JP4056676B2 - 光ピックアップの対物レンズ駆動装置 - Google Patents

光ピックアップの対物レンズ駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、デイスク上の記録媒体に光スポットを投射して光学的に情報を読み取ることができる光ディスク装置を構成する光ピックアップの対物レンズ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置を構成する光ピックアップは、一般に、対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置と、対物レンズに光の送受を行う光学系とから構成され、光学系ブロックの取付台上に対物レンズ駆動装置を配置した構造となっている。対物レンズ駆動装置は、対物レンズ、フォーカスコイル、トラッキングコイルを備えた可動部と磁気回路を備えた固定部とから構成され、可動部は、一部分が粘弾性材などの弾性のあるダンパ材で包囲・保持されている4本のワイヤーで固定部より支持されている。
【0003】
このような対物レンズ駆動装置では、磁気回路を単一にし、フォーカスコイルにトラッキングコイルを重ねて接着する形でひとつの磁気ギャップ中に配置して、小型化と薄型化を図っていた。ところが、従来の対物レンズ駆動装置では、フォーカスコイルによるフォーカス方向の駆動力の中心点とトラッキングコイルによるトラッキング方向の駆動力の中心点がずれるため、可動部の重心を一方の駆動力の中心点に一致させると他方がずれ、そのずれ量に応じてモーメントが発生し、不要な共振が起きるという課題を有していた。
【0004】
これらの課題を解決するための手段として、トラッキングコイルを挟むようにフォーカスコイルを配置したり、フォーカスコイルを挟むようトラッキングコイルを配置して、それぞれの駆動力の中心点を一致させていたものが知られている(例えば、特開平6−124467)。
【0005】
すなわち、図9に示すように、フォーカスコイル10は、ボビン12の上、下両端部分に接着で固着されており、トラッキングコイル11は、ボビン12の中央部分に、フォーカスコイル10に挾まれる位置で接着により固着されており、図10に示すように、フォーカスコイル10は、ボビン12の中央部分に接着で固着されており、トラッキングコイル11は、フォーカスコイル10を上、下に挟み込む位置で接着により固着されており、それぞれ永久磁石8を接着で固定しているヨーク9の磁界中にあるものである。両コイル10、11に電流を流し、フォーカス方向(矢印A)及びトラッキング方向(矢印B)に発生する駆動力の中心点と、可動部の重心点とが一致させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来技術においては、フォーカスコイル10の磁気ギャップ中に配置した辺と対向する辺は、磁気ギャップ外に配置されるため、磁気回路の漏れ磁束の影響を受けて反対方向の駆動力及びモーメントを発生し、可動部の重心と実際の駆動力の中心と一致させ難くなるという課題があった。
【0007】
この発明は、このような従来技術の課題を解決する目的でなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段を、以下、説明する。
の光ピックアップの対物レンズ駆動装置(請求項に対応)は、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、4個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に上下左右対称に配置されている。
の光ピックアップの対物レンズ駆動装置(請求項に対応)フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、コイル台座がプリント基板で形成されており、フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、4個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に上下左右対称に配置されている。
の光ピックアップの対物レンズ駆動装置(請求項に対応)は、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、コイル台座が耐熱性の樹脂板で形成され、かつ、そのトラッキング方向両端の上下にフォーカスコイルとトラッキングコイルのリード線の終端を巻回する端子が突設されており、フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、4個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に上下左右対称に配置されている。
の光ピックアップの対物レンズ駆動装置(請求項に対応)は、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、2個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に左右対称に配置されている。
の光ピックアップの対物レンズ駆動装置(請求項に対応)は、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、コイル台座がプリント基板で形成されており、フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、2個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に左右対称に配置されている。
の光ピックアップの対物レンズ駆動装置(請求項に対応)は、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、コイル台座が耐熱性の樹脂板で形成され、かつ、そのトラッキング方向両端の上下にフォーカスコイルとトラッキングコイルのリード線の終端を巻回する端子が突設されており、フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、2個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に左右対称に配置されている。
