられた丁合体群の重なる互いの色マークに対して色特性検出光を照射させ、その透過光に基づいて解析した互いの色マークにおける所定の色特性で当該互いの色マークの色が予め定められた色であるか否かで各丁合体の丁合照合を行わせることにより、容易に目視照合が可能な形態で機械的な丁合照合が可能となって各丁合体における丁合の確実性を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る丁合システムの概略構成図である。
【図2】図1の丁合処理手段の構成図である。
【図3】図1の丁合システムにおける丁合体照合の処理フローチャートである。
【図4】図1における丁合体照合の説明図である。
【図5】本発明に係る丁合体照合における他の方法の説明図である。
【図6】図5における丁合体照合の処理フローチャートである。
【図7】図5における丁合体照合による色マーク照合の説明図である。
【図8】本発明に係る照合対象における他の形態の説明図である。
【符号の説明】
11 丁合システム
12 丁合体供給手段
13 丁合体搬送手段
14 発光手段
15 受光手段
16 丁合処理手段
17A〜17C 丁合体
17 丁合体群
18 色マーク
30 照合テーブル(TB)

Claims (5)

  1. 互いに関連した個別の印刷情報が印刷された所定の丁合体に対し、各丁合体の関連性を確認する丁合照合を行う丁合体照合方法であって、
    前記丁合体にはそれぞれ前記印刷情報が印刷され、丁合対象同士の関連性を予め定めた色マークが同一部分にそれぞれ印刷されており、当該丁合対象の各丁合体のそれぞれが順次供給されて重ねられた丁合体群とされることで当該色マーク同士が重ねられるステップと、
    前記丁合体群の重なる互いの色マークに対して色特性検出光を照射させるステップと、
    前記色特性検出光による対象の前記互いの色マークからの透過光を入力させるステップと、
    前記透過光に基づいて前記互いの色マークにおける所定の色特性を解析させるステップと、
    前記解析された所定の色特性で前記互いの色マークの色が予め定められた色であるか否かで前記丁合体群を構成する各丁合体同士の丁合照合を行わせるステップと、
    を含むことを特徴とする丁合体照合方法。
  2. 請求項1記載の丁合体照合方法であって、前記色特性の解析は、色に応じた前記透過光の多寡を電気的に変換して行うことを特徴とする丁合体照合方法。
  3. 請求項1記載の丁合体照合方法であって、前記色特性の解析は、色に応じた前記透過光のスペクトルを抽出して行うことを特徴とする丁合体照合方法。
  4. 互いに関連した個別の印刷情報が印刷された所定数の丁合体に対し、各丁合体の関連性を確認する丁合照合を行って丁合を行う丁合システムであって、
    前記丁合体にはそれぞれ前記印刷情報が印刷され、丁合対象同士の関連性を予め定めた色マークが同一部分にそれぞれ印刷される所定数の丁合体と、
    丁合対象の前記各丁合体のそれぞれを順次供給する丁合体供給手段と、
    前記各丁合体を前記丁合体供給手段より順次重ねさせて供給させ、総ての丁合対象の各丁合体を前記色マークが重なる状態の丁合体群として丁合照合位置に搬送させる丁合体搬送手段と、
    前記丁合体群における重なる互いの色マークに対して色特性検出光を照射する照射手段と、
    前記色特性検出光による対象の前記互いの色マークからの透過光を入力する受光手段と、
    前記各丁合体に対して個別性と前記色マークとの関連性を定めた照合テーブルを備え、前記透過光に基づいて前記色マークの所定の色特性を解析し、当該解析された所定の色特性で当該互いの色マークの色が上記照合テーブルで予め定められた色であるか否かで当該各丁合体同士の丁合照合を行う丁合処理手段と、
    を有することを特徴とする丁合システム。
  5. 請求項4記載の丁合体システムであって、前記丁合処理手段は、前記色特性の解析を、色に応じた前記透過光の多寡を電気的に変換して行い、または、色に応じた前記透過光のスペクトルを抽出して行うことを特徴とする丁合システム。
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