【0009】
このように構成されたものにおいては、フォーカス方向に発生する駆動力の中心点とトラッキング方向に発生する駆動力の中心点とは一致し、可動部の重心点とも一致している。フォーカスコイルは、同一方向の駆動力のみを発生する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施の一形態を示す斜視図である。図1において、1はレンズホルダ、2は対物レンズ、3はコイルユニット、31はコイル台座、32fはフォーカスコイル巻枠、32tはトラッキングコイル巻枠、33fはフォーカスコイル、33tはトラッキングコイル、5はマグネット、5gは磁気ギャップである。
【0011】
レンズホルダ1は、曲げ弾性率の高い軽金属、例えばマグネシウム合金、又はカーボン繊維人りの樹脂から形成されている。かかる材料の使用によって、レンズホルダ1自体は、曲げ弾性率が高くなって、高次共振周波数が高くなる。これにより、光ディスク装置の高速化に対応できる。
【0012】
レンズホルダ1には、トラッキング方向Tに切欠き部1aが2個、形成されている。また、対物レンズ2を保持する対物レンズ取付部1bは、厚さが均一に形成されている。
【0013】
切欠き部1aは、その表面に補強用の絶縁保護膜(図示せず)が形成されている。これは、レンズホルダ1に使用される曲げ弾性率の高い軽金属、例えばマグネシウム合金、又はカーボン繊維人りの樹脂は、導電率が高いので、切欠き部1aに装着されるコイルユニット3の絶縁性を確保するためである。
【0014】
コイルユニット3は、コイル台座31と、コイル台座31に突設された1個のフォーカスコイル巻枠32f及び4個のトラッキングコイル巻枠32tと、フォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tに巻回された1個のフォーカスコイル33f及び4個のトラッキングコイル33tとから形成されている。コイル台座31としてプリント基板3pが使用されている。フォーカスコイル巻枠32fは、コイル台座31の中心に配置され、4個のトラッキングコイル巻枠32tは、フォーカスコイル巻枠32fを中心として、その外側に上下左右対称に配置されている。フォーカスコイル巻枠32fとトラッキングコイル巻枠32tの厚みは、厚み方向の中心位置を一致させて、形成されている。これにより、フォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tでコイル厚み方向の中心位置は一致し、フォーカス方向Fに発生する駆動力の中心点と、トラッキング方向Tに発生する駆動力の中心点とは一致している。また、これらの駆動力の中心点は、フォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tが既述のように可動部を構成するコイル台座31に配置されているので、可動部の重心点と一致している。
【0015】
フォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tの厚みが同一である場合は、フォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tの厚みは、同一でよいが、フォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tの厚みが同一でない場合は、コイル厚み方向の中心位置をフォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tで一致させるため、コイル台座31に段差部を設けて調整する。
【0016】
フォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tの終端は、コイル台座31を構成しているプリント基板3pに接続されている(図示せず)。
【0017】
コイルユニット3は、コイル台座31が切欠き部1aに挿入、接着されてレンズホルダ1に固定されている。コイル台座31のトラッキング方向T両端には4個のV溝3vが形成され、V溝3vに4本の導電性弾性体4の一端が半田3hにより固定されている。レンズホルダ1の切欠き部1aの表面に補強用の絶縁保護膜が形成されていないときは、切欠き部1aに装着されるコイル台座31の部分に補強用の絶縁保護膜(図示せず)を形成して、コイル台座31の絶縁性を確保する。
【0018】
以上は、コイル台座31としてプリント基板3pを使用した場合であるが、図2に示すように、コイル台座31を耐熱性の樹脂板で形成し、そのトラッキング方向T両端の上下にフォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tのリード線の終端34f、34tを巻回する端子35f、35tを突設してもよい。フォーカスコイル33f及びトラッキングコイル33tは、フォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tに沿って巻かれるため、巻線専用の治具を必要としない。そのため、一度に複数個のフォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tへの巻線が可能でトータル的に巻線時間を短縮でき、安価にコイルユニット3を形成できる。
【0019】
図2においても、コイルユニット3は、コイル台座31が切欠き部1aに挿入、接着されてレンズホルダ1に固定されている。コイル台座31のトラッキング方向両端にはV溝3vが形成され、V溝3vにおいて、導電性弾性体4の一端は、リード線の終端34f、34tに、直接、半田3hにより固定されている。
【0020】
なお、図2においては、レンズホルダ1、コイル台座31が別個に形成され、複数個のフォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tにフォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tを装着してコイルユニット3を形成し、その後、コイル台座31を切欠き部1aに挿入、接着してレンズホルダ1に固定しているが、図3に示すように、レンズホルダ1の対物レンズ2の非取付部分1cとコイル台座31とを一体に形成し、フォーカスコイル33fとトラッキングコイル33t(図示せず)を装着した後、レンズホルダ1の対物レンズ2の取付部分1dをコイル台座31に接着、固定してもよい。なお、図示しないが、コイル台座31をレンズホルダ1の対物レンズ2の取付部分1dと一体に形成し、フォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tを装着した後、レンズホルダ1の対物レンズ2の非取付部分1cをコイル台座31に接着、固定してもよい。この場合、フォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tを装着するために、フォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tは、図3と異なり、取付部分1d側ではなく、非取付部分1c側に向けられている。
【0021】
なお、図2、3においては、フォーカズコイル33fとトラッキングコイル33tの厚みが同一でないため、コイル厚み方向の中心位置をフォーカスコイル33fとトラッキングコイル33tで一致させるべく、コイル台座31に段差部31dを設けた場合を示している。
【0022】
以上は、いずれも、トラッキングコイル巻枠32tが4個の場合であるが、2個のトラッキングコイル巻枠32tを、フォーカスコイル巻枠32fを中心として、その外側に左右対称に配置しても、同様の効果が得られる。
【0023】
マグネット5は、図4に示すように、フォーカス方向FにN極とS極の境界線5bにより2極に着磁されていて、ヨークベース6上のヨーク7に接着されている。2個のマグネット5の対向によって磁気ギャップ5gが形成されて、磁気ギャップ5gのフォーカス方向Fにおいて、磁力線Bの方向が逆になっている。なお、マグネット5を1個で構成してもよい。
【0024】
マグネット5の幅Wは、導電性弾性体4によって移動可能に片持ち式に支持されている可動部の静止位置、すなわち、フォーカス方向Fの自重位置において、図5に示すように、コイルユニット3を磁気ギャップ5gに配置したとき、トラッキングコイル33tのフォーカス方向Fと平行な垂直辺のうち、左右内側の垂直辺A、Cが磁気ギャップ5g内(対向するマグネット5の幅W以内の空隙を指す)に配置されるように、定められている。また、マグネット5の高さHは、図5に示すように、フォーカスコイル33fのフォーカス方向Fと平行な垂直辺a、c及びトラッキングコイル33tのフォーカス方向Fと垂直な水平辺のうち、上下外側の水平辺B、Dが磁気ギャップ5g内(対向するマグネット5の高さH以内の空隙を指す)に配置されるように、定められている。マグネット5のN極とS極の境界線5bは、トラッキングコイル33tのフォーカス方向Fと垂直な水平辺B、Dの下辺Bと上辺Dの中間に位置している。マグネット5の中心は、コイルユニット3の中心と略一致している。
【0025】
図5において、トラッキングコイル33tのフォーカス方向Fと平行な垂直辺A、Cに流れる電流によってトラッキング方向Tに同一方向の駆動力が生じる。
【0026】
また、図5において、フォーカスコイル33fの全ての辺は、磁気ギャップ3g内に配置され、かつ、磁気ギャップ5gのフォーカス方向Fにおいて、磁力線の方向が逆になっているので、フォーカスコイル33fのフォーカス方向Fと垂直な水平辺b、dには、ともにフォーカス方向Fに同一方向の駆動力のみが発生する。したがって、フォーカスコイル33fの一辺が磁気回路の漏れ磁束の影響を受けて、反対方向の駆動力およびモーメントを発生することはなく、可動部の重心と実際の駆動力の中心は一致している。
【0027】
コイルユニット3は、磁気ギャップ5gに配置され、導電性弾性体4の他端はワイヤーべース8を通ってベース基板9に半田により固定されている。これにより、レンズホルダ1を、マグネット5、ヨークベース6、ヨーク7、ワイヤーべース8、ベース基板9により構成されている固定部に対して、移動可能に片持ち式に支持している。
【0028】
このような構成で、フォーカスコイル33f、トラッキングコイル33tに通電すれば、フォーカス方向F、トラッキング方向Tに駆動力が発生し、記録媒体の面振れ、偏心に対応して、対物レンズ2をフォーカス方向F、トラッキング方向Tに移動することができる。
【0029】
以上は、フォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tとして、正方形又は矩形状の平板を用い、フォーカスコイル巻枠32fを中心として、その外側に2個又は4個のトラッキングコイル巻枠32tを配置したものであるが、フォーカスコイル巻枠32fとして、四角筒状の平板を用い、その中空部に2個(図6、図7参照)又は4個(図8参照)のトラッキングコイル巻枠32tを配置しても、同様の効果が得られる。
【0030】
図6においては、マグネット5のN極とS極の境界線5bは、トラッキングコイル33tのフォーカス方向Fと垂直な水平辺B、Dの上辺Dより少し上方に位置している。フォーカスコイル33fのうち、フォーカス方向Fと垂直な水平辺b、dの中央部のみが磁気ギャップ5g内に配置され、2個のトラッキングコイル33tのうち、一方の右半分及び他方の左半分のみが磁気ギャップ5g内に配置されている。
【0031】
図7においては、図6と異なり、マグネット5のN極とS極の境界線5bは、トラッキングコイル3tのフォーカス方向Fと垂直な水平辺B、Dの下辺Bより少し下方に位置している。
【0032】
図8においては、図6、7と異なり、コイルユニット3を、1個のフォーカスコイル3fの中空部に4個のトラッキングコイル3tをトラッキング方向Tに配列し、かつ、フォーカス方向Fに配置して構成し、マグネット5のN極とS極の境界線5bは、トラッキングコイル3tのフォーカス方向Fと垂直な水平辺B、Dの下辺Bと上辺Dの中間に位置している。
【0033】
以上は、フォーカスコイル巻枠32f及びトラッキングコイル巻枠32tは、正方形若しくは矩形状又は四角筒状の平板を用いたものであるが、平板ではなく、四隅に棒状体を配置して構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明は、フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されているものである。それゆえ、フォーカス方向に発生する駆動力の中心点とトラッキング方向に発生する駆動力の中心点とは一致し、可動部の重心点とも一致している。また、フォーカスコイルは、同一方向の駆動力のみを発生する。したがって、この発明によれば、可動部の重心と実際の駆動力の中心が一致しているという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の実施の他の形態を示す分解斜視図である。
【図3】コイル台座とレンズホルダの固定方法を示す分解斜視図である。
【図4】磁気回路を示す側面図である。
【図5】この発明の実施の一形態におけるフォーカス方向の自重位置においてのマグネットとフォーカスコイル・トラッキングコイルの位置関係を示す配置図である。
【図6】この発明の実施の他の形態におけるフォーカス方向の自重位置においてのマグネットとフォーカスコイル・トラッキングコイルの位置関係を示す配置図である。
【図7】この発明の実施の他の形態におけるフォーカス方向の自重位置においてのマグネットとフォーカスコイル・トラッキングコイルの位置関係を示す配置図である。
【図8】この発明の実施の他の形態におけるフォーカス方向の自重位置においてのマグネットとフォーカスコイル・トラッキングコイルの位置関係を示す配置図である。
【図9】従来技術の斜視図である。
【図10】従来技術の斜視図である。
【符号の説明】
1 レンズホルダ
2 対物レンズ
3 コイルユニット
31 コイル台座
32f フォーカスコイル巻枠
32t トラッキングコイル巻枠
33f フォーカスコイル
33t トラッキングコイル
5 マグネット
5g 磁気ギャップ

Claims (6)

  1. フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、
    フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、
    フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、4個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に上下左右対称に配置されている光ピックアップの対物レンズ駆動装置。
  2. フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、
    フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、
    コイル台座がプリント基板で形成されており、
    フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、4個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に上下左右対称に配置されている光ピックアップの対物レンズ駆動装置。
  3. フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、
    フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、
    コイル台座が耐熱性の樹脂板で形成され、かつ、そのトラッキング方向両端の上下にフォーカスコイルとトラッキングコイルのリード線の終端を巻回する端子が突設されており、
    フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、4個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に上下左右対称に配置されている光ピックアップの対物レンズ駆動装置。
  4. フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、
    フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、
    フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、2個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に左右対称に配置されている光ピックアップの対物レンズ駆動装置。
  5. フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、
    フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、
    コイル台座がプリント基板で形成されており、
    フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、2個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に左右対称に配置されている光ピックアップの対物レンズ駆動装置。
  6. フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル厚み方向の中心位置を一致させてコイル台座に取り付けられているとともに、前記フォーカスコイルが、フォーカス方向に2極に着磁された1個のマグネットを含む磁気回路の磁気ギャップに配置されており、
    フォーカスコイルとトラッキングコイルが、コイル台座に突設され、かつ、厚み方向の中心位置が一致しているフォーカスコイル巻枠とトラッキングコイル巻枠に巻回されており、
    コイル台座が耐熱性の樹脂板で形成され、かつ、そのトラッキング方向両端の上下にフォーカスコイルとトラッキングコイルのリード線の終端を巻回する端子が突設されており、
    フォーカスコイル巻枠は、コイル台座の中心に配置され、2個のトラッキングコイル巻枠は、前記フォーカスコイル巻枠の中空部に左右対称に配置されている光ピックアップの対物レンズ駆動装置。
